JPH10293999A - サンプルホールド回路 - Google Patents

サンプルホールド回路

Info

Publication number
JPH10293999A
JPH10293999A JP9103097A JP10309797A JPH10293999A JP H10293999 A JPH10293999 A JP H10293999A JP 9103097 A JP9103097 A JP 9103097A JP 10309797 A JP10309797 A JP 10309797A JP H10293999 A JPH10293999 A JP H10293999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
sample
measured
switch element
reference voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9103097A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Fujimori
新五 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP9103097A priority Critical patent/JPH10293999A/ja
Publication of JPH10293999A publication Critical patent/JPH10293999A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被測定電圧側の出力インピーダンスと基準電圧
側の出力インピーダンスとが異なる場合においても、正
確なサンプルホールドを可能にする。 【解決手段】基準電圧Vaを供給する回路の出力インピ
ーダンスがZa、被測定電圧Vbを供給する回路の出力
インピーダンスがZbであるとき、スイッチ素子11a
がオン状態になったときに、基準電圧Vaが容量素子1
2a(静電容量Ca)に印加されて電荷が蓄積されてい
く時定数と、スイッチ素子11bがオン状態になったと
きに、被測定電圧Vbが容量素子12b(静電容量C
b)に印加されて電荷が蓄積されていく時定数とが等し
くなるように、スイッチ素子11a,11bの内部抵抗
をRa,Rbを形成する。すなわち、Ca(Za+R
a)=Cb(Zb+Rb)となるようにスイッチ素子お
よび容量素子を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は差動チョッパー型A
−Dコンバータに適用されるサンプルホールド回路に関
し、特に集積回路により形成されるサンプルホールド回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】差動チョッパー型A−Dコンバータは、
被測定電圧と基準電圧とを比較し、この比較結果に基づ
いて被測定電圧をディジタル化するように集積回路によ
り構成されている。例えば図2に示すように、基準電圧
発生回路5が出力する基準電圧Vaおよび入力端子10
1に入力する被測定電圧Vbをそれぞれ受けてサンプリ
ングするサンプルホールド回路2と、サンプルホールド
回路2によりサンプリングされた被測定電圧と基準電圧
とを比較する比較回路3と、この比較回路3の比較結果
に基づいて基準電圧発生回路5の出力電圧値を制御して
被測定電圧をディジタル化するディジタル化回路4とで
構成される。
【0003】サンプルホールド回路2は、基準電圧Va
に対して設けられるスイッチ素子21aおよび容量素子
22aと、被測定電圧Vbに対して設けられるスイッチ
素子21bおよび容量素子22bとをそれぞれ有してい
る。スイッチ素子21a,21bはサンはサンプリング
クロックに応じてオンオフ動作し、スイッチ素子がオン
状態になったときに基準電圧,被測定電圧を容量素子2
2a,22bにそれぞれ印加し、基準電圧,被測定電圧
の電圧値に応じた電荷を容量素子22a,22bにそれ
ぞれ蓄積させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した差動チョッパ
ー型A−Dコンバータのサンプルホールド回路では、基
準電圧および被測定電圧のそれぞれに対してスイッチ素
子および容量素子をそれぞれ設け、スイッチ素子をサン
プリングクロックに応じてオンオフさせ、基準電圧値お
よび被測定電圧値に応じた電荷を容量素子にそれぞれ蓄
積させている。
【0005】ところで、従来の集積回路化されたサンプ
ルホールド回路では、基準電圧および被測定電圧に対応
するスイッチ素子および容量素子が同一に形成されてい
る。このため、被測定電圧を出力する回路の出力インピ
ーダンスが、基準電圧発生回路の出力インピーダンスと
異なる場合、基準電圧と被測定電圧とが同じ電圧値であ
っても、スイッチ素子がオン状態になったときに容量素
子に蓄積される電荷量に差が出て、正確なサンプルホー
ルドを行うことができないという問題点を有している。
【0006】本発明の目的は、被測定電圧側の出力イン
ピーダンスと基準電圧側の出力インピーダンスとが異な
る場合においても、正確なサンプルホールドを可能とす
るサンプルホールド回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のサンプルホール
ド回路は、基準電圧と被測定電圧とをサンプリングクロ
ックに応じてそれぞれサンプルホールドするサンプルホ
ールド回路であって、前記サンプリングクロックに応じ
て前記基準電圧をオンオフする第1のスイッチ素子と、
この第1のスイッチ素子がオンとなったときに前記基準
電圧を印加されて電荷を蓄積する第1の容量素子と、前
記サンプリングクロックに応じて前記被測定電圧をオン
オフする第2のスイッチ素子と、この第2のスイッチ素
子がオンとなったときに前記被測定電圧を印加されて電
荷を蓄積する第2の容量素子とを有し、前記第1の容量
素子に電荷が蓄積されていくときの時定数と前記第2の
容量素子に電荷が蓄積されていくときの時定数とが等し
くなるように前記スイッチ素子および前記容量素子を形
成する。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明の一実施形態を示す図であ
り、集積回路で構成されたサンプルホールド回路を示し
ている。
【0010】サンプルホールド回路1は、基準電圧Va
に対して設けられるスイッチ素子11aおよび容量素子
12aと、被測定電圧Vbに対して設けられるスイッチ
素子11bおよび容量素子12bとをそれぞれ有してい
