JPH114975A - 直流モータ制御回路 - Google Patents
直流モータ制御回路Info
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- JPH114975A JPH114975A JP9160968A JP16096897A JPH114975A JP H114975 A JPH114975 A JP H114975A JP 9160968 A JP9160968 A JP 9160968A JP 16096897 A JP16096897 A JP 16096897A JP H114975 A JPH114975 A JP H114975A
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- circuit
- control circuit
- control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラジコン等の直流モータの破損、又は焼損を
防止するための直流モータ制御回路の提供。 【解決手段】 モータの作動温度を検出する温度検出部
41と、この温度検出41の信号を電圧出力とする電圧
検出部42と、電圧Vouを電流に変換する制御回路部4
3(電圧電流変換部)を備え、この電圧電流変換部の出
力によってエラーパルス信号のパルス幅を拡大するスト
レッチャ回路44の利得を制御する。モータの温度上昇
が所定以上になると、ストレッチャ回路44の出力パル
ス幅を設定する時定数回路の充電電流が増加するように
構成されているので、モータが何らかの原因で過負荷に
なると、駆動信号が制限されるように制御され、モータ
の破損事故を防止する。
防止するための直流モータ制御回路の提供。 【解決手段】 モータの作動温度を検出する温度検出部
41と、この温度検出41の信号を電圧出力とする電圧
検出部42と、電圧Vouを電流に変換する制御回路部4
3(電圧電流変換部)を備え、この電圧電流変換部の出
力によってエラーパルス信号のパルス幅を拡大するスト
レッチャ回路44の利得を制御する。モータの温度上昇
が所定以上になると、ストレッチャ回路44の出力パル
ス幅を設定する時定数回路の充電電流が増加するように
構成されているので、モータが何らかの原因で過負荷に
なると、駆動信号が制限されるように制御され、モータ
の破損事故を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線電波によって
送信されてきた制御データに基づいて遠隔地点にある制
御対象物をコントロールするようなラジコン技術に好適
な直流モータ制御回路に関するものである。
送信されてきた制御データに基づいて遠隔地点にある制
御対象物をコントロールするようなラジコン技術に好適
な直流モータ制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電波等に制御情報を乗せて、制御位置か
ら離れた位置で移動するような装置、又は機器を操縦す
るものとして、ラジオコントロール(以下、ラジコンと
いう)技術が普及しており、被制御機器として小さな模
型の自動車や、船等の移動物体を操縦することが一般的
に行われている。特に、複数の制御情報を同時に発信す
るような高級なラジコン装置の場合は微妙な操作が要求
され、その操作に対応して忠実に駆動される直流モータ
として、サーボ系回路を備えているサーボモータが必要
になる。
ら離れた位置で移動するような装置、又は機器を操縦す
るものとして、ラジオコントロール(以下、ラジコンと
いう)技術が普及しており、被制御機器として小さな模
型の自動車や、船等の移動物体を操縦することが一般的
に行われている。特に、複数の制御情報を同時に発信す
るような高級なラジコン装置の場合は微妙な操作が要求
され、その操作に対応して忠実に駆動される直流モータ
として、サーボ系回路を備えているサーボモータが必要
になる。
【0003】図5はかかるリモコン装置の概要を示した
もので、10は被制御対象物とされている飛行物体13
を操縦するための操縦板でジョイスティックや種種の設
定用のスイッチ類によって構成されている。11は操縦
板10から出力される種種の制御信号を例えばパルス幅
変換し、かつ、これらの複数の制御信号を所定のフレー
ム周期で完結するパルス列に変換して出力するエンコー
ダを示す。所定の周期で完結されている1フレーム単位
のパルス列は、操縦中は常時、高周波部12(送信部)
に供給され、たとえば、AM変調、又はFM変調された
電波が飛行物体13に対して送信されるようになされて
いる。
もので、10は被制御対象物とされている飛行物体13
