JPH10285971A - サーボモータ装置 - Google Patents

サーボモータ装置

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JPH10285971A
JPH10285971A JP9089715A JP8971597A JPH10285971A JP H10285971 A JPH10285971 A JP H10285971A JP 9089715 A JP9089715 A JP 9089715A JP 8971597 A JP8971597 A JP 8971597A JP H10285971 A JPH10285971 A JP H10285971A
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motor
pulse
servo
detecting
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JP9089715A
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Hiroyuki Tsuchiya
弘幸 土屋
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Futaba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔的に制御するラジコン用モータの応答性
を改善するサーボモータ装置の提供。 【解決手段】 モータMの回転状態を検出する信号検出
部45又は、及びフレーム周期信号発生回路47を設
け、この信号検出部45によってモータの印加電圧、及
び付加電流を検出すると共に、モータの回転位置を示す
ポテンショメータPMの出力と合成して、モータの回転
位置を制御位置信号発生回路46から位置パルス信号と
して出力する。この位置パルス信号と比較回路43Aに
入力されている制御パルスが比較されモータの回転制御
が行われる。モータの負荷が大きいときはや、フレーム
周期が長いときは、位置パルス信号の帰還量が増減する
ように制御されるため、サーボモータが目標位置で停止
するまでのサーボ時間が短縮され、リモコンの操作性を
向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線電波によって
送信されてきた制御データに基づいて遠隔地点にある制
御対象物をコントロールする遠隔制御受信機のサーボモ
ータ装置に係わり、特に、電波によって操縦されるラジ
オコントロール用の制御システムに好適なサーボモータ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送信機によって送出される電波に制御情
報を乗せて、操縦者から離れた位置で移動するような装
置、又は機器を操縦するものとして、ラジオコントロー
ル(以下、ラジコンという)技術が普及されており、被
制御機器として模型の自動車や、船等の移動物体を操縦
することが一般的に行われている。特に、複数の制御情
報を同時に発信するような高級なラジコン装置の場合
は、例えば、飛行機やヘリコプタ等の複雑な動きが要求
され、飛行物体を遠隔的に制御することができる。
【0003】図5はかかるラジコン装置の概要を示した
もので、10は被制御対象物とされている飛行物体13
を操縦するための操縦板でジョグスティックや種種の設
定用のスイッチ類によって構成されている。11は操縦
板10から出力される種種の制御信号を、例えばパルス
幅変調し、かつ、これらの複数の制御信号を所定のフレ
ーム周期で完結するパルス列に変換して出力するエンコ
ーダを示す。所定の周期で完結されている1フレーム単
位のパルス列は、操縦中は常時、高周波部12(送信
部)に供給され、たとえば、AM変調、又はFM変調さ
れた電波が飛行物体13に対して送信されるようになさ
れている。
【0004】図6は、上記したフレーム単位で完結され
たパルス列のパタンを示したものであって、飛行物体1
3の方向回転制御(ラダー又はエルロン)、上昇下降制
御(エレベータ)、速度コントロール(エンジンスロッ
トル)、その他の制御信号はチャンネル1、2、3、4
・・・・としてパルス信号CH1,CH2,CH3,CH4 ・・・・・
に変換され、1フレーム、例えば、14mS〜20mS
で繰り返すようなパルス列とされている。なお、さらに
詳細に説明すると、各パルス信号CH1,CH2,CH3,・・・の
間隔・Pw1,Pw2、Pw3・・・・は、複数の制御
情報によって変化するように配置され、たとえば、変化
の中心値を1520μSとして±600μS(飛行物体
13に搭載され、飛行物体13の可動部を制御するアク
