JPH10288085A - 内燃機関用ピストン - Google Patents

内燃機関用ピストン

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JPH10288085A
JPH10288085A JP9108170A JP10817097A JPH10288085A JP H10288085 A JPH10288085 A JP H10288085A JP 9108170 A JP9108170 A JP 9108170A JP 10817097 A JP10817097 A JP 10817097A JP H10288085 A JPH10288085 A JP H10288085A
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strength
internal combustion
combustion engine
weight
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JP9108170A
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Toshikatsu Koike
俊勝 小池
Kazuo Miyazawa
一夫 宮澤
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
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    • B21K1/18Making machine elements pistons or plungers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関用ピストンにおいて、ピンボス部に
補強部材を鋳込むことでピストン本体の軽量化を妨げる
ようなことなく、ピストンピンの摺接面となるピン孔部
の強度や耐摩耗性を向上させる。 【解決手段】 強度の異なる材質1A,1Bによりピス
トン本体1が構成されている内燃機関用のピストンにお
いて、ピストン本体1を、ピストン母材1Bとそれより
も強度の高い材質1Aとからなる複合素材を鍛造で一次
成形することにより、ピストンピンの摺接面となるピス
トン本体1のピン孔部6の少なくとも一部分を、該強度
の高い材質1Aにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2サイクルや4サ
イクルのガソリンエンジンおよびディーゼルエンジン等
のレシプロエンジンに使用される内燃機関用ピストンに
関する。
【0002】
【従来の技術】2サイクルや4サイクルのガソリンエン
ジンおよびディーゼルエンジンのようなレシプロエンジ
ンに使用される内燃機関用ピストンでは、エンジンの高
出力化に対応して、高温での強度や耐摩耗性の向上が求
められると共に、ピストンの往復慣性力を小さくして出
力増大やエンジン振動の低減を図るために一層の軽量化
が求められることから、その材質については、材質自体
が軽量であり、且つ、薄肉に成形することが可能で、し
かも、薄肉に成形しても高温で永久変形が少なく、高温
での強度や耐摩耗性の高いことが要求されている。
【0003】そのようなピストンの材質としては、従
来、例えば、軽量なアルミニウム(Al)を基材とし
て、耐摩耗性や耐焼付性を高めるためにシリコン(S
i)を添加すると共に、強度を高めるために銅(Cu)
およびマグネシウム(Mg)を添加したようなアルミ合
金が使用されており、そのようなアルミ合金を一般的に
は鋳造加工することによって、ピストン本体の一次成形
品が製造されている。
【0004】そして、そのようなアルミ合金からなる内
燃機関用ピストンでは、エンジン運転時におけるコンロ
ッドからの反力が、ピストンピンからピストン本体のピ
ン孔部に作用することで、ピストンピンの摺接面となる
ピン孔部の周りがへたって(塑性変形して)しまい、そ
れによりガタつきが発生してピストンの破損を招く虞も
