JPH10290218A - 受信装置 - Google Patents

受信装置

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Publication number
JPH10290218A
JPH10290218A JP9098784A JP9878497A JPH10290218A JP H10290218 A JPH10290218 A JP H10290218A JP 9098784 A JP9098784 A JP 9098784A JP 9878497 A JP9878497 A JP 9878497A JP H10290218 A JPH10290218 A JP H10290218A
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JP
Japan
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clock
value
error
edge
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP9098784A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Suematsu
孝之 末松
Terue Matsumura
照恵 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9098784A priority Critical patent/JPH10290218A/ja
Publication of JPH10290218A publication Critical patent/JPH10290218A/ja
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウェアにより無線回線の状態や通信プ
ロトコルの変化に対応した精度の高いビット同期処理を
行う。 【解決手段】 エッジ検出信号と演算時間値とサンプリ
ングクロック信号191によりエッジ平均誤差及びエッ
ジ誤差最大値を計算し計算値として出力する演算手段1
3と、エッジ平均誤差及びエッジ誤差最大値の許容範囲
を記憶する記憶手段16とが設けられている。また、記
憶手段16からエッジ平均誤差とエッジ誤差最大値の許
容範囲を読み出し計算値との比較を行い規定範囲外のと
きにはエラー信号を出力し範囲内のときには同期確立信
号を出力する比較手段15が設けられている。これによ
ってソフトウェア処理により精度の高いビット同期処理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線データ伝送シス
テムで用いられるビット同期に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線データの受信においては、受信デー
タのサンプリングのためにビット同期の確立処理がデー
タサンプリング前に行われる。図6は従来の受信装置の
構成を示す構成図である。以下、図面を参照しながら、
従来の受信装置について説明する。図6において、61
は位相比較器、62は低域通過フィルタ、63は電圧制
御発振器である。
【0003】上記構成において、位相比較器61は入力
信号と電圧制御発振器63からの出力信号の位相差を常
に比較する。そしてこの位相差によって生じる位相比較
器61の電圧は低域通過フィルタ62で平滑され電圧制
御発振器63の制御電圧として働き、電圧制御発振器6
3の周波数を一時的に可変にして出力信号の位相差を入
力信号に一致させる作用、すなわち自動位相制御の役目
を果たす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、ハードウェアとして構成されているので
システムの規模が大きくなると同時に部品点数の増加に
よるコストアップにつながるという課題があった。
【0005】本発明は上記課題点に鑑み、ビット同期の
ための特別なハードウェアを用いることなく、ソフトウ
ェアによるビット同期を行うことにより部品点数削減に
伴うコストダウンおよび回路規模の縮小を行い、かつソ
フトウェアにより無線回線の状態や通信プロトコルの変
化に対応した精度の高いビット同期処理を行うことを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の受信装置は、エッジ検出手段と制御手段とク
