JP2000208711A - キャパシタ回路およびスイッチトキャパシタフィルタならびにa/d変換器 - Google Patents

キャパシタ回路およびスイッチトキャパシタフィルタならびにa/d変換器

Info

Publication number
JP2000208711A
JP2000208711A JP11006595A JP659599A JP2000208711A JP 2000208711 A JP2000208711 A JP 2000208711A JP 11006595 A JP11006595 A JP 11006595A JP 659599 A JP659599 A JP 659599A JP 2000208711 A JP2000208711 A JP 2000208711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
circuit
polycrystalline silicon
capacitors
polysilicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11006595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4393609B2 (ja
Inventor
Takeshi Yamamura
健 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Microsystems Co Ltd, Asahi Kasei Microdevices Corp filed Critical Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Priority to JP00659599A priority Critical patent/JP4393609B2/ja
Publication of JP2000208711A publication Critical patent/JP2000208711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4393609B2 publication Critical patent/JP4393609B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】チャージノイズを低減しつつ容量値の非線形性
を極力低減する。 【解決手段】演算増幅器20の反転入力端子に、直列接
続された複数のコンデンサ10a、10bを接続し、各
々のコンデンサ10a、10bの両電極を基板により近
いポリシリコンと基板からより遠いポリシリコンで構成
し、さらに、互いの電極接続には異なるポリシリコン、
即ち、コンデンサ10aの第2ポリシリコンとコンデン
サ10bの第1ポリシリコン、を用いて接続したので、
チャージノイズを低減しつつ容量値の非線形性を低減し
たなキャパシタ回路を実現できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両電極に印加され
る電圧に依存してその容量値が微小変化するキャパシタ
を用いたキャパシタ回路、およびこれを含むスイッチト
キャパシタフィルタやA/D変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの多結晶シリコンを電極として製造
されたキャパシタを組み合わせた回路は、例えば米国特
許5208597号に開示されている。図3は、これを
用いた回路の一例であり、スイッチS1、S2、コンデ
ンサ1a、1b(容量C1 )でなるスイッチトキャパシ
タフィルタと、入出力端間にコンデンサ3を接続した演
算増幅器2とを有する回路である。
【0003】コンデンサ1a、1bは、半導体積層構造
において、より基板に近いポリシリコン層とより基板か
ら遠いポリシリコン層とを電極とし、その間に酸化層が
設けられて構成されており(図中で曲率を有するように
して記載したものが、より基板にポリシリコン層を示
す。以下同様)、2つのコンデンサは同一の、より基板
から遠いポリシリコン層を用いて互いに接続されてい
る。
【0004】そして、この回路では、サンプリング時に
はスイッチS1が導通状態となり、その時の等価回路
は、基板と基板に近いポリシリコン層との間の寄生容量
をC2とすると図4(a)のようになって、基板からの
ノイズ電圧vn の影響は無い。一方、積分時にはスイッ
チS2が導通状態となり、その時の等価回路は図4
(b)のようになるため、積分時のノイズは「C2 ・v
n 」となる。この結果、サンプリング時と積分時での2
乗平均ノイズは「C2 ・vn …式1」となる。
【0005】図5は、他の従来回路であり、スイッチS
1、S2、コンデンサ1c、1d(容量C1 )でなるス
イッチトキャパシタフィルタと、入出力端間にコンデン
サ3を接続した演算増幅器2とを有する回路である。コ
ンデンサ1c、1dは、半導体積層構造において、より
基板に近いポリシリコン層とより基板から遠いポリシリ
コン層とを電極とし、その間に酸化層が設けられて構成
されており、2つのコンデンサは同一の、より基板に近
いポリシリコン層を用いて互いに接続されている。
