JP2000000763A - 研削盤における砥石車の目潰し装置 - Google Patents

研削盤における砥石車の目潰し装置

Info

Publication number
JP2000000763A
JP2000000763A JP16710598A JP16710598A JP2000000763A JP 2000000763 A JP2000000763 A JP 2000000763A JP 16710598 A JP16710598 A JP 16710598A JP 16710598 A JP16710598 A JP 16710598A JP 2000000763 A JP2000000763 A JP 2000000763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding wheel
crushing
grinding
crushing roller
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16710598A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Mitsuhata
俊男 光畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
Priority to JP16710598A priority Critical patent/JP2000000763A/ja
Publication of JP2000000763A publication Critical patent/JP2000000763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 砥石車の外周面の目潰し作業を均一かつ確実
に行うことができる研削盤における目潰し装置を提供す
ることにある。 【解決手段】 砥石カバー20に左右一対の軸受21,
22を固定し、該軸受に左右一対のロッド23,24を
昇降動作可能に支持する。このロッド23,24の下端
部に下プレート26を支持し、このプレート26の下部
に目潰しローラユニット71を装着する。該ユニットの
目潰しローラ76を支持軸75に支持し、該支持軸75
に設けたカム溝75bに目潰しローラ76の内周側に設
けたカム体79の突起79aを係合する。そして、砥石
車11が回転されると目潰しローラ76が回転されると
ともに、カム溝75bと突起79aとの作用により回転
軸線方向にオシレート動作されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削盤における砥
石車の研削面を目潰しする目潰し装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、研削盤の砥石はワークを研削加工
している間に摩耗するので、所定の加工数量を加工する
と砥石車の外周面をドレッシング装置により定期的に修
正していた。又、砥石車が所定量摩耗して研削不可と判
断されたときは、新しい砥石車に交換していた。
【0003】しかし、砥石車を形成している材質によっ
ては外周面を修正した直後に研削加工された複数個のワ
ークは、砥石表面が荒れていることから、加工面の所望
する面粗度が得られないことがある。又、新しい砥石に
交換した直後に研削する場合も同様の問題があった。そ
のため、従来砥石車の修正直後のワークは不良品になる
という問題が発生していた。それを解消するため、作業
者が砥石車の修正直後には目潰しローラを用いて砥石表
面の目潰し作業を行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
砥石車の外周表面の目潰しローラによる目潰し作業は、
作業者が手動で目潰しローラの押圧を加減して砥石車に
接触して目潰しローラを回転させていたので、砥石車の
研削面を均一に目潰しできないという問題があった。
【0005】又、作業者によりローラを砥石車の外周面
に押圧する作業は、その押圧加減が難しく非常に面倒
で、作業能率が低いという問題もあった。この発明の目
的は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、砥石
車の外周面の研削面の目潰しを均一に行うことができる
とともに、作業能率を向上することができる研削盤にお
ける砥石車の目潰し装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、砥石台フレームに対
し砥石車に向かって接触・離隔する目潰し部材を装着
し、砥石車の表面に前記目潰し部材を接触して砥石車の
研削面の目潰しを行うようにした研削盤において、目潰
し動作中に前記目潰し部材を砥石車の回転方向と交差す
る方向にオシレートする機構を設けている。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記目潰し部材は砥石車の回転により回転される
目潰しローラであって、該ローラはその回転軸線方向に
オシレートされるものである。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項2にお
いて、前記目潰しローラは、砥石台フレームに対し位置
決め手段により砥石車に向かって接触又は離隔可能であ
る。請求項4に記載の発明では、請求項3において、前
記砥石台フレームには、前記目潰しローラを昇降動作す
る位置決め手段としての昇降機構が設けられ、該昇降機
構は目潰しローラを上下方向にフローティング支持する
フローティング機構と、該フローティング機構を所定の
高さ位置において下降動作させて前記目潰しローラを砥
石車に押圧する押圧機構とを備えている。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項4にお
いて、前記砥石台フレームには、一対の軸受によりロッ
ドが昇降可能に支持され、前記ロッドの下端部には、下
プレートを介して目潰しローラが取り付けられ、前記ロ
ッドの上端部には上プレートが連結され、前記ロッドの
中間部には、中間プレートがロッドに沿って上下方向の
相対移動可能に支持され、該中間プレートは位置決め手
段としての昇降機構により所定高さ位置に位置規制され
るとともに、該中間プレートと前記上プレートとの間に
は目潰しローラのフローティング機構が設けられ、前記
中間プレートには、フローティング支持された前記目潰
しローラを砥石車の表面に押圧する押圧機構が装着され
ている。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項5にお
いて、前記フローティング機構は、上プレートに上端を
連結し、中間部を前記中間プレートに形成した案内孔に
対し上下方向に相対移動可能に貫通し、下端部に中間プ
レートの下面側を係止する係止部を設けたフローティン
グ棒と、上プレートと中間プレートとの間に介在され、
かつ常には上プレート、ロッド及び目潰しローラを上方
へ付勢するバネとにより構成され、前記昇降機構は前記
中間プレートに取り付けたナット部材と、前記砥石車カ
バー側の所定位置に装着され、かつ前記ナット部材に上
下方向に螺合されて中間プレートを昇降動作する送りね
じと、該送りねじを回動するモータとにより構成され、
前記押圧機構は前記中間プレートに装着され、かつ前記
バネの付勢力に抗して前記フローティング棒、上プレー
ト、ロッド、下プレート及び目潰しローラを下方に押圧
するシリンダ機構である。
【0011】請求項7に記載の発明では、請求項2〜6
のいずれか一項において、前記目潰しローラのオシレー
ト機構は、位置決め手段により砥石車に向かって接近又
は離隔される非回転の支持軸と、該支持軸に回転可能に
支持された目潰しローラと、該ローラと前記支持軸との
間に介在され、かつ該ローラを回転軸線方向に往復動す
るカム機構とにより構成されている。
【0012】請求項8に記載の発明では、請求項7にお
いて、前記カム機構は、前記支持軸の外周面に凹部が設
けられたカム溝と、目潰しローラの内周面に突設され、
前記カム溝に進入する突起とにより構成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施形態を図面に基づいて説明する。図8に示すように、
この実施形態の研削盤においては、ベッド7上に同図の
左右方向に移動可能に装架された砥石台フレーム8に砥
石車11が回転軸12により回転可能に支持されてい
る。この砥石車11の右側方に位置するように、ベッド
7上には調整車フレーム9が同図の左右方向に移動可能
に装架され、該フレーム9には調整車13が支軸14に
より回転可能に支持されている。この砥石車11と調整
車13との間にはワークWがベッド7上に装架されたワ
ークレスト装置15の上部に設けられたブレード15a
によって所定位置に支持され、砥石車11の回転によっ
てワークWを回転することによって研削作業が行われ
る。
【0014】前記砥石台フレーム8に装架され、砥石車
11を覆うカバー20の上部には砥石車11の目潰し装
置が装着されている。この目潰し装置は概略的に見て、
図9に示すように、目潰しローラ76を装着した目潰し
装置71を昇降動作する位置決め手段としての昇降機構
K1と、前記昇降機構K1に組み込まれ、かつ目潰しロ
ーラ76を上下方向の所定ストローク範囲内でフローテ
ィング支持するフローティング機構Kfと、目潰しロー
ラ76を砥石車11に押圧する押圧機構K2と、砥石車
11の外周面に押圧された目潰しローラ76を左右方向
に交互に往復動させるオシレート機構K3(図1参照)
とにより構成されている。そこで、これらの各構成K1
〜K3、Kfを図1〜図6に基づいて説明する。
【0015】最初に、昇降機構K1及びフローティング
機構Kfの構成について説明する。図1〜3に示すよう
に、前記カバー20の上面には左右一対の軸受21,2
2が縦向きに固定され、両軸受21,22にはそれぞれ
ロッド23,24が上下方向の往復動可能に、かつ互い
に平行に貫通されている。前記ロッド23,24の上端
部には上プレート25がボルト27により締付け固定さ
れ、ロッド23,24の下端部には下プレート26がボ
ルト27により締付け固定されている。この下プレート
26には後述する目潰しローラユニット71が装着され
ている。前記ロッド23,24、上部及び下部のプレー
ト25,26は一体となって両軸受21,22に案内さ
れながら上方又は下方に移動可能である。
