JPH1029078A - 複合加工機 - Google Patents

複合加工機

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JPH1029078A
JPH1029078A JP8189118A JP18911896A JPH1029078A JP H1029078 A JPH1029078 A JP H1029078A JP 8189118 A JP8189118 A JP 8189118A JP 18911896 A JP18911896 A JP 18911896A JP H1029078 A JPH1029078 A JP H1029078A
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axis
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料移動式で穴明け加工を定位置で行なうこ
とにより、穴明け加工時に切粉の処理を簡単化すると共
に切粉の飛散を防ぎ、切粉による機器の破損防止を図
る。 【解決手段】 このワークテーブル3上に載置したワー
クを把持、開放自在なクランプ装置29を備えたワーク
移動位置決め装置5を設け、前記ワークテーブル3を跨
いで固定された固定用門型フレーム7にドリルヘッドを
設け、この固定用門型フレーム7に接近,離反自在な移
動用門型フレーム11に熱切断加工ヘッド13を備え
た。このため、穴明け加工は固定された定位置で行なう
ことにより、穴明け加工時に発生した切粉の処理が容易
であり、ワークWの上面に切粉が飛散することがないの
で熱切断加工ヘッド13を破損させることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複合加工機に係
り、更に詳細には、ドリル穴明け加工と熱切断加工を行
う複合加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザーやプラズマの技術が一般
化し、コンター切断加工に威力を発揮している。しか
し、小径の穴明精度が悪く、熱加工ということもあり、
ドリルジョイント部の穴明けは基準法においても許可さ
れていない状況にある。したがって、レーザ,プラズマ
あるいはガス切断とドリルによる穴明けとの複合機化が
注目されてくる。
【0003】ドリル穴明けと熱切断加工の複合機として
は、材料固定式で加工ヘッド移動式の複合機が一般的で
ある。
【0004】すなわち、特公平2−11376号公報が
知られている。その構成は、大型金属板を支持する昇降
自在の多数のワーク受け装置と、これらのワーク受け装
置の両側に設けられたレールと、このレール上を走行し
て大型金属板を任意形状に切断加工し罫書加工を行なう
切断,罫書装置と、この切断,罫書装置に連結されたド
リルにより大型金属板に穿孔加工を行なう穿孔装置とか
ら構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のドリル穴明けと熱切断加工の複合加工機では、材料
固定式であるため、ドリル加工時に切粉が飛散し、ワー
ク上面にドリルの切粉が積層することから、熱切断のト
ーチ部を破損するという問題があった。また、ドリル加
工時に推力を受ける部分の構造が複雑になるという欠点
があった。
【0006】この発明の目的は、材料移動式で穴明け加
工を定位置で行なうことにより、穴明け加工時に切粉の
処理を簡単にすると共に切粉の飛散を防ぎ、切粉による
機器の破損防止を図った複合加工機を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の複合加工機は、ワークを載
置するワークテーブルと、このワークテーブル上に載置
したワークを把持、開放自在なクランプ装置を備えると
共にX軸方向へ延伸した軌道上を移動自在なワーク移動
位置決め装置と、前記ワークテーブルのほぼ中央部に跨
がって設けられて固定された固定用門型フレームと、こ
の門型固定用フレームにおける上部フレームに設けられ