あることから、ピストン本体のピンボス部に高強度部材
を鋳込むことでピン孔部を補強するということが従来か
ら行われている。
【0005】一方、レシプロエンジンに使用される内燃
機関用ピストンでは、燃焼室に露出するヘッド部では特
に高い耐熱性が要求され、シリンダ内面に摺接するスカ
ート部では特に高い耐摩耗性が要求されること、およ
び、材料費の節約や軽量化などから、ピストン本体の全
体を同じ材質で一様に強化するのではなく、部分的に材
質を変えて複合的にピストン本体を形成するということ
が従来から様々に提案されている。(例えば、特開昭6
3−126661号公報,実開平2−107749号公
報,特開平3−267552号公報,特開平5−320
788号公報等参照。)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の内燃機関用ピストンでは、ピストン本体のピン
孔部を補強する場合には、ピンボス部に高強度部材を鋳
込むため、ピンボス部を大きくすることが必要となり、
ピンボス部を小さくしてピストン本体の軽量化を図ると
いうのに不都合なものとなると共に、鋳込みのためにピ
ストン母材と高強度部材との接合強度も充分にとれない
という問題がある。
【0007】一方、部分的に材質を変えて複合的にピス
トン本体を形成したようなものでは、従来、摩擦溶接や
溶接肉盛り等の製造上の制約により、ヘッド部とリング
溝部(あるいは、リング溝部のみ)の部分が強度の高い
材質となるように構成され、ピンボス部はピストン母材
のままとしているため、ピストンピンの摺接面となるピ
ン孔部では、ヘッド部からの熱の流入により高温となる
にもかかわらず、高温での強度や耐摩耗性が特に向上さ
れてはいない。
【0008】本発明は、上記のような問題を解消するた
めに、内燃機関用ピストンにおいて、ピンボス部に補強
部材を鋳込むことでピストン本体の軽量化を妨げるよう
なことなく、ピストンピンの摺接面となるピン孔部の強
度や耐摩耗性を向上させることを課題とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、上記の請求項1に記載したよう
に、強度の異なる材質によりピストン本体が構成されて
いる内燃機関用のピストンにおいて、ピストン本体が、
ピストン母材とそれよりも強度の高い材質とからなる複
合素材を鍛造で一次成形することにより形成されたもの
であり、それによって、ピストンピンの摺接面となるピ
ストン本体のピン孔部の少なくとも一部分が、該強度の
高い材質により構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0010】また、上記の請求項1に記載した内燃機関
用ピストンにおいて、上記の請求項2に記載したよう
に、強度の高い材質が、シリコン(Si)を10〜22
重量%の範囲で含み、初晶シリコンの平均粒径が10μ
m以下であるような、急冷凝固粉末を固化したアルミ合
金からなるものであることを特徴とするものである。
【0011】また、上記の請求項2に記載した内燃機関
用ピストンにおいて、上記の請求項3に記載したよう
に、強度の高い材質が、シリコン(Si)よりも硬い非
金属成分粒子を、平均粒径が10μm以下の状態で、1
〜10重量%の範囲で含むような、急冷凝固粉末を固化
したアルミ合金からなるものであることを特徴とするも
のである。
【0012】また、上記の請求項3に記載した内燃機関
用ピストンにおいて、上記の請求項4に記載したよう
に、シリコン(Si)よりも硬い成分粒子が、炭化シリ
コン(SiC)、酸化アルミニウム(Al2 3 )、窒
化アルミニウム(AlN)のうちの何れか一つあるいは
複数からなることを特徴とするものである。
【0013】さらに、上記の請求項2乃至4に記載した
内燃機関用ピストンにおいて、上記の請求項5に記載し
たように、強度の高い材質が、鉄(Fe)を1〜10重
量%の範囲で含み、その化合物の平均粒径が10μm以
下であるような、急冷凝固粉末を固化したアルミ合金か
らなるものであることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内燃機関用ピスト
