JPH10290607A - 作業機 - Google Patents

作業機

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JPH10290607A
JPH10290607A JP10160997A JP10160997A JPH10290607A JP H10290607 A JPH10290607 A JP H10290607A JP 10160997 A JP10160997 A JP 10160997A JP 10160997 A JP10160997 A JP 10160997A JP H10290607 A JPH10290607 A JP H10290607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体を後進させる場合には苗植付装置の上昇
を迅速に開始する田植機を合理的に構成する。 【解決手段】 走行機体の後端にリフトシリンダ8で昇
降自在に苗植付装置を連結し、苗植付装置の下降状態で
変速レバーを後進位置に操作した際にはリフトシリンダ
8を制御して苗植付装置を上限まで上昇させる制御装置
54を備え、苗植付装置の下降状態で変速レバーを前進
域から中立位置に操作した際には電磁弁57を設定時間
だけ上昇位置に設定してリフトシリンダ8に対して苗植
付装置を上昇作動させない程度まで内圧を上昇させる与
圧手段Eを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体の後端に
対して油圧シリンダの駆動力で昇降自在に対地作業装置
を連結すると共に、該走行機体を後進させる変速操作と
連動して油圧シリンダを制御して対地作業装置を所定高
さまで上昇操作する制御装置を備えた作業機の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された作業機と
して苗植付装置を例に挙げると、特開平7‐16007
号公報に示されるものが存在し、この従来例では、操作
レバーが機体を後進させる位置に操作された場合には、
この操作をスイッチが検出し、この検出に基づいて制御
装置が油圧シリンダを駆動力して苗植付装置を上昇させ
るよう制御動作が設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例のよう
に整地フロートを備えることで作業時には対地作業装置
が整地フロートを介して支持される形態のものでは、整
地フロートが接地した状態において油圧シリンダに作用
する荷重もあまり高く無く、油圧シリンダの内圧も低い
ので、前述のように機体の後進時に油圧シリンダに圧油
の供給を開始してから油圧シリンダの内圧が上昇して現
実に対地作業装置が上昇作動を開始するまで時間遅れを
生ずるものとなっている。特に、作業途中に機体の走行
方向を切換える目的で変速操作を行う変速レバー等を前
進位置から中立位置を通過して後進位置に操作した場合
には、人為的な操作は迅速に行われる反面、対地作業装
置が上昇を開始するまで時間を要するので、作業能率を
低下させることもあり改善の余地がある。
【0004】本発明の目的は、機体を後進させる場合に
は対地作業装置の上昇を迅速に開始する作業機を合理的
に構成する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記したように、走行機体の後端に対し
て油圧シリンダの駆動力で昇降自在に対地作業装置を連
結すると共に、該走行機体を後進させる変速操作と連動
して油圧シリンダを制御して対地作業装置を所定高さま
で上昇操作する制御装置を備えた作業機において、前記
走行機体の走行方向を設定する変速操作系を、変速操作
具の前進位置への操作で走行機体を前進させ、変速操作
具の中立位置への操作で走行機体を停止させ、変速操作
具の後進位置への操作で走行機体を後進させるよう構成
し、対地作業装置を下降させた状態で変速操作具を前進
位置から中立位置に操作した際には前記油圧シリンダに
対して前記対地作業装置を上昇作動させない程度の圧油
を供給する与圧手段を備えている点にあり、その作用は
次の通りである。
【0006】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記与圧手段が、前記変速操作具を前進位
置から中立位置に操作した際に前記油圧シリンダを制御
する制御弁を短時間だけ上昇位置に操作して前記油圧シ
リンダに作動油を供給する制御作動を行うよう構成され
ている点にあり、その作用は次の通りである。