チュエータとしてのサーボ装置の出力軸の回転角で約6
0度)程度変化し、1フレームの終了する点を示すため
に最後に5mSの同期信号(スペース)が生じるように
している。
【0005】このような形式の制御情報は、電波によっ
て飛行物体13に常時送信されている。受信側となる飛
行物体13はこの受信電波を例えばWスーパヘトロダイ
ン受信機で受信し、受信信号の処理をデコーダで行うこ
とによって、送信側の操縦者から送信されている制御信
号を復調し、各チャンネルの制御信号を分離してアクチ
ュエータとしてのサーボ装置に供給する。
【0006】図7は復調された一連のパルス列信号(P
PM)から各チャンネルの制御信号を分離して出力する
デコーダの概要を示したものであって、21は同期信号
に対して検出出力を発生するリセット回路、22、2
3、24、25・・・・はDフリップフロップ回路(D
FFという)である。復調されたパルス列信号PPM
は、シフトレジスタを構成する各DFF2、22、2
3、24・・・のクロック信号として入力されると共
に、リセット回路21に供給されている。リセット回路
21はパルス列信号PPMの中に5mS程度のLレベル
期間を検出すると、出力がハイレベルとなるリセット信
号を発生し、その信号が初段のシフトレジスタDFF2
2のD入力に供給される。そして以後は継続するパルス
が順次シフトレジスタに転送されることにより、図7
(b)の波形図に示されているようにパルス位置が変調
されたパルス列信号PPMのパルス間隔に相当する制御
パルス信号CH1,CH2,CH3,CH4・・・がシ
フトレジスタの各段から出力される。
【0007】上記したようなデコーダによって検出され
た各チャンネルの制御パルス信号は、それぞれ被制御機
器の各制御手段(サーボ装置のモータ等)のサーボ回路
に注入され、操縦者からの操作に対応したコントロール
が行われる。図8は各制御対象となるサーボ装置のサー
ボ系のモータ駆動回路を示したものであって、各ブロッ
クの信号波形A,B,C,D,E,F,を図9に示す。
この図に見られるように抽出された、例えばチャンネル
iの制御パルス信号Aは、1フレーム周期毎に比較回路
31に供給され、又、このパルス信号Aは制御位置信号
発生回路39に導入されて、この制御位置信号発生回路
39をトリガして単発の位置パルス信号Bと比較され
る。したがって前記制御パルス信号Aと制御位置信号発
生回路39から出力されている位置パルス信号Bとが、
インバータIN1、IN2、ノア回路NR1、NR2及
びオア回路からなる排他的論理和回路(比較回路31)
に導入されて、いま、前記パルス信号Aがパルス信号B
よりもパルス幅が広ければ、前記ノア回路NR1の出力
端子に、図8のCに示すように、両パルスA,Bの差に
応じた幅のパルス(以下エラーパルス信号)c1が発生
する。また、パルスBがパルスAよりもパルス幅が広い
場合は、前記ノア回路NR2の出力端子に、図8に示す
ように、両パルスA,Bの差に応じた幅のエラーパルス
信号C2が発生する。このエラーパルス信号C1及びC
2は、それぞれフリップフロップ36のセット端子S及
びリセット端子Rに導入され、Q出力端子あるいはQ出
力端子の何れか一方を“1”にするとともに、オア回路
OR1を介して次のデッドパルス信号発生回路32をト
リガしてデッドパルス信号Dを発生すると共に、もしデ
ッドパルス信号Dより小さいエラー信号Cで有れば、比
較回路33およびストレッチャ回路34から信号を出力
しないようにし、モータ駆動端子の電圧をホールド(差
電圧ゼロ)している。これは、サーボモータに印加され
ている外力や、ノイズ等によって制御対象が誤動作する
ことを防止すると共に、制御系に不感帯を設けて、サー
ボを安定にする効果がある。比較回路33から出力され
たエラー信号Eは次のストレッチャ回路34においてパ
ルス幅が所定の割合で拡張され、前記ストレッチャ回路
34の出力パルスEがアンド回路AD1あるいはAD2
の何れか一方を通過してモータドライブ回路37に導入
され、モータMを所定の方向に回転させる。したがっ
て、ストレッチャ回路34によりサーボ回路のゲイン特
性を設定することができる。
【0008】回転方向切換回路35は、制御パルス信号
Aが現在のモータの制御位置に対して大きいか否かによ
って、モータの回転方向を変更するものであって、例え
ば制御位置信号発生回路39から得られる現在の位置パ
ルス信号Bと、制御パルス信号Aの大小の比較によって
モータの回転方向(正転、逆転)を定めることができる
ようにしている。この実施の形態では、制御対象38は
直流モータMと、図示されていない減速ギヤを介して駆
動されるポテンショメータPMによって構成されてお
り、このポテンショメータPMから出力される電圧が制
御位置(回転角度)を示している。そして、この回転位
