JPH10290123A - 超再生検波装置およびそれを用いたシステム - Google Patents

超再生検波装置およびそれを用いたシステム

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JPH10290123A
JPH10290123A JP9110114A JP11011497A JPH10290123A JP H10290123 A JPH10290123 A JP H10290123A JP 9110114 A JP9110114 A JP 9110114A JP 11011497 A JP11011497 A JP 11011497A JP H10290123 A JPH10290123 A JP H10290123A
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JP
Japan
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signal
circuit
modulated wave
command
opening
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JP9110114A
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English (en)
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Tetsuo Nishidai
哲夫 西臺
Yoichi Toguchi
洋一 戸口
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超再生検波回路を用いて検波した場合に,超
再生検波回路に悪影響を及ぼすことなく安定した増幅を
行なう。 【構成】 受信したアンテナ10において被変調波信号
が受信される。この被変調波信号はフィルタ20で帯城
制限され,高周波増幅回路30で増幅される。増幅され
た被変調波信号は超再生検波回路40において検波さ
れ,第1の検波信号が出力される。超再生検波回路40
からは第1の検波信号をレベル反転した第2の検波信号
も出力される。第1の検波信号と第2の検波信号とは差
動増幅回路50に与えられ,差動増幅されて出力され
る。差動増幅回路50に入力する信号の差分が従来より
も大きくなり,差動増幅回路50から出力される信号レ
ベルが大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は超再生回路およびそれを用いた
装置に関する。
【0002】
【背景技術】被変調波信号の検波方式の1つとして超再
生検波があり,その回路構成の一例が特開昭54−56
09号公報に開示されている。この超再生検波回路は,
被変調波信号を受信し受信した被変調波信号に応じて信
号を間欠的に発振させ,間欠的に発振する信号の低周波
信号成分をロウ・パス・フィルタで通過させることによ
って被変調波信号を検波するものである。
【0003】しかしながら超再生検波によって得られた
検波信号は微弱であるため,差動増幅回路を用いて検波
信号を増幅することが多い。差動増幅回路の増幅度は,
帰還抵抗をRf,入力インピーダンスをRsとすると,
(−Rf/Rs)となる(負帰還の場合)。したがっ
て,差動増幅回路の増幅度を上げるには帰還抵抗Rfを
大きくするか入力インピーダンスRsを小さくすればよ
い。しかしながら,帰還抵抗Rfを大きくすると湿度な
どによる抵抗値の変動分が大きくなり安定した増幅を行
なうことができない。また入力インピーダンスRsを小
さくすると超再生検波回路に悪影響を及ぼすことがあ
る。
【0004】
【発明の開示】この発明は,超再生検波回路に悪影響を
及ぼすことなく安定した増幅を行なうことを目的とす
る。
【0005】またこの発明は,超再生検波回路に悪影響
を及ぼすことなく安定した増幅を行なうことのできる超
再生検波装置を利用した各種システムを提供することを
目的とする。
【0006】この発明による超再生検波装置は,第1の
周波数をもつ第1の信号を発振して出力する発振回路,
上記第1の周波数よりも高い第2の周波数をもつ第2の
信号を発振し,被変調波信号に応じて上記発振回路を間
欠的に発振させるクエンチング発振回路,上記クエンチ
ング発振回路による発振制御により,上記発振回路から
出力される第1の信号を入力し低周波信号成分を通過さ
せることによって上記被変調波信号を検波し第1の検波
信号を出力するロウ・パス・フィルタ,上記第1の検波
信号のレベルが反転した第2の検波信号を出力する反転
回路,ならびに上記ロウ・パス・フィルタから出力され
る第1の検波信号および上記反転回路から出力される第
2の検波信号を入力し,上記第1の検波信号と上記第2
の検波信号との差を表わす差分信号を増幅して出力する
差動増幅回路を備えていることを特徴とする。
【0007】従来の再生検波回路から得られる検波信号
を差動増幅回路を用いて増幅する場合,検波信号のレベ
ルとグランド・レベルとの差分が増幅される。この発明
によると上記第1の検波信号と,上記第1の検波信号の
レベルが反転した上記第2の検波信号との差分が増幅さ
れるので,従来よりも信号の差分が大きくなり結果的に
差動増幅回路から出力される信号レベルも大きくなる。
超再生検波回路に悪影響を及ぼすことなく,安定した増
幅ができる。
【0008】上記の超再生検波回路を被変調信号の受信
システムに用いるときには,被変調信号を受信し,受信
した被変調信号を上記発振回路に与える受信装置を備え
る。
【0009】差動増幅回路を取除いて超再生検波装置を
構成することもできる。
【0010】また上記の超再生検波装置を,スーパーヘ
テロダイン受信機に適用することもできる。この場合に
は,被変調信号を受信し,受信した被変調信号を出力す
る受信装置,上記被変調信号の周波数と異なる周波数を
もつ高周波信号を出力する局部発振回路,および上記受
信装置から出力される被変調信号と上記局部発振回路か
ら出力される高周波信号とを入力し,上記被変調信号の
周波数と上記高周波信号の周波数との差である中間周波
数をもつ中間信号を出力し,上記発振回路に与えるミキ
サを備える。
【0011】ミキサから出力される中間信号が発振回路
に入力し,被変調波信号に応じて発振回路を間欠的に発
振させることとなろう。また発振回路は中間周波数と同
じ周波数をもつ信号を発振させる。
【0012】さらに上記再生検波装置を,各種システム
に用いることも可能である。
【0013】その例の第1としては送信装置と受信装置
とガレージのシャッタを開閉する開閉機構とからなるガ
レージ・シャッタ開閉システムに用いることが考えられ
る。
【0014】この場合,上記送信装置に,上記シャッタ
の開閉指令を受付ける指令スイッチ,上記指令スイッチ
により受付けられた開閉指令を表わす開閉指令信号およ
び上記シャッタの開閉ができる正当利用者であることを
表わすID信号を変調して被変調波信号を出力する変調
回路,ならびに上記変調回路から出力される被変調波信
号を送信する送信回路を備える。
【0015】また,上記受信装置には,上述した超再生
検波装置,上記送信回路から送信される被変調波信号を
受信し,上記超再生検波装置に与える受信回路,上記超
再生検波装置に含まれる差動増幅回路から出力される増
幅された差分信号にもとづいて,上記開閉指令信号の指
令内容および上記ID信号の内容を解析する信号解析手
段,ならびに上記信号解析手段により解析された上記I
D信号が正当なものであったときに上記開閉指令信号の
指令内容に応じた開閉動作を行なうように上記開閉機構
を制御する制御手段を備える。
【0016】上記差動増幅回路からレベルの大きな差分
信号が出力されることとなるので,上記解析が確実とな
る。
【0017】第2の例としては,送信装置と受信装置と
ドアを開閉する開閉機構とからなるドアの開閉システム
に用いることが考えられる。
【0018】この場合上記受信装置に,上記ドアの開閉
指令を受付ける指令スイッチ,上記指令スイッチにより
受付けられた開閉指令を表わす開閉指令信号および上記
ドアの開閉ができる正当利用者であることを表わすID
信号を変調して被変調波信号を出力する変調回路,なら
びに上記変調回路から出力される被変調波信号を送信す
る送信回路を備える。
【0019】また上記受信装置には,上述した超再生検
波装置,上記送信回路から送信される被変調波信号を受
信し,上記超再生検波装置に与える受信回路,上記超再
生検波装置に含まれる差動増幅回路から出力される増幅
された差分信号にもとづいて,上記開閉指令信号の指令
内容および上記ID信号の内容を解析する信号解析手
段,ならびに上記信号解析手段により解析された上記I
D信号が正当なものであったときに上記開閉指令信号の
指令内容に応じた開閉動作を行なうように上記開閉機構
を制御する制御手段を備える。
【0020】この場合も上記差動増幅回路からレベルの
大きな差分信号が出力されることとなるので,上記解析
が確実となる。
【0021】第3の例としては,送信装置と受信装置と
自動車のエンジンのスタートおよびストップを制御する
エンジン制御装置とからなるエンジン制御システムに用
いることが考えられる。
【0022】この場合,上記送信装置に上記エンジンの
スタートおよびストップの指令を受付ける指令スイッ
チ,上記指令スイッチにより受付けられたスタート・ス
トップ指令を表わすスタート・ストップ指令信号および
エンジンのスタートおよびストップができる正当利用者
であることを表わすID信号を変調して被変調波信号を
出力する変調回路,ならびに上記変調回路から出力され
る被変調波信号を送信する送信回路を備える。
【0023】また上記受信装置に,上述した超再生検波
装置,上記送信回路から送信される被変調波信号を受信
し,上記超再生検波装置に与える受信回路,上記超再生
検波装置に含まれる差動増幅回路から出力される増幅さ
れた差分信号にもとづいて,上記スタート・ストップ指
令信号の指令内容および上記ID信号の内容を解析する
信号解析手段,ならびに上記信号解析手段により解析さ
れた上記ID信号が正当なものであったときに上記スタ
ート・ストップ指令信号の指令内容に応じた上記エンジ
ンの制御動作を行なうように上記エンジン制御装置を制
御する制御手段を備える。
【0024】第4の例としては,送信装置と受信装置と
模型自動車の走行を制御する走行制御機構とからなる模
型自動車走行制御システムに用いることが考えられる。
【0025】この場合,上記送信装置に,上記模型自動
車の走行指令を受付ける指令スイッチ,上記指令スイッ
チにより受付けられた走行指令を表わす走行指令信号お
よび上記模型自動車の走行制御ができる正当利用者であ
ることを表わすID信号を変調して被変調波信号を出力
する変調回路,ならびに上記変調回路から出力される被
変調波信号を送信する送信回路を備える。
【0026】また上記受信装置には,上述した超再生検
波装置,上記送信回路から送信される被変調波信号を受
信し,上記超再生検波装置に与える受信回路,上記超再
生検波装置に含まれる差動増幅回路から出力される増幅
された差分信号にもとづいて,上記走行指令信号の指令
内容および上記ID信号の内容を解析する信号解析手
段,ならびに上記信号解析手段により解析された上記I
D信号が正当なものであったときに上記走行指令信号の
指令内容に応じた走行動作を行なうように上記走行制御
機構を制御する制御手段を備える。
【0027】第3および第4の例においても上記差動増
幅回路からレベルの大きな差分信号が出力されることに
なるので,上記解析が確実となる。
【0028】
【実施例の説明】図1はこの実施例による被変調波信号
の受信装置の回路図,図2は図1の受信装置に含まれる
超再生検波回路を構成するRF発振回路およびクエンチ
ング発振回路の発振信号を示す波形図,図3は図1に示
す受信装置の各回路に流れる信号波形を示している。
【0029】図1に示す受信装置はAM変調された被変
調波,FM変調された被変調波およびASK(Amplitude
shift keying)変調された被変調波のいずれも受信可能
である。ここでは,ASK変調された被変調波が図1に
示す受信装置に送信された場合について説明する。
【0030】送信装置(図示略)から周波数frの搬送
波でASK変調された被変調波が送信される。この被変
調波は受信装置の受信アンテナ10で受信される。受信
アンテナ10で受信された被変調波はフィルタ20で帯
城制限が施こされる。帯城制限された被変調波は高周波
増幅回路30で増幅され超再生検波回路40に与えられ
る。
【0031】超再生検波回路40において,被変調波が
検波され第1の検波信号が得られる。また超再生検波回
路40において第1の検波信号のレベルが反転した第2
の検波信号が得られる。超再生検波回路における検波の
動作について詳しくは後述する。超再生検波回路40に
おいて得られた第1の検波信号は差動増幅回路50の負
入力端子に,第2の検波信号は差動増幅回路50の正入
力端子にそれぞれ入力する。
【0032】図4を参照して,第1の検波信号(LPF
43出力)と第2の検波信号(LPF44出力)とは位
相が同じで信号レベルが反転している。第1の検波信号
のHレベルとLレベルとのレベル差がaレベル,第2の
検波信号のHレベルとLレベルとのレベル差がcレベル
とすると第1の検波信号と第2の検波信号との差分レベ
ルは(a+c)レベル(この場合aレベル=cレベルで
あるから2aレベル)となる。このように第1の検波信
号と第2の検波信号とのレベル差は第1の検波信号の信
号レベルとグランド・レベルとのレベル差の倍となる。
差動増幅回路50から出力される差分信号のレベルが高
くなり,差動増幅回路50の増幅度が実質的に向上する
こととなる。超再生検波回路に悪影響を及ぼすことなく
安定した増幅が可能となる。
【0033】次に超再生検波回路の動作について説明す
る。
【0034】超再生検波回路40には検波しようとする
被変調波の搬送周波数frと同じ周波数frをもつ第1
の信号を発振するRF発振回路41が含まれている。ま
た超再生検波回路40には被変調波の搬送周波数frよ
りも高い周波数をもつ第2の信号を発振し,かつRF発
振回路41における発振を制御するためのクエンチング
発振回路42が含まれている。
【0035】高周波増幅回路30において増幅された被
変調波はRF発振回路41に与えられる。被変調波がL
レベルのときはクエンチング発振回路42における発振
が制限され,発振周波数が低くなっている。この結果発
振回路のa1 点には被変調波の変調信号がHレベルのと
きに信号レベルが徐々に増大するような信号が現われ
る。この信号がチョーク・コイルC1 を通ると高周波信
号成分がカットされる(a2 点)。チョーク・コイルC
1 を通過した信号は第1のLPF(ロウ・パス・フィル
タ)43に与えられ低周波成分の信号のみが通過する。
これにより受信アンテナ10において受信した被変調波
の検波が行なわれ第1のLPF43から第1の検波信号
が得られる。
【0036】またRF発振回路41のb1 点には,変調
信号がLレベルのときに信号レベルが徐々に増大するよ
うな信号が現われる。この信号がチョーク・コイルC2
を通ると高周波信号成分がカットされる(b2 点)。チ
ョーク・コイルC2 を通過した信号は第2のLPF44
に与えられ低周波成分の信号のみが通過する。これによ
り第2のLPF44から,第1の検波信号のレベルが反
転した第2の検波信号が得られる。
【0037】第1の検波信号および第2の検波信号は上
述のように差動増幅回路50に与えられ,差動増幅が行
なわれる。
【0038】図5は他の実施例を示すものでスーパーヘ
テロダイン受信装置の回路図である。この図において図
1に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略
する。
【0039】図5に示す受信装置においては超再生検波
回路40Aに含まれるRF発振回路41Aは被変調波の
搬送周波数frと異なる周波数fiの信号を発振するも
のである。
【0040】周波数frの搬送波でASK変調された被
変調波は高周波増幅回路30において増幅され,ミキサ
60に与えられる。
【0041】スーパーヘテロダイン受信装置には高周波
flの高周波信号を発振して出力する局部発振回路70
が含まれている。局部発振回路70から出力される高周
波信号はミキサ60に与えられる。
【0042】ミキサ60において,高周波増幅回路30
から出力される被変調波の周波数frと,局部発振回路
70から出力される高周波信号の周波数flとの差の中
間周波数fiをもつ中間信号が生成され超再生検波回路
40に与えられる。この後超再生検波回路40において
検波が行なわれ,差動増幅回路50において差動増幅が
行なわれるのは図1に示す回路と同じである。
【0043】図5に示す回路では,被変調波の周波数f
rと超再生検波回路40に含まれるRF発振回路の周波
数とが同じでなくとも,RF発振回路の周波数と中間周
波数fiとが同じであれば超再生検波回路40における
検波が可能となる。
【0044】図6から図8は,図1に示す受信装置の利
用例を示している。図6は,おもちゃの自動車のリモー
ト・コントロール・システム,図7はこのリモート・コ
ントロール・システムを構成するリモート・コントロー
ル装置の電気的構成を示すブロック図,図8はリモート
・コントロール・システムを構成するおもちゃの自動車
の電気的構成を示すブロック図である。
【0045】リモート・コントロール・システムは,リ
モート・コントロール装置80によっておもちゃの自動
車90の走行制御を行なうものである。
【0046】図7を参照してリモート・コントロール装
置80はCPU85によって全体が統括される。CPU
85には動作プログラムその他必要なデータを記憶して
いるメモリ86が外付けされている。
【0047】リモート・コントロール装置80には自動
車90の走行を操縦するための操縦スイッチ81,8
2,83および84が設けられている。操縦スイッチ8
1は自動車90を前進させるときに操縦されるものであ
る。操縦スイッチ82は自動車90を後退させるときに
操縦されるものである。操縦スイッチ83は自動車90
を右折させるときに操縦されるものである。操縦スイッ
チ84は自動車90を左折させるときに操縦されるもの
である。これらのスイッチ81〜84の設定を表わす信
号はCPU85に与えられる。
【0048】CPU85において,スイッチ81〜84
から入力した信号にもとづいて自動車90の走行を制御
するための走行制御符号が生成される。この走行制御符
号は変調回路87において変調される。変調された走行
制御符号は送信アンテナ88から送信される。
【0049】図8を参照して,リモート・コントロール
装置80の送信アンテナ88から送信された,変調後の
走行制御符号は受信アンテナ91で受信され超再生検波
回路92に与えられる。超再生検波回路92において上
述したように検波が行なわれ,差動増幅回路93に与え
られる。差動増幅回路93において検波信号の差動増幅
が行なわれCPU94に入力する。
【0050】CPU94には,動作プログラム,走行制
御符号の内容その他のデータを記憶しているメモリ95
が外付けされている。メモリ95に記憶されているデー
タを参照して,CPU94において,入力した検波信号
からリモート・コントロール装置80において生成され
た走行制御符号の内容が解析される。この解析結果にも
とづいてCPU94によってデータ制御回路96および
ハンドル制御回路97が制御され,自動車90の走行が
制御される。
【0051】図9から図11は,図1に示す受信装置の
他の利用例を示している。図9はガレージのシャッタ開
閉システム,図10はガレージのシャッタ開閉システム
を構成するリモート・コントロール装置の電気的構成を
示すブロック図,図11はガレージのシャッタ開閉シス
テムを構成するガレージの電気的構成を示すブロック図
である。
【0052】ガレージのシャッタ開閉システムは,リモ
ート・コントロール装置100によってガレージ110
のシャッタ117の開閉を制御するものである。
【0053】図10を参照して,リモート・コントロー
ル装置100はCPU103によって全体が統括され
る。CPU103には動作プログラム,正当な利用者で
あることを表わすID符号その他必要なデータを記憶し
ているメモリ104が外付けされている。
【0054】リモート・コントロール装置100にはシ
ャッタ117の開閉を設定するためのスイッチ101お
よび102が設けられている。スイッチ101はシャッ
タ117を開くときに設定されるものであり,スイッチ
102はシャッタ117を閉じるときに設定されるもの
である。これらのスイッチ101および102の設定を
表わす信号はCPU103に与えられる。
【0055】CPU103において,スイッチ101お
よび102から入力した信号にもとづいてシャッタ11
7の開閉を制御するための開閉制御符号が生成される。
またメモリ104からID符号が読出される。開閉制御
符号およびID符号は変調回路105において変調さ
れ,送信アンテナ106から送信される。
【0056】図11を参照して,リモート・コントロー
ル装置100の送信アンテナ106から送信された変調
後の開閉制御符号およびID符号は受信アンテナ111
で受信され超再生検波回路112に与えられる。超再生
検波回路112において上述のように検波が行なわれ,
差動増幅回路113に与えられる。差動増幅回路113
において検波信号の差動増幅が行なわれCPU114に
入力する。
【0057】CPU114には動作プログラム,開閉制
御符号の内容,ID符号その他のデータを記憶している
メモリ115が外付けされている。メモリ115に記憶
されているデータを参照して,CPU114において,
入力した検波信号からリモート・コントロール装置10
0において生成された開閉制御符号の内容およびID符
号が解析される。解析されたID符号にもとづいてシャ
ッタ117の開閉をしようとする者が正当な利用者であ
ることが判定されると,解析された開閉制御符号の解析
結果にもとづいてモータ制御回路116が制御され,モ
ータ(図示略)によりシャッタ117が開閉される。
【0058】ガレージのシャッタの開閉システムと同様
にしてドアの開閉システムを構成することもできる。ド
アの開閉システムを構成するときにはモータによりシャ
ッタ117を構成する代わりに,モータによりドア・ク
ロークを制御しドアの開閉を制御することとなろう。
【0059】図12から図14は図1に示す受信装置の
さらに他の利用例を示している。
【0060】図12はワイヤレス・エンジン・スタータ
・システムの概略図,図13はこのシステムを構成する
リモート・コントロール装置の電気的構成を示すブロッ
ク図,図14はこのシステムを構成する自動車の構成の
一部を示すブロック図である。
【0061】ワイヤレス・エンジン・スタータ・システ
ムはリモート・コントロール装置120によって自動車
130のエンジンのスタートおよびストップを制御する
ものである。
【0062】図13を参照してリモート・コントロール
装置120はCPU123によって全体が統括される。
CPU123には動作プログラム,正当な利用者である
ことを示すID符号その他のデータを記憶しているメモ
リ124が外付けされている。
【0063】リモート・コントロール装置120には自
動車130のエンジンのスタートおよびストップを制御
するためのスイッチ121および122が設けられてい
る。スイッチ121はエンジンをスタートさせるときに
設定されるものであり,スイッチ122はエンジンをス
トップさせるときに設定されるものである。これらのス
イッチ121および122の設定を表わす信号はCPU
123に与えられる。
【0064】CPU123においてスイッチ121およ
び122から入力した信号にもとづいてエンジンのスタ
ートおよびストップを制御するためのスタート・ストッ
プ制御符号が生成される。また,メモリ124からID
符号が読出される。スタート・ストップ制御符号および
ID符号は変調回路125において変調され,送信アン
テナ126から送信される。
【0065】図14を参照して,リモート・コントロー
ル装置120の送信アンテナ131から送信された変調
後のスタート・ストップ制御信号およびID符号は受信
アンテナ131で受信され超再生検波回路132に与え
られる。超再生検波回路132において上述のように検
波が行なわれ,差動増幅回路133に与えられる。差動
増幅回路133において検波信号の差動増幅が行なわ
れ,CPU134に入力する。
【0066】CPU134には動作プログラム,スター
ト・ストップ制御符号の内容,ID符号その他のデータ
を記憶しているメモリ135が外付けされている。メモ
リ135に記憶されているデータを参照して,CPU1
34において入力した検波信号からリモート・コントロ
ール装置120において生成されたスタート・ストップ
制御符号の内容およびID符号の内容が解析される。解
析されたID符号にもとづいて自動車130のエンジン
のスタートまたはストップをしようとする者が正当な利
用者であると判定されると,解析されたスタート・スト
ップ制御符号の解析結果にもとづいてエンジン制御回路
136が制御される。このエンジン制御回路136によ
りセル・モータ137,燃料供給装置138,および点
火装置134が制御され,自動車130のエンジンのス
タートまたはストップが制御される。
【図面の簡単な説明】
【図1】被変調波信号の受信装置の回路図である。
【図2】RF発振回路およびクエンチング発振回路の発
振信号を示している。
【図3】図1に示す回路に流れる信号の波形図である。
【図4】超再生検波回路の出力信号を示している。
【図5】他の実施例を示すもので,被変調波信号の受信
装置の回路図である。
【図6】おもちゃの自動車のリモート・コントロール・
システムの構成を示している。
【図7】リモート・コントロール装置の電気的構成を示
すブロック図である。
【図8】おもちゃの自動車の電気的構成を示すブロック
図である。
【図9】ガレージのシャッタ開閉システムの構成を示し
ている。
【図10】リモート・コントロール装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図11】ガレージの電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図12】自動車のエンジンのスタート/ストップ制御
システムを示している。
【図13】リモート・コントロール装置の電気的構成を
示すブロック図である。
【図14】自動車のエンジンのスタート・ストップの制