【0007】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1において、前記与圧手段が、前記変速操作具を前進位
置から中立位置に操作した際に前記油圧シリンダを制御
する制御弁を上昇位置に操作して前記油圧シリンダの内
圧が所定値に達するまで作動油を供給する制御作動を行
うよう構成されている点にあり、その作用は次の通りで
ある。
【0008】〔作用〕上記第1の特徴によると、変速操
作具を前進位置から中立位置に操作した際には、与圧手
段が油圧シリンダに対して対地作業装置を上昇作動させ
ない程度の圧油を供給するので、変速操作具を前進位置
から中立位置を通過して後進位置に操作した場合でも、
変速操作具を後進位置に設定した時点では油圧シリンダ
の内圧が既に高まった状態にあり対地作業装置の迅速な
上昇開始を可能にする。
【0009】上記第2の特徴によると、油圧シリンダの
内圧の上昇を図る際にも制御弁を時間制御することで済
み、制御装置に設定するプログラム程度のもので与圧手
段を構成し得るものとなる。
【0010】上記第3の特徴によると、油圧シリンダの
内圧の上昇を図る際には、油圧シリンダの内圧が所定値
に達するまで作動油を供給するので、対地作業装置の重
量に見合った適切な内圧を現出して変速操作具を後進位
置に設定した場合には一層迅速に対地作業装置の上昇を
開始し得るものとなる。
【0011】〔発明の効果〕従って、機体を後進させる
場合には対地作業装置の上昇を迅速に開始する作業機が
合理的に構成されたのである(請求項1)。又、対地作
業装置の迅速な上昇を可能にする与圧手段がプログラム
のようにハードウエアを全く改造しないで済むもので構
成でき(請求項2)、油圧シリンダの内圧の適正な設定
によって対地作業装置を一層迅速に上昇し得るものとな
った(請求項3)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、ステアリング
操作される駆動型の前車輪1、及び、駆動型の後車輪2
を備えた走行機体3の前部にエンジン4を搭載すると共
に、この走行機体3の前部にエンジン4からの動力がベ
ルト式の無段変速装置Vを介して伝えられるミッション
ケース5夫々を配置し、又、走行機体3の中央部にステ
アリングハンドル6と運転座席7とを配置し、走行機体
3の後端部に対し油圧シリンダとしてのリフトシリンダ
8で駆動昇降操作される平行4連型のリンク機構9を介
し対地作業装置としての苗植付装置Aを連結して作業機
の一例としての田植機を構成する。
【0013】苗植付装置Aは、苗載せ台10に載置した
マット状苗Wの下端から植付アームを有した植付機構が
11苗を1株ずつ切り出して圃場面に植えつける作動を
行うよう構成され、下部には複数の整地フロート12を
備えている。
【0014】運転座席7の右側部には苗植付装置Aの昇
降制御と前記ミッションケース5に内蔵した植付クラッ
チCの入り切り制御とを行う昇降レバー14を備え、ス
テアリングハンドル6のポスト部の右側部位置には苗植
付装置Aの強制的な昇降を行う強制昇降レバー16を備
え、ステアリングハンドル6の左側部位置には前記無段
変速装置Vの操作とミッションケース5に内蔵した前後
進切換装置Bとの操作を行う変速操作具としての変速レ
バー17を備え、運転座席7の前方位置のステップには
主クラッチペダル18を備えている。
【0015】図3に示すように、昇降レバー14はガイ
ド19に形成された経路に沿って操作自在に構成され、
該昇降レバー14を経路内の「下降」位置より前方側に
設定すると苗植付装置Aを下降させ、「上昇」位置より
後方側に設定すると苗植付装置Aを上昇させ、「中立」
位置に設定すると苗植付装置Aをそのレベルに維持し、
又、該昇降レバー14を「入」位置に設定すると植付ク
ラッチCを入り操作すると共に、苗植付装置Aに備えた
整地フロート12が接地する状態で自動昇降制御を可能
にし、「切」位置に設定すると植付クラッチCを切り操
作し、更に、該昇降レバー14を「自動」位置に設定す
ると前記強制昇降レバー16の操作に従って苗植付装置
Aの昇降を許容すると共に、機体3の後進時には苗植付
装置Aを上限まで上昇させる制御を許容するものとな
り、図1に示すように、その基端部には該昇降レバー1
4の操作位置を計測するポテンショメータ型のレバーセ
ンサ20を備えている。尚、強制昇降レバー16による
苗植付装置Aの上昇時、及び、機体3の後進時における
苗植付装置Aの強制上昇時には植付クラッチCを自動的
に切り操作する制御が行われるものとなっている。
【0016】図4に示すように、前記強制昇降レバー1