を操縦するための操縦板でジョイスティックや種種の設
定用のスイッチ類によって構成されている。11は操縦
板10から出力される種種の制御信号を例えばパルス幅
変換し、かつ、これらの複数の制御信号を所定のフレー
ム周期で完結するパルス列に変換して出力するエンコー
ダを示す。所定の周期で完結されている1フレーム単位
のパルス列は、操縦中は常時、高周波部12(送信部)
に供給され、たとえば、AM変調、又はFM変調された
電波が飛行物体13に対して送信されるようになされて
いる。
【0004】図6は、上記したフレーム単位で完結され
たパルス列のパタンを示したものであって、飛行物体1
3の方向回転制御、上昇下降制御、速度コントロール、
その他の制御信号はチャンネル1、2、3、4・・・・
としてパルス信号CH1,CH2,CH3,CH4 ・・・・・に変換さ
れ、1フレーム、例えば、14mS〜20mSで繰り返
すようなパルス列とされている。なお、さらに詳細に説
明すると、各パルス信号CH1,CH2,CH3,・・・の間隔・P
w1,Pw2、Pw3・・・・は、複数の制御情報によ
って変化するように配置され、たとえば、変化の中心値
を1520μSとして±600μS(制御回転角で約6
0度)程度変化するように設定し、1フレームの終了す
る点を示すために最後に5mSの同期信号(スペース)
が生じるようにしている。
たパルス列のパタンを示したものであって、飛行物体1
3の方向回転制御、上昇下降制御、速度コントロール、
その他の制御信号はチャンネル1、2、3、4・・・・
としてパルス信号CH1,CH2,CH3,CH4 ・・・・・に変換さ
れ、1フレーム、例えば、14mS〜20mSで繰り返
すようなパルス列とされている。なお、さらに詳細に説
明すると、各パルス信号CH1,CH2,CH3,・・・の間隔・P
w1,Pw2、Pw3・・・・は、複数の制御情報によ
って変化するように配置され、たとえば、変化の中心値
を1520μSとして±600μS(制御回転角で約6
0度)程度変化するように設定し、1フレームの終了す
る点を示すために最後に5mSの同期信号(スペース)
が生じるようにしている。
【0005】このようの形式の制御情報は、電波によっ
て飛行物体13に常時送信されている。受信側となる飛
行物体13はこの受信電波を例えばWスーパヘトロダイ
ン受信機で受信し、受信信号の処理をデコーダで行うこ
とによって、送信側の操縦者から送信されている制御信
号を復調し、各チャンネルの制御信号を分離して自己の
制御用の直流モータ(以下、サーボモータともいう)
や、アクチュエータに供給する。
て飛行物体13に常時送信されている。受信側となる飛
行物体13はこの受信電波を例えばWスーパヘトロダイ
ン受信機で受信し、受信信号の処理をデコーダで行うこ
とによって、送信側の操縦者から送信されている制御信
号を復調し、各チャンネルの制御信号を分離して自己の
制御用の直流モータ(以下、サーボモータともいう)
や、アクチュエータに供給する。
【0006】図7(a) は復調された一連のパルス列信号
(PPM)から各チャンネルの制御信号を分離して出力
するデコーダの概要を示したものであって、21は同期
信号に対して検出出力を発生するリセット回路、22、
23、24、25・・・・はDフリップフロップ回路
(DFFという)である。復調されたパルス列信号PP
Mは、シフトレジスタを構成する各DFF2、22、2
3、24・・・のクロック信号として入力されると共
に、リセット回路21に供給されている。リセット回路
21はパルス列信号PPMの中に5mS程度のLレベル
期間を検出すると、出力がハイレベルとなるリセット信
号を発生し、その信号が初段のシフトレジスタDFF2
2のD入力に供給される。そして以後は継続するパルス
が順次シフトレジスタに転送されることにより、図7
(b)の波形図に示されているようにパルス位置が変調
されたパルス列信号PPMのパルス間隔に相当する制御
パルス信号CH1,CH2,CH3,CH4・・・がシ
フトレジスタの各段から出力される。
(PPM)から各チャンネルの制御信号を分離して出力
するデコーダの概要を示したものであって、21は同期
信号に対して検出出力を発生するリセット回路、22、
23、24、25・・・・はDフリップフロップ回路
(DFFという)である。復調されたパルス列信号PP
Mは、シフトレジスタを構成する各DFF2、22、2
3、24・・・のクロック信号として入力されると共
に、リセット回路21に供給されている。リセット回路
21はパルス列信号PPMの中に5mS程度のLレベル
期間を検出すると、出力がハイレベルとなるリセット信
号を発生し、その信号が初段のシフトレジスタDFF2
2のD入力に供給される。そして以後は継続するパルス
が順次シフトレジスタに転送されることにより、図7