【0006】そして、この回路では、サンプリング時に
はスイッチS1が導通状態となり、その時の等価回路
は、基板と基板に近いポリシリコン層との間の寄生容量
をC2とすると、図5(a)のようになる。この時、点
Aでのノイズによる電圧差は、「(2C2 /(2C1
2C2 ))・vn 」となるので、チャージノイズは
「(2C2 /(2C1 +2C2 ))・vn ・C1
((C1 ・C2 )/(C1 +C2))・vn 」となる。
【0007】一方、積分時にはスイッチS2が導通状態
となり、その時の等価回路は図5(b)のようになるた
め、点Bでのノイズによる電圧差も、「(2C2 /(2
1+2C2 ))・vn 」となり、チャージノイズは
「(2C2 /(2C1 +2C2))・vn ・C1
((C1 ・C2 )/(C1 +C2 ))・vn 」となる。
この結果、vn が周波数的に一様に分布している、いわ
ゆるホワイトノイズとすると、サンプリング時と積分時
での2乗平均ノイズは「((C1 ・C2 )/(C1 +C
2 ))・√2・vn …式2」となることが知られてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
チャージノイズは極力低減することが望ましいため、従
来よりこのようなノイズ低減を行うための回路の出現が
望まれていた。また、先に述べた米国特許520859
7号では、2つの多結晶シリコンを電極として製造され
たキャパシタを組み合わせた回路において、奇数次の電
圧依存性を抑制するための回路が開示されているもの
の、容量値の非線形性の低減という観点から改良が必要
であった本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもの
で、チャージノイズを低減しつつ容量値の非線形性を極
力低減可能なキャパシタ回路を提供することを課題とす
る。
【0009】また、本発明の他の課題は、このキャパシ
タ回路を含んで構成されるスイッチトキャパシタフィル
タやA/D変換器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、演算増幅器の入力端に接続
されるキャパシタ回路であって、第1の多結晶シリコン
と第2の多結晶シリコンとを両電極としたキャパシタを
直列に複数接続してなり、さらに、互いに隣合うように
接続された一方のキャパシタと他方のキャパシタとの接
続は、異なる多結晶シリコンを接続して行われることを
特徴とするキャパシタ回路である。
【0011】また、請求項2に係る発明は、スイッチト
キャパシタフィルタであって、第1の多結晶シリコンと
第2の多結晶シリコンとを両電極としたキャパシタを直
列に複数接続したキャパシタ回路と、このキャパシタ回
路による電荷蓄積、電荷転送を行うようにスイッチング
動作を行うスイッチング回路と、を備え、前記キャパシ
タ回路において、互いに隣合うように接続された一方の
キャパシタと他方のキャパシタとの接続は、異なる多結
晶シリコンを接続して行われることを特徴とするスイッ
チトキャパシタフィルタである。
【0012】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載のスイッチトキャパシタフィルタと、複数ある参照
信号のいずれかを第2のスイッチトキャパシタフィルタ
を介して出力するリファレンス回路と、前記スイッチト
キャパシタフィルタの出力と前記リファレンス回路の出
力との積分出力を行う積分回路と、この積分回路の出力
を量子化する量子化回路と、を含んで成るA/D変換器
である。
【0013】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
記載のA/D変換器において、前記積分回路は、演算増
幅器とこの入出力端間を接続する第2のキャパシタ回路
とを含んでなり、前記第2のキャパシタ回路は、第1の
多結晶シリコンと第2の多結晶シリコンとを両電極とし
たキャパシタを直列に複数接続してなり、さらに、互い
に隣合うように接続された一方のキャパシタと他方のキ
ャパシタとの接続は、異なる多結晶シリコンを接続して
行われることを特徴とする。
【0014】また、請求項5に係る発明は、演算増幅器
の入力端に接続されるキャパシタ回路であって、半導体
基板により近く配置された第1の多結晶シリコンと前記
半導体基板からより遠くに配置された第2の多結晶シリ
コンとを両電極としたキャパシタを直列に複数接続して
なり、さらに、互いに隣合うように接続された一方のキ
ャパシタと他方のキャパシタとの接続は、異なる多結晶
シリコンを接続して行われ、かつ、いずれのキャパシタ
においても、前記第2の多結晶シリコンが前記入力端方
向側に接続されるように構成されていることを特徴とす
るキャパシタ回路である。
【0015】ここで、入力端方向側に接続されるとは、
直接または間接(例えば回路素子を介して)演算増幅器
の入力端に接続されることを、含む意味である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態で
あるスイッチトキャパシタフィルタとこれに接続された
積分回路である。積分回路は、入出力端間にコンデンサ
30を接続した演算増幅器20で構成され、演算増幅器
30の反転入力端子にコンデンサ10a、10b(容量
