JPH067507A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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Publication number
JPH067507A
JPH067507A JP4167220A JP16722092A JPH067507A JP H067507 A JPH067507 A JP H067507A JP 4167220 A JP4167220 A JP 4167220A JP 16722092 A JP16722092 A JP 16722092A JP H067507 A JPH067507 A JP H067507A
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JP4167220A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結果態様導出手段の結果態様導出制御を改良
することにより、めりはりがあり面白味のある遊技用装
置を提供する。 【構成】 複数種類のラッキーナンバーの中から選ばれ
たあるラッキーナンバーを停止図柄として表示するラッ
キーナンバー用可変表示器を有し、そのラッキーナンバ
ー用可変表示器が所定のラッキーナンバーを停止表示す
る確率を変動させる確率変動手段(S12〜20)を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機やアレンジボール式パチンコ遊技機あるいはス
ロットマシン等で代表される遊技用装置に関する。詳し
くは、遊技状態が予め定められた特定遊技状態になった
ことを検出する特定遊技状態検出手段を含み、該特定遊
技状態検出手段の検出出力に基づいて所定の遊技価値を
付与可能な遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技用装置において、従来から
一般的に知られているものに、たとえば、遊技状態が予
め定められた特定遊技状態になったことに基づいて、た
とえば可変入賞球装置を遊技者にとって有利な第1の状
態に制御して所定の遊技価値を付与可能に制御されるよ
うに構成されたものがあった。そして、従来から一般的
に、遊技場においては、いわゆるラッキーナンバーとい
うものが予め定められており、特定遊技状態発生時にそ
の遊技用装置の所定の表示手段によりラッキーナンバー
が表示された場合には、遊技場において予め定められて
いる所定の遊技サービスが提供される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遊技用
装置においては、前記所定の表示装置である結果態様導
出手段によりラッキーナンバーに相当する所定の結果態
様が導出される確率が何ら変動しないために、めりはり
に乏しく面白味の少ない遊技用装置となってしまう欠点
があった。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、結果態様導出手段の結果態様導
出制御を改良することにより、めりはりがあり面白味の
ある遊技用装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技状態が予
め定められた特定遊技状態になったことを検出する特定
遊技状態検出手段を含み、該特定遊技状態検出手段の検
出出力に基づいて所定の遊技価値を付与可能な遊技用装
置であって、所定の条件が成立したことに基づいて、遊
技場において所定のサービスを提供するか否かを判断す
るための判断対象となる結果態様を複数種類の結果態様
の中から選択的に導出する結果態様導出手段と、該結果
態様導出手段が特定の結果態様を導出する確率を変動さ
せる確率変動手段とを含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、結果態様導出手段の働きによ
り、所定の条件が成立したことに基づいて、複数種類の
結果態様の中から選ばれたある結果態様が導出される。
さらに、確率変動手段の働きにより、結果態様導出手段
が特定の結果態様を導出する確率が変動する。
【0007】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。なお、本実施例においては、遊技用
装置の一例としてパチンコ遊技機を取上げて説明する
が、本発明はこれに限らず、コイン遊技機やアレンジボ
ール式パチンコ遊技機あるいはスロットマシン等、特定
遊技状態検出手段の検出出力に基づいて所定の遊技価値
を付与可能な遊技用装置であればすべて含まれる。
【0008】図1は、遊技用装置の一例のパチンコ遊技
機の遊技盤面を示す正面図である。
【0009】遊技盤の前面側に形成される遊技領域2に
は、遊技者の操作によって駆動する図示しない打球発射
装置により、1つずつパチンコ玉が打込まれる。この遊
技領域2には、複数種類の識別情報が可変表示可能な可
変表示装置5が設けられ、パチンコ機が作動口6に入賞
して作動口入賞玉検出器7により検出されれば、可変表
示装置5が可変開始される。この可変表示装置5は、複
数種類の識別情報(たとえば数字や文字等の図柄)をそ
れぞれに可変表示可能な、左図柄表示部31a,中図柄
表示部31b,右図柄表示部31cを含む。この各図柄
