JPH10291780A - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

Info

Publication number
JPH10291780A
JPH10291780A JP9889297A JP9889297A JPH10291780A JP H10291780 A JPH10291780 A JP H10291780A JP 9889297 A JP9889297 A JP 9889297A JP 9889297 A JP9889297 A JP 9889297A JP H10291780 A JPH10291780 A JP H10291780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
pin
ring
space
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9889297A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Murakami
仁 村上
Takeshi Seto
武志 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mikuni Corp filed Critical Mikuni Corp
Priority to JP9889297A priority Critical patent/JPH10291780A/ja
Publication of JPH10291780A publication Critical patent/JPH10291780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 昇降と任意の高さでの保持が可能であると共
にモータ等の故障による緊急事態が発生しても手動で被
介護者や物品を下降させることができる耐久性に優れた
安価でコンパクトな動力伝達機構を提供する。 【解決手段】 通常使用時にはリング32のストッパ用
穴30にストッパピン54を嵌合させることによってリ
ング32を本体に対して固定状態とする。リングの内周
面とカム16の外周面との間に第一と第二空間とを形成
し、第一空間の内部のローラ46を付勢するスプリング
40を備える。カム16には、第一空間を区画する位置
にカム面48を有し、そのカム面は、リング32の内周
面との間隔がローラ46の直径より大きい箇所と小さい
箇所とを有する。カム16に対して回転自在な歯車28
には第一空間内に位置する第一ピン42と第二空間内に
位置する第二ピン44とを固定する。カム16に、ベル
トを巻き付けるためのプーリ14を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等の駆動手
段で人や物を保持するベルト等を昇降させることができ
ると共に、手動によってベルト等を下降させることがで
きる動力伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばモータ等の駆動手段でベルト等を
巻き上げる介護用リフトにおいては、介護者を載せるバ
ケットを任意の高さで保持することができると共に、緊
急時にはバケットをゆっくりと降下させる機能が必要で
ある。このように、介護者を載せるリフトだけでなく、
種々の物品を昇降させるリフトにおいても、駆動手段等
が故障した際には、物品を降下させる必要が生じる。任
意の高さで保持するバケット等を保持することができ、
しかも緊急時や故障時にバケット等を降下させることが
可能な従来のリフトとしては、電磁クラッチブレーキを
使用するもの(クラッチブレーキでモータの逆回転を阻
止し、非通電時でもブレーキを効かせる)や、最大負荷
でも落下しない大きな歯車比の歯車で構成したものや、
回転部にワンウェイの摩擦抵抗を設けたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このうち、電磁クラッ
チブレーキを使用するものは、動作は確実であるが、構
造が複雑でコストが高くなるという欠点があった。大き
な歯車比の歯車で構成したものは、昇降速度が遅いとい
う欠点があり、更に、非常時のおける下降の際に体重の
軽い人は降ろす速度が遅いという欠点があった。回転部
にワンウェイの摩擦抵抗を設けたものは、耐久性に乏し
いという欠点があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、駆動手段による被介護者や物品の昇降が可能であ
り、任意の高さでの保持が可能であると共に、モータ等
の故障による緊急事態が発生しても手動で被介護者や物
品を下降させることができる耐久性に優れた安価でコン
パクトな動力伝達機構を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ハウジングと、そのハウジングの内部に回
転自在に備えられるものであってベルトを巻き付けるた
めのプーリと、そのプーリと一体に固定されるカムと、
前記ハウジングに固定される駆動手段と、その駆動手段
によって回転させられるものであって前記カムに対して
回転自在な歯車と、その歯車に固定される第一ピン並び
に第二ピンと、前記カムの外周面に取り付けられるもの
であってそのカムに対して回転自在なリングと、そのカ
ムの外周面と前記リングの内周面との間に形成されるも
