JPH10287952A - 非調質鋼からなる熱間鍛造品の分離方法 - Google Patents

非調質鋼からなる熱間鍛造品の分離方法

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JPH10287952A
JPH10287952A JP13154297A JP13154297A JPH10287952A JP H10287952 A JPH10287952 A JP H10287952A JP 13154297 A JP13154297 A JP 13154297A JP 13154297 A JP13154297 A JP 13154297A JP H10287952 A JPH10287952 A JP H10287952A
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JP13154297A
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Koichiro Inoue
幸一郎 井上
Sadayuki Nakamura
貞行 中村
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】作業時間の短縮および材料歩留まりの向上のた
め分離容易な非調質鋼の溶製材を熱間鍛造により一体部
品に成形し、機械加工による切断を行わなくとも容易に
破断分離することができる熱間鍛造用非調質鋼鍛造品の
破断分離方法。 【解決手段】重量%で、C:0.30〜0.60、S
i:0.05〜2.00、Mn:0.10〜1.00、
P:0.03〜0.20、Cu:0.03〜0.50、
Ni:0.03〜0.50、Cr:0.10〜0.5
0、V:0.05〜0.50、s−Al:0.010〜
0.045、N:0.005〜0.025、残部Feお
よび不純物よりなる鋼を、熱間鍛造後、鍛造部品の硬さ
が20〜35HRCであり、破断分離を目的とする断面
の周囲に全周の25%以上、断面が多角形であれば少な
くともその一辺に応力集中係数2.0以上の切欠き付与
した後に0.5mm/s以上の速度で切欠き部を破断
し、2個以上の部品に分離する、非調質鋼からなる熱間
鍛造品の分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】二個以上の部品に分離容易な
非調質鋼を用いて一体鍛造し,しかる後に二個以上の部
品に分離するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,コネクティングロッドのような鍛
造後に二個以上の個別部品に分離して用いる部品は,最
終形状に一体鍛造後,必要によっては仕上げの機械加工
を施した後,機械加工によって二個に分離されていた。
この種の方法は切断部分に切り代として余分な材料を要
すると共に切断後分離面を切削加工または研磨などによ
って仕上げる必要があり,多大な時間の浪費と価格の上
昇をもたらしていた。
【0003】また,これらの問題を解決する手段の一つ
として粉末焼結鍛造化を図って容易にすることが提案さ
れているが,粉末焼結鍛造プロセス自体が複雑なプロセ
スであり生産性を阻害し,コストアップの原因となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般の溶製材を熱間鍛
造して得られる部品は機械構造部品として用いられる2
0〜35HRCの硬さ範囲では十分な靭性を有している
ため,破断による分離を行うと破断面の一部が衝撃試験
時に見られるシアーリップのように大きな塑性変形が生
じ,破断分離ままでは破面を正確にあわせることは困難
であった。
【0005】そこで,本発明は作業時間の短縮および材
料歩留まり向上のため分離容易な非調質鋼のの溶製材を
熱間鍛造により一体部品に成形し,上記の機械加工によ
る切断を行わなくとも容易に破断分離することができる
熱間鍛造用非調質鋼鍛造品の破断分離方法を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は重量基準でC
:0.30〜0.60%,Si:0.05〜2.00
%,Mn:0.10〜1.00%,P :0.03〜
0.20%,Cu:0.03〜0.50%,Ni:0.