表示部31a〜31cは、たとえば0,1,3,5,
7,9,Fの7種類の図柄を可変表示できるように構成
されている。この可変表示装置5の可変表示中あるいは
可変入賞球装置8の開成中に再度パチンコ玉が作動口6
に入賞すれば、その入賞が記憶されて、可変表示の停止
後または可変入賞球装置8の閉成後にその入賞記憶に基
づいて再度可変表示が行なわれる。その入賞記憶の上限
値はたとえば「4」に定められている。この入賞記憶の
値が入賞記憶表示器25により点灯表示される。可変表
示装置5には、さらに飾りLED(A)24が設けられ
ており、可変表示装置5の動作状態に合わせて点灯した
り点滅したりするように構成されている。
【0010】各図柄表示部31a〜31cの停止時の識
別情報が同じ図柄の組合せ(いわゆるゾロ目)となれ
ば、第1の可変入賞球装置8が開成して遊技者にとって
有利な第1の状態となる。この可変入賞球装置8の第1
の状態は、所定期間(たとえば5.8秒間)の経過また
は所定個数(たとえば3個)のパチンコ玉の入賞のうち
早い方の条件が成立することにより終了し、可変入賞球
装置8が閉成して遊技者にとって不利な第2の状態に切
換わる。
【0011】この可変入賞球装置8内に入賞したパチン
コ玉は、通過口9を通過して振分け装置11内に落入す
る。この通過口9には、特定入賞玉検出器10が設けら
れており、通過口9を通過するパチンコ玉がこの特定入
賞玉検出器10により所定個数(3個)検出されれば第
1の可変入賞球装置8が閉成される。振分け装置11
は、時計方向にたとえば10回転/分の速度で回転する
回転体11aが備えられており、振分け装置11内に落
入したパチンコ玉が、その回転体11aによって、通常
入賞口36あるいは入賞口12のいずれかに振分けられ
て誘導される。この振分け装置11には、回転体ランプ
29a,29bが設けられており、遊技状態に応じて点
滅するように構成されている。なお、各図柄表示部31
a〜31cの停止時の表示結果がゾロ目となれば、表示
結果に応じて通常入賞口36あるいは入賞口12に誘導
するべく所定位置に一時停止させておいた打玉を直接入
賞口12に誘導して権利発生させるようにしてもよく、
また、表示結果がゾロ目となったことに基づき直接権利
発生させるようにしてもよい。
【0012】入賞口12に入賞したパチンコ玉は、特別
装置スイッチ13により検出され、その検出信号に応答
して特別装置が作動状態となり権利発生状態となる。こ
の特別装置とは、遊技状態を権利発生状態に切換える装
置であり、具体的には図2に示す制御回路の一部によっ
て構成されている。
【0013】遊技状態が権利発生状態となっている期間
中に、パチンコ玉が始動口19に入賞して始動入賞玉検
出器20により検出されれば、第2の可変入賞球装置1
6が開成して遊技者にとって有利な第1の状態になる。
この可変入賞球装置16内に入賞したパチンコ玉は、入
賞玉検出器(カウントスイッチ)17により検出され
る。この可変入賞球装置16の第1の状態は、所定期間
(たとえば9.8秒間)の経過または所定個数(たとえ
ば10個)のパチンコ玉の入賞のうちいずれか早い方の
条件が成立することにより終了し、可変入賞球装置16
が平成して遊技者にとって不利な第2の状態に切換わ
る。なお、第1,第2の可変入賞球装置8,16は、第
2の状態でパチンコ玉がまったく入賞できないものをし
めしたが、本発明はこれに限らず、第2の状態では、パ
チンコ玉が比較的入賞しにくく、第1の状態ではパチン
コ玉が比較的入賞しやすいものであってもよい。また、
第1の状態としては、継続して開成している状態ではな
く、開成状態と閉成状態とが繰返される状態であっても
よい。前述した権利発生状態は、パチンコ玉の入賞口1
2への再度の入賞またはパチンコ玉の始動口19に所定
個数(たとえば16個)入賞することのうちいずれか早
い方の条件が成立したことによって終了する。特別装置
スイッチ13と始動入賞玉検出器20とにより、遊技状
態が予め定められた特定遊技状態になったことを検出す
る特定遊技状態検出手段が構成されている。また、第2
の可変入賞球装置16により、前記特定遊技状態検出手
段の検出出力に基づいて所定の遊技価値を付与可能にす
る遊技価値付与手段が構成されている。
【0014】遊技領域2には、ラッキーナンバー用可変
表示器53,開成回数表示装置21,入賞個数表示装置
22,飾りLED(B)23a,23b,23cが一体
的に設けられている。ラッキーナンバー用可変表示器5
3は、特定遊技状態が発生したときのラッキーナンバー
を表示するためのものであり、パチンコ玉が特別装置ス
イッチ13により検出されて権利状態が発生したときに
変動表示してその後停止表示する。そのときの停止表示
がたとえば「7」等のその遊技場で予め定められるラッ
キーナンバーと一致した場合には、その回の特定遊技状
態の発生に伴って遊技者が獲得した賞品玉等の遊技価値
を、景品交換することなく再度遊技に使用できるという
ような、その遊技場で定められた一定の特典が与えられ
る。開成回数表示装置21は、第2の可変入賞球装置1
6の開成回数を表示するためのものであり、権利発生状
態になったことに基づいて、初期表示として「6」を点
滅表示し、パチンコ玉の始動口19への入賞に基づいた
可変入賞球装置16の第1の状態の駆動が行なわれる前
に「1」ずつ減算した値を点滅表示する。そして、表示