ロック生成手段と演算手段と記憶手段と比較手段とリセ
ット手段を設け、受信データのビット同期信号のエッジ
をソフトウェア処理により測定し、エッジ検出時刻と理
想状態のクロックとのエッジ誤差をあらかじめ定められ
た演算時間の間、記憶、計算する。記憶手段に理想状態
のクロックとの許容エッジ誤差を記憶しておき、計算値
がその許容エッジ誤差の範囲内になったときにビット同
期が確立されたものとして処理する。また演算時間を与
える部分を別に設け任意に設定変更可能にしたことによ
り、無線回線の状態や通信プロトコルの変化に対応した
精度の高いビット同期処理を行うことが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、入力信号のエッジを検
出してエッジ検出信号を出力するエッジ検出手段と、任
意の値に変更が可能な演算時間値を出力する制御手段
と、入力信号をサンプリングするためのサンプリングク
ロック信号を出力するクロック生成手段と、エッジ検出
信号と演算時間値とサンプリングクロック信号によりエ
ッジ平均誤差とエッジ誤差最大値を計算し計算値として
出力する演算手段と、エッジ平均誤差とエッジ誤差最大
値の許容範囲を記憶する記憶手段と、記憶手段からエッ
ジ平均誤差とエッジ誤差最大値の許容範囲を読み出し計
算値との比較を行い規定範囲外のときにはエラー信号を
出力し範囲内のときには同期確立信号を出力する比較手
段と、エラー信号を受け取った際にリセット信号出力す
るリセット手段を備えたものである。
【0008】また、制御手段において、受信データ長に
対応した演算時間値を出力することができるようにした
第2の実施形態を備えたものである。
【0009】また、制御手段に接続する形態として、あ
らかじめ定められたデータフォーマット中の受信データ
の誤りを検出しビット誤り数を出力する誤り検出手段
と、ビット誤り数に対応した演算時間値を出力する制御
手段を備えたものである。
【0010】また、演算手段において、エッジ誤差最大
値があらかじめ定められたエッジ誤差最大値の許容値を
超えた場合に制御手段から与えられた演算時間値を待た
ずしてエラー信号をリセット手段に出力することができ
るようにしたものである。
【0011】また、クロック生成手段において、固定ク
ロックをつくるための水晶発振手段と、クロックパター
ンと可変時間間隔とパターン周期を記憶した分周データ
記憶手段と、分周データ記憶手段からクロックパターン
と可変時間間隔とパターン周期を読み出し、応じた時間
毎に分周比を設定しサンプリングクロック信号を出力す
ることができるようにしたものである。
【0012】また、クロック生成手段において、固定ク
ロックをつくるための水晶発振手段と、水晶発振手段で
生成されたクロックを外部から設定される分周比に応じ
て分周出力するクロック設定手段と、生成クロックの初
期設定値と所望サンプリングクロック周波数値を記録し
た分周データ記憶手段と、クロック設定手段の分周出力
を一定時間毎に平均し分周データ記憶手段から所望サン
プリングクロック周波数値を読み出し比較し周波数差を
差分補償出力しサンプリングクロック信号出力する比較
演算手段を備えたものである。
【0013】また、入力信号のエッジを検出しエッジ検
出信号を発生させるエッジ検出手段と、任意の値に変更
が可能な演算時間値と分周出力平均時のサンプリング時
間値を出力する制御手段と、固定クロックをつくるため
の水晶発振手段と水晶発振手段で生成されたクロックを
外部から設定される分周比に応じて分周出力するクロッ
ク設定手段と生成クロックの初期設定値と所望サンプリ
ングクロック周波数値を記録した分周データ記憶手段と
クロック設定手段の分周出力をサンプリング時間値の間
平均し分周データ記憶手段から所望サンプリングクロッ
ク周波数値を読み出し比較し周波数差を差分補償出力し
サンプリングクロック信号出力する比較演算手段とから
なるクロック生成手段と、エッジ検出信号と演算時間値
とサンプリングクロック信号によりエッジ平均誤差とエ
ッジ誤差最大値を計算し計算値として出力する演算手段
と、エッジ平均誤差とエッジ誤差最大値の許容範囲を記
憶する記憶手段と、記憶手段からエッジ平均誤差とエッ
ジ誤差最大値の許容範囲を読み出し計算値との比較を行
い規定範囲外のときにはエラー信号を出力し範囲内のと
きには同期確立信号を出力する比較手段と、エラー信号