03〜0.50%,Cr:0.10〜0.50%,V
:0.05〜0.50%,s−Al:0.010〜
0.045%,N :0.005〜0.025%,およ
び必要によりPb:0.30%以下,S :0.20%
以下,Te:0.30%以下,Ca:0.01%以下,
Bi:0.30%以下のうちから選ばれる1種または2
種以上を含み,残部Feおよび不純物よりなる非調質鋼
を用いて,熱間鍛造後,鍛造部品の硬さが20〜35H
RCで破断分離を目的とする断面の周囲に全周の25%
以上,断面が多角形であれば少なくともその一辺に応力
集中係数2.0以上の切欠き付与した後に0.5mm/
s以上の速度で切欠き部を破断し,2個以上の部品に容
易に分離することを特徴とする。
【0007】次に,本発明に用いた熱間鍛造用非調質鋼
の成分範囲(重量基準)の限定理由について説明する。 C:0.30〜0.60% Cは鍛造品の強度を確保するのに有効な元素であり,こ
のような効果を得るためには0.30%以上含有させる
ことが必要である.しかし,多すぎると硬さが高くなり
すぎ被削性が低下するので0.60%以下とする必要が
ある。
【0008】Si:0.05〜2.00% Siは鋼溶製時において脱酸作用を有しているととも
に,フェライト中に固溶し破断分離時の塑性変形の主な
原因である軟質相であるフェライトの強度を向上させる
ことによる脆性破面率を高め,破断面の密着性を向上さ
せる。このような効果を得るためには0.05%以上含
有させることが必要である。しかし,含有量が多すぎる
と熱間加工性を劣化させるので2.00%以下とするこ
とが必要である。
【0009】Mn:0.10〜1.00%,Cr:0.
10〜0.50% Mn,Crはパーライト部の靭性を高める働きを有する
元素である。しかし,破断分離を行う場合にはパーライ
トの靭性は低い方がより破断面の塑性変形が少なく,密
着性が向上するためそれぞれ0.10〜1.00%,
0.10〜0.50%とした。
【0010】P:0.03〜0.20% Pは粒界への偏析により靭性を低下させる元素として低
く抑えられるのが一般的であるが,破断分離を行う本発
明においては脆性破面率を高め,破断面の密着性を向上
させる元素として非常に有効に作用するため積極的な添
加を行っている。しかし,多量に添加してもその効果が
飽和するために0.03〜0.20%とした。また,P
の好ましい範囲は0.05〜0.20%である.
【0011】Cu:0.03〜0.50% CuはPと同様に不純物として混入し鋼の諸特性を低下
させるため,一般的には低減させることが望ましい。し
かし,破断分離を行う本発明においては脆性破面率を高
め,破断面の密着性を向上させる元素として非常に有効
に作用するため積極的な添加を行っている。しかし,多
量に添加すると熱間加工性を著しく低下させたり,ベイ
ナイトの生成により硬さを著しく向上させるため0.0
3〜0.50%とした。
【0012】Ni:0.03〜0.50%, 本発明鋼には破断分離を容易にするためCuが積極添加
されており,請求範囲以上に添加したときはもちろん請
求範囲内でもCuによる熱間加工性の劣下が懸念され
る。このため本発明ではNiを添加することにより熱間
加工性の劣下を防止している。一般にCuの熱間加工性
低下を抑制するためにはCuと同量のNiを添加すれば
良く,また,過剰に添加するとベイナイトが生成し硬さ
が著しく高くなるためその範囲を0.03〜0.5%と
した。
【0013】V:0.05〜0.50% VはSiと同様にフェライトを強化する元素であり,分
離破断面の密着性を向上させる。また,Vは疲労強度を
大きく向上させる元素でもあり,このような効果を得る
ためにも0.05%以上の添加が必要である。しかし,
多量の添加は経済的に不利となるため0.50%以下と
する必要がある。
【0014】s−Al:0.010〜0.045% AlはNと窒化物を形成してオーステナイト中に微細分
散し,熱間鍛造時の再加熱による結晶粒粗大化を防止す
る。このような効果を得るためにも0.010%以上の
添加が必要である。しかし,多量に添加してもその効果
は飽和するので0.045%以下とした。
【0015】N:0.005〜0.025% NはVやAlと窒化物を形成し,上述したフェライト強
度の確保や結晶粒粗大化防止に役立つ元素である。これ