1 )を直列接続したものを接続すると共に、直列接続
したコンデンサ10a、10bの両端の夫々にスイッチ
S1、S2を接続することによりスイッチトキャパシタ
フィルタを構成している。
【0017】コンデンサ10a、10bは夫々、半導体
構造において、基板により近くに配置されている第1の
ポリシリコンと基板からより遠くに配置されている第2
のポリシリコンとを両電極としその電極間に酸化層等を
設けて構成している。そして、コンデンサ10aの第2
のポリシリコン電極と、コンデンサ10bの第1ポリシ
リコン電極とによって、両コンデンサが互いに接続され
ている。
【0018】図7の半導体構造の主要部のみを示した模
式的平面図を用いて理解容易に説明すると、コンデンサ
10aの一方の電極である第1ポリシリコン(下側電
極)が入力端子側に接続されると共に、他方の電極であ
る第2ポリシリコン(上側電極)が、隣合ったコンデン
サ10bの一方の電極である第1ポリシリコン(下側電
極)と接続され、さらに、コンデンサ10bの他方の電
極である第2ポリシリコン(上側電極)が演算増幅器3
0の反転入力端子方向側に接続されている。
【0019】かくして、両コンデンサの夫々にあって
は、その第2ポリシリコン電極が演算増幅器30の反転
入力端子方向側に接続されると共に、その第1ポリシリ
コン電極が入力端子方向側に接続されて、さらに互いが
異なるポリシリコンを用いて続されている。そして、こ
の回路では、サンプリング時にはスイッチS1が導通状
態となり、その時の等価回路は、基板と基板に近い第1
のポリシリコン層との間の寄生容量をC2 とすると、図
2(a)のようになる。この時、点Cでのノイズによる
電圧差は、「(C2 /(2C1 +C2 ))・vn 」とな
るので、チャージノイズは「(C2 /(2C1
2 ))・vn ・C1 =((C1 ・C2 )/(2C1
2))・vn 」となる。
【0020】一方、積分時にはスイッチS2が導通状態
となり、その時の等価回路は図2(b)のようになるた
め、点Dでのノイズによる電圧差も、「(C2 /(2C
1 +C2 ))・vn 」となり、チャージノイズは「(C
2 /(2C1 +C2 ))・v n ・C1 =((C1
2 )/(2C1 +C2 ))・vn 」となる。この結
果、サンプリング時と積分時での2乗平均ノイズは
「((C1 ・C2 )/(2C1 +C2 ))・√2・vn
…式3」となる。
【0021】ここで、前述した式2と式3とを比較する
と明らかに式3の方が分母が大きく、式3の値が式2の
値より小さくなる。また、通常のMOSFETでは、C
1 はC2 の10倍程度であるため、式3は「((C1
2 )/(2C1 +C2 ))・√2・vn =((10C
2 ・C2 )/(2・10C2 +C2 ))・√2・vn
(10C2 /21)・√2・vn =0.67C2
n 」となるため、式3の値は前述の式1の値よりも小
さくなり、従来よりも基板から受けるノイズが低減され
ることになる。
【0022】また、この構成によれば非線形性も低減さ
れるのでこれについても説明する。図8(a)のような
コンデンサの容量値の電圧依存性は、C0 を電圧無印加
時の容量値とすると、「C=C0 (1+k1 ・V+k2
・V2 +k3 ・V3 +k4・V4 …」となる。本発明の
ようにコンデンサを2個直列に接続すると、容量値は2
倍になると共に、通常動作に先立って、あるいは間欠的
に図11のように、コンデンサをショートして、コンデ
ンサに蓄積されている電荷をゼロにすることで、通常動
作時の印加電圧はV/2となる。
【0023】したがって、各コンデンサの容量は「C=
2C0 (1+k1 ・(V/2)+k 2 ・(V/2)2
3 ・(V/2)3 +k4 ・(V/2)4 …)」とな
り、2つのコンデンサの合成容量Ctotal は、「C
total =C0 (1+k1 ・(V/2)+k2 ・(V/
2)2 +k3 ・(V/2)3 +k4 ・(V/2)
4 …)」となり、1次、2次、3次、…の係数は各々1
/2、1/4、1/8…となるため非線形性を低減でき
る。
【0024】このように、演算増幅器20の反転入力端
子に、直列接続された複数のコンデンサ10a、10b
を接続し、各々のコンデンサ10a、10bの両電極を
基板により近いポリシリコンと基板からより遠いポリシ
リコンで構成し、さらに、互いの電極接続には異なるポ
リシリコン、即ち、コンデンサ10aの第2ポリシリコ
ンとコンデンサ10bの第1ポリシリコン、を用いて接
続したので、チャージノイズを低減しつつ容量値の非線
形性を低減したなキャパシタ回路を実現でき、これを含
むスイッチトキャパシタフィルタも実現できる。
【0025】さらに、両コンデンサ10a、10bのの
夫々にあっては、その第2ポリシリコン電極が演算増幅
器30の反転入力端子方向側に接続されると共に、その
第1ポリシリコン電極が入力端子方向側に接続され、さ
らに互いが異なるポリシリコンを用いて接続されている
ので、キャパシタ回路の基板からのノイズの影響が一層
軽減される。
【0026】次に、本発明の他の実施の形態である、図
1にて示したスイッチトキャパシタフィルタを用いたA
/D変換器について図9、10を参照して説明する。こ
のA/D変換器は、図1にて示したスイッチトキャパシ