を受け取った際にリセット信号を出力するリセット手段
を備えたものである。
【0014】以下本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の受信装置の構成
図である。
【0015】図1において、入力信号11のエッジを検
出しエッジ検出信号を発生させるエッジ検出手段12
と、任意の値に変更が可能な演算時間値を出力する制御
手段14と、入力信号11をサンプリングするためのサ
ンプリングクロック信号191を出力するクロック生成
手段18と、エッジ検出信号と演算時間値とサンプリン
グクロック信号191によりエッジ平均誤差とエッジ誤
差最大値を計算し計算値として出力する演算手段13
と、エッジ平均誤差とエッジ誤差最大値の許容範囲を記
憶する記憶手段16と、記憶手段からエッジ平均誤差と
エッジ誤差最大値の許容範囲を読み出し計算値との比較
を行い規定範囲外のときにはエラー信号を出力し範囲内
のときには同期確立信号193を出力する比較手段15
と、エラー信号を受け取った際にリセット信号192を
出力するリセット手段17を有する。
【0016】クロック生成手段18は、固定クロックを
つくるための水晶発振手段182と、クロックパターン
と可変時間間隔とパターン周期を記憶した分周データ記
憶手段183と、分周データ記憶手段183からクロッ
クパターンと可変時間間隔とパターン周期を読み出し応
じた時間毎に分周比を設定し前記固定クロックからサン
プリングクロック信号191を出力するクロック設定手
段181からなる。
【0017】図2は本発明の実施例1に適用される伝送
速度1/Rbpsのときの理想信号と実際の入力信号を
示す信号比較図である。図2において、f0は理想信
号、finは実際の入力信号である。1/Rは伝送速度
を示し、e1、e2、e3、e4、e5は理想信号とのエッ
ジ誤差を示す。Mは演算時間値である。t0、t1
2、t3、t4、t5は入力信号finのエッジ検出時刻で
ある。r1、r2、r3、r4、r5は各ビット長である。
【0018】図3は本発明実施例1に適用される伝送速
度1/Rbpsのときのクロック生成パターン図である
31は生成したい周期Tのサンプリングクロックであ
る。32はクロック設定手段181で生成可能な周期T
2eaのクロックパターン1、33はクロック設定手段
181で生成可能な周期T+2eaクロックパターン2
である。34は32と33を組み合わせて生成した合成
クロックで、クロックパターン1が可変時間間隔X1
出力されクロックパターン2が可変時間間隔X2で出力
され、これらがパターン周期Pで連続的に出力される。
【0019】以上のように構成されたシステムについ
て、以下図1、図2を用いてその動作を説明する。
【0020】本実施例において送信側の機器はデータを
送信する前にあらかじめ定められたパルス幅のビット同
期パターンを送出するものとする(図2のf0)。しか
し、伝送系において様々な雑音を受け図2の入力信号f
inのような(e1、e2、e3、e4、e5エッジ誤差)が
あらわれる。
【0021】図1におけるエッジ検出手段12への入力
信号11が図2におけるfinである。信号入力されると
エッジ検出手段12が入力信号finにおけるエッジ箇所
1、e2、e3、e4、e5でそのエッジを検出しエッジ
検出信号として演算手段13に出力する。制御手段14
は演算手段13に対しその演算時間値Mを出力する。
【0022】クロック生成手段18においてはあらかじめ
定められた任意の周波数のクロックを生成することが可
能である。
【0023】図3においてサンプルクロック31を出力
したい場合でかつ水晶発振手段182を単純に整数分し
ただけでは所望のクロックが得られない場合、分周デー
タ記憶手段183に生成可能なサンプルクロックよりも
1周期2ea小さいクロックパターン32と1周期2ea
大きいクロックパターン33を用意し、2つを一定期間
毎に使うことで全体平均として所望のクロックを得る。
【0024】実際には、クロック設定手段181が分周
データ記憶手段183から前記クロックパターン32、
クロックパターン33と可変時間間隔X1、可変時間間
隔X2、パターン周期Pを読み出す。水晶発振手段18
2から固定クロックを用いて、クロック設定手段181
がクロックパターン32を可変時間間隔X1の間出力
し、次にクロックパターン33を可変時間間隔X2の間
出力し、これら1つパターンを周期Pで繰り返し出力し