【0016】前記両プレート25,26の上下方向の中
間位置に設けられた中間プレート28の両端部には案内
孔28a,28aが設けられ、両案内孔28a,28a
には、前記ロッド23,24が上下方向の案内移動可能
に緩く嵌合されている。この中間プレート28の中央部
には、図1に示すように取付孔28bが形成され、該孔
28bにはナット部材29が嵌合され、ボルト30によ
り中間プレート28に固定されている。そして、このナ
ット部材29に後述する送りねじ44を螺合することに
より、中間プレート28を送りねじ44の回動により昇
降動作可能である。
【0017】前記上プレート25の左右二箇所には中間
プレート28のフローティング機構Kfを構成するフロ
ーティング棒31,32の上端部の雄ねじ部31a,3
2aが上向きに螺合され、該雄ねじ部31a,32aに
螺合したナット33,33により締め付け固定されてい
る。前記両フローティング棒31,32の中間部は、前
記中間プレート28に形成した一対の案内孔28c,2
8cに貫通され、両フローティング棒31,32下端の
頭部31b,32bにより、前記中間プレート28が上
方に抜けるのを阻止するようにしている。前記ロッド2
3,24の上端寄り外周面には、上プレート25と中間
プレート28との間に位置するようにフローティング機
構を構成するコイル状のバネ34,34が介在されてい
る。このバネ34,34により前記上プレート25が中
間プレート28から離隔する上方向に付勢されている。
そして、バネ34によって付勢された前記フローティン
グ棒31,32の下端頭部31b,32bが中間プレー
ト28の下面側により位置規制されている。前記中間プ
レート28の下面と棒31,32の下端頭部31b,3
2bとの間には、押圧機構K2の作動アーム65,65
の先端部が介在されている。そして、中間プレート28
が所定位置に保持された状態で、両アーム65,65が
下方に引き下げられると、フローティング棒31,32
がバネ34、34の付勢力に抗して引き下げられて、上
部及び下部のプレート25,26、ロッド23,24及
び目潰しローラユニット71等が一体となって下方に移
動される。
【0018】図2,3に示すように、前記カバー20の
上面にはコ字状をなすブラケット41の下側水平板部4
1aがボルト42により固定されている。このブラケッ
ト41の上側の水平板部41bには、軸受43が嵌合固
定され、該軸受43には送りねじ44が垂直方向に支持
され、水平板部41bの所定位置において回動可能であ
る。送りねじ44の上端部には軸部45が設けられ、該
軸部45にはプーリ46が固定されている。前記水平板
部41bには取付板47がボルト48により取り付けら
れ、該取付板47の下面にはサーボモータ49がボルト
50により上向きに取り付けられている。該モータ49
の出力軸51にはプーリ52が固定され、該プーリ52
と前記プーリ46との間にはベルト53が掛けられてい
る。従って、前記サーボモータ49の出力軸51が正逆
回転されると、プーリ52、ベルト53、プーリ46、
軸部45を介して送りねじ44が正逆回転され、ナット
部材29を介して中間プレート28が昇降動作され、フ
ローティング棒31,32、上プレート25及びロッド
23,24を介して目潰しローラユニット71が昇降動
作される。
【0019】次に、前記中間プレート28が所定高さ位
置に停止され、目潰しローラユニット71が砥石車11
の外周面に近接配置された状態において、目潰しローラ
ユニット71を砥石車11側に押圧する押圧機構K2を
説明する。
【0020】図3,4,6に示すように、前記中間プレ
ート28の中央部一側には、水平支持板28dが一体に
形成されている。この支持板28dの上面には押圧用シ
リンダ61が下向きに固定され、該シリンダ61のロッ
ド62には作動体63がボルト64により固定されてい
る。この作動体63の左右一対の取付凹部63a,63
bには、左右一対の作動アーム65,65の基端部が嵌
入され、それぞれ連結ピン66、66により上下方向に
傾動可能に連結されている。前記両作動アーム65,6
5の中間部には、前記中間プレート28の下面において
前記取付凹部63a、63bに対応して軸受68,68
が取り付けられ、連結ピン67を回転中心軸として上下
方向の傾動可能に連結されている。前記両作動アーム6
5,65の先端部には、凹部65a,65aが形成され
ている。両凹部65a,65aには図6,7に示すよう
に前記フローティング棒31,32が挿入され、アーム
65、65の先端部は、前記棒の頭部31b,32bと
中間プレート28の下面との間に介在されている。
【0021】従って、図7において、前記押圧用シリン
ダ61のロッド62により作動体63が上方へ移動され
ると、一対の作動アーム65,65が連結ピン69を中
心に時計回り方向に傾動される。このため、両アーム6
5,65の先端部によりフローティング棒31,32の
頭部31b,32bがバネ34,34の上方への付勢力
に抗して押し下げられる。このため、上下プレート2
5,26及びロッド23,24が一体となって下降さ
れ、目潰しローラユニット71が砥石車11の表面に押
圧される。
【0022】次に、前記目潰しローラユニット71及び
それに組み込まれたオシレート機構K3について説明す