置を示すポテンショメータPMの出力信号を制御位置信
号発生回路39においてパルス幅変調して位置パルスB
を形成すると共に、ポテンショメータPMの抵抗値の変
化を前記パルスBが制御パルスAのパルス幅に一致する
方向に設定しておくことにより、受信機で受信される制
御電波の複数周期にわたって、ポテンショメータPMの
抵抗値が制御され、制御パルス信号Aと位置パルス信号
Bの出力パルスとのパルス幅が合致すると、オア回路O
R1からの出力が無くなり、モータMの回転が停止し、
制御パルス信号Aに基づいた閉ループサーボ回路が構築
されることになる。また、モータMに印加されている電
圧が抵抗R1を介して前記制御位置信号発生回路39に
帰還され、モータMの速度制御を行うことができるよう
になされている。
【0009】上記サーボモータ回路は図10に示すよう
に目標値をパルス幅で示す制御パルスAに対して制御位
置信号発生回路39から出力される位置パルスB1は、
目標点に到達するまでの段階では、制御パルスAのパル
ス幅より狭くなっており、位置パルスB1に示すよう
に、実際のポテンショメータPMのみによる出力パルス
に対してモータに印加されている電圧が抵抗R1を介し
て帰還される斜線部分のパルス幅PVを付加されたもの
になっている。そして、この位置パルスB1のパルス幅
と目標位置を示す制御パルスAの差t1がゼロになるよ
うにモータMが回転し、その点でモータMが停止するよ
うにコントロールされる。また、制御パルスAに対して
モータの回転位置が行き過ぎているときは、本来の位置
パルス信号幅に対して電圧帰還による斜線部分のパルス
PV だけ狭くなっている位置パルスB2が制御位置信号
発生回路39から出力され、この場合はモータMが逆転
することによって、位置パルスB2と目標とされる制御
パルスAとのパルス幅差t2が減少するように制御さ
れ、このパルス幅差t2がゼロになるときにモータMが
停止するように制御される。
【0010】このようにモータの回転位置を示す信号と
同時に、モータの速度情報を示す信号を帰還して位置サ
ーボ制御が行われるようにすると、図11に示すよう
に、例えば制御パルスAに対して位置パルスBの方が狭
くなってくる場合、エラー信号がストレッチャ回路34
によって飽和すると(この位置は後述する図12のP
B)、モータMの印加電圧に対応した帰還量が抵抗R1
によって次の周期で制御位置信号発生回路39に帰還さ
れ、その帰還量分だけ位置パルスBの方が制御パルスA
より広くなるので、逆転する方向に制御され、(図12
のPBからPA期間)結果的に抵抗R1によって帰還量
を調整することにより、目標位置の直前でモータを減速
しながら停止するような制御を行うことができるから、
モータの慣性によって目標とする停止位置を行き過ぎハ
ンチング等が起きることを防止することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図12は上記したよう
な制御システムの応答性を示したもので、通常は曲線イ
に示すように位置PBまではストレッチャ回路34によ
って飽和した状態でモータMが回転しており、この位置
PBからモータにサーボがかることによって目標位置P
Aに向かって接近する。しかし、制御信号によってモー
タが駆動されるときに、モータMにかかっている負荷が
大きくなるほど、曲線ロまたは曲線ハに示すように応答
性が悪くなり、特に、位置PBから目標位置PAに達す
る時間がT1からT2,T3と長くなり、特にこのよう
なサーボ装置をラジコンに使用するときは操作性が悪く
なるという問題がある。また上記したような応答性の遅
れは、モータの負荷によるものの他に前記したフレーム
周期で送信されている目標位置を示す制御パルス信号の
間隔、すなわちフレーム周期の長さにも起因しており、
多数の制御対象を備えている飛行物体の場合は、特にフ
レーム周期が長くなることによって、応答性の遅れが生
じ易いという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのようなサー
ボモータ装置において第1の発明は負荷による応答性の
変化を軽減するためになされたものであって制御パルス
信号によって制御される直流モータと、前記直流モータ
の回転位置を検出する第1の検出手段と、前記直流モー
タの駆動電圧を検出する第2の検出手段と、前記第1の
検出手段の位置信号と前記第2の検出手段から出力され
る信号によってパルス幅変調された位置パルス信号を発
生する位置制御信号発生手段と、前記位置制御信号信号
発生手段より出力された位置パルス信号と入力された前
記制御パルスを比較してエラー信号を生成する比較手段
とを備え、前記エラー信号に基づいて前記直流モータの
回転位置をコントロールするサーボモータ装置におい
