JPH10286107A - スライドファスナーチェーンのスペース形成方法及びその装置 - Google Patents

スライドファスナーチェーンのスペース形成方法及びその装置

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JPH10286107A
JPH10286107A JP9093548A JP9354897A JPH10286107A JP H10286107 A JPH10286107 A JP H10286107A JP 9093548 A JP9093548 A JP 9093548A JP 9354897 A JP9354897 A JP 9354897A JP H10286107 A JPH10286107 A JP H10286107A
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space forming
space
cutting
fastener element
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聡 高松
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    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/42Making by processes not fully provided for in one other class, e.g. B21D53/50, B21F45/18, B22D17/16, B29D5/00
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】スペースのファスナーエレメント除去を効率的
に且つファスナーテープを損傷させずにスペースを形成
する方法と装置を提供する。 【解決手段】噛合ファスナーエレメント列を案内溝によ
り案内しながらファスナーチェーン1 を第1スペース形
成部2 に導入し、前記案内溝の底面と第1エレメント押
圧部材とにより上下から押圧挟持して各ファスナーエレ
メント列の上側の脚部を切断すると同時にスペース端に
存在するファスナーエレメントの連結部材を切断する。
次いで、前記スライドファスナーチェーンの表裏を移送
しながら反転させ、前記スライドファスナーチェーンを
第2スペース形成部3 に導入する。第2スペース形成部
3 のファスナーエレメント列の噛合頭部を第2エレメン
ト押圧部材により押圧して、上側の脚部を切断すると同
時にスペース端に存在するファスナーエレメントの連結
部材を切断除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連結部材により連続的
に連結された左右のエレメント列が左右一対のファスナ
ーテープの対向する側縁に沿ってそれぞれ逢着糸により
取り付けられてなるスライドファスナーチェーンから、
所定の間隔をもって所定の領域で噛合エレメント列の一
部を除去しスペースを形成するための方法と形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、連続スライドファスナーチェーン
から連続的にスライドファスナーを製造する場合、前記
スライドファスナーチェーンを1本のスライドファスナ
ーの長さごとに順次スペース形成部へと送り込み、同ス
ペース形成部において連続して噛合するファスナーエレ
メントの一部を所定の長さごとに除去し、ファスナーエ
レメントの存在しないスペースを形成する。こうして形
成されるスペースの端部にファスナーエレメントの切断
残部が付着したままであると、以降の工程で上止具、ス
ライダー、下止具などのファスナー構成部材を取り付け
るにあたり様々な障害が発生する。
【0003】ところで、スライドファスナーのファスナ
ーエレメントは2種類の形態に大別される。すなわち、
個々のファスナーエレメントが分離した形態をもつもの
と、個々のファスナーエレメントが連結部材をもって一
連に連結された形態をもつものとがある。
【0004】前者の形態をもつスライドファスナーで
は、個々に分離したファスナーエレメントの脚部がファ
スナーテープの側縁に沿って配されている芯紐の周面を
跨ぐようにして塑性変形により或いは射出成形により固
着される。後者の形態をもつスライドファスナーでは、
個々のファスナーエレメントが連結部材により一連に連
結されたファスナーエレメント列の上下脚部が芯紐を有
しないファスナーテープの側縁を跨いで縫製糸により縫
着固定される。
【0005】この連結部材により一連に連結されたファ
スナーエレメント列のエレメント素材としては合成樹脂
が使われ、前記連結部材としては各エレメントに挿通一
体化される連結糸や、各エレメントの隣り合う上下脚部
間を連結する同一素材からなる連結部などが含まれる。
エレメントと同一素材からなる連結部を有する前記ファ
スナーエレメント列の例としては、ジグザグ状の屈曲形
態を有する一体成形エレメントが挙げられる。これらの
連続エレメント列の場合、通常、縫着糸で固定される脚