サンプルクロック信号とする。出力されるサンプルクロ
ック信号の平均周期は(T2ea+T+2ea)=2=T
となり所望のサンプルクロックTと一致する。
【0025】演算手段13はエッジ検出手段11よりエ
ッジ検出信号を、制御手段13より演算時間値Mを、ク
ロック生成手段18よりサンプリングクロック信号19
1を受け取る。与えられた演算時間Mの間、クロック生
成手段18から出力されるサンプリングクロック信号1
91と入力信号11とのエッジ誤差を計測する。図2で
はe1、e2、e3、e4、e5に相当する。そしてこれら
の総計(E=e1+e2+e3+e4+e5)を計算し計算
値1として出力する。また|e1|、|e2|、|e
3|、|e4|、|e5|の中での(|a|はaの絶対値
を示す)最大値を計算値2として出力する。比較手段1
5は演算手段13の出力である計算値1(エッジ平均誤
差)と計算値2(エッジ誤差最大値)を受け取る。また
記憶手段16からエッジ平均誤差とエッジ誤差最大値の
許容範囲を読み出しそれぞれ計算値1と計算値2と比較
を行う。計算値1(エッジ平均誤差)がエッジ平均誤差
許容値を超えていたり、計算値2(エッジ誤差最大値)
がエッジ誤差最大値の許容値を超えていた場合はエラー
信号を出力する。範囲内のときは同期確立信号193を
出力する。また、リセット手段17が比較手段15から
エラー信号を受け取った場合は、受信装置全体をリセッ
トするリセット信号192を出力する。そしてこれらビ
ットパターンを検出し同期確立信号を出力した後は、エ
ッジ時刻(t0、t1、t2、t3、t4、t5)とエッジ間
隔(r1、r2、r3、r4、r5)を用いて位相同期を行
い、受信処理を行っていくことになる。
【0026】なお実施例1において、制御手段14に通
信プロトコルの監視機能を設け、通信プロトコルがリン
ク接続、データ伝送、リンク切断と進みデータ長が変化
するのに追随して演算時間値を可変し、対応した演算時
間値を演算手段13に出力し、受信データ長のサンプリ
ングに最適なサンプリングクロック信号を同様に生成す
ることが可能である。また、誤り検出手段を設け、あら
かじめ定められたデータフォーマット中の受信データの
誤りを検出しビット誤り数として制御手段14に出力
し、誤りビット数に対応した演算時間値を演算手段13
に出力し、無線回線状態に応じ、受信データのサンプリ
ングに最適なサンプリングクロック信号を同様に生成す
ることが可能である。さらにまた、定められた演算時間
値Mの間、演算手段13がエッジ平均誤差とエッジ誤差
最大値を計算するとしたが、演算手段13が記憶手段1
6からエッジ誤差最大値の許容値を読み取り計算値と随
時比較し、許容範囲外の場合は随時リセット手段17に
エラー信号を出力し、受信装置をリセットするようにし
ても同様のビット同期処理を行うことが可能である。
【0027】(実施例2)次に本発明の実施例2の受信
装置について、図面を参照しながら説明する。
【0028】図4は本発明の実施例2の受信装置の構成
図である。図4において、受信装置は、入力信号41の
エッジを検出しエッジ検出信号を発生させるエッジ検出
手段42と、任意の値に変更が可能な演算時間値と分周
出力平均時のサンプリング時間値を出力する制御手段4
4と、入力信号41をサンプリングするためのサンプリ
ングクロック信号491を出力するクロック生成手段4
8と、エッジ検出信号と演算時間値とサンプリングクロ
ック信号491によりエッジ平均誤差とエッジ誤差最大
値を計算し計算値として出力する演算手段43と、エッ
ジ平均誤差とエッジ誤差最大値の許容範囲を記憶する記
憶手段46と、記憶手段46からエッジ平均誤差とエッ
ジ誤差最大値の許容範囲を読み出し計算値との比較を行
い規定範囲外のときにはエラー信号を出力し範囲内のと
きには同期確立信号493を出力する比較手段45と、
エラー信号を受け取った際にリセット信号492を出力
するリセット手段47からなる。
【0029】クロック生成手段48は、固定クロックを
つくるための水晶発振手段482と、水晶発振手段48
2で生成されたクロックを外部から設定される分周比に
応じて分周出力するクロック設定手段481と、生成ク
ロックの初期設定値と所望サンプリングクロック周波数
値を記録した分周データ記憶手段483と、分周データ
記憶手段483から初期設定値をクロック設定手段48
1に与えるとともにクロック設定手段481の分周出力