(b)の波形図に示されているようにパルス位置が変調
されたパルス列信号PPMのパルス間隔に相当する制御
パルス信号CH1,CH2,CH3,CH4・・・がシ
フトレジスタの各段から出力される。
【0007】上記したようなデコーダによって検出され
た各チャンネルの制御パルス信号は、それぞれ被制御機
器の各制御手段(モータ、アクチュエータ等)のサーボ
回路に注入され、操縦者からの操作に対応したコントロ
ールが行われる。図8はサーボ系のモータ制御回路を示
したものであって、各ブロックの信号波形は図9の波形
A,B,C,D,E,F,で示されている。この図に見
られるように、抽出された、例えばチャンネルiの制御
パルス信号Aは、1フレーム周期毎に比較回路31に供
給される。
た各チャンネルの制御パルス信号は、それぞれ被制御機
器の各制御手段(モータ、アクチュエータ等)のサーボ
回路に注入され、操縦者からの操作に対応したコントロ
ールが行われる。図8はサーボ系のモータ制御回路を示
したものであって、各ブロックの信号波形は図9の波形
A,B,C,D,E,F,で示されている。この図に見
られるように、抽出された、例えばチャンネルiの制御
パルス信号Aは、1フレーム周期毎に比較回路31に供
給される。
【0008】この比較回路31は一対のインバータIN
1とIN2、およびノア回路NR1とNR2およびオア
ゲートOR1を備えており、位置信号発生回路39から
出力されている位置パルス信号Bと、受信された制御パ
ルスAのパルス幅を比較する。そして、その比較出力が
エラーパルス信号Cとしてオア回路OR1から出力さ
れ、次のデッドパルス信号発生回路32をトリガしてデ
ッドパルス信号Dを発生すると共に、もしデッドパルス
信号Dより小さいエラー信号C1(C2)で有れば、第
2の比較回路33およびストレッチャ回路34から信号
を出力しないようにしてノイズによる誤動作を防止して
いる。
1とIN2、およびノア回路NR1とNR2およびオア
ゲートOR1を備えており、位置信号発生回路39から
出力されている位置パルス信号Bと、受信された制御パ
ルスAのパルス幅を比較する。そして、その比較出力が
エラーパルス信号Cとしてオア回路OR1から出力さ
れ、次のデッドパルス信号発生回路32をトリガしてデ
ッドパルス信号Dを発生すると共に、もしデッドパルス
信号Dより小さいエラー信号C1(C2)で有れば、第
2の比較回路33およびストレッチャ回路34から信号
を出力しないようにしてノイズによる誤動作を防止して
いる。
【0009】第2の比較回路33から出力された信号E
は、次のストレッチャ回路34においてパルス幅が所定
の割合で拡張され、拡大された駆動パルス信号Fが回転
方向切換回路35を介して制御対象となるモータMの駆
動電圧を形成し、ドライブ回路37に供給される。ま
た、前記比較回路31のノア回路NR1とNR2の出力
は、フリップフロップ回路(FF)36のS、R端子に
入力され、前記制御パルス信号Aと位置パルス信号Bの
パルス幅の大小によってFF回路36の出力を反転し、
回転方向切り替え回路35のアンドゲートAD1,AD
2を介してモータMの回転方向を決定するようにしてい
る。
は、次のストレッチャ回路34においてパルス幅が所定
の割合で拡張され、拡大された駆動パルス信号Fが回転
方向切換回路35を介して制御対象となるモータMの駆
動電圧を形成し、ドライブ回路37に供給される。ま
た、前記比較回路31のノア回路NR1とNR2の出力
は、フリップフロップ回路(FF)36のS、R端子に
入力され、前記制御パルス信号Aと位置パルス信号Bの
パルス幅の大小によってFF回路36の出力を反転し、
回転方向切り替え回路35のアンドゲートAD1,AD
2を介してモータMの回転方向を決定するようにしてい
る。
【0010】すなわち、回転方向切換回路35は、制御
パルス信号Aが現在のモータの制御位置に対してどちら
の方向に制御する信号かによって、モータの回転方向を
変更するものであって、例えば位置信号発生回路39か
ら得られる現在の位置パルス信号Bが、制御パルス信号
Aのパルス幅より小さいときは図9のエラーパルス信号
C1によりモータの回転方向を正転し、逆の場合は図9
のエラーパルス信号C2が発生し、アンドゲートAD
1、AD2のいずれか一方が閉じてモータの回転方向を
逆転するように駆動するものである。
パルス信号Aが現在のモータの制御位置に対してどちら
の方向に制御する信号かによって、モータの回転方向を
変更するものであって、例えば位置信号発生回路39か
ら得られる現在の位置パルス信号Bが、制御パルス信号
Aのパルス幅より小さいときは図9のエラーパルス信号
C1によりモータの回転方向を正転し、逆の場合は図9
のエラーパルス信号C2が発生し、アンドゲートAD
