JPH10284096A - 固体高分子電解質型燃料電池 - Google Patents

固体高分子電解質型燃料電池

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JPH10284096A
JPH10284096A JP9082812A JP8281297A JPH10284096A JP H10284096 A JPH10284096 A JP H10284096A JP 9082812 A JP9082812 A JP 9082812A JP 8281297 A JP8281297 A JP 8281297A JP H10284096 A JPH10284096 A JP H10284096A
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恭一 卜部
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    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】供給配管内で水滴が生じ、反応ガスとともにセ
ルに供給される事態が生じても、安定して電池出力が得
られるものとする。 【解決手段】セパレ─タ5Aの上部に備えたガス入口1
1より反応ガスを導入し、入口マニホ─ルド13より発
電領域に配された複数のガス通流溝6へと分散して通流
させ、出口マニホ─ルド14に集めてガス出口12より
外部へと排出するガス流路に、ガス入口11より鉛直方
向下方へと延伸したのちガス出口12へと連結されるガ
ス分岐溝15を付加して、水滴をガス分岐溝15へと導
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体高分子電解質
膜を電解質として用いる固体高分子電解質型燃料電池の
セル構造、特にセパレータに形成する反応ガスの流路の
構成に関する。
【0002】
【従来の技術】固体高分子電解質型燃料電池は固体高分
子電解質膜の二つの主面に、それぞれアノード電極とカ
ソード電極を配して形成される。アノードおよびカソー
ド電極は、いずれも電極基材の上に電極触媒層を配して
形成され、固体高分子電解質膜には、スルホン酸基を持
つポリスチレン系の陽イオン交換膜をカチオン導電性膜
として使用したもの、あるいは、パーフルオロスルホン
酸樹脂膜などが用いられる。
【0003】固体高分子電解質膜は、分子中にプロトン
(水素イオン)交換基を有し、飽和に含水させることに
より常温で 20 Ω・cm以下の比抵抗を示し、プロトン導
電性電解質として機能する。電極基材は、多孔質体で、
燃料電池の反応ガス供給、排出手段、および集電体とし
て機能する。アノードおよびカソード電極においては、
気・液・固相の三相界面が形成され、電極触媒の触媒作
用により、それぞれ次式(1)、(2)の電気化学反応
が起きる。
【0004】
【化1】 アノード電極 ; H2 =2H+ +2e (1) カソード電極 ; (1/2)O2 +2H+ +2e =H2 O (2) すなわち、アノード電極においては、系の外部より供給
されたH2 ガスからプロトンと電子が生成する。生成し
たプロトンは、イオン交換膜内をカソード電極へ向かっ
て移動し、電子は外部回路を経てカソード電極へ移動す
る。一方、カソード電極においては、系の外部より供給
されたO2 ガスと、イオン交換膜内をアノード電極より
移動してきたプロトン、および外部回路より移動してき
た電子とが反応し、H2 Oを生成する。
【0005】図5は、従来の固体高分子電解質型燃料電
池のセル構造を示す断面図である。電極基材3の上に電
極触媒層2が積層されて電極4が構成される。電極4を
固体高分子電解質膜1の両主面に配置し、ホットプレス
により熱圧着して電解質膜電極接合体9が形成される。
このように固体高分子電解質膜1に電極4が配置された
電解質膜電極接合体9は、両側に積層されるセパレータ
5により挟持して固定される。セパレータ5は、カーボ
ン板材を機械加工して形成されており、反応ガス通流溝
6ならびに冷却水通流溝7を備えている。アノード電極
側のセパレータ5の反応ガス通流溝6には燃料ガス(水
素ガス)が、また、カソード電極側のセパレータ5の反
応ガス通流溝6には酸化剤ガス(空気)が流される。固
体高分子電解質膜1が乾燥して水分を失うと、高抵抗と
なり抵抗損失が増大して電池特性が低下する。このた
め、反応ガスを加湿したのち供給することにより固体高
分子電解質膜1の乾燥を防止している。またセパレータ
5にはガスケット挿入用の溝が備えられており、ガスケ
