JPH10285264A - 無線電話の音声コントロールシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線電話の音声コントロールシステムの提
供。 【解決手段】 一つの中央処理装置１０、一つの無線電
話インタフェース回路１１、一つの音声設定駆動回路１
２、一つの音声プログラムプロセッサ１３、一つの電話
ネットワーク制御回路１４、複数のメモリ、音声入出力
設備、及び圧力安定電源回路１５を少なくとも具え、電
気回路の連接と組合せにより、音声暗証番号設定、電話
番号設定、音声制御送受信、音声検索ダイアリング、ア
ンサリング録音呼出し機能を包括するコントロールシス
テムとされ、無線電話の各種操作使用機能を音声でコン
トロールできるようにし、使用者が手で電話機を握持す
る必要をなくすほか、通話時に出力モードを選択できる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は一種の無線電話の音
声コントロールシステムに関し、それは、電気回路の設
計により、音声暗証番号設定、電話番号設定、音声送受
信制御、音声検索とダイアリング、アンサリング録音呼
出しの機能を達成し、無線電話の各種操作、使用機能を
いずれも音声でコントロールできるようにし、無線電話
の実用価値を高めるシステムである。

【０００２】

【従来の技術】電話の発明はコミュニケーションの距離
を縮め、手紙の遣り取りのもたらす距離感をなくし、消
息の伝達を迅速にできるようにした。このように電話は
便利な通信器材の一つである。しかし、伝統的な電話機
は有線式の構造であり、その取付けでは、予め設けられ
た配線に接続する必要があり、ゆえに決まった場所にし
か設置できず、ゆえに電話機の受話器が届く範囲でしか
通話に使用できなかった。そのため、進行中の作業を中
断する必要が生じる場合があり、相当に不便であり、ま
た時間の浪費をもたらした。

【０００３】以上を鑑み、業者はすでに無線の技術を電
話の送受信に応用して無線式の電話構造を開発してお
り、通話者の受話器を持つ地点は電話機周囲の有限な範
囲に止まらなくなって、その使用の利便性が増されてい
る。さらに、この無線式の電話により、通話と同時に進
行中の作業が行えるようになり、作業の進度が通話によ
り影響されたり作業が中断されることがなくなった。

【０００４】早期の無線式電話の発展は、室内の有線式
電話機に対してなされ、構造上、電話機と受話器が分離
された設計とされ、両者間が送受信回路で連携すること
で、受話器がその通信範囲内のいずれの地点でも使用で
きるものとされ、極めて良好な利便性を有していた。た
だし電話本体を室内に置く必要があり、また通信範囲が
小さく、そのため室内電話の使用範疇を脱することがで
きなかった。

【０００５】このため、最近は、無線電波チャンネルの
開放もあり、無線電話（所謂携帯電話）及び長距無線電
話が開発され、長距離の送受信機能を提供しており、無
線電話が本当に無線の使用の利便性を提供するものとさ
れ、それは、電話本体により送受信の媒介をする必要が
なく、使用者が周知の受話器形式の本体を手に握持して
使用していかなる地点、例えば、車内、レストランでも
通話を進行でき、特に一定の場所にいない使用者にとっ
て他人とのコミュニケーションをとり相関する情報の変
化をキャッチするのに欠かせない手段となっており、大
幅に電話の実用機能と価値を高めた。

【０００６】これら無線電話は無線送受信機能を有して
おり、どこででも他人が発信した電話を受け取ることが
できる。しかし、もし運転中に他人から電話が来た場
合、運転者は片手でハンドルを握り、もう一方の手で電
話機を握持して通話を進行するか、或いは停車して通話
を行う。前者の通話方式は、ドライバーの注意が散漫と
なり事故につながる恐れがあり、また車の速度がゆっく
りとなることで交通に影響を生じる。後者のように停車
して通話することは一般道路での実行可能であるが、高
速道路では行えず、このため運転中の自動車内で無線電
話を使用することは運転時の安全に対する大きな障害と
なった。また、使用操作上も相当に不便であり、運転の
安全を考えると、一般には運転中には無線電話を使用し
ないのがよく、この安全性への配慮は無線電話の場所を
限定しないという使用の利便性と衝突し、このことが無
線電話使用上の未だ突破されていない解決すべき問題と
されていた。