1、AD2のいずれか一方が閉じてモータの回転方向を
逆転するように駆動するものである。
【0011】この実施の形態では、制御対象38は直流
モータMと、その回転トルクを減速して伝達するギヤ機
構GAと、回転位置を検出するポテンションメータPM
によって構成されており、このポテンションメータPM
から出力される電圧が制御位置(回転角度)を示してい
る。そして、この制御位置を示すポテンションメータP
Mの出力信号を、前記制御量位置信号発生回路39にお
いてパルス幅変調して位置パルスBを形成すると共に、
この位置パルス信号Bと制御パルス信号Aを比較した時
のエラーパルス信号Cのパルス幅を拡大した駆動パルス
信号Fによってモータをドライブすることにより、制御
パルス信号Aに基づいたサーボモータ制御回路が構築さ
れることになる。
モータMと、その回転トルクを減速して伝達するギヤ機
構GAと、回転位置を検出するポテンションメータPM
によって構成されており、このポテンションメータPM
から出力される電圧が制御位置(回転角度)を示してい
る。そして、この制御位置を示すポテンションメータP
Mの出力信号を、前記制御量位置信号発生回路39にお
いてパルス幅変調して位置パルスBを形成すると共に、
この位置パルス信号Bと制御パルス信号Aを比較した時
のエラーパルス信号Cのパルス幅を拡大した駆動パルス
信号Fによってモータをドライブすることにより、制御
パルス信号Aに基づいたサーボモータ制御回路が構築さ
れることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなサーボ
系を有する制御回路では、目標値を示す制御パルス信号
Aのパルス幅と等しい制御動作をモータMによって達成
することができるが、何らかの原因によってサーボモー
タの回転運動を伝達する機構が破損したときや、サーボ
モータ自体が過負荷状態になって、異常な温度上昇が発
生したときは、サーボモータが損傷、又は焼損すること
により大きな事故を招くという問題が生じる。
系を有する制御回路では、目標値を示す制御パルス信号
Aのパルス幅と等しい制御動作をモータMによって達成
することができるが、何らかの原因によってサーボモー
タの回転運動を伝達する機構が破損したときや、サーボ
モータ自体が過負荷状態になって、異常な温度上昇が発
生したときは、サーボモータが損傷、又は焼損すること
により大きな事故を招くという問題が生じる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の直流モータ制御
回路は、このような問題点を解消するためになされたも
のであって、所定の周期で供給される制御パルス信号
と、直流モータの制御位置を示す位置パルス信号を比較
する比較手段と、前記比較手段から出力されたサーボ誤
差信号を増幅するパルスストレッチャと、前記パルスス
トレッチャの出力を前記直流モータに供給する手段を備
えている直流モータ制御回路において、前記直流モータ
の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の
出力により前記パルスストレッチャを制御する制御回路
を設け、前記直流モータが所定の温度となったときに前
記パルスストレッチャのゲインが低下するように制御す
るようにしたものである。
回路は、このような問題点を解消するためになされたも
のであって、所定の周期で供給される制御パルス信号
と、直流モータの制御位置を示す位置パルス信号を比較
する比較手段と、前記比較手段から出力されたサーボ誤
差信号を増幅するパルスストレッチャと、前記パルスス
トレッチャの出力を前記直流モータに供給する手段を備
えている直流モータ制御回路において、前記直流モータ
の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の
出力により前記パルスストレッチャを制御する制御回路
を設け、前記直流モータが所定の温度となったときに前
記パルスストレッチャのゲインが低下するように制御す
るようにしたものである。
【0014】このような温度検出手段は前記直流モータ
に直接固定されている温度センサ、または、モータ駆動
電源ラインに挿入されている電流検出手段によって構成
され、これらの検出信号が制御回路を構成する電圧電流
変換回路を介してストレッチャ回路の感度と低下するよ
うにしている。
に直接固定されている温度センサ、または、モータ駆動
電源ラインに挿入されている電流検出手段によって構成
され、これらの検出信号が制御回路を構成する電圧電流
変換回路を介してストレッチャ回路の感度と低下するよ
うにしている。
【0015】本発明は、上記したように直流モータが所