を制御手段44の出力であるサンプリング時間値の間平
均し分周データ記憶手段484から所望サンプリングク
ロック周波数値を読み出し比較し周波数差を差分補償出
力しサンプリングクロック信号出力する比較演算手段4
84とからなる。
【0030】図5は本発明の実施例2に適用される伝送
速度1=Rbpsのときのクロック生成パターン図であ
る。図5において、51は生成したい周期Tのサンプリ
ングクロックである。52は分周データ記憶手段483
で記憶されている初期設定時の周期T1=T3exのク
ロックパターン1A、53はクロック設定手段481で
生成可能な周期T2=Texのクロックパターン2A、
54はクロック設定手段481で生成可能な周期T3=
T+exのクロックパターン3A、55はクロック設定
手段481で生成可能な周期T2=Texのクロックパ
ターン2、56はクロック設定手段481で生成可能な
周期T2=Texのクロックパターン3である。
【0031】以上のように構成されたシステムについ
て、以下図2、図4、図5を用いてその動作を説明す
る。本実施例において送信側の機器はデータを送信する
前にあらかじめ定められたパルス幅のビット同期パター
ンを送出するものとする(図2のf0)。しかし、伝送
系において様々な雑音を受け図2の入力信号finのよう
な(e1、e2、e3、e4、e5エッジ誤差があらわれ
る。
【0032】図4におけるエッジ検出手段42への入力
信号41が図2におけるfinである。信号入力されると
エッジ検出手段42が入力信号finにおけるエッジ箇
所e 1、e2、e3、e4、e5でそのエッジを検出しエッ
ジ検出信号として演算手段43に出力する。制御手段4
4は演算手段43に対しその演算時間値Mを出力する。
クロック生成手段48においてはあらかじめ定められた
任意の周波数のクロックを生成することが可能である。
あらかじめ分周データ記憶手段483に初期設定値とし
てクロックパターン52を記憶しておく。図5において
サンプルクロック51を出力したい場合でかつ水晶発振
手段482を単純に整数分しただけでは所望のクロック
が得られない場合、クロック設定手段481が分周デー
タ記憶手段483に記憶されているクロックパターン5
2を比較演算手段484を通して読み出し設定し水晶発
振手段482の固定クロック出力を分周しクロック出力
を行う(図5におけるサンプルクロック51)。また比
較演算手段484は、まず初期時に分周データ記憶手段
483から初期設定値を読み出しそのデータをクロック
設定手段481に出力する。そして、制御手段44から
与えられたサンプリング時間値の間、クロック設定手段
から出力されるサンプリングクロック信号491の伝送
速度を平均する。この例が図52である。次に分周デー
タ記憶手段483に記憶されている所望サンプリングク
ロック周波数値を読み出し(図5における51)、前記
平均値と比較し、平均値が所望サンプリングクロックよ
りも大きければその周波数差の差分小さくなるよう設定
を変更し、小さければその周波数差の差分大きくなるよ
う設定を変更しその設定値をクロック設定手段481に
出力する。この場合平均値が所望サンプリングクロック
より小さいのでその周波数差の差分大きくなるよう伝送
速度を下げて設定する。これによりクロック設定手段4
81の出力は図5において52から53へと変化する。
【0033】再度、制御手段44から与えられたサンプ
リング時間値の間、クロック設定手段から出力されるサ
ンプリングクロック信号491の伝送速度を平均し(図
5の53)、分周データ記憶手段483に記憶されてい
る所望サンプリングクロック周波数値を読み出し(図5
における51)、前記平均値と比較し、平均値が所望サ
ンプリングクロックよりも大きければその周波数差の差
分小さくなるよう設定を変更し、小さければその周波数
差の差分大きくなるよう設定を変更しその設定値をクロ
ック設定手段481に出力する。この場合平均値が所望
サンプリングクロックより小さいのでその周波数差の差
分大きくなるよう伝送速度を下げて設定する。これによ
りクロック設定手段481の出力は図5において53か
ら54へと変化する。
【0034】再度、制御手段44から与えられたサンプ
リング時間値の間、クロック設定手段から出力されるサ
ンプリングクロック信号491の伝送速度を平均し(図
5の54)、分周データ記憶手段483に記憶されてい
る所望サンプリングクロック周波数値を読み出し(図5