たY軸,Z軸方向へ移動自在な穴明け工具を備えた工具
ヘッドと、前記ワーク移動位置決め装置が乗った軌道上
に前記ワークテーブルに跨がって前記固定用門型フレー
ムに対し接近,離反自在に設けられたX軸方向へ移動自
在な移動用門型フレームと、この移動用門型フレームに
おける上部フレームに設けたY軸,Z軸方向へ移動自在
な熱切断加工ヘッドと、を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0008】而して、ワークに穴明け加工を行なう際
は、ワークを把持したワーク移動位置決め装置をX軸方
向へ移動せしめ、固定用門型フレームに設けた工具ヘッ
ドの直下へ所望の加工位置を位置決めして、例えばドリ
ルによる穴明け加工が施される。このため、定位置にて
穴明け加工がなされるので切粉の処理が容易にでき、ワ
ーク上面に切粉が分散されることがないので、熱切断加
工ヘッドを破損せしめることがない。
【0009】また、請求項2によるこの発明の複合加工
機は、ワークを載置するワークテーブルと、このワーク
テーブル上に載置したワークを把持、開放自在なクラン
プ装置を備えると共にX軸方向へ延伸した軌道上を移動
自在なワーク移動位置決め装置と、前記ワークテーブル
に跨がって設けられて固定された固定用門型フレーム
と、この固定用門型フレームにおける上部フレームに設
けられたY軸,Z軸方向へ移動自在な穴明け工具を備え
た工具ヘッドと、前記ワーク移動位置決め装置が乗った
軌道の外方にX軸方向に延伸して設けた軌道上に前記ワ
ークテーブルに跨がって前記固定用門型フレームに対し
接近,離反自在に設けられたX軸方向へ移動自在な移動
用門型フレームと、この移動用門型フレームにおける上
部フレームに設けたY軸,Z軸方向へ移動自在な熱切断
加工ヘッドと、を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0010】而して、ワークに穴明け加工を行なう際
は、ワークを把持したワーク移動位置決め装置をX軸方
向へ移動せしめ、固定用門型フレームに設けた工具ヘッ
ドの直下へ所望の加工位置を位置決めして、例えばドリ
ルによる穴明け加工が施される。このため、定位置にて
穴明け加工がなされるので切粉の処理が容易にでき、ワ
ーク上面に切粉が分散されることがないので、熱切断加
工ヘッドを破損せしめることがない。
【0011】更に、ワーク移動位置決め装置のX軸方向
への移動と、熱切断加工ヘッドを備えた移動用門型フレ
ームのX軸方向への移動とは、単独動作が可能となるの
で、作業手順の簡単化が図られる。
【0012】更に、請求項3によるこの発明の複合加工
機は、ワークを載置するワークコンベアと、このワーク
コンベア上に載置したワークを把持、開放自在なクラン
プ装置を備えると共にX軸方向へ延伸した軌道上を移動
自在なワーク移動位置決め装置と、前記軌道の外方にX
軸方向にして中央より右側あるいは左側に延伸して複合
加工機用の軌道を設け、この軌道上に前記ワークコンベ
アに跨がってX軸方向へ移動自在な移動用門型フレーム
と、この移動用門型フレームにおける上部フレームに設
けたY軸,Z軸方向へ移動自在な熱切断加工ヘッドと穴
明け工具を備えた工具ヘッドと、を備えてなることを特
徴とするものである。
【0013】而して、ワークに穴明け加工を行なう際
は、ワークを把持したワーク移動位置決め装置をX軸方
向へ移動せしめ、熱切断加工ヘッドと、穴明け工具を備
えた工具ヘッドとが設けられた移動用門型フレームをX
軸方向へ移動せしめ、穴明け工具を備えた工具ヘッドを
定位置に位置決めする。そして、この工具ヘッドの直下
へワークの所望加工位置を位置決めして、穴明け加工が
施される。このため、定位置にて穴明け加工がなされる
ので切粉の処理が容易にでき、ワーク上面に切粉が分散
されることがないので、熱切断加工ヘッドを破損せしめ
ることがない。
【0014】更に、熱切断加工ヘッドと穴明け工具を備
えた工具ヘッドは、1つの移動用門型フレームに設けら
れているので、簡単な構成で設備コストの低減が図られ
る。
【0015】なお、更に、請求項4によるこの発明の複
