JPH10286773A - 平面研削盤のロータリドレッサ装置 - Google Patents

平面研削盤のロータリドレッサ装置

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JPH10286773A
JPH10286773A JP11050097A JP11050097A JPH10286773A JP H10286773 A JPH10286773 A JP H10286773A JP 11050097 A JP11050097 A JP 11050097A JP 11050097 A JP11050097 A JP 11050097A JP H10286773 A JPH10286773 A JP H10286773A
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JP
Japan
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grinding wheel
dressing
truing
grinding
shaft
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Application number
JP11050097A
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English (en)
Inventor
Kazunori Kurahashi
一徳 倉橋
Junzo Ikeda
純三 池田
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JTEKT Machine Systems Corp
Original Assignee
Koyo Machine Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で小型化できると共に、少ないス
ペースで容易に配置でき、ツルーイング用砥石及びドレ
ッシング用砥石の個々の位置調整、傾き調整が不要で段
取り作業を容易にきる平面研削盤のロータリドレッサ装
置を提供する。 【解決手段】 この平面研削盤のロータリドレッサ装置
は、同一の回転軸8 にツルーイング用砥石9 とドレッシ
ング用砥石10とを装着し、この各砥石9,10を回転軸8 を
介して回転駆動する回転駆動装置11と、研削砥石3 の砥
石面3aに前記各砥石9,10の外周が接触可能に研削砥石3
の砥石面3aに平行に前記各砥石9,10を往復移動させる往
復駆動装置12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面研削盤のロー
タリドレッサ装置に関し、研削砥石のツルーイングとド
レッシングとを単一の装置により行えるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】両頭平面研削盤において、研削によって
研削砥石の砥石面が摩耗し目詰まりが生じた場合、ツル
ーイングによる形状修正とドレッシングによる目立てと
が必要になる。そこで、従来の両頭平面研削盤では、ツ
ルーイング用砥石を備えたツルーイング装置と、ドレッ
シング用砥石を備えたドレッシング装置とを別々に備
え、そのツルーイング用砥石で研削砥石の砥石面の形状
修正を行い、ドレッシング用砥石で研削砥石の砥石面の
目立てを行うようにしている。
【0003】また一つの装置によりツルーイングとドレ
ッシングとを行えるようにしたロータリドレッサ装置に
は、実開平4−41666号公報に記載されるように、
同一の回転軸上にツルーイング用砥石とドレッシング用
砥石とを装着し、そのツルーイング用砥石とドレッシン
グ用砥石との使い分けにより形状修正と目立てとを行う
ようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の両頭平面研削盤
では、ツルーイング装置とドレッシング装置とを個別に
設けているため、構造的に複雑化すると共に、その各装
置を取り付けるために多くのスペースが必要であり、全
体が大型化する問題がある。また個別の装置でツルーイ
ングとドレッシングとを別々に行うため、その際にツル
ーイング用砥石とドレッシング用砥石との位置や傾き等
を別々に調整する必要があり、その段取り作業が煩わし