部の一部に縫着糸が脚部に沿って移動しないように係合
する縫着糸係合溝が形成されている。
【0006】上記スペースを形成するため、上述の個々
に分離してファスナーテープに取り付けられたファスナ
ーエレメントをスライドファスナーチェーンから除去す
るには、例えば特開平8−322612号公報に開示さ
れているように、スライドファスナーチェーンの移送路
を挟んで上下に配されたパンチとダイを協動させてファ
スナーエレメントを上下から挟持し、切断刃により上脚
部を切断したのち、ファスナーテープ上に残留する噛合
頭部及び下脚部を前記パンチとダイにより挟持した状態
で下方に移動させて芯紐から離脱させ除去している。
【0007】しかして、例えば金属製の分離したファス
ナーエレメントにあっては、上下の脚部間にファスナー
テープの芯紐部分を挟み込んだ状態で、両脚部を加締め
てファスナーエレメントをファスナーテープに取り付け
ている。そのため、両脚部の先端はファスナーテープの
側縁部に食い込み、単に上脚部を切断しただけでは下脚
部がファスナーテープから離脱せず、ファスナーエレメ
ントを除去することが出来ない。このことは、合成樹脂
製のファスナーエレメントについても同様であり、ファ
スナーエレメントをファスナーテープに一体的に成形す
る場合には、ファスナーエレメントの一部がファスナー
テープに含侵して強固に固着され、単に上脚部を切断す
るだけでは、同脚部もファスナーテープに残存すること
になる場合が多い。
【0008】そこで、個々に分離してファスナーテープ
に取り付けられる形態のファスナーエレメントにあって
は、その脚部を切断するとともに上述の公報にもあるよ
うに他の除去手段を用いて脚部を積極的にファスナーテ
ープから除去するのが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方、連結部材により
連続的に連結された形態をもつと共に、上下脚部がファ
スナーテープを挟持する状態で縫製により取り付けられ
たファスナーエレメント列の一部をスライドファスナー
チェーンから除去する場合には、上述のごとく上脚部を
切断するとともにスペース端の連結部材を切断したのち
に、ファスナーテープ上に残留する噛合頭部及び下脚部
を別途の除去手段により除去しようとしても、縫着糸が
下脚部をファスナーテープ上に強く引き締めて固定して
いるため、簡単には引き抜けず、これを無理して除去し
ようとすると縫着糸が引っ張られて弛み、以降の工程を
経るに従って残る通常のファスナーエレメントに対する
取付強度を著しく低下させる結果となる。
【0010】そのため、例えば特開平1−317404
号公報に開示されているように、上下の脚部を、ファス
ナーテープを挟んで上下に配されて協働する上下の切断
刃により同時に切断しようとすると、ファスナーテープ
が撓む可能性があり、そのうえ縫着糸が脚部上にあるた
め切断個所が規制されることになり、切断刃に高い取付
け精度が要求されるばかりでなく、上下の切断刃によっ
てファスナーテープが傷付けられることも多く、同時に
縫着糸に無理な力がかかって切断することもあり、もし
縫着糸が切断されるようなことがあると、同縫着糸が弛
み、前述と同様にファスナーエレメントの取付強度を低
下させてファスナーエレメントの整列状態を乱すことに
なる。
【0011】更に、この種のファスナーエレメントの除
去には連結部材の切断が必要であり、スペースを形成す
るためには、この切断を加えると上下左右のファスナー
エレメントの4箇所の切断と、隣り合う噛合エレメント
が半ピッチずれていることからスペースの上下前後で8
箇所の連結部材の切断との、都合12箇所の切断が必要
になり、しかも噛合頭部及び残留する脚部の部分をグリ
ッパーをもって縫着糸のループ部分から抜き取らなけれ
ばならないため、極めて複雑で且つ部品点数の多い機構
と高精度の操作タイミングとが要求されることになり、
かかる除去方法ではファスナーエレメントの除去は実際
上不可能である。
【0012】本発明は、こうした従来の課題を解決すべ
くなされたものであり、その具体的な目的は脚部がファ
スナーテープを挟持した状態で取り付けられ、連結部材
により連続的に連結されたファスナーエレメントの一部
の除去機構を簡略化すると共に、ファスナーエレメント
の除去操作時にファスナーテープ及び縫着糸を傷つける
ことなく、確実にファスナーエレメント列の一部を連続
的に除去することを可能にしたスペース形成方法及びそ
の装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる目的は、
本発明方法の次に挙げる主要な構成により達成される。
連結部材で連結された左右一対の噛合ファスナーエレメ
ント列の上下脚部が左右一対のファスナーテープの相対
する縁部に挟着されるとともに縫製により取り付けられ
てなるスライドファスナーチェーンに、ファスナーエレ
メントのないスペースを形成する方法であって、 噛合
ファスナーエレメント列の表裏いずれかを案内溝により
案内し、スライドファスナーチェーンを第1スペース形
成部に導入すること、第1スペース形成部に位置するフ
ァスナーエレメントの噛合頭部を前記案内溝の底面と第