における51)、前記平均値と比較し、平均値が所望サ
ンプリングクロックよりも大きければその周波数差の差
分小さくなるよう設定を変更し、小さければその周波数
差の差分大きくなるよう設定を変更しその設定値をクロ
ック設定手段481に出力する。この場合平均値が所望
サンプリングクロックより大きいのでその周波数差の差
分小さくなるよう伝送速度を上げて設定する。これによ
りクロック設定手段481の出力は図5において54か
ら55へと変化する。
【0035】再度、制御手段44から与えられたサンプ
リング時間値の間、クロック設定手段から出力されるサ
ンプリングクロック信号491の伝送速度を平均し(図
5の55)、分周データ記憶手段483に記憶されてい
る所望サンプリングクロック周波数値を読み出し(図5
における51)、前記平均値と比較し、平均値が所望サ
ンプリングクロックよりも大きければその周波数差の差
分小さくなるよう設定を変更し、小さければその周波数
差の差分大きくなるよう設定を変更しその設定値をクロ
ック設定手段481に出力する。この場合平均値が所望
サンプリングクロックより小さいのでその周波数差の差
分大きくなるよう伝送速度を下げて設定する。これによ
りクロック設定手段481の出力は、図5において55
から56へと変化する。
【0036】以降、同様に続き、周期的にクロックパタ
ーン2Aとクロックパターン3Aが繰り返されることに
なるので、平均すると出力されるサンプルクロック信号
の平均周期は(T2ex+T+2ex)=2=Tとなり所
望のサンプルクロックTと一致する。演算手段43はエ
ッジ検出手段41よりエッジ検出信号を、制御手段43
より演算時間値Mを、クロック生成手段48よりサンプ
リングクロック信号491を受け取る。与えられた演算
時間Mの間、クロック生成手段48から出力されるサン
プリングクロック信号491と入力信号41とのエッジ
誤差を計測する。図2ではe1、e2、e3、e4、e5
相当する。そしてこれらの総計(E=e1+e2+e3
4+e5)を計算し計算値1として出力する。また|e
1|、|e2|、|e3|、|e4|、|e5|の中での
(|a|はaの絶対値を示す)最大値を計算値2として
出力する。
【0037】また比較手段45は演算手段43の出力で
ある計算値1(エッジ平均誤差)と計算値2(エッジ誤
差最大値)を受け取る。また記憶手段46からエッジ平
均誤差とエッジ誤差最大値の許容範囲を読み出しそれぞ
れ計算値1と計算値2と比較を行う。計算値1(エッジ
平均誤差)がエッジ平均誤差許容値を超えていたり、計
算値2(エッジ誤差最大値)がエッジ誤差最大値の許容
値を超えていた場合はエラー信号を出力する。範囲内の
ときは同期確立信号493を出力する。リセット手段4
7が比較手段45からエラー信号を受け取った場合は、
受信装置全体をリセットするリセット信号492を出力
する。これらビットパターンを検出し同期確立信号を出
力した後は、エッジ時刻(t0、t1、t2、t3、t4
5)とエッジ間隔(r1、r2、r3、r4、r5)を用い
て位相同期を行い、受信処理を行っていくことになる。
【0038】なお実施例2において、制御手段44に通
信プロトコルの監視機能を設け、通信プロトコルがリン
ク接続、データ伝送、リンク切断と進みデータ長が変化
するのに追随して演算時間値を可変し、対応した演算時
間値を演算手段43に出力し、受信データ長のサンプリ
ングに最適なサンプリングクロック信号を同様に生成す
ることが可能である。
【0039】なお実施例2において、誤り検出手段を設
け、あらかじめ定められたデータフォーマット中の受信
データの誤りを検出しビット誤り数として制御手段44
に出力し、誤りビット数に対応した演算時間値を演算手
段43に出力し、無線回線状態に応じ、受信データのサ
ンプリングに最適なサンプリングクロック信号を同様に
生成することが可能である。また、定められた演算時間
値Mの間、演算手段43がエッジ平均誤差とエッジ誤差
最大値を計算するとしたが、演算手段43が記憶手段4
6からエッジ誤差最大値の許容値を読み取り計算値と随
時比較し、許容範囲外の場合は随時リセット手段47に
エラー信号を出力し、受信装置をリセットするようにし
ても同様のビット同期処理を行うことが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように説明から明らかなように本
発明の受信装置によれば、次の効果が得られる。