合加工機は、前記熱切断加工ヘッドでワークに熱切断加
工を行う側の前記ワークテーブルは、X軸方向へ適宜な
間隔で回転可能な複数の回転軸を設け、この各回転軸の
Y軸方向へ適宜な間隔で回転可能な複数の回転体を装着
して設けてなることを特徴とするものである。
【0016】このため、ワークに熱切断加工を行なう際
に、ワークは複数の回転体で支承されているので、切断
時の熱ビームが通り易く加工精度の向上が図られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基づいて詳細に説明する。なお、穴明け工具と
しての例えばドリルを備えドリルヘッドと熱切断加工ヘ
ッドを設けた複合加工機,ワークテーブル,ワーク移動
位置決め装置等は、既に公知の構成のものを対象として
いるので、詳細な図示と説明を省略する。
【0018】図1には、第1の実施の形態の例が示され
ている。
【0019】複合加工機1は、ワークテーブル3とワー
ク移動位置決め装置5と固定された固定用門型フレーム
7に設けた工具ヘッドとしてのドリルヘッド9と移動す
る移動用門型フレーム11に設けた熱切断加工ヘッド1
3とで構成されている。
【0020】ワークテーブル3は、フロントテーブル3
Fとリアテーブル3Rとで構成され、フロントテーブル
3Fは、複数本のローラ15が並列状に架台17A,1
7B上に設けられ、リニアテーブル3Rは、複数の回転
体としての円盤状ローラ19が軸21に複数設けられて
ローラ23を構成し、このローラ23が並列状に架台1
7A,17B上に複数本設けられている。
【0021】前記ワーク移動位置決め装置5は、前記ワ
ークテーブル3上に載置されたワークWを把持して移動
位置決めするためのもので、前記架台17Aの上面にX
軸方向(図1において左右方向)へ延伸して設けられた
軌道25(例えばリニアガイドレール)上にキャレッジ
27が移動自在に乗っている。そして、このキャレッジ
27のクランプ装置29が複数配設され、ワークWを把
持、開放自在となっている。なお、ワークWをクランプ
装置29にて把持する際、把持可能とするために架台1
7B側にワークWの幅寄せ装置31が複数箇所に設けら
れ、この幅寄せ装置31によりワークWの端面を押して
クランプ装置29にてワークWを把持せしめるものであ
る。
【0022】前記ドリルヘッド9は、前記ワークテーブ
ル3のほぼ中央にワークテーブル3に跨がって固定され
た固定用門型フレーム7が設けられていて、この固定用
門型フレーム7における上部フレーム7Aの側面にY軸
方向(図1において上下方向)へ延伸して設けられたレ
ール33にドリルヘッド9は装着されている。そして、
ドリル(図示省略)を備えた前記ドリルヘッド9はY軸
方向へ移動自在となると共に、Z軸方向(図1において
図面に直交する方向)へ移動自在に設けられている。
【0023】前記熱切断加工ヘッド14を備えた移動自
在な移動用門型フレーム11は、前記固定された固定用
門型フレーム7に対して接近,離反自在となり、前記架
台17A上に設けた前記軌道25と架台17B上に設け
た軌道35上に移動用門型フレーム11は乗り、前記ワ
ークテーブル3であるリヤテーブル3Rを跨いでX軸方
向へ移動自在に設けられている。そして、移動用門型フ
レーム11における上部フレーム11Aの側面にY軸方
向へ延伸して設けられたレール37の熱切断加工ヘッド
13は装着され、Y軸方向へ移動自在となると共にZ軸
方向へ移動自在に設けられている。
【0024】上記構成により、その作用としては、ま
ず、フロントテーブル3F上にワークWを乗せる。そし
て、幅寄せ装置31にてワークWを図1において下方向
へ寄せた後、キャレッジ27に設けたクランプ装置29
にてワークWの一端面を把持する。この状態でキャレッ
ジ27を図1において右側へ移動させながら、ワークW
の所望する加工位置をドリルヘッド9の位置に原点位置
決めして、ドリルヘッド9をY軸ならびにZ軸方向へ移
動して、ワークWに穴明け加工を施こす。続いて所望す
る他の加工位置をドリルヘッド9の位置に位置決めして
穴明け加工を続行する。