1エレメント押圧部材とにより上下から押圧挟持するこ
と、挟持された各ファスナーエレメント列の上方を向い
た側の脚部を第1エレメント切断刃により切断するこ
と、第1スペース形成部の両端に存在するファスナーエ
レメント間を連結する上部の連結部材を第1連結部材切
断刃により切断すること、前記スライドファスナーチェ
ーンの表裏を反転させること、表裏が反転した前記ファ
スナーエレメント列のスペース切断残部を載置案内する
載置面に沿って第2スペース形成部に導入すること、第
2スペース形成部に存在するファスナーエレメント列の
噛合頭部を前記載置面と第2エレメント押圧部材とによ
り上下から押圧挟持すること、挟持された各ファスナー
エレメント列の上方の脚部を第2エレメント切断刃によ
り切断すること、第2スペース形成部の両端に存在する
ファスナーエレメント間を連結する上方の連結部材を第
2連結部材切断刃により切断すること、及び前記載置面
間に形成された空隙部を通して上下に協働する下部挟持
部材と前記第2エレメント押圧部材とにより各ファスナ
ーエレメント列の噛合頭部を挟持して上昇させスペース
形成領域のファスナーエレメント列の残部を除去するこ
とを含むことを特徴とするスライドファスナーチェーン
のスペース形成方法。そして、好ましくは切断された前
記脚部の部分を吸引除去する。
【0014】かかる方法は、次の構成を備えた本発明に
係るスペース形成装置により実施される。連結部材で連
結された左右一対の噛合ファスナーエレメント列の上下
脚部が左右一対のファスナーテープの相対する縁部に挟
着されるとともに縫製により取り付けられてなるスライ
ドファスナーチェーンに、ファスナーエレメントのない
スペースを形成する装置であって、連続スライドファス
ナーチェーンの移送方向に順次設置される第1スペース
形成部及び第2スペース形成部と、前記第1及び第2ス
ペース形成部に連続スライドファスナーチェーンを移送
する移送手段と、前記第1及び第2スペース形成部の間
に前記連続スライドファスナーチェーンの表裏を反転さ
せる表裏反転手段とを有している。
【0015】前記第1スペース形成部は、噛合ファスナ
ーエレメント列の表裏いずれかの半部を収容案内する摺
接案内溝をもつ基台と、ファスナーエレメントの噛合頭
部を前記案内溝の底面に押しつける昇降可能な第1押圧
部材と、前記第1押圧部材により挟持された各ファスナ
ーエレメント列の上方脚部を切断する第1エレメント切
断刃と、前記ファスナーエレメント列のスペース形成領
域の両端に存在するファスナーエレメントとスペース外
の隣接するファスナーエレメントとを連結する連結部材
を切断する第1連結部材切断刃とを有している。
【0016】また、前記第2スペース形成部は、表裏が
反転した前記スライドファスナーチェーンのファスナー
エレメント列の切断残部を収容案内する載置面を有する
とともに、中間に空隙部を形成して左右に配置されるベ
ース部と、前記載置面に向けて昇降可能とされ、前記フ
ァスナーエレメント列の噛合頭部を前記載置面に向けて
押圧する第2押圧部材と、第2押圧部材により押圧固定
された各ファスナーエレメント列の上面側の脚部を切断
する第2エレメント切断刃と、第2スペース形成領域の
両端に存在するファスナーエレメントとスペース外の隣
接するファスナーエレメントとを連結する連結部材を切
断する第2連結部材切断刃と、前記ベース部の中間空隙
部に配され、前記第2押圧部材と協働して昇降可能な下
部挟持部材とを有している。
【0017】また、前記スペース形成装置は前記第1ス
ペース形成部の前後端部に、ファスナーエレメントのス
ペース形成領域を位置決めするための位置決め手段を配
することが望ましく、更には左右一対の前記ベース部の
外側側部に、前記下部挟持部材の少なくとも作動時に左
右のファスナーテープを把持するグリッパーを有する場
合には、前記第2エレメント押圧部材と下部挟持部材と
の間で挟持されたファスナーエレメント列の切断残部を
前記第2エレメント押圧部材及び下部挟持部材を上昇さ
せることにより、前記切断残部を縫着糸のループから抜
き取るときにファスナーテープが固定されるため、円滑
に抜き取ることができる。
【0018】左右一対の上記第1及び第2のエレメント
切断刃は全てが同一の刃長を有し、スライドファスナー
チェーンの移送方向にファスナーエレメントの半ピッチ
分だけ位置をずらして配される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図示
実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発明が適
用されるスペース形成工程の一例を示す概略説明図であ
る。同図に示すように、本発明のスペース形成工程はス
ライドファスナーチェーン1の裏面側のファスナーエレ
メント脚部及び一部の連結部材を切断する第1スペース
形成部2と、同表面側のファスナーエレメント脚部及び
一部連結部材を切断する第2スペース形成部3とを備え
ている。従って、前記スペース形成工程にあって前記第
1スペース形成部2と第2スペース形成部3との間にお
いて、スライドファスナーチェーン1の表裏を反転させ
