JPH10291241A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH10291241A
JPH10291241A JP9116067A JP11606797A JPH10291241A JP H10291241 A JPH10291241 A JP H10291241A JP 9116067 A JP9116067 A JP 9116067A JP 11606797 A JP11606797 A JP 11606797A JP H10291241 A JPH10291241 A JP H10291241A
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哲明 根子
Shunsuke Matsubara
俊介 松原
Heisuke Iwashita
平輔 岩下
Hiroyuki Kawamura
宏之 河村
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/22Current control, e.g. using a current control loop

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形サイクルの高速化が可能な射出成形機を
提供することにある。 【解決手段】 射出成形機の可動部を駆動するACサー
ボモータ4の電流制御をd−q変換を利用して行う。ロ
ータ位相θrに磁気飽和のトルク減少を補うために位相
補正量θmを加算する。サーボモータ4の3相の実電流
と補正されたロータ位相θ(=θr+θm)によってd
−q変換し、界磁の作る磁束方向のd相電流Idと該d
相電流Idと直交するq相電流Iqを求める(7)。ト
ルク指令をq相電流指令とし、d相電流指令を「0」と
してそれぞれ電流ループ制御を行い(1d,1q)、指
令電圧Vd、Vqを求める。2相−3相変換器2で3相
電圧指令Vu 、Vv 、Vw に変換し電力増幅器3を介し
てサーボモータ4を駆動する。電流ループの位相遅れが
なく、無効電流を少なくすることができ、高トルクを発
生できる。モータ発熱が少なく成形サイクル短くするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ACサーボモータ
によって型締部や射出部等の可動部を駆動する射出成形
機に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の可動部をACサーボモータ
で駆動する射出成形機は公知である。
【0003】ACサーボモータで可動部を駆動する射出
成形機の一例を、図2に示す概略図を参照して簡単に説
明する。射出成形機は、大きく分けて型締部100と射
出部200で構成されている。射出成形機のベースに固
定された固定プラテン101とリアプラテン103は4
本のタイバー104で結合され、該タイバー104と摺
動自在に嵌合し該タイバー104でガイドされる可動プ
ラテン102を有し、可動プラテン102と固定プラテ
ン101には金型105が取り付けられ、リアプラテン
103と可動プラテン102間にトグル機構106が設
けられ型締部100を構成している。
【0004】型締用ACサーボモータMcによってボー
ルネジ/ナット機構107を介して該トグル機構106
は駆動され、可動プラテン102を移動させて金型10
5の開閉型締を行う。Meはエジェクト用ACサーボモ
ータで、エジェクト機構108を駆動して可動側の金型
105から成形品を突き出す。なお、M1は型厚調整用
のモータで、金型105の厚みに応じて設定型締力が得
られる位置に、プーリ、ベルト等を介してリアプラテン
103を移動させるものである。
【0005】射出部200は、フロントプレート201
とリアプレート203間に掛け渡されたガイドバーに沿
って移動するプッシャープレート202が設けられ、フ
ロントプレート201には、加熱シリンダ204が取り
付けられている。該加熱シリンダ204内にはスクリュ
ー205が嵌挿され、該スクリュー205はプッシャプ
レート202に回転自在、軸方向移動不能に取り付けら
れている。Mmは計量用ACサーボモータであり、プー
リ、ベルと等を介してスクリュー205を回転させるも
のである。又MI は射出用ACサーボモータであり、プ
ーリ、ベルト、ボールネジ/ナット機構206を介して
プッシャープレー202を移動させ、スクリュー205
を軸方向に移動させ、射出、保圧を行うものである。
又、計量時の背圧制御もこの射出用サーボモータMI に
よって行われる。
【0006】又、M2はノズルタッチ用のモータで、該