【０００７】上述の問題を解決するために、業者は無線
電話の車内での使用の需要に対して、有線式のイヤホー
ン及びマイクロホンで組成された送受信器を開発してお
り、それによりドライバーが手で電話を持たずとも通話
を進行できるようにし、両手のハンドル操作に専心で
き、通話により注意力が分散して事故を起こすのを防止
して走行の安全性を向上できるようにしている。

【０００８】しかし、有線式の送受信器は通話上の利便
性と安全性を提供できるが、電話をかける時には、電話
器を握持して相手方の電話番号を押さねばならず、操作
上なお不便なところがあり、また安全上の問題を有して
いた。また通話は開放式に行われるため、車内に他の人
がいる場合に、他人に聞かせたくない内容を話す時に電
話機を握持して通話しなければならず、このように無線
電話の使用上、以上の装置はいまだ真の使用の利便性と
安全性を提供するものとは言えなかった。

【０００９】さらに、無線電話所有者にとって、前述の
車内での使用に係わる不便さと安全性の問題のほかに、
無線電話を車内に置き忘れて盗難にあって、さらに盗難
された無線電話が使用されることで高額な電話代を請求
されるという二次被害に遇うことがあり、この問題に対
して、現在ある無線電話はなんら有効な解決方法を提供
しておらず、所有者は無線電話機を盗難にあったり紛失
した場合、電報電話局に対して通話を暫停するなど複雑
な手続きを行うことで自衛するしかなく、不便で時間、
金銭を浪費するため、改善が求められていた。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、現在ある無
線電話が走行中の車中で使用される時に有する安全性と
利便性の問題を鑑み、その改善のためになされたもので
ある。即ち、本発明は、電気回路の設計によって、音声
暗証番号設定、電話番号設定、音声送受信制御、音声検
索ダイアリング、アンサリング録音呼出し等の機能を達
成する無線電話の音声コントロールシステムを提供し、
それにより、無線電話の各種操作使用機能を音声でコン
トロールできるようにし、使用者が手で電話機を握持す
る必要をなくし、無線電話が自動車運転中に使用される
時に発生可能な安全上の問題を改善し、さらに通話時に
出力モードを選択できるようにして無線電話全体の実用
価値を高めることを課題としている。

【００１１】本発明の第２の課題は、音声暗証番号設定
機能により、無線電話が特定の人の専属の電話機となる
ようにし、それにより特定の音声によってのみ各操作機
能を進行できるようにして無線電話が他人に盗用されな
いようにすることにある。

【００１２】本発明の第３の課題は、無線電話におい
て、音声送受信制御の機能により、送話者をフィルタリ
ングし、受け取って通話或いは録音をするか否かを決定
し、不必要な電話の干渉を防止することにある。

【００１３】本発明の第４の課題は、無線電話におい
て、電話番号設定機能と音声検索ダイアリング機能によ
り、使用者が音声で自動ダイアリングを制御できるよう
にし、手で電話機を持つことによる不便と安全性の問題
を解決することにある。

【００１４】本発明の第５の課題は、無線電話におい
て、そのアンサリング録音呼出し機能により、電話を受
ける人がいない時に、自動的にアンサリングすると共に
相手からのメッセージを録音でき、並びに無線電話に記
録された電話所有者のポケットベルの番号或いは電話番
号を自動的に呼出し、電話所有者が重要な電話を聞き逃
すことがないようにすることにある。

【００１５】本発明の第６の課題は、無線電話におい
て、一組の４桁の暗証番号の設定機能により、電話機本
体が紛失した場合の、他人による盗用を防止し、金銭の
損失を最小限に止めることにある。

【００１６】本発明の第７の課題は、イヤホーン或いは
拡声受話機能の音声切り換え機能を提供し、さらに機密
電話番号の設定により直接イヤホーンで受話できて受話
の機密性を維持できるようにすることにある。

【００１７】前述の機能のほかに、実際の使用の必要に
応じて、本発明は交流と直流の異なる電源供給モードが
採用され、車内での使用にも室内での使用にも応じられ
るものとされる。