ット8を装着することにより、反応ガスの電池外部への
漏洩を防止している。
【0006】電極4を構成する電極基材3には、一般
に、多孔質のカーボンペーパーが用いられており、反応
ガス通流溝6に燃料ガス、あるいは酸化剤ガスを供給す
ると、これらの反応ガスは電極基材3中を拡散して電極
触媒層2へと到達し、上述の電気化学反応を生じる。電
気化学反応により生成した電子は、電極基材3により集
電され、さらにセパレータ5を経て、外部回路へと出力
され、消費される。
【0007】図6は、上記のセルのセパレータ5に形成
されているガス通流溝6の形状を示す断面図である。反
応ガスは、セパレータ5の上部に配されたガス入口11
より入口マニホールド13へと送られ、電解質膜電極接
合体9の電極4に対応する発電領域に分散して配された
複数のガス通流溝6を下方へと通流し、出口マニホール
ド14へと達したのち、ガス出口12より外部へ排出さ
れる。ガス入口11より供給される反応ガスは、上述の
ごとく固体高分子電解質膜1の乾燥を防止するために加
湿器で加湿されたのち、加湿器とセルのセパレータ5の
ガス入口11とを連結するガス配管を通して供給され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】加湿器とガス入口11
とを連結する上記のガス配管は、例えばテープヒータを
配して加熱する構成となっており、加湿された反応ガス
が冷却されて水滴を生じ、水滴が反応ガスとともにガス
入口11よりセルへと供給されるのを防止している。し
かしながら、ガス配管の配管が長く、ヒータによる加熱
が不均一な場合には、配管の温度が部分的に低くなる可
能性があり、配管の温度が加湿された反応ガスの露点よ
り低くなると、配管内で水分が凝縮し水滴が生成する。
このように水滴が生成され、反応ガスとともにガス入口
11より供給されると、水滴がセパレータ5の反応ガス
通流溝6に達して、溝中に滞留しガスの流れを阻害した
り、あるいは溝を完全に閉塞する事態が生じるので、燃
料電池の発電特性が劣化することとなる。
【0009】本発明の目的は、上記のごとくガス配管内
で水滴が生成し、反応ガスとともにセルへと供給される
事態が生じても、セパレータの反応ガス通流溝への水滴
の滞留や溝の閉塞が抑制され、安定して電池出力が得ら
れる固体高分子電解質型燃料電池を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、平板状の固体高分子電解質膜
の両主面に電極を配して形成された電解質膜電極接合体
と、電解質膜電極接合体の電極に対向して反応ガス通流
溝を備えたガス不透過性材料よりなるセパレータを積層
して構成し、積層方向を水平方向として配置し、セパレ
ータの鉛直方向上部に備えたガス入口より反応ガスを導
入して反応ガス通流溝を通流させ、セパレータの鉛直方
向下部に備えたガス出口より排出する固体高分子電解質
型燃料電池において、 (1)セパレータに、ガス入口において反応ガス通流溝
から分岐して下方へと延伸したのちガス出口へと連結さ
れるガス分岐溝を備えることとする。
【0011】(2)さらに、セパレータのガス入口と反
応ガス通流溝との間に、導入された反応ガスを鉛直方向
下方に通流したのち上方へと反転させて通流する反転流
路を備えることとし、かつ、ガス分岐溝を反転流路の下
端部より鉛直方向下方に延伸するものとして配する。 (3)あるいは、セパレータの反応ガス通流溝を、上端
に入口マニホールドを備えた複数の通流溝の並列流路よ
り構成し、入口マニホールドの側方端部をガス入口へと
連結し、入口へ連結した側方端部へと近づくに従い、入
口マニホールドの下端が鉛直方向下方に位置するよう形
成することとする。
【0012】上記の(1)のごとくとすれば、ガス配管
内で水滴が生成し、反応ガスとともにセルへと供給され
る事態が生じても、ガス入口より導入された水滴は、重
力によりガス入口より下方へと延伸するガス分岐溝へと
導かれるので、反応ガス通流溝へ水滴が混入する危険性
が少なくなり、燃料電池の発電特性の劣化が抑えられる
こととなる。
【0013】さらに上記(2)のごとくとすれば、反応
ガスとともに水滴がセルへと供給され、反応ガスの流れ
に従って運ばれる事態が生じても、反転流路を通流する
ことによって、反応ガスの主流から効果的に分離され、
ガス分岐溝へと導かれることとなる。したがって、反応
ガス通流溝への水滴の混入が防止され、燃料電池の発電
特性の劣化が抑えられる。
【0014】また、上記(3)のごとくとすれば、反応
ガスとともに水滴がセルへと供給され、反応ガスの流れ