【0025】なお、ドリル穴明け時の発生した切粉は、
図示を省略したが既に公知の構成である例えば油圧によ
って作動するワイパーにより熱切断加工に移る前に切粉
の除去作業が行なわれる。
【0026】すべての穴明け加工が終了したらキャレッ
ジ27を図1において右側へ移動せしめ、熱切断加工の
原点位置までワークWを搬送し、クランプ装置29をア
ンクランプしてワークWを残したまま旧位置であるフロ
ントテーブル3F側へキャレッジ27を戻す。そして、
リヤテーブル3R上に移載されたワークWに対し熱切断
加工ヘッド13をY軸,Z軸方向へ位置決めして、移動
用門型フレーム11をX軸方向へ移動せしめて熱切断加
工を行なう。
【0027】熱切断加工が終了したら、移動用門型フレ
ーム11を基準位置(図1において実線で示された位
置)へ戻し、穴明けと熱切断加工された製品ならびにス
クラップを回収する。
【0028】上述したごとき作用により、定位置にて穴
明け加工がなされるので切粉の処理が容易にでき、ワー
クW上面に切粉が分散されることがないので、熱切断加
工ヘッド13を破損せしめることがない。
【0029】図2には、第2の実施の形態の例が示され
ている。この第2の実施の形態の例は、前述した第1の
実施の形態の例と異なる部分は熱切断加工ヘッドを備え
た移動用門型フレームが移動するための軌道を別に設け
た点で、その他はすべて第1の実施の形態と同一部材を
使用しているので、同一部材には同一符号を付して説明
を省略し、異なる点のみを詳細に説明する。ワーク移動
位置決め装置5を構成するキャレッジ27がX軸方向
(図2において左右方向)へ移動するための軌道25
(例えばリニアガイドレール)が架台17A上にX軸方
向へ延伸して設けられている。
【0030】この軌道25の外方に架台39がX軸方向
へ延伸して設けられ、架台39上に軌道41がX軸方向
へ延伸して設けられている。なお架台39の片端は固定
された固定用門型フレーム7の右側面に一体的に設けら
れ、架台39は図2において右側方向に延伸して設けら
れている。この軌道41とワークテーブル3に設けた架
台17B上に設けた軌道35に乗り、X軸方向へ移動自
在な移動用門型フレーム43が設けられ、この移動用門
型フレーム43における上部フレーム43AにY軸方向
へ延伸して設けたレール45に熱切断加工ヘッド13が
設けられている。
【0031】上記構成により、その作用としては第1の
実施の形態の例の場合と異なる点は、軌道41を熱切断
加工ヘッドを備えた移動用型フレーム43の専用とした
ことにより、キャレッジ27の動きと移動用門型フレー
ム43の動きとが干渉することがないので、単独動作が
可能となり、第1の実施の形態の例の効果と加えて作業
手順の簡単化を図ることができる。
【0032】図3には、第3の実施の形態の例が示され
ている。この第3の実施の形態の例は、前述した各実施
の形態の例と異なる点は、ドリルを備えたドリルヘッド
と熱切断加工ヘッドとが1つの門型フレームに設けられ
た点とワークテーブルのフロントテーブルに円盤状ロー
ラを備えたローラを設けた点である。その他はすべて前
述した各実施の形態の例と同一部材を使用しているの
で、同一部材には同一符号を付して説明を省略し、異な
る点のみを詳細に説明する。
【0033】ワーク移動位置決め装置5を構成するキャ
レッジ27がX軸方向(図3において左右方向)へ移動
するための軌道25(例えばリニアガイドレール)が架
台17A上にX軸方向へ延伸して設けられている。
【0034】この軌道25の外方に架台47が図3にお
いてほぼ中央より左側X軸方向へ延伸して設けられ、架
台47上に軌道49が軸方向へ延伸して設けられてい
る。この軌道49とワークテーブル3に設けた架台17
B上に設けた軌道51に乗り、X軸方向へ移動自在な移
動用門型フレーム53が設けられており、この移動用門
型フレーム53における上部フレーム53AにY軸方向
(図3において上下方向)へ延伸して設けたレール55
にドリル(図示省略)を備えたドリルヘッド9と熱切断
加工ヘッド13とが両側にそれぞれ設けられている。な
お、ドリルヘッド9と熱切断加工ヘッド13はそれぞれ