モータM2によってボールネジ/ナット機構207を駆
動して、射出部200全体を移動させて加熱シリンダ2
04の先端に設けられたノズルを固定プラテン101に
取り付けられた金型105に接触、離脱を行わせるもの
である。
【0007】以上のような、射出成形機の可動部(可動
プラテン、エジェクト機構、スクリュー回転、スクリュ
ーの軸方向移動)を駆動するACサーボモータMc、M
e、Mm、MI の駆動制御する方式では、可動プラテ
ン、エジェクト機構、スクリューの軸方向移動において
は、位置の制御が行われている。この位置の制御を行う
場合、ACサーボモータMc、Me,MI (なお、図3
ではこれらのサーボモータを符号4で現している)に位
置、速度検出器を取付、図3に示すように、位置の指令
と位置のフィードバック信号に基づいて位置制御部10
が位置ループ制御を行い速度指令を求め、該速度指令
と、速度フィードバック信号に基づいて速度制御部11
が速度ループ制御を行いトルク指令を求め、該トルク指
令により電流制御部12が3相各相毎電流ループ制御を
行い、流すべく電流に対応する電圧指令を求め、該指令
電圧に基づいてインバータ等の電力増幅器によってAC
サーボモータを駆動している。又スクリューを回転され
るACサーボモータMmでは、位置の制御は行わずに
(図3において一制御部10がなく直接速度指令が入力
される)速度ループ制御を行っている。
【0008】図4は、このACサーボモータにおける従
来から行われている電流制御方式のブロック図である。
速度ループから出力されるトルク指令と、ACサーボモ
ータに設けられたロータ位相検出器からのロータ位相θ
に基づいて、U相ではトルク指令にsinθを乗じU相
の電流指令を求め(なお、ロータ位相はU相を基準にし
ている)、V相では120度位相のずれたsin(θ+
2π/3)をトルク指令に乗じV相の電流指令を求め、
W相では、さらに120度ずれたsin(θ−2π/
3)をトルク指令に乗じW相の電流指令を求めている。
そして、各相とも、この電流指令と各相の電流フィード
バック信号によって積分比例制御の電流ループ制御を行
って電圧指令(PWM指令)を求め、インバータ等のサ
ーボアンプを介してサーボモータを駆動している。な
お、図4において、各電流ループにおけるK1は積分ゲ
イン、K2は比例ゲイン、Rはサーボモータの巻線抵
抗、Lはそのインダクタンスである。又各相電流ループ
内のsは微分演算子である。
【0009】上述したような電流制御方式では、サーボ
モータの回転数が上昇すると比例して交流電流の周波数
(インバータで作成される交流電流の周波数)が上がる
ため、制御系の周波数特性の観点からゲインの低下、位
相の遅れが発生する。このため、力率が悪くなり駆動電
流の増加、最大トルクの低下等の問題が生じる。
【0010】一方、射出成形機においては、成形サイク
ルを連続して繰り返し実行するものであり、生産効率を
上げるには、成形サイクルを高速化することが望まし
い。成形サイクルを高速化するには、射出成形機の各可
動部を駆動するACサーボモータを高速で駆動する必要
があるが、高速運転を行うと、上述したように、駆動電
流が増加する。その結果モータの発熱が増大することか
ら、成形サイクルを高速化する上で障害となる。さら
に、成形サイクルを高速化するには、高トルクの発生が
必要であるが、上述したように、最大トルクの低下が生
じることから、この点においても問題である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、成形サイクルの高速化が可能な射出成形機を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、可動部をAC
サーボモータで駆動する射出成形機において、3相から
界磁の作る磁束方向のd相と該d相と直交するq相の2
相へ変換するd−q変換を利用して、上記ACサーボモ
ータの電流制御を行うようにした。射出成形機の可動部
を駆動するACサーボモータの駆動電流とロータ位相よ
り3相から2相への変換を行って界磁の作る磁束方向の
d相電流と該d相電流と直交するq相電流を求めフィー
ドバック電流とする。そして、トルク指令をq相の電流
指令、d相電流指令を零として電流のフィードバック制
御を行いd相、q相の指令電圧を求める。該d相、q相
の指令電圧より2相から3相への変換を行ってACサー
ボモータの各相への指令を求めACサーボモータを駆動
制御する。ACサーボモータへの上記トルク指令Iqが
磁気飽和発生する電流値以上の場合、上記q相電流の位
相を進める位相進め制御を行ってACサーボモータの出