【００１８】即ち、本発明の最終目的は、現在ある無線
電話の使用操作上の不完全な部分を改善し、運転による
制限を受けずに無線電話の最良の実用性を提供すること
にある。

【００１９】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、一つ
の中央処理装置１０、一つの無線電話インタフェース回
路１１、一つの音声設定駆動回路１２、一つの音声プロ
グラムプロセッサ１３、一つの電話ネットワーク制御回
路１４、複数のメモリ、音声入出力設備、及び電圧安定
電源回路１５を少なくとも具え、電気回路の連接と組合
せにより、音声暗証番号設定、電話番号設定、音声制御
送受信、音声検索ダイアリング、アンサリング録音呼出
し機能を包括するコントロールシステムとされ、無線電
話の各種操作使用機能を音声でコントロールできるよう
にし、使用者が手で電話機を握持する必要をなくすほ
か、通話時に出力モードを選択できるようにしたことを
特徴とする、無線電話の音声コントロールシステムとし
ている。

【００２０】請求項２の発明は、音声プログラムプロセ
ッサに一組の音声暗証番号メモリが組み合わされて一人
乃至二人の音声信号を保存できて、音声暗証番号設定機
能を達成し、無線電話を特定の人の専属の電話機となす
べく、特定の音声によってのみ各操作機能を進行でき、
他人による無線電話の盗用を防止できるようにしたこと
を特徴とする、請求項１に記載の無線電話の音声コント
ロールシステムとしている。

【００２１】請求項３の発明は、ダブルメモリユニット
１７の利用により、複数組の電話番号を記憶でき、その
中数組が機密電話とされ、中央処理装置と音声プログラ
ムプロセッサが組み合わされて音声制御送受信の機能を
達成し、通話の対象をフィルタリングして受け取って聴
く或いはアンサリング録音するか否かを決定し、不必要
な電話の干渉を防ぐようにしたことを特徴とする、請求
項１に記載の無線電話の音声コントロールシステムとし
ている。

【００２２】請求項４の発明は、電話番号設定機能と音
声検索ダイアリング機能を利用して、使用者が自動ダイ
アリングを音声制御でき、手で電話機を持ってダイアリ
ングすることで発生する不便さと安全問題を解消できる
ことを特徴とする、請求項１に記載の無線電話の音声コ
ントロールシステムとしている。

【００２３】請求項５の発明は、アンサリング録音呼出
しの機能を利用して、電話を受ける人がいない時に自動
的にアンサリングとメッセージ録音が行えるほか、自動
的に無線電話に記録されたポケットベル或いは電話の番
号をダイアルし、該無線電話の所有者が電話を聞き逃す
ことを防止できることを特徴とする、請求項１に記載の
無線電話の音声コントロールシステムとしている。

【００２４】請求項６の発明は、一組の暗証番号押しキ
ー設定回路を利用して一組の四桁の暗証番号の設定機能
を提供し、電話機本体が紛失した時の他人による盗用を
防止でき、該暗証番号を遠方制御により変更して無線電
話の機能を停止させられることを特徴とする、請求項１
に記載の無線電話の音声コントロールシステムとしてい
る。

【００２５】請求項７の発明は、一組の操作スイッチ
で、イヤホーンで聴くか或いは拡声受信するかの機能の
切り換えが行えるほか、機密電話番号の設定の組合せに
より直接イヤホーンで受信することができて、受信内容
の機密性を維持できることを特徴とする、請求項１に記
載の無線電話の音声コントロールシステムとしている。

【００２６】請求項８の発明は、電圧安定電源回路が一
組の車内シガレットライタの１２Ｖ直流電源と一組の室
内の１１０Ｖ或いは２３０Ｖ交流電源の２種の電源供給
モードを含み、自動車内でも室内でも使用できることを
特徴とする、請求項１に記載の無線電話の音声コントロ
ールシステムとしている。

【００２７】

【発明の実施の形態】本発明は一種の無線電話の音声コ
ントロールシステムを提供するもので、それは無線電話
の車内での使用の利便性に対して設計されたものであ
る。

【００２８】以下、本発明のさらに詳しい理解のために
図を参照して説明する。図１は本発明のシステムブロッ
ク図であり、本発明は全体のシステムの組成上、少なく
とも、一つの中央処理装置１０、一つの無線電話インタ
フェース回路１１、一つの音声設定駆動回路１２、一つ
の音声プログラムプロセッサ１３、一つの電話ネットワ
ーク制御回路１４、複数のメモリ、音声入出力設備、及
び電圧安定電源回路１５を具えている。それは、中央処
理装置１０で各電気回路のデータ処理及び無線電話の制
御を行い、音声設定駆動回路１２と音声プログラムプロ
セッサ１３が音声暗証番号、電話番号の設定、音声制御
パラメータの設定、及び音声の入出力の処理を行う。そ
の中、音声暗証番号は一組の音声暗証番号メモリ１６内
に記憶され、電話番号は中央処理装置１０を経てダブル
メモリユニット１７中に保存され、該音声パラメータは
一組の音声パラメータメモリ１８内に保存され、別にそ
の音声入出力方面は拡声モードとイヤホーンモードの２
種に分けられ、該拡声モードではマイクロホン１９で音
源を入力してスピーカー２０で音声出力を行い、イヤホ
ーンモードでは一組の赤外線イヤホーン送受信回路２１
に使用者が着用した無線イヤホーンの赤外線イヤホーン
送受信回路３０及びマイクロホン３１を組み合わせて音
声の入出力をなし、その音声入出力のモードは一つの機
能スイッチ２２により切り換えられる。システムのその
他の機能の達成には、電話ネットワーク制御回路１４と
ポケットベル２３及び室内の電話配線が利用され、一つ
の機能表示指示回路２４でその各機能の状態が表示さ
れ、一つの暗証番号押しキー設定回路２５でその起動、
使用する暗証番号が設定でき、システムの電源は一つの
電圧安定電源回路１５により供給され、その供給は車内
のシガレットライタのＤＣ直流電源或いは室内のＡＣ交
流電源の二種の形式とされ得る。

【００２９】前述の電気回路の組合せにより、使用者が
機能制御のためにマイクロホン１９或いは３１を利用し
て音声を入力するとき、まず音声プログラムプロセッサ
１３でその音声が音声暗証番号設定者の音声であるか否
かの判定がなされ、もしその音声周波数が音声暗証番号
設定者のものと合致すれば、信号が中央処理装置１０に
送られ、パラメータ判断と処理がなされ、その制御パラ
メータにより自動的にダイアリング、つなぎ、或いはア
ンサリング録音など多種の機能が進行されえる。また無
線電話の受信した音声は中央処理装置１０と音声プログ
ラムプロセッサ１３を経てスピーカー２０或いは赤外線
イヤホーン送受信回路２１より送出され、これにより本
発明の基本機能構造のフローチャートが構成される。

【００３０】次に、図２のフローチャートを参照された
い。本発明を使用する前に音声暗証番号設定を行う時、
先に操作暗証番号を設定し、音声プログラムプロセッサ
がインタフェース企画を行い、その後、音声回路が設定
プログラム、テスト音声処理プログラム、機能ライト番
号処理プログラム、音声回路処理プログラム及び音声取
り出し処理プログラムを執行して相関するテスト処理を
進行し、もし問題がなければ音声インタフェース処理プ
ログラム及び赤外線イヤホーン処理プログラムを経て、
音声プログラムプロセッサの周辺ハードウエアから中央
処理装置に送られるか出力され、もしテスト処理で音声
信号に問題があることが分かれば、リセット回路で新た
に暗証番号設定プログラムが起動される。電話番号設定
及び音声パラメータ設定におけるパラメータは前述のフ
ローチャートに沿って進行され、それにより相関データ
の設定が完成する。

【００３１】図３のフローチャートを参照されたい。本
発明は音声インタフェース入出力処理上、先に、各入出
力点を検査し、さらに無線電話がインタフェース端子と
コネクトされているか否かを検査し、もしコネクトされ
ていなければ自動的に電話ネットワークインタフェース
にコネクトし、もし未だ電話とコネクトしていなければ
この一つのプログラムを終了し、もし電話とコネクトし
ていれば中央処理装置の設定データを執行し、その後、
プログラムを終了し、もし電話がインタフェースとコネ
クトしていなければ、直接中央処理装置の設定データを
執行した後、プログラムを終了する。

【００３２】上述の回路の連接と内部プログラム処理に
より、全自動の音声コントロール機能が達成され、ゆえ
に運転時の使用に極めて便利となる。本発明の達成する
機能の特徴は以下のとおりである。 １．音声で送受信機能が制御される。 ２．音声制御機能と自動受信アンサリング録音機能を有
している。 ３．複数の電話番号を記憶する機能を有し、並びに複数
の番号が機密区に設定されて直接イヤホーンで受信でき
る。 ４．電話が来たことを音声で知らせる機能を有する。即
ち、電話をかけた人が電話番号を知らせると、電話機が
それが機密番号か否かを自動分析し、それにより直接イ
ヤホーンで聴けるようにするか或いは拡声表示できる。
また、使用者は赤外線イヤホーンで聞き取るか或いはア
ンサリング並びに録音するかを音声制御或いは手動で切
り換えることができる。 ５．音声で電話番号を検索する機能を有する。即ち、直
接自動ダイアルするか或いは使用者が電話番号を検索し
た後、音声で制御してダイアルできる。 ６．車内のシガレットライタの１２Ｖ直流ＤＣ電源にも
室内の１１０Ｖ或いは２３０Ｖの交流ＡＣ電源にも適用
でき、車内に置いて使用できるほか、室内での使用もで
きる。 ７．電話機が音声を受け取ることで自動的に電話番号を
知らせる機能を有し、電話番号を音声で知らせるか或い
は表示器で表示し、そのいずれとするかはスイッチで切
り換えできる。 ８．電話がかかってきても取る人がいない時、自動的に
アンサリング並びに録音でき、使用者の記録したポケッ
トベル或いは電話番号を呼び出すことができる。 ９．無線電話のジャック内に自動充電機能が設けられ、
充電指示ＬＥＤで充電状態を表示することができる。 １０．音声暗証番号設定機能を有する。即ち、使用者の
音声記録を変更でき、一人から二人の音声記録を設定で
き、それにより使用者を制限でき、盗用の問題を防ぐ。 １１．四桁の暗証番号設定機能を有し、その四桁の暗証
番号が電話機本体の起動暗証番号とされる。 １２．停電の時、予備電源を自動的に投入できる。 １３．電話を取る人がなく、電話機がアンサリング録音
状態にあるとき、無線電話の受信不良が一定の電位に達
した時、自動的に送話者にポケットベルを呼び出すよう
伝えるか或いは電話番号を知らせる。 １４．音声で音量を調整する機能をコントロールでき
る。 １５．無線電話を電話機本体より放した後に、自動的に
切って機能が停止する。 １６．電話機本体が紛失した場合、遠方制御により電話
機本体の起動暗証番号を変えられる。 １７．電話機本体が紛失した場合、暗証番号を押すこと
で、最後にかかってきた電話番号の音声告知ができる。 １８．電話機本体の録音内容と最後にかかってきた電話
番号を遠方制御で聴くことが出来る。

【００３３】

【発明の効果】総合すると、本発明は電気回路の設計
に、音声処理プログラムを組み合わせることで、無線電
話の各種操作を音声制御で達成できるようにしたもの
で、電話番号記憶、検索ダイアリング、暗証番号設定
等、多機能を有し、自動車運転時に、ドライバーが手を
使わなくとも音声で送受信を制御でき、それにより片手
でハンドルを握り、片手で受話器を持つことからくる安
全性の問題を解決し、交通に対する影響を減らし、走行
の安全性を増し、その使用の利便性と実用価値は広く採
用される価値があり、産業上の利用価値を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステムブロック図である。

【図２】本発明の音声メインプログラム操作フローチャ
ートである。

【図３】本発明の音声インタフェース入出力処理フロー
チャートである。

【符号の説明】

１０ 中央処理装置 １１ 無線電話インタフェース回路 １２ 音声設定駆動回路 １３ 音声プログラムプロセッサ １４ 電話ネットワーク制御回路 １５ 電圧安定電源回路 １６ 音声暗証番号メモリ １７ ダブルメモリユニット １８ 音声パラメータメモリ １９ マイクロホン ２０ スピーカー ２１ 赤外線イヤホーン送受信回路 ２２ 機能スイッチ ２３ ポケットベル ２４ 機能表示指示回路 ２５ 暗証番号押しキー設定回路 ３０ 赤外線イヤホーン送受信回路 ３１ マイクロホン

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一つの中央処理装置１０、一つの無線電
   話インタフェース回路１１、一つの音声設定駆動回路１
   ２、一つの音声プログラムプロセッサ１３、一つの電話
   ネットワーク制御回路１４、複数のメモリ、音声入出力
   設備、及び電圧安定電源回路１５を少なくとも具え、電
   気回路の連接と組合せにより、音声暗証番号設定、電話
   番号設定、音声制御送受信、音声検索ダイアリング、ア
   ンサリング録音呼出し機能を包括するコントロールシス
   テムとされ、無線電話の各種操作使用機能を音声でコン
   トロールできるようにし、使用者が手で電話機を握持す
   る必要をなくすほか、通話時に出力モードを選択できる
   ようにしたことを特徴とする、無線電話の音声コントロ
   ールシステム。
2. 【請求項２】 音声プログラムプロセッサに一組の音声
   暗証番号メモリが組み合わされて一人乃至二人の音声信
   号を保存できて、音声暗証番号設定機能を達成し、無線
   電話を特定の人の専属の電話機となすべく、特定の音声
   によってのみ各操作機能を進行でき、他人による無線電
   話の盗用を防止できるようにしたことを特徴とする、請
   求項１に記載の無線電話の音声コントロールシステム。
3. 【請求項３】 ダブルメモリユニット１７の利用によ
   り、複数組の電話番号を記憶でき、その中数組が機密電
   話とされ、中央処理装置と音声プログラムプロセッサが
   組み合わされて音声制御送受信の機能を達成し、通話の
   対象をフィルタリングして受け取って聴く或いはアンサ
   リング録音するか否かを決定し、不必要な電話の干渉を
   防ぐようにしたことを特徴とする、請求項１に記載の無
   線電話の音声コントロールシステム。
4. 【請求項４】 電話番号設定機能と音声検索ダイアリン
   グ機能を利用して、使用者が自動ダイアリングを音声制
   御でき、手で電話機を持ってダイアリングすることで発
   生する不便さと安全問題を解消できることを特徴とす
   る、請求項１に記載の無線電話の音声コントロールシス
   テム。
5. 【請求項５】 アンサリング録音呼出しの機能を利用し
   て、電話を受ける人がいない時に自動的にアンサリング
   とメッセージ録音が行えるほか、自動的に無線電話に記
   録されたポケットベル或いは電話の番号をダイアルし、
   該無線電話の所有者が電話を聞き逃すことを防止できる
   ことを特徴とする、請求項１に記載の無線電話の音声コ
   ントロールシステム。
6. 【請求項６】 一組の暗証番号押しキー設定回路を利用
   して一組の四桁の暗証番号の設定機能を提供し、電話機
   本体が紛失した時の他人による盗用を防止でき、該暗証
   番号を遠方制御により変更して無線電話の機能を停止さ
   せられることを特徴とする、請求項１に記載の無線電話
   の音声コントロールシステム。
7. 【請求項７】 一組の操作スイッチで、イヤホーンで聴
   くか或いは拡声受信するかの機能の切り換えが行えるほ
   か、機密電話番号の設定の組合せにより直接イヤホーン
   で受信することができて、受信内容の機密性を維持でき
   ることを特徴とする、請求項１に記載の無線電話の音声
   コントロールシステム。
8. 【請求項８】 電圧安定電源回路が一組の車内シガレッ
   トライタの１２Ｖ直流電源と一組の室内の１１０Ｖ或い
   は２３０Ｖ交流電源の２種の電源供給モードを含み、自
   動車内でも室内でも使用できることを特徴とする、請求
   項１に記載の無線電話の音声コントロールシステム。