タフィルタを用いた入力サンプリング回路100と、2
つのリファレンス信号aおよびリファレンス信号bのう
ちのいずれかをスイッチトキャパシタフィルタでフィル
タリングして出力するリファレンス回路400と、入力
サンプリング回路100とリファレンス回路400との
出力の積分を行い積分結果を出力する積分回路200
と、出力された積分結果としきい値とを比較して1ビッ
トの量子化信号を出力する量子化器300と、この量子
化信号をフィードバックして制御信号を生成する制御回
路500とを有している。
【0027】また、積分回路200は、その入出力端子
間に直列接続したコンデンサ31a、31bを接続した
演算増幅器20からなっており、コンデンサ31a、3
1bは、半導体構造において、基板により近くに配置さ
れている第1のポリシリコンと基板からより遠くに配置
されている第2のポリシリコンとを両電極としその電極
間に酸化層等を設けて構成されている。そして、コンデ
ンサ31a、31bの第2ポリシリコンが演算増幅器2
0の出力端方向側に接続されている。
【0028】制御回路500は、スイッチトキャパシタ
フイルタの電荷蓄積、転送動作を行うようにスイッチS
1、S2(いずれもハイレベル信号供給時が導通状態)
の制御信号を生成するように構成されている。また、制
御回路500は、量子化信号がハイレベルの時には、リ
ファレンス信号bが選択出力されるように入力スイッチ
S4に制御信号を与え、一方、量子化信号がローレベル
の時には、リファレンス信号aが選択出力されるように
入力スイッチS3にハイレベルの信号を与えるためにイ
ンバータゲート31にローレベルの信号を供給するよう
に構成されている。
【0029】次に、図10を参照して動作を説明する。
制御回路500は、制御信号S1、S2を交互にハイレ
ベルにして、スイッチS1とスイッチS2とを交互に導
通状態とする。まず、制御回路500が、制御信号S1
をハイレベルとしてスイッチS1が導通状態となった時
には、入力サンプリング回路100のスイッチトキャパ
シタフィルタのコンデンサ10a、10bがアナログ信
号をサンプリングすると共に、リファレンス回路400
のスイッチトキャパシタフィルタのコンデンサ11a、
11bが、その時選択されているリファレンス信号をサ
ンプリングする。
【0030】次いで、制御回路500が制御信号S2を
ハイレベルにするとコンデンサ10a、10bの蓄積電
荷とコンデンサ11a、11bの蓄積電荷とが、積分回
路200へ転送され、積分回路200は積分動作を行
う。そして、量子化器300は、この積分値と予め定め
てある、しきい値とを比較しこれより積分値が大きな時
には1ビット信号「1」を出力し、一方これ以外の時に
は1ビット信号「0」を出力してA/D変換動作を行
う。
【0031】さらに、この量子化信号が制御回路500
に供給されると、制御回路500は、この量子化信号が
「1」であるときにはリファレンス信号bを選択するよ
うに制御信号を出力し、一方、量子化信号が「0」であ
るときにはリファレンス信号aを選択するように制御信
号を出力することによって、フィードバック制御しなが
らA/D変換動作を行う。
【0032】このA/D変換器において、コンデンサ1
0a、10bの組、コンデンサ11a、11bの組、さ
らには演算増幅器20のフィードバックループ内のコン
デンサ31a、31bの組には、本発明のコンデンサを
適用しているため、チャージノイズを低減しつつ容量値
の非線形性を極力低減可能なキャパシタ回路や積分回路
を含むA/D変換器を実現できることができ、もって、
変換誤差の少ないA/D変換器を実現できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、5に係
る発明によれば、チャージノイズを低減しつつ容量値の
非線形性を極力低減可能なキャパシタ回路を実現できる
という効果が得られる。また、請求項2や3に係る発明
によれば、このキャパシタ回路を含むスイッチトキャパ
シタフィルタやA/D変換器を実現でき、特に、請求項
4に係る発明によれば、積分回路の積分結果に含まれる
誤差を低減できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるスイッチトキャパシ
タフィルタこれに接続された積分回路の回路図である。
【図2】図1に示すスイッチトキャパシタフィルタの等
価回路図である
【図3】従来回路の回路図である。
【図4】従来回路の等価回路図である。
【図5】従来回路の回路図である。
【図6】従来回路の等価回路図である。
【図7】半導体構造の模式的平面図である。
【図8】非線形性低減の原理説明図である。
【図9】本発明の他の実施の形態であるA/D変換器の
回路図である。
【図10】A/D変換器の動作タイミングチャートであ
る。
【図11】動作説明のための説明図である。
【符号の説明】
S1、S2 スイッチ S3、S4 入力スイッチ 10a、10b コンデンサ 11a、11b コンデンサ 20 演算増幅器 30 コンデンサ 31 インバータゲート 100 入力サンプリング回路 200 積分回路 300 量子化器 400 リファレンス回路 500 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H03M 3/02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算増幅器の入力端に接続されるキャパ
