JPH10282969A - カラオケ装置及び記録媒体 - Google Patents

カラオケ装置及び記録媒体

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JPH10282969A
JPH10282969A JP9082516A JP8251697A JPH10282969A JP H10282969 A JPH10282969 A JP H10282969A JP 9082516 A JP9082516 A JP 9082516A JP 8251697 A JP8251697 A JP 8251697A JP H10282969 A JPH10282969 A JP H10282969A
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audio
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Application number
JP9082516A
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English (en)
Inventor
Tadahiko Sakamoto
忠彦 坂本
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Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
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Publication date
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚の記録媒体の複数の曲で同じ映像情報を
利用可能とし、また、音程を変えた伴奏音声を高音質に
再生可能にするカラオケ装置を提供する。 【解決手段】 1ストーリーの背景映像を表す映像情報
と、複数曲分の伴奏音声を表す音声情報と、その各曲に
対応する歌詞を表す副映像情報とが一組に時分割で記録
し、かつ、1曲の音声情報の複数チャンネルにより複数
音程の伴奏音声を記録した記録媒体から情報を読み出
し、映像情報と、指定された曲の音声情報と副映像情報
とを分離する。そして、分離した映像情報の映像に、分
離した副映像情報の映像を合成した映像を再生し、分離
した音声情報の内、指定された音程のチャネルの情報か
ら伴奏音声を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像情報と音声情
報とがカラオケ情報として多重記録された記録媒体、お
よび、該記録媒体から情報を読み出し、読み出した情報
から映像と音声を再生するカラオケ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カラオケ装置としては、光ディスクを用
いたCDカラオケ装置などがある。CDカラオケ装置で
再生されるCD(compact disc)には、一般に、2チャン
ネルのオーディオデータ領域に伴奏に基づく音声データ
が記録され、時間情報などが挿入されるサブコード領域
には、背景画像を表示するための画像データと、歌詞を
表示するための文字データが記録されている。画像デー
タ及び文字データは、図3に示すように、CDの1つの
サブコードフレームの中の1つのフレームに記録され
る。具体的には、そのフレームを構成する複数のブロッ
クの内の図4に斜線で示すデータ領域(データフィール
ド)に、色情報や配置先のアドレス情報と共にX×Yピ
クセルのフォント情報として記録される。カラオケ装置
では、図5に示すように分割した表示画面において、フ
ォント情報に基づく背景画像及び歌詞をアドレス情報が
指定する位置に表示させる。カラオケ装置の信号再生部
は、図6に示すように、CDのデータを読み出すための
機構、サーボコントローラ、信号処理部、音声再生部(D
AC,LPF)、選曲コントローラに加えて、サブコードフレ
ームの画像データ及び文字データから映像信号を生成す
るCDグラフィックデコーダを備え、オーディオ信号及
びビデオ信号を出力する。なお、CDを用いたカラオケ
装置には、背景画像、歌詞、伴奏音声の各データがディ
ジタル圧縮されて記録されたCDからオーディオ信号及
びビデオ信号を再生するものもある。このほか、カラオ
ケ装置にはLDを用いたものもある。このLDには、F
M変調された背景映像及び歌詞の映像信号と、FM及び
EFM変調された伴奏のオーディオ信号とが周波数多重
により記録される。
【0003】また、上記のような従来のカラオケ装置の
中には、使用者の声の高さに対応できるように、伴奏の
オーディオ信号の音程を変化させるキーコントローラを
装備しているものもある。キーコントローラは、例えば
図7に示す構成をとり、再生されたオーディオ信号のデ
ータをメモリに一旦記録し、読み出す速度を変化させる
ことにより再生音の音程を変化させる。具体的には、周
波数選択回路で高い音程が選択された場合、キーコント
ローラは、図8の(a)に示すようなオーディオ信号の
現波形のデータを、書き込み時の速度よりも速い速度で
メモりから読み出し、余った時間に再び同じデータを読
み出すことで、図8の(b)のような高い音程の音声波
形を再生する。逆に、低い音程が選択された場合には、
キーコントローラは、図8の(c)のような現波形のデ
ータを、書き込み時の速度よりも遅い速度でメモりから
読み出し、超過する部分のデータを切り捨てることで、
図8の(d)のような低い音程の音声波形を再生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のカ