力トルクの減少を防止し、高速高トルクを得る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、ACサーボモータの電
流制御において、力率の低下による駆動電流の増加を防
止しかつ最大トルクの低下をも防止する方法として、3
相から2相へ、2相から3相へ変換するd−q変換を用
いる。d−q変換は、d軸を界磁の作る磁束の方向に、
該d軸に直交する向きにq軸をとり、d軸方向の電流I
d、電圧Vdと、q軸方向の電流Iq、電圧Vqを求め
これらを制御するものである。
【0014】図1はd−q変換を行って電流制御を行う
本発明の一実施形態の電流制御部のブロック図であり、
射出成形機の可動部を駆動するACサーボモータMc、
Me、Mm、MI の電流制御部がこの図1に示すブロッ
ク図の電流制御部で構成されるものてあり、図3の電流
制御部12のブロックとサーボモータ4のブロックがこ
の図1のブロック図に代わるものである。図1におい
て、1dはd相の電流ループ制御を行うd相電流制御
器、1qは同様にq相の電流ループ制御を行うd相電流
制御器、2は、各電流制御器1d,1qより出力される
d相指令電圧Vd、q相指令電圧Vq及び後述するよう
に、ロータ位相θrに補正値θmを加算して求められた
補正されたロータ位相θに基づいて、次の1式の演算を
行って3相のU,V,W相の指令電圧Vu,Vv,Vw
に変換する2相−3相変換器である。
【0015】
【数1】 又、3はインバータ等で構成される電力増幅器、4はA
CサーボモータMc、Me、Mm、MI のいずれか1つ
のACサーボモータ、5はACサーボモータのロータ位
相θrを検出するロータ位相検出器、6は後述するよう
にACサーボモータ4の内部において磁気飽和が生じた
時にロータ位相を補正する磁気飽和補正手段、7は3相
のU,V,W相の電流Iu,Iv,Iwを2相のd相電
流Id、q相電流Iqに変換する3相−2相変換器であ
り、図示しない電流検出器で検出したACサーボモータ
の各相の実電流Iu、Iv、Iwの内、いずれかの2相
の電流(図1ではIu、Iv)と、検出したロータ位相
θrに補正値θmを加算して得られた補正されたロータ
位相θとに基づいて、次の2式の演算を行って、d相電
流Id、q相電流Iqを求める。
【0016】
【数2】 次に、この電流制御方式の動作を説明すると、d相の電
流指令を「0」とし、q相の電流指令を速度ループ(図
3の速度制御部11)から出力されるトルク指令とし、
各相指令値から3相−2相変換器7から出力されるd
相,q相の電流Id,Iqを夫々減じてd相,q相の電
流偏差を求め、電流制御器1d,1qで従来と同様にし
て比例,積分制御電流ループ制御を行ってd相指令電圧
Vd,及びq相指令電圧Vqを求める。そして、2相−
3相変換器2によって、求めたd相,q相の指令電圧V
d,VqからU,V,W相の指令電圧Vu,Vv,Vw
を求め、この指令電圧を電力増幅器6に出力してインバ
ータ等でサーボモータ4の各相に対して電流Iu,I
v,Iwを流してACサーボモータ4を駆動制御する。
【0017】以上のような、d−q変換により2相に変
換した後の電流制御では、電流ループにおける位相遅れ
はなく、d相の実電流が指令値「0」と等しくなる様に
制御されるため、q相の有効電流のみとなるから、AC
サーボモータに流す駆動電流は減少し、モータの発熱量
が減りオーバヒートになる負荷レベルを下げることがで
きる。そのため、射出成形機の成形サイクルを高速にす
ることが可能になる。
【0018】又、従来の図4に示すような3相各相毎の
電流制御では、高速回転領域で位相遅れ等によりトルク
特性が劣化して、このトルクの低下により高速回転化が
妨げられていたが、d−q変換により2相に変換した後
の電流制御を行う本発明においては、制御方式の原理上
位相遅れがなく、高速運転が可能となり、成形サイクル
の短縮化が図れる。
【0019】しかし、希土類を使用した磁束密度の高い
ACサーボモータでは、モータ内部の磁気回路において
磁気飽和が起こりやすい。モータ内部の磁気回路におい
て磁気飽和が発生していない状態では、供給電流(I
q)の増加に伴って発生するトルクはトルク定数ktに
従って増加する。しかし、例えば供給電流(Iq)が増
大し磁気回路が磁気飽和状態になると、モータが発生す
ることができる最大トルクは、トルク定数ktにより定
まるトルク値より低下する。そこで、本発明は磁気飽和
が生じる高速回転時に図1における磁気飽和補正手段6
によってロータ位相θrに磁気飽和補正θmを行うこと
により、q相電流Iqの位相を進めて上記高速回転時の
トルク低下を防止するようにした。
【0020】次に、この磁気飽和補正について説明す
