JPH10283149A - 用紙枚数計数装置、プリンタ、用紙枚数計数方法 - Google Patents

用紙枚数計数装置、プリンタ、用紙枚数計数方法

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JPH10283149A
JPH10283149A JP9091210A JP9121097A JPH10283149A JP H10283149 A JPH10283149 A JP H10283149A JP 9091210 A JP9091210 A JP 9091210A JP 9121097 A JP9121097 A JP 9121097A JP H10283149 A JPH10283149 A JP H10283149A
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JP9091210A
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Kiyoshi Mukoyama
潔 向山
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙1枚の厚みが異なるような場合でも、正
確に用紙の残り枚数を計数できるような、用紙枚数計数
装置を提供する。 【解決手段】 用紙枚数計数装置1は、用紙装填位置に
セットされている用紙のかさ高を検出するかさ高センサ
16と、一定期間内に消費された用紙の枚数を計数する
カウンタと、前記特定期間内においてかさ高センサによ
り検出されたかさ高の変化量と、カウンタにより計数さ
れた用紙の枚数とに基づき、用紙装填位置にセットされ
ている用紙1枚の厚みを演算するとともに、該厚みとか
さ高センサにより検出される現在の用紙のかさ高とから
用紙装填位置にセットされている用紙の枚数を演算可能
に構成されているASIC14を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複数枚の用
紙をセットし、カットシートフィーダ等により印字機構
に給紙することが可能なプリンタにおいて、セットされ
ている用紙残量を計測して実時間表示する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多数枚のカットシートをユニバーサルカ
セット等にセットしておき、印刷時に用紙を印字機構に
供給する給紙装置を備えるプリンタでは、通常、用紙の
残量をプリンタ外部から視認することができない。その
ため、プリンタのパネル面やホストコンピュータのディ
スプレイ画面上に、用紙の残量についての表示を行なう
ようにしているのが一般的である。
【0003】図12は、ホストコンピュータのディスプ
レイ18の画面上に、プリンタの用紙残量の表示が行な
われる場合の従来例を示す図である。ここでは、プリン
タステータスの一つとして、用紙残量のパーセンテージ
が示されている。ここで表示されるパーセンテージは、
例えば図9あるいは図10に示される構成のかさ高(用
紙分量、以下同じ)センサの検出値に基づいて計算され
る。これらの図を参照すると、用紙のかさ高に応じて移
動可能な可動部91(あるいは92)の下端は、バネ等
により付勢されて用紙束の最上面に接している。用紙残
量が減ると、可動部91(92)が移動することにより
かさ高センサの出力電圧が変化する。プリンタのコント
ローラ(図示省略)は、この電圧を捉え、内部CPUの
AD(アナログ・デジタル)変換機能によって用紙のか
さ高を数値化し、これをホストコンピュータ側に送信す
る。
【0004】図11は、この場合の用紙残量の計算方法
の説明図である。図中、Vmaxは、用紙を最大量セッ
トしたときに検出される電圧、Vminは用紙をセット
しない場合に検出される電圧、Vtmpは実際にセット
されている用紙分量に応じた電圧をそれぞれ表わす。用
紙残量のパーセンテージをPzとすると、下式が成立
つ。
【0005】Pz=(Vtmp-Vmin)/(Vmax-Vmin)×100
(%) VmaxやVminは、それぞれのプリンタ、あるいは
それぞれの用紙カセットごとに定められる値なので、各
プリンタ(用紙カセット)ごとに調整して得られた値
を、プリンタ内のEEPROMに記録させて保持してお
く。
【0006】そして、例えばPz=60(用紙残量60
%)の場合、プリンタから用紙残量を表わす文字列「P
Z=3C;」をステータスストリングとしてホストコン
ピュータに送信することにより、図12に示す用紙残量
の表示をディスプレー上に行なうことができるようにな
っている。ここで「3C」は「60」を16進値で表わ
したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の表示形態は上述
のとおりであるが、プリンタのユーザが本当に知りたい
と欲する情報は、用紙残量のパーセンテージではなく、
「あと何枚印刷できるか?」等、用紙の残り枚数である
ことが一般的である。ところが、プリンタ(あるいは用
紙カセット)にセットできる用紙の分量はそれぞれに異
なり、さらに用紙自体の厚みも用紙の種類によって異な
る。そのため、用紙残量をパーセンテージで示されて
も、プリンタのユーザは用紙の残り枚数を把握すること
ができない。
【0008】同様の問題は、プリンタのほか、用紙枚数
を何らかの形で計測して表示させる機構を有する同種の
装置においても存在する。すなわち、現在の用紙の残り
枚数を計数しようとしても、セットされている用紙がカ
ットシートか、エンベロープか等により、用紙1枚の紙
の厚みが異なってくるため、正確に用紙の残り枚数を算
出することはできなかった。
【0009】そこで、本発明の課題は、用紙枚数を計測
して表示する機構を備えた装置において、用紙の厚みが
異なるような場合であっても、正確に用紙の残り枚数を
表示することができるようにする技術を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、用紙装填位置にセットされている用紙の
かさ高を検出するかさ高センサと、一定期間内に消費さ
れた用紙の枚数を計数するカウンタと、前記期間内に前
記かさ高センサにより検出されたかさ高の変化量と前記
カウンタにより計数された用紙の枚数とに基づいて前記
用紙装填位置にセットされている用紙の厚みを演算する
とともに、該厚みと前記センサにより検出される現在の
用紙のかさ高とから前記用紙装填位置にセットされてい
る用紙の枚数を演算する演算手段と、を備えて成る用紙
枚数係数装置を提供する。
【0011】この用紙枚数係数装置において、前記かさ
高センサにより検出されるかさ高の値の履歴を記録する
ための第1のメモリをさらに備え、前記演算手段が、前
記第1のメモリに記録された履歴中の最新の値と前記か
さ高センサの検出値との差が予め定められた変化許容量
を超える場合に、前記カウンタをリセットするとともに
前記期間を改めて計測して前記演算を行なうように構成
してもよい。このように構成される用紙枚数計数装置で
は、用紙が入れ替えられたような場合でも、用紙の枚数
を誤ることなく計数することができるようになる。
【0012】また、用紙枚数係数装置において、前記用
紙装填位置にセットし得る最大容量の用紙がセットされ
ている場合の前記かさ高センサの検出値である最大値、
及び、用紙がセットされていない場合の前記かさ高セン
サの検出値である最小値を、それぞれ前記用紙装填位置
ごとの最大容量に応じて書換え自在に記録するための第
2のメモリをさらに備え、前記変化許容量が、前記用紙
装填位置ごとに前記第2のメモリに記録された最大値と
最小値との差に応じて定められるようにすることもでき
る。このように構成される用紙枚数計数装置では、第2
のメモリの内容を書き換えるだけで、用紙装填最大量の
異なる複数の用紙カセットの交換利用に対応することが
できる。
【0013】また、前記演算により求められた用紙装填
位置にセットされている用紙の枚数を実時間表示する表
示手段をさらに備えるようにしてもよい。
【0014】本発明の他の用紙装填位置は、前記演算に
より求められた用紙装填位置にセットされている用紙の
枚数を実時間表示する表示手段と、前記かさ高センサの
検出値の履歴を記録するための第1のメモリとを備え、
該第1のメモリに記録された履歴中の最新値と前記かさ
高センサにより随時検出される値との差が予め定められ
た変化許容量を超える場合に、前記用紙の枚数に代えて
又は前記用紙の枚数と共に、前記用紙装填位置にセット
されている用紙の相対量が前記表示手段に表示されるよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0015】上記各用紙枚数計数装置は、プリンタに備
えられ、プリンタの残り用紙枚数を表示するものであっ
てもよい。
【0016】また、上記課題を解決するため、本発明
は、一定期間内において消費された用紙の枚数を計数す
るとともに、前記期間の始期及び終期において用紙装填
位置にセットされている用紙のかさ高をそれぞれ検出
し、前記始期におけるかさ高から終期におけるかさ高を
減算して前記期間内におけるかさ高の変化量を算出し、
この変化量を前記計数された用紙の枚数で除算すること
により、前記用紙装填位置にセットされている用紙1枚
の厚みを算出し、前記終期における用紙のかさ高を前記
用紙1枚の厚みで除算して前記用紙装填位置にセットさ
