JPH1029184A - 真空吸着パッド - Google Patents

真空吸着パッド

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JPH1029184A
JPH1029184A JP18247596A JP18247596A JPH1029184A JP H1029184 A JPH1029184 A JP H1029184A JP 18247596 A JP18247596 A JP 18247596A JP 18247596 A JP18247596 A JP 18247596A JP H1029184 A JPH1029184 A JP H1029184A
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JP
Japan
Prior art keywords
pad
cap
suction pad
vacuum
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP18247596A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Matsuo
晃雄 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Convum Ltd
Original Assignee
Myotoku Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1029184A publication Critical patent/JPH1029184A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貫通孔の形成された部材を吸着可能とする真
空吸着パッドを提供すること。 【解決手段】 ロボットアーム20に取り付けられる取
付具12にスライド軸38を取り付け、このスライド軸
38をパッド本体50の貫通孔54に挿入し、パッド本
体50をスライド自在に支持する。パッド本体50の下
端には外周吸着パッド55を取り付け、スライド軸38
の下端には、キャップ3の流出口7を塞ぐ内周吸着パッ
ド66を取り付ける。スライド軸38には、内周吸着パ
ッド66がキャップ3の流出口7を塞いだときにパッド
内と真空回路とを連結させる通路44を形成する。パッ
ド本体50をキャップ3に接触させ、さらに真空吸着パ
ッド10を下降させると、キャップ3の流出口7が内周
吸着パッド66で塞がれる共にパッド内が負圧となるの
でキャップ3が吸着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貫通孔の形成され
た部材、例えば、合成樹脂製のシャンプーのキャップ等
を吸着保持する真空吸着パッドに関する。
【0002】
【従来の技術】シャンプー、液体洗剤等の容器には、内
部の液体を流出させるための貫通孔と、この貫通孔を塞
ぐ栓とを一体化したキャップが取り付けられている。こ
のようなキャップは、安価にかつ大量に生産する必要が
あるため、一般に合成樹脂の成形品となっている。従来
では、このキャップを成形用の金型から作業員が一つず
つ手で取り外していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来で
は、成形したキャップを手作業で取り出していたため、
生産効率の向上に限界があった。このため、機械でキャ
ップを取り出すシステムが望まれていた。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、貫通孔の形成
された部材を吸着可能とする真空吸着パッドを提供する
ことが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、貫通孔の形成された部材を吸着する真空吸着パッド
であって、前記部材の表面に密着させる吸着パッドと、
前記貫通孔を塞ぐ閉塞手段と、前記吸着パッド内の空間
を真空回路に連通させる連通路と、前記吸着パッドが前
記部材の表面に密着し、かつ前記閉塞手段が前記貫通孔
を塞いだ状態で前記連通路と前記吸着パッド内とを連通
させる開閉手段と、を有することを特徴としている。
【0006】請求項1に記載の真空吸着パッドでは、貫
通孔の形成された部材に吸着パッドを密着させ、閉塞手
段で貫通孔を塞ぐと、開閉手段が連通路と吸着パッド内
とを連通させる。これにより、吸着パッド内の空間を負
圧(真空)にすることができ、貫通孔の形成された部材
を吸着することができる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の真空吸着パッドにおいて、前記吸着パッド及び
前記閉塞手段は、前記閉塞手段が前記貫通孔を閉塞する
前に前記吸着パッドが前記部材に密着する位置関係にあ
り、前記開閉手段は、前記吸着パッドが前記部材の表面
に密着し、その後、前記閉塞手段が前記貫通孔を塞いだ
後に前記連通路と前記パッド内とを連通させることを特
徴としている。
【0008】請求項2に記載の真空吸着パッドでは、吸
着パッドが部材の表面に密着し、その後、閉塞手段が貫