て、前記直流モータの駆動電流を検出すると共に、この
駆動電流に対応した電圧を発生する電流電圧変換手段を
設け、前記電流電圧変換手段から出力された信号によっ
て前記比較手段に帰還される前記位置パルス信号の帰還
量が制御されるようにしたものである。
【0013】また、第2の発明は上記比較手段に帰還さ
れるサーボモータの位置情報に対してフレーム周期を検
出して信号を発生するフレーム周期信号検出手段を配置
し、その出力でサーボ系の帰還量をコントロールするこ
とにより、応答性の改善を行うようにしたものである。
【0014】さらに、本発明の第3の発明は上記第1の
発明に記載された電流電圧変換手段の出力と、上記第2
の発明に採用されているフレーム周期信号発生手段の出
力を合成してサーボモータの帰還量のコントロールを行
うものであって、サーボモータの位置制御量をさらに細
かく調整できるようにしている。
【0015】電流電圧変換手段から出力されている信
号、又はフレーム周期信号発生手段から出力されている
信号は、モータの負荷が大きいときは、モータの回転位
置を示す位置パルス信号のパルス幅と、目標位置を示す
制御パルスのパルス幅の差が次のフレームにおいてパル
ス幅を比較する際に小さくなるように制御するため、モ
ータのサーボがかかる期間に帰還されるフイードバック
量が減少して、モータの応答性を高くすることができ
る。また、フレーム周期が長くなっているときは、フィ
ードバック量が増加して、モータの応答性を高くするこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明のサーボモータ装置
に係わる遠隔制御受信装置の全体的なブロック図を示し
たものである。41は送信側から送信された電波を受信
するアンテナAの受信電波を増幅して制御情報を復調す
る受信部、42は復調されたパルス列信号から各チャン
ネル毎のパルス信号を抽出し分配するデコーダである。
このデコーダ42は先に図7で示したようにシフトレジ
スタ等によって構成されており、各フレーム周期で位相
変調された各チャンネルの制御パルス信号を抽出して次
のサーボモータ回路43に供給する。なお、デコーダ4
2で抽出された各チャンネルの出力は、フレーム内で連
続するようなパルス信号に変換される連続パルス変換手
段を介してサーボモータ回路43に供給されるようにし
てもよい。
【0017】ラジコン装置のあるチャンネルで操作され
るサーボ装置のサーボ系を示すサーボモータ回路43
は、図8と同じように比較回路44A、フリップフロッ
プ44B、ストレッチャ44C、方向検出回路44D、
及びモータ駆動回路44Eによって構成されており、比
較回路44Aには、前記したように帰還量を示す位置パ
ルス信号を発生する制御位置信号発生回路46から位置
パルス信号(B)が供給されている。
【0018】45はモータ駆動回路から供給されている
モータの駆動電圧及び電流を検出する検出回路45A、
45Bを含む信号検出部であって、後で述べるように検
出された電圧及び電流値からサーボ回路43に帰還する
信号を演算する演算部45Cを含んでいる。また、モー
タMの回転位置を検出するために前記したように種種の
伝達装置を介してポテンショメータPMが設けられてお
り、信号検出部45で検出されたモータ駆動信号の情報
と、ポテンショメータPMで検出された回転位置情報が
抵抗R1,R2を介して制御位置信号発生回路46に入
力され、PWM変調された位置パルス信号がサーボ系の
帰還パルスとして比較回路44Aに帰還されている。
【0019】また、抵抗R3を介して接続されるフレー
ム周期信号発生手段47を設けることによって、後で説
明するように、サーボモータの応答性を別の信号系によ
って改善すると共に、特に多数の制御対象を持っている
複数チャンネルの遠隔制御システムに有効に利用するこ
とができる。
【0020】図2は前記信号検出部45の具体例を示し
たもので、モータMはブリッジ回路を構成する4つのス
イッチS1,S2、S3,S4によって正転及び逆転駆
動されるように構成されている。すなわちスイッチS
1,S4がオンとなるように制御されることによってモ
ータMが正転し、スイッチS2,S3がオンとなること
によってモータMが逆転する。rは各スイッチS1,S
2,S3,S4をオフとしてモータMを停止していると
きに、モータMの端子電圧を1/2VCC(VCCは電
源電圧)の電圧となるようにするための分割抵抗であ
る。IはモータMの駆動電流を検出して電圧発生器Em
1から駆動電流に対応した電圧Vxを発生するものであ
って、これらは、電流電圧変換器I−Vを形成してい
る。そして、モータMの端子電圧は抵抗r1,r2
を介して差動増幅器OPに入力されており、また前記電