【0041】従来のようにハードウェア的にビット同期
処理を行うのでなく、ソフトウェアにより最適な演算時
間を与えビット同期処理を行うので、他の通信プロトコ
ルや機器制御等の通信制御を行っているマイコンと一体
化することにより、より一層の小型化、低価格化が実現
でき、かつ一層の精度の高いビット同期処理を行うこと
ができる。
【0042】また、演算時間値を可変にできることか
ら、受信データ長にあった演算時間値を設定することが
可能であり、データ長の短い場合は、演算時間値を短く
設定することにより、無駄な処理を短縮することができ
る。
【0043】また、演算時間を待たずしてリセットを行
うことにより、無駄な処理を短縮することができる。
【0044】また、いくつかの所望サンプリングクロッ
クを生成したい場合に対応した水晶発振手段を別途用意
することなく、固定クロックを分周してつくられたいく
つかのクロックパターンをそれぞれ特定周期毎に出力す
ることにより、任意のサンプリングクロック周波数を生
成することができる。
【0045】また、所望サンプリングクロックを生成し
たい場合に対応した水晶発振手段を別途用意することな
く、水晶発振手段の出力と所望サンプリングクロックの
周波数差の差分を特定周期毎に補償することにより、任
意のサンプリングクロック周波数を生成することができ
る。
【0046】また、水晶発振手段の出力と所望サンプリ
ングクロックの周波数差の差分を特定周期毎に補償する
ことにより、任意のサンプリングクロック周波数を生成
することができる。
【0047】また、水晶発振手段の出力と所望サンプリ
ングクロックの周波数差の差分を特定周期毎に補償する
ことにより、任意のサンプリングクロック周波数を生成
することができ、またソフトウェアにより最適な演算時
間を与えビット同期処理を行うので、他の通信プロトコ
ルや機器制御等の通信制御を行っているマイコンと一体
化することができ、より一層の小型化、低価格化が実現
でき、かつ一層の精度の高いビット同期処理を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における受信装置のシステム
構成図
【図2】同装置の理想信号と実際の入力信号を示す信号
比較図
【図3】同装置におけるクロック生成パターン図
【図4】本発明の実施例2における受信装置のシステム
構成図
【図5】同装置におけるクロック生成パターン図
【図6】従来のシステム構成図
【符号の説明】
12 エッジ検出手段 13 演算手段 14 制御手段 15 比較手段 16 記憶手段 17 リセット手段 18 クロック生成手段 181 クロック設定手段 182 水晶発振手段 183 分周データ記憶手段 191 サンプリングクロック信号 192 リセット信号 193 同期確立信号 31、51 サンプリングクロック 32 クロックパターン1 33 クロックパターン2 41 入力信号 42 エッジ検出手段 43 演算手段 44 制御手段 45 比較手段 46 記憶手段 47 リセット手段 48 クロック生成手段 481 クロック設定手段 482 水晶発振手段 483 分周データ記憶手段 484 比較演算手段 51 サンプリングクロック 52 クロックパターン1A 53、55 クロックパターン2A 61 位相比較器 62 低域通過フィルタ 63 電圧制御発振器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号のエッジを検出してエッジ検出信
    号を出力するエッジ検出手段と、任意の値に変更が可能
    な演算時間値を出力する制御手段と、前記入力信号をサ
    ンプリングするためのサンプリングクロック信号を出力
    するクロック生成手段と、前記エッジ検出信号と演算時
    間値とサンプリングクロック信号によりエッジ平均誤差
    とエッジ誤差最大値を計算し計算値として出力する演算
    手段と、エッジ平均誤差とエッジ誤差最大値の許容範囲
    を記憶する記憶手段と、前記記憶手段からエッジ平均誤
    差とエッジ誤差最大値の許容範囲を読み出し前記計算値
    との比較を行い規定範囲外のときにはエラー信号を出力
    し範囲内のときには同期確立信号を出力する比較手段
    と、エラー信号を受け取った際にリセット信号を出力す
    るリセット手段とを備えた受信装置。
  2. 【請求項2】受信データ長に対応した演算時間値を出力