定の温度に上昇すると、ストレッチャの感度を低下して
いるので、特に、大型のモータを使用したラジコン模型
の場合、加熱によって直流モータが焼損するような致命
的な事故を防止することができる。
定の温度に上昇すると、ストレッチャの感度を低下して
いるので、特に、大型のモータを使用したラジコン模型
の場合、加熱によって直流モータが焼損するような致命
的な事故を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に関連する直流モー
タ制御回路の一部分を示したもので、図8のストレッチ
ャの部分の制御を説明するための回路図である。この図
において41はサーボモータの温度状態を検出している
温度センサー部であり、その出力は電圧検出部42を介
して出力電圧を電流に変換するような制御回路部43に
供給されている。そして変換された電流出力が前記した
ストレッチャ回路44に供給されるように構成されてい
ることを示している。
タ制御回路の一部分を示したもので、図8のストレッチ
ャの部分の制御を説明するための回路図である。この図
において41はサーボモータの温度状態を検出している
温度センサー部であり、その出力は電圧検出部42を介
して出力電圧を電流に変換するような制御回路部43に
供給されている。そして変換された電流出力が前記した
ストレッチャ回路44に供給されるように構成されてい
ることを示している。
【0017】温度センサー部41は図2に示すように、
サーボモータアセンブリ50内のモータMの表面に固定
されている温度センサTSによって構成され、この温度
センサTSが温度によって抵抗特性を変換する、例えば
サーミスタで構成されているときは、電圧VX が印加さ
れている。また、熱起電力を有する熱電対を使用するよ
うにしてもよい。なお、図2のCTはサーボモータ制御
回路に電源電圧及び制御信号を供給するためのコネク
タ、ACはギヤ等を介して減速されたモータMの回転力
で変位されるアクチュエータを示す。電圧検出部42は
基準電圧を形成するためのツエナーダイオードDZ と、
抵抗R1、帰還抵抗R2を設けた差動増幅器DA1によ
って構成されており、抵抗R1を介して供給される温度
検出電圧がツエナーダイオードDZ のツエナー電圧を超
えたときに電圧Voutが出力されるように構成されて
いる。
サーボモータアセンブリ50内のモータMの表面に固定
されている温度センサTSによって構成され、この温度
センサTSが温度によって抵抗特性を変換する、例えば
サーミスタで構成されているときは、電圧VX が印加さ
れている。また、熱起電力を有する熱電対を使用するよ
うにしてもよい。なお、図2のCTはサーボモータ制御
回路に電源電圧及び制御信号を供給するためのコネク
タ、ACはギヤ等を介して減速されたモータMの回転力
で変位されるアクチュエータを示す。電圧検出部42は
基準電圧を形成するためのツエナーダイオードDZ と、
抵抗R1、帰還抵抗R2を設けた差動増幅器DA1によ
って構成されており、抵抗R1を介して供給される温度
検出電圧がツエナーダイオードDZ のツエナー電圧を超
えたときに電圧Voutが出力されるように構成されて
いる。
【0018】制御回路部43はトランジスタQ1、Q
2、Q3によって構成され、入力された電圧Vout によ
って設定された電流iをトランジスタQ1から出力する
ように構成される電圧電流変換回路とされている。すな
わち、トランジスタQ2、Q3がカレントミラ接続とさ
れることによって、電流i=(Vout ー2Vbe)/Rx
となる電流を次のストレッチャ回路44に供給するよう
な作用を有する。(但し、Vbeはトランジスタのベース
エミッタ間電圧) ストレッチャ回路44は定電流源Iで充電される抵抗R
及びコンデンサCと、この抵抗R、コンデンサCの時定
数回路を放電するトランジスタQ4と、パルス幅が拡大
された駆動パルスFを出力するトランジスタQ5によっ
て構成されており、トランジスタQ4に入力された前記
エラーパルス信号Cのパルス幅を拡大する作用を有す
る。
2、Q3によって構成され、入力された電圧Vout によ
って設定された電流iをトランジスタQ1から出力する
ように構成される電圧電流変換回路とされている。すな
わち、トランジスタQ2、Q3がカレントミラ接続とさ
れることによって、電流i=(Vout ー2Vbe)/Rx
となる電流を次のストレッチャ回路44に供給するよう
な作用を有する。(但し、Vbeはトランジスタのベース
エミッタ間電圧) ストレッチャ回路44は定電流源Iで充電される抵抗R
及びコンデンサCと、この抵抗R、コンデンサCの時定
数回路を放電するトランジスタQ4と、パルス幅が拡大
された駆動パルスFを出力するトランジスタQ5によっ
て構成されており、トランジスタQ4に入力された前記