流電圧変換器I−Vの出力電圧±VX は同じく抵抗r
3,r4を介して入力されている。したがって、差動増
幅器OPの出力電圧EM はモータMが正転しているとき
はEM =1/2Vref+R0/r1(VCC−VX )、
モータMが逆転しているときはEM =1/2Vref+
R0/r1(VX −VCC)の電圧が出力される。またモ
ータMが停止しているときはゼロ電圧となる。(r1=
r2=r3=r4)
【0021】この差動増幅器OPの出力EM は抵抗R1
を介して、ポテンショメータPMの出力と合成され、前
記制御位置信号発生回路46に供給される。制御位置信
号発生回路46は供給された電圧値をスレッショルドレ
ベルとし、制御パルスのタイミングでリセットするリセ
ット手段と、リセット後、定電流回路により充電される
コンデンサの端子間電圧と前記スレッショルドレベルの
電圧を比較して、コンデンサの充電電流値に比例したパ
ルス幅を有する位置パルス信号を発生する。
【0022】本発明のサーボモータ装置は前記したよう
な信号検出部45によって駆動されているモータMの常
態を検出して、サーボ回路に帰還される位置パルスを形
成しているため、サーボ回路によってモータの位置制御
を確実に行うと共に、モータに負荷がかかっているとき
でも、目標位置に到達するサーボ時間を一定になるよう
に制御することができる。すなわち、図3(a) に示すよ
うに目標位置を示す制御パルスAに対して目標位置に近
ずいているときの位置パルスB1のパルス幅Pwfは、
正転しているモータに印加されている電圧成分によるパ
ルスPv(斜線部分で示す)が付加され、モータに流れ
ている電流分によるパルス成分Pi分(左下斜線)が減
算されたものになる。モータMに流れる電流はモータの
負荷の大きさによって変化するが、例えばモータMの負
荷が大きいときは電流分によるパルス成分(Pi)だけ
フイードバック量が小さくなり、位置パルスB1のパル
ス幅Pwfが狭くなる。その結果、負荷が重い場合は目
標位置の制御パルスAのパルス幅PwAとの差が、次の
フレームにおいてパルス幅を比較する際に小さくなり、
結果的にサーボ回路43に帰還されるフイードバック量
が減少することによって、図3(b)で示した位置PB
点から始まるサーボ期間T(1,2,3) がサーボモータの負
荷に係わらず一定になるように制御される。
【0023】また、図3(a) に示されているように目標
位置を示す制御パルスAに対してモータの回転位置が行
き過ぎているときは、位置パルス信号B2に示すように
モータは逆転する方向に制御されることになるが、この
場合はモータMに印加されている電圧成分によるパルス
Pv(斜線部分)によってパルス幅が狭くなる方向にパ
ルス成分Pvが減算され、さらに駆動電流によるフイー
ドバック成分(左下斜線部分)のパルス幅Piが減算さ
れたものになり、この場合は目標位置を示す制御パルス
Aに対して、負荷が大きいときは次のフレームでパルス
幅を比較する際にパルス幅を小さくなるように制御さ
れ、モータの負荷が大きいときでも、サーボがかかる時
間T3 は短縮されることになる。
【0024】なお、モータの回転状況を検出する図2の
回路は一例を示したもので、例えばスイッチS(1,
2,3,4)はMOS型FETによって構成することで
きる。また、負荷電流を検出するためにはトルクメータ
の出力から情報を得ることも可能である。
【0025】図4(a) は本発明の第2の発明に適応され
るフレーム周期信号発生手段47の具体例を示したもの
であり、入力されたフレーム信号はコンデンサを介して
ポンプ回路のダイオードD1、D2によりCfへ電荷が
流れ込み、この電圧が差動アンプOPによって構成され
ている時定数回路(ローパスフイルタ)で平均化され
る。このフレーム周期信号検出回路から得られる信号V
xxは図4の(b)に示すように1フレーム間隔が長くな
るほど信号Vxxの値が小さくなる
【0026】従って、この電圧を図1のフレーム周期信
号発生47から抵抗R3を介して供給するように接続す
ると、多数の被制御対象を備えている機器の制御用の一
連のパルス信号を送るフレーム周期が長くなったとき
に、電流電圧変換手段から出力される信号Vxと同様
に、サーボ期間(T1,2,3 )の応答性を改善することが
できる
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のサーボモ
ータ装置では、モータの負荷に応じてサーボ回路に帰還
されるフイードバック量が自動的に調整されるため、モ
ータの負荷に対して位置が制御されるまでの時間が一定
になるという利点がある。そのため、標準化された多く
のサーボモータを使用して異なる負荷に対応する種種の
遠隔制御を行うような装置に適応したときに、その操縦
性を向上するという効果がある。
