JPH10290847A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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Publication number
JPH10290847A
JPH10290847A JP9103558A JP10355897A JPH10290847A JP H10290847 A JPH10290847 A JP H10290847A JP 9103558 A JP9103558 A JP 9103558A JP 10355897 A JP10355897 A JP 10355897A JP H10290847 A JPH10290847 A JP H10290847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimples
equator
golf ball
dimple
parting line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9103558A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiko Sugiura
路彦 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP9103558A priority Critical patent/JPH10290847A/ja
Publication of JPH10290847A publication Critical patent/JPH10290847A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打球時のボールの置き方の如何に拘らず略同
じ弾道で略同一の飛距離を得ることにある。 【解決手段】 成型金型のパーティングラインPLに交
差しないように多数のディンプル2,3を配置したゴル
フボールにおいて、パーティングラインPLを赤道とし
てその赤道からそれぞれ両極側へ緯度10°の緯度線K
に囲まれた赤道側領域Qに設けたディンプル2の開口面
積の総和QSを、各緯度線Kからそれぞれ両極側領域P
に設けたディンプル3の開口面積の総和PSに対して
0.14≦QS/PS≦0.17にする。両極側領域P
のディンプル3をその開口端に凹球面3bが直接接続す
る形状にする。赤道側領域Qのディンプル2をその開口
端に直筒部2aを介して凹球面2bが接続する形状にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフボールに関
し、更に詳しくは、打球時のボールの置き方の如何に拘
らず略同じ弾道で略同一の飛距離が保たれるゴルフボー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴルフボールの球面には、25
0個以上もの多数のディンプルが設けられている。この
ように球面にディンプルを配置することにより、ゴルフ
ボールの表面に乱流を起こし易くして、抗力を小さく
し、かつ揚力を大きくして飛距離をのばすことができ
る。
【0003】しかるに、ゴルフボールは上下2個の半割
金型を用いて成形するため、金型の合わせ目のパーティ
ングラインにバリが発生し、このバリは後工程で研磨除
去される。しかし、パーティングライン上にディンプル
があると、研磨作業を面倒にするため、通常パーティン
グライン上にはディンプルを配置しないようにしてい
る。その結果、パーティングライン近傍は、他の箇所よ
りもディンプル密度が粗となり、上述したディンプル効
果が低減するため、ゴルフボールの打球位置により弾道
と飛距離が相違するという問題があった。
【0004】即ち、パーティングラインが回転周方向に
なるように打球するときは、これと直交する方向に打球
する時に比べて、ディンプルによる乱流発生が少なくな
るため、飛距離が延びないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、打球
時のボールの置き方の如何に拘らず略同じ弾道で略同一
の飛距離を得ることが可能なゴルフボールを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、成型金型のパーティングラインに交差しないよう
に多数のディンプルを配置したゴルフボールにおいて、
前記パーティングラインを赤道として該赤道からそれぞ
れ両極側へ緯度10°の緯度線に囲まれた赤道側領域に
設けたディンプルの開口面積の総和QSを、前記各緯度
線からそれぞれ両極側領域に設けたディンプルの開口面
積の総和PSに対して0.14≦QS/PS≦0.17
にし、前記両極側領域にあるディンプルをその開口端に
凹球面が直接接続する形状にするのに対して、前記赤道
側領域にあるディンプルをその開口端に直筒部を介して
凹球面が接続する形状にしたことを特徴とする。
【0007】このように赤道側領域と両極側領域のディ
ンプル開口面積の総和の比を上記のようにしたゴルフボ
ールの赤道側領域のディンプルに直筒部を設け、両極側
領域に設けた凹球面だけのディンプルに比べて乱流の発
生作用を大きくしたので、パーティングラインが回転周
方向になるように打球する時のディンプル効果をこれと
直交する方向に打球する時のディンプル効果に近づける
ことができるため、打球時のボールの置き方の如何に拘
らず略同じ弾道で略同一の飛距離を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
ゴルフボールの一例を示す。ゴルフボールGは上下二つ
の割型からなる金型で成形され、その形成後の球面1に
は、成型金型のパーティングラインPLに交差しないよ
うに2種類の形状の異なるディンプル2,3が多数配置
されている。
【0009】2種類のディンプル2,3の内、ディンプ
ル2の方は、パーティングラインPLを赤道とすると
き、その赤道からそれぞれ北極N側及び南極S側の両極
側へ、球芯Oを中心に緯度10°の緯度線K,Kに囲ま
れた赤道側領域Qに設けられており、その形状は、図2
に示すように、その開口端に直筒部2aを介して凹球面
2bが接続するように形成されている。
【0010】他方、ディンプル3の方は、上記2つの各
緯度線Kからそれぞれ両極側領域P,Pに設けられ、そ
の形状は、図3に示すように、その開口端に凹球面3b
が直接接続するように形成されている。ディンプルの中
には緯度線Kと交差するように配置されるものがあり、
これらの内、ディンプルの中心が緯度線K上及び緯度線
KよりパーティングラインPL側にあるものはディンプ
ル2にし、ディンプルの中心が緯度線Kより両極側にあ
るものはディンプル3にするように定義するものとす
る。上述した定義の下に、赤道側領域Qにあるディンプ
ル2の開口面積の総和QSは、両極側領域P,Pにある
ディンプル3の開口面積の総和PSに対して0.14≦
QS/PS≦0.17の関係に設定されている。
【0011】このように構成されたゴルフボールにおい
て、赤道側領域Qに設けたディンプル2は、その開口端
に直筒部2aを設けているので、凹球面3bだけのディ
ンプル3に比べて乱流の発生作用が大きく、ディンプル