る必要があるため、第1スペース形成部2と第2スペー
ス形成部3との間にチェーン反転機構4を有している。
図1では、第1スペース形成部2と第2スペース形成部
3との間に段差ローラ15aを配し、格別の反転機構4
を設けることなく、スライドファスナーチェーン1が前
記段差ローラ15aに至る以前に捻じり、表裏を反転さ
せて前記段差ローラ15aにて表裏の戻りを規制して、
表裏を反転させた状態で第2スペース形成部2へと導入
している。従って、強いて言えば図示例による段差ロー
ラ15aが前記反転機構4に相当する。
【0020】図2は本発明のスペース形成方法によって
スペース(S) が形成されたのちのスライドファスナーチ
ェーン1の一部形態を示しており、図3は前記第1スペ
ース形成部2の構成例を示すスペース形成領域の要部斜
視図である。
【0021】図示実施例で使われるファスナーエレメン
ト(E) は、図2及び図3に示すように、噛合頭部(Eh)及
び上下脚部(El)が一体に成形されており、隣り合うファ
スナーエレメント(E) 同士が上下脚部(El)のそれぞれに
挿通一体化された連結糸5により連結された形態を有し
ている。また、前記上下脚部(El)は自由端側が漸次太く
形成され、ファスナーテープ(T) を挟持したときの外周
面には周方向に延びる縫着糸係合溝6が形成されてい
る。前記ファスナーエレメント(E) の材質は、ポリビニ
ル系、ポリプロピレン系、ポリエステル系、ポリアミド
系などの熱可塑性重合体が挙げられる。本発明における
ファスナーエレメント列は前述の形態に限定されず、例
えば隣り合うファスナーエレメントの上下脚部間を連結
部で一体に連結した、いわゆるジグザク状の形態をもつ
ファスナーエレメント列も含んでいる。
【0022】かかる形態を有する一連のファスナーエレ
メント列(Er) は、左右のファスナーテープ(T) の相対
する側縁に沿って配され、左右のファスナーエレメント
(E)が噛合し、且つその上下脚部(El)間にファスナーテ
ープ(T) の側縁を挟んだ状態で、図示せぬ縫製装置によ
り縫製され、縫着糸(Sy)によりファスナーテープ(T)に
取り付けられてスペースをもたない長尺のスライドファ
スナーチェーン1が製造される。このスライドファスナ
ーチェーン1が本発明のスペース形成工程を経て、図2
に示すようなファスナーエレメント列(Er)の一部が欠如
したスペース(S) をもつ形態となる。
【0023】冗長な説明を避けるため、例えば特公平6
−49008号公報に開示されているようなスペース形
成装置の従来から広く知られている構成部材について
は、添付図面には図示を省略しており、また以下の説明
でもそれらの構成部材に関しては簡単な説明に止める。
なお、図4〜図7は上記第1スペース形成部2における
スライドファスナーチェーンの裏面側のエレメント脚部
(El) 及びエレメント連結部材5を切断する操作手順を
示している。
【0024】上記第1スペース形成部2は、図3に示す
ようにスペース長さと同一の刃長を有する左右一対の第
1エレメント切断刃10と、ファスナーエレメント(E)
の半ピッチ位置をずらしてファスナーエレメント列(Er)
の除去される部分の両端部にそれぞれ配される左右一対
の第1連結糸切断刃11と、除去されるファスナーエレ
メント(E) と除去されずに残るファスナーエレメント
(E) との間に上方から侵入すると共に、除去されるファ
スナーエレメント(E) の噛合頭部(Eh)を上方から押圧す
る位置決め押圧部材12とを備えている。
【0025】左右一対の前記第1エレメント切断刃10
は、図4〜図7に示すようにスライドファスナーチェー
ン1の移送路を構成する基台13の上方に設置され、図
示せぬ流体シリンダーにより昇降動作し、裏面を上方に
向けて移送されてくる左右のファスナーテープ(T) の対
向する側縁に沿って縫製により取り付けられた噛合ファ
スナーエレメント列(Er)の裏面側の脚部(El)を切断す
る。その切断位置は、前記脚部(El)の自由端と縫着糸(S
y)との間であり、しかも縫着糸係合溝6の内部である。
切断位置をこのようにすることにより、最終的に脚部(E
l)の残部を縫着糸(Sy)のループから抜き取り、噛合頭部
(Eh)と脚部(El)の残部とをスライドファスナーから除去
することを容易にする。
【0026】前記基台13にはファスナーエレメント列
(Er)の連続する各エレメント(E) の表面側を収容して摺
接案内するエレメント案内溝13aが形成されている。
このエレメント案内溝13aはスライドファスナーチェ
ーン1に縫製により連続して取り付けられたファスナー
エレメント列(Er)の表面側の半部、すなわち図4からも
明らかなように各ファスナーエレメント(E) の左右噛合
頭部(Eh)及び脚部(El)の表面側の略半部を収容して案内
する。また、上記第1エレメント切断刃10、第1連結
糸切断刃11及び位置決め押圧部材12が下降して各フ
ァスナーエレメント(E) を下方に向かって切断や押圧す
るとき、前記エレメント案内溝13aの底面がその力を
受けるとともに姿勢を安定させているため、図4に示す
ごとくファスナーテープ(T) を別途支持せずとも脚部(E
l)及び連結糸5の切断が正確に且つ確実になされる。な