    シタ回路であって、 第1の多結晶シリコンと第2の多結晶シリコンとを両電
    極としたキャパシタを直列に複数接続してなり、さら
    に、 互いに隣合うように接続された一方のキャパシタと他方
    のキャパシタとの接続は、異なる多結晶シリコンを接続
    して行われることを特徴とするキャパシタ回路。
  2. 【請求項2】 スイッチトキャパシタフィルタであっ
    て、 第1の多結晶シリコンと第2の多結晶シリコンとを両電
    極としたキャパシタを直列に複数接続したキャパシタ回
    路と、 このキャパシタ回路による電荷蓄積、電荷転送を行うよ
    うにスイッチング動作を行うスイッチング回路と、を備
    え、 前記キャパシタ回路において、互いに隣合うように接続
    された一方のキャパシタと他方のキャパシタとの接続
    は、異なる多結晶シリコンを接続して行われることを特
    徴とするスイッチトキャパシタフィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスイッチトキャパシタ
    フィルタと、 複数ある参照信号のいずれかを第2のスイッチトキャパ
    シタフィルタを介して出力するリファレンス回路と、 前記スイッチトキャパシタフィルタの出力と前記リファ
    レンス回路の出力との積分出力を行う積分回路と、 この積分回路の出力を量子化する量子化回路と、を含ん
    で成るA/D変換器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のA/D変換器におい
    て、 前記積分回路は、演算増幅器とこの入出力端間を接続す
    る第2のキャパシタ回路とを含んでなり、 前記第2のキャパシタ回路は、第1の多結晶シリコンと
    第2の多結晶シリコンとを両電極としたキャパシタを直
    列に複数接続してなり、さらに、 互いに隣合うように接続された一方のキャパシタと他方
    のキャパシタとの接続は、異なる多結晶シリコンを接続
    して行われることを特徴とするA/D変換器。
  5. 【請求項5】 演算増幅器の入力端に接続されるキャパ
    シタ回路であって、 半導体基板により近く配置された第1の多結晶シリコン
    と前記半導体基板からより遠くに配置された第2の多結
    晶シリコンとを両電極としたキャパシタを直列に複数接
    続してなり、さらに、 互いに隣合うように接続された一方のキャパシタと他方
    のキャパシタとの接続は、異なる多結晶シリコンを接続
    して行われ、かつ、いずれのキャパシタにおいても、前
    記第2の多結晶シリコンが前記入力端方向側に接続され
    るように構成されていることを特徴とするキャパシタ回
    路。
JP00659599A 1999-01-13 1999-01-13 キャパシタ回路およびスイッチトキャパシタフィルタならびにa/d変換器 Expired - Fee Related JP4393609B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00659599A JP4393609B2 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 キャパシタ回路およびスイッチトキャパシタフィルタならびにa/d変換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00659599A JP4393609B2 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 キャパシタ回路およびスイッチトキャパシタフィルタならびにa/d変換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000208711A true JP2000208711A (ja) 2000-07-28
JP4393609B2 JP4393609B2 (ja) 2010-01-06

Family

ID=11642695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00659599A Expired - Fee Related JP4393609B2 (ja) 1999-01-13 1999-01-13 キャパシタ回路およびスイッチトキャパシタフィルタならびにa/d変換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4393609B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003009383A1 (en) * 2001-07-17 2003-01-30 Nokia Corporation Capacitor arrangement and method for producing such a capacitor arrangement
JP2007288553A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> スイッチトキャパシタ回路