くなる欠点がある。
【0005】一方、従来のロータリドレッサ装置では、
砥石軸に対して若干傾斜する傾斜方向に回転軸を配置
し、この回転軸の一端部に、各砥石面側に段差ができる
ようにツルーイング用砥石とドレッシング用砥石とを設
け、その各砥石により研削砥石のツルーイングとドレッ
シングとを行うようにしている。従って、このロータリ
ドレッサ装置を両頭平面研削盤にそのまま採用しても、
その砥石を一対の研削砥石の砥石面に同時に接触させる
ことは不可能であり、構造上、両頭平面研削盤には到底
採用することはできない。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
構造が簡単で小型化できると共に、少ないスペースで容
易に配置でき、しかもツルーイング用砥石及びドレッシ
ング用砥石の個々の位置調整、傾き調整が不要で段取り
作業を容易にできる平面研削盤のロータリドレッサ装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、同一の回転軸にツルーイング用砥石とドレッシング
用砥石とを装着し、この各砥石を前記回転軸を介して回
転駆動する回転駆動装置と、研削砥石の砥石面に前記各
砥石の外周が接触可能に前記研削砥石の砥石面に平行に
前記各砥石を往復移動させる往復駆動装置とを備えたも
のである。請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載
の発明において、前記研削砥石を回転自在に支持する砥
石軸と平行に配置された揺動軸と、この揺動軸により揺
動自在に枢支された揺動フレームとを備え、この揺動フ
レームの先端部に前記回転軸を前記砥石軸と直角方向に
配置すると共に、該揺動フレームに回転駆動装置を設
け、前記揺動フレームを前記揺動軸廻りに往復揺動させ
るように前記往復駆動装置を設けたものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、前記ツルーイング用砥石と前
記ドレッシング用砥石とを前記回転軸の軸心方向に所定
の間隔をおいて前記回転軸に装着したものである。請求
項4に記載の本発明は、請求項1乃至3の何れかに記載
の発明において、前記回転軸を支持する軸受の軸方向の
両側にラビリンス部を設け、この各ラビリンス部に圧搾
空気を供給するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図面は横型両頭平面研削盤のロータ
リドレッサ装置を例示する。図1乃至図3において、1
は横型両頭平面研削盤のベッドで、このベッド1 上に、
砥石軸2 に装着された一対の研削砥石3 が相対向して配
置されると共に、この一対の研削砥石3 の砥石面3aのツ
ルーイングとドレッシングとを行うためのロータリドレ
ッサ装置4 が配置されている。なお、研削砥石3 にはカ
ップ形ダイヤモンドホイールが使用されている。
【0010】ロータリドレッサ装置4 は、両端部がベッ
ド1 上の一対の軸受箱5 により回転自在に支持され且つ
砥石軸2 の側方に平行に配置された揺動軸6 と、研削砥
石3と反対側で揺動軸6 により上下揺動自在に枢支され
且つ一対の研削砥石3 間の下方で横方向に配置された揺
動フレーム7 と、この揺動フレーム7 の研削砥石3 側の
先端部に縦方向に配置された回転軸8 と、回転軸8 の上
端部側に上下に間隔をおいて装着され且つ一対の研削砥
石3 間に配置されたツルーイング用砥石9 及びドレッシ
ング用砥石10と、揺動フレーム7 側に設けられ且つ回転
軸8 をその軸心廻りに回転駆動する回転駆動装置11と、
一方の軸受箱5 側に設けられ且つ揺動フレーム7 を揺動
軸6 廻りに往復揺動させるべく往復駆動する往復駆動装
置12とを備えている。
【0011】揺動フレーム7 は、この揺動フレーム7 と
共に揺動軸6 を掴持する掴持部材13と、この掴持部材13
に挿入されたセットボルト14とにより、一対の軸受箱5
間で揺動軸6 に固定されている。一対の軸受箱5 は下部
側を一体に連結する取り付け座部15を有し、また上部側
が揺動軸6 の上側の連結板16a により連結されている。
【0012】回転軸8 は、図4に示すように、揺動フレ
ーム7 の研削砥石3 側に上下方向に挿通されており、揺
動フレーム7 内に嵌着された転がり軸受16により回転自
在に保持されている。転がり軸受16は回転軸8 の軸心方