お、図4における符号14は基台13との間でファスナ
ーテープ(T) を案内する上部案内部材である。
【0027】左右一対の前第1記連結糸切断刃11は、
上述のようにファスナーエレメント列(Er)の切断除去さ
れる両端のファスナーエレメント(E) と同ファスナーエ
レメント(E) に隣接する除去されないファスナーエレメ
ント(E) との間を連結する連結糸5の部分を切断するた
めに配設されている。従って、同左右一対の前記第1連
結糸切断刃11は前記第1エレメント切断刃10の長手
方向端面に直交して切断刃が配され、両者が一体的に接
続されており、同第1エレメント切断刃10の昇降動作
に追随する。なお、前記第1連結糸切断刃11を第1エ
レメント切断刃10と分離させて独自に作動タイミング
をずらして作動させるようにすることもできる。
【0028】上記位置決め押圧部材12は、左右一対の
第1エレメント切断刃10及び前記連結糸切断刃11の
間に摺動自在に配設されている。その配設位置は、前記
第1エレメント切断刃10により除去されるファスナー
エレメント列(Er)の上方であり、図示せぬ流体シリンダ
ーにより昇降動作して、その下降時に切断除去されるフ
ァスナーエレメント(E) と同ファスナーエレメント(E)
に隣接し切断されずにファスナーテープ(T)上に残るフ
ァスナーエレメント(E) との間に形成された空隙部に挿
入される位置決めピン部12aを有するとともに、同じ
く下降時に切断除去される左右のファスナーエレメント
(E) の噛合頭部(Eh)を上方から押圧する左右一対の頭部
押圧部12bを有している。 さて、以上の構成を備え
た第1スペース形成部2におけるスライドファスナーチ
ェーン1の裏面側に位置するファスナーエレメント(E)
の脚部(El)の切断除去手順について、図4〜図7を参照
しながら詳述する。
【0029】連続スライドファスナーチェーン1は、そ
の裏面側を上方に向けてフィードローラ15により基台
13上を左右の噛合頭部(Eh)と下方側の脚部(El)とが摺
動可能に嵌合するエレメント案内溝13aに案内されて
スライドファスナー1本分が送られ、そのスペース形成
領域が第1スペース形成部2のエレメント除去部位に達
すると、図示せぬ検出器がそれを検出し、上記フィード
ローラ15の回転が停止して、図4に示すようにファス
ナーチェーン1の搬送を停止させる。このとき、上記第
1エレメント切断刃10、第1連結糸切断刃11及び位
置決め押圧部材12は搬送されてきたスライドファスナ
ーチェーン1の上方で待機している。
【0030】次いで、図5に示すごとく前記位置決め押
圧部材12が図示せぬ流体シリンダーが作動して下降
し、スペース形成領域の前後に隣接して切断されずに残
るファスナーエレメント(以下、非スペース端部のファ
スナーエレメントという。)(E) の内側面に当接させて
位置決めする。すなわち、位置決め押圧部材12を下降
させて、その位置決めピン部12aをスペース(S) の下
流側端部の非スペース端部のファスナーエレメント(E)
の脚部(El)に当接させる。このとき同時に、前記位置決
め押圧部材12の頭部押圧部12bが左右のファスナー
エレメント(E) の各噛合頭部(Eh)を上方から押圧してフ
ァスナーエレメント列(E) の切断除去しようとする領域
(スペース形成領域)の位置決めするとともに位置を固
定する。
【0031】次ぎに、第1エレメント切断刃10及び第
1連結糸切断刃11が下降し、図6に示すようにスペー
ス形成領域のファスナーエレメント列(Er)の裏面側脚部
(El)を切断すると同時に、その切断されるファスナーエ
レメント(E) の最端部のエレメント(E) と隣接する非ス
ペース端部のファスナーエレメント(E) との間を連結す
る連結糸5の部分を切断する。この脚部切断時に切断さ
れる裏面側脚部(El)の自由端部は第1エレメント切断刃
10の刃面により飛散する。本実施例においては、切断
端を飛散させるため前記切断刃10の断面を刃先に向け
て肉厚を漸減させた楔状としている。この飛散する脚部
端は図示せぬ空気吸引源に接続された吸引ノズルなどに
より吸引排除されて、第1スペース形成部2における切
断工程が終了する。
【0032】こうして第1スペース形成部2においてス
ライドファスナーチェーン1の裏面側のファスナーエレ
メント(E) の切断が終了すると、図7に示すように上記
第1エレメント切断刃10、第1連結糸切断刃11及び
位置決め押圧部材12が上昇して待機位置に復帰する。
この復帰が終わると、再び上記フィードローラ15が駆
動されてスライドファスナーチェーン1をスライドファ
スナー1本分の長さ前方へ移送する。次工程である第2
スペース形成部3に移送される間に、図1に示すチェー
ン反転機構4を経て、前記スライドファスナーチェーン
1の表裏を反転させる。
【0033】この反転機構4としては、前述したように
段差ローラ15aを介してスライドファスナーチェーン
を捻じって表裏を反転させるものであるが、例えばスラ
イドファスナーチェーン1の移送路に沿って、水平姿勢
から垂直姿勢を経て180°回転した状態で水平姿勢と
なるように複数の図示せぬガイドローラが順次配され、
