JPH10289363A - 自動販売機用扉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大扉を開けることなく商品サンプルの交換、
電照板の清掃が可能であり、かつ大扉の電照板を割られ
ても金庫部を壊しにくい自動販売機用扉を提供する。 【解決手段】 自動販売機本体１の正面に設けた大扉２
の外側の一部に電照板を形成する小扉３を設け、大扉は
板金材で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機に使用
される扉の構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動販売機においては、図２に示
すように、自動販売機本体２１の正面に大扉２２が設け
られ、この大扉２２の内側に中扉２３が開閉自在に嵌め
込まれ、中扉２３には商品サンプル２４が取り付け、商
品サンプルに対向する大扉２２の部分は電照板２５を形
成している。そのため、大扉２２を開け、更に中扉２３
を矢印で示すように開けて、商品サンプル２４の交換、
電照板２５の内側の清掃等を行う必要がある。また大扉
２２は厚みがあるため、自動販売機の左側に壁があると
十分に開くことができず、上記の作業がやりにくい。更
に、大扉２２の一部が電照板を形成しているためこの部
分は通常透明なプラスチックで構成されており、その部
分の機械的強度が小さく容易に破られる可能性があり、
そこを破られて大扉２２の内側に配置されている金庫部
２６を壊されるおそれが大きい。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
のように大扉を開けることなく商品サンプルの交換、電
照板の清掃が可能であり、かつ大扉の電照板を割られて
も金庫部を壊しにくい自動販売機用扉を提供することに
ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、自動販売機本体の正面に設けた
大扉の外側の一部に電照板を形成する小扉を設け、大扉
は板金材で形成する。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明においては、自動販売機本
体の正面に設けた大扉の外側の一部に電照板を形成する
小扉を設け、大扉は板金材で形成し、大扉の小扉に対向
する部分に商品展示部を設け、そこに商品サンプルを配
置するようにするのが好ましい。

【０００６】

【実施例】次に本発明の実施例を図面について説明す
る。

【０００７】図１において、１は自動販売機本体で、そ
の正面に大扉２が設けられ、大扉２の外側の一部に小扉
３が設けられている。大扉２は板金材で形成され、その
上部の凹所４には商品サンプル５が配置され、小扉３は
電照板として形成され、透明なプラスチックで形成する
のが好ましく、その外側には商品サンプルに対応して選
択釦が設けられている。大扉２の外側にはコイン投入口
６、釣銭返却釦７、釣銭返却口８、商品取出口９が設け
られ、内側にはコインメック、金庫部、制御部等が配置
されているが、それらについては従来と同様である。

【０００８】本発明の扉においては、小扉３を矢印で示
すように開けることにより、商品サンプルの展示部分、
小扉３の内側が開放されるから、小扉３を開けるだけ
で、大扉２は全く操作することなく、商品サンプルの交
換、電照板の内側即ち小扉３の内側の清掃をすることが
できる。また、重要な金庫部は大扉２を構成する板金材
で覆われ、電照板に対向する大扉の部分も板金材で構成
されているから、仮に比較的強度の小さい電照板即ち小
扉３が壊されても金庫部は破壊が困難である。

【０００９】

【発明の効果】本発明によれば、自動販売機の大扉の一
部に小扉を設けることにより、小扉を操作するだけで商
品サンプルの交換、電照板の清掃を行うことができ、小
扉は商品サンプル展示部を覆うだけのもので極めて薄く
形成することができるから、自動販売機の扉開放側に壁
があっても上記の作業をする上で支障とならない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例の斜視図である。

【図２】従来の一例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 自動販売機本体 ２ 大扉 ３ 小扉 ４ 大扉の凹所 ５ 商品サンプル ６ コイン投入口 ７ 釣銭返却釦 ８ 釣銭返却口 ９ 商品取出口

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動販売機本体の正面に設けた大扉の外
   側の一部に電照板を形成する小扉を設け、大扉は板金材
   で形成することを特徴とする自動販売機用扉。
2. 【請求項２】 小扉に対向する大扉の部分に商品サンプ
   ル展示部を設けることを特徴とする請求項１記載の自動
   販売機用扉。