ンの実施形態について、図面に基づいて説明する。
【0015】図1は、本発明の内燃機関用ピストンの一
実施形態に係るピストン本体を示すもので、(A)は、
ピン孔の軸線方向から見た側面を示し、(B)は、上方
から見たヘッド部の上面を示し、(C)は、図(B)の
C−C線に沿った縦断面を示している。
【0016】ピストン本体1は、燃焼室に上面が露出す
るヘッド部2と、シリンダ内面に側面が摺接するスカー
ト部3が、ピンボス部4のある側では肉厚が厚くなり、
ピンボス部4のない側ではピンボス部4よりも下方に向
って肉厚が徐々に薄くなるように、厚い円板状のピスト
ン素材から鍛造により一次成形されてから、不要な部分
を削り落としたりリング溝部5やピン孔部6を形成する
等の機械加工処理を施し、更に必要に応じてメッキ等の
表面処理を施すことで、最終製品として仕上げられてい
るものである。
【0017】このピストン本体1は、鍛造により境界面
で一体的に接合された強度の異なる2種の材質1A,1
Bにより全体が構成されていて、本実施形態では、強度
の高い材質1Aが、ヘッド部2の上面側からリング溝部
5を占めるように分布し、それよりも強度の低い材質1
Bが、ヘッド部2の裏面側からスカート部3を占めるよ
うに分布すると共に、強度の高い材質1Aが、リング溝
部5よりも下側のピンボス部4の上部にまで延びて、該
ピンボス部4に穿設されたピン孔部6の上側の一部が強
度の高い材質1Aとなるように構成されている。
【0018】そのような本実施形態のピストン本体1
は、図2に示すような、強度の異なる2種の材質1A,
1Bを単に重ね置きするか、外径の小さな素材を一次鍛
造して拡げることにより境界の酸化皮膜を破壊して材質
1A,1Bを直接圧着させた複合ピストン素材10か
ら、図4(A),(B)に示すように、鍛造により一次
成形されるものであり、その結果、ピストン本体1で
は、強度の高い材質1Aと、それよりも強度の低い材質
1Bとが、鍛造により接合界面が延びることで、酸化皮
膜ではなくそれぞれの材質が直接圧着する面積を増加さ
せることにより、鍛造前よりも強固に一体化された状態
となっている。
【0019】図4(A),(B)に示すような、複合ピ
ストン素材10からのピストン一次成形品の鍛造につい
ては、250〜450℃の間に制御した状態で予熱した
下型22と、同じく250〜450℃の間に制御した状
態で予熱した上型(パンチ)21とで鍛造するものであ
り、このように制御された温度に予熱された上型21と
下型22を用いた熱間鍛造によれば、アルミ合金の延性
を充分に利用して、寸法精度良くピストン本体の一次成
形品を成形することができる。
【0020】ところで、上記のようなピストン本体1を
構成する強度の高い材質1Aとして、本実施形態では、
例えば、アルミニウム(Al)を基材として、全体中
に、シリコン(Si)を10〜22重量%,鉄(Fe)
を1〜10重量%,銅(Cu)を0.5〜5重量%,マ
グネシウム(Mg)を0.5〜5重量%,マンガン(M
n)を1重量%以下,ニッケル(Ni)を1重量%以
下,クロム(Cr)を1重量%以下,ジルコニウム(Z
r)を2重量%以下,モリブデン(Mo)を1重量%以
下の範囲で含むような、急冷凝固粉末を固化したアルミ
合金が使用されている。
【0021】その具体例としては、シリコン(Si)を
17重量%,鉄(Fe)を5重量%,銅(Cu)を1重
量%,マグネシウム(Mg)を0.5重量%,マンガン
(Mn)を0.01重量%,ニッケル(Ni)を0.0
1重量%,クロム(Cr)を0.01重量%,ジルコニ
ウム(Zr)を1重量%,モリブデン(Mo)を0.0
1重量%含むような急冷凝固粉末アルミ合金がある。
【0022】また、本実施形態では、強度の高い材質1
Aの他の例として、アルミニウム(Al)を基材とし
て、全体中に、シリコン(Si)を10〜22重量%,
鉄(Fe)を1〜10重量%,銅(Cu)を0.5〜5
重量%,マグネシウム(Mg)を0.5〜5重量%,マ
ンガン(Mn)を1重量%以下,ニッケル(Ni)を1
重量%以下,クロム(Cr)を1重量%以下,ジルコニ
ウム(Zr)を2重量%以下,モリブデン(Mo)を1
重量%以下の範囲で含むと共に、更に耐摩耗性を高める
ために、シリコン(Si)よりも硬い成分である炭化シ
リコン(SiC)を1〜10重量%の範囲で含むよう
な、急冷凝固粉末を固化したアルミ合金が使用されてい
る。
【0023】その具体例としては、シリコン(Si)を
17重量%,鉄(Fe)を5重量%,銅(Cu)を1重
量%,マグネシウム(Mg)を0.5重量%,マンガン
(Mn)を0.01重量%,ニッケル(Ni)を0.0
1重量%,クロム(Cr)を0.01重量%,ジルコニ
ウム(Zr)を1重量%,モリブデン(Mo)を0.0
1重量%含むと共に、更に、炭化シリコン(SiC)を
5重量%含むような急冷凝固粉末アルミ合金がある。
【0024】なお、上記のような強度の高い材質1Aの
各例において、シリコン(Si)や炭化シリコン(Si
C)は、金属組織中に硬質の粒子を存在させることで耐
摩耗性および耐焼付性を高めるために添加されているも
のであり、鉄(Fe)は、金属組織を分散強化して20
0℃以上で高い強度を得るために添加されているもので
あり、また、銅(Cu)およびマグネシウム(Mg)
は、200℃以下での強度を高めるために添加されてい
るものであって、その添加量については、上記の範囲外
では所望の耐摩耗性や耐焼付性および高温での必要な強
度を得ることができない。
【0025】上記のような強度の高い材質1Aに対し
て、それと共にピストン本体1を構成する強度の低い材
質1Bとして、本実施形態では、従来から使用されてい
る鋳造を前提とした溶製材(連続鋳造材)のアルミ合
金、すなわち、アルミニウム(Al)を基材として、全
体中に、シリコン(Si)を10〜22重量%,鉄(F
e)を1重量%以下,銅(Cu)を0.5〜5重量%,
マグネシウム(Mg)を0.5〜2重量%,マンガン
(Mn)を1重量%以下,ニッケル(Ni)を1重量%
以下,クロム(Cr)を1重量%以下の範囲で含むよう
な溶製材(連続鋳造材)のアルミ合金が使用されてい
る。
【0026】その具体例としては、シリコン(Si)を
12重量%,鉄(Fe)を0.2重量%,銅(Cu)を
4重量%,マグネシウム(Mg)を1重量%,マンガン
(Mn)を0.1重量%,ニッケル(Ni)を0.1重
量%,クロム(Cr)を0.1重量%含むような溶製材
のアルミ合金がある。
【0027】なお、強度の高い材質1Aの各例として示
した上記の急冷凝固粉末アルミ合金については、例え
ば、アルミ合金のインゴットを、約700℃以上で溶解
してから霧状に散布し、冷却速度100℃/sec以上
で急激に冷やして凝固させることで、平均粒径で約10
0μm程度の急冷凝固粉末(パウダーメタル)とし、該
アルミ合金の急冷凝固粉末に必要な構成成分の粉末を混
入してから、本実施形態では、図3に示すように、該粉
末を400〜500℃に加熱して押し出すことで丸棒状
に固形化してから所定の大きさに切断することで、図2
に示すような複合ピストン素材10の円板状の材質1A
とされるものである。
【0028】そのような本実施形態で使用されている強
度の高い材質1Aの各例については、何れも、平均粒径
が約100μm程度に粉末化されたアルミ合金中に、シ
リコン(Si)や鉄(Fe)等の各構成成分が、平均粒
径が10μm以下の微細化された状態で分散されたもの
となっている。
【0029】そのため、例えば、シリコン(Si)につ
いては、初晶シリコンの平均粒径が10μm以下の微細
化された状態でアルミ合金組織中に分散されていること
で、ピストン本体1の一次成形品を鍛造で成形する際
に、材質1Aが薄く引き延ばされるように鍛造されて
も、シリコン(Si)の粒子が割れて当該部分からクラ
ックが発生するようなことが無く、その結果、鍛造され
たピストン本体1の疲労強度が高いものとなっている。
【0030】また、炭化シリコン(SiC)を含有させ
た例については、炭化シリコン(SiC)が微細化され
た状態でアルミ合金組織中に均等に分散されていること
により、高い耐摩耗性を得ることができるものとなって
いる。
【0031】また、鉄(Fe)については、微細化され
分散された状態の鉄(Fe)を含む急冷凝固粉末アルミ
合金を鍛造により成形することで、鉄の粗大な化合物の
形成が阻止され、応力集中の原因となる鉄分の粗大化合
部のない均一な金属組織が得られるため、通常の鋳造工
程によりピストン本体を一次成形する場合よりも鉄(F
e)を多く添加することが可能となって、高温での強度
が高い合金を得ることが可能となる。
【0032】これに対して、通常の鋳造工程によりピス
トン本体の一次成形を行う場合には、材質となるアルミ
合金中に鉄成分が多く添加されていると、鋳造後の冷却
により合金中に鉄の粗大な化合物が形成されて強度の低
下を招くこととなる。
【0033】さらに、その他の構成成分についても、ア
ルミ合金粉末中に微細な粉末として含有され、そのよう
なアルミ合金粉末が成形固化や鍛造を経て緻密な結晶組
織となることで、該構成成分により結晶粒境での応力集
中による強度低下をきたすようなことが無くなるため、
それによっても疲労強度が高められることとなる。
【0034】本実施形態で使用されている、上記の強度
の高い材質1Aの各例と、それよりも強度の低い材質1
Bの一例について、耐摩耗性および疲労強度についてそ
れぞれ比較試験を行った結果については以下の通りであ
る。
【0035】すなわち、図13は、耐摩耗性を比較する
ために、強度の高い材質1Aの各例(SiCを含む例−
A1,および,SiCを含まない例−A2)と、強度の
低い材質1Bの一例(例−B)のそれぞれについて、試
験温度250℃で、フレッチング摩耗試験(試験材質を
ローターとし、このローターを揺動させながら所定材質
のライダーを繰り返し押し付けて、接触面の摩耗痕の面
積を摩耗量とする)を行った結果を示すもので、これに
よって材質1A(例−A1,および,例−A2)の何れ
についても、材質1B(例−B)と比べて、高温で高い
耐摩耗性を有することが示されている。
【0036】また、図14は、疲労強度を比較するため
に、強度の高い材質1Aの各例(SiCを含む例−A
1,および,SiCを含まない例−A2)と、強度の低
い材質1Bの一例(例−B)のそれぞれについて、25
℃,150℃,250℃の各試験温度で、繰返し荷重に
よる疲労試験(試験片に対して正弦波荷重を作用させ、
正弦波の一周期を単位に数えて破壊までの繰返し数を求
めることで、疲労限度を示す)を行った結果を示すもの
で、これによって材質1A(例−A1,および,例−A
2)の何れについても、材質1B(例−B)と比べて、
全ての温度で高い疲労強度を有することが示されてい
る。
【0037】上記のような本発明の内燃機関用ピストン
の一実施形態(第1実施形態)に対して、図5および図
9は、本発明の内燃機関用ピストンの他の実施形態(第
2実施形態および第3実施形態)を示すもので、それら
の各実施形態(第2実施形態および第3実施形態)は、
何れも、上記の実施形態(第1実施形態)に各例として
示したものと同じ材質1A,1Bを使用したもので、ピ
ストン本体1における材質1A,1Bの分布状態が上記
の実施形態(第1実施形態)とは異なるものである。
【0038】すなわち、本発明の第2実施形態では、図
5に示すように、ピストン本体1において、強度の高い
材質1Aが、ヘッド部2の周辺部からリング溝部5を占
めるように分布し、それよりも強度の低い材質1Bが、
ヘッド部2の中央部からスカート部3を占めるように分
布すると共に、強度の高い材質1Aが、リング溝部5よ
りも下側のピンボス部4の上部にまで延びて、該ピンボ
ス部4に穿設されたピン孔部6の上側の一部が強度の高
い材質1Aとなるように構成されている。
【0039】そのような第2実施形態のピストン本体1
は、図6に示すような、強度の異なる2種の材質1A,
1Bからなる複合ピストン素材10を、図8に示すよう
に、250〜450℃の間に制御した状態で予熱した下
型22と、同じく250〜450℃の間に制御した状態
で予熱した上型(パンチ)21とによる熱間鍛造により
一次成形品に成形してから、不要な部分を削り落とした
りリング溝部5やピン孔部6を形成する等の機械加工処
理を施し、更に必要に応じてメッキ等の表面処理を施す
ことで、最終製品として仕上げられている。
【0040】なお、図6に示すような複合ピストン素材
10については、図7に示すように、アルミ合金の急冷
凝固粉末(各構成成分の粉末を含む)を加熱して中空棒
状に押し出すことで固形化してから、所定の大きさに切
断することでリング状の材質1Aを形成し、これを材質
1Bと嵌合させることで形成されるものであり、この嵌
合については、締代を持った締まり嵌めが良いが、中間
嵌め、あるいは隙間嵌めでも、鍛造により嵌合界面に法
線方向の面圧が発生しつつ嵌合界面が延びることによっ
て、材質1A,材質1Bともに表面の酸化皮膜が破壊さ
れて、材質1A,材質1Bが直接圧着されることにより
接合することとなる。
【0041】また、本発明の第3実施形態では、図9に
示すように、ピストン本体1において、強度の高い材質
1Aが、ヘッド部2の周辺部からリング溝部5とピンボ
ス部4の外側とスカート部3を占めるようにピストン本
体1の周辺側に分布し、それよりも強度の低い材質1B
が、ヘッド部2の中央部からピンボス部4の内側を占め
るようにピストン本体1の軸心側に分布していること
で、ピンボス部4に穿設されたピン孔部6の外寄り部分
の全周が強度の高い材質1Aとなるように構成されてい
る。
【0042】そのような第3実施形態のピストン本体1
は、図10に示すような、強度の異なる2種の材質1
A,1Bからなる複合ピストン素材10を、図12に示
すように、250〜450℃の間に制御した状態で予熱
した下型22と、同じく250〜450℃の間に制御し
た状態で予熱した上型(パンチ)21とによる熱間鍛造
により一次成形品に成形してから、不要な部分を削り落
としたりリング溝部5やピン孔部6を形成する等の機械
加工処理を施し、更に必要に応じてメッキ等の表面処理
を施すことで、最終製品として仕上げられている。
【0043】なお、図10に示すような複合ピストン素
材10については、図11に示すように、溶製材のアル
ミ合金を加熱しつつ丸棒状に押し出すと共に、該溶製材
アルミ合金の丸棒の周囲を覆うように、アルミ合金の急
冷凝固粉末(各構成成分の粉末を含む)を加熱しつつ押
し出すことで、両者を一体的に固形化してから、そのよ
うな中心部と外周部で材質が異なる複合体の円柱を所定
の大きさに切断することにより形成されるものである。
【0044】以上に述べたような本発明の内燃機関用ピ
ストンの各実施形態によれば、ピストンピンの摺接面と
なるピン孔部6の部分が、強度の高い材質1Aにより構
成されているため、ピンボス部4に特に補強部材を鋳込
むようなことなく、ピン孔部6の強度や耐摩耗性を向上
させることができる。
【0045】なお、上記の各実施形態で使用されている
材質1Aについては、材質1Bと比較して、炭化シリコ
ン(SiC)や鉄(Fe)を混合していること、シリコ
ン(Si)の含有量が多いこと、多種の成分を成分割合
を管理しつつ混合する必要があること、特殊な構成成分
であること、また、急冷凝固粉末の製造行程が必要であ
ること等により、材料単価が高くなっているため、ピス
トン一個当たりの使用割合を節減する必要があると共
に、材質1Bと比較して、比重の大きい成分元素の割合
が多く、合金としての比重が大きくなるので、ピストン
本体の軽量化のためにも、ピストン一個当たりの使用割
合を節減する必要がある。
【0046】この点に関して、上記の各実施形態では、
ピン孔部6のまわりのみを材質1Aとすることにより、
材料費を節減できて、しかも、ピストン本体1の軽量化
が可能となり、また、第1実施形態では、爆発燃焼時の
コンロッド反力やピストンの上昇行程時のコンロッド側
からの作用力が作用するピン孔部6のうちのヘッド部2
側と、ヘッド部2の外周部を材質1Aとしていることに
よって、ピストン本体1の軽量化を図りつつ、リング溝
部5まわり,およびピン孔部6まわりの剛性,強度を高
めることができる。
【0047】また、上記の各実施形態では、リング溝部
5の付近からヘッド部2にかかるトップランドの部分
が、強度の高い材質1Aにより形成されているため、爆
発燃焼時のコンロッドの反力やピストンスラップ等によ
りピストン本体1がピストンピン回りに揺動して、トッ
プランドがシリンダ壁に強く押し付けられても、その力
に充分に耐えることができる。
【0048】そして、そのようにトップランドが高い強
度を有することにより、トップランドの部分を小さくす
ることができ、それによって、トップランドとシリンダ
壁との隙間に残留する排気ガス量を減少させることがで
き、その結果、HCを減らすことができる。
【0049】なお、上記の第2実施形態では、ヘッド部
2の上面に作用する爆発燃焼圧力により、ヘッド部2に
発生する内部応力や内部歪みが、ヘッド部2の中央部よ
りも外周部で大きくなる点に着目して、ヘッド部2の外
周部のみを材質1Aとしていることで、ピストン本体1
のより一層の軽量化が可能となっている。
【0050】また、上記の各実施形態では、強度の高い
材質1Aとして、上記の各例として示したような構成成
分の急冷凝固粉末アルミ合金が使用されているため、該
材質1Aの耐摩耗性や耐焼付性により、ピストン本体1
の寿命を延ばすことができ、また、該材質1Aの熱膨張
係数が小さいことにより、ピストン本体1の熱変形を小
さくすることができ、特に、上記の第3実施形態では、
スカート部3も材質1Aとなっているため、ピストン本
体1の耐摩耗性をより確実に高めることができる。
【0051】また、上記の各実施形態では、熱伝導率の
低い急冷凝固粉末アルミ合金が、強度の高い材質1Aと
して使用されていることにより、燃焼室に上面が露出す
るヘッド部2からピン孔部6への熱の流入が減少し、ピ
ン孔部6の温度が低減されるため、高温となるピストン
本体1におけるピン孔部6の耐摩耗性が向上することと
なる。
【0052】なお、上記の第2実施形態では、ヘッド部
2の中央部からスカート部3を占めるように分布する強
度の低い材質1Bとして、熱伝導率の高い溶製材のアル
ミ合金が使用されているため、該材質1Bを通してヘッ
ド部2の熱をスカート部3から効率良くシリンダ壁に伝
達することで、ヘッド部2の温度を下げて当該部分の熱
強度が緩和される結果、ヘッド部2を薄肉化してピスト
ン本体1を軽量化することができる。
【0053】また、上記の各実施形態では、ピストン本
体1が、強度の異なる2種の材質1A,1Bを一体的に
接合した、あるいは、単に重ね置きした複合ピストン素
材10を鍛造することにより一次成形されていることか
ら、ピストン本体1における材質1Aと材質1Bの接合
界面が、鍛造によって延ばされることで、鍛造前よりも
強固に一体化された状態とされている。
【0054】以上、本発明の内燃機関用ピストンの各実
施形態について説明したが、本発明は、上記のような各
実施形態にのみ限定されるものではなく、例えば、強度
の異なる2種の材質1A,1Bについては、上記の各実
施形態で例示したような具体的な各材質に限らず、それ
以外の適当な材質を使用することにより実施することも
可能であり、また、ピストン本体1を製造するための方
法についても、上記の各実施形態で例示したような具体
的な鍛造方法に限らず、それ以外の適当な方法により製
造することも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したような本発明の内燃機関用
ピストンによれば、ピンボス部を大きくしてピストン本
体の軽量化を妨げるようなことなく、ピストンピンの摺
接面となるピン孔部の強度や耐摩耗性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内燃機関用ピストンの一実施形態(第
1実施形態)に係るピストン本体を示す(A)側面図,
(B)上面図,および(C)図BのC−C線に沿った縦
断面図。
【図2】図1に示したピストン本体を製造するための素
材を示す縦断面図。
【図3】図2に示した複合ピストン素材における強度の
高い材質の部分を成形するときの状態の一例を示す断面
説明図。
【図4】図2に示した複合ピストン素材からピストン本
体の一次成形品を鍛造するときの状態の一例を示す断面
説明図。
【図5】本発明の内燃機関用ピストンの他の実施形態
(第2実施形態)に係るピストン本体を示す(A)側面
図,(B)上面図,および(C)図BのC−C線に沿っ
た縦断面図。
【図6】図5に示したピストン本体を製造するための素
材を示す縦断面図。
【図7】図6に示した複合ピストン素材における強度の
高い材質の部分を成形するときの状態の一例を示す断面
説明図。
【図8】図6に示した複合ピストン素材からピストン本
体の一次成形品を鍛造するときの状態の一例を示す断面
説明図。
【図9】本発明の内燃機関用ピストンの更に他の実施形
態(第3実施形態)に係るピストン本体を示す(A)側
面図,(B)上面図,および(C)図BのC−C線に沿
った縦断面図。
【図10】図9に示したピストン本体を製造するための
素材を示す縦断面図。
【図11】図10に示した複合ピストン素材を製造する
ときの状態の一例を示す断面説明図。
【図12】図10に示した複合ピストン素材からピスト
ン本体の一次成形品を鍛造するときの状態の一例を示す
断面説明図。
【図13】ピストン本体を構成する2種の材質につい
て、強度の高い材質の各例(SiCを含む例−A1と、
SiCを含まない例−A2)と、それよりも強度の低い
材質の一例(例−B)とについて、材質による耐摩耗性
の差異を示すグラフ。
【図14】ピストン本体を構成する2種の材質につい
て、強度の高い材質の各例(SiCを含む例−A1と、
SiCを含まない例−A2)と、それよりも強度の低い
材質の一例(例−B)とについて、25℃,150℃,
250℃の各温度において、材質による疲労強度の差異
を示すグラフ。
【符号の説明】
1 ピストン本体(内燃機関用ピストン) 1A 強度の高い材質 1B 他の材質(強度の低い材質) 6 ピン孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 21/00 C22C 21/02 21/02 32/00 Q 32/00 F16J 1/01 F16J 1/01 1/02 1/02 1/16 1/16 B22F 5/00 B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強度の異なる材質によりピストン本体が
    構成されている内燃機関用のピストンにおいて、ピスト
    ン本体が、ピストン母材とそれよりも強度の高い材質と
    からなる複合素材を鍛造で一次成形することにより形成
    されたものであり、それによって、ピストンピンの摺接
    面となるピストン本体のピン孔部の少なくとも一部分
    が、該強度の高い材質により構成されていることを特徴
    とする内燃機関用ピストン。
  2. 【請求項2】 強度の高い材質が、シリコン(Si)を
    10〜22重量%の範囲で含み、初晶シリコンの平均粒
    径が10μm以下であるような、急冷凝固粉末を固化し
    たアルミ合金からなるものであることを特徴とする請求
    項1に記載の内燃機関用ピストン。
  3. 【請求項3】 強度の高い材質が、シリコン(Si)よ
    りも硬い非金属成分粒子を、平均粒径が10μm以下の
    状態で、1〜10重量%の範囲で含むような、急冷凝固
    粉末を固化したアルミ合金からなるものであることを特
    徴とする請求項2に記載の内燃機関用ピストン。
  4. 【請求項4】 シリコン(Si)よりも硬い成分粒子
    が、炭化シリコン(SiC)、酸化アルミニウム(Al
    2 3 )、窒化アルミニウム(AlN)のうちの何れか
    一つあるいは複数からなることを特徴とする請求項3に
    記載の内燃機関用ピストン。
  5. 【請求項5】 強度の高い材質が、鉄(Fe)を1〜1
    0重量%の範囲で含み、その化合物の平均粒径が10μ
    m以下であるような、急冷凝固粉末を固化したアルミ合
    金からなるものであることを特徴とする請求項2乃至4
    に記載の内燃機関用ピストン。
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