御に関する電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 受信アンテナ 40,40A 超再生検波回路 41,41A RF発振回路 42 クエンチング発振回路 43,44 LPF 50 差動増幅回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 29/02 F02D 29/02 H 45/00 358 45/00 358A F02N 11/08 F02N 11/08 U H04B 1/06 H04B 1/06 Z 1/38 1/38

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の周波数をもつ第1の信号を発振し
    て出力する発振回路,上記第1の周波数よりも高い第2
    の周波数をもつ第2の信号を発振し,被変調波信号に応
    じて上記発振回路を間欠的に発振させるクエンチング発
    振回路,上記クエンチング発振回路による発振制御によ
    り,上記発振回路から出力される第1の信号を入力し低
    周波信号成分を通過させることによって上記被変調波信
    号を検波し第1の検波信号を出力するロウ・パス・フィ
    ルタ,上記第1の検波信号のレベルが反転した第2の検
    波信号を出力する反転回路,ならびに上記ロウ・パス・
    フィルタから出力される第1の検波信号および上記反転
    回路から出力される第2の検波信号を入力し,上記第1
    の検波信号と上記第2の検波信号との差を表わす差分信
    号を増幅して出力する差動増幅回路,を備えた超再生検
    波装置。
  2. 【請求項2】 被変調波信号を受信し,受信した被変調
    波信号を上記発振回路に与える受信器をさらに備えた請
    求項1に記載の超再生検波装置。
  3. 【請求項3】 被変調波信号を受信し,受信した被変調
    波信号を出力する受信器,上記被変調波信号の搬送周波
    数と異なる周波数をもつ高周波信号を出力する局部発振
    回路,および上記受信器から出力される被変調波信号と
    上記局部発振回路から出力される高周波信号とを入力
    し,上記被変調波信号の搬送周波数と上記高周波信号の
    周波数との差である中間周波数をもつ中間信号を出力
    し,上記発振回路に与えるミキサ,をさらに備えた請求
    項1に記載の超再生検波装置。
  4. 【請求項4】 第1の周波数をもつ第1の信号を発振し
    て出力する発振回路,上記第1の周波数よりも高い第2
    の周波数をもつ第2の信号を発振し,被変調波信号に応
    じて上記発振回路を間欠的に発振させるクエンチング発
    振回路,上記クエンチング発振回路による発振制御によ
    り,上記発振回路から出力される第1の信号を入力し低
    周波信号成分を通過させることによって上記被変調信号
    を検波し第1の検波信号を出力するロウ・パス・フィル
    タ,および上記第1の検波信号のレベルが反転した第2
    の検波信号を出力する反転回路,を備えた超再生検波装
    置。
  5. 【請求項5】 送信装置と受信装置とガレージのシャッ
    タを開閉する開閉機構とからなるガレージ・シャッタ開
    閉システムにおいて,上記送信装置が,上記シャッタの
    開閉指令を受付ける指令スイッチ,上記指令スイッチに
    より受付けられた開閉指令を表わす開閉指令信号および
    上記シャッタの開閉ができる正当利用者であることを表
    わすID信号を変調して被変調波信号を出力する変調回
    路,ならびに上記変調回路から出力される被変調波信号
    を送信する送信回路を備え,上記受信装置が,請求項1
    に記載の超再生検波装置,上記送信回路から送信される
    被変調波信号を受信し,上記超再生検波装置に与える受
    信回路,上記超再生検波装置に含まれる差動増幅回路か
    ら出力される増幅された差分信号にもとづいて,上記開
    閉指令信号の指令内容および上記ID信号の内容を解析
    する信号解析手段,ならびに上記信号解析手段により解
    析された上記ID信号が正当なものであったときに上記
    開閉指令信号の指令内容に応じた開閉動作を行なうよう
    に上記開閉機構を制御する制御手段,を備えたガレージ
    ・シャッタ開閉システム。
  6. 【請求項6】 送信装置と受信装置とドアを開閉する開
    閉機構とからなるドアの開閉システムにおいて,上記送
    信装置が,上記ドアの開閉指令を受付ける指令スイッ