【0028】また、フレーム周期信号検出手段を備えて
いる場合は、被制御機器の規模、すなわち1フレーム内
で制御するサーボモータの数が増減するような機器に対
しても、サーボ期間の応答性を均一化することができる
という効果を得ることができ、負荷電流とフレーム周期
の両者をパラメータとして制御すると、どのような被制
御機器に対してもサーボモータの応答性を改善すること
ができ、特にラジコンの操縦性を大きく改善できるとい
う利点がある。
【0029】なお、本発明は逆にサーボ系が停止してい
るときに負荷がかかり、ポテンショメータPMの位置が
制御位置より移動し、ストレッチャ回路によって、モー
タ駆動パルスが飽和しても、フィードバック量を減らさ
れることができるので、従来のようにモータMを逆回転
させるように駆動パルスは出ないので、急にトルクが抜
けたような状態になることがなくなり、サーボ回路(ス
トレッチャ回路)の感度を高くすることができる。ま
た、必要以上に負荷がかかっても、安定した制御特性が
得られる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーボモータ装置を使用する遠隔受信
装置のブロック図である。
【図2】サーボモータの回転状況を検出するための回路
例を示す回路図である。
【図3】負荷が変動したときの位置パルス信号波形図
と、サーボ特性を説明するための図である。
【図4】フレーム周期信号を発生する回路例とその特性
図を示す図である
【図5】ラジコン装置の説明図である。
【図6】複数チャンネルの制御対象に対する制御信号を
示すパルス列の波形図である。
【図7】受信した制御パルスのデコードするブロック図
とその波形図である。
【図8】制御対象(モータ)の回転角を制御するサーボ
系のブロック図である。
【図9】図9の各部の波形図を示す。
【図10】モータ駆動電圧による位置パルス信号の説明
図である。
【図11】サーボモータの停止制御を説明するための各
部の波形図である。
【図12】サーボモータの応答性を示す特性図である。
【符号の説明】
41 受信部 42 デコーダ 43 サーボモータ回路 44A 比較回路 45A 電圧検出回路 45B 電流検出回路 45C 演算部 47 フレーム周期信号発生回路 PM ポテンショメータ M 直流モータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御パルス信号によって制御される直
    流モータと、 前記直流モータの回転位置を検出する第1の検出手段
    と、 前記直流モータの駆動電圧を検出する第2の検出手段
    と、 前記第1の検出手段の位置信号と前記第2の検出手段か
    ら出力される信号によってパルス幅変調された位置パル
    ス信号を発生する位置制御信号発生手段と、 前記位置制御信号発生手段より出力された位置パルス信
    号と入力された前記制御パルスを比較してエラー信号を
    生成する比較手段とを備え、 前記エラー信号に基づいて前記直流モータの回転位置を
    コントロールするサーボモータ装置において、 前記直流モータの駆動電流を検出すると共に、当該検出
    された電流値に対応した電圧を発生する電流電圧変換手
    段を設け、 前記電流電圧変換手段から出力された信号によって前記
    比較手段に帰還される前記位置パルス信号のフイードバ
    ック量が制御されることを特徴とするサーボモータ装
    置。
  2. 【請求項2】 上記電流電圧変換手段から出力されて
    いる信号によって、モータ負荷が大きくなるとフイード
    バック量が減少するように構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のサーボモータ装置。
  3. 【請求項3】 上記サーボモータ装置は被制御機器を
    模型の移動体とするラジコン装置に適応されていること
    を特徴とする請求項1、または2に記載のサーボモータ
    装置。
  4. 【請求項4】 上記サーボ回路はパルス幅制御された
    信号でモータを駆動するモータ駆動手段と、該モータの
    回転位置をパルス幅変調した位置パルスを上記比較手段
    に入力しフイードバックサーボすることを特徴とする請
    求項1、2、または3に記載のサーボモータ装置。
  5. 【請求項5】 フレーム周期で入力されている制御パ
    ルス信号によって制御される直流モータと、 前記直流モータの回転位置を検出する第1の検出手段
    と、 前記直流モータの駆動電圧を検出する第2の検出手段
    と、 前記第1の検出手段の位置信号と前記第2の検出手段か
    ら出力される信号によってパルス幅変調された位置パル