る。スイッチ素子11a,11bはサンはサンプリング
クロックに応じてオンオフ動作し、スイッチ素子がオン
状態になったときに基準電圧,被測定電圧を容量素子1
2a,12bにそれぞれ印加し、基準電圧,被測定電圧
の電圧値に応じた電荷を容量素子12a,12bにそれ
ぞれ蓄積させる。
【0011】ここで、基準電圧Vaを供給する回路の出
力インピーダンスをZaとし、被測定電圧Vbを供給す
る回路の出力インピーダンスをZbとしている。また、
スイッチ素子11aの内部抵抗をRaとし、スイッチ素
子11bの内部抵抗をRaとしている。スイッチ素子1
1a,11bの内部抵抗Ra,Rbは、半導体で形成さ
れるスイッチ素子の物理的なサイズによって定まり、サ
イズを大きくすれば内部抵抗は小さくなる。
【0012】いま、容量素子12a,12bの静電容量
をそれぞれCa,Cbとすれば、スイッチ素子11aが
オン状態になったときに、容量素子12aに電荷が蓄積
されていく時定数τaは、τa=Ca(Za+Ra)で
ある。同様に、スイッチ素子11bがオン状態になった
ときに、容量素子12bに電荷が蓄積されていく時定数
τbは、τb=Cb(Zb+Rb)である。従って、時
定数τaとτbとを等しく(τa=τb)しておけば、
出力インピーダンスZaとZbとが異なる場合でも、基
準電圧と被測定電圧とが同じ電圧値のとき、容量素子1
2a,12bに蓄積される電荷量を同じにすることがで
き、正確なサンプルホールドを行うことができる。
【0013】容量素子12a,12bの静電容量が同じ
値であれば、(Za+Ra)=(Zb+Rb)を満足す
るように設定すればよい。例えば、被測定電圧側の出力
インピーダンスZbが基準電圧側の出力インピーダンス
Zaよりも小さい(Zb<Za)場合は、スイッチ素子
11a,11bの設計サイズを調整して内部抵抗Ra,
Rbを(Rb>Ra)とし、(Za+Ra)=(Zb+
Rb)を満足するようにスイッチ素子を形成する。
【0014】ところで、スイッチ素子の内部抵抗が電圧
発生側の出力インピーダンスに比して小さ過ぎると、ス
イッチング時にフィードスルー現象が発生し、スイッチ
素子がオフ状態になるとき、容量素子に蓄積された電荷
が逆流して正確なサンプルホールドを行うことができな
くなる。このようなフィードスルー現象を抑えるため
に、スイッチ素子の内部抵抗は所定値以下にならないよ
うにする。例えば、上述したような(Zb<Za)場合
に(Rb>Ra)とする場合、フィードスルー現象を抑
えることのできるスイッチ素子の内部抵抗をRmとすれ
ば、Rb>Ra>Rmであり、かつ、(Za+Ra)=
(Zb+Rb)を満足するようにスイッチ素子を形成す
る。
【0015】このように、電圧発生側の出力インピーダ
ンスに応じてスイッチ素子のサイズ(内部抵抗)を設定
することにより、フィードスルー現象を抑えて正確なサ
ンプルホールドを実現できる。
【0016】他の実施形態として、スイッチ素子11
a,11bの内部抵抗を、フィードスルー現象を抑える
ことのできる内部抵抗Rmとしておき、容量素子12
a,12bの静電容量Ca,Cbを調整して、Ca(Z
a+Rm)=Cb(Zb+Rm)を満足するように設定
する。このようにしても同様な効果が得られることは明
らかである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基準電圧
が容量素子に印加されて電荷が蓄積されていくときの時
定数と被測定電圧が容量素子に印加されて電荷が蓄積さ
れていくときの時定数とを等しくなるようにスイッチ素
子および容量素子を形成することにより、被測定電圧側
の出力インピーダンスと基準電圧側の出力インピーダン
スとが異なる場合においても、正確なサンプルホールド
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサンプルホールド回路を示す図であ
る。
【図2】差動チョッパー型A−Dコンバータを示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 サンプルホールド回路 11a,11b スイッチ素子 12a,12b 容量素子 Ca,Cb 容量素子の内部抵抗 Ra,Rb スイッチ素子の内部抵抗 Za 基準電圧を供給する回路の出力インピーダンス Zb 被測定電圧を供給する回路の出力インピーダン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電圧と被測定電圧とをサンプリング
    クロックに応じてそれぞれサンプルホールドするサンプ
    ルホールド回路であって、前記サンプリングクロックに
    応じて前記基準電圧をオンオフする第1のスイッチ素子
    と、この第1のスイッチ素子がオンとなったときに前記
    基準電圧を印加されて電荷を蓄積する第1の容量素子
    と、前記サンプリングクロックに応じて前記被測定電圧
    をオンオフする第2のスイッチ素子と、この第2のスイ
    ッチ素子がオンとなったときに前記被測定電圧を印加さ
    れて電荷を蓄積する第2の容量素子とを有し、前記第1
    の容量素子に電荷が蓄積されていくときの時定数と前記
    第2の容量素子に電荷が蓄積されていくときの時定数と
    が等しくなるように前記スイッチ素子および前記容量素
    子が形成されていることを特徴とするサンプルホールド
    回路。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧を供給する回路の出力イン
    ピーダンスをZaとし、前記被測定電圧を供給する回路
    の出力インピーダンスをZbとし、前記第1および第2
    のスイッチ素子の内部抵抗をそれぞれRaおよびRbと
    し、前記第1および第2の容量素子の静電容量をそれぞ
    れCa,Cbとしたとき、前記スイッチ素子および前記
    容量素子がCa(Za+Ra)=Cb(Zb+Rb)を
    満足するように形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のサンプルホールド回路。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の容量素子の静電容
    量は同一であり、かつ前記スイッチ素子にフィードスル
    ー現象が発生しない内部抵抗をRmとしたとき、前記第
    1および第2のスイッチ素子の内部抵抗が(Za+R
    a)=(Zb+Rb)かつRa,Rb>Rmを満足する