に従って運ばれる事態が生じても、入口マニホールドの
下端がガス入口側ほど鉛直方向下方に位置するよう形成
されているので、入口マニホールドに達した水滴も下端
を伝わってガス入口側へと流れて入口マニホールドの外
部へと取り出され、ガス分岐溝へと導かれることとな
る。したがって、反応ガス通流溝への水滴の混入が抑止
され、燃料電池の発電特性の劣化が抑えられることとな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】
<実施例1>図1は、本発明による固体高分子電解質型
燃料電池の実施例1のセルのセパレータに形成されたガ
ス流路の形状を示す断面図である。本実施例のセパレー
タ5Aのガス流路の特徴は、上部に入口マニホールド1
3、下部に出口マニホールド14を配した複数のガス通
流溝6の並列接続体と並列に、ガス入口11から鉛直方
向下方へと延伸したのちガス出口12へと連結されるガ
ス分岐溝15を備えたことにある。本構成では、ガス配
管内での加熱の不均一などによって水滴が生成して、ガ
ス入口11より導入される反応ガスに水滴が混入する事
態が生じても、水滴はガス入口11より下方へと延伸す
るガス分岐溝へと導かれるので、ガス通流溝6へ供給さ
れる反応ガスに含まれる水滴は微量に抑制され、発電特
性は低下することなく、安定に保持される。
【0016】<実施例2>図2は、本発明による固体高
分子電解質型燃料電池の実施例2のセルのセパレータに
形成されたガス流路の形状を示す断面図である。本実施
例のセパレータ5Bのガス流路の特徴は、実施例1と同
様に、ガス入口11から鉛直方向下方へと延伸したのち
ガス出口12へと連結されるガス分岐溝15を複数のガ
ス通流溝6の並列接続体と並列に備えるとともに、ガス
入口11の近傍に水滴遮蔽壁14を設けて、ガス入口1
1とガス通流溝6との間に、反応ガスを鉛直方向下方に
通流したのち上方へと反転させて通流する反転流路を形
成し、かつ、ガス分岐溝15を反転流路の下端部より鉛
直方向下方に延伸して配した点にある。本構成では、水
滴遮蔽壁14を設けて形成された反転流路により、ガス
通流溝6へ送られる反応ガスから効果的に水滴が除去さ
れるので、ガス通流溝6への水滴の混入は極微量に抑制
され、安定した発電運転が可能となる。
【0017】<実施例3>図3は、本発明による固体高
分子電解質型燃料電池の実施例3のセルのセパレータに
形成されたガス流路の形状を示す断面図である。本実施
例は、電極に対向する領域に蛇行して配されたガス通流
溝6Aを備えたセパレータ5Cに、ガス入口11から鉛
直方向下方へと延伸したのちガス出口12へと連結され
るガス分岐溝15を備えた構成例である。本構成におい
ても、実施例1と同様に、ガス入口11より導入された
水滴はガス分岐溝15へと導かれるので、ガス通流溝6
Aへ供給される反応ガスに含まれる水滴は微量に抑制さ
れ、発電特性は低下することなく、安定に保持される。
【0018】<実施例4>図4は、本発明による固体高
分子電解質型燃料電池の実施例4のセルのセパレータに
形成されたガス流路の形状を示す断面図である。本実施
例のセパレータ5Dのガス流路の特徴は、実施例1と同
様に、ガス入口11から鉛直方向下方へと延伸したのち
ガス出口12へと連結されるガス分岐溝15を複数のガ
ス通流溝6の並列接続体と並列に備えるとともに、入口
マニホールド13Aの下端が、ガス入口11へと連結し
た側方端部へ近づくに従い、鉛直方向下方に位置するよ
うに形成されている点にある。本構成においては、ガス
入口11より導入される反応ガスに混入した水滴の過半
は直接ガス分岐溝15へと導かれ、反応ガスの流れとと
もに入口マニホールド13Aへと達した水滴も、入口マ
ニホールド13Aの下端を伝わってガス入口11の方向
へと流れて取り出され、ガス分岐溝15へと導かれるこ
ととなる。したがって、ガス通流溝6への水滴の混入が
抑止され、燃料電池の発電特性の劣化が抑えられること
となる。
【0019】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、平板状
の固体高分子電解質膜の両主面に電極を配して形成され
た電解質膜電極接合体と、電解質膜電極接合体の電極に
対向して反応ガス通流溝を備えたガス不透過性材料より
なるセパレータを積層して構成し、積層方向を水平方向
として配置し、セパレータの鉛直方向上部に備えたガス
入口より反応ガスを導入して反応ガス通流溝を通流さ
せ、セパレータの鉛直方向下部に備えたガス出口より排
出する固体高分子電解質型燃料電池において、 (1)セパレータに、ガス入口において反応ガス通流溝