る。図5,6,7は、ACサーボモータのd−q座標上
での磁束ベクトルを示す図であり、ロータの永久磁石の
磁束(主磁束ΦM )の方向をd軸とし、有効電流Iqに
よって発生する磁束M・Iqの方向をq軸としている。
なお、d軸とq軸は互いに直交する軸である。したがっ
て、ロータの永久磁石による主磁束ΦM と有効電流Iq
によって発生する磁束M・Iqとをベクトル的に加算し
て合成磁束を求めると、トルクを形成ための有効磁束Φ
g となる。このとき発生するトルクTは有効磁束Φg と
有効電流Iqの外積によって次の3式で表される。
【0021】 T=Φg ×Iq=(ΦM +M・Iq )×Iq …(3) ここで、トルクTは、図5,6,7中の面積Sに比例す
ることになる。図5において、q相電流をIqからI
q’に増加させると面積はSからS’に増加し、発生す
るトルクTも増加する。さらにq相電流を増加させる
と、有効磁束Φg が増加してモータ内部の磁気回路にお
いて磁気飽和が発生する。有効磁束が磁気飽和領域に入
ると、さらにq相電流Iqを増加させてもそれに比例し
て有効磁束は大きくならず、したがってトルクが増加し
なくなる。図6の磁束ベクトル図において、縦線による
ハッチング部分は磁気飽和領域を模式的に示しており、
増加したq相電流Iq1 によって形成される磁束Φg は
磁気飽和領域内に入ることになり、磁気飽和によって実
際に形成される磁束はΦg よりも小さなΦgsとなる。し
たがって、発生するトルクの大きさを図中の面積Sで比
較すると、本来発生すべきトルクは(S1 +S2 )であ
るのに対して、磁気飽和によって実際に発生するトルク
はS1 となり、S2 /(S1 +S2 )分のトルクが減少
することになる。
【0022】そこで、本発明の磁気飽和補正では、q相
電流Iqの位相を進めることによって磁束Φg が磁気飽
和領域内に進入しないよう制御し、トルク分の減少を抑
える。図6の磁束ベクトル図において、q軸方向のq相
電流Iqによって形成される磁束Φgsが磁気飽和領域に
達しているとき、q相電流Iqをθだけ位相を進めると
磁束Φgsと磁気飽和領域との間に余裕が生じ、より大き
なq相電流Iq1(θ)を供給することができる。このと
きの磁束Φgs(θ)はΦgsよりも大きくとることがで
き、発生するトルクの大きさを図中の面積Sで比較する
と、q相電流Iqをθだけ位相を進めて磁気飽和補正を
行った場合に発生するトルクは(S1 +S3)となり、
磁気飽和補正を行わない場合のに発生するトルクS1 に
対して、S3/S1 分のトルクを増加させることができ
る。
【0023】この磁気飽和補正による増加トルクは、前
記図6,図7において、トルクを面積Sで示した場合に
はS3<S2に関係となり、磁気飽和がない場合に得ら
れる最大トルクに達しないもののトルクを増加させるこ
とができる。
【0024】q相電流の位相進めの制御は、実際にはロ
ータ位相検出器で検出されるロータ位相を進めることに
よって、制御上のd−q座標を実際のd−q座標より進
めることにより行うことができ、制御系からみた制御態
様は通常の制御と同様である。図8は制御上のd−q座
標と実際のd−q座標とを比較するための図である。図
8(a)において、q相電流の位相進めの制御は、制御
上のd−q座標を実際のd−q座標に対してθmだけ位
相を進めることに対応している。図8(b)において、
制御系による制御は、実際のd−q座標に対してθmだ
け位相を進んでいる制御上のd−q座標上で行われ、該
d−q座標のq軸方向にq相電流を流すことによって磁
気飽和補正を行うことができる。したがって、制御系か
らみた場合には、通常の制御と変わらない制御を行うこ
とになる。
【0025】次に、本発明の磁気飽和補正における位相
の進め角θmについて説明する。図9は進め角θmの一
例を説明するための図であり、電流指令に対する進め角
θmを示している。図において、電流指令Iq*が設定し
た値Ib以内の場合には進め角θmを0°とし、電流指令
Iq*が設定した値Ibを越えた場合には進め角θmを電
流指令Ibに比例させて増加させている。図9に示す進
め角θmは、以下の4式、5式により表される。 abs(Iq*)>Ibのとき θm=k(abs(Iq*)−Ib)sign(Iq*)…(4) abs(Iq*)<Ibのとき θm=0 …(5) なお、Iq*はq相指令電流、Ibは磁気飽和領域に入りは
じめる電流指令の大きさを指定する電流値であり、kは
比例定数、abs は絶対値、signは符号を表している。こ
こで、比例定数kは磁気飽和係数であり、モータ毎に異
なる磁気飽和特性に応じて決定するものであり、実験に
より定めることができる。