らの効果を得るためには0.005%以上の添加が必要
である。また,過剰に添加してもその効果が飽和するた
めその上限を0.025%以下にした。
【0016】Pb:0.30%以下,S:0.20%以
下,Te:0.30%以下,Ca:0.01%以下,B
i:0.30%以下のうちから選ばれる1種または2種
以上 Pb,S,Te,Ca,Biはいずれも被削性を向上さ
せるのに有効な元素であるので,鍛造品において被削性
がさらに良好であることが要求される場合には必要に応
じてこれらのうちから選ばれる1種または2種以上を適
量添加するのもよい。
【0017】しかしながら,添加量が多すぎると熱間加
工性や疲れ限度を低下させるので,添加するとしても,
Pbは0.30%以下,Sは0.20%以下,Teは
0.30%以下,Caは0.01%以下,Biは0.3
0%以下とする必要がある。
【0018】上述の熱間鍛造用非調質鋼を熱間鍛造によ
り部品に成形し,前記鍛造部品の破断分離を目的とする
断面の周囲に全周の25%以上,断面が多角形であれば
少なくともその一辺に応力集中係数2.0以上の切欠き
を施す。このとき切欠き長さが全周の25%以下または
多角形の場合切欠き長さが一辺に満たない場合には破断
時にシアリップが発生し,十分な密着性が得られない。
また,切欠きの応力集中係数が2以下でも同様にシアリ
ップの発生により密着性が低下する。
【0019】上述した条件の切欠きを有する場合でも,
破断時の破断速度が0.5mm/s以下の場合にも同様
にシアリップが発生し十分な密着性が得られない。この
ため破断速度は0.5mm/s以上とする必要がある。
好ましい範囲は1.0mm/s〜100mm/sであ
る。
【0020】
【発明の作用】本発明に係わる非調質鋼からなる熱間鍛
造品の分離方法は,上記した構成を有するものであるか
ら,この熱間鍛造用非調質鋼を所望の形状に熱間鍛造,
冷却したのち,所定の方法によって機械加工を用いるこ
となく二個以上の部品に容易に破断分離することがで
き,また破断分離破面の塑性変形量も少なく,密着性も
よいものとなる。
【0021】
【実施例】表1に示す本発明鋼および比較鋼を溶製し,
熱間鍛造を行って20×60×1000mmの板材とし
た。これを1100℃で30分加熱保持したあと適当な
間隔をおいて室温まで放冷し,熱間鍛造のシミュレーシ
ョンを行った。
【0022】この板材よりコンロッドの大端部とキャッ
プ部の分離位置を模した図1に示した試験片を加工た。
この試験片でa:bが1:1で切欠き部の応力集中係数
を2.2とし,引張速度10mm/sで試験片長手方向
に力を加え破断させた。破断分離後の密着性は破断時の
変位−加重曲線より得られる塑性変形量として評価し
た。また,一部の供試材について同じ板材より切り出し
た20×60×300mmの試験片を加工し,ドリル加
工能率を測定して被削性の評価を行った。疲労試験も同
様に板材より試験片を加工して行った。
【0023】これらのうち,硬さは,ロックウェル硬度
計で測定した結果を示し,密着性の指標として破断まで
の塑性変形量を示した。また,疲れ限度は平行部直径8
mmの平滑回転曲げ試験片を用いて測定した。これらの
結果を表3に示す。さらに工具寿命は,代表的な鋼種で
表2に示す条件によるドリル試験を行って測定した。
【0024】これらの結果を発明鋼No.2を100と
した場合の相対的な値をドリル加工能率として表したも
のを同じく表3に示す。また,一部のものについては1
200℃におけるグリーブル高温引張試験により得られ
た絞り値を熱間加工性の指標として同じく表3に示す。
【0025】発明鋼のなかで比較的塑性変形量が大きく
密着性に劣るNo.1で,図1に示した切欠き底の曲率
により応力集中係数を表4の様に変化させた試験片を用
い密着性に及ぼす切欠きの影響を調査した結果を同じく
表4に示す。また,同様にa:bを表5の様に変化させ
たときの塑性変形量を同じく表5に示す。
【0026】また,同様にNo.1をa:bが1:1で
切欠きの応力集中係数が2.2の試験片で表6に示す引
張速度で破断させた場合の塑性変形量を同様に表6に示
した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】
【表6】
【0033】上記の表1,3より以下のことがわかるま
ず,実施例No.Aはc含有量が低いいため,十分な硬