れている用紙の枚数を算出する過程を含む用紙枚数方法
を提供する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。
【0018】図1は、本実施形態のプリンタの用紙枚数
計数装置1のハードウェア構成図である。本実施形態に
おいて用紙枚数計数装置1は、インタフェース部11を
介して、ホストコンピュータ17と双方向通信可能に接
続されている。プリンタ機構部12は、紙送りモータ駆
動ドライバ回路121、キャリッジモータ駆動ドライバ
回路122、ヘッドドライバ回路123を有して、それ
ぞれホストコンピュータから送られてくるデータに従
い、紙送りモータ124、キャリッジモータ125、及
びヘッド126を駆動する。
【0019】インタフェース部11を介してホストコン
ピュータ17とデータ通信可能なASIC14は、かさ
高センサ16が検出する電圧を数値化するCPU15と
ともに働き、記憶部13に備えられるROM131、R
AM132、EEPROM133に格納されるデータ等
に基づいて、用紙枚数計数装置1の各機能を実現する。
【0020】図2は、上記各機能の内容を表わすブロッ
ク図である。
【0021】用紙かさ高検出部21は、かさ高センサ1
6とCPU15とによって実現される機能ブロックであ
る。かさ高センサ16には、図9あるいは図10に示さ
れる従来の用紙分量センサと同様のものが用いられる。
用紙かさ高検出部21は、用紙分量に応じて変化するか
さ高センサ16の出力電圧を捉えて、CPU15のAD
変換機能により用紙のかさ高を数値化する。
【0022】制御部22は、例えば、ROM131に格
納される所定の制御プログラムをCPU15が実行して
実現される機能であって、用紙残量計数装置1の各機能
を制御する。演算部24は、例えば、ASIC14内の
論理回路構成により実現され、制御部22の制御に従
い、データ格納部23に格納されるデータに基づき各種
演算を行なう。
【0023】消費枚数計数部25は、プリンタ機構部1
2内におけるプリンタの用紙通過経路(ペーパーパス)
のいずれかの箇所に設けられ、通過する紙を検知する用
紙センサ(図示省略)と、この用紙センサの出力信号に
基づいて枚数を計数するカウンタ(ハードウェア)、又
はプリンタドライバによる機能の一部(ソフトウェア)
として実現される機能であって、特定の期間内における
用紙の消費量を計数する。
【0024】図3は、データ格納部23に格納されるデ
ータの内容例を示す図である。
【0025】まず、EEPROM133を格納領域とす
るデータについて説明する。Vmaxは、既述の従来例
で説明したと同様に、用紙を最大量セットしたときに用
紙かさ高検出部21により検出される電圧の値である。
一方、Vminは、用紙をセットしない場合に検出され
る電圧の値である。なお、EEPROM133に格納さ
れるデータは、適用される用紙カセットの容量等に応じ
て書換え可能なものである。
【0026】次に、RAM132を格納領域とするデー
タについて説明する。Vtmpは、用紙かさ高検出部2
1が検出する電圧の値であり、一定時間ごと、例えば1
00ms毎に最新の値に更新されていく。Pは、後述す
る特定の期間内において、消費枚数計数部25によりカ
ウントされる消費された用紙の枚数を表わす。
【0027】以上が、かさ高センサ16あるいはカウン
タにより検出された値であるのに対して、以下は、演算
部24による演算の結果求められる値である。各値を求
める際の制御部22の制御手順図である図4及至図8を
も参照して、各値の内容及び用紙枚数計数装置1の動作
について説明する。
【0028】まず、Venbは、EEPROM133に
記録されるVmax及びVminから下式に従い導き出
される値である。
【0029】 Venb=(Vmax−Vmin)/200 すなわちVenbは、用紙残量が0.5%(200分の
1)変化した場合の検出される電圧(AD変換値)の変
化量を表わす。このVenbは、後述するセンサにより
検出し得る電圧変化量の最小単位を表わす。
【0030】図4は、このVenbを求める際の、制御
部22の制御手順を表わす。プリンタの電源が投入され
ると、制御部22は、Vmax及びVminをデータ格
納部23より読み出し、演算部24によって上記数1式
に従いVenbを求めさせ、その値をデータ格納部23
に記録する(ステップS41〜S44)。
【0031】次に、P1は、用紙が1枚消費された場合
のVtmpの変化量、すなわち、用紙1枚の厚みを電圧
変化量で表わした値である。また、P1に基づいて求め
られるPzは、用紙装填位置にある現在の用紙枚数を表
わす。以下に、Pzの値を求める際の手順を図5を参照
して説明する。
【0032】まず、プリンタの電源をONにした際にカ
ウンタをリセットして「P=0」とする。同時に、Vt
mpの値の履歴をRAM132に記録開始する。すなわ
ち、電源ON時の用紙のかさ高(電圧値)Vp0を計測
し、RAMに記録しておく(ステップS51,S5
2)。その後、印刷を開始し(ステップS53)、用紙
を1枚給紙するごとにカウンタにより用紙の消費枚数P
をカウントアップする(ステップS54)。n枚の印刷
を終了した時点(P=n)での用紙のかさ高(電圧値)
Vpnを計測し、さらにRAMに記録する(ステップS
55)。なお、この際の電圧の値の変化は、前述のVe
nbで規定される用紙全体量の0.5%刻みで検出され
る。
【0033】制御部22は、以上のようにして記録され
たVtmpの履歴、すなわちVp0及びVpnから、演
算部24にP1を求めさせ、記録する(ステップS5
6)。P1は、下式に従い導き出される。
【0034】P1=(Vp0−Vpn)/n 次に、上記のようにして求められたP1から、下式に従
って現在の用紙枚数Pzを求めさせ、記録する(ステッ
プS57)。
【0035】Pz=(Vtmp−Vmin)/P1 以上が、用紙枚数を計数する基本的手順である。
【0036】本実施形態の用紙枚数計数装置1は、セッ
トされている用紙の種類が変更された場合や、用紙カセ
ットが交換された場合等に備えて、カウンタをリセット
して改めて演算を行なう手段をもさらに備える。
【0037】上述の値P1は、用紙が交換等されない限
り一定であるので、プリンタの操作者が用紙残量を確認
する度に、このP1の値を分母とする演算によりPzを
求めることができる。しかし、用紙の種類を変更したよ
うな場合、データ格納部23に保持されているP1の値
をそのまま使い続けると、前にセットされていた用紙の
厚みに基づいて残りの用紙枚数が計算されてしまい、不
都合が生じる。そこで、センサにより検出される用紙残
量の変化の値が、予め定められた変化許容量を超える場
合には、P1を再演算して求めるようにする。以下、そ
の際の手順を図6に従い説明する。
【0038】まず、100ms毎のインターバルタイマ
割り込み操作によって、Vtmpを読出す(ステップS
61)。このときの電圧の値が、上述のVtmpの履歴
における最新の値Vlstに比較して、余りに過大であ
るときは、用紙が変更されたとみなして、P1の値を無
効とする(ステップS62〜S64)。具体的には、下
式に示すように、読取られた変化の値が上述のVenb
の値の10倍を超えるとき、すなわち、用紙全体量に対
して5%を超える量の変化があったときに、カウンタの
値を「P=0」にリセットするとともに、履歴における
最新値Vlstを現在の値Vtmpで更新する(ステッ
プS64,S65)。
【0039】|Vtmp-Vlst|≧10×Venb なお、リセットが行なわれたときは、再演算を行なって
P1を求める。その間、用紙の残り枚数は従来通りパー
セントで計算し、表示する(図12に示される状態参
照)。そうすることにより、P1が成立するまでの間、
用紙の残量が判らなくなるという事態を回避する。その
場合は既述の式、数1に従って演算を行なう。
【0040】図7は、P1が成立するまでの過程を説明
する図である。
【0041】制御部22は、P1の値をデータ格納部2
3から読み出して、P1が成立しているか(P1=nu
llではないか)を確認する(ステップS71,S7
2)。P1が成立している場合は、通常の用紙供給シー
ケンスに移行する(ステップS72:NO,S73)。
【0042】P1が成立していない場合は、制御部22
は、カウンタによる計数値Pを読み出し、すでにカウン
トが進んでいるか(P=0であるか否か)を確認する
(ステップS72:YES,S74)。カウントが進ん
でいた場合は、それが既定の枚数nに達しているかを確
認し、枚数がnとなったときに、演算部24によりP1
を求めさせる(ステップS74:NO,S75:YE
S,S76)。枚数がnに達しないときは、通常の用紙
供給シーケンスに移行し、枚数がnに達するまでPをカ
ウントアップする(ステップS78,S79)。なお、
カウントが進んでいない場合はVtmpの履歴Vp0を
最新の値に更新する(ステップS74:YES,S7
7)。
【0043】本実施形態の用紙枚数計数装置1は、演算
により求められた用紙装填位置にセットされている用紙
の枚数を可視化して、ディスプレイ18にリアルタイム
表示させる構成をも備える。既に述べたように、用紙枚
数計数装置1は、通常は用紙の残量を枚数表示し、枚数
計算の準備が調わないときに、補完的にパーセンテージ
で用紙残量を表示する。このように、2種類の値で用紙
残量の表示を行なうことから、ホストコンピュータ側
で、これらを区別して認識できるようにする必要があ
る。そのため、実施形態における用紙枚数計数装置で
は、ホストに対して送信する用紙残量データに、アトリ
ビュートを付して送信するようにしている。
【0044】Patr及びPtrans(図3)は、P
zの値をホストコンピュータ17に対して送信し、ディ
スプレイ18に表示させるための文字列データである。
【0045】図8は、用紙残量の数値Pzから、アトリ
ビュート付き文字列データPatr及び送信用データP
transを作成して、ホストコンピュータ17に送信
する手順の一例を表わす図である。
【0046】制御部22は、プリンタの操作者からホス
トコンピュータ17を介して用紙残量表示要求がある
と、データ格納部23からPzの値を読み出す(ステッ
プS81:YES,S82)。そして、Pzの値を16
進値の文字列からなるテンポラリデータPztmpに変
換する(ステップS83)。Pztmpの値は、例えば
「Pz=60」のとき「Pztmp=3CH」のように
表わされる。ここで、「H」は16進値表示であること
を表わし、「3C」は「60」を16進値表示したもの
である。
【0047】次に、制御部22は、P1が成立している
か否かを確認し、もしP1が成立しているときにはPz
tmpに、枚数表示であることを表す属性データ「0
1」を付加して、アトリビュート付き文字列Patrを
作成する(ステップS84:NO,S85)。すなわ
ち、「Pztmp=3CH」のとき、「Patr=01
3CH」となる。
【0048】一方、P1が成立していないときには、P
ztmpに、パーセンテージの表示であることを表す属
性データ「00」を付加して、アトリビュート付き文字
列Patrを作成する(ステップS84:YES,S8
6)。すなわち、「Pztmp=3CH」のとき、「P
atr=003CH」となる。
【0049】制御部22は、これらアトリビュート付き
文字列を、さらに送信用データPtransに変換して
送信レジスタに置く(ステップS87)。例えば、「P
atr=003CH」とすると、送信用データは「Pt
rans=Patr:003C;」のように記述され、
ホストコンピュータに送信される(ステップS88)。
【0050】本実施形態は以上のとおりであるが、本発
明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲での構成変更が可能である。
なお、本実施形態の用紙枚数計数装置1では、その機能
をプリンタ内に備えるものとして説明したが、本発明は
必ずしもこの構成による必要はなく、機能の一部をホス
トコンピュータに持たせてもよく、又はプリンタ及びホ
ストコンピュータから独立した構成をとるものであって
もよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明から明らかなように、本発明に
よれば、従来不可能であった用紙装填位置にある用紙残
量の表示を、パーセンテージによる表示ではなく、枚数
表示で、しかも正確に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である用紙枚数計数装置
が、プリンタに適用される場合のハードウエア構成を表
す図。
【図2】用紙枚数計数装置の有する各機能を表すブロッ
ク図。
【図3】データ格納部に格納されるデータの内容を説明
する図。
【図4】センサにより検出される電圧変化量の単位を算
出する手順を表す図。
【図5】用紙枚数を計数する過程の基本的手順を表す
図。
【図6】センサにより、所定の変化許容量を超える電圧
変化が検出された場合の処理手順を表す図。
【図7】用紙1枚の厚みを算出するまでの手順を表す
図。
【図8】用紙枚数をモニターに実時間表示する際の、デ
ータ変換及び送信の手順を表す図。
【図9】従来、及び本実施形態の用紙枚数計数装置に利
用可能なセンサの構成の概要を表す図。
【図10】従来、及び本実施形態の用紙枚数計数装置に
利用可能なセンサの構成の概要を表す図。
【図11】図9及び図10に示すセンサにより、用紙か
さ高を検出する方法を説明する図。
【図12】従来の用紙残量表示の状態を表す図。
【符号の説明】
1 用紙枚数計数装置 11 インタフェース部 12 プリンタ機構部 13 記憶装置 14 ASIC 15 CPU 16 かさ高センサ 17 ホストコンピュータ 18 ディスプレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙装填位置にセットされている用紙の
    かさ高を検出するかさ高センサと、 一定期間内に消費された用紙の枚数を計数するカウンタ
    と、 前記期間内に前記かさ高センサにより検出されたかさ高
    の変化量と前記カウンタにより計数された用紙の枚数と
    に基づいて前記用紙装填位置にセットされている用紙の
    厚みを演算するとともに、該厚みと前記センサにより検
    出される現在の用紙のかさ高とから前記用紙装填位置に
    セットされている用紙の枚数を演算する演算手段と、を
    備えて成る用紙枚数計数装置。
  2. 【請求項2】 前記かさ高センサにより検出されるかさ
    高の値の履歴を記録するための第1のメモリをさらに備
    え、 前記演算手段は、 前記第1のメモリに記録された履歴中の最新の値と前記
    かさ高センサの検出値との差が予め定められた変化許容
    量を超える場合に、前記カウンタをリセットするととも
    に前記期間を改めて計測して前記演算を行なうように構
    成されていることを特徴とする請求項1記載の用紙枚数
    計数装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙装填位置にセットし得る最大容
    量の用紙がセットされている場合の前記かさ高センサの
    検出値である最大値、及び、用紙がセットされていない
    場合の前記かさ高センサの検出値である最小値を、それ
    ぞれ前記用紙装填位置ごとの最大容量に応じて書換え自
    在に記録するための第2のメモリをさらに備え、前記変
    化許容量が、前記用紙装填位置ごとに前記第2のメモリ
    に記録された最大値と最小値との差に応じて定められる
    ことを特徴とする請求項2記載の用紙枚数計数装置。
  4. 【請求項4】 前記演算により求められた用紙装填位置
    にセットされている用紙の枚数を実時間表示する表示手
    段をさらに備えて成る請求項1ないし3のいずれかの項
    記載の用紙枚数計数装置。
  5. 【請求項5】 前記演算により求められた用紙装填位置
    にセットされている用紙の枚数を実時間表示する表示手
    段と、 前記かさ高センサの検出値の履歴を記録するための第1
    のメモリとを備え、 該第1のメモリに記録された履歴中の最新値と前記かさ
    高センサにより随時検出される値との差が予め定められ
    た変化許容量を超える場合に、前記用紙の枚数に代えて
    又は前記用紙の枚数と共に、前記用紙装填位置にセット
    されている用紙の相対量が前記表示手段に表示されるよ
    うに構成されている請求項1記載の用紙枚数計数装置。
  6. 【請求項6】 プリンタの用紙装填位置にセットされて
    いる用紙のかさ高を検出するかさ高センサと、 前記プリンタの用紙通過経路上のいずれかの箇所に設け
    られ、当該箇所を通過する用紙を検知する用紙センサ
    と、 前記用紙センサの検知結果に基づいて一定期間内に消費
    された用紙の枚数を計数するカウンタと、 前記期間内に前記かさ高センサにより検出されたかさ高
    の変化量と、前記カウンタにより計数された用紙の枚数
    とに基づいて前記用紙装填位置にセットされている用紙
    の厚みを演算するとともに、該厚みと前記かさ高センサ
    により検出される現在の用紙のかさ高とから前記用紙装
    填位置にセットされている用紙の枚数を演算する演算手
    段とを備えて成るプリンタ。
  7. 【請求項7】 一定期間内に消費された用紙の枚数を計
    数するとともに、前記期間の始期及び終期において用紙
    装填位置にセットされている用紙のかさ高をそれぞれ検
    出し、前記始期におけるかさ高から終期におけるかさ高
    を減算して前記期間内におけるかさ高の変化量を算出す
    るとともに、この変化量を前記計数された用紙の枚数で
    除算して前記用紙装填位置にセットされている用紙1枚
    の厚みを算出し、さらに、前記終期における用紙のかさ
    高を前記用紙1枚の厚みで除算して前記用紙装填位置に
    セットされている用紙の枚数を算出する過程を含むこと
    を特徴とする用紙枚数計数方法。
JP9091210A 1997-04-09 1997-04-09 用紙枚数計数装置、プリンタ、用紙枚数計数方法 Withdrawn JPH10283149A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000293333A (ja) * 1999-04-12 2000-10-20 Seiko Epson Corp 印刷情報設定装置およびその方法並びに記録媒体

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