6は中立位置Nに復帰するようバネ(図示せず)で付勢
されると共に、この中立位置Nを基準に上方側に形成さ
れた上昇位置Uと中立位置Nを基準に下方側に形成され
た下降位置Dとに操作自在に構成され、上昇位置Uに操
作すると苗植付装置Aを上限まで上昇させ、下降位置D
に操作すると苗植付装置Aの整地フロート12が接地し
て、該整地フロート12で計測される苗植付装置Aの対
圃場面高さを設定高さに維持する前記自動昇降制御(制
御動作は詳述せず)への移行を許すものとなっいる。
又、基端部には上昇位置U、下降位置D夫々の位置に操
作されたことを検出する上昇スイッチ21と下降スイッ
チ22とを備え、又、図1に示すように、前記リンク機
構9の基端部には苗植付装置Aが上限まで上昇したこと
を検出するリンクスイッチ23を備えている。
【0017】図2,図5に示すように、前記変速レバー
17はガイド25に形成された経路の前進域「F」と中
立位置「N」と後進位置「R」とに操作自在に構成さ
れ、前進域「F」に操作した場合にはミッションケース
5に内蔵された前後進切換系を前進状態に設定すると同
時に、この前進域「F」で前方側に操作するほど前記無
段変速装置Vを増速側に操作し、又、後進位置「R」に
操作した場合にはミッションケース5に内蔵された前後
進変速系Bを後進状態に設定すると同時に、前記無段変
速装置Vを最低速に操作し、又、中立位置「N」に操作
するとミッションケース5に内蔵された油圧クラッチ
(後述する)を切り操作すると同時に前記無段変速装置
Vを最低速に設定するよう機械式の連係が形成され、更
に、変速レバー17の基端部には操作量を計測するポテ
ンショメータ型の速度設定器26を備え、この変速レバ
ー17が後進位置「R」に操作されたことを検出する後
進スイッチ27がガイド25に備えられている。
【0018】図2に示すように、前記無段変速装置Vは
エンジン4の出力軸4Aとミッションケース5の入力軸
5Aとの夫々に対してベルト巻回半径が調節自在な割り
プーリ30,30を備えると共に、夫々に巻回する無端
ベルト31、この無端ベルト31に張力を作用させるテ
ンションプーリ32、夫々の割りプーリ30,30に対
するベルト巻回半径を調節するリンク部材33夫々を備
え、又、リンク部材33をロッド34、ベルクランク3
5を介して操作する電動式に伸縮作動する変速モータ3
6で変速自在に構成されている。尚、ベルクランク35
に対してポテンショメータ型の変速センサ37を備え、
又、前記主クラッチペダル18の近傍位置には踏込み操
作を検出する主クラッチスイッチ38を備えている。
【0019】図6に示すように、前記ミッションケース
5内の伝動系が構成され、この伝動系ではミッションケ
ース5の入力軸5Aからの動力がギヤ41,41を介し
て伝えられる第1軸T1に対して油圧式に入り切り操作
される摩擦多板式の油圧クラッチPを備えると共に、第
1軸T1と平行姿勢の第2軸T2に対してシンクロメッ
シュ式のクラッチ機構Qを備え、油圧クラッチPの第1
ギヤ42からクラッチ機構Qの正転ギヤ43に対して油
圧クラッチPからの正転動力と、油圧クラッチPの第2
ギヤ44から第3軸T3のアイドルギヤ45,45を介
してクラッチ機構Qの逆転ギヤ46に対して逆転動力と
を伝える伝動系を形成し、又、第2軸T2の動力がギヤ
47,47を介して伝えられる第4軸T4を備え、この
第4軸T4からのギヤ48介して前車輪1の差動装置D
に伝えるよう伝動系が形成されている。
【0020】又、前記変速レバー17と機械的に連係す
る操作軸50をミッションケース5に対して左右方向を
貫通する状態に備え、この操作軸50に備えたシフタ5
1を前記クラッチ機構Pのシフト部材に連係し、又、こ
の操作軸50の端部に該操作軸50の操作と連動して切
換操作されるバルブZを備え、このバルブZと前記第1
軸T1に貫通状態で形成した油路(図示せず)とを結ぶ
油路52を形成してある。尚、苗植付装置Aに対しては
第2軸T2に備えたギヤ53からの動力が前記植付クラ
ッチCを介して伝えられるよう伝動系が構成されてい
る。
【0021】前記油圧クラッチPは圧油の非供給時に内
蔵したバネ(図示せず)の付勢力で入り状態を維持し、
バルブZは操作軸50が前進域F、あるいは、後進位置
Rと対応する位置にある場合には排油を行って油圧クラ
ッチPを入り状態に維持し、操作軸50が中立位置Nと
対応する位置にある場合には圧油の供給を行って油圧ク
ラッチPを切り状態に維持するよう構成され、更に、こ
のバルブZは前記主クラッチペダル18の踏み込み操作
時には圧油の供給を行って油圧クラッチPを切り操作
し、前記主クラッチペダル18の非操作時には排油を行