通孔を塞いだ後に連通路とパッド内とを連通させて部材
を吸着する。最初に吸着パッドを部材の表面に密着させ
てから内部を負圧(真空)にするので、吸着時の衝撃を
防止でき、吸着時に部材の位置が安定する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
4にしたがって説明する。
【0010】図1には、本実施形態に係る真空吸着パッ
ド10及び金型2で成形された合成樹脂製のキャップ3
が断面図にて示されている。
【0011】図1及び図2に示すように、キャップ3
は、容器の口に取り付けられる取付部分4と、この取付
部分4にヒンジ5を介して一体的に連結されるキャップ
本体6とを備えている。
【0012】取付部分4には突起8が形成されており、
この突起8に容器内の液体等を排出させる貫通孔として
の流出口7が形成されている。一方、キャップ本体6に
は、流出口7を塞ぐための栓9が形成されている。
【0013】図1に示すように、この真空吸着パッド1
0は、取付具12を備えている。この取付具12は、鋼
材の丸棒を切削加工したものであり、上側に小径部14
が形成されている。小径部14には雄ねじ16が形成さ
れており、この雄ねじ16には、ナット18,19が螺
合している。この取付具12は、小径部14がロボット
アーム20の取付板22の孔24に挿入され、ナット1
8,19を用いて固定される。
【0014】取付具12には、下側に大径の凹部26が
形成されており、軸心部分には貫通孔28が形成されて
いる。貫通孔28には、上側に雌ねじ30が形成され、
下側に雌ねじ32が形成されている。
【0015】雌ねじ30には、図示しない真空発生装置
に接続されたホース34の接続金具36が螺合してい
る。
【0016】一方、雌ねじ32には、スライド軸38の
上端に形成された雄ねじ40が螺合している。なお、空
気が漏れないように、ねじ部分は接着剤でシールされて
いる。
【0017】スライド軸38の軸心部分には、上端から
下端に向かって所定長さの通路42が形成されており、
通路42の先端にはスライド軸38の外周面に貫通する
通路44が連結している。
【0018】スライド軸38には、通路44の下側にフ
ランジ46及びフランジ48が所定の間隔をおいて形成
されている。
【0019】取付具12の下方には、パッド本体50が
同軸的に配置されている。パッド本体50には、下側に
大径の凹部52が形成され、軸心部には貫通孔54が形
成されている。
【0020】パッド本体50の下端には、弾性材料から
なる外周吸着パッド55が固着されている。外周吸着パ
ッド55に用いる弾性材料としては、天然ゴム、各種合
成ゴム、ウレタンゴム等を用いることができ、弾性を有
していれば合成樹脂等であっても良い。
【0021】この貫通孔54にはスライド軸38の中間
部分が摺動可能に挿入されている。貫通孔54の両端部
には、スライド軸38の摩耗防止とスライド軸38の円
滑な摺動を保証するために、薄肉の金属円筒内面に耐摩
耗性に優れ、かつ低摩擦係数である材料が一体化された
軸受け56が取り付けられている。なお、本実施形態で
は、軸受け56として大同メタル工業株式会社製のDU
ドライベアリング(商品名)が用いられているが、他の
軸受け材料であっても良い。
【0022】また、貫通孔54の中間部には、スライド
軸38との間をシールする環状のパッキン58が取り付
けられている。なお、本実施形態では、パッキン58と
して坂上製作所製のミニYパッキン(商品名)が用いら
れている。
【0023】取付具12とパッド本体50との間には、
圧縮コイルスプリング60が所定量圧縮された状態で配
置されている。圧縮コイルスプリング60は、上端が取
付具12の凹部26の底面に当接しており、下端がパッ
ド本体50に形成された段部62に座金64を介して当
接している。
【0024】なお、取付具12は圧縮コイルスプリング
60によってパッド本体50から離れる方向へ付勢され
ており、通常は、スライド軸38のフランジ46がパッ
ド本体50の凹部52の底部(実際には 軸受け56)
に当接している。このとき、通路44は軸受け56によ
って塞がれている。本実施形態では、スライド軸38、
パッド本体50によって開閉手段が構成されている。
【0025】スライド軸38の下端には、キャップ3の
流出口7を塞ぐための内周吸着パッド66が取り付けら
れている。内周吸着パッド66は、外周吸着パッド55
と同様の弾性材料から形成されており、軸方向に弾性変
形し易く、かつ相手に密着し易いように蛇腹形状とされ
ている。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。 (1) 先ず、キャップ3の成形が終了して金型2が開
かれた後、キャップ3の流出口7の真上に真空吸着パッ
ド10を位置決めする(図1参照)。 (2) 次に、真空吸着パッド10を下降させ、図3に
示すようにパッド本体50の外周吸着パッド55をキャ
ップ3に接触させる。 (3) さらに真空吸着パッド10を下降させると、圧
縮コイルスプリング60が圧縮され、圧縮コイルスプリ
ング60によってパッド本体50の外周吸着パッド55
がキャップ3に密着し、その後、スライド軸38が更に