のであって前記第一ピンを挿入するための第一空間並び
に前記第二ピンを挿入するための第二空間と、第一空間
の内部に備えられるローラとそれを一方向に付勢するス
プリングと、前記第一空間を区画するカムの外周に形成
されるものであって前記リングの内周面との距離が前記
ローラの直径より大きい箇所と小さい箇所とを有するカ
ム面と、前記リングに形成させるストッパ用穴と、その
ストッパ用穴に嵌合可能なものであって前記本体に変位
自在に保持されるストッパピンと、そのストッパピンを
ストッパ用穴に常に嵌合するよう付勢する付勢手段と、
その付勢手段に抗してストッパピンをストッパ用穴から
外すための操作ノブとを有し、通常時にはリングのスト
ッパ用穴にストッパピンを嵌合させることによってリン
グを前記本体と固定状態とし、駆動手段によって歯車を
回転させることによって第一ピンと第二ピンの少なくと
も一方がカムとプーリを回転させてプーリへのベルトの
出し入れを行い、駆動手段を停止させた状態では前記カ
ム面と前記リングの内周面とでローラを挟んでカム及び
プーリの下降方向の回転を阻止し、駆動手段を停止させ
た状態で前記ストッパピンをストッパ用穴から外すと、
リングが本体に対して回転自在となり、前記カム面と前
記リングの内周面とに挟まれたローラを介して回転自在
なリングとカムとを連結してプーリの回転を可能にして
ベルトを引き下げるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係わる動力伝達機構の一実施形態
を示す分解斜視図、図2は動力伝達機構の正面図、図3
は図2の縦断面図、図4は図3のY−Y線断面図であ
る。ハウジング10の内部には中心軸12が固定され、
その中心軸12の外面にはプーリ14とカム16とが回
転自由に取り付けられている。それらプーリ14とカム
16とはボルト18で固定されている。プーリ14の両
面には、プーリ14の直径より径大の円盤状のガイド2
0が固定されており、そのプーリ14の周囲でしかも一
対のガイド20の間にロープまたはベルト22が巻き付
けられる。
【0007】前記カム16は、図1に示すように、小径
の筒部24と、円弧状の外周に2箇所の切欠(図1)を
形成した大径のカム面部26とから成る。その小径の筒
部24の外周に歯車28を嵌合させ、筒部24と歯車2
8とが互いに自由に回転できるように設定されている。
前記大径のカム面部26の外周に2個所のストッパ用穴
30を形成したリング32を嵌合させ、カム面部26と
リング32とが互いに自由に回転できるように設定され
ている。カム面部26の外周面に形成された2個の切欠
とリング32の内周面との間に、図4に示す第一空間3
4と第二空間36とが形成される。カム面部26には、
第一空間34に開口する穴38(図1並びに図4)が形
成され、その穴38にスプリング40が収納され、通常
状態においてそのスプリング40の一端は穴38から第
一空間34内に突出している。
【0008】前記歯車28には前記カム面部26に対向
する側面に、第一ピン42と第二ピン44とが固定され
ており、第一ピン42は前記第一空間34に挿入され、
第二ピン44は前記第二空間36に挿入される。第一空
間34の内部には、前記第一ピン42と平行にローラ4
6が挿入され、そのローラ46は前記スプリング40に
よって一方の方向に付勢される。カム面部26には第一
空間34を区画する位置にカム面48が形成され、その
カム面48は、リング32の内周面との間隔がローラ4
6の直径より大きい箇所と小さい箇所とを有する。カム
面48のうち、ローラ46の直径より大きい箇所は前記
穴38に近い位置に形成され、ローラ46の直径より大
きい箇所は前記穴38より離れた位置に形成される。
【0009】図4に示すように、第一空間34内におい
て、ローラ46はカム面48に対向する位置に配置さ
れ、第一ピン42はローラ46を中心にしてスプリング
40と反対側に配置される。通常時においては、前記ス
プリング40によって、ローラ46は前記リング32の
内周面とカム面48との両方に接触する位置まで付勢さ
れている。ローラ46がリング32の内周面に接触する
接線とカム面部26の壁に接触する接線とのなす角度θ
は楔形となっており、図4でカム面部26(カム16)
が反時計方向(B方向)に回転する場合には、ローラ4
6はその回転に抗するものである。即ち、ローラ46が
リング32の内周面とカム面48との両方に接触してい
る状態で、図4でカム16が反時計方向に回転しようと
しても、リング32が本体10に固定された状態である
場合には、カム16は反時計方向には回転しないように
なっている。
【0010】図3に示すように、前記本体10にはスト
ッパ部材50が固定されている。このストッパ部材50
は主に、本体10に固定するためのハウジング52と、
そのハウジング52に対して変位可能なものであって前
記リング32のストッパ用穴30と嵌合するためのスト
ッパピン54と、そのストッパピン54を常に前記スト
ッパ用穴30と嵌合する方向に付勢するための付勢手段
としてのスプリング56と、ストッパピン54をストッ
パ用穴30から外すための操作ノブ58とから成る。通
常時は、前記リング32のストッパ用穴30に、ストッ
パ部材50のストッパピン54を嵌合させる。この嵌合
状態においては、リング32は本体10(ストッパ部材
50)に固定された状態となる。ストッパ用穴30にス