って油圧クラッチPを入り状態に維持するよう機械式の
連係が形成されている(連係は詳述せず)。このように
構成したことから、変速レバー17が前進域Fから中立
位置Nを通過して後進位置Rまで操作された場合には、
操作の開始と連動して該変速レバー17が中立位置Nに
達した時点で油圧クラッチPが切り状態に達することで
主クラッチペダル18を踏込み操作すること無く走行系
に対する伝動を遮断してクラッチ機構Qのシフタ51を
円滑に切換操作して機体3の後進を可能にするものとな
っており、主クラッチペダル18を踏み込み操作した場
合にも油圧クラッチPを切り操作して走行系への動力の
伝達を遮断するものとなっている。尚、この油圧クラッ
チPが主クラッチに兼用されている。
【0022】図7に示すように制御系が形成され、この
制御系ではマイクロプロセッサを備えた制御装置54に
対して前記速度設定器26、後進スイッチ27、主クラ
ッチスイッチ38、レバーセンサ20、上昇スイッチ2
1、下降スイッチ22、リンクスイッチ23からの信号
が入力する系、及び、変速センサ37からの信号が入力
する系が形成されると共に、前記変速モータ36に対す
る電力を制御するリレー回路55、リフトシリンダ8に
対して前記エンジン4で駆動される油圧ポンプ56から
の作動油を制御する電磁弁57、前記植付クラッチCを
制御するクラッチモータ58に対する電力を制御するリ
レー回路59夫々に対する出力系が形成されている。
【0023】又、この制御装置は前記変速レバー17の
操作時に変速レバー17の操作位置に対応して前記無段
変速装置Vを操作する制御と、変速レバー17が後進位
置Rに設定された場合に苗植付装置Aを強制的に上限ま
で上昇させる制御とを行うプログラムが設定され、夫々
の制御は変速ルーチン、強制上昇ルーチンとして制御装
置のプログラムのサブルーチンとして設定されている。
【0024】つまり、変速ルーチンは図8のフローチャ
ートに示すように、先ず前記変速設定器26からの信号
値(J)を入力すると共に、この信号値(J)から変速
レバー17が後進位置Rに設定されているか、前進域F
に設定されているかを判別し、前進域Fに設定されてい
る場合には変速センサ37の計測値(K)を入力し、夫
々の値の差の絶対値が予め設定された値(L)より大き
い場合、及び、(L)と等しい場合に信号値(J)を制
御目標に設定して偏差が小さくなるよう変速モータ36
の駆動方向を設定してリレー回路59を制御する形態で
の変速作動を行うものとなっており(#101〜#10
6ステップ)、又、変速レバー17が後進位置Rに設定
されている場合には変速目標を最低速に設定してリレー
回路59を制御する形態での変速作動を行うものとなっ
ている(#107ステップ)。又、変速レバー17が中
立位置Nに設定された場合には変速作動を行わないもの
となっている。
【0025】強制上昇ルーチンは図9のフローチャート
に示すように、レバーセンサ20からの信号、クラッチ
スイッチ38からの信号、及び、リンクスイッチ23か
らの信号に基づいて昇降レバー14が自動位置にあり、
主クラッチが入り状態にあり、苗植付装置Aが上限にな
いことが判別されている場合において、速度設定器26
からの信号に基づいて変速レバー17が前進域Fから中
立位置Nに操作されたことを判別した際には、電磁弁5
7を500ミリ秒だけ上昇位置に操作するものとなって
いる(#201〜#204ステップ)。この処理は機体
3を後進させる際に苗植付装置Aを強制的に上限まで上
昇させる制御に先立ってリフトシリンダ8の内圧を上昇
させておくことにより、整地フロート12で苗植付装置
Aを支持する荷重を低下させ、現実に変速レバー17が
後進位置Rに設定されて電磁弁57を上昇位置に操作し
た際に苗植付装置Aが上昇を開始するタイミングを速め
るための処理である。尚、この制御では電磁弁57を上
昇位置に操作して油圧シリンダ8の内圧の上昇を図る#
205ステップで請求項1の与圧手段Eが構成されてい
る。
【0026】次に、後進スイッチ27がON操作された
場合には前記クラッチモータ58の制御で植付クラッチ
Cを切り操作を開始した後に電磁弁57を上昇位置に操
作し、この上昇制御でリンクスイッチ23がON状態に
達すると電磁弁57を中立位置に操作して苗植付装置A
を上限位置に維持するものとなっている(#205〜#
209ステップ)。尚、苗植付装置Aが上限位置まで強
制的に上昇した場合には前記強制昇降レバー16を下降
位置Dに操作することで苗植付装置Aを下降させ得るよ
う制御動作が設定されている(この下降制御は詳述せ
ず)。