JP2007536799A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 ラティス セミコンダクタ コーポレイション 低ジッタのスイッチドキャパシタ周波数シンセサイザのための制御信号の生成

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003009383A1 (en) * 2001-07-17 2003-01-30 Nokia Corporation Capacitor arrangement and method for producing such a capacitor arrangement
JP2007536799A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 ラティス セミコンダクタ コーポレイション 低ジッタのスイッチドキャパシタ周波数シンセサイザのための制御信号の生成
JP2007288553A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> スイッチトキャパシタ回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP4393609B2 (ja) 2010-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6653967B2 (en) Fully differential sampling circuit
JPH0211173B2 (ja)
US6288669B1 (en) Switched capacitor programmable gain and attenuation amplifier circuit
JP3079368B2 (ja) スイッチトキャパシタ増幅回路
US7834797B2 (en) Switched capacitor circuit, switched capacitor filter, and sigma-delta A/D converter
JP2835347B2 (ja) サンプリンングされたアナログ電流蓄積用回路
JPH02210859A (ja) アナログ―デジタルコンバータのためのデルタ―シグマ変調器
US7990210B2 (en) Amplifier, amplifying method, and filter
US9787320B1 (en) Methods and apparatus for an analog-to-digital converter
US20040233092A1 (en) Series capacitive component for switched-capacitor circuits consisting of series-connected capacitors
KR101960180B1 (ko) 연산 증폭기 이득 보상 기능을 가지는 이산-시간 적분기 회로
JP2000208711A (ja) キャパシタ回路およびスイッチトキャパシタフィルタならびにa/d変換器
JP4463528B2 (ja) 半導体集積回路装置およびデルタ・シグマad変換装置
US6867724B2 (en) Input stage with switched capacitors for analog-digital converters
KR900001811B1 (ko) 스위치드 캐패시터회로
JPH06103807B2 (ja) 集積回路用高精度増幅回路
US6809580B2 (en) Switched capacitor filter circuit and method of fabricating the same
JP4342613B2 (ja) スイッチトキャパシタ回路
JP4873918B2 (ja) ダイレクトチャージ型スイッチト・キャパシタ回路を含む電気回路
US7180357B2 (en) Operational amplifier integrator
JP4268580B2 (ja) スイッチトキャパシタ回路
JPS6041810A (ja) アクティブ・ロ−パス・フィルタ
JP2004007529A (ja) スイッチトキャパシタフィルタ回路およびその製造方法
US20200014393A1 (en) Programmable gain apmplifier (pga) embedded pipelined analog to digital converters (adc) for wide input full scale range
JPH1079642A (ja) フィルタ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070402

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121023

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131023

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees