JPH10289387A - 携帯型警報音声発生装置 - Google Patents

携帯型警報音声発生装置

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JPH10289387A
JPH10289387A JP11519097A JP11519097A JPH10289387A JP H10289387 A JPH10289387 A JP H10289387A JP 11519097 A JP11519097 A JP 11519097A JP 11519097 A JP11519097 A JP 11519097A JP H10289387 A JPH10289387 A JP H10289387A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な内容の警報音声出力が可能で、地域や
国の相違など異国語環境にも柔軟に対応することがで
き、また物品としての面白みや話題性にも富んだ携帯型
警報音声発生装置を提供する。 【解決手段】 携帯型警報音声発生装置1は、下記の構
成要件を含んで構成される。警報音声データ記憶部
7:複数種類の警報音声のデータを記憶する。警報音
声データ選択手段5:警報音声データ記憶部に記憶され
た複数の警報音声データから、そのいずれかを選択す
る。警報音声出力手段3:警報音声データ選択手段に
よって選択された警報音声データを警報音声データ記憶
部から読み出すとともに、その読み出された警報音声デ
ータに基づいて警報音声を出力する。指令入力手段
4:警報音声出力の指令入力を行う。警報音声出力制
御手段11:指令入力を検出して、警報音声出力手段に
警報音声を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、痴漢防止用あるい
は防犯用等に使用される携帯型警報装置に関し、特に警
報音を音声とした携帯型警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、強盗あるいは暴漢・痴漢等を
撃退するために、携帯型警報装置(いわゆる携帯防犯ベ
ル)が使用されている。このような警報装置は、スイッ
チ操作によりブザー音等の警報音を発生するようにした
ものがほとんどであるが、ブザー音のように画一的で変
化の乏しい警報音では、救助を求めるべき第三者の注意
を引くのには必ずしも十分とはいえなかった。一方、こ
のような非常時には、例えば「助けてえ」や「誰かあ」
など、大声を上げて救助を求めるのが最も効果的である
が、例えば女性や子供の場合は差し迫った危険によるシ
ョックや、羞恥あるいは加害者からの報復を恐れること
による躊躇等のために、必ずしも大声を出せない場合が
多い。そこで、このような問題を解消するために、実開
昭61−25693号公報には、救助を求める女性の合
成音声を連続出力するようにした警報装置が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、救助を求め
る音声内容は、例えばその警報装置を使用するのが日本
国内であるならば、当然日本語で発生させることとな
る。ところが、こと問題を国内に限ってみても地域によ
って多種多様な方言が存在するため、例えば標準語から
の隔たりが大きい方言を使用する地域において標準語に
よる音声出力を行っても、その地域の不特定多数にとっ
ては該警報音声の内容を必ずしも理解できないといった
問題が生じうる。また、外国に警報装置を持ち出した場
合は、日本語による出力では、警報内容を的確に第三者
に伝えることは絶望的に近い。しかしながら、前述の公
報には、このような問題に対応するための具体的な方法
については何ら開示はなされていない。さらに、上記公
報の警報装置の場合は、単一の警報音声を連呼するのみ
であるから、防犯用具としての役割はある程度果たしう
るとしても、一般大衆、特に多感な女子高校生や女子大
生、あるいはOLといった若い世代の女性にとってはあ
まりに実用本位過ぎて面白みや話題性には欠け、広く普
及が約束されているとはいい難い。
【0004】本発明の課題は、多様な内容の警報音声出
力が可能で、地域や国の相違など異言語環境にも柔軟に