Y軸方向とZ軸方向(図3において図面に直交する方
向)へ移動自在となるものである。
【0035】上記構成により、その作用としては、ま
ず、ドリルを備えたドリルヘッド9と熱切断加工ヘッド
13が設けられた移動用門型フレーム53をワークテー
ブル3のほぼ中央位置に位置決めする(図3に実線で示
す位置)。なお、この位置がワークWに穴明け加工時の
ドリルヘッド9の定位置となる。そして、フロントテー
ブル3Fのローラ23上にワークWを乗せ、幅寄せ装置
31にてワークWを図3において下方向へ寄せた後、キ
ャレッジ27に設けたクランプ装置29にてワークWの
一端面を把持する。
【0036】この状態でキャレッジ27を図3において
右側へ移動させながら、ワークWの所望する加工位置を
ドリルヘッド9の位置に原点位置決めして、ドリルヘッ
ド9をY軸ならびにZ軸方向へ移動して、ワークWに穴
明け加工を施こす。続いて所望する他の加工位置をドリ
ルヘッド9の位置に位置決めして穴明け加工を続行す
る。
【0037】なお、ドリル穴明け時に発生した切粉は、
図示を省略したが既に公知の構成である例えば油圧によ
って作動するワイパーにより熱切断加工に移る前に切粉
の除去作業が行なわれる。
【0038】すべての穴明け加工が終了したらワークW
を把持したキャレッジ27を旧位置(図3における実線
で示した位置)まで戻す。そして、熱切断加工ヘッド1
3を備えた移動用門型フレーム53をX軸方向にして図
3において左側へ移動しながら、熱切断加工ヘッド13
にて切断加工を行なう。
【0039】切断加工が完了したら熱切断加工ヘッド1
3を備えた移動用門型フレーム53を基準位置である旧
位置(図3に実線で示された中央位置)へ戻し、加工済
みの製品およびスクラップを回収する。
【0040】上述したごとき作用により、定位置にて穴
明け加工がなされるので切粉の処理が容易にでき、ワー
クW上面に切粉が分散されることがないので、熱切断加
工ヘッド13を破損せしめることがない。更に、熱切断
加工ヘッド13とドリルを備えたドリルヘッド9は、1
つの移動用門型フレーム53に設けられているので、簡
単な構成で設備コストの低減を図ることができる。
【0041】図4には、第4の実施の形態の例が示され
ている。この第4の実施の形態の例は、前述した第3の
実施の形態の例とほぼ同一であり異なる点は、ドリルを
備えたドリルヘッドと熱切断加工ヘッドを備えた門型フ
レームが、穴明け加工の基準位置より右側へ移行する点
とワークテーブルの構成が第1の実施の形態の例と同一
である。その他はすべて前述した第3の実施の形態の例
と同一部材を使用しているので、同一部材には同一符号
を付して説明を省略し、異なる点のみを詳細に説明す
る。
【0042】ワーク移動位置決め装置5を構成するキャ
レッジ27がX軸方向(図4において左右方向)へ移動
するための軌道25(例えばリニアガイドレール)が架
台17A上にX軸方向へ延伸して設けられている。
【0043】この軌道25の外方に架台57が図4にお
いてほぼ中央より右側X軸方向へ延伸して設けられ、架
台57上に軌道59がX軸方向へ延伸して設けられてい
る。この軌道59とワークテーブル3に設けた架台17
B上に設けた軌道61に乗り、X軸方向へ移動自在なド
リルを備えたドリルヘッド9と熱切断加工ヘッド13と
が設けられた移動用門型フレーム53が設けられてい
る。
【0044】上記構成により、その作用としては、ま
ず、ドリルを備えたドリルヘッド9と熱切断加工ヘッド
13が設けられた移動用門型フレーム53をワークテー
ブル3のほぼ中央位置に位置決めする(図4に実線で示
す位置)。なお、この位置がワークWに穴明け加工時の
ドリルヘッド9の定位置となる。そして、フロントテー
ブル3F上にワークWを乗せ、幅寄せ装置31にてワー
クWを図4において下方向へ寄せた後、キャレッジ27
に設けたクランプ装置29にてワークWの一端面を把持
する。
【0045】この状態でキャレッジ27を図4において
右側へ移動させながら、ワークWの所望する加工位置を
ドリルヘッド9の位置に原点位置決めして、ドリルヘッ