    ように形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    サンプルホールド回路。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のスイッチ素子の内
    部抵抗が前記フィードスルー現象を発生しない内部抵抗
    Rmであり、前記第1および第2の容量素子の静電容量
    がCa(Za+Rm)=Cb(Zb+Rm)を満足する
    ように形成されていることを特徴とする請求項2記載の
    サンプルホールド回路。
JP9103097A 1997-04-21 1997-04-21 サンプルホールド回路 Pending JPH10293999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9103097A JPH10293999A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 サンプルホールド回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9103097A JPH10293999A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 サンプルホールド回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10293999A true JPH10293999A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14345138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9103097A Pending JPH10293999A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 サンプルホールド回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10293999A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010199775A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Renesas Electronics Corp Ad変換装置及びad変換方法
JP2011082879A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路装置
JP2011120091A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Yamaha Corp 逐次比較a/d変換器
KR20180040199A (ko) * 2016-10-12 2018-04-20 한국과학기술원 시간 오프셋 기반 자가 표본화 기법들을 이용한 임피던스 크기 측정 회로 및 이를 이용한 임피던스 크기 및 위상 측정 장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010199775A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Renesas Electronics Corp Ad変換装置及びad変換方法
US7978114B2 (en) 2009-02-24 2011-07-12 Renesas Electronics Corporation Analog-to-digital conversion apparatus and method
JP2011082879A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Renesas Electronics Corp 半導体集積回路装置
JP2011120091A (ja) * 2009-12-04 2011-06-16 Yamaha Corp 逐次比較a/d変換器
KR20180040199A (ko) * 2016-10-12 2018-04-20 한국과학기술원 시간 오프셋 기반 자가 표본화 기법들을 이용한 임피던스 크기 측정 회로 및 이를 이용한 임피던스 크기 및 위상 측정 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0435793B2 (ja)
US4604584A (en) Switched capacitor precision difference amplifier
JP2762868B2 (ja) 電圧比較回路
JPH0211173B2 (ja)
JP3079368B2 (ja) スイッチトキャパシタ増幅回路
JPS59132231A (ja) アナログ−デイジタル変換器
JPH0325091B2 (ja)
JP2000022500A (ja) スイッチトキャパシタ回路
JPS60142610A (ja) コンパレ−タ回路
JPH10293999A (ja) サンプルホールド回路
US5467089A (en) Capacitor array digital/analog converter with compensation array for stray capacitance
US5572107A (en) Switched capacitor network
JP3998343B2 (ja) オフセット電圧補償回路
JP3709943B2 (ja) オフセット電圧の補償方法及びこの方法を用いるサンプルホールド回路
JPH06349294A (ja) サンプルホールド回路
JPH0660688A (ja) サンプル・ホールド回路
JP3144154B2 (ja) サンプルホールド回路
JP3703387B2 (ja) サンプル&ホールド回路
JP2746955B2 (ja) オフセット補正回路
JP2000208711A (ja) キャパシタ回路およびスイッチトキャパシタフィルタならびにa/d変換器
JPH05243857A (ja) オフセット不感型スイッチトキャパシタ増幅回路
JP3388086B2 (ja) サンプル・ホールド回路
JPS6367920A (ja) D/a変換器
JPH05191211A (ja) スイッチト・キャパシタ逆相積分器
JP2964798B2 (ja) キャパシタ・アレイ型d/a変換回路

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000523