JPH10286345A - 遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遊技機における装飾ランプ等の点
灯器であり、遊技者に新たな印象を与えるにものであ
る。 【解決手段】 本発明の遊技機は、遊技球の通過路２Ａ
に検出器１１を設置すると共に、通過路或いは通過路に
沿うように複数の点灯器１２を配置し、検出器１１を介
して点灯器１２を点灯するものであり、遊技球の通過態
様を表示する新たな表示態様となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機における装
飾ランプ等の点灯器に関する。

【０００２】

【従来の技術】遊技機（パチンコ機等）の遊技領域（遊
技盤）には、多数の障害釘が植設してあるし、各所には
入賞口、図柄表示器、装飾ランプ（点灯器）、風車等が
配置してある。そして、遊技者が電動モータ式発射装置
を介して発射した遊技球は、発射領域である発射レール
に沿って打ち上げられ、遊技領域に達する。遊技領域に
達した遊技球は、前記障害釘等によって進路を変更され
ながら流下し、その過程において、遊技球が図柄始動口
や普通入賞口に入賞することによって、前記図柄表示器
の図柄が変動を開始したり、所定数の賞品球の払出しを
受けたりする一方、何れにも入賞しないときには、遊技
領域の最下部に設けてあるアウト口から遊技機外に排出
される。又、遊技機には、前記遊技領域に設置の装飾ラ
ンプ（点灯器）の他に、装飾ランプ等が遊技枠に設置し
てあって、遊技の内容によって、それらの点灯器等が点
灯、点滅し、遊技を盛り上げている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の遊技機におけるランプ点灯は、同じパターンである
ため、遊技者に飽きられている。そこで、本発明は、他
の形式のランプ点灯手段を介して遊技を盛り上げる遊技
機を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１の遊技機は、遊
技球の通過路に検出器を設置すると共に、通過路或いは
通過路に沿うように複数の点灯器を配置し、検出器を介
して前記点灯器を点灯するものであり、遊技球の通過態
様を表示する新たな表示態様となる。又、請求項２の遊
技機は、検出器を発射路に設けることによって、発射路
を通過する遊技球を順次点灯できるし、請求項３の遊技
機は、遊技領域を流下する遊技球の通過態様を表示する
ため、遊技者に新鮮味を与える。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１は、遊技機（パチンコ機）の
遊技盤１の正面図であって、遊技領域３には遊技球が複
雑に通路を変更可能な障害釘６が植設してある。そし
て、その遊技領域３のほぼ中央部には、複数の変動図柄
を介して図柄表示ゲームを行う特別図柄表示器Ｌが配置
してあり、この特別図柄表示器Ｌには液晶式の特別図柄
表示部ＬAを有している。尚、ゲームにおける一つの表
示態様として、前記特別図柄表示部ＬAを区分表示する
図柄表示部Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３には、「０〜９、Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄ、Ｅ」の１５図柄を、この順序で変動表示する。

【０００６】前記特別図柄表示器Ｌの左右上部には、風
車７が取り付けてあり、遊技球の流下に伴って回転す
る。又、特別図柄表示器Ｌの下部には、図柄始動入賞口
４が備えてあり、遊技球が入賞すると、特別図柄始動信
号に基づいて、判定カウンタＨc（０〜２１９の循環カ
ウンタ）で、大当たり（特別遊技状態）か外れかの判定
を行い、前記図柄表示部Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３の図柄変動を
介して図柄表示ゲームを行う。

【０００７】そして、判定カウンタＨｃで大当たりと判
定されると、図柄表示部Ｌ１、Ｌ２、Ｌ３には同じ図柄
を揃える大当たり図柄を停止表示すると共に、各種のラ
ンプ等を点滅し、大入賞口８の開閉扉８ａをｔ秒間、開
成を維持するか、遊技球がａ個入賞すると閉成し、前記
開閉扉８ａが開成中に、大入賞口８内に設けられている
特定領域（図示略）を遊技球が通過すると、大入賞口８
が再度開成し、この動作を最大Ｘ回行うことによって、
遊技者は多量の賞品球を得ることができる。

【０００８】（第１の実施の形態）本実施の形態を図１
のＡ〜Ａ断面図を示す図２をも参照して説明すると、遊
技球は、発射装置のハンドル（図示略）の操作により一
対のガイドレール２で構成の発射路２Ａを案内され、ガ
イドレール２の先端部に取付けの舌部材５に当たった後
に、遊技領域３に到る。

【０００９】又、前記発射路２Ａの途中における遊技盤
１には、遊技球の通過に支障のない細いスリット１０
（１０ａ〜１０ｅ）が適宜の間隔で複数個穿設してあ
り、それらのスリット１０を介して、遊技球の通過を検
出する検出器１１（１１ａ〜１１ｅ）が遊技盤１の裏面
側に取り付けてある。尚、これらの検出器１１は、近接
スイッチ形式や反射型光電管形式等であり、近接スイッ
チ形式を採用するときには、前記スリット１０は小孔で
もよい。

【００１０】前記ガイドレール２には、前記検出器１１
の検出信号によって点灯する点灯器（発光素子のＬＥＤ
等）１２（１２ａ〜１２ｅ）が取り付けてあり、検出器
１１が通過する遊技球Ｙを検出すると、それらの検出器
１１に対応する点灯器１２が、順次、点灯する。この点
灯器１２（１２ａ〜１２ｅ）が、遊技球の通過と共に点
灯することによって、遊技球の通過態様を表示するの
で、従来にない表示である。尚、遊技球が、最後の検出
器１１ｅが遊技球を検出した後、所定時間経過したと
き、前記点灯器１２の全てを消灯して、次の遊技球に備
える。又、前記点灯器１２ａ〜１２ｅは、ガイドレール
２に取り付けて遊技球の通過路に沿う形態に取り付けて
あるが、遊技球が通過する通過路（発射路２Ａ）に取り
付けてもよい。

【００１１】（第２の実施の形態）尚、前記と異なる構
成について、図３（Ａ）（図１のＡ〜Ａ断面に対応）と
制御フローを示す図３（Ｂ）を参照して説明すると、遊
技盤１には、遊技球の通過に支障のない細いスリット１
０ａが１個穿設してあり、そのスリット１０ａを介し
て、遊技球の通過を検出する検出器１１ａが遊技盤１の
裏面側に取り付けてある。即ち、前記第１の実施の形態
において、最初に遊技球を検出可能な検出器１１ａだけ
を設ける。

【００１２】そして、図３（Ｂ）の制御フローを示すよ
うに、検出器１１ａが通過する遊技球を検出すると、点
灯器１２ａを点灯し、その後、δａ（秒）後に点灯器１
２ｂ、δｂ（秒）後に点灯器１２ｃ、以下同様に、点灯
器１２ｄ、１２ｅを順次点灯する。そして、点灯器１２
ｅが点灯後、δｈ秒経過後に、全点灯器１２（１２ａ〜
１２ｅ）を消灯して次の遊技球に備える。即ち、遊技球
は、予め既知の時間間隔で前記点灯器の設置位置を通過
することを前提として、タイマーを介して、順次点灯器
を点灯するものである。このように構成することによっ
て、検出器１１ａは１個で済むが、タイマーや遅延回路
（コンデンサ等のハードウエアで構成するかソフトウエ
アで構成）を設ける必要がある。

【００１３】尚、前記各点灯器１２ａ〜１２ｅの消灯
は、全点灯器が点灯後、δｔ秒後に消灯する制御フロー
であるが、点灯器１２ａが点灯後、δａｔ秒後に消灯、
点灯器１２ｂが点灯後、δｂｔ秒後に消灯、以下同様
に、各点灯器の点灯、消灯を制御してもよい。

【００１４】又、前記とは異なって、１個の検出器１１
ａと複数の点灯器１２（１２ａ〜１２ｅ）を備え、検出
器１１ａが遊技球の通過を検出したとき、全ての点灯器
１２を点灯した後、所定時間後に消灯するように、簡便
に構成することであってもよい。尚、前記点灯器１２ａ
〜１２ｅは、ガイドレール２に取り付けて遊技球の通過
路に沿う形態に取り付けてあるが、遊技球が通過する通
過路（発射路２Ａ）に取り付けてもよい。

【００１５】（第３の実施の形態）本実施の形態は、遊
技領域３の左右端には、遊技球の流下に伴って、順次、
点灯する点灯器２２（２２ａ、２２ｂ、２２ｃ）が、流
下する遊技球の障害にならない僅かの孔２３ａ〜２３ｃ
を介して、通過路に取り付けてある。そして、遊技盤１
には、図１、図４（Ｂ〜Ｂ断面図）に示すように、遊技
球の流下通路に合わせて、前記点灯器２２の上部に、複
数のスリット２０（２０ａ、２０ｂ、２０ｃ）が穿設し
てあると共に、それらのスリット２０ａ〜２０ｃに対応
して複数の検出器２１ａ、２１ｂ、２１ｃが裏面に取り
付けてある。尚、このスリット２０は検出器の形式によ
って小孔でもよい。

【００１６】この構成において、前記第１の実施の形態
に示すように、遊技球が流下して、検出器２１ａ〜２１
ｃが遊技球を検出すると、その直下の点灯器２２ａ〜２
２ｃを順次点灯することによって、遊技球の流下態様を
表示することができる。

【００１７】尚、このように、検出器２１ａ〜２１ｃと
点灯器２２ａ〜２２ｃを対応して設けることによって、
障害釘で流路を変更される場合でも対処でき、複雑な流
下態様であっても表示可能となる。しかし、遊技球の流
下態様を予め想定できる場所においては、前記第２の実
施の形態（図３（Ｂ））における構成のように、検出器
を１個設け、点灯器をタイマーを介して、順次、点灯す
るように構成することもできるし、簡便に、全ての点灯
器を点灯し、所定時間経過後に全ての点灯器を消灯する
ように構成することであってもよい。尚、前記点灯器２
２を設置する位置は、遊技球の通過路の他に、通過路に
沿う位置に設置してもよい。

【００１８】尚、前記点灯器１２、２２を設置する数
は、遊技盤１に描いてある図柄、障害釘の位置等を考慮
して適宜選定する。

【００１９】

【発明の効果】本発明によれば、遊技球の移動態様を点
灯器を介して、順次、点灯することによって、従来と異
なる表示態様を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】遊技機（パチンコ機）の正面図である。

【図２】一部略の図１に示すＡ〜Ａ断面図を示す図であ
る。

【図３】（Ａ）は第２の実施の形態におけるＡ〜Ａ断面
に対応の断面図、（Ｂ）は制御フローを示す図である。

【図４】図１におけるＢ〜Ｂ断面図である。

【符号の説明】

２ ガイドレール ３ 遊技領域 １０（１０ａ〜１０ｅ） スリット １１（１１ａ〜１１ｅ） 検出器 １２（１２ａ〜１２ｅ） 点灯器 ２０（２０ａ〜２０ｃ） スリット ２１（２１ａ〜２１ｅ） 検出器 ２２（２２ａ〜２２ｃ） 点灯器

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技球を用いて遊技を行う遊技機であっ
   て、遊技球の通過路に検出器を設置すると共に、通過路
   或いは通過路に沿うように複数の点灯器を配置し、前記
   検出器を介して前記点灯器を点灯することを特徴とする
   遊技機。
2. 【請求項２】 検出器を発射路に設けることを特徴とす
   る請求項１の遊技機。
3. 【請求項３】 検出器を遊技領域に設置することを特徴
   とする請求項１の遊技機。