エラーパルス信号Cのパルス幅を拡大する作用を有す
る。
【0019】すなわち、図3の波形図に示すように、エ
ラーパルス信号Cが入力され、トランジスタQ4がオフ
状態の時は、トランジスタQ5のベース電圧VB にはほ
ぼ0.7V電圧が印加されており、トランジスタQ5の
コレクタ電圧は、このトランジスタがオン状態になるこ
とによって、低レベルの信号VCが出力されている。エ
ラーパルス信号CがトランジスタQ4をオンにすると、
トランジスタQ5のベース電圧VB はゼロになり、不導
通状態になることによって、その出力がハイレベルに反
転するが、エラーパルス信号Cのパルス期間tが終了す
るとコンデンサCが定電流源Iによって充電され、コン
デンサCが所定の電圧に充電されると、再びトランジス
タQ5がオンに反転してパルス幅が拡大された駆動パル
スFが形成される。
ラーパルス信号Cが入力され、トランジスタQ4がオフ
状態の時は、トランジスタQ5のベース電圧VB にはほ
ぼ0.7V電圧が印加されており、トランジスタQ5の
コレクタ電圧は、このトランジスタがオン状態になるこ
とによって、低レベルの信号VCが出力されている。エ
ラーパルス信号CがトランジスタQ4をオンにすると、
トランジスタQ5のベース電圧VB はゼロになり、不導
通状態になることによって、その出力がハイレベルに反
転するが、エラーパルス信号Cのパルス期間tが終了す
るとコンデンサCが定電流源Iによって充電され、コン
デンサCが所定の電圧に充電されると、再びトランジス
タQ5がオンに反転してパルス幅が拡大された駆動パル
スFが形成される。
【0020】この駆動パルスFのパルス幅Tはコンデン
サCと定電流源Iの充電電流値I0よって設定されるこ
とになるが、トランジスタQ4がオンとなっているとき
の期間であるエラーパルス信号Cのパルス幅tによって
も異なる。すなわち、エラーパルス信号Cのパルス幅t
が狭いと、抵抗R及びトランジスタQ4によって放電さ
れるコンデンサCの端子電圧CVの電位の低下は少な
い。したがって、この放電時間が終了した後は、より早
い時間でコンデンサCの電位が回復するが、エラーパル
ス信号Cのパルス幅tが広いとコンデンサCの放電によ
る端子電圧CVの低下は大きくなり、次に、トランジス
タQ5がオンとなる電位に回復するまでの時間が長くな
る。このようにして、ストレッチャ回路44はエラーパ
ルス信号Cのパルス幅を拡大して出力する作用を有する
ことになる。
サCと定電流源Iの充電電流値I0よって設定されるこ
とになるが、トランジスタQ4がオンとなっているとき
の期間であるエラーパルス信号Cのパルス幅tによって
も異なる。すなわち、エラーパルス信号Cのパルス幅t
が狭いと、抵抗R及びトランジスタQ4によって放電さ
れるコンデンサCの端子電圧CVの電位の低下は少な
い。したがって、この放電時間が終了した後は、より早
い時間でコンデンサCの電位が回復するが、エラーパル
ス信号Cのパルス幅tが広いとコンデンサCの放電によ
る端子電圧CVの低下は大きくなり、次に、トランジス
タQ5がオンとなる電位に回復するまでの時間が長くな
る。このようにして、ストレッチャ回路44はエラーパ
ルス信号Cのパルス幅を拡大して出力する作用を有する
ことになる。
【0021】ところで、本発明の直流モータ制御回路に
よると、電圧検出部42でモータの温度が所定の温度以
上となったことが検出されると、その出力Vout が高く
なるように制御され、電圧電流変換部43から吐き出さ
れる電流i が増加する。すると、コンデンサCは定電流
源Iからの電流とこの吐き出された電流i の双方によっ
て充電されることになるから、一点鎖線で示すように駆
動パルス信号Fのパルス幅が、同じエラーパルス信号C
の場合でもその幅が短縮される。したがって、温度セン
サTSの温度が所定の温度以上になると、ストレッチャ
回路44の出力パルス幅が短縮する(ストレッチャ回路
の感度が低下する)方向に制御され、モータの駆動力が
一定の温度以上では低下するように補償することができ
る。
よると、電圧検出部42でモータの温度が所定の温度以
上となったことが検出されると、その出力Vout が高く
なるように制御され、電圧電流変換部43から吐き出さ
れる電流i が増加する。すると、コンデンサCは定電流
源Iからの電流とこの吐き出された電流i の双方によっ
て充電されることになるから、一点鎖線で示すように駆
動パルス信号Fのパルス幅が、同じエラーパルス信号C
の場合でもその幅が短縮される。したがって、温度セン
サTSの温度が所定の温度以上になると、ストレッチャ
回路44の出力パルス幅が短縮する(ストレッチャ回路
の感度が低下する)方向に制御され、モータの駆動力が
一定の温度以上では低下するように補償することができ