【0026】したがって、電流指令Iq*が小さくこの電
流指令の大きさでは発生する磁束が磁気飽和領域に入ら
ない場合には、磁気飽和補正を行う必要がないため、進
め角θmを0°として電流指令Iq* を位相制御すること
なくモータ制御を行う。これに対して、電流指令Iq* が
大きくなりこの電流指令によって発生する磁束が磁気飽
和領域に入る場合には、磁気飽和補正を行う必要が生じ
るため、進め角θmを磁気飽和の程度に応じて位相を進
める制御を行う。この磁気飽和の程度に応じた位相進め
は、電流指令Iq* が磁気飽和領域に入りはじめる電流指
令の大きさIbを越えた程度に応じて設定することがで
き、電流指令Iq* と電流Ibの差に従って設定することが
できる。
【0027】図10は、射出成形機を制御する制御装置
内の各サーボモータを制御するディジタルサーボ回路の
プロセッサが電流ループ処理周期毎に実行する処理のフ
ローチャートである。なお、この射出成形機及びディジ
タルサーボ回路の構成は従来のものと同一であるから省
略する。
【0028】デジタルサーボ回路のプロセッサは、指令
された位置指令(もしくは速度指令)に基づいて、従来
と同様の位置ループ処理,速度ループ処理を行ない(図
3の位置制御部10、速度制御部11の処理)、トルク
指令(電流指令)Iq*を求める。そして、電流ループ処
理周期では、この電流指令(トルク指令)Iq*を読むと
ともに(ステップS1)、ロータ位相検出器からロータ
位相θr、u相,v相の電流フィードバック値Iu,I
vの取込みを取り込む(ステップS2,S3)。
【0029】次に、読み取ったトルク指令(電流指令)
Iq*の絶対値が磁気飽和が生じるとして設定されている
電流値Ib を越えたか判断し(ステップS4)、越えて
いなければ、位相補正量θmを「0」とし、越えている
と、4式の演算を行って位相補正量θmを求める(ステ
ップS6,S5)。そして、ステップS2で読み取った
ロータ位相θrに位相補正量θmを加算し補正されたロ
ータ位相θを求め(ステップS7)、この補正されたロ
ータ位相θとステップS3で取り込んだu相,v相の電
流フィードバック値Iu,Ivにより、上記2式の演算
を行って3相電流のIu,Iv,Iwから2相電流のI
d,Iqを求める(ステップS8)。そして、求めたd
相電流Idをフィードバック電流とし、d相電流指令を
「0」として、通常の電流ループ処理(比例積分制御)
を行いd相指令電圧Vdを求める。又、ステップS1で
読み取った電流指令Iq*をq相の電流指令とし、ステッ
プS8で算出したq相の電流値Iqをフィードバック電
流として電流ループ処理を行ってq相の電圧指令Vqを
求める(ステップS9)。
【0030】こうして求められたd相、q相指令電圧V
d、Vqと、上記ステップS7で求めた補正され進めら
れたロータ位相θより、上記1式の演算によってd−q
変換を行って2相電圧Vd,Vqから3相電圧Vu,V
v,Vwを求めて電圧指令(PWM指令)として電力増
幅器6に出力する(ステップS10,S11)電力増幅
器はインバータでPWM制御を行って、各相の電流I
u,Iv,IwをACサーボモータ4に供給し駆動す
る。
【0031】図11は、従来の方式と本発明の制御方式
による差異を見るために行った実験結果であり、同一の
負荷に対して、従来の電流方式の制御で行った場合と、
本発明の方式で行った時のACサーボモータに流れる電
流値を測定したものであり、横軸1区間は2ms、縦軸
1区間は2Aである。
【0032】図11(a)は従来の3相毎の電流制御方
式による実験結果であり、図11(b)は本発明のd−
q変換によって電流制御を行った時の実験結果である。
この図11(a)、(b)から明らかのように、本発明
の方が、無効電流(d相電流)がないかもしくは少ない
分、電流値が小さくなっている。
【0033】図12は、最大トルクを測定したもので、
図12(a)の従来の電流制御方式で発生できる最大ト
ルクよりも、図12(b)の本発明の電流制御方式によ
り発生できる最大トルクの方が2〜3割り大きくなって
いる。そして、本発明の方が、高速回転領域まで、高ト
ルクを発生できることもわかる。
【0034】又、図13は、射出成形機の射出軸を駆動
するサーボモータMI の電流制御に従来方式と本発明の
方式を適用し、射出速度、射出圧力を測定したものであ
る。なお、実線は本発明の方式、破線は従来方式であ
る。この図13から明らかのように、本発明の電流制御
方式を適用した方が、従来方式より射出速度の立ち上が
りは55%短縮され、圧力の立ち上がりも56%短縮さ
れている。又、最高速度も本発明の方が従来より2倍の
速度まで達成できている。さらに圧力も本発明の方が各