【0027】このように本発明では、前進方向に走行す
る状態の機体3を後進させる場合には、単一の変速レバ
ー17を前進域Fから中立位置Nを通過して後進位置R
に操作するだけの操作で主クラッチを切り操作すること
なく機体3を後進させ得るものとなっており、このよう
に機体3を後進させる場合には変速レバー17が前進域
Fから中立位置Nに設定されたタイミングで電磁弁57
を制御してリフトシリンダ8の内圧を上昇させておくこ
とで、機体3を後進させる操作が短時間のうちに行われ
ても、機体3が後進を開始するタイミングでは苗植付装
置Aを上昇させる作動を開始して苗植付装置Aの整地フ
ロート12の後端等を地上突出物に接触させ難いものと
なっている。
【0028】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、図10に示すようにリフトシリンダ8
の内圧を計測する圧力センサ61を備え、変速レバー1
7が前進域Fから中立位置Nに操作された際には電磁弁
57を上昇位置に操作すると共に、圧力センサ61が所
定の圧力を計測するまで電磁弁57を上昇位置に維持す
るよう制御動作を設定することでリフトシリンダ8の内
圧を苗植付装置Aを上昇させない状態であり乍ら苗植付
装置Aを上昇させる臨界の値に設定することを可能にし
て、変速レバー17が後進位置Rに設定され現実に苗植
付装置Aが上昇を開始するタイミングを一層速めるよう
構成して実施することも可能である。
【0029】又、本発明では変速操作具17が走行速度
の変速を行わずに走行機体3を前進させる前進位置F
と、走行機体3の走行を停止させる中立位置Nと、走行
機体3を後進させる後進位置Rとに切換自在に構成され
た変速系に適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図
【図2】無段変速装置の側面図
【図3】昇降レバーの操作系の平面図
【図4】強制昇降レバー操作形態を示す側面図
【図5】変速レバーの操作系の平面図
【図6】ミッションケースの伝動系の概略を示す平面図
【図7】制御系のブロック回路図
【図8】変速ルーチンのフローチャート
【図9】強制上昇ルーチンのフローチャート
【図10】別実施の形態の制御系のブロック回路図
【符号の説明】
3 走行機体 8 油圧シリンダ 17 変速操作具 54 制御装置 57 制御弁 A 苗植付装置 E 与圧手段 F 前進位置 N 中立位置 R 後進位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の後端に対して油圧シリンダの
    駆動力で昇降自在に対地作業装置を連結すると共に、該
    走行機体を後進させる変速操作と連動して油圧シリンダ
    を制御して対地作業装置を所定高さまで上昇操作する制
    御装置を備えた作業機であって、 前記走行機体の走行方向を設定する変速操作系を、変速
    操作具の前進位置への操作で走行機体を前進させ、変速
    操作具の中立位置への操作で走行機体を停止させ、変速
    操作具の後進位置への操作で走行機体を後進させるよう
    構成し、対地作業装置を下降させた状態で変速操作具を
    前進位置から中立位置に操作した際には前記油圧シリン
    ダに対して前記対地作業装置を上昇作動させない程度の
    圧油を供給する与圧手段を備えている作業機。
  2. 【請求項2】 前記与圧手段が、前記変速操作具を前進
    位置から中立位置に操作した際に前記油圧シリンダを制
    御する制御弁を短時間だけ上昇位置に操作して前記油圧
    シリンダに作動油を供給する制御作動を行うよう構成さ
    れている請求項1記載の作業機。
  3. 【請求項3】 前記与圧手段が、前記変速操作具を前進
    位置から中立位置に操作した際に前記油圧シリンダを制
    御する制御弁を上昇位置に操作して前記油圧シリンダの
    内圧が所定値に達するまで作動油を供給する制御作動を
    行うよう構成されている請求項1記載の作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100375582B1 (ko) * 2000-04-17 2003-03-15 가부시끼 가이샤 구보다 수전작업기
JP2013108591A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Kubota Corp 作業機の油圧駆動装置

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