対応することができ、また物品としての面白みや話題性
にも富んだ携帯型警報音声発生装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために、本発明の携帯型警報音声発生装置
は下記の要件を含んで構成されることを特徴とする。 警報音声データ記憶部:複数種類の警報音声のデータ
を記憶する。 警報音声データ選択手段:その記憶された複数種類の
警報音声データからいずれかを選択する。 警報音声出力手段:その選択された警報音声データを
警報音声データ記憶部から読み出すとともに、該読み出
された警報音声データに基づいて警報音声を出力する。 指令入力手段:警報音声出力の指令入力を行う。 警報音声出力制御手段:警報音声出力の指令入力を検
出して、警報音声出力手段に警報音声を出力させる。
【0006】上述の携帯型警報音声発生装置(以下、単
に警報装置ともいう)においては、複数種類の警報音声
データが用意され、警報音声データ選択手段により選択
された警報音声データに基づいて警報音声を出力させる
ようにしたから、警報音声の種類を自由に変更すること
ができる。これにより、状況に応じて異なる種類の警報
音声を使用する等、柔軟かつバラエティに富んだ対応が
可能であり、また物品としての面白みや話題性も豊富
で、広く大衆に普及しうる携帯型警報音声発生装置を実
現することができる。
【0007】上記複数の警報音声データは、音声内容を
表現する国語及び/又は方言が互いに異なる2以上の警
報音声のデータを含むものとすることができる。例え
ば、互いに同一ないし類似の発声内容を、異なる方言の
音声データとして収録しておけば、例えば方言の異なる
地域に赴いた際に、その地域の方言による警報音声を出
力させることで、非常時にその出力内容を的確にその地
域の人に伝えることができる。また、方言による音声
は、標準語による画一的な音声に比べてより人間的な魅
力に溢れ、物品に対する親近感や話題性がさらに高めら
れる効果も同時に達成される。また、警報音声を複数言
語(例えば日本語と、1ないし複数の外国語)で出力で
きるようにしておけば、海外旅行等に携帯した際にも所
期の効果を達成することが可能となる。
【0008】次に、警報音声データ記憶部は、交換可能
な音声データROMにより構成することができる。これ
により、音声データROMの交換を行うことで、さらに
多様な音声出力を行うことが可能になる。例えば、各種
内容の警報音声データを記憶した音声データROMを方
言又は国語別に用意すれば、使用者が赴く地域や国毎に
音声データROMを交換することで柔軟な対応が可能と
なる。また、各種方言あるいは国語による警報音声デー
タを記憶した音声データROMを、警報音声の内容別に
用意すれば、目的や好みに応じた警報音声を複数の方言
あるいは国語に対応可能な形で選択することができるよ
うになる。
【0009】なお、警報音声データ選択手段は、記憶さ
れた複数の警報音声データからいずれかを手動により選
択するものとして構成しても、自動選択するものとして
構成してもいずれでもよい。手動式の場合は、選択入力
部(例えば押しボタンやダイアル等の各種スイッチ類で
構成できる)を設け、その選択入力部の操作状態に基づ
いて警報音声データの選択を行うように構成することが
できる。一方、自動式の場合は、乱数発生指令信号を生
成する乱数発生指令手段と、その乱数発生指令信号を受
けて乱数を発生させる乱数発生手段とを設けるととも
に、その乱数と警報音声データとの間に所定の対応関係
を設定しておき、発生した乱数に応じて対応する警報音
声データが自動選択されるように構成することができ
る。なお、乱数発生指令手段は、手動によるスイッチ入
力を受けて乱数発生指令信号を発生する態様の他、電源
投入に対応して乱数発生指令信号を発生させる態様な
ど、各種構成が可能である。
【0010】なお、警報音声出力制御手段は、警報音声
出力の指令入力を検出して、選択された警報音声を、所
定の時間間隔で連続的に出力するものとすることができ
る。
【0011】次に、本発明の携帯型警報音声発生装置に
は、発信元からの呼出信号を無線受信する無線受信部
と、無線受信部が呼出信号を受信した場合に、音・振動
・光のいずれか単独又は複数の組合わせによる呼出し報
知信号を出力する報知信号出力部とを設けることができ
る。この場合、該警報装置は例えばページャ端末(商標
名:ポケットベル)の機能を備えたものとなる。すなわ
ち、ページャ端末と上記本発明の警報装置には共通する
部品も多く、それぞれを単体で構成するよりも安価で、
また持ち運びにも都合の良いものとなる。また、近年ペ
ージャ端末は、女子高生等を中心に爆発的に普及してお
り、これに本発明特有の多様な警報音声出力機能を付加
することにより、斬新で奇抜な効果が上乗せされて話題
性がさらに増し、一層の普及が期待できる。
【0012】この場合、上記無線受信部を、呼出信号と
ともに文字データを発信元から無線受信するものとし、
また、受信した文字データに基づく文字情報を視覚表示
する液晶ディスプレイ等の文字情報表示部を設けること
もできる。そして、その文字情報表示部を警報音声の出
力内容を文字表示する警報音声内容表示部に兼用する構
成とすれば、例えば文字表示機能付きのページャ端末の
表示部を利用して、現在設定されている音声出力内容を
ここに表示して確認したり、あるいは警報音声データの
候補を表示してこれを参照しながら音声の選択を行うと
いったことが可能となるので便利である。
【0013】また、本発明の警報装置は、移動式電話機
(例えば、携帯電話、パーソナルハンディホンシステム
(PHS)、自動車電話等)と一体化することも可能で
あり、同様の効果を達成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施例とし
ての携帯型警報音声発生装置の外観を示す全体図であ
る。携帯型警報音声発生装置(以下、警報装置ともい
う)1は、警報音声を出力するスピーカ3、警報音声の
出力を指令する警報指令入力スイッチ4(指令入力手
段)、所望する警報音声を選択する際に使用される選択
スイッチ5及び選択する警報音声の内容を文字等で表示
する表示部6等がケース2bに組み込まれ、これらが一
体の警報装置本体2を構成する。また、警報装置本体2
にはカードスロット2aが設けられ、ここに警報音声デ
ータ記憶部を有する、例えばICカード式のデータRO
M7が差込状態で装着されている。
【0015】図2は、警報装置1の電気的な構成を示す
ブロック図である。警報装置1は、CPU11、ROM
12、RAM13等を含む制御部10を有し、制御部1
0が警報装置1の制御全体を司る。その制御部10のI
/Oポート14には、警報指令入力スイッチ4、選択ス
イッチ5、音声合成部17及び表示制御部16が接続さ
れ、音声合成部17にはアンプ18及びスピーカ3が、
表示制御部16には液晶ディスプレイ等の表示部6がそ
れぞれつながれる。また、I/Oポート14には装着ス
ロット部19が設けられ、データROM7は、コネクタ
部20において該装着スロット部19に着脱可能に装着
される。なお、データROM7は交換可能とせず、固定
的に設けてもよい。該データROM7には各種警報音声
データを記憶する警報音声データ記憶部15が形成さ
れ、音声合成部17は、その警報音声データ記憶部15
からの警報音声データに基づいて警報音声信号を合成す
る。そして、その合成された警報音声信号がアンプ18
で増幅され、スピーカ3から出力されることとなる。
【0016】図3はデータROM7に設けられた警報音
声データ記憶部15の内容構成の一例を示している。す
なわち、該警報音声データ記憶部15には、複数種類の
警報音声を発生させるための、各音声の波形等を符号化
した警報音声データ(以下、単に音声データともいう)
A1、A2、‥‥等が、それら各警報音声を特定するため
の警報音声特定データとしてのインデックスデータ(以
下、音声インデックスという)a1、a2、‥‥等と対応
付けた形で記憶されており、該音声インデックスにより
警報音声データを特定できるようになっている。また、
それら音声データ及び音声インデックスに対応して、警
報音声の内容を文字表示するための文字データA'1、
A'2、‥‥等も記憶されている。
【0017】図4に、警報音声データ記憶部15に記憶
された警報音声データの内容例を示す。警報音声データ
は、例えば誰かに助けを求めたり、あるいは注意や警告
を促す言葉、あるいは悲鳴などの音声データであり、本
実施例では女性の声(あるいは女性の声を模したもの)
による音声データが記憶されている。警報音声データ記
憶部15には、このような警報音声データが複数の意味
内容で記憶されており、例えば、痴漢に遭遇した場合に
発するものとして警報音声データ25a〜25e等が記
憶されている。これらのデータが示す警報音声は、例え
ば音声インデックスの数字が大きくなるに従って、より
口調及び内容の強いものとなっている。また、各データ
25a〜25eが示すものと同一又は類似の意味内容
を、各地域の方言で表現した内容の警報音声データ25
a'〜25e'、25a''〜25e''、25a'''〜25
e'''・・・・、等も合わせて記憶されている。本実施例で
は、例えばデータ25a〜25eが標準語によるもので
あり、25a'〜25e'が名古屋弁、25a''〜25
e''が大阪弁、25a'''〜25e'''が福岡弁等となっ
ている。
【0018】次に、ROM12には、警報装置1の作動
制御を行うための制御プログラム12aが格納され、R
AM13はROM12に格納された各プログラムのワー
クエリアとして使用されるとともに、選択された警報音
声の音声インデックスデータを保持・記憶する記憶部と
して使用される。
【0019】以下、警報装置1の使用及び作動例を図5
に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、S1
で出力すべき警報音声の方言種別を選択する。例えば、
電源をONにすると、図6(a)に示すように表示部6
に方言種別の選択を促すメッセージ表示がされ、そのメ
ッセージ表示に続いて、図6(b)に示すように選択可
能な方言名が文字表示される。そして、図1の選択スイ
ッチ5のうちのスクロールスイッチ5aを操作すると、
選択可能な方言名が順次切り替わりながら表示され、希
望する方言名が表示されたら選択確定スイッチ5bを操
作することで方言の選択が確定する。方言種別が選択さ
れると、図6(c)に示すように、表示部6には警報音
声の選択を促すメッセージが表示され、続いて、図6
(d)に示すように選択された方言の警報音声内容の文
字データが警報音声データ記憶部15から読み出されて
文字表示される(S2、S3)。ここで、警報音声の選
択もスクロールスイッチ5aの操作により順次切り替え
て表示することができ、警報音声内容が表示部6に順次
表示される。そして、選択確定スイッチ5bの操作によ
り選択内容を確定させる(S4)。
【0020】警報音声の選択が確定するとS5に進み、
表示部6に表示された文字データに対応付けた音声イン
デックスがRAM13に保持・記憶される。これらの設
定操作が終了すれば、S7に進んで警報指令入力スイッ
チ4の操作の指令入力に基づく警報音声出力の待機状態
となる。なお、待機状態においては、I/Oポート14
に接続された時計24(図2)により、現在時刻を表示
するように構成することができる。
【0021】この状態で、例えば痴漢に襲われる等の非
常時に警報指令入力スイッチ4を操作することで、警報
音声出力の指令入力がなされる(S8)。この指令入力
により出力指令信号が出され、これを受けてRAM13
に記憶されている音声インデックスに対応する警報音声
データが読み出され(S9)、その警報音声データに基
づいて、警報音声信号が音声合成部17で合成された
後、アンプ18を介してスピーカ3より警報音声が出力
される(S10)。なお、本実施例では、警報指令入力
スイッチ4の操作が解除されるまで警報装置1は、同程
度のボリュームで同一の音声が連続して又は所定の間隔
(1〜数秒程度)で繰り返し出力するものとしている。
なお、警報音声の設定をやり直す場合は、例えば一旦電
源をオフにし、図5の処理を始めから実行しなおすよう
にすればよいが、この方式に限られるものではない。
【0022】なお、図2のI/Oポート14には、ブザ
ー駆動ユニット21を介してブザー22が接続されてお
り、前述の警報装置の設定時に、ブザー音の選択も可能
となっている。そして、ブザー音を選択すると、警報音
声の出力に代えてブザー音が出力される。ただし、ブザ
ー駆動ユニット21及びブザー22は省略してもよい。
また、複数の警報指令入力スイッチ4a,4b等を設
け、操作する警報指令入力スイッチ毎に異なる警報音声