密度が粗となった赤道側領域Qのディンプル効果を両極
側領域P,Pのそれに近づけることができる。従って、
打球時にゴルフボールをパーティングラインが回転周方
向になるように打っても、その直交方向から打っても略
同じ弾道で略同一の飛距離にすることが可能になる。
【0012】本発明において、上記開口面積の総和の比
QS/PSが0.14より小さい場合には、直筒部を設
けても改善できず、逆に0.17を越えると、シンメト
リー性の問題は起こらない。本発明において、赤道側領
域Qのディンプル2の深さと両極側領域P,Pのディン
プル3の深さとは、実質的に同一にするのがよい。これ
らのディンプル2,3の深さDとしては、0.1〜0.
3mmにすることができる。
【0013】ディンプル2の直筒部2aの長さHとして
は、0.01〜0.05mmにするのが好ましい。長さH
が0.01mmよりも小さくては、直筒部による乱流増大
作用が十分に得られず、ディンプル3との差がなくな
る。また、0.05mmよりも大きくすると、金型での形
成の際に、型離れが悪くなる。
【0014】
【実施例】赤道側領域Qに配置したディンプルを図2の
形状、両極側領域P,Pのディンプルを図3の形状に
し、QS/PSと赤道側領域のディンプルの直筒部の長
さHとを表1のように変えた本発明ボール1,2(実施
例1,2)と比較ボール1,2(比較例1,2)、及び
全てのディンプルを図3の形状にし、QS/PSを異な
らせた従来ボール1,2(従来例1,2)とをそれぞれ
製作した。
【0015】これら各試験ボールを以下に示す測定条件
により、飛距離の評価試験を行ったところ、表1に示す
結果を得た。
【0016】飛距離試験 各試験ボールをパーティングラインが回転方向となる位
置及びパーティングラインに直交する方向が回転方向と
なる位置とに異ならして置き、各位置について自動打球
機により各10回打球した際のボールが落下する地点ま
での飛距離を測定し、各位置における飛距離の平均値の
差を四捨五入により求めた。
【0017】
【表1】
【0018】表1から明らかなように、本発明のゴルフ
ボールは、飛距離の差が2m内であり、打球時のボール
の置き方の如何に拘らず、略同一弾道で略同じ飛距離を
得ることができるのが判る。また、QS/PSを0.1
7で共通にし、赤道側領域のディンプルの直筒部の長さ
Hを表2のように変えた試験ボール1〜4(試験例1〜
4)をそれぞれ製作した。これら各試験ボールを上記に
示す測定条件により、飛距離の評価試験を行ったとこ
ろ、表2に示す結果を得た。
【0019】
【表2】
【0020】表2から、直筒部の長さHが0.005mm
になると飛距離の差が3mと大きくなり過ぎ、逆に0.
06mmになると飛距離の差がなく好ましいが、その反
面金型での形成の際に型離れが悪く、生産性が大きく低
下し、直筒部の長さHの範囲を0.01〜0.05mmに
するのがよいことが判る。
【0021】
【発明の効果】上述したように本発明は、ディンプルを
パーティングラインと交差しないように設け、赤道側領
域と両極側領域のディンプル開口面積の総和の比を上記
のようにしたゴルフボールのディンプル密度が粗となる
赤道側領域のディンプルに直筒部を設けることにより、
両極側領域の凹球面だけのディンプルに比べて乱流の発
生作用を大きくしたので、打球時にゴルフボールをどの
位置で打っても略同じ弾道で略同一の飛距離に保つこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフボールの一例を示す正面図であ
る。
【図2】図1のゴルフボールの赤道側領域のディンプル
の拡大断面図である。
【図3】図1のゴルフボールの両極側領域のディンプル
の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 球面 2,3 ディンプル 2a 直筒部 2b,3b 凹球面 D ディンプルの深さ G ゴルフボール H 直筒部の長さ K 緯度線 P 極側領域 Q 赤道側領域 PL パーティングライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成型金型のパーティングラインに交差し
    ないように多数のディンプルを配置したゴルフボールに
    おいて、 前記パーティングラインを赤道として該赤道からそれぞ
    れ両極側へ緯度10°の緯度線に囲まれた赤道側領域に
    設けたディンプルの開口面積の総和QSを、前記各緯度
    線からそれぞれ両極側領域に設けたディンプルの開口面
    積の総和PSに対して0.14≦QS/PS≦0.17
    にし、前記両極側領域にあるディンプルをその開口端に
    凹球面が直接接続する形状にするのに対して、前記赤道
    側領域にあるディンプルをその開口端に直筒部を介して
    凹球面が接続する形状にしたゴルフボール。
  2. 【請求項2】 前記赤道側領域のディンプルの深さが前
    記両極側領域のディンプルの深さと実質的に同一である
    と共に、前記直筒部の長さを0.01〜0.05mmにし
    た請求項1に記載のゴルフボール。
JP9103558A 1997-04-21 1997-04-21 ゴルフボール Pending JPH10290847A (ja)

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JP9103558A JPH10290847A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 ゴルフボール

Applications Claiming Priority (1)

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JP9103558A JPH10290847A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 ゴルフボール

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ID=14357153

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JP9103558A Pending JPH10290847A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 ゴルフボール

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JP (1) JPH10290847A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022077133A (ja) * 2020-11-11 2022-05-23 キャスコ株式会社 ゴルフボール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022077133A (ja) * 2020-11-11 2022-05-23 キャスコ株式会社 ゴルフボール

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