ド9をY軸ならびにZ軸方向へ移動して、ワークWに穴
明け加工を施す。続いて所望する他の加工位置をドリル
ヘッド9の位置に位置決めして穴明け加工を続行する。
【0046】なお、ドリル穴明け時に発生した切粉は、
図示を省略したが既に公知の構成である例えば油圧によ
って作動するワイパーにより熱切断加工に移る前に切粉
の除去作業が行なわれる。
【0047】すべての穴明け加工が終了したらワークW
を把持したキャレッジ27を右側(図4において2点鎖
線で示す位置)へ移行させる。そして、熱切断加工ヘッ
ド13を備えた移動用門型フレーム53をX軸方向にし
て図4において右側へ移動させながら、熱切断加工ヘッ
ド13にてワークWの所望箇所を切断し、切断を完了し
たら製品およびスクラップを回収する。
【0048】上述したごとき用により、その効果は第3
の実施の形態の例と全く同一の効果を発揮することがで
きる。
【0049】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0050】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例の説明より
理解されるように、請求項1によるこの発明によれば、
ワークテーブル上に載置されたワークを移動位置決め装
置に備えたクランプ装置によりクランプしてX軸方向へ
移動せしめ、位置固定された固定用門型フレームに設け
たドリルを備えたドリルヘッドをY軸,Z軸方向へ移動
して穴明け加工が施される。また、熱切断加工はX軸方
向へ移動自在な移動用門型フレームに設けた熱切断加工
ヘッドを移動してワークに熱切断加工が施される。
【0051】而して、穴明け加工時は、定位置にて加工
がなされるので切粉の処理が容易にでき、ワーク上面に
切粉が分散されることがないので、熱切断加工ヘッドを
破損せしめることがない。
【0052】また、請求項2によるこの発明によれば、
ワークテーブル上に載置されたワークをワーク移動位置
決め装置に備えたクランプ装置によりクランプしてX軸
方向へ移動せしめ、位置固定された固定用門型フレーム
に設けたドリルを備えたドリルヘッドをY軸,Z軸方向
へ移動して穴明け加工が施される。また、熱切断加工
は、前記ワーク移動位置決め装置がX軸方向へ移動する
軌道の外方に熱切断加工ヘッドを設けた移動用門型フレ
ームがX軸方向へ移動するための軌道を別に設け、この
別に設けた軌道上をX軸方向へ移動してワーク熱切断加
工が施される。
【0053】而して、穴明け加工時は、定位置にて加工
がなされるので切粉の処理が容易にでき、ワーク上面に
切粉が分散されることがないので、熱切断加工ヘッドを
破損せしめることがない。更に、ワーク移動位置決め装
置のX軸方向への移動と、熱切断加工ヘッドを備えた門
型フレームのX軸方向への移動とは、単独動作が可能と
なるので、作業手順の簡単化を図ることができる。
【0054】更に、請求項3によるこの発明によれば、
ワークテーブル上に載置されたワークをワーク移動位置
決め装置に備えたクランプ装置によりクランプしてX軸
方向へ移動せしめ、このワーク移動位置決め装置が乗っ
た軌道の外方に別設置の軌道を設け、この軌道上にドリ
ルを備えたドリルヘッドと熱切断加工ヘッドとを設けた
移動用門型フレームをX軸方向へ移動自在とした。そし
て、穴明け加工時は定位置に移動用門型フレームを固定
し、ドリルヘッドのY軸,Z軸方向の移動によりワーク
へ穴明け加工を行ない、熱切断加工時には移動用門型フ
レームをX軸方向へ移動せしめて熱切断加工ヘッドにて
ワークに切断加工が行なわれる。
【0055】而して、穴明け加工時は、定位置にて加工
がなされるので切粉の処理が容易にでき、ワーク上面に
切粉が分散されることがないので、熱切断加工ヘッドを
破損せしめることがない。更に、熱切断加工ヘッドとド
リルを備えたドリルヘッドは、1つの移動用門型フレー
ムに設けられているので、簡単な構成で設備コストの低
減を図ることができる。
【0056】なお更に、請求項4によるこの発明によれ
ば、ワークを支承するテーブルローラとして複数の回転