が出力されるようにしてもよい。例えば選択スイッチ5
で選択する項目を例えば方言種別のみとして、出力すべ
き警報音声は、操作する警報指令入力スイッチ4a,4
bの種類によって異なるものとなるように構成すること
ができる。
【0023】さらに、乱数発生回路23(乱数発生手
段)を設け、警報音声出力の指令入力に続いて乱数を発
生するようにし、その乱数をもとに出力する警報音声を
決定するようにしてもよい。具体的には、乱数と警報音
声データとの間に所定の対応関係を設定しておき、乱数
発生回路23が発生した乱数に応じて対応する警報音声
データが自動選択されるようにする。このような機能
は、警報装置としての実用性よりもむしろ、警報音声出
力の指令入力がなされた際に、どのような警報音声が出
力されるかわからないという、娯楽的な要素を高める上
で役立つものと思われる。なお、電源投入に対応して乱
数発生指令信号を発生させるようにし、乱数発生回路2
3はこれを受けて乱数を発生させる構成としてもよい。
【0024】さらに、警報装置1は、音声合成部17
に、声色の異なる複数の音声モジュールを設けることに
より、同じ音声データに基づいて音声出力される警報音
声の声色を、例えば子供の声色、若い女性の声色、中年
女性の声色あるいは男性の声色等、各種変更可能に構成
することができる。この場合、図5のフローチャートに
おいては、例えばS6において、前述の方言及び警報音
声の選択順序と同様に声色を選択するようにする。
【0025】次に、警報指令入力スイッチ4を押し続け
る等の操作をした場合には、警報音声の出力を繰り返す
に従って、徐々に音量が大きくなるようにしたり、ある
いは音声がより高音となるように変化させるように構成
することができる。音量を大きくする又は高音に変化さ
せることで、より遠方に音声が届くようになる。
【0026】また、同一の警報音声を出力し続ける代わ
りに、予め定められた順序により、2以上の警報音声を
互いに組み合わせて順次出力する構成とすることも可能
である。これにより、例えば、「きゃー」、「やめ
て」、「助けてえ」、「誰か来てえ」など、複数種の警
報音声を順次的に出力することで、よりリアルで認識し
やすい警報音声出力を行うことができるようになる。ま
た、「やめて下さい」に始まって「なにするんですか」
→「きゃーたすけてー」等、弱い口調の音声から次第に
口調の強い音声へと切り替えつつ音声出力したり、ま
た、同一又は類似の意味内容の警報音声を方言種別を変
えながら順次出力する等、多様な出力形態を設定するこ
とが可能となる。さらに、複数種の警報音声を、乱数発
生手段を用いてランダムに自動選択しながら順次的に出
力することもできる。これにより、例えば、「きゃ
ー」、「誰か来てえ」、「きゃー」、「やめて」、「誰
か」、「きゃー」、「助けてえ」・・・・など、機械的反復
の不自然さが払拭された、さらにリアルな警報音声出力
が可能となる。
【0027】さらに、同じ音声データに基づく警報音声
を、声色を変化させつつ連続的に出力するようにしても
よい。例えば「この人痴漢」の音声が予め設定してある
場合には、警報指令入力スイッチ4の操作で始めに女の
子の声色で出力し、それに続いて若い女性の声色、中年
女性の声色、男の子の声色、若い男性の声色、中年男性
の声色等に漸次変化させて出力する。このようにするこ
とで複数の人が交々に声を上げたようにでき、より警報
効果が上がる。
【0028】また、上記実施例ではデータROM7が交
換可能に設けられているが、これを交換することで、例
えば外国語に対応した警報出力を行うことも可能とな
る。すなわち、図7(a)に示すようにデータROM7
の交換により、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア
語、イタリア語、中国語等、各種外国語の警報音声デー
タ及び文字データの搭載が可能となり、該データに基づ
く外国語警報音声出力が可能となる。また、警報音声デ
ータ記憶部15の音声内容は、方言及び国語別の他に、
例えば、子供風、子ギャル風、ヤンキー風、ヤンママ
風、OL風、お嬢様風、おばさん風、親父風等など、各
種表現あるいは音声内容のものに変更可能としてもよ
い。また、種々の状況に対応できるように、「火事だ!
助けてー」、「事故だ!助けてー」等の火事用、事故用
等の各種非常時の状況に応じた音声データに変更するよ
うにしてもよい。この場合、火災による温度上昇を温度
センサで検出したり、事故による衝撃を振動センサによ
り検出して、警報音声を自動出力させる構成としてもよ
い。
【0029】なお、データROM7は、図8(a)に示
すように、所定の意味内容の言葉(警報音声)を複数の
方言で記憶したものとしたり、あるいは同図(b)に示
すように複数ヶ国語で記憶したものとすることもでき
る。こうすれば、いろいろな地方や外国を旅行するする
際に便利である。
【0030】以下、警報装置の種々の変形例を示す。図
9の警報装置1は、選択スイッチ5がダイヤル式とさ
れ、ダイヤル切替えにより警報音声の種類変更が可能と
されている。この場合、ダイヤル番号に対応する警報音
声の内容をシート26上に印刷等により一覧表示して、
警報装置1に貼付するように構成することができる。な
お、表示部6は該構成では設けられていない。
【0031】図10は、音声LSIを用いたより簡便な
装置の回路構成例を示している。この警報装置1には、
警報音声データ記憶部を内蔵する音声LSI27が設け
られ、アクセスポート毎に異なる警報音声データが読み
出され、出力される構成とされている。なお、アクセス
ポートは、例えばダイヤル式選択スイッチ5(図9)に
より切り替えるようにする。そして、非常時等にボタン
スイッチ等の警報指令入力スイッチ4をONにすると、
スイッチ制御回路30が作動して音声LSI27とアン
プ18に電源が投入され、ダイヤル式選択スイッチ5の
接続する選択端子(アクセスポート)に対応する警報音
声が合成され、さらにアンプ18によって拡声されてス
ピーカ3から出力される。
【0032】次に、図11は、ページャ端末装置と本発
明の警報装置とを一体化した構成例を示す。該警報装置
31は、図1に示す警報装置1とほぼ同様の外観を有す
るとともに、前述の警報装置1の各構成要素の他に、制
御部10のI/Oポート14には、図示はされない発信
元からの呼出信号を無線受信する受信部32が設けられ
ている。また、ROM12には、警報音声発生用の制御
プログラム12aに加え、発信元からの呼出信号を受信
した場合に、呼出し報知信号を出力するための報知信号
出力制御プログラム12bが格納されている。(なお、
図1に示す警報装置1と共通の部分には同一の符号を付
与して説明を省略している)。
【0033】そして、受信部32が呼出信号を受ける
と、音声合成部17は呼出音を合成し、アンプ18を介
してスピーカ3からこれが出力される。なお、発信元か
ら呼出信号とともに文字データを受信した場合には、表
示部6には受信した文字データに基づく文字情報を視覚
表示する。この表示部6は、警報音声の内容を文字表示
する警報音声内容表示部にも兼用される。なお、呼出信
号を受けて作動する振動発生器33及び発光器34を設
けてもよい。
【0034】また、本発明の警報装置は、携帯電話等の
呼出機器と併置することにより、その呼出しがあった場
合にその呼出音を検出し、その検出信号によって報知信
号を出力するための報知装置と一体化することもでき
る。その一例を図11を援用して示す。すなわち、警報
装置35においては、呼出音発生源(呼出機器)からの
呼出音を検出するマイク36がアンプ37及びA/D変
換器38を介して制御部10のI/Oポート14に接続
される。これを呼出機器と共に所持することにより、マ
イク36が上記呼出機器からの呼出音を受けると、音声
合成部17は呼出音を合成し、アンプ18を介してスピ
ーカ3からこれが出力される。
【0035】さらに、本発明の警報装置は、携帯電話、
PHSあるいは自動車電話等の移動式電話機と一体に構
成することもできる。図12にその一例を示す(図1と
の共通部分には同一の符号を付して説明を省略する)。
該警報装置40には、そのI/Oポート14に電話機部
分として、オンフック/オフフック切換スイッチ41、
A/D変換器42(アンプ43を介して送話器44がつ
ながれる)、D/A変換器39(アンプ40及び受話器
41がつながれる)、及びダイアル入力部(プッシュ
式)45及び送受信部46が接続される。送受信部46
は、接続インターフェース47と、さらにこれに接続さ
れた変調器48、送信機49、周波数シンセサイザ5
0、受信機51、復調器52及び共用器53等により構
成されている。そして、ROM12には、前述の警報音
声発生用の制御プログラム12aに加えて、通話用制御
プログラム12bが格納されており、表示部6は、警報
音声データの選択時には警報音声内容を表示する表示部
となる。また、ダイヤル入力部45に設けられたいくつ
かのキーが、警報音声を選択する選択キーとして兼用さ
れる。さらに、警報指令入力スイッチ4の操作時には、
音声合成部17及びアンプ18を介して警報音声が出力
されるが、この音声合成部17は電話着信時の呼出音信
号も合成するものとされ、同様にスピーカ3からこれを
出力する。なお、電話機部分の構成要素とその作動につ
いては、公知の電話機と全く同じであるので説明を省略
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の警報音声発生装置の外観の一例を表す
正面図。
【図2】その電気的な構成を示すブロック図。
【図3】その警報音声データ記憶部に記憶された警報音
声データの一構成例を示す図。
【図4】警報音声の内容例を示す図。
【図5】警報音声発生装置の作動の一例を示すフローチ
ャート。
【図6】表示部の作用説明図。
【図7】警報音声内容の他の例を示す図。
【図8】警報音声内容の他の例を示す図。
【図9】警報音声発生装置の変形例を示す正面図。
【図10】その電気的な構成を示す回路図。
【図11】警報音声発生装置とページャ端末とを一体と
した場合の構成例を示すブロック図。
【図12】警報音声発生装置と携帯電話とを一体とした
場合の構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
1,31,35,40 携帯型警報音声発生装置 2 警報装置本体 2a ICカードスロット 3 スピーカ 4 警報指令入力スイッチ(指令入力手段) 5 選択スイッチ(警報音声データ選択手段) 6 表示部(文字情報表示部、警報音声内容表示部) 7 記憶部 10 制御部 11 CPU(警報音声データ選択手段、警報音声出力
手段、指令入力手段、警報音声出力制御手段) 12 ROM 13 RAM 14 I/Oポート 15 警報音声データ記憶部 16 表示制御部 17 音声合成部 19 装着スロット部 20 コネクタ部 32 受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/38 H04B 7/26 109H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の警報音声のデータを記憶する
    警報音声データ記憶部と、 その記憶された複数の警報音声データから、所定のもの
    を選択する警報音声データ選択手段と、 その選択された警報音声データを前記警報音声データ記
    憶部から読み出すとともに、該読み出された警報音声デ
    ータに基づいて警報音声を出力する警報音声出力手段
    と、 その警報音声出力の指令入力を行うための指令入力手段
    と、 その指令入力を検出して、前記警報音声出力手段に警報
    音声を出力させる警報音声出力制御手段とを含むことを
    特徴とする携帯型警報音声発生装置。
  2. 【請求項2】 前記複数種類の警報音声データは、音声
    内容を表現する国語及び/又は方言が互いに異なる2以
    上の警報音声のデータを含む請求項1に記載の携帯型警
    報音声発生装置。
  3. 【請求項3】 前記警報音声データ記憶部は、交換可能
    な音声データROMにより構成されている請求項1又は
    2に記載の携帯型警報音声発生装置。
  4. 【請求項4】 発信元からの呼出信号を無線受信する無
    線受信部と、 その無線受信部が前記呼出信号を受信した場合に、音・
    振動・光のいずれか単独又は複数の組合わせによる呼出
    し報知信号を出力する報知信号出力部とを含む請求項1
    〜3のいずれかに記載の携帯型警報音声発生装置。
  5. 【請求項5】 前記無線受信部は、前記呼出信号ととも
    に文字データを前記発信元から無線受信するものとさ
    れ、 また、該受信した文字データに基づく文字情報を視覚表
    示する文字情報表示部を備え、 その文字情報表示部は、前記警報音声の出力内容を文字
    表示する警報音声内容表示部に兼用されている請求項4
    に記載の携帯型警報音声発生装置。
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