或いは螺旋状の単一のガイド部材が配され、前記ガイド
ローラ又は螺旋状ガイド部材にガイドさせて、スライド
ファスナーチェーン1を移送方向に沿って捻じりながら
表裏を反転させる。或いは、上記第1スペース形成部2
と第2スペース形成部とを上下に配すると共にそれらの
スライドファスナーチェーン移送路の延長上に反転ロー
ラを配設することも可能である。
【0034】こうして表裏が反転されたスライドファス
ナーチェーン1は、その表面側を上方に向けて以下に説
明する構成を備えた第2スペース形成部3に導入され
る。図8〜図11に第2スペース形成部3におけるファ
スナーエレメント(E) の除去機構及びその除去手順を示
している。この第2スペース形成部3も、その基本構造
は上記第1スペース形成部2と同様の構成を有してお
り、上記特公平6−49008号公報に開示されている
スペース形成装置を利用することができる。従って、図
面には第2スペース形成部における特徴部をなす構成部
材だけが示されている。
【0035】図8は、第2スペース形成部3にあって、
スペース形成領域以外の脚部(El)が表裏とも切除されな
いスライドファスナーチェーン1の移送状態を示してい
る。同図において、符号20は上記第1スペース形成部
2にて裏面側脚部(El)の先端部が切除された左右のスペ
ース形成領域におけるファスナーエレメント列(E) の表
面側の脚部(El)を切断するための左右の第2エレメント
切断刃を示し、各第2エレメント切断刃20の間には左
右のファスナーエレメント(E) の各噛合頭部(Eh)を上方
から押圧する第2エレメント押圧部材21が独立して作
動するように設けられている。なお、図示は省略してい
るが上記第1スペース形成部2と同様に前記第2エレメ
ント切断刃20の前後端面に直交して第2の連結糸切断
刃が配設されている。
【0036】スライドファスナーチェーン1を挟んだ前
記第2エレメント切断刃20及び第2エレメント押圧部
材21の直下には、左右一対のガイドベース22が固設
されており、この一対のガイドベース22の間には前記
第2エレメント押圧部材21と協働して左右のファスナ
ーエレメント(E) の各噛合頭部(Eh)を挟持しながら昇降
する下部挟持部材23が配設されている。
【0037】各ガイドベース22は左右の一対を対向配
置したとき、上面に裏面側のファスナーエレメント(E)
の残部を収容して摺接案内する断面形状からなるエレメ
ント切欠案内部22aが形成されている。そして、これ
ら左右のガイドベース22のそれぞれ外側の側部には、
前記スライドファスナーチェーン1のファスナーテープ
(T) を案内するとともに、表面側の脚部(El)の切断が終
了したファスナーエレメント残部の除去時にファスナー
テープ(T) の外側側縁部を把持するためのグリッパー2
4が配設されている。同グリッパー24の上顎部24b
は固設され、設置部位が不動であり下顎部24aが図示
せぬ流体シリンダーにより上下動可能とされている。
【0038】以上の構成を備えた第2スペース形成部3
にあって、ファスナーエレメント(E) の除去操作の手順
を説明すると、上述のようにしてスペース形成領域にあ
るファスナーエレメント列(Er)における各ファスナーエ
レメント(E) の裏面側脚部(El)が切除され、第2スペー
ス形成部3に導入される途中にあっては、図8に示すよ
うにファスナーエレメント列(Er)は上記左右のガイドベ
ース22の切欠案内部22aに嵌合せず、脚部(El)が切
除されていない非切断エレメント(E) はその左右の噛合
頭部(Eh)に第2エレメント押圧部材21を当接させると
ともに、前記脚部端が同ベース22の上面に乗った状態
で導入される。
【0039】裏面側の脚部(El)が切除されたスペース形
成領域にあるファスナーエレメント列(Er)が第2スペー
ス形成部3に達すると、同エレメント列(Er)は上記左右
のガイドベース22の切欠案内部22a 間に嵌合して位
置決めされる。ここで、図9に矢印で示すように前記第
2エレメント押圧部材21が下降して前記ファスナーエ
レメント列(Er)の噛合頭部(Eh)を上方から押圧し、同フ
ァスナーエレメント列(Er)を左右の前記切欠案内部22
aのエレメント載置面と前記第2エレメント押圧部材2
1との間で挟持して不動にする。
【0040】次いで、図10に矢印で示すように第2エ
レメント切断刃20が下降して、ファスナーエレメント
列(Er)の表面側の脚部(El)を、その縫着糸(Sy)と脚部(E
l)の先端側との間における縫着糸係合溝6の部分で切断
する。このとき、同時に図示せぬ連結糸切断刃が下降し
て、スペース形成領域にあるファスナーエレメント(E)
と隣接する非切断ファスナーエレメント(E) との間を連
結する表面側の連結糸5を切断する。切断された前記脚
部(El)はエアサクションにより吸引除去される。
【0041】この切断が終了すると、図11に矢印で示
すように上記第2エレメント切断刃20が上昇するとと
もに、第2エレメント押圧部材21及び下部挟持部材2
3が切断されたファスナーエレメント列(Er)の各噛合頭
部(Eh)を上下で挟持した状態で協働して上昇する。この
上昇に先立って、グリッパー24が作動されファスナー