る。
【0022】なお、電圧検出部42はこの実施例に示す
ほかに、図4に示すようにモータのドライブ回路の電源
ラインに電流検出素子CDを挿入することによって構成
することができる。この回路では直流モータに電流を供
給す電源ラインVCCと接地電位の間に4個のスイッチS
1、S2、S3、S4が設けられ、前記した切換反転回
路35の出力によって、スイッチS1、S3とスイッチ
S2、S4が交互にオン/オフするように構成され、モ
ータMに対して逆方向の電流を流して、モータの回転方
向を反転するように構成したものである。なお、抵抗r
はモータが停止している時に印加される電圧が、1/2 V
CCとなるように設定するものである。この実施例はモー
タが回転できないような過負荷の状態になると、モータ
の駆動電流は異常に上昇するから、結果的にモータの温
度を測定することになる。電流検出素子としては、数m
Ω〜数十mΩのセンス抵抗RS を挿入し、このセンス抵
抗RSの両端に発生する電位差AーBを前記した電圧検
出部42に供給して検出電圧Vout を形成するものであ
る。従って、この図4の電圧検出部42から出力された
検出電圧Vout を、前記した図1の電圧電流変換部43
に供給し、ストレッチャ回路44の感度を設定するよう
に構成すると、結果的にモータが停止するような過負荷
状態になると、電圧降下が急激に増大し、ストレッチャ
回路から出力される駆動パルスFの大きさを制限するこ
とになるから、モータが過負荷によって焼損、又は破損
することを防止することができる。
ほかに、図4に示すようにモータのドライブ回路の電源
ラインに電流検出素子CDを挿入することによって構成
することができる。この回路では直流モータに電流を供
給す電源ラインVCCと接地電位の間に4個のスイッチS
1、S2、S3、S4が設けられ、前記した切換反転回
路35の出力によって、スイッチS1、S3とスイッチ
S2、S4が交互にオン/オフするように構成され、モ
ータMに対して逆方向の電流を流して、モータの回転方
向を反転するように構成したものである。なお、抵抗r
はモータが停止している時に印加される電圧が、1/2 V
CCとなるように設定するものである。この実施例はモー
タが回転できないような過負荷の状態になると、モータ
の駆動電流は異常に上昇するから、結果的にモータの温
度を測定することになる。電流検出素子としては、数m
Ω〜数十mΩのセンス抵抗RS を挿入し、このセンス抵
抗RSの両端に発生する電位差AーBを前記した電圧検
出部42に供給して検出電圧Vout を形成するものであ
る。従って、この図4の電圧検出部42から出力された
検出電圧Vout を、前記した図1の電圧電流変換部43
に供給し、ストレッチャ回路44の感度を設定するよう
に構成すると、結果的にモータが停止するような過負荷
状態になると、電圧降下が急激に増大し、ストレッチャ
回路から出力される駆動パルスFの大きさを制限するこ
とになるから、モータが過負荷によって焼損、又は破損
することを防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の直流モー
タ制御回路は、例えばラジコン模型とされている被制御
機器のモータの温度上昇を検出する手段を設け、この温
度検出手段の出力によって直流モータ制御回路のストレ
ッチャの感度をコントロールすることにより、モータの
破損や、焼損事故を簡単な回路の付加によって防止する
ことができるという効果がある。
タ制御回路は、例えばラジコン模型とされている被制御
機器のモータの温度上昇を検出する手段を設け、この温
度検出手段の出力によって直流モータ制御回路のストレ
ッチャの感度をコントロールすることにより、モータの
破損や、焼損事故を簡単な回路の付加によって防止する
ことができるという効果がある。
【図1】本発明の直流モータ制御回路の主要な点を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1の温度検出素子の実施例を示す説明図であ
る。
る。
【図3】ストレッチャ回路の動作を示す信号波形図であ
る。
る。
【図4】本発明の温度検出手段の他の実施例を示す回路
図である。
図である。
【図5】遠隔制御装置の一般的な説明図である。
【図6】複数チャンネルの制御対象に対する制御信号を
示すパルス列の波形図である。
示すパルス列の波形図である。
【図7】受信した制御パルスをエンコードするブロック
図とその波形図である。
図とその波形図である。
【図8】制御対象(モータ)の制御位置を制御するサー
ボ系のブロック図である。
ボ系のブロック図である。
【図9】図8の各部の波形図を示す。
41 温度検出部、42 電圧検出部、43 電圧電流
変換部、44 ストレッチャ回路