向に複数個配置され、揺動フレーム7 の上下両側の軸受
押さえ板17,18 により保持されている。回転軸8 には、
揺動フレーム7 側の各軸受押さえ板17,18 に上下から対
向するフランジ部19,20 が設けられ、これら軸受押さえ
板17,18 とフランジ部19,20 との間には、転がり軸受16
側へのクーラントの浸入を防止するためのラビリンス部
21,22 が設けられている。
【0013】各ラビリンス部21,22 は、図4に示すよう
に、軸受押さえ板17,18 及びフランジ部19,20 に相対向
して形成され且つ互いに相対回転自在に嵌合する凹凸部
を同心状に複数個備えている。軸受押さえ板17,18 に
は、この軸受押さえ板17,18 側の最外周側の凹溝21a,22
a に圧搾空気を供給するように空気通路23,24 が形成さ
れている。空気通路23,24 は揺動フレーム7 側に形成さ
れた空気通路25から可撓ホース26を介して図外の圧搾空
気源に接続されている。
【0014】ツルーイング用砥石9 は外周側で各研削砥
石3 の砥石面3aのツルーイングを、ドレッシング用砥石
10は外周側で各研削砥石3 の砥石面3aのドレッシングを
夫々行うようになっており、その外周が一対の研削砥石
3 の砥石面3aに接触するように、揺動フレーム7 の上下
揺動により各研削砥石3 の砥石面3aと平行に往復移動自
在である。
【0015】ツルーイング用砥石9 とドレッシング用砥
石10は、両砥石9,10間にスペーサ27を介在した状態で回
転軸8 の上端部側に上下に配置されている。スペーサ27
は、ツルーイング時にドレッシング用砥石10が研削砥石
3 の砥石面3aと接触しないように、またドレッシング時
にツルーイング用砥石9 が研削砥石3 の砥石面3aと接触
しないように、ツルーイング用砥石9 とドレッシング用
砥石10との間に回転軸8 の軸心方向に所定の間隔を確保
するためのものである。
【0016】ツルーイング用砥石9 は、フランジ部19の
中央に一体形成された芯出し突部28に嵌合した状態でフ
ランジ部19上に配置され、上側から複数本のボルト29に
より着脱自在に固定されている。ドレッシング用砥石10
は、スペーサ27を介してツルーイング用砥石9 の上側に
配置され、砥石押さえ板30と、この砥石押さえ板30に上
側から挿通されたボルト31とにより回転軸8 に着脱自在
に固定されている。
【0017】砥石押さえ板30は、ドレッシング用砥石10
の中心に嵌合する嵌合筒部32を一体に備え、その嵌合筒
部32にボルト31が上側から挿通されている。嵌合筒部32
はスペーサ27に挿入され、またボルト31は回転軸8 の芯
出し突部28に螺合されている。なお、ツルーイング用砥
石9 及びドレッシング用砥石10は保護カバー33により保
護されている。保護カバー33は、ツルーイング用砥石9
及びドレッシング用砥石10が夫々研削砥石3 側に突出す
る程度の大きさであって、一端側がヒンジ34により揺動
フレーム7 側の上面側に開閉自在に枢着され、他端側が
揺動フレーム7の端面側にボルト35により着脱自在に固
定されている。
【0018】回転駆動装置11は、下向きに配置された駆
動モータ36と、揺動フレーム7 の下側に横方向に配置さ
れたベルト伝動機構37とを備え、駆動モータ36によりベ
ルト伝動機構37を介して回転軸8 を回転駆動するように
なっている。駆動モータ36は、ベルト伝動機構37用のテ
ンション調整機構38を介してモータ取り付け板39の上側
に装着され、モータ取り付け板39は揺動軸6 に対して回
転軸8 と反対側に突出するように揺動フレーム7 の下側
に固定されている。なお、駆動モータ36は一対の軸受箱
5 間において揺動軸6 に近接して配置されている。
【0019】ベルト伝動機構37は、駆動モータ36の出力
軸の下端に固定された駆動プーリ40と、回転軸8 の下端
に固定された従動プーリ41と、この駆動プーリ40と従動
プーリ41とに跨がって巻き掛けられたベルト42とにより
構成されている。ベルト伝動機構37は、モータ取り付け
板39の下側に固定された伝動ケース43により保護されて
いる。
【0020】往復駆動装置12は、揺動軸6 に対し回転軸
8 と反対側で一方の軸受箱5 側に横方向に装着された揺
動モータ44と、一方の軸受箱5 内に組み込まれたウオー
ムギヤー機構とを備えている。往復駆動装置12は、ツル