    チ,上記指令スイッチにより受付けられた開閉指令を表
    わす開閉指令信号および上記ドアの開閉ができる正当利
    用者であることを表わすID信号を変調して被変調波信
    号を出力する変調回路,ならびに上記変調回路から出力
    される被変調波信号を送信する送信回路を備え,上記受
    信装置が,請求項1に記載の超再生検波装置,上記送信
    回路から送信される被変調波信号を受信し,上記超再生
    検波装置に与える受信回路,上記超再生検波装置に含ま
    れる差動増幅回路から出力される増幅された差分信号に
    もとづいて,上記開閉指令信号の指令内容および上記I
    D信号の内容を解析する信号解析手段,ならびに上記信
    号解析手段により解析された上記ID信号が正当なもの
    であったときに上記開閉指令信号の指令内容に応じた開
    閉動作を行なうように上記開閉機構を制御する制御手
    段,を備えたドアの開閉システム。
  7. 【請求項7】 送信装置と受信装置と自動車のエンジン
    のスタートおよびストップを制御するエンジン制御装置
    とからなるエンジン制御システムにおいて,上記送信装
    置が,上記エンジンのスタートおよびストップの指令を
    受付ける指令スイッチ,上記指令スイッチにより受付け
    られたスタート・ストップ指令を表わすスタート・スト
    ップ指令信号および上記エンジンのスタートおよびスト
    ップができる正当利用者であることを表わすID信号を
    変調して被変調波信号を出力する変調回路,ならびに上
    記変調回路から出力される被変調波信号を送信する送信
    回路を備え,上記受信装置が,請求項1に記載の超再生
    検波装置,上記送信回路から送信される被変調波信号を
    受信し,上記超再生検波装置に与える受信回路,上記超
    再生検波装置に含まれる差動増幅回路から出力される増
    幅された差分信号にもとづいて,上記スタート・ストッ
    プ指令信号の指令内容および上記ID信号の内容を解析
    する信号解析手段,ならびに上記信号解析手段により解
    析された上記ID信号が正当なものであったときに上記
    スタート・ストップ指令信号の指令内容に応じた上記エ
    ンジンの制御動作を行なうように上記エンジン制御装置
    を制御する制御手段,を備えたエンジン制御システム。
  8. 【請求項8】 送信装置と受信装置と模型自動車の走行
    を制御する走行制御機構とからなる模型自動車走行制御
    システムにおいて,上記送信装置が,上記模型自動車の
    走行指令を受付ける指令スイッチ,上記指令スイッチに
    より受付けられた走行指令を表わす走行指令信号および
    上記模型自動車の走行制御ができる正当利用者であるこ
    とを表わすID信号を変調して被変調波信号を出力する
    変調回路,ならびに上記変調回路から出力される被変調
    波信号を送信する送信回路を備え,上記受信装置が,請
    求項1に記載の超再生検波装置,上記送信回路から送信
    される被変調波信号を受信し,上記超再生検波装置に与
    える受信回路,上記超再生検波装置に含まれる差動増幅
    回路から出力される増幅された差分信号にもとづいて,
    上記走行指令信号の指令内容および上記ID信号の内容
    を解析する信号解析手段,ならびに上記信号解析手段に
    より解析された上記ID信号が正当なものであったとき
    に上記走行指令信号の指令内容に応じた走行動作を行な
    うように上記走行制御機構を制御する制御手段,を備え
    た模型自動車走行制御システム。
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WO2002076564A1 (fr) * 2001-03-22 2002-10-03 Nikko Co., Ltd Controleur de propulsion
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US6946989B2 (en) * 2000-03-01 2005-09-20 Geir Monsen Vavik Transponder, including transponder system

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