下方に移動してキャップ3の流出口7を内周吸着パッド
66で塞ぐと共にスライド軸38の通路44が凹部26
とキャップ3とで囲まれる空間部分と連通する。これに
よって、パッド本体50の空間部分が負圧(真空)とな
り、キャップ3が真空吸着パッド10に吸着される(図
4参照)。
【0027】このように、本実施形態では、リング状の
外周吸着パッド55をキャップ3に密着させ、押さえつ
けてからパッド本体50の空間部分を真空回路と連結さ
せて負圧(真空)にするため、衝撃を与えずにキャップ
3を吸着することができる。
【0028】また、キャップ3に接触する以前は、スラ
イド軸38の通路44が軸受け56によって塞がれるの
で、真空回路が空気を吸引し続けることはなく、無駄な
エネルギーを消費することがない。 (4) キャップ3を吸着した後、真空吸着パッド10
を上方へ移動することによりキャップ3を金型2から取
り外すことができる。
【0029】なお、キャップ3を真空吸着パッド10か
ら外す場合には、真空発生装置と真空吸着パッド10と
の間に設けたバルブを切り換えて、パッド本体50の空
間部分を大気に連通させれば良い。これにより吸着力が
零となり、キャップ3は自重で真空吸着パッド10から
落下する。なお、キャップ3が真空吸着パッド10から
離れると、圧縮コイルスプリング60に付勢されてパッ
ド本体50は元の位置に戻される。
【0030】このように、本実施形態の真空吸着パッド
10を用いれば、ロボット等を用いて金型2からキャッ
プ3を簡単に取り外すことができる。
【0031】また、本実施形態では、キャップ3を挟持
しないので、成形直後のキャップ3を変形させることが
ない。
【0032】なお、本実施形態では、キャップ3を金型
2から取り出す例を説明したが、貫通孔の形成されたも
のであれば、吸着する相手はキャップ3に限定されな
い。例えば、吸着する相手は、貫通孔の開いた板状の部
材であっても良い。
【0033】また、吸着する相手部材に貫通孔が複数形
成されている場合には、貫通孔を塞ぐ内周吸着パッド6
6(閉塞手段)を貫通孔の数に応じて増やせば良い。
【0034】また、吸着した部材を外す際、加圧して部
材を外しても良い。また、本実施形態では、スライド軸
38の通路42及び通路44を介してパッド本体50内
を真空発生装置と連結していたが、通路42及び通路4
4を廃止し、パッド本体50の側面に連通する通路を設
け、その通路に真空発生装置に接続されたホース34の
接続金具36を接続しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
真空吸着パッドは、部材の貫通孔を塞ぐ閉塞手段を有し
ているので貫通孔の形成された部材でも吸着することが
できる、という優れた効果を有する。また、部材に接触
する以前は、連通路と吸着パッド内とが連通しないの
で、真空回路が空気を吸引し続けることはなく、無駄な
エネルギーの消費を防止できる、という優れた効果を有
する。
【0036】また、請求項2に記載の発明は、最初に吸
着パッドを部材の表面に密着させてから内部を負圧(真
空)にするので、吸着時の衝撃を防止でき、吸着時に部
材の位置が安定する、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る真空吸着パッドの待
機時の断面図である。
【図2】キャップの平面図である。
【図3】外周吸着パッドがキャップに接触した時の真空
吸着パッドの断面図である。
【図4】キャップ吸着時の真空吸着パッドの断面図であ
る。
【符号の説明】
10 真空吸着パッド 38 スライド軸(開閉手段) 42 通路(連通路) 44 通路(連通路) 50 パッド本体(吸着パッド,開閉手段) 55 外周吸着パッド 66 内周吸着パッド(閉塞手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔の形成された部材を吸着する真空
    吸着パッドであって、 前記部材の表面に密着させる吸着パッドと、 前記貫通孔を塞ぐ閉塞手段と、 前記吸着パッド内の空間を真空回路に連通させる連通路
    と、 前記吸着パッドが前記部材の表面に密着し、かつ前記閉
    塞手段が前記貫通孔を塞いだ状態で前記連通路と前記吸
    着パッド内とを連通させる開閉手段と、 を有することを特徴とした真空吸着パッド。
  2. 【請求項2】前記吸着パッド及び前記閉塞手段は、前記
    閉塞手段が前記貫通孔を閉塞する前に前記吸着パッドが
    前記部材に密着する位置関係にあり、 前記開閉手段は、前記吸着パッドが前記部材の表面に密
    着し、その後、前記閉塞手段が前記貫通孔を塞いだ後に
    前記連通路と前記パッド内とを連通させることを特徴と
    する請求項1に記載の真空吸着パッド。
JP18247596A 1996-07-11 1996-07-11 真空吸着パッド Pending JPH1029184A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040413

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02