トッパピン54を嵌合させた状態(図3の状態)から、
操作ノブ58を下方に引くと、スプリング56に抗して
ストッパピン54がストッパ用穴30から外れる。この
状態においては、リング32と本体10との固定が外
れ、リング32はカム面部26(カム16)の周囲を自
由に回転できる状態となる。
【0011】前記ハウジング10には駆動手段としての
モータ60が固定され、そのモータ60の軸先端にピニ
オン62を固定し、そのピニオン62を前記歯車28の
歯と噛み合わせる。このモータ60のが駆動すると、歯
車28がカム16の筒部24の周りを回転する。
【0012】次に、動作について説明する。通常の状態
では、図3に示すように、リング32のストッパ用穴3
0にストッパ部材50のストッパピン54が嵌合し、リ
ング32は本体10(またはストッパ部材50)に固定
された状態となっている。通常の状態では更に、図4に
示すように、第一空間34内においてローラ46はスプ
リング40によって上方に押され、前記リング32の内
周面とカム面部26との両方に接触させられている。ま
た、第一空間34内の第一ピン42はローラ46と離れ
た状態にあると共に、第二空間内の36内の第二ピン4
4はカム面部48に回転方向の力を与えない状態にあ
る。
【0013】通常の状態からモータ60がベルト22を
巻き上げる方向に作動すると、図4において歯車28が
時計方向(A方向)に回転し、この歯車28と共に第一
ピン42とピン第二ピン44が回転する。ここで、図5
に示すように、第一空間内の34内の第一ピン42はカ
ム面部26の壁に接触すると共に、第二空間36内のピ
ン第二ピン44はカム面部26の壁に接触し、第一ピン
42と第二ピン44のうちの少なくとも1つが図5でカ
ム16を時計方向(a方向)に回転させる。この際、ロ
ーラ46がリング32の内周面とカム面部26との両方
に接触しているが、そのローラ46は図5におけるカム
16の時計方向の回転を妨げることはない。カム16と
前記プーリ14とが固定されているので、図5における
カム16の時計方向の回転は、図2においてプーリ14
を反時計方向に回転させ、プーリ14にベルト22を巻
き付ける。
【0014】次に、モータ60の作動が停止すると、第
一ピン42と第二ピン44によってカム16を時計方向
(図5)に回転させる力が無くなる。それと共に、図2
や図3において、ベルト22の自重やベルト22に載せ
た介護者や物等の重さによってベルト22を下に引っ張
る力がかかる。このベルト22を下に引っ張る力は、図
4においてカム面部26(カム16)を反時計方向(b
方向)に回転させる力となる。図4の状態から、カム1
6が反時計方向に回転しようとするが、ローラ46がリ
ング32の内周面とカム面48との間の楔形の両面に挟
まれる。この状態では、リング32が本体10に固定さ
れた状態であるので、カム16は反時計方向に回転する
ことはない。この結果、モータ60の作動を停止させた
状態では、プーリ14が回転することはなく、ベルト2
2に載せている介護者や物品が落下することはなく、安
定的に保持することができる。
【0015】その後、ベルト22に載せている介護者や
物品を下に下げる際には、モータ60を逆回転させる。
即ち、図4において歯車28と第一ピン42とピン第二
ピン44を反時計方向(B方向)に回転させる。これに
よって、第一ピン42がスプリング40に抗してローラ
46を押し、更にカム面部26(カム16)に図4で反
時計方向(b方向)の回転力を加える(図6)。図6の
状態では、第一ピン42がローラ46を介してカム面部
26(カム16)を回転させ、第二ピン44は直接接触
してカム面部26(カム16)を回転させる。図6の状
態でカム面部26(カム16)に反時計方向(b方向)
の回転力が与えられると、このカム16の反時計方向の
回転を妨げるものは無く、カム16は反時計方向に回転
させられる。カム16とプーリ14とが固定されている
ので、プーリ14は図2において時計方向に回転し、こ
の結果、プーリ14からベルト22が引き出され、介護
者や物品が下に下げられる。
【0016】本発明では、手動でベルト22を下に下げ
ることができる。即ち、モータ60を停止させた状態
で、ストッパ部材50の操作ノブ58を引っ張る。操作
ノブ58を引っ張ることによって、ストッパピン54と
リング32のストッパ用穴30との嵌合が外れ、リング
32はストッパ部材50(本体10)に対して回転可能
な状態となる。ベルト22に介護者や物品を載せていた
場合には、図4でカム16に反時計方向(b方向)に回
転する力が加えられる。そのカム16の回転力によっ
て、ローラ46がリング32の内周面とカム面48との
楔形の両面に挟まれるが、リング32はストッパ部材5
0(本体10)に対して回転自在な状態となっているた
め、楔形の両面に挟まれたローラ46を介してリング3
2とカム16とが連結された状態となり、図4でカム1
6と共にリング32が反時計方向に回転する。この結
果、図2でプーリ14が時計方向に回転しベルト22を
下に下げることができ、介護者や物品を下に降ろすこと
ができる。なお、上記ではモータ60を停止させた状態
について説明したが、バッテリ切れや停電やコントロー
ラ等の故障の場合でも、ストッパ部材50の操作ノブ5
8を引っ張ることによって、クラッチ機能を解除するこ
とができ、介護者や物を下に降ろすことができる。
【0017】以上のように本発明では、モータ60の作