さが得られていない。このため破断時の塑性変形量も大
きくなり破面密着性も低いものとなる。No.BではC
含有量が高すぎるため硬さが高くなりすぎている。これ
らのことからC含有量は0.30〜0.60%にする必
要がある。
【0034】実施例のNo.CはSi含有量が高すぎる
ため硬さが高くなりすぎている。No.D,EもMn,
Cr含有量が高すぎるため,熱間鍛造後の空冷において
もベイナイトが発生し硬さが高くなりすぎている。この
ためSi,Mn,Crの含有量をそれぞれ0.05〜
2.00%,0.10〜1.00%,0.01〜0.5
0%にした。
【0035】実施例No.FはP含有量が低いために破
断時の塑性変形量が大きくなり,良好な密着性を得るこ
とができない。No.GはP含有量が高すぎるため,密
着性には優れるが,極度に靭性が低下して同じ硬さレベ
ルの発明鋼に比べて疲労強度が著しく低下しており,P
含有量は0.03〜0.20%にする必要がある。
【0036】実施例のNo.HはCu含有量が高く,空
冷でベイナイトが生成し硬さが高くなりすぎている。ま
た,グリーブル絞り値も低下し熱間加工性も大きく劣下
していることがわかる。No.lも同様にNi添加によ
り熱間加工性は改善されるが,ベイナイトの生成により
硬さが高くなりすぎている。これらのことからCu,N
iの含有量はそれぞれ0.03〜0.50%,0.03
〜0.50%にした。
【0037】実施例のNo.JはV含有量が低いため十
分な硬さを得ることができない。また,No.KはV含
有量が高すぎるため,硬さが高くなりすぎている。この
ためV含有量は0.05〜0.50%にした
【0038】実施例のNo.Lはs−Alが少なく熱間
鍛造時の加熱により結晶粒が粗大化し,同じ硬さレベル
の発明鋼に比べて著しく疲労強度が低下している。しか
し多量に添加してもその効果は飽和するため,s−Al
量を0.010〜0.045%にした。No.Mも同様
にN含有量が低く結晶粒が粗大化し,疲労強度が低下し
ている。このためN含有量は0.005〜0.025%
にする必要がある。
【0039】Pbを過剰に添加したNo.Nはほぼ同一
レベルの硬さを有する発明鋼に比べて被削性は大きく改
善されるが,疲れ限度が著しく低下しておりP,S,T
e,Ca,Biのような被削性を改善する元素の過剰添
加は好ましくないことがわかる。このためそれぞれの含
有量をPbは0.30%以下,Sは0.20%以下,T
eは0.30%以下,Caは0.01%以下,Biは
0.30%以下にした。
【0040】実施例のNo.1〜No.13は実用的な
硬さ範囲,つまり20HRC以上,35HRC以下で疲
れ限度,密着性,熱間加工性ともNo.A〜No.Nに
比べて優れていることがわかる。また,No.14〜N
o.16よりP,S,Te,Ca,Biの適度な添加は
疲れ限度を大きく低下することなく,被削性を改善して
いることがわかる。
【0041】表4より切欠きの応力集中係数が大きいほ
ど塑性変形量が小さくなり,密着性が向上する。応力集
中係数1.8では発明鋼においても塑性変形量が大きく
なり十分な密着性が得られない。このため切欠きの応力
集中係数は2.0以上にする必要がある。
【0042】表5より試験片サイズa:bを変化させる
と密着性も変化する。全周に占める切欠き長さの割合で
整理すると,25%以上では良好な密着性を示すが,そ
れ以下では塑性変形量が大きくなる。このため切欠きの
全周に占める割合は25%以上必要であることがわか
る。また,全周に占める切欠き長さの割合が25%であ
っても,切欠き長さが一辺の長さに満たない場合は同様
に密着性が低下するため,少なくとも一辺の全長にわた
って切欠きがあることが望ましい。
【0043】表6より塑性変形量は引張速度によっても
変化することがわかる。引張速度が小さくなると塑性変
形量は増大し,密着性は低下する。このため引張速度は
0.5mm/s以上とする必要がある。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように,本発明に係わ
る非調質鋼からなる熱間鍛造品の分離方法は重量基準で
C :0.30−0.60%,Si:0.05〜2.0
0%,Mn:0.10〜1.00%,P :0.03〜
0.20%,Cu:0.03〜0.50%,Ni:0.