ーイング用砥石9 とドレッシング用砥石10とが研削砥石
3 に選択的に接触し、またツルーイング時にツルーイン
グ用砥石9 が、ドレッシング時にドレッシング用砥石10
が夫々研削砥石3 に接触した状態で上下方向の所要範囲
内で往復移動するように、揺動モータ44によりウオーム
ギヤー機構、揺動軸6 を介して揺動フレーム7 を揺動軸
6 廻りに駆動するようになっている。なお、揺動フレー
ム7 は、図1に仮想線で示すように、伝動ケース43が前
下がりに傾斜する状態Aと、後ろ下がりに傾斜する状態
Bとの間で揺動軸6 廻りに揺動可能である。
【0021】次にこのロータリドレッサ装置4 による研
削砥石3 のツルーイング及びドレッシングについて説明
する。研削砥石3 の砥石面3aをツルーイングする時に
は、駆動モータ36によりベルト伝動機構37を介して回転
軸8 を回転駆動し、この回転軸8 と一体にツルーイング
用砥石9 とドレッシング用砥石10とを回転させながら、
揺動モータ44により揺動軸6 廻りに揺動フレーム7 を揺
動させて、ツルーイング用砥石9 を研削砥石3 の砥石面
3aの下部側に接触させる。
【0022】そして、ツルーイング用砥石9 が研削砥石
3 に接触した状態で揺動モータ44により揺動フレーム7
を上下方向に往復揺動させると、ツルーイング用砥石9
が研削砥石3 の砥石面3aに接触しながら上下に往復移動
し、このツルーイング用砥石9 により研削砥石3 の砥石
面3aの形状修正を行うことができる。この時、ドレッシ
ング用砥石10は、研削砥石3 の砥石面3aの下部から上側
に外れており、研削砥石3 の砥石面3aと接触することは
ない。
【0023】また研削砥石3 の砥石面3aをドレッシング
する時には、揺動モータ44により揺動軸6 廻りに揺動フ
レーム7 を揺動させて、ドレッシング用砥石10を研削砥
石3の砥石面の下部側に接触させる。そして、ドレッシ
ング用砥石10が研削砥石3 に接触した状態で揺動モータ
44により揺動フレーム7 を上下方向に往復揺動させる
と、ドレッシング用砥石10が研削砥石3 の砥石面3aに接
触しながら上下に往復移動し、このドレッシング用砥石
10により研削砥石3 の砥石面3aの目立てを行うことがで
きる。
【0024】この時、ツルーイング用砥石9 は、研削砥
石3 の砥石面3aの下部から下側に外れており、研削砥石
3 の砥石面3aと接触することはない。因みに、研削砥石
3 が肉厚5mm程度のカップ形ダイヤモンドホイールの
場合、ツルーイング用砥石9 及びドレッシング用砥石10
を上下方向に10mm程度の範囲で往復移動させれば、
その研削砥石3 の砥石面3aのツルーイング及びドレッシ
ングが可能である。
【0025】各砥石9,10によるツルーイング及びドレッ
シング時には、圧搾空気源から可撓ホース26、空気通路
23〜25を経て転がり軸受16の上下両側のラビリンス部2
1,22側に圧搾空気を供給して、転がり軸受16側へのクー
ラントの浸入を防止する。即ち、圧搾空気は、軸受押さ
え板17,18 側の最外周側の凹溝21a,22a に供給されてお
り、この凹溝21a,22a の全周から外部に吹き出すので、
この圧搾空気によって転がり軸受16側へのクーラントの
浸入を防止できる。このためクーラントによる転がり軸
受16の劣化を防止でき、転がり軸受16の耐久性が向上す
る。
【0026】このロータリドレッサ装置4 では、揺動フ
レーム7 の先端側の回転軸8 の上部にツルーイング用砥
石9 とドレッシング用砥石10とがあり、その回転軸8 を
回転駆動装置11で駆動し、また揺動フレーム7 を往復駆
動装置12で揺動軸6 廻りに駆動するようにしているた
め、ツルーイング用砥石9 及びドレッシング用砥石10に
回転軸8 、揺動フレーム7 、揺動軸6 、回転駆動装置11
及び往復駆動装置12の全てを兼用でき、ツルーイング装
置とドレッシング装置とを個別に設ける場合に比較し
て、装置全体の構造を簡単且つ小型化できる。
【0027】また装置全体を小型化できるため、ベッド
1 上の少ないスペースに配置する等の省スペース化を促
進でき、横型両頭平面研削盤の全体を小型化できる利点
がある。しかも、揺動フレーム7 の先端側の同一の回転
軸8 の上部にツルーイング用砥石9 とドレッシング用砥
石10とがあるため、ツルーイング及びドレッシング毎に
各砥石9,10の位置、傾き等を個別に調整する必要がな
く、段取り作業が非常に容易である。