を回転自在として構成したので、熱切断加工時に熱線が
通り易く加工精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークテーブルと複合加工機の第1実施の形態
の例を示す平面説明図である。
【図2】ワークテーブルと複合加工機の第2の実施の形
態の例を示す平面説明図である。
【図3】ワークテーブルと複合加工機の第3の実施の形
態の例を示す平面説明図である。
【図4】ワークテーブルと複合加工機の第4の実施の形
態の例を示す平面説明図である。
【符号の説明】
1 複合加工機 3 ワークテーブル 5 ワーク移動位置決め装置 7 固定用門型フレーム 11,43,53 移動用門型フレーム 7A,11A,43A,53A 上部フレーム 9 ドリルヘッド(工具ヘッド) 13 熱切断加工ヘッド 25,41,49,59 軌道 29 クランプ装置 W ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを載置するワークテーブルと、こ
    のワークテーブル上に載置したワークを把持、開放自在
    なクランプ装置を備えると共にX軸方向へ延伸した軌道
    上を移動自在なワーク移動位置決め位置と、前記ワーク
    テーブルのほぼ中央部に跨がって設けられて固定された
    固定用門型フレームと、この固定用門型フレームにおけ
    る上部フレームに設けられたY軸,Z軸方向へ移動自在
    な穴明け工具を備えた工具ヘッドと、前記ワーク移動位
    置決め装置が乗った軌道上に前記ワークテーブルに跨が
    って前記固定用門型フレームに対し接近,離反自在に設
    けられたX軸方向へ移動自在な移動用門型フレームと、
    この移動用門型フレームにおける上部フレームに設けた
    Y軸,Z軸方向へ移動自在な熱切断加工ヘッドと、を備
    えてなることを特徴とする複合加工機。
  2. 【請求項2】 ワークを載置するワークテーブルと、こ
    のワークテーブル上に載置したワークを把持、開放自在
    なクランプ装置を備えると共にX軸方向へ延伸した軌道
    上を移動自在なワーク移動位置決め装置と、前記ワーク
    テーブルに跨がって設けられて固定された固定用門型フ
    レームと、この固定用門型フレームにおける上部フレー
    ムに設けられたY軸,Z軸方向へ移動自在な穴明け工具
    を備えた工具ヘッドと、前記ワーク移動位置決め装置が
    乗った軌道の外方にX軸方向へ延伸して設けた軌道上に
    前記ワークテーブルに跨がって前記固定用門型フレーム
    に対し接近,離反自在に設けられたX軸方向へ移動自在
    な移動用門型フレームと、この移動用門型フレームにお
    ける上部フレームに設けたY軸,Z軸方向へ移動自在な
    熱切断加工ヘッドと、を備えてなることを特徴とする複
    合加工機。
  3. 【請求項3】 ワークを載置するコンベアと、このワー
    クコンベア上に載置したワークを把持、開放自在なクラ
    ンプ装置を備えると共にX軸方向へ延伸した軌道上を移
    動自在なワーク移動位置決め装置と、前記軌道の外方に
    X軸方向にして中央より右側あるいは左側に延伸して複
    合加工機用の軌道を設け、この軌道上に前記ワークコン
    ベアに跨がってX軸方向へ移動自在な移動用門型フレー
    ムと、この門型フレームにおける上部フレームに設けた
    Y軸,Z軸方向へ移動自在な熱切断加工ヘッドと穴明け
    工具を備えた工具ヘッドと、を備えてなることを特徴と
    する複合加工機。
  4. 【請求項4】 前記熱切断加工ヘッドでワークに熱切断
    加工を行う側の前記ワークテーブルは、X軸方向へ適宜
    な間隔で回転可能な複数の回転軸を設け、この各回転軸
    のY軸方向へ適宜な間隔で回転可能な複数の回転体を装
    着して設けてなることを特徴とする請求項1,2,3記
    載の複合加工機。
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