03〜0.50%,Cr:0.10〜0.50%,V:
0.05〜0.50%,s−Al:0.010〜0.0
45%,N :0.005〜0.025%,および必要
によりPb:0.30%以下,S :0.20%以下,
Te:0.30%以下,Ca:0.01%以下,Bi:
0.30%以下のうちから選ばれる1種または2種以上
を含み,残部Feおよび不純物よりなることを特徴と
し,上記成分鋼を熱間鍛造後,鍛造部品の硬さが20〜
35HRCで破断分離を目的とする断面の周囲に全周の
25%以上,断面が多角形であれば少なくともその一辺
に応力集中係数2.0以上の切欠き付与した後に0.5
mm/s以上の速度で切欠き部を破断し,2個以上の部
品に容易に分離することが可能にしたものであり,機械
加工を用いることなく二個以上の部品に容易に破断分離
することができ,また破断分離破面の塑性変形量も少な
く,密着性もよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】破断分離後の密着性を評価するための試験片を
示す図である。(A)はその平面図である。(B)はそ
の側面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量基準で C :0.30〜0.60% Si:0.05〜2.00% Mn:0.10〜1.00% P :0.03〜0.20% Cu:0.03〜0.50% Ni:0.03〜0.50% Cr:0.10〜0.50% V :0.05〜0.50% s−Al:0.010〜0.045% N :0.005〜0.025% 残部Feおよび不純物よりなる鋼を,熱間鍛造後,鍛造
    部品の硬さが20〜35HRCであり,破断分離を目的
    とする断面の周囲に全周の25%以上,断面が多角形で
    あれば少なくともその一辺に応力集中係数2.0以上の
    切欠き付与した後に0.5mm/s以上の速度で切欠き
    部を破断し,2個以上の部品に分離することを特徴とす
    る非調質鋼からなる熱間鍛造品の分離方法。
  2. 【請求項2】重量基準で C :0.30〜0.60% Si:0.05〜2.00% Mn:0.10〜1.00% P :0.03〜0.20% Cu:0.03〜0.50% Ni:0.03〜0.50% Cr:0.10〜0.50% V :0.05〜0.50% s−Al:0.010〜0.045% N :0.005〜0.025% およびPb:0.30%以下 S :0.20%以下 Te:0.30%以下 Ca:0.01%以下 Bi:0.30%以下 のうちから選ばれる1種または2種以上を含み,残部F
    eおよび不純物よりなることを特徴とし,熱間鍛造後,
    鍛造部品の硬さが20〜35HRCであり,破断分離を
    目的とする断面の周囲に全周の25%以上,断面が多角
    形であれば少なくともその一辺に応力集中係数2.0以
    上の切欠き付与した後に0.5mm/s以上の速度で切
    欠き部を破断し,2個以上の部品に分離することを特徴
    とする非調質鋼からなる熱間鍛造品の分離方法。
JP13154297A 1997-02-04 1997-04-16 非調質鋼からなる熱間鍛造品の分離方法 Pending JPH10287952A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110508733A (zh) * 2019-03-15 2019-11-29 内蒙古北方重工业集团有限公司 高强度挤压轴的制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110508733A (zh) * 2019-03-15 2019-11-29 内蒙古北方重工业集团有限公司 高强度挤压轴的制造方法

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