    する制御手段を備え、通信プロトコル中の受信データ長
    に応じて演算時間値を可変し、受信データのサンプリン
    グに最適なサンプリングクロック信号を生成する請求項
    1記載の受信装置。
  3. 【請求項3】あらかじめ定められたデータフォーマット
    中の受信データの誤りを検出しビット誤り数を出力する
    誤り検出手段と、前記ビット誤り数に対応した演算時間
    値を出力する制御手段を備え、ビット誤り数に応じて演
    算時間値を可変し、受信データのサンプリングに最適な
    サンプリングクロック信号を生成する請求項1記載の受
    信装置。
  4. 【請求項4】エッジ誤差最大値があらかじめ定められた
    エッジ誤差最大値の許容値を超えた場合に制御手段から
    与えられた演算時間値を待たずしてエラー信号をリセッ
    ト手段に出力する演算手段を備えた請求項1記載の受信
    装置。
  5. 【請求項5】固定クロックをつくるための水晶発振手段
    と、クロックパターンと可変時間間隔とパターン周期を
    記憶した分周データ記憶手段と、前記分周データ記憶手
    段からクロックパターンと可変時間間隔とパターン周期
    を読み出し応じた時間毎に分周比を設定しサンプリング
    クロック信号を出力するクロック設定手段とからなるク
    ロック生成手段を備えた請求項1記載の受信装置。
  6. 【請求項6】固定クロックをつくるための水晶発振手段
    と、前記水晶発振手段で生成されたクロックを外部から
    設定される分周比に応じて分周出力するクロック設定手
    段と、生成クロックの初期設定値と所望サンプリングク
    ロック周波数値を記録した分周データ記憶手段と、前記
    クロック設定手段の分周出力を一定時間毎に平均し前記
    分周データ記憶手段から所望サンプリングクロック周波
    数値を読み出し比較し周波数差を差分補償出力しサンプ
    リングクロック信号出力する比較演算手段とからなるク
    ロック生成手段を備えた請求項1記載の受信装置。
  7. 【請求項7】入力信号のエッジを検出しエッジ検出信号
    を発生させるエッジ検出手段と、任意の値に変更が可能
    な演算時間値と分周出力平均時のサンプリング時間値を
    出力する制御手段と、固定クロックをつくるための水晶
    発振手段と前記水晶発振手段で生成されたクロックを外
    部から設定される分周比に応じて分周出力するクロック
    設定手段と生成クロックの初期設定値と所望サンプリン
    グクロック周波数値を記録した分周データ記憶手段と前
    記クロック設定手段の分周出力を前記サンプリング時間
    値の間平均し前記分周データ記憶手段から所望サンプリ
    ングクロック周波数値を読み出し比較し周波数差を差分
    補償出力しサンプリングクロック信号出力する比較演算
    手段とからなるクロック生成手段と、前記エッジ検出信
    号と演算時間値とサンプリングクロック信号によりエッ
    ジ平均誤差とエッジ誤差最大値を計算し計算値として出
    力する演算手段と、エッジ平均誤差とエッジ誤差最大値
    の許容範囲を記憶する記憶手段と、前記記憶手段からエ
    ッジ平均誤差とエッジ誤差最大値の許容範囲を読み出し
    前記計算値との比較を行い規定範囲外のときにはエラー
    信号を出力し範囲内のときには同期確立信号を出力する
    比較手段と、エラー信号を受け取った際にリセット信号
    を出力するリセット手段とを備えた受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011009877A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Panasonic Electric Works Co Ltd 無線通信システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011009877A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Panasonic Electric Works Co Ltd 無線通信システム

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