【0028】また揺動フレーム7 の回転軸8 にツルーイ
ング用砥石9 とドレッシング用砥石10とがあり、この揺
動フレーム7 を揺動軸6 により上下揺動自在に枢支し
て、揺動フレーム7 の揺動により各砥石9,10を往復移動
させるようにしているため、直線的に往復移動する可動
フレームに回転軸8 等を設ける場合に比較して、揺動フ
レーム7 の支持構造が簡単であり、各砥石9,10の往復移
動が安定し、装置全体の耐久性が向上する。
【0029】また往復駆動装置12により揺動軸6 廻りに
揺動フレーム7 を揺動させるだけで、ツルーイング用砥
石9 とドレッシング用砥石10との選択が可能であると共
に、ツルーイング用砥石9 及びドレッシング用砥石10の
往復移動が可能であるため、各砥石9,10の選択と往復移
動とを別々の機構で行う場合に比較して構造を簡素化で
き、装置自体の耐久性も向上する。
【0030】更に一対の研削砥石3 間に揺動フレーム7
を配置し、この揺動フレーム7 の回転軸8 にツルーイン
グ用砥石9 とドレッシング用砥石10とを装着する一方、
各砥石9,10の外周を略同一径にして、その各砥石9,10の
外周面でツルーイング及びドレッシングを行うようにし
ているため、一対の研削砥石3 の砥石面3aを単一の装置
でツルーイング及びドレッシングできる。
【0031】また回転軸8 にツルーイング用砥石9 とド
レッシング用砥石10とを装着するに当たって、ツルーイ
ング用砥石9 とドレッシング用砥石10との間にスペーサ
27を介在し、このスペーサ27によって両砥石9,10間に所
定の間隔を確保しているため、揺動フレーム7 を揺動軸
6 廻りに揺動させてツルーイングとドレッシングとを選
択する構造であるにも拘わらず、各砥石9,10の内、必要
な砥石9,10のみを確実に研削砥石3 の砥石面3aに接触さ
せることができ、不要な砥石9,10の研削砥石3に対する
干渉を防止できる。
【0032】回転駆動装置11が揺動フレーム7 側にある
ため、この回転駆動装置11により揺動フレーム7 側の回
転軸8 を容易に駆動できる。また回転駆動装置11は、揺
動軸6 に対して回転軸8 と反対側に配置された駆動モー
タ36と、揺動フレーム7 の下側に近接して配置されたベ
ルト伝動機構37とにより構成しているため、回転駆動装
置11を含む揺動フレーム7 側の構造を小型化できると共
に、揺動軸6 の両側における揺動フレーム7 側の重量的
な平衡を取り易く、往復駆動装置12により揺動フレーム
7 を揺動軸6 廻りに容易に駆動できる。
【0033】往復駆動装置12は一方の軸受箱5 側に配置
し、この往復駆動装置12の揺動モータ44によりウオーム
ギヤー機構を介して揺動軸6 を駆動するように構成して
いるので、揺動フレーム7 側に往復駆動装置12を設ける
場合に比較して、揺動フレーム7 側の負担を軽減し小型
化できる。また駆動モータ36及び揺動モータ44が揺動軸
6 に対して回転軸8 と反対側にあるため、揺動軸6 と回
転軸8 との間隔を小さくして揺動フレーム7 の長さを短
くできる。しかも一対の軸受箱5 は下部の取り付け座部
15と一体であり、その上部側が連結板16a で連結されて
いるため、各軸受箱5 の傾き等を防止できる。
【0034】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、実施形態では、横型両頭平面研削盤について例
示しているが、一対の研削砥石3 を上下配置した縦型両
頭平面研削盤、又は研削砥石3 を一方側にのみ配置した
単頭平面研削盤でも同様に実施可能である。また揺動フ
レーム7 の板厚を薄くして、回転軸8 の両側にツルーイ
ング用砥石9 とドレッシング用砥石10とを別々に装着す
ることも可能である。
【0035】更に実施形態では、揺動軸6 廻りに揺動自
在な揺動フレーム7 に回転軸8 を設け、この回転軸8 に
ツルーイング用砥石9 とドレッシング用砥石10とを装着
して、研削砥石3 の砥石面3aに沿って各砥石9,10が円弧
状に揺動するようにしているが、直線的に往復移動可能
な可動フレームを設け、この可動フレームに回転軸8を
介してツルーイング用砥石9 及びドレッシング用砥石10
を装着し、可動フレームの直線移動によってツルーイン
グ用砥石9 及びドレッシング用砥石10を直線的に往復移
動させるようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、同一