変換部、44 ストレッチャ回路
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の周期で供給される制御パルス信号
と、直流モータの制御位置を示す位置信号を比較する比
較手段と、 前記比較手段から出力されたサーボ誤差信号を増幅する
パルスストレッチャと、 前記パルスストレッチャの出力を前記直流モータに供給
する手段を備えている直流モータ制御回路において、 前記直流モータの温度を検出する温度検出手段と、前記
温度検出手段の出力により前記パルスストレッチャを制
御する制御回路を設け、 前記直流モータが所定の温度となったときに前記パルス
ストレッチャのゲインが低下するように制御することを
特徴とする直流モータ制御回路。 - 【請求項2】 前記温度検出手段は前記直流モータの直
接固定されている温度センサによって構成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の直流モータ制御回路。 - 【請求項3】 前記温度検出手段はモータ駆動電源ライ
ンに挿入されている電流検出手段によって構成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の直流モータ制御回
路。 - 【請求項4】 前記制御回路は電圧電流変換回路によっ
て構成されていることを特徴とする請求項1、2、又は
3に記載の直流モータ制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160968A JPH114975A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 直流モータ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160968A JPH114975A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 直流モータ制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH114975A true JPH114975A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15726071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9160968A Withdrawn JPH114975A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 直流モータ制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH114975A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100497436B1 (ko) * | 2002-11-19 | 2005-07-01 | 주식회사 인성전자 | 리모트 컨트롤 카의 엔진보호장치 및 방법 |
JP2006288447A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Toytec:Kk | 障害物センサおよび障害物センサを有する玩具 |
US7796867B2 (en) | 2005-08-26 | 2010-09-14 | Rohm Co., Ltd. | Motor drive device and cooling device using the same |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP9160968A patent/JPH114975A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100497436B1 (ko) * | 2002-11-19 | 2005-07-01 | 주식회사 인성전자 | 리모트 컨트롤 카의 엔진보호장치 및 방법 |
JP2006288447A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Toytec:Kk | 障害物センサおよび障害物センサを有する玩具 |
US7796867B2 (en) | 2005-08-26 | 2010-09-14 | Rohm Co., Ltd. | Motor drive device and cooling device using the same |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |