JP2003249248A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2003249248A JP2002049987A JP2002049987A JP2003249248A JP 2003249248 A JP2003249248 A JP 2003249248A JP 2002049987 A JP2002049987 A JP 2002049987A JP 2002049987 A JP2002049987 A JP 2002049987A JP 2003249248 A JP2003249248 A JP 2003249248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜電極接合体の乾燥が抑制されてセル特性の
低下を引き起こすことのない、発電効率が高くシステム
の小型化の可能な固体高分子電解質型燃料電池を提供す
る。 【解決手段】 膜電極接合体7と、アノード側セパレー
タ5と、膜電極接合体7に配置されてアノード側セパレ
ータ5とで膜電極接合体7を挟持してセルを構成すると
共に、酸化剤ガスを流通させる、互いに近接する上昇往
路11Aと下降復路11Bとが上部の折り返し部11C
で連通されてなる、複数のガス流路11が互いに並行す
るように設けられ、折り返し部11Aの近傍に冷却用水
路12が形成されたカソード側セパレータ6とで燃料電
池1を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固体高分子を電
解質として用いた燃料電池に関し、更に詳しくは、外部
からの加湿が抑制された低加湿状態または外部からの加
湿のない状態でのガス供給下で稼働する燃料電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、反応ガスである水素などの
燃料ガスと空気などの酸化剤ガスを電気化学的に反応さ
せることにより、燃料の持つ化学エネルギーを直接電気
エネルギーに変換する装置である。この燃料電池は、電
解質の違いなどによりさまざまなタイプのものに分類さ
れるが、その一つとして、電解質に固体高分子を用いた
固体高分子燃料電池が知られている。
【0003】一般に、燃料電池の燃料極(アノード
極)、酸化剤極(カソード極)の両電極において進行す
る電極反応は、以下の通りである。
【0004】 燃料極 2H→4H+4e …(1) 酸化剤 4H+4e+O→2HO …(2) すなわち、燃料極に水素ガスが供給されると、燃料極で
は、上記式(1)で示す反応が進行して水素イオンが生
成される。このように生成された水素イオンが水和状態
で電解質(固体高分子型燃料電池であれば固体高分子電
解質膜)を透過(拡散)して酸化剤極に至り、この酸化
剤極に酸素含有ガス、例えば空気が供給されることによ
り、カソード極では式(2)の反応が進行する。この式
(1)、(2)の電極反応が各極で進行することによ
り、燃料電池は起電力を発生する。
【0005】ここで、固体高分子電解質型燃料電池にお
いては、固体高分子電解質膜のプロトン導電性が反応ガ
スの湿度に著しく依存しており、反応ガスの湿度が低す
ぎると、高分子電解質膜が乾燥して膜抵抗が増大し、セ
ル特性の低下を引き起こす。このため、一般的には電極
の湿潤状態を適切に保持するために、反応ガスを加湿器
などの加湿手段により加湿して供給する方式が行われて
いる。しかしながら、このように加湿器などの加湿手段
を用いることとすれば、固体高分子電解質型燃料電池が
大型化し、システムとしての発電効率が低下することに
なる。
【0006】このため、反応ガスを加湿することなく供
給して、固体高分子電解質型燃料電池を運転する無加湿
運転が試みられており、特開2001−185172号
公報や特開2001−6698号公報には、高分子電解
質膜を薄膜化したり、アノード極およびカソード極に供
給する反応ガスを互いに反対方向に流通させる所謂対向
流として供給することが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成で反応ガスを低加湿または無加湿の状態で発電を行
うとガス流路の構成が十分でないため、燃料ガスおよび
酸化剤ガスを消費して発電を行う部位である膜電極接合
体(MEA;Memran ElectrodeAss
emebly)の含水状態が不安定となり、その結果発
電に必要なプロトンの移動が安定して行われなくなる。
このため、セル特性を低下させることなく安定して発電
を行うことは困難であった。また、従来の燃料電池で
は、膜の含水状態を維持して安定して発電できる温度域
が60℃近辺と限られている。そのため、燃料電池の発
電効率がより望ましい状態となる90℃に近い温度での
稼動を維持することが困難であった。
【0008】そこで、本発明は、上記した問題点に着目
して創案されたものであり、電池反応により生成された
水の利用によって膜電極接合体の乾燥が抑制され、かつ
加湿が抑制された低加湿ガス供給、さらには外部からの
加湿を行わないガス供給運転においてもセル特性の低下
を引き起こすことのない、発電効率が高くシステムの小
型化の可能な固体高分子電解質型燃料電池を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
電解質膜の両面に、電極を配置してなる膜電極接合体
と、前記膜電極接合体の一方の面に配置される、燃料ガ
スを流通させる燃料ガス流路が形成されたアノード側セ
パレータと、前記膜電極接合体の他方の面に配置されて
前記アノード側セパレータとで該膜電極接合体を挟持し
てセルを構成すると共に、酸化剤ガスを流通させる、互
いに近接する上昇往路と下降復路とが上部の折り返し部
で連通されてなる、複数の酸化剤ガス流路が互いに並行
するように設けられ、前記折り返し部の近傍に冷却用水
路が形成されたカソード側セパレータと、を備えること
を要旨とする。
【0010】このような構成の請求項1記載の発明で
は、反応生成水を発生するカソード側において、酸化剤
ガスを流通させる、互いに近接する上昇往路と下降復路
とが上部の折り返し部で連通されてなり、これら折り返
し部の近傍に冷却用水路が形成された構成であるため、
ガス流に含有される水分を流路の途中で回収することが
できる。このため、ガス流と一緒に持ち出される水分量
を抑制することができる。
【0011】また、折り返し部をセル面内のガス流路上
部に配置することで、相対的に湿潤しているガス流路下
流を下向きの方向に流すことができる。このため、ガス
流路自体に凝集した水自身が受ける重力をも活用でき
る。したがって、凝集水による流路の閉塞を防ぐととも
に、より広範囲に凝集水を拡散することが可能となる。
この結果、反応生成水を有効に活用することとなり、膜
電極接合体の乾燥を抑制することでセル特性の劣化を生
じさせることなく優れた電池特性を安定して得ることが
できる。
【0012】さらに、発電部の温度に比べて折り返し部
の温度が異なる温度状態で運転ができるように配設され
た冷却水路を、燃料電池自体から発生する熱の排熱用冷
却水路と別に設けることで、セルの稼働温度を高く維持
することができる。その結果、高い発電効率を維持する
とともに、例えば補器として構成される燃料電池除熱用
ラジエータの稼働温度として外気温との温度差を保持で
きるため、燃料電池からの排熱を円滑に行うことも可能
となる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の燃
料電池であって、前記酸化剤ガス流路は、前記カソード
側セパレータ内で鉛直方向に対して傾いて形成された傾
斜部を有することを特徴とする。
【0014】したがって、請求項2記載の発明では、請
求項1記載の作用に加えて、酸化剤ガス流路が傾斜部を
有することで、酸化剤ガス流路の往路側にて凝集した水
のセル面内におけるガス流路からの排出速度を抑制する
ことができる。このような構成とすることにより、セル
内からの反応生成水のガス流に含有する水分を流路の途
中で回収することができ、ガス流と一緒に持ち出される
水分量が増えるのを抑制できる。また、上記した請求項
1記載の発明の作用に加えて、反応生成水をより有効に
活用することができ、膜電極接合体の乾燥さらに抑制す
ることができ、セル特性の劣化を生じさせることなく優
れた電池特性をより安定化させることができる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載された燃料電池であって、前記酸化剤ガス
流路の前記傾斜部における前記上昇往路と前記下降復路
では、前記下降復路が前記上昇往路より上方に配置され
ていることを特徴とする。
【0016】したがって、請求項3記載の発明では、請
求項1および請求項2に記載された発明の作用に加え
て、ガス流路上流にあたる上向きの往路に対してガス流
路下流にあたる下向きとなる復路をその上部に配置する
ことで、生成水回収手段によって相対的に湿潤される膜
電極接合体を、相対的に乾燥される膜電極接合部の上部
とすることができ、復路によって回収できた水分を重力
を利用して、相対的により乾燥される往路に近接させる
ことが可能となる。このため、湿潤状態の差から生じる
水分量の濃度差から生じる膜電極接合体の湿潤状態の均
一化をより促進する作用がある。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項2に記載された燃料電池であって、前記カソード側
セパレータにおいて複数の並行する酸化剤ガス流路の群
の幅方向の両端に位置するガス流路が、折り返し部から
連通する復路として配置されていることを特徴とする。
【0018】したがって、請求項4記載の発明では、請
求項1および請求項2に記載された発明の作用に加え
て、相対的に湿潤状態となる復路をセル流路の両端(幅
方向外側)に配置することで、膜電極接合体の湿潤状態
の均一化を促進することができるため、セル特性の劣化
を抑制し優れた電池特性を得ることが可能となる。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載された燃料電池であって、前記酸
化剤ガス流路の前記折り返し部同士が連通する共有折り
返し部でなることを特徴とする。
【0020】したがって、請求項5記載の発明では、複
数のガス流路間で折り返し部を共有化することで、折り
返し部でのガスの滞留時間を長くすることができるの
で、冷却を受ける時間をより長くすることで水の回収を
より促進することが可能となる。また、互いのガスと混
合することで、復路に流通するガス濃度の不均一性を抑
制することができ、セル内での反応状態のより均一化が
促進され、セル特性の劣化を抑制し優れた電池特性を安
定して得ることが可能となる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項5記載の燃
料電池であって、前記共有折り返し部の流路幅が、該共
有折り返し部に連通する酸化剤ガス流路の上昇往路・下
降復路の流路幅に対して、1〜20倍であることを特徴
とする。
【0022】したがって、請求項6記載の発明では、複
数のガス流路間で共通化される折り返し部を、この折り
返し部に連通するガス流路の往路、復路の流路幅に対し
て1倍以上としたことにより、折り返し部での凝集水に
よる折り返し部が閉塞することを防ぐことができる。ま
た、折り返し部でのガスの滞留時間を調整できるため、
折り返し部における水の凝集の図り方を調整することが
可能となる。
【0023】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載された燃料電池であって、発電に
際して供給される燃料ガス・酸化剤ガスの少なくとも一
部が低加湿状態で供給されることを特徴とする。
【0024】したがって、請求項7記載の発明では、供
給するガスの少なくとも一部を、外部からの加湿を抑制
した低加湿状態とすることにより、加湿に必要な加湿水
の量を減らすことができ、燃料電池システムの重量軽減
を図ることができる。
【0025】請求項8記載の発明は、請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載された燃料電池であって、発電に
際して供給される燃料ガス・酸化剤ガスの少なくとも一
部が外部から加湿されない状態で供給されることを特徴
とする。
【0026】したがって、請求項8記載の発明では、発
電に必要な供給ガスに対する外部からの加湿をなくすこ
とができるため、加湿に要する加湿水および外部加湿に
必要な補器類を省略することができる。このため、加湿
制御や補器の制御などを簡略化することができる。その
結果、燃料電池システムの系全体のシステムを簡略化す
ることができるとともに、重量の低減化を図ることがで
きる。
【0027】請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求
項8のいずれかに記載される燃料電池であって、燃料電
池車両に駆動源として搭載されることを特徴とする。
【0028】したがって、請求項9記載の発明では、セ
ル特性の劣化を生じさせることなく優れた電池特性を安
定して、燃料電池車両の駆動源として用いることができ
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ガス流に
含有される水分を流路の途中で回収することができるた
め、ガス流と一緒に持ち出される水分量を抑制すること
ができるとともに、相対的に湿潤しているガス流路下流
を水自身が受ける重力をも活用して下向きの方向に流す
ことができる。このように、水分量と水分の排除効果が
高くなるため、凝集水による流路の閉塞を防ぐことがで
きる。さらに、より広範囲に凝集水を拡散させることが
できるため、反応生成水を有効に活用することとなり、
膜電極接合体の乾燥を抑制できる。この結果、セル特性
の劣化を生じさせることなく優れた電池特性が安定して
得られるという効果がある。加えて、発電部の温度に比
べて折り返し部の温度が異なる温度状態で運転ができる
ように配設された冷却水路を、燃料電池自体から発生す
る熱の排熱用冷却水路と別に設けたことで、セルの稼働
温度を高く維持することができ、高い発電効率を維持す
るとともに、外気温との温度差を保持できるため、燃料
電池からの排熱を円滑に行えるという効果を奏する。
【0030】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の効果に加えて、酸化剤ガス流路の往路側にて凝集し
た水のセル面内におけるガス流路からの排出速度を抑制
することができる。このため、セル内からの反応生成水
のガス流に含有する水分を流路の途中で回収することが
でき、ガス流と一緒に持ち出される水分量が増えるのを
抑制できる。すなわち、請求項2記載の発明によれば、
反応生成水をより有効に活用できるため、膜電極接合体
の乾燥をさらに抑制することができ、セル特性の劣化を
生じさせることなく優れた電池特性をより安定化させる
ことができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、請求項1お
よび請求項2に記載された発明の効果に加えて、湿潤状
態の差から生じる水分量の濃度差から生じる膜電極接合
体の湿潤状態の均一化をより促進する効果がある。
【0032】請求項4記載の発明によれば、請求項1お
よび請求項2に記載された発明の効果に加えて、膜電極
接合体の湿潤状態の均一化を促進することができるた
め、セル特性の劣化を抑制し優れた電池特性を実現する
ことができる。
【0033】請求項5記載の発明によれば、複数のガス
流路間で折り返し部を共有化することで、折り返し部で
のガスの滞留時間を長くすることができ、冷却を受ける
時間をより長くすることができるため、水の回収をより
促進できる。また、請求項5記載の発明によれば、互い
のガスと混合することで、復路に流通するガス濃度の不
均一性を抑制することができ、セル内での反応状態のよ
り均一化が促進でき、セル特性の劣化を抑制し優れた電
池特性を安定して得ることができる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、折り返し部
での凝集水による折り返し部が閉塞することを防ぐこと
ができる。また、折り返し部でのガスの滞留時間を調整
できるため、折り返し部における水の凝集の図り方を調
整できる。
【0035】請求項7記載の発明によれば、供給するガ
スの少なくとも一部を、外部からの加湿を抑制した低加
湿状態とすることにより、加湿に必要な加湿水の量を減
らすことができ、燃料電池システムの重量軽減を図るこ
とができる。
【0036】請求項8記載の発明によれば、加湿制御や
周辺補器の制御などを簡略化することができ、燃料電池
システムの系全体のシステムを簡略化並びに重量の低減
化を図ることができる。
【0037】請求項9記載の発明によれば、セル特性の
劣化を生じさせることなく優れた電池特性を安定して、
燃料電池車両の駆動源として用いることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る燃料電池の詳
細を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0039】(第1の実施の形態)図1および図2は、
本発明を固体高分子型燃料電池に適用した第1の実施の
形態を示している。なお、図1は本実施の形態の固体高
分子型燃料電池1の要部断面図、図2は本実施の形態の
燃料電池1の側面図である。なお、本実施の形態の燃料
電池1は、燃料電池車両の駆動電源に適用されるもので
ある。
【0040】図1に示すように、本実施の形態の固体高
分子型燃料電池1は、固体高分子膜からなる電解質膜2
と、この電解質膜2を挟持するように電解質膜2の両面
に配置される電極としてのアノード極(燃料極)3並び
にカソード極(酸化剤極)4と、セル間の隔壁をなすア
ノード側セパレータ5並びにカソード側セパレータ6と
を積層することにより構成されている。なお、電解質膜
2とアノード側セパレータ3とカソード側セパレータ4
とは、接合されて膜電極接合体7を構成している。ま
た、アノード側セパレータ5およびカソード側セパレー
タ6は、互いに対向する縁部にシール材8が周回して介
在されている。このシール材8は、これらアノード側セ
パレータ5およびカソード側セパレータ6と、電解質膜
2との接合部に気密性および水密性を持たせている。
【0041】電解質膜2は、プロトン伝導性を有する、
例えばフッ素系樹脂などの固体高分子材料で形成されて
いる。アノード極3並びにカソード極4には、白金また
は白金とその他の金属からなる触媒を含有するカーボン
クロスからなり、触媒の存在する面が電解質膜2と接触
するように形成されている。また、触媒へガスを供給す
るために、これらアノード極3およびカソード極4は、
多孔質の拡散層(図示省略)を有している。
【0042】また、アノード側セパレータ5およびカソ
ード側セパレータ6は、ガスが透過しない緻密なカーボ
ン材で形成されている。そして、これらアノード側セパ
レータ5およびカソード側セパレータ6の互いに対向す
る側の面には、燃料ガスや酸化剤ガスを通すためのガス
供給路10、11が形成されている。また、カソード側
セパレータ6の外側面には、燃料電池自体から発生する
熱を排除するための排熱用冷却水路9と、酸化剤ガスの
ガス供給路11の後述する折り返し部11Cの近傍に配
置された冷却用水路12とが形成されている。
【0043】この冷却用水路12は、電池セルの積層方
向に貫通したマニホールドの構造となっている。また、
この冷却用水路12は、排熱用冷却水路9に対して独立
して温度制御されるようになっている。なお、排熱用冷
却水路9は、図2に示すように、発電部冷却水路用マニ
ホールド9Aに連通している。ガス流通路10には、図
2に示す燃料ガス入口マニホールド13と燃料ガス出口
マニホールド14とが連通するように設けられている。
【0044】ガス流通路(酸化剤ガス流通路)11は、
図2に示すように、酸化剤ガスを上昇するように流通さ
せる上昇往路11Aと、この上昇往路11Aの上部で折
り返し部11Cを介して連通し且つ酸化剤ガスを下降す
るように流通させる下降復路11Bとからなり、このよ
うなガス流通路11は、複数が並行するようにカソード
側セパレータ6に配置、形成されている。そして、上昇
往路11Aの下端部は、分配路15Aに連通した後、酸
化剤ガス入口マニホールド15に連通するように形成さ
れている。また、下降復路11Bの下端部は、排出ガス
集合流路16Aに連通した後、酸化剤ガス出口マニホー
ルド16に連通するように形成されている。
【0045】また、ガス流通路11の中間部は、図2に
示すように、上昇往路11A、下降復路11Bが共に、
所定の傾きに設定された傾斜部11Dとなっている。な
お、各ガス流通路11の傾斜部11Dにおいは、下降復
路11Bが上昇往路11Aの上に位置するように設定さ
れている。
【0046】一般に、例えば酸化剤ガスを低加湿状態ま
たは無加湿状態としたガス供給下では、加湿して運転し
た場合に比べて著しく特性(セルの発電特性)が低下す
る。これは加湿が抑制されたために電極が乾燥して電解
質膜2の抵抗が高くなることが原因と考えられている。
そこで、本実施の形態では、膜電極接合体7に接合され
るカソード側セパレータ6に形成されるガス流通路11
を上昇往路11Aと下降復路11Bとが上部に設けられ
た折り返し部11Cで連通した構成としたことにより、
酸化剤ガスがガス流通路11の上昇往路11Aと下降復
路11Bとで互いに異なる方向(逆方向)に流れるた
め、互いのガス流通路11同士の間に生じる水の濃度勾
配を利用して、膜電極接合体7の乾燥を防ぐことが可能
となる。
【0047】また、燃料電池の発電効率がより高く、し
かも燃料電池に発生する熱のラジエータによる除熱効率
がより高くなる70℃以上で90℃近い運転を行おうと
すると、蒸気としての燃料電池から持ち出される水分量
が多くなるため、例えガス供給を互いに異なる向きの対
向流の配置としても膜電極接合体7は乾燥状態となって
特性が低下するものと考えられている。このため、本実
施の形態では、上記したように酸化剤ガスのガス流通路
11を流路の上部に折り返し部11Cを配置し、隣接す
る流路間でガス流通の向きを互い違いとなるようにし、
さらに折り返し部11Cを冷却する冷却用水路12を配
設した構成としセル特性が低下しないようにしている。
【0048】以下、本実施の形態に係る燃料電池1の動
作・作用について説明する。この燃料電池1では、酸化
剤ガス入口マニホールド15から導入された酸化剤ガス
が、セル内の分配路15Aから各ガス流通路11の上昇
往路11Aへ分配される。そして、各上昇流路11Aに
分配された酸化剤ガスは、折り返し部11Cへ向かって
上昇往路11Aを上向きに流通する。折り返し部11C
では、近傍に形成された冷却用水路12により酸化剤ガ
ス中に含まれる水を凝集して回収を行う。酸化剤ガス
は、折り返し部11Cで反転した後、下降復路11Bを
下降して、セルの裏面に形成された排出ガスの集合流路
16Aを経て酸化剤ガス出口マニホールド16へ至る。
上昇往路11Aと下降復路11Bとが隣接して並ぶた
め、相互間でセル内での膜電極接合体7の含水状態の均
一化が促進される。
【0049】また、本実施の形態では、ガス流通路11
の上部に形成された折り返し部11Cで、ガス中の含水
量を低下させることで、下降復路11Bにおいて発生す
る反応生成水の吸収効率をより高めることができる。
【0050】さらに、ガス流通路11の中間部が傾斜部
11Dとなっているため、折り返し部11Cなどで凝集
された水がそのままセルから排出されることを防ぐ作用
がある。加えて、各ガス流通路11の傾斜部11Dにお
いは、相対的に湿潤な下降復路11Bが上昇往路11A
の上に位置するように設定されているため、折り返し部
11Cおよび傾斜部11Dでセル内に留められた水分が
濃度差と重力の作用によって均一な湿潤化の挙動をより
促進することが可能となる。
【0051】なお、本実施の形態においては、燃料ガス
を流通させるガス流路10の構造を特に限定していない
が、本発明の燃料電池では供給されるガスについて外部
からの加湿を抑制または外部からの加湿がない状態で運
転を行うため、膜電極接合体7の乾燥を抑制するよう
に、酸化剤ガスのガス流通路11の流通パターンと対向
流となるような配置およびパターンとすることが好まし
い。
【0052】また、本実施の形態では、折り返し部11
Cをセル面内のガス流通路11上部に配置することで、
相対的に湿潤しているガス流通路11の下流を下向きの
方向に流すことができる。このため、ガス流通路11自
体に凝集した水自身が受ける重力をも活用できる。した
がって、凝集水によるガス流通路11の閉塞を防ぐとと
もに、より広範囲に凝集水を拡散することが可能とな
る。この結果、反応生成水を有効に活用することとな
り、膜電極接合体7の乾燥を抑制することでセル特性の
劣化を生じさせることなく優れた電池特性を安定して得
ることができる。
【0053】さらに、本実施の形態では、発電部の温度
に比べて折り返し部11Cの温度が異なる温度状態で運
転ができるように配設された冷却水路12を、燃料電池
1自体から発生する熱の排熱用冷却水路9と別に設ける
ことで、セルの稼働温度を高く維持することができる。
その結果、高い発電効率を維持するとともに、例えば補
器として構成される図示しない燃料電池除熱用ラジエー
タの稼働温度として外気温との温度差を保持できるた
め、燃料電池1からの排熱除熱を円滑に行うことも可能
となる。
【0054】さらに、本実施の形態では、酸化剤ガスの
ガス流通路11が傾斜部11Dを有することで、ガス流
通路11の上昇往路11A側にて凝集した水のセル面内
におけるガス流通路11からの排出速度を抑制すること
ができる。このような構成とすることにより、セル内か
らの反応生成水のガス流に含有する水分を流路の途中で
回収することができ、ガス流と一緒に持ち出される水分
量が増えるのを抑制できる。また、反応生成水をより有
効に活用することで、膜電極接合体の乾燥をさらに抑制
することができるため、セル特性の劣化を生じさせるこ
となく優れた電池特性をより安定化させることができ
る。
【0055】また、本実施の形態では、ガス流通路11
の上流にあたる上昇往路11Aに対してガス流通路11
の下流にあたる下降復路11Bをその上部(上側)に配
置することで、生成水回収手段によって相対的に湿潤さ
れる膜電極接合体7を、相対的に乾燥される膜電極接合
体7の上部とすることができ、復路によって回収できた
水分を重力を利用して、相対的により乾燥される下降往
路11Bに近接させることが可能となる。このため、水
分量の濃度差から生じる膜電極接合体の湿潤状態の均一
化をより促進する作用がある。
【0056】(第2の実施の形態)図3は、本発明に係
る燃料電池の第2の実施の形態を示す側面図である。な
お、本実施の形態において上記した第1の実施の形態と
同一部分および類似部分には、同一の符号および類似の
符号を付してその説明を省略する。
【0057】本実施の形態に係る燃料電池1では、図3
に示すように、酸化剤ガスを流通させるガス流通路11
において、上部に設けられた折り返し部11Cと、ガス
流通路11の下部に設けられた折り返し部11Eと、の
2つの折り返し部を備えた点が上記した第1の実施の形
態と異なる。この結果、本実施の形態に係る燃料電池1
では、下降復路11Bの下部に設けられた折り返し部1
1Eから再度立ち上げられた上昇往路11Fを備えてい
る。そして、複数のガス流通路11のそれぞれの上昇往
路11Fの上端部は、セル上部に形成された排出ガスの
集合流路16Aに連通するように形成されている。この
集合流路16Aは、酸化剤ガス出口マニホールド16に
連通している。また、上昇往路11Aの下端部は、分配
路15Aに連通するように形成され、分配路15Aは酸
化剤ガス入口マニホールド15に連通するように形成さ
れている。
【0058】また、上部の折り返し部11Cに近接する
冷却用水路12は、セルの裏面側に形成され、セルの体
積を有効に活用すると共に、酸化剤ガスの排出側にあた
る集合流路16Aの裏側もあわせて冷却することで、水
の回収効率を向上させることができる。なお、本実施の
形態に係る燃料電池1の他の構成は、上記した第1の実
施の形態と略同様である。
【0059】このような第2の実施の形態では、図3に
示すように、ガス流通路11において、酸化剤ガス入口
マニホールド15から導入された酸化剤ガスが分配路1
5Aで各ガス流通路11に分配される。各ガス流通路1
1では、酸化剤ガスが上昇往路11A内を上昇して折り
返し部11Cで下降復路11Bに折り返す。このとき、
折り返し部11Cの近傍には、冷却用水路12が形成さ
れているため、折り返し部11C内のガスに含まれる水
が凝集されて回収される。このように、折り返し部11
Cでいったんガス中の含水量を低下させることで、下降
復路11Bにおいて発生する反応生成水の吸収効率をよ
り高めることができる。
【0060】また、往路と復路とが隣接して並ぶため、
相互間でセル面内での膜電極接合体の含水状態の均一化
が促進される。
【0061】さらに、本実施の形態においても、ガス流
通路11が傾斜部11Dを有しているため、傾斜部11
Dでセル内に留められた水分が濃度差と重力の作用によ
って均一な湿潤化の挙動を促進することができる。
【0062】(第3の実施の形態)図4は本発明に係る
燃料電池の第3の実施の形態を示す側面図である。図4
に示すように、本実施の形態に係る燃料電池1は、酸化
剤ガスが流通されるガス流通路11が全て傾斜部から構
成されている点が、上記した第1の実施の形態と異なる
点である。なお、本実施の形態に係る燃料電池1におい
て、上記した第1の実施の形態と同一部分には同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0063】本実施の形態に係る燃料電池1では、複数
のガス流通路11の幅方向の両端が下降復路11Bとな
るように配置されている。そして、図4に示すように、
複数のガス流通路11の幅方向の略中央の互いに隣接す
る2つのガス流通路11では、上昇往路11A同士が互
いに隣接するように、配置されている。これら互いに隣
接する一方のガス流通路11の一方の外側に配置される
ガス流通路11は、上昇往路11Aと下降復路11Bと
が互いに隣接するように配置されている。また、他方の
ガス流通路11の他方の外側に配置されるガス流通路1
1は、上昇往路11Aと下降復路11Bとが互いに隣接
するように配置されている。すなわち、複数のガス流通
路11の群のうち略中央から右側のガス流通路11の群
は右向きに配置され、略中央から左側のガス流通路11
の群は左向きに配置されている。なお、本実施の形態の
他の構成は、上記した第1の実施の形態と略同様であ
る。
【0064】本実施の形態に係る燃料電池1では、ガス
流通路11の群の幅方向両端に下降復路11Bが配置さ
れその内側に上昇往路11Aが配置された構成としたこ
とにより、セル周辺部から膜電極接合体の電解質膜2を
伝わって水がわずかでも放散することで生じる膜電極接
合体の乾燥を防ぐことができる。また、セル周辺部を相
対的に湿潤するようにガス流通路11を配置することに
なり、膜電極接合体の湿潤状態の均一化を図ることがで
きる。
【0065】(第4の実施の形態)図5は、本発明に係
る燃料電池の第4の実施の形態を示す側面図である。本
実施の形態に係る燃料電池においては、図5に示すよう
に、酸化剤ガスを流通させる複数のガス流通路11が全
て傾斜部11Dからなり、これらガス流通路11の群が
セルの中心部に配置されている。すなわち、セルの四隅
部分には、ガス流通路11が形成されていない構成とな
っている。また、本実施の形態では、排出ガスが流入さ
れる集合流路16Aが傾斜して形成されている。
【0066】この燃料電池1では、実質的な発電部に当
たる面の活用率が低くなるものの、ガスや冷却水のマニ
ホールド用の流路径を大きくできるため、ガス流路の流
量制限を緩和することができる。また、排出ガスが流入
する集合流路16Aが傾斜しているため、集合流路16
Aの排水効率が高くなる。
【0067】(第5の実施の形態)図6は、本発明に係
る燃料電池の第5の実施の形態を示す側面図である。本
実施の形態に係る燃料電池1では、酸化剤ガスを流通さ
せるガス流通路11、すなわち上昇往路11Aと下降復
路11Bとがジグザグ状に形成されている。また、ガス
流通路11の折り返し部11Cが複数のガス流通路11
で共有されている。この折り返し部11Cの流路幅は、
上昇往路11Aや下降復路11Bの流路幅の1〜20倍
に設定されている。したがって、本実施の形態では、複
数のガス流路間で共通化される折り返し部を、この折り
返し部に連通するガス流路の往路、復路の流路幅に対し
て1〜20倍としたことにより、折り返し部での凝集水
による折り返し部が閉塞することを防ぐことができる。
また、折り返し部でのガスの滞留時間を調整できるた
め、折り返し部における水の凝集の図り方を調整するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池の第1の実施の形態を示
す要部断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る燃料電池の側面図であ
る。
【図3】本発明に係る燃料電池の第2の実施の形態を示
す側面図である。
【図4】本発明に係る燃料電池の第3の実施の形態を示
す側面図である。
【図5】本発明に係る燃料電池の第4の実施の形態を示
す側面図である。
【図6】本発明に係る燃料電池の第5の実施の形態を示
す側面図である。
【符号の説明】
1 燃料電池 2 電解質膜 3 アノード極 4 カソード極 6 カソード側セパレータ 7 膜電極接合体 9 排熱用冷却水路 10 ガス流通路 11 ガス流通路 11A 上昇往路 11B 下降復路 11C 折り返し部 11D 傾斜部 12 冷却用水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/02 H01M 8/02 R Fターム(参考) 5H026 AA06 CC03 CC08 CC10 CX05 HH03 5H027 AA06 DD00

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質膜の両面に電極を配置してなる膜
    電極接合体と、 前記膜電極接合体の一方の面に配置される、燃料ガスを
    流通させる燃料ガス流路が形成されたアノード側セパレ
    ータと、 前記膜電極接合体の他方の面に配置されて前記アノード
    側セパレータとで該膜電極接合体を挟持してセルを構成
    すると共に、酸化剤ガスを流通させる、互いに近接する
    上昇往路と下降復路とが上部の折り返し部で連通されて
    なる、複数の酸化剤ガス流路が互いに並行するように設
    けられ、前記折り返し部の近傍に冷却用水路が形成され
    たカソード側セパレータと、 を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記酸化剤ガス流路は、前記カソード側
    セパレータ内で鉛直方向に対して傾いて形成された傾斜
    部を有することを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】 前記酸化剤ガス流路の前記傾斜部におけ
    る前記上昇往路と前記下降復路では、前記下降復路が前
    記上昇往路より上方に配置されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載された燃料電池。
  4. 【請求項4】 前記カソード側セパレータにおいて複数
    の並行する酸化剤ガス流路の群の幅方向の両端に位置す
    るガス流路が、折り返し部から連通する復路として配置
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載された燃料電池。
  5. 【請求項5】 前記酸化剤ガス流路の前記折り返し部同
    士が連通する共有折り返し部でなることを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載された燃料電池。
  6. 【請求項6】 前記共有折り返し部の流路幅が、該共有
    折り返し部に連通する酸化剤ガス流路の上昇往路・下降
    復路の流路幅に対して、1〜20倍であることを特徴と
    する請求項5記載の燃料電池。
  7. 【請求項7】 発電に際して供給される燃料ガス・酸化
    剤ガスの少なくとも一部が低加湿状態で供給されること
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載さ
    れた燃料電池。
  8. 【請求項8】 発電に際して供給される燃料ガス・酸化
    剤ガスの少なくとも一部が外部から加湿されない状態で
    供給されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載された燃料電池。
  9. 【請求項9】 燃料電池車両に駆動源として搭載される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記
    載される燃料電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005093095A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Toyota Motor Corp 燃料電池
JP2007294327A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Hitachi Ltd 固体高分子形燃料電池及びセパレータ
JP2008047293A (ja) * 2006-08-10 2008-02-28 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池
JP2008226557A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Dainippon Printing Co Ltd インターコネクタ及びこれを用いた単室型固体酸化物形燃料電池のスタック構造

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