から分岐して下方へと延伸したのちガス出口へと連結さ
れるガス分岐溝を備えることとしたので、反応ガスを供
給するガス配管内で水滴が生成し、反応ガスとともにセ
ルへと供給される事態が生じても、セパレータの反応ガ
ス通流溝への水滴の滞留や溝の閉塞が抑制され、安定し
て電池出力が得られる固体高分子電解質型燃料電池が得
られることとなった。
【0020】(2)さらに、セパレータのガス入口と反
応ガス通流溝との間に、導入された反応ガスを鉛直方向
下方に通流したのち上方へと反転させて通流する反転流
路を備えることとし、かつ、ガス分岐溝を反転流路の下
端部より鉛直方向下方に延伸するものとして配すること
とすれば、水滴を含んだ反応ガスが供給される場合にあ
っても安定して電池出力を発生する固体高分子電解質型
燃料電池として好適である。
【0021】(3)また、セパレータの反応ガス通流溝
を、上端に入口マニホールドを備えた複数の通流溝の並
列流路より構成し、入口マニホールドの側方端部をガス
入口へと連結し、入口へ連結した側方端部へと近づくに
従い、入口マニホールドの下端が鉛直方向下方に位置す
るよう形成することとしても、同様に、水滴を含んだ反
応ガスが供給される場合にあっても安定して電池出力を
発生する固体高分子電解質型燃料電池が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体高分子電解質型燃料電池の実
施例1のセルのセパレータに形成されたガス流路の形状
を示す断面図
【図2】本発明による固体高分子電解質型燃料電池の実
施例2のセルのセパレータに形成されたガス流路の形状
を示す断面図
【図3】本発明による固体高分子電解質型燃料電池の実
施例3のセルのセパレータに形成されたガス流路の形状
を示す断面図
【図4】本発明による固体高分子電解質型燃料電池の実
施例4のセルのセパレータに形成されたガス流路の形状
を示す断面図
【図5】従来の固体高分子電解質型燃料電池のセル構造
を示す断面図
【図6】図5のセルのセパレータに形成されているガス
通流溝の形状を示す断面図
【符号の説明】
1 固体高分子電解質膜 2 電極触媒層 3 電極基材 4 電極 5,5A セパレータ 5B,5C,5D セパレータ 6,6A ガス通流溝 9 電解質膜電極接合体 11 ガス入口 12 ガス出口 13,13A 入口マニホールド 14 出口マニホールド 15 ガス分岐溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の固体高分子電解質膜の両主面に電
    極を配して形成された電解質膜電極接合体と、電解質膜
    電極接合体の電極に対向して反応ガス通流溝を備えたガ
    ス不透過性材料よりなるセパレータを積層して構成し、
    積層方向を水平方向として配置し、セパレータの鉛直方
    向上部に備えたガス入口より反応ガスを導入して反応ガ
    ス通流溝を通流させ、セパレータの鉛直方向下部に備え
    たガス出口より排出する固体高分子電解質型燃料電池に
    おいて、前記セパレータに、ガス入口において反応ガス
    通流溝から分岐して、下方へと延伸したのちガス出口へ
    と連結されるガス分岐溝を備えたことを特徴とする固体
    高分子電解質型燃料電池。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
    電池において、セパレータのガス入口と反応ガス通流溝
    との間に、導入された反応ガスを鉛直方向下方に通流し
    たのち上方へと反転させて通流する反転流路を備え、か
    つ、前記ガス分岐溝が該反転流路の下端部より鉛直方向
    下方に延伸して配されていることを特徴とする固体高分
    子電解質型燃料電池。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の固体高分子電解質型燃料
    電池において、セパレータの反応ガス通流溝が、上端に
    入口マニホールドを備えた複数の通流溝の並列流路より
    なり、かつ、入口マニホールドが、ガス入口へと連結さ
    れた側方端部へと近づくに従い、その下端が鉛直方向下
    方に位置するように形成されていることを特徴とする固
    体高分子電解質型燃料電池。
JP9082812A 1997-04-01 1997-04-01 固体高分子電解質型燃料電池 Pending JPH10284096A (ja)

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