が「0」となった後に再度可変入賞球装置16の第1の
状態の駆動が行なわれた際に、「9」を点灯表示する。
そして、パチンコ玉の始動口19への入賞に基づいた可
変入賞球装置16の第1の状態の駆動が行なわれる前に
「1」ずつ減算した値を点灯表示し、最後に「0」を点
灯表示する。これにより、16回第1の状態への駆動が
可能な可変入賞球装置16の残りの第1の状態の駆動可
能回数がこの開成回数表示器21により表示されること
になる。飾りLED(B)23a〜23cは、ラッキー
ナンバー用可変表示器53で表示されるラッキーナンバ
ーの集中状態(後述する)が発生した旨を点灯または点
滅表示するものである。前記ラッキーナンバー用可変表
示器53により、結果態様を導出するための所定の条件
が成立したことに基づいて、複数種類の結果態様の中か
ら選ばれたある結果態様を導出する結果態様導出手段が
構成されている。なお、この結果態様導出手段は、結果
態様を視覚的に表示するものばかりでなく、スピーカ等
から結果態様を報知する聴覚的な報知手段であってもよ
い。
【0015】図中1は、遊技盤面に形成される遊技領域
2を区画する区画レールであり、図示しない打球発射装
置によって発射されたパチンコ玉がこの区画レール1に
よって遊技領域2にまで導かれる。また遊技領域2に
は、通常入賞口4,14a,14b,18が設けられて
いる。パチンコ玉が第2の可変入賞球装置16に入賞し
たときには比較的多い数(たとえば15個)の賞品玉が
遊技者に払出され、それ以外の入賞口や入賞球装置に入
賞したときは比較的少ない数(たとえば7個)の賞品玉
が払出される。なお、賞品玉の払出しに代えて得点を加
算するようにしてもよい。遊技領域2には、さらに、い
わゆるメカ式のチューリップから構成されている可変入
賞球装置15が設けられており、通常入賞口14aにパ
チンコ玉が入賞することにより可変入賞球装置15が開
成して遊技者にとって有利な第1の状態となり、その状
態でパチンコ玉が可変入賞球装置15に入賞することに
より可変入賞球装置15が閉成して遊技者にとって不利
な第2の状態になる。この可変入賞球装置15には、役
物ランプ30が設けられており、可変表示装置5が停止
した後所定時間たとえば「1秒間」点灯させるとともに
特別装置の作動中に点滅するように構成されている。ま
た遊技領域2には、上方から落下してきたパチンコ玉が
衝突してその衝突力により回転して装飾効果をもたらす
風車56が設けられている。図中28a,28bは風車
ランプであり、可変表示装置5の動作状態に合わせて点
滅するものである。また、図中27a,27bは、サイ
ドランプであり、可変表示装置5の停止時の表示結果の
前述した特定の識別情報(大当りとなる図柄)になる確
率が変動したとき(後述する)に、点滅するように構成
されている。また、遊技領域に打込まれたパチンコ玉が
いずれの入賞口や入賞球装置にも入賞しなかった場合
は、アウト玉としてアウト口3から回収される。なお、
本実施例では、可変表示装置5は、所定時間の経過によ
ってその可変表示が停止するものを示すが、本発明はこ
れに限らず、たとえば、遊技者の停止操作によって停止
するもの、あるいは所定時間の経過と遊技者の停止操作
とのうちいずれか早い方が成立したことによって停止す
るものであってもよい。さらに、常時可変開始され、打
玉の作動口6への入賞等によって再可変表示されるもの
であってもよい。その場合は、可変表示の速度や明るさ
や色を切換えることにより再可変表示が行なわれたこと
を遊技者に報知するのが望ましい。また、この可変表示
装置5は、図柄表示部が3個のものを示したが、図柄表
示部が1個,2個あるいは4個以上のものであってもよ
い。さらに、この可変表示装置5は、本実施例では7セ
グからなるデジタル式の表示装置を示すが、それに変え
て、ドットマトリックス型の表示装置,液晶表示装置,
エレクトロルミネセンスによる表示装置等を利用したも
のであってもよく、さらに、回転ドラム式の可変表示装
置あるいは回転円盤の回転によって複数種類の識別情報
が可変表示される回転円盤式のものであってもよい。ま
た、複数のランプが走行点灯することによって複数種類
の識別情報を可変表示するものであってもよい。また、
作動口6は、上方から落入した玉が通過して再度遊技領
域に放出される通過領域であってもよい。
【0016】図2は、振分け装置11を示す正面図であ
る。
【0017】振分け装置11には、電源投入段階から常
時時計回り方向に回転する回転体11aが設けられてお
り、この回転体11aの外周には、図示するように浅い
切欠部から構成された玉受け部37a,37bと深い切
欠部から構成された玉受け部38とが形成されている。
上方の入賞口52から入賞したパチンコ玉が浅い切欠部
からなる玉受け部37a,37bのいずれかに受入れら
れた場合には、この回転体11aの回転に伴なって玉受
け部37a,37bが通常入賞口36のところにまで移
動した状態で、玉受け部37a,37bに受入れられて
いる玉が通常入賞口36側に落入する。一方、上方の入
賞口52から入賞した1個のパチンコ玉が深い切欠部か
らなる玉受け部38に受入れられた場合には、その深い
切欠部からなる玉受け部38がたとえ通常入賞口36の
位置にまで移動されてきたとしても、受入れられた玉の
移動軌跡上に通常入賞口36が位置していないために受
入れられたパチンコ玉が通常入賞口36側に落入しない
のであり、そのまま回転体11aが回転し続けて玉受け
部38に受入れられたパチンコ玉が入賞口12に入賞す
ることになる。この入賞口12に入賞したパチンコ玉は
特別装置スイッチ13により検出されてその検出パルス
が出力される。また、図示するように、パチンコ玉が連
続して2個玉受け部38に受入れられた場合は、玉受け
部38が通常入賞口36の位置に移動してきたときに、
パチンコ玉bだけが通常入賞口36側に落入し、パチン
コ玉aのみが入賞口12に入賞する。このため、たとえ
パチンコ玉が2個玉受け部38に受け入れられたとして
も、その2個の玉が入賞口12に入賞して1個めの玉で
権利が発生するやいなや2個めの玉で権利が消滅する不
都合が防止できる。
【0018】図3は、第1の可変入賞球装置を駆動する
ためのソレノイドの励磁状態と特別装置スイッチによる
パチンコ玉の検出状態と特別装置の作動状態との関係を
示すタイミングチャートである。
【0019】図示するように、第1の可変入賞球装置8
を駆動するための第1のソレノイド32が励磁されてO
Nとなり第1の可変入賞球装置8が開成している状態に
おいて、その第1の可変入賞球装置8にパチンコ玉が入
賞し、パチンコ玉が深い切欠部からなる玉受け部38に
受入れられ、さらに回転体11aが1回転して再度パチ
ンコ玉が玉受け部38に受入れられた場合には、その2
つのパチンコ玉が特別装置スイッチ13により連続して
検出されて図示するような検出パルスが2つ導出され
る。一方、前述したように、パチンコ玉が特別装置スイ
ッチ13により検出されて特別装置が作動して権利発生
状態の時に再度パチンコ玉が特別装置スイッチ13によ
り検出されればその特別装置の作動は停止するのである
が、図3に示すように、特別装置スイッチ13の最初の
検出パルスの立下がり時から所定時間T1遅れて特別装
置が作動を開始するように構成されているために、この
所定時間T1の間に連続して後続のパチンコ玉が入賞口
12に入賞して特別装置スイッチ13により検出された
としても、その連続して入賞した後続のパチンコ玉によ
って即座に特別装置の作動が停止しないように構成され
ている。なお、振分け部材としては、本実施例で示した
ような複数の切欠部のある回転体に限定されず、1つま
たは2つ以上の特別領域を含む複数の入賞領域のいずれ
かに玉が振り分けられて入賞するものであればなんでも
よい。
【0020】図4は、パチンコ遊技機に用いられる制御
回路および周辺回路のブロック図である。
【0021】パチンコ遊技機の制御回路は、各種機器を
制御するためのプログラムに従って、遊技状態を検出
し、遊技制御のために必要な情報を収集するためのマイ
クロコンピュータなどを含む基本回路40を有する。さ
らに、電源投入時に基本回路27にリセットパルスを与
えるための初期リセット回路43と、初期リセット回路
43によってリセットされ、基本回路40から与えられ
るクロック信号を分周して定期的(たとえば2msec
毎)にリセットパルスを基本回路40に与えるためのパ
ルス分周回路からなる定期リセット回路44と、各種ス
イッチからの信号を基本回路40に与えるためのスイッ
チ回路41と、基本回路40およびスイッチ回路41に
接続され、基本回路40から与えられるアドレス信号を
デコードしてスイッチ回路41に与えるためのアドレス
デコード回路42と、図示されないスピーカ46を駆動
して遊技の効果音等を発生するための音回路45とを含
む。
【0022】さらに、制御回路は、基本回路40によっ
て制御されるソレノイド回路49とランプ回路50と、
基本回路40からの大当り情報を受取り大当り情報を外
部に出力するための大当り情報出力回路51と、基本回
路40によって制御されるLED回路48とを含む。パ
チンコ遊技機にはさらに、AC24Vの交流電源に接続
され、直流の5V、12V、21V、30Vの電圧を発
生する電源回路47が含まれている。
【0023】スイッチ回路41には、図1に示した、作
動口入賞玉検出器7,特別装置スイッチ13,始動入賞
玉検出器20,特定入賞玉検出器10,入賞玉検出器
(10カウントスイッチ)17が接続されており、これ
らの各検出器からの検出信号がスイッチ回路41から基
本回路40に入力される。
【0024】LED回路48には、ラッキーナンバー用
可変表示器53,開成回数表示装置21,入賞個数表示
器22,飾りLED(B)23a〜23c,各図柄表示
部31a〜31c,入賞記憶表示器25,飾りLED
(A)24が接続され、基本回路40からの制御信号に
基づいてLED回路48が各表示装置やLED等に表示
用制御信号を与える。
【0025】図4に示される基本回路40および周辺回
路は以下のように動作する。初期リセット回路43は電
源の投入と同時に基本回路40に対し初期リセットパル
スを与える。基本回路40は、初期リセットパルスに応
答して自分自身を初期化し、クロック信号を発生して定
期リセット回路44に与える。定期リセット回路44は
基本回路40から与えられるクロック信号を分周して所
定時間ごとに定期リセットパルスを発生して、基本回路
40に与える。基本回路40は定期リセットパルスを与
えられるたびに、所定の制御プログラムをその先頭から
繰り返し開始して実行する。
【0026】基本回路40はスイッチ回路41から与え
られる各種の検出情報に応答し、図1を参照して説明し
たような動作をするようにLED回路48、ソレノイド
回路49、ランプ回路50などを制御する。ソレノイド
回路49によって、第1のソレノイド32が励磁される
ことにより第1の可変入賞球装置8が開成され、第2の
ソレノイド33が励磁されることにより第2の可変入賞
球装置16が開成される。この第1のソレノイド32に
より、前記可変表示装置の停止時の表示結果が予め定め
られた特定の識別情報になった場合に、前記第1の可変
入賞球装置を前記第1の状態に駆動する駆動手段が構成
されている。
【0027】LED回路48からの制御信号が各図柄表
示部31a〜31cに入力されて各図柄表示部31a〜
31cが前述したように可変表示されるのであり、この
LED回路48により、所定の可変開始条件の成立に基
づいて前記可変表示装置を可変開始し、所定の停止条件
の成立に基づいて前記可変表示装置を停止制御する可変
表示制御手段が構成されている。
【0028】ランプ回路50には、遊技効果ランプ3
4、レール飾りランプ35、サイドランプ27a,27
b、風車ランプ28a,28b、回転体ランプ29a,
29b、役物ランプ30がそれぞれ接続されており、ラ
ンプ回路50からの信号により前述したように点灯また
は点滅する。なお、遊技効果ランプ34は、パチンコ遊
技機の前枠の上部に取付けられている。またレール飾り
ランプ35は、前記区画レール1の外側に設けられてい
る。なお、ラッキーナンバー用可変表示器53を遊技機
に対応させてたとえば幕板等に設け、大当り情報出力回
路51から出力された大当り情報信号を受けてラッキー
ナンバー用可変表示器53を可変開始させた後停止させ
て表示結果を導出させるようにしてもよい。
【0029】図5は、可変表示装置の停止時の識別情報
を予め定められた特定の識別情報(大当りの図柄)にす
るか否かを事前に決定する制御を説明するための説明図
である。
【0030】可変表示装置5は、その可変表示装置5が
停止する以前において停止時の識別情報を特定の識別情
報にするか否かが事前に決定され、その決定内容に基づ
いて停止時の識別情報(図柄)の種類が決定され、その
決定された内容になるように表示制御される。図5のラ
ンダムAとは、可変表示装置の停止時の表示結果を特定
の識別情報にして大当りにするか否かを決定するための
ランダムカウンタであり、0から17までカウントアッ
プして17までカウントアップすると再度0からカウン
トアップし直すものである。このランダムカウンタA
は、遊技制御用のプログラムがたとえば2msec毎に
1回実行されるごとに「1」ずつ加算されるものであ
る。またランダムカウンタBも、可変表示装置5の停止
時の表示結果を特定の識別情報にして大当りを発生させ
るか否かを決定するためのカウンタであり、0からカウ
ントアップして9までカウントアップすると再度0から
カウントアップし直すものである。このランダムカウン
タBは、2msec毎にプログラムが1回実行されるご
とに「1」ずつ加算されるとともに、遊技制御用のプロ
グラムが1回実行し終った後のリセット待ち時間の間に
繰り返しカウントアップされるものである。また、ラン
ダムカウンタC+2は、左図柄表示部31aの停止時に
表示される図柄を決定するためのカウンタであり、ラン
ダムC+1は中図柄表示部31bの停止時の表示図柄を
決定するものであり、ランダムC+0は右図柄表示部3
1cの停止時の表示図柄を決定するためのものである。
ランダムカウンタC+2は、2msec毎にプログラム
が1回実行されるごとに「1」ずつ加算されるととも
に、前述したリセット待ち時間の間に繰り返し加算され
るものである。ランダムカウンタC+1はランダムカウ
ンタC+2が「6」までカウントし終った後次のカウン
トで桁上げされるときに「1」ずつ加算されるものであ
る。ランダムカウンタC+0は、ランダムC+1が
「6」までカウントして次のカウントより桁上げされる
ときに「1」ずつ加算されるものである。これらのラン
ダムカウンタC+2,C+1,C+0の7種類のカウン
ト値(0〜6)にそれぞれ対応して前述した7種類の表
示図柄が定められている。
【0031】大当りにするか否かを決定するに際して
は、まずランダムカウンタAのカウント値を抽出し、そ
の抽出されたカウント値が「1」のときにはさらにラン
ダムカウンタBのカウント値を抽出し、このランダムカ
ウンタBのカウント値も「1」のときに初めて大当りを
発生させることが決定される。その場合には、図示する
ように、ランダムカウンタC+2のカウント値を抽出し
て、その抽出されたカウント値を使用して左図柄表示部
31a,中図柄表示部31b,右図柄表示部31cを表
示制御する。その結果、各図柄表示部31a〜31cの
停止時に表示される図柄が同じ種類の図柄(いわゆるゾ
ロ目)となる。
【0032】一方、ランダムカウンタAから抽出された
カウント値が「1」以外のときには即座に外れと決定さ
れて、図示するように、ランダムカウンタC+2から抽
出されたカウント値に基づいて左図柄表示部31aが表
示制御され、ランダムカウンタC+1から抽出されたカ
ウント値に基づいて中図柄表示部31bが表示制御さ
れ、ランダムカウンタC+0から抽出されたカウント値
に基づいて右図柄表示31cが表示制御される。また、
ランダムカウンタAから抽出されたカウント値がたまた
ま「1」であったとしても、ランダムカウンタBから抽
出されたカウンタ値が「1」以外のときは前述と同様に
外れと決定されてそれぞれのランダムカウンタC+2,
C+1,C+0のカウント値に基づいてそれぞれの図柄
表示部31a〜31cが表示制御される。なお、外れと
決定された場合に抽出された各ランダムカウンタC+
2,C+1,C+0からの抽出データが偶然同じ値とな
っている場合には、そのまま表示制御したのでは各図柄
表示部31a〜31cによって表示される図柄がいわゆ
るゾロ目となってしまうために、その場合にはランダム
カウンタC+1の値から「1」を減算して強制的に外れ
図柄にする。
【0033】このように、高確率状態でない通常状態の
ときには、当りが発生する確率が、1/28×1/10
=1/280となる。
【0034】図6は、各ランダムカウンタのカウント値
の抽出のタイミングと各図柄表示部による可変表示動作
との関係を示すタイミングチャートである。
【0035】図示するように、パチンコ玉が作動口6
(図1参照)に入賞してその入賞玉が作動口入賞玉検出
器7によって検出されれば、その検出パルスが図示のよ
うに出力される。この検出パルスの立下り時に当り外れ
決定用のランダムカウンタAのカウント値を抽出して格
納する。そして、この検出パルスの立下りから0.00
2〜0.008秒程度遅れて左停止図柄決定用のランダ
ムカウンタC+2のカウント値が抽出されるとともに各
図柄表示部31a〜31cが一斉に可変開始される。こ
の可変開始の後5.080秒経過してから左図柄表示部
31aの可変表示が停止される。この左図柄表示部31
aの可変表示の停止と同時に、ランダムカウンタBのカ
ウント値が抽出されるとともに、中図柄表示部の停止図
柄決定用のランダムカウンタC+1,右図柄表示部の停
止図柄決定用のランダムカウンタC+0の各カウント値
が抽出される。中図柄表示部31bの可変表示は、左図
柄表示部31aの可変表示の停止から0.600秒遅れ
て停止する。
【0036】次に、左図柄表示部31cの可変表示は、
リーチ状態のときとリーチ状態以外のときとで2通りに
分かれる。このリーチ状態とは、左図柄表示部31aと
右図柄表示部31bとの停止図柄が同じ種類の図柄とな
り、右図柄が停止したときの表示図柄いかんによっては
大当りの表示となる可能性がある状態である。リーチ状
態以外のときには、右図柄表示部31cの可変表示は、
中図柄表示部31bが停止してから0.600秒遅れて
停止する。一方、リーチ状態のときには、右図柄表示部
31cの可変表示は、中図柄表示部31bが停止してか
ら4.000秒の間可変表示が続行され、その後停止制
御に入るのであり、表示せんとする図柄の種類によって
停止制御に0〜2.008秒の時間を要する。
【0037】以上のように、可変表示装置の可変開始時
に左図図柄表示部の停止図柄が決定され、左図柄停止時
に中図柄表示部と右図柄表示部との停止図柄が決定され
る。
【0038】図7は、可変表示装置の動作状態と第1の
可変入賞球装置の動作状態との関係を示すタイミングチ
ャートである。
【0039】可変表示装置5の右図柄表示部31cの変
動が停止してから図示するように、1.00秒後に大当
りを発生させるように事前決定されているか否かを判定
し、大当りを発生させるように事前決定されていると判
定された場合は第1の可変入賞球装置8が開成されて第
1の状態に切換わる。この第1の可変入賞球装置8の第
1の状態は、前述したように所定期間の経過または所定
個数のパチンコ玉の入賞のうちいずれか早い方の条件が
成立したときに終了するものであり、図8においては、
所定期間の経過により終了する場合を示しており、図示
するように5.800秒経過した段階で第1の状態が終
了して第1の可変入賞球装置8が閉成して第2の状態に
切換わる。その状態で、作動口6(図1参照)へのパチ
ンコ玉の入賞記憶がある場合には、第1の可変入賞球装
置8が第2の状態に切換わった後、0.008秒経過し
て再度可変表示装置5の各図柄表示部31a〜31cが
可変開始する。このように、作動口6への入賞記憶があ
る場合には、第1の可変入賞球装置8が閉成状態に切換
わった段階で、特別装置が作動して権利発生状態になっ
ているか否かにかかわらず再度可変表示装置5が可変開
始するのである。権利発生状態になっている状態で再度
可変表示装置5が可変開始してその可変表示装置5の停
止時に再度特定の識別情報(いわゆるゾロ目)となった
場合には、再度第1の可変入賞球装置8が開成する。一
方、その開成している可変入賞球装置8にパチンコ玉が
入賞して入賞口12に誘導されて入賞した場合には、現
在進行中の権利発生状態が消滅して終了する。しかし、
権利発生中に再度パチンコ玉が入賞口12に入賞したと
しても現在進行中の権利発生状態を最後まで継続させて
もよい。さらに、権利発生中のパチンコ玉の入賞口12
への再度の入賞を記憶しておき、現在進行中の権利発生
状態が最後まで継続して終了した後にその記憶に基づい
た次回の権利発生状態を出現させてもよい。
【0040】図8は、可変表示装置5の停止時の表示結
果が特定の識別情報とならず大当たりとならなかった場
合の可変表示装置の動作状態を示すタイミングチャート
である。
【0041】可変表示装置5の右図柄表示部31cの変
動が停止して1.000秒後に大当たりにするか否かの
事前決定内容が判定され、大当たりにはしないと決定さ
れている場合には、1.000秒経過した後さらに0.
008秒経過して、パチンコ玉の作動口6への入賞記憶
があった場合には図示するように可変表示装置5が再度
可変開始する。
【0042】図9は、特別装置のスイッチチェックのプ
ログラムを示すフローチャートである。ステップS(以
下単にSという)1により、権利発生ウエイトタイマが
終了したか否かの判断がなされる。この権利発生ウエイ
トタイマは、後述するS4によりセットされる時間であ
り、たとえば5.8秒程度の時間である。権利発生ウエ
イトタイマが終了している場合には、S2に進み、特別
装置のスイッチ検出があったか否かの判断がなされ、な
い場合にはそのままプログラムが終了する。一方、パチ
ンコ玉が入賞口12に入賞して特別装置13(図1参
照)により検出された場合には、S2によりYESの判
断がなされ、S3に進み、権利発生フラグがセットされ
ているか否かの判断が行なわれる。この段階で権利発生
フラグがセットされていない場合にはS4に進み、権利
発生ウエイトタイマ(たとえば5.8秒)がセットされ
る。次にS5に進み、ラッキーナンバー用停止図柄の決
定処理が行なわれる。この処理の詳細は図10に基づい
て後述する。
【0043】一方、S3により権利発生フラグがすでに
セットされいると判断された場合にはS11に進み、権
利発生フラグがクリアされた後プログラムが終了する。
【0044】S4により権利発生ウエイトタイマがセッ
トされた後においては、S1によりNOの判断がなされ
てS6に進み、権利発生ウエイトタイマを−1して終了
するか否かの判断がなされ、終了しない場合にはS7に
進み、ラッキーナンバー用の図柄回転処理が行なわれて
プログラムが終了する。このラッキーナンバー用の図柄
回転処理により、ラッキーナンバー用可変表示器53
(図1参照)が可変表示される。一方、S6により−1
して終了する場合には、S8に進み、権利発生フラグが
セットされ、始動入賞カウンタが「16」にセットさ
れ、表示図柄をラッキーナンバー用停止図柄にセットす
る処理が行なわれる。この始動入賞カウンタは、パチン
コ玉の始動入賞個数が権利を消滅させるための所定個数
に達したか否かを判定するためのものであり、始動口1
9への入賞ごとに「1」ずつ減算され、0になった時点
で権利が消滅する。そして、S8のラッキーナンバー用
停止図柄は、後述する図10,図11に基づいて選択決
定されたラッキーナンバーのことであり、この選択決定
されたラッキーナンバーが表示図柄にセットされ、ラッ
キーナンバー用可変表示器53の停止時の表示結果がそ
の決定された表示図柄になるように制御される。
【0045】次に、S9に進み、テーブルモードが
「3」であるか否かの判断が行なわれ、「3」でない場
合にはそのままプログラムが終了するが、「3」の場合
にはS10に進む。このテーブルモードとは、図11に
示すラッキーナンバー選択決定用のテーブルであり、
1,2,3の3種類のテーブルが用意されている。そし
て、ラッキーナンバー用停止図柄の選択決定に用いられ
たテーブルが3種類目のテーブルすなわちテーブルモー
ドが「3」のときには、後述するように常にラッキーナ
ンバー「7」が選択決定される状態となり、S10によ
り、常に「7」がラッキーナンバー用可変表示器53よ
り表示されるという集中状態を報知する処理が行なわれ
る。このS10による報知は、テーブルモードが「1」
に戻るまで継続して行なわれる。
【0046】図10は、図9のS5に示されたラッキー
ナンバー用停止図柄の決定処理を行なうプログラムを示
すフローチャートである。S12により、ランダムDカ
ウンタとランダムEカウンタとのカウント値を抽出する
処理が行なわれる。このランダムDカウンタは、0〜4
9の範囲内で順次数値をカウントアップするカウンタで
あり、そのカウント値が49に達した時点で再度0から
カウントアップしなおす。一方、ランダムEカウンタ
は、0〜15の範囲内で数値をカウントアップするカウ
ンタであり、そのカウント値が15に達した時点で再度
0からカウントアップしなおす。そして、ランダムDカ
ウンタは3種類あるラッキーナンバー選択決定用のテー
ブルのどのテーブルを選択するかに用いられるテーブル
モード選択用のカウンタである。一方、ランダムEカウ
ンタは、あるテーブルに複数記憶されている停止図柄
(ラッキーナンバー)のうちどの停止図柄を選択決定す
るかに用いられる。S13により、テーブルモードが
「1」であるか否かの判断が行なわれる。現時点でテー
ブルモードが「1」になっている場合にはS14に進
み、ランダムDカウンタの値が「2」か否かの判断が行
なわれ、「2」の場合にはS15によりテーブルモード
「3」に変更する処理が行なわれる。一方、ランダムD
カウンタの値が「3」,「4」,「5」のうちのいずれ
かである場合にはS17に進み、テーブルモード「2」
に更新する処理が行なわれる。ランダムDカウンタが
「2」,「3」,「4」,「5」のいずれでもない場合
にはテーブルモード1が何ら変更されることなくS20
に進む。一方、現在のテーブルモードが「1」でない場
合にはS13によりNOの判断がなされ,S18に進
み、ランダムDカウンタが「0」または「1」のいずれ
かであるか否かの判断が行なわれ、YESと判断された
場合にはS19によりテーブルモードを「1」に更新し
た後S20に進むが、NOと判断された場合はにはテー
ブルモードが何ら変更されることなくS20に進む。S
20では、テーブルモードとランダムEカウンタのカウ
ント値とにより停止図柄をセットする処理が行なわれ
る。このS12ないしS20により、結果態様導出手段
が所定の結果態様を導出する確率を変動させる確率変動
手段が構成されている。
【0047】図11は、停止図柄(ラッキーナンバー)
を選択決定するために用いられるテーブルを示した図で
ある。このテーブルは、前述したように3種類のテーブ
ルが用意されており、図10で説明したように、ランダ
ムDカウンタのカウンタ値に基づいてその3種類のテー
ブルのいずれかが選択される。テーブルモードが「1」
の場合には図示一番左側のテーブル101が選択され
る。テーブルモードが「2」の場合には中央のテーブル
102が選択される。テーブルモードが「3」の場合に
は図示一番右側のテーブル103が選択される。それぞ
れのテーブルには、ランダムEカウンタの値に対応した
停止図柄(ラッキーナンバー)が記憶されている。たと
えばテーブルモードが「1」の場合であってランダムE
カウンタのカウント値がたとえば「9」であった場合に
は停止図柄として「3」が選択決定される。また、テー
ブルモードが「2」であってランダムEカウンタのカウ
ント値がたとえば「4」であった場合には停止図柄とし
て「7」が選択決定される。
【0048】テーブルモード「1」がテーブルモード
「2」に更新される場合としては、前述したようにラン
ダムDカウンタのカウント値が「3」,「4」,「5」
のいずれかであった場合のために、テーブルモード1か
らテーブルモード2に更新される確率は3/50とな
る。また、テーブルモード1からテーブルモード3に更
新される確率は、ランダムDカウンタのカウント値が
「2」の場合だけであるために1/50となる。一方、
テーブルモード2または3からテーブルモード1に更新
される確率は、ランダムDカウンタのカウント値が
「0」または「1」の場合であるために、2/50とな
る。図11に示したテーブルは、ランダムEカウンタの
カウント値に逐一対応させて停止図柄を記憶しているも
のを示したが、それに代えて、ランダムEカウンタのと
る値の領域ごとに停止図柄を記憶させたテーブルであっ
てもよい。たとえば、テーブルモード1の場合には、ラ
ンダムEカウンタのカウント値が0〜1の場合に停止図
柄「7」を記憶させ、ランダムEカウンタのカウント値
が2〜15の範囲内のときに停止図柄「3」を記憶させ
るようにしてもよい。このようにした場合には、ランダ
ムEカウンタのカウント値を抽出し、その抽出されたカ
ウント値が0〜1または2〜15のいずれの領域に属す
るかを判断し、属する領域に対応して記憶されている図
柄(7または3)を停止図柄として選択決定する制御を
行なう。同様に、テーブルモード2の場合には、ランダ
ムEカウンタのカウント値が0〜7の範囲内のときに停
止図柄「7」を記憶させ、8〜15の範囲のときに停止
図柄「3」を記憶させる。さらにテーブルモード3の場
合には、ランダムEカウンタのカウント値が0〜15の
範囲内のときに停止図柄「7」を記憶させる。
【0049】また、このラッキーナンバー選択決定用の
テーブル内に記憶されている停止図柄の割合やテーブル
モードの切換確率を遊技場の係員が選択操作できように
し、各停止図柄の出現確率を変更設定できるようにして
もよい。
【0050】なお、可変表示装置5により、たとえばボ
クシングの試合を行なっている映像を可変表示させ、そ
の可変表示装置5の表示結果、遊技者側のボクサーが勝
てば所定の遊技価値を遊技者に付与するようにしてもよ
い。つまり、可変表示装置5は、複数種類の図柄をスク
ロール表示や切換表示するものに限らず、かつ、表示結
果が表示された後も引き続き可変表示するものであって
もよい。また、可変表示装置5を設けずに、パチンコ玉
の作動口6への入賞により直接第1の可変入賞球装置8
を開成または開閉させるようにしてもよい。さらに、本
発明は、パチンコ遊技機に限らず、たとえばアレンジボ
ール式パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはスロット
マシン等の遊技用装置であってもよい。また、本発明
は、カード等の記録媒体によって特定される遊技者の遊
技価値を使用して遊技が可能ないわゆるカード式の遊技
用装置であってもよく、また、遊技開始時に投入された
パチンコ玉を計数し、その計数値だけ封入玉を打球して
遊技が行なわれ、その結果獲得した得点に相当するパチ
ンコ玉を遊技終了時に払出すいわゆるクレジット式の遊
技用装置であってもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明は、結果態様導出手段が所定の結
果態様を導出する確率が変動するために、結果態様導出
手段によって導出される結果態様にめりはりが生じ、面
白味のある遊技用装置を提供し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面
図である。
【図2】振分け装置の全体正面図である。
【図3】第1のソレノイドの励磁状態と特別装置スイッ
チによるパチンコ玉の検出状態と特別装置の作動状態と
の関係を示すタイミングチャートである。
【図4】パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示すブ
ロック図である。
【図5】当たり外れを決定する動作を説明するための説
明図である。
【図6】作動口へのパチンコ玉の入賞状態を可変表示装
置の作動状態と各ランダムカウンタからのカウント値の
抽出のタイミングとを示すタイミングチャートである。
【図7】可変表示装置の動作状態と第1の可変入賞球装
置の動作状態との関係を示すタイミングチャートであ
る。
【図8】可変表示装置の停止時の表示結果が特定の識別
情報でなかった場合の可変表示装置の動作状態を示すタ
イミングチャートである。
【図9】特別装置スイッチのチェック動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図10】ラッキーナンバー用停止図柄の決定動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】ラッキーナンバー決定用のテーブルを示す図
である。
【符号の説明】
5は可変表示装置、31a,31b,31cは各図柄表
示部、8は第1の可変入賞球装置、16は第2の可変入
賞球装置、32は第1のソレノイド、48はLED回
路、11は振分け装置、12は入賞口、13は特別装置
スイッチ、6は作動口、7は作動口入賞玉検出器、53
はラッキーナンバー用可変表示器、20は始動入賞玉検
出器である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技状態が予め定められた特定遊技状態
    になったことを検出する特定遊技状態検出手段を含み、 該特定遊技状態検出手段の検出出力に基づいて所定の遊
    技価値を付与可能な遊技用装置であって、 所定の条件が成立したことに基づいて、遊技場において
    所定のサービスを提供するか否かを判断するための判断
    対象となる結果態様を複数種類の結果態様の中から選択
    的に導出する結果態様導出手段と、 該結果態様導出手段が特定の結果態様を導出する確率を
    変動させる確率変動手段とを含むことを特徴とする、遊
    技用装置。
JP4167220A 1992-06-25 1992-06-25 遊技用装置 Pending JPH067507A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10156010A (ja) * 1996-11-29 1998-06-16 Keibunsha:Kk 遊技設備装置
JP2006167432A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機
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