段に高い圧力を得ている。
【0035】
【発明の効果】以上のとおり、本発明では、高速高トル
ク、かつ小さい駆動電流でACサーボモータを駆動する
ことができるから、サーボモータの発熱が減少し、成形
サイクルを短縮することができ生産効率をあげることが
できる。発熱が減少することから、モータの冷却設備の
容量を下げることもできる。又、高速高トルクを発生で
きるから、射出時間が短く射出後直ちに固化が始まるよ
うな樹脂の利用も可能となる。さらに、モータトルクが
向上することから、高速な型の開閉、高速なエジェクタ
動作、スクリューの高速回転による計量時間の短縮が図
れる。
【0036】さらに、上述した位相補正(位相進め補
正)を行うことによって、図12に示されるように、A
Cサーボモータ停止時において高トルクを発生できるか
ら、保圧時に高い保圧圧力を発生することができる。
又、ACサーボモータによって直接可動プラテンを駆動
して型締を行うような直圧式の型締装置の場合において
は、ACサーボモータ停止時においても位相補正により
大きなトルクを発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における射出成形機の可動
部を駆動するACサーボモータの電流制御のブロック図
である。
【図2】ACサーボモータで可動部を駆動する射出成形
機の概要図である。
【図3】サーボモータの位置、速度、電流のループ制御
のブロック図である。
【図4】従来の電流ループ制御のブロック図である。
【図5】サーボモータのd−q座標上での磁束ベクトル
を示す図である。
【図6】サーボモータのd−q座標上での磁束ベクトル
を示す図である。
【図7】サーボモータのd−q座標上での磁束ベクトル
を示す図である。
【図8】制御上のd−q座標と実際のd−q座標とを比
較するための図である。
【図9】位相進め各θmの説明図である。
【図10】本発明の一実施形態におけるディジタルサー
ボ回路のプロセッサが電流ループ処理周期毎に行う電流
ループ処理のフローチャートである。
【図11】従来の電流制御方式と本発明の電流制御方式
による電流制御によってサーボモータに流れる電流を比
較するための実験結果を表す図である。
【図12】従来の電流制御方式と本発明の電流制御方式
による最大出力トルクを比較するための実験結果を表す
図である。
【図13】射出成形機の射出軸において、従来の電流制
御方式と本発明の電流制御方式による射出速度、射出圧
力の比較するための実験結果を表す図である。
【符号の説明】
Id d相電流 Iq q相電流 Vd d相指令電圧 Vq q相指令電圧 Vu U相指令電圧 Vv V相指令電圧 Vw W相指令電圧 Iu U相電流 Iv V相電流 Iw W相電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02P 21/00 H02P 5/408 C (72)発明者 岩下 平輔 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 河村 宏之 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機の可動部をACサーボモータ
    で駆動する射出成形機において、3相から界磁の作る磁
    束方向のd相と該d相と直交するq相の2相へ変換する
    d−q変換を利用して、上記ACサーボモータの電流制
    御を行うことを特徴とする射出成形機。
  2. 【請求項2】 射出成形機の可動部をACサーボモータ
    で駆動する射出成形機において、上記ACサーボモータ
    の駆動電流とロータ位相より、3相から2相への変換を
    行って界磁の作る磁束方向のd相電流と該d相電流と直
    交するq相電流を求めフィードバック電流とし、トルク
    指令をq相の電流指令、d相電流指令を零として電流の
    フィードバック制御を行いd相、q相の指令電圧を求
    め、該d相、q相の指令電圧より2相から3相への変換
    を行ってACサーボモータの各相への指令を求めACサ
    ーボモータを駆動制御することを特徴とする射出成形
    機。
  3. 【請求項3】 上記トルク指令が磁気飽和発生する電流
    値以上の場合、上記q相電流の位相を進める位相進め制
    御を行うことによって最大トルクを増大させることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の射出成形機。
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