    ス信号を発生する位置制御信号発生手段と、 前記位置制御信号発生手段より出力された位置パルス信
    号と入力された前記制御パルスを比較してエラー信号を
    生成する比較手段とを備え、 前記エラー信号に基づいて前記直流モータの回転位置を
    コントロールするサーボモータ装置において、 前記フレーム周期で供給される信号の周期を検出すると
    共に、当該検出された周期に対応する信号を発生するフ
    レーム周期信号発生手段を設け、 前記フレーム周期信号発生手段から出力された信号によ
    って前記比較手段に帰還される前記位置パルス信号のフ
    イードバック量が制御されることを特徴とするサーボモ
    ータ装置。
  6. 【請求項6】 上記フレーム周期信号発生手段から出
    力されている信号によって、フレーム周期が長くなると
    フイードバック量が増加するように構成されていること
    を特徴とする請求項5に記載のサーボモータ装置。
  7. 【請求項7】 上記サーボモータ装置は被制御機器を
    模型の移動体とするラジコン装置に適応されていること
    を特徴とする請求項5、または6に記載のサーボモータ
    装置。
  8. 【請求項8】 上記サーボ回路はパルス幅制御された
    信号でモータを駆動するモータ駆動手段と、該モータの
    回転位置をパルス幅変調した位置パルスを上記比較手段
    に入力しフイードバックサーボすることを特徴とする請
    求項5、6、または7に記載のサーボモータ装置。
  9. 【請求項9】 フレーム周期で入力されている制御パ
    ルス信号によって制御される直流モータと、 前記直流モータの回転位置を検出する第1の検出手段
    と、 前記直流モータの駆動電圧を検出する第2の検出手段
    と、 前記第1の検出手段の位置信号と前記第2の検出手段か
    ら出力される信号によってパルス幅変調された位置パル
    ス信号を発生する位置制御信号発生手段と、 前記位置制御信号発生手段より出力された位置パルス信
    号と入力された前記制御パルスを比較してエラー信号を
    生成する比較手段とを備え、 前記エラー信号に基づいて前記直流モータの回転位置を
    コントロールするサーボモータ装置において、 前記直流モータの駆動電流を検出すると共に、当該検出
    された電流値に対応した電圧を発生する電流電圧変換手
    段と前記フレーム周期で供給される信号の周期を検出す
    ると共に、当該検出された周期に対応する信号を発生す
    るフレーム周期信号発生手段とを設け、 前記電流電圧変換手段から出力された信号と、上記フレ
    ーム周期信号発生手段から出力されている信号によって
    前記比較手段に帰還される前記位置パルス信号のフイー
    ドバック量が制御されることを特徴とするサーボモータ
    装置。
  10. 【請求項10】 上記比較手段に帰還される信号によ
    って、モータ負荷が大きくなったとき、フィードバック
    量が減少する一方、フレーム周期が長くなったときにフ
    イードバック量が増加するように構成されていることを
    特徴とする請求項9に記載のサーボモータ装置。
  11. 【請求項11】 上記サーボモータ装置は被制御機器
    を模型の移動体とするラジコン装置に適応されているこ
    とを特徴とする請求項9、または10に記載のサーボモ
    ータ装置。
  12. 【請求項12】 上記サーボ回路はパルス幅制御され
    た信号でモータを駆動するモータ駆動手段と、該モータ
    の回転位置をパルス幅変調した位置パルスを上記比較手
    段に入力しフイードバックサーボすることを特徴とする
    請求項9、10、または11に記載のサーボモータ装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7667424B2 (en) 2006-04-26 2010-02-23 Futaba Corporation Servo device
JP2015046749A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 株式会社リコー データ処理回路及びそれを用いた制御装置
JP2016096834A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 日本遠隔制御株式会社 ラジオコントロールシステム
CN111803970A (zh) * 2020-07-17 2020-10-23 上海布鲁可科技有限公司 不同开关状态的同步方法、系统及介质

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