動によって、ベルト22をローラ46に巻き上げたり、
ベルト22をローラ46から引き出したりして、介護者
や物品を昇降させることができる。そして、モータ60
の停止によって、介護者や物品を停止位置に保持するこ
とができる。更に、モータ60の故障や、バッテリ切れ
や、停電や、コントローラ等の故障があっても、ストッ
パ部材50の操作ノブ58を引っ張ることによって、ク
ラッチ機能を解除することができ、介護者や物品を下に
降ろすことができる。
【0018】なお、前記カム16には、ローラ46とス
プリング40と第一ピン42を収容すると共にカム面4
8を形成した第一空間を34を1箇所設け、第二ピン4
4を収容する第二空間を36を1箇所設けたが、図7に
示すように、ローラ46とスプリング56と第一ピン4
2を収容する第一空間を34を2箇所(またはそれ以上
の複数箇所)設けると共に、ピン第二ピン44を収容す
る第二空間を36を2箇所(またはそれ以上の複数箇
所)設けるようにしても良い。このように、機構を2箇
所以上設けることにより、1箇所の機構が故障しても他
の機構で作動させることができ、性能を安定させること
ができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる動力伝達
機構によれば、クラッチは楔形の面にローラを接触させ
るものであるので、経時劣化が少なく品質が安定する。
また、ブレーキ兼クラッチ機構は、小型のリングとカム
とローラとスプリングとから成る簡単な構造であるの
で、安価である。更に、ブレーキ兼クラッチ機構をプー
リの側面に備えたので、コンパクトにすることができ
る。また、通常時には、プーリはベルトにかかる力によ
っては回転させられることはないので、介護者や物品の
重量に関係無く停止状態において確実に保持することが
できる。その上、従来はモータの故障や、バッテリ切れ
や、停電や、コントローラ等の故障があった場合には、
介護者や物品を下に降ろすことができなかったが、本発
明では、駆動手段等の故障が発生しても、手動でクラッ
チ機能を解除することができ、介護者や物品を下に降ろ
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる動力伝達機構の一実施形態を示
す分解斜視図である。
【図2】本発明に係わる動力伝達機構の正面図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】ベルトの巻上げ時のピンでカムを回転させる状
態を示す要部断面図である。
【図6】ベルトの下降時のピンでカムを回転させる状態
を示す要部断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示す要部断面図であ
る。
【符合の説明】
10 ハウジング 14 プーリ 16 カム 22 ベルト 24 筒部 26 カム面部 28 歯車 30 ストッパ用穴 32 リング 34 第一空間 36 第二空間 40 スプリング 42 第一ピン 44 第二ピン 46 ローラ 48 カム面 50 ストッパ部材 54 ストッパピン 56 スプリング 58 操作ノブ 60 モータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、そのハウジングの内部に
    回転自在に備えられるものであってベルトを巻き付ける
    ためのプーリと、そのプーリと一体に固定されるカム
    と、前記ハウジングに固定される駆動手段と、その駆動
    手段によって回転させられるものであって前記カムに対
    して回転自在な歯車と、その歯車に固定される第一ピン
    並びに第二ピンと、前記カムの外周面に取り付けられる
    ものであってそのカムに対して回転自在なリングと、そ
    のカムの外周面と前記リングの内周面との間に形成され
    るものであって前記第一ピンを挿入するための第一空間
    並びに前記第二ピンを挿入するための第二空間と、第一
    空間の内部に備えられるローラとそれを一方向に付勢す
    るスプリングと、前記第一空間を区画するカムの外周に
    形成されるものであって前記リングの内周面との距離が
    前記ローラの直径より大きい箇所と小さい箇所とを有す
    るカム面と、前記リングに形成させるストッパ用穴と、
    そのストッパ用穴に嵌合可能なものであって前記本体に
    変位自在に保持されるストッパピンと、そのストッパピ
    ンをストッパ用穴に常に嵌合するよう付勢する付勢手段
    と、その付勢手段に抗してストッパピンをストッパ用穴
    から外すための操作ノブとを有し、通常時にはリングの
    ストッパ用穴にストッパピンを嵌合させることによって
    リングを前記本体と固定状態とし、駆動手段によって歯
    車を回転させることによって第一ピンと第二ピンの少な
    くとも一方がカムとプーリを回転させてプーリへのベル
    トの出し入れを行い、駆動手段を停止させた状態では前
    記カム面と前記リングの内周面とでローラを挟んでカム
    及びプーリの下降方向の回転を阻止し、駆動手段を停止
    させた状態で前記ストッパピンをストッパ用穴から外す
    と、リングが本体に対して回転自在となり、前記カム面
    と前記リングの内周面とに挟まれたローラを介して回転
    自在なリングとカムとを連結してプーリの回転を可能に