テープ(T) を把持する。そのため、前記上下のエレメン
ト押圧部材21,23の上昇に伴い、ファスナーテープ
(T) の表裏面両に残存する脚部(El)が逢着糸(Sy)のルー
プから抜け出し、噛合頭部(Eh)とともにスペース形成領
域にあるファスナーエレメント列(Er)が一気に除去され
て、スペースの形成が終了する。
【0042】なお、上記説明は好適な実施の態様を中心
に具体的に説明したものであり、例えば上記実施例では
スライドファスナーチェーンのスペース形成工程の第1
工程で、同スライドファスナーチェーンの裏面を上面に
して、裏面側の脚部を切断し、第2工程にて表裏が反転
されたスライドファスナーチェーンの表面を上面にし
て、表面側の脚部を切断して、スペース形成領域のファ
スナーエレメント列を除去しているが、表裏の加工順序
は逆であってもよく、本発明は図示実施例に限定されも
のではなく、当業者であれば本発明の精神を逸脱しない
範囲内で種々の変更が可能であることは、上述の説明か
らも理解できよう。
【0043】
【発明の効果】このように、本発明によるスライドファ
スナーチェーンのスペース形成方法及び形成装置によれ
ば、工程数が増えるものの従来のスペース形成装置と比
較すると各工程ごとに配される装置の構造が簡略化さ
れ、更には同装置に僅かな改良を加えるだけで正確に且
つ確実にスペースが形成されるようになり、しかも従来
のようにファスナーテープや縫着糸に損傷を与えること
なく、従ってファスナーエレメントの整列状態を乱すこ
とがなく、最終製品としてのスライドファスナーの歩留
りも著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペース形成装置の概略構成を示す側
面図である。
【図2】スライドファスナーチェーンの一部を示す平面
図である。
【図3】本発明による第1スペース形成部を示す要部の
斜視図である。
【図4】第1スペース形成部におけるスペース形成待機
時の状態を示す操作説明図である。
【図5】第1スペース形成部における切断開始直前のエ
レメント位置決め及び押圧状態を示す操作説明図であ
る。
【図6】第1スペース形成部における切断時の状態を示
す操作説明図である。
【図7】第1スペース形成部における切断終了時の状態
を示す操作説明図である。
【図8】第2スペース形成部におけるスペース形成領域
以外のファスナーエレメント列の移送状態を示す操作説
明図である。
【図9】第2スペース形成部における切断開始直前のエ
レメントの押圧状態を示す操作説明図である。
【図10】第2スペース形成部における切断時の状態を
示す操作説明図である。
【図11】第2スペース形成部における切断されたエレ
メント残部の除去状態を示す操作説明図である。
【符号の説明】
1 スライドファスナーチェーン 2 第1スペース形成部 3 第2スペース形成部 4 チェーン反転部(機構) 5 連結糸(連結部材) 6 縫着糸係合溝 10 第1エレメント切断刃 11 第1連結糸切断刃 12 位置決め押圧部材 12a 位置決めピン部 12b 頭部押圧部 13 基台 13a エレメント案内溝 14 上部案内部材 15 フィードローラ 15a ダンサーローラ 20 第2エレメント切断刃 21 第2エレメント押圧部材 22 ガイドベース 22a エレメント切欠案内部 23 下部挟持部材 24 グリッパー 24a 下顎部 24b 上顎部 T ファスナーテープ E 噛合ファスナーエレメント El 脚部 Eh エレメント頭部 S スペース Sy 縫着糸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結部材(5) で連結された左右一対の噛
    合ファスナーエレメント列(Er)の上下脚部(El)が左右一
    対のファスナーテープ(T) の相対する縁部に挟着される
    とともに縫製により取り付けられてなるスライドファス
    ナーチェーン(1) に、ファスナーエレメント(E) のない
    スペース(S) を形成する方法であって、 噛合ファスナーエレメント列(Er)の表裏いずれかを案内
    溝(13a) により案内し、スライドファスナーチェーン
    (1) を第1スペース形成部(2) に導入すること、 第1スペース形成部(2) に位置するファスナーエレメン
    ト(E) の噛合頭部(Eh)を前記案内溝(13a) の底面と第1
    エレメント押圧部材(12)とにより上下から押圧挟持する
    こと、 挟持された各ファスナーエレメント列(Er)の上方を向い
    た側の脚部(El)を第1エレメント切断刃(10)により切断
    すること、 第1スペース形成部(2) の両端に存在するファスナーエ
    レメント間を連結する上部の連結部材(5) を第1連結部
    材切断刃(11)により切断すること、 前記スライドファスナーチェーン(Er)の表裏を反転させ
    ること、 表裏が反転した前記ファスナーエレメント列(Er)のスペ
    ース切断残部を載置案内する載置面(22a) に沿って第2
    スペース形成部(3) に導入すること、 第2スペース形成部(3) に存在するファスナーエレメン