る。図1に示すように、下プレート26の下面には左右
一対のブラケット72,73がボルト74により固定さ
れている。両ブラケット72,73には角孔72a,7
3aが設けられ、砥石車の支持軸75の左右両端部の角
柱部75aが回動不能に挿入支持されている。前記支持
軸75の外周部には目潰しローラ76が支持軸75によ
って回転可能に支持されている。目潰しローラ76の内
周部には左右一対のベアリング77,78が介在されて
いる。又、目潰しローラ76の内周面の中央部にはカム
体79が取り付けられ、該カム体79の中央部に設けら
れた突起79aが支持軸75の外周面に螺旋状に設けら
れたカム溝75bに係合されている。
【0023】従って、目潰しローラ76の外周面が回転
している前記砥石車11の表面に押圧されると、カム溝
75bとカム体79の突起79aの作用により目潰しロ
ーラ76は回転しつつ支持軸75の回転軸線方向にオシ
レート動作される。
【0024】次に、前記のように構成した研削盤におけ
る砥石車の目潰し装置についてその動作を説明する。砥
石車11の外周面の目潰し作業は以下のようにして行わ
れる。
【0025】図1は目潰しローラユニット71が上昇端
に位置した状態を示す。この状態において、砥石車11
の外周位置に前記目潰しローラユニット71が下降動作
される。即ち、図1,5において、サーボモータ49が
回転されると、前述したベルト伝動機構により送りねじ
44が所定高さ位置において回転される。このため、ナ
ット部材29が下降動作され、中間プレート28、フロ
ーティング棒31,32、上下プレート25,26、ロ
ッド23,24及び目潰しローラユニット71が一体と
なって下方に移動される。そして、図2に示すようにロ
ーラユニット71の目潰しローラ76の外周面が砥石車
11の外周面に近接した位置に位置決めされると、サー
ボモータ49の動作が停止され、ローラユニット71の
下降動作が停止される。
【0026】前記目潰しローラユニット71の下降動作
にともなって、中間プレート28に装着した前記押圧機
構K2も図6に示す位置から図7に実線で示す位置に移
動される。この位置において押圧機構K2の昇降シリン
ダ61が作動されてロッド62が図7において支軸69
を中心に時計回り方向に回動される。すると、両アーム
65,65の先端部によりフローティング棒31,32
の頭部31a,31bがバネ34の弾力に抗して図7の
鎖線で示すように下方に押し下げられる。このため、上
下プレート25,26、ロッド23,24及び目潰しロ
ーラユニット71がさらに下降動作され、図7の鎖線で
示すように目潰しローラ76が砥石車11の外周面に押
圧される。
【0027】目潰しローラ76の外周面は例えばダイヤ
モンド粒で固めた状態になっており、砥石車11の外周
面に押圧されると砥石車11の外周面の凹凸の凸が潰さ
れる。回転中の砥石車11に目潰しローラ76が押圧さ
れると、該ローラ76も回転されるとともに、図2にお
いて、カム体79の突起79aが支持軸75のカム溝7
5bに案内されて左右に移動されるので、目潰しローラ
76が支持軸75の中心軸線の回りで回転しつつ左右に
往復(オシレート)動作される。従って、砥石車11の
外周面は目潰しローラ76の回転と回転軸線方向へのオ
シレート動作とにより目潰しローラ76と砥石車11の
両表面が片当たりすることが防がれ、砥石車11は均一
に目潰しされる。
【0028】次に、前記実施形態の研削盤における砥石
車の目潰し装置の作用効果について述べる。 (1)前記実施形態においては、目潰しローラユニット
71を昇降機構K1により昇降動作するとともに、目潰
しローラ76を支持軸75に沿ってオシレート動作する
オシレート機構K3を設けた。このため、砥石車11の
表面に目潰しローラ76を回転しながら回転軸線方向に
オシレート動作させることができ、砥石車11の表面の
目潰し動作を均一に行うことができる。
【0029】又、砥石車11の目潰し作業も自動的に行
うことができ作業能率を向上することができる。(2)
前記実施形態においては、目潰しローラ76をユニット
化したので、下プレート26に対する取り付け作業を容
易に行うことができる。
【0030】(3)前記実施形態においては、目潰しロ
ーラ76を軸線方向にオシレート動作するようにしたの
で、砥石車11の外周を均一に目潰しすることができ
る。 (4)前記実施形態においては、目潰しローラ76の昇
降機構K1に対し、フローティング機構Kfを設け、中
間プレート28に押圧機構K2を設けたので、目潰しロ
ーラ71を砥石車11の適正位置に接近した後、押圧機
構K2によりローラ71を砥石車11に適正圧力で押圧
することができる。
【0031】なお、前記実施形態は次のように変更する
ことができる。 ・昇降機構K1に組み込んだオシレート機構Kf及び押
圧機構K2を省略し、モータ49の回転トルクを利用し
てローラ76を砥石車11の表面に押圧するようにして
もよい。
【0032】・前記実施形態では左右一対のロッド2
3,24を使用したが、これを中央部に設けた一つのロ
ッドにより構成してもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜8のい
ずれか一項に記載の発明は、砥石車の目潰し作業の能率
を向上することができるとともに、砥石車の外周面の研