    してベルトを引き下げるようにすることを特徴とする動
    力伝達機構。
  2. 【請求項2】 前記カムの外周面と前記リングの内周面
    との間に形成されるものであって前記第一ピンを挿入す
    るための第一空間並びに前記第二ピンを挿入するための
    第二空間とを複数個設け、各第一空間の内部にそれぞれ
    ローラとそれを一方向に付勢するスプリングとを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の動力伝達機構。
JP9889297A 1997-04-16 1997-04-16 動力伝達機構 Pending JPH10291780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9889297A JPH10291780A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 動力伝達機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9889297A JPH10291780A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 動力伝達機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10291780A true JPH10291780A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14231793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9889297A Pending JPH10291780A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 動力伝達機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10291780A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006027840A1 (ja) * 2004-09-09 2006-03-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータの駆動装置
CN106219428A (zh) * 2016-08-14 2016-12-14 韩睿 一种电动葫芦限位装置
CN110386564A (zh) * 2019-08-02 2019-10-29 宋建明 一种大型电力设备安装用吊装设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006027840A1 (ja) * 2004-09-09 2006-03-16 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha エレベータの駆動装置
CN106219428A (zh) * 2016-08-14 2016-12-14 韩睿 一种电动葫芦限位装置
CN110386564A (zh) * 2019-08-02 2019-10-29 宋建明 一种大型电力设备安装用吊装设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20140029117A (ko) 차양구동장치의 구동휠 및 이를 포함하는 차양구동장치
JPH0647389B2 (ja) スペアタイヤキヤリア
KR101056925B1 (ko) 차량 시트용 자동 회전 장치
JPH10291780A (ja) 動力伝達機構
US6029735A (en) Clutch mechanism for manual roller door operation
JPH0840685A (ja) 吊り上げ装置
JP2000145329A (ja) 横型ブラインドのスラット駆動装置
EP1293466A1 (en) Emergency manual elevator drive
US3734254A (en) Stepping motor with automatic brake
JP3090193B2 (ja) 荷物落下防止装置付ホイスト
JP2807632B2 (ja) 軸の回転阻止機構およびこの回転阻止機構を用いた旗の巻上装置
JP2738483B2 (ja) ブラインドのスラット駆動装置
KR102383883B1 (ko) 환자용 호이스트
JP3485354B2 (ja) 窓の開閉操作装置
JPH09168354A (ja) 釣用リール
JP3274098B2 (ja) チェーンブロック
JPH089359Y2 (ja) シャッターの逆巻防止装置
JP2701199B2 (ja) 昇降補助機
JP2004256195A (ja) 昇降機の安全装置
JPH09170390A (ja) ロールブラインドの昇降装置
US6450293B1 (en) Fire escape device
WO2008096972A1 (en) Winch for escape
WO2021229923A1 (ja) 荷落下防止装置およびホイスト
US5394960A (en) Descent device
KR0181389B1 (ko) 휴대용 승강기의 브레이크장치