    ト列(Er)の噛合頭部(Eh)を前記載置面(22a) と第2エレ
    メント押圧部材(21)とにより上下から押圧挟持するこ
    と、 挟持された各ファスナーエレメント列(Er)の上方の脚部
    (El)を第2エレメント切断刃(20)により切断すること、 第2スペース形成部(3) の両端に存在するファスナーエ
    レメント(E) 間を連結する上方の連結部材(5) を第2連
    結部材切断刃により切断すること、及び前記載置面(22
    a) 間に形成された空隙部を通して上下に協働する下部
    挟持部材(23)と前記第2エレメント押圧部材(21)とによ
    り各ファスナーエレメント列(Er)の噛合頭部(Eh)を挟持
    して上昇させスペース形成領域のファスナーエレメント
    列(E) の残部を除去すること、を含むことを特徴とする
    スライドファスナーチェーンのスペース形成方法。
  2. 【請求項2】 切断された前記脚部(El)の部分を吸引除
    去する請求項1記載のスペース形成方法。
  3. 【請求項3】 連結部材(5) で連結された左右一対の噛
    合ファスナーエレメント列(Er)の上下脚部(El)が左右一
    対のファスナーテープ(T) の相対する縁部に挟着される
    とともに縫製により取り付けられてなるスライドファス
    ナーチェーン(1) に、ファスナーエレメント(E) のない
    スペース(S) を形成する装置であって、 連続スライドファスナーチェーン(1) の移送方向に順次
    設置される第1スペース形成部(2) 及び第2スペース形
    成部(3) と、前記第1及び第2スペース形成部(2,3) に
    連続スライドファスナーチェーン(1) を移送する移送手
    段(15)と、前記第1及び第2スペース形成部(2,3) の間
    に前記連続スライドファスナーチェーン(1) の表裏を反
    転させる表裏反転手段(4) とを有し、 前記第1スペース形成部(2) が、 噛合ファスナーエレメント列(Er)の表裏いずれかの半部
    を収容案内する摺接案内溝(13a) をもつ基台(13)と、 ファスナーエレメント(E) の噛合頭部(Eh)を前記案内溝
    (13a) の底面に押しつける昇降可能な第1エレメント押
    圧部材(12)と、 前記押圧部材(12)により挟持された各ファスナーエレメ
    ント列(Er)の上部脚部(El)を切断する第1エレメント切
    断刃(10)と、 前記ファスナーエレメント列(Er)のスペース形成領域の
    両端に存在するファスナーエレメント(E) とスペース外
    の隣接するファスナーエレメント(E) とを連結する連結
    部材(5) を切断する第1連結部材切断刃(11)とを有し、 前記第2スペース形成部(3) が、 表裏が反転した前記スライドファスナーチェーン(1) の
    ファスナーエレメント列(Er)の下部切断残部を収容案内
    する載置面(22a) を有するとともに、中間に空隙部を形
    成して左右に配置されるベース部(22)と、 前記載置面(22a) に向けて昇降可能とされ、前記ファス
    ナーエレメント列(Er)の噛合頭部(Eh)を前記載置面に向
    けて押圧する第2エレメント押圧部材(21)と、 第2押圧部材(21)により押圧固定された各ファスナーエ
    レメント列(Er)の上面側の脚部(El)を切断する第2エレ
    メント切断刃(20)と、 第2スペース形成領域の両端に存在するファスナーエレ
    メント(E) とスペース外の隣接するファスナーエレメン
    ト(E) とを連結する連結部材(5) を切断する第2連結部
    材切断刃と、 前記ベース部(22)の中間空隙部に配され、前記第2エレ
    メント切断刃(20)と協働して昇降可能な下部挟持部材(2
    3)と、 を備えてなることを特徴とするスライドファスナーチェ
    ーンのスペース形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1エレメント押圧部材(12)の前後
    端部に、ファスナーエレメント(E) のスペース形成領域
    を位置決めするための位置決め手段(12a) が一体に設け
    られてなる請求項3記載のスペース形成装置。
  5. 【請求項5】 左右一対の前記ベース部(22)の外側側部
    に、前記下部挟持部材(23)の少なくとも作動時に左右の
    ファスナーテープを把持するグリッパー(24)を有してな
    る請求項3又は4記載のスペース形成装置。
  6. 【請求項6】 それぞれが左右一対の前記第1及び第2
    のエレメント切断刃(10,20) は同一の長さを有し、スラ
    イドファスナーチェーン(1) の移送方向にファスナーエ
    レメント(E) の1個分前後してずらしてなる請求項3〜
    5のいずれかに記載のファスナーエレメント除去装置。
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