削面の目潰しを均一に行うことができる。
【0034】請求項2記載の発明は、目潰しローラがそ
の回転軸線方向にオシレートされるので、砥石車の外周
面の目潰しをより均一に行うことができる。請求項3記
載の発明は、砥石台フレームに対し目潰しローラを位置
決め手段により砥石車に向かって接触又は離隔されるよ
うに支持したので、砥石車がフレームとともに移動され
ても、ローラを砥石車へ押圧することができる。
【0035】請求項4記載の発明は、昇降機構により目
潰しローラを砥石車に近接する位置へ高速で移動し、そ
の後にフローティング機構及び押圧機構により目潰しロ
ーラを砥石車に適正圧力で押圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 研削盤における砥石車の目潰し装置の非作動
状態を示す断面図。
【図2】 目潰し装置の作動直前の状態を示す断面図。
【図3】 目潰し装置の分解斜視図。
【図4】 目潰し装置の平面図。
【図5】 昇降機構の断面図。
【図6】 フローティング機構及び押圧機構の断面図。
【図7】 フローティング機構及び押圧機構の断面図。
【図8】 砥石車、調整車及び目潰し装置の配置を示す
断面図。
【図9】 目潰し装置の概略構成を示す断面図。
【符号の説明】
8…砥石台フレーム、11…砥石車、21,22…軸
受、23,24…ロッド、25,26…上下プレート、
28…中間プレート、31,32…フローティング棒、
34…バネ、49…サーボモータ、61…押圧用シリン
ダ、65…作動アーム、71…目潰しローラユニット、
75…支持軸、75b…カム溝、76…目潰しローラ、
79…カム体、79a…突起、K1…昇降機構、K2…
押圧機構、K3…オシレート機構、Kf…フローティン
グ機構。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石台フレームに対し砥石車に向かって
    接触・離隔する目潰し部材を装着し、砥石車の表面に前
    記目潰し部材を接触して砥石車の研削面の目潰しを行う
    ようにした研削盤において、目潰し動作中に前記目潰し
    部材を砥石車の回転方向と交差する方向にオシレートす
    る機構を設けたことを特徴とする研削盤における砥石車
    の目潰し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記目潰し部材は砥
    石車の回転により回転される目潰しローラであって、該
    ローラはその回転軸線方向にオシレートされるものであ
    る研削盤における砥石車の目潰し装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記目潰しローラ
    は、砥石台フレームに対し位置決め手段により砥石車に
    向かって接触又は離隔可能である研削盤における砥石車
    の目潰し装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記砥石台フレーム
    には、前記目潰しローラを昇降動作する位置決め手段と
    しての昇降機構が設けられ、該昇降機構は目潰しローラ
    を上下方向にフローティング支持するフローティング機
    構と、該フローティング機構を所定の高さ位置において
    下降動作させて前記目潰しローラを砥石車に押圧する押
    圧機構とを備えている研削盤における砥石車の目潰し装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記砥石台フレーム
    には、一対の軸受によりロッドが昇降可能に支持され、
    前記ロッドの下端部には、下プレートを介して目潰しロ
    ーラが取り付けられ、前記ロッドの上端部には上プレー
    トが連結され、前記ロッドの中間部には、中間プレート
    がロッドに沿って上下方向の相対移動可能に支持され、
    該中間プレートは位置決め手段としての昇降機構により
    所定高さ位置に位置規制されるとともに、該中間プレー
    トと前記上プレートとの間には目潰しローラのフローテ
    ィング機構が設けられ、前記中間プレートには、フロー
    ティング支持された前記目潰しローラを砥石車の表面に
    押圧する押圧機構が装着されている研削盤における砥石
    車の目潰し装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記フローティング
    機構は、上プレートに上端を連結し、中間部を前記中間
    プレートに形成した案内孔に対し上下方向に相対移動可
    能に貫通し、下端部に中間プレートの下面側を係止する
    係止部を設けたフローティング棒と、上プレートと中間
    プレートとの間に介在され、かつ常には上プレート、ロ
    ッド及び目潰しローラを上方へ付勢するバネとにより構
    成され、前記昇降機構は前記中間プレートに取り付けた
    ナット部材と、前記砥石車カバー側の所定位置に装着さ
    れ、かつ前記ナット部材に上下方向に螺合されて中間プ
    レートを昇降動作する送りねじと、該送りねじを回動す
    るモータとにより構成され、前記押圧機構は前記中間プ
    レートに装着され、かつ前記バネの付勢力に抗して前記
    フローティング棒、上プレート、ロッド、下プレート及
    び目潰しローラを下方に押圧するシリンダ機構である研
    削盤における砥石車の目潰し装置。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれか一項において、
    前記目潰しローラのオシレート機構は、位置決め手段に
    より砥石車に向かって接近又は離隔される非回転の支持
    軸と、該支持軸に回転可能に支持された目潰しローラ
    と、該ローラと前記支持軸との間に介在され、かつ該ロ
    ーラを回転軸線方向に往復動するカム機構とにより構成
    されている研削盤における砥石車の目潰し装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記カム機構は、前
    記支持軸の外周面に凹部が設けられたカム溝と、目潰し
    ローラの内周面に突設され、前記カム溝に進入する突起
    とにより構成されている研削盤における砥石車の目潰し
    装置。
JP16710598A 1998-06-15 1998-06-15 研削盤における砥石車の目潰し装置 Pending JP2000000763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16710598A JP2000000763A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 研削盤における砥石車の目潰し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16710598A JP2000000763A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 研削盤における砥石車の目潰し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000000763A true JP2000000763A (ja) 2000-01-07

Family

ID=15843530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16710598A Pending JP2000000763A (ja) 1998-06-15 1998-06-15 研削盤における砥石車の目潰し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000000763A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113523966A (zh) * 2021-07-29 2021-10-22 刘熙恩 一种不锈钢洗手池打磨装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113523966A (zh) * 2021-07-29 2021-10-22 刘熙恩 一种不锈钢洗手池打磨装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2859389B2 (ja) ガラス板の周辺エッジを研削加工する方法及びこの方法を実施するガラス板の数値制御研削機械
US6419443B2 (en) Glass product machining apparatus
US5807166A (en) Glass-plate working machine
US4941294A (en) Grinding machine for belt materials
JPH06270052A (ja) 半導体ウエーハの鏡面研磨装置
JP2000000763A (ja) 研削盤における砥石車の目潰し装置
JP2000052203A (ja) 円筒内周面研削装置
US2922258A (en) Grinder with oscillating head
JPH06297326A (ja) 研摩方法及び研摩装置
JPH11309673A (ja) 平面加工装置のスピンドル傾斜角度調整機構
JPS6331882Y2 (ja)
JP4090153B2 (ja) 円筒状工作物の外周面研削装置および研削方法
JPH10180612A (ja) 円筒超仕上盤用砥石ホルダ
JP4511255B2 (ja) センタレス研削盤
JPH1170447A (ja) 工作物の面の研削方法
JPH07314303A (ja) パイプ端面の研磨装置
JPH0639693A (ja) 研削装置の成形ロール支持装置
JPS6325089Y2 (ja)
JPH10128646A (ja) 薄板円板状ワークの両面研削装置
JP2000176834A (ja) 研削砥石の修正方法、並びに修正装置及びこれを備えた研削盤
US5157872A (en) Control apparatus for grinding machine
JPH0244665B2 (ja)
JPS6325088Y2 (ja)
JP2002079445A (ja) 平面研削方法とその装置
JPH08267393A (ja) 円筒状ベルトのカット装置