の回転軸にツルーイング用砥石とドレッシング用砥石と
を装着し、この各砥石を前記回転軸を介して回転駆動す
る回転駆動装置と、研削砥石の砥石面に前記各砥石の外
周が接触可能に前記研削砥石の砥石面に平行に前記各砥
石を往復移動させる往復駆動装置とを備えているので、
構造が簡単で小型化できると共に、少ないスペースで容
易に配置でき、しかもツルーイング用砥石及びドレッシ
ング用砥石の個々の位置調整、傾き調整が不要で段取り
作業を容易にできる。請求項2に記載の本発明によれ
ば、前記研削砥石を回転自在に支持する砥石軸と平行に
配置された揺動軸と、この揺動軸により揺動自在に枢支
された揺動フレームとを備え、この揺動フレームの先端
部に前記回転軸を前記砥石軸と直角方向に配置すると共
に、該揺動フレームに回転駆動装置を設け、前記揺動フ
レームを前記揺動軸廻りに往復揺動させるように前記往
復駆動装置を設けているので、全体の構造が簡単で小型
化できると共に、各砥石面の往復移動が容易であり、耐
久性が向上する。
【0037】請求項3に記載の本発明によれば、前記ツ
ルーイング用砥石と前記ドレッシング用砥石とを前記回
転軸の軸心方向に所定の間隔をおいて前記回転軸に装着
しているので、ツルーイング、ドレッシング時に不要な
砥石と研削砥石との干渉を防止でき、ツルーイング及び
ドレッシングを容易にできる。請求項4に記載の本発明
によれば、前記回転軸を支持する軸受の軸方向の両側に
ラビリンス部を設け、この各ラビリンス部に圧搾空気を
供給するようにているので、軸受側へのクーラント等の
浸入を防止でき、軸受の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すロータリドレッサ装
置の断面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すロータリドレッサ装
置の平面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すロータリドレッサ装
置の側面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す回転軸側の拡大断面
図である。
【符号の説明】
3 研削砥石 3a 砥石面 6 揺動軸 7 揺動フレーム 8 回転軸 9 ツルーイング用砥石 10 ドレッシング用砥石 11 回転駆動装置 12 往復駆動装置 16 転がり軸受 21,22 ラビリンス部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の回転軸にツルーイング用砥石とド
    レッシング用砥石とを装着し、この各砥石を前記回転軸
    を介して回転駆動する回転駆動装置と、研削砥石の砥石
    面に前記各砥石の外周が接触可能に前記研削砥石の砥石
    面に平行に前記各砥石を往復移動させる往復駆動装置と
    を備えたことを特徴とする平面研削盤のロータリドレッ
    サ装置。
  2. 【請求項2】 前記研削砥石を回転自在に支持する砥石
    軸と平行に配置された揺動軸と、この揺動軸により揺動
    自在に枢支された揺動フレームとを備え、この揺動フレ
    ームの先端部に前記回転軸を前記砥石軸と直角方向に配
    置すると共に、該揺動フレームに回転駆動装置を設け、
    前記揺動フレームを前記揺動軸廻りに往復揺動させるよ
    うに前記往復駆動装置を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の平面研削盤のロータリドレッサ装置。
  3. 【請求項3】 前記ツルーイング用砥石と前記ドレッシ
    ング用砥石とを前記回転軸の軸心方向に所定の間隔をお
    いて前記回転軸に装着したことを特徴とする請求項1又
    は2に記載の平面研削盤のロータリドレッサ装置。
  4. 【請求項4】 前記回転軸を支持する軸受の軸方向の両
    側にラビリンス部を設け、この各ラビリンス部に圧搾空
    気を供給するようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    3の何れかに記載の平面研削盤のロータリドレッサ装
    置。
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