ラオケ装置が再生する光ディスクには、1種類の背景画
像に対し、1曲分の伴奏音声と1曲分の歌詞情報が記録
される。このため、1枚の光ディスクの複数の曲で類似
した背景画像を利用する場合にも、曲毎に個別に背景画
像の記録を行う必要があり、光ディスクに記録可能なカ
ラオケ曲の数は小さく制限されていた。なお、カラオケ
装置を利用する際、曲の歌詞の表示文字に対して背景画
像はあまり重要でなく、異なる曲で同じ背景画像を用い
た場合にも十分に雰囲気を出すことが可能である。
【0005】また、従来のカラオケ装置のキーコントロ
ーラでは、変更可能な音程の幅を広くとるためには回路
規模を大きくする必要がある。また、音程を大幅に変更
した場合には、時間調整のために繰り返し読み出される
音声データや、切り捨てられる音声データの増大によ
り、再生される音声の歪みや雑音が大きくなり、音質劣
化につながるという問題もある。
【0006】そこで、本発明は、複数の曲で同じ映像情
報を共通に利用することにより、1つの記録媒体に、よ
り多くの曲を記録可能とするカラオケ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】また、本発明は、音程を変えた伴奏音声
を、より高音質に再生するカラオケ装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、記録媒体から読み出した情報を基に、映
像及び音声を再生するカラオケ装置において、記録され
ている情報を前記記録媒体から読み出す読出手段と、読
み出された情報から、前記映像情報と音声情報と副映像
情報とを個別に抽出する抽出手段と、抽出された映像情
報が表す背景映像に、抽出した副映像情報が表す歌詞画
像を合成した映像を表示するための映像信号を生成する
映像信号再生手段と、抽出した音声情報が表す伴奏音声
の音声信号を生成する音声信号再生手段とを備え、背景
映像を表す映像情報と、伴奏音声を表す音声情報と、歌
詞画像を表す副映像情報とが記録され、1ストーリーの
前記映像情報と、複数曲分の前記音声情報と、当該各曲
に対応する複数曲分の前記副映像情報とが一組に、時分
割で多重記録された記録媒体から、前記読出手段が情報
を読み出す場合、前記抽出手段は、読み出された副映像
情報及び音声情報の内、外部より指定された曲に対応す
る副映像情報及び音声情報のみを選択的に抽出すること
を特徴とするカラオケ装置を提供する。
【0009】このようなカラオケ装置によれば、記録媒
体から、1ストーリーの映像情報と、複数曲分の音声情
報及び副映像情報とが時分割で配列された情報が読み出
される場合に、背景映像と、指定された曲の伴奏音声及
び歌詞画像とを再生することができる。そして、このよ
うに1ストーリーの映像情報と組で、複数曲分の音声情
報及び副映像情報を時分割に記録することにより、記録
媒体には、より多くの曲を記録できるようになる。
【0010】また、本発明は、記録媒体から読み出した
情報を基に、映像及び音声を再生するカラオケ装置にお
いて、記録されている情報を前記記録媒体から読み出す
読出手段と、読み出された情報から、伴奏音声を表す音
声情報と、歌詞表示を含む映像を表す映像情報とを個別
に抽出する抽出手段と、抽出された映像情報が表す映像
の映像信号を生成する映像信号再生手段と、抽出された
音声情報が表す伴奏音声の音声信号を生成する音声信号
再生手段とを備え、複数のチャンネルからなる前記音声
情報と、前記映像情報とが時分割で多重記録され、前記
複数のチャネルにより、1つの曲について、標準の音程
を含む複数種類の音程の伴奏音声が記録された記録媒体
から、前記読出手段が情報を読み出す場合、前記抽出手
段は、読み出された音声情報の内、外部より指定された
音程に最も近い音程のチャンネルの音声情報を抽出する
ことを特徴とするカラオケ装置を提供する。
【0011】このようなカラオケ装置によれば、1曲当
たり複数の音程の伴奏音声を選択的に歪みなく再生で
き、標準でない音程の伴奏音声も高音質に再生すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の実施の形態を、
図面を用いて説明する。
【0013】図1は、本発明の実施形態に係る光ディス
クカラオケ装置の構成図である。図示するように、光デ
ィスクカラオケ装置は、光ディスクのデータを読み出す
ための、モータ1、光学ヘッド2、サーボコントローラ
3、信号処理部4等からなるデータ読出部DR1と、選
曲コントローラ5、操作部13に加えて、読み出したデ
ータを内容別に分離するためのデータ分離部6と、背景
の映像信号を再生するためのMPEG2ビデオデコーダ
7と、歌詞等の映像信号を選択及び再生するためのサブ
ピクチャ選択部8と、背景及び歌詞等の映像を合成する
ための信号合成部9と、伴奏音声を選択するためのオー
ディオ選択部10と、伴奏音声の再生及び音程切替のた
めの音程選択部11及びキーコントローラ12とを備え
ている。また、この光ディスクカラオケ装置では、再生
対象の光ディスク13としてDVD(デジタル・ビデオ
・ディスク)を用いる。
【0014】図2に、光ディスク13のフォーマットを
示す。
【0015】図2に示すように、光ディスク13には、
カラオケ情報として、8ストーリー分のビデオストリー
ム(映像情報)と、各ストーリー毎に、最大8系列のオ
ーディオストリーム(音声情報)と、最大32系列のサ
ブピクチャストリーム(副映像情報)とが時分割で記録
される。
【0016】ビデオストリームは、映像信号をMPEG
2方式で符号化した画像データからなり、各ストーリー
毎に個別に一繋がりの背景映像を表す。オーディオスト
リームは、1系列当たり8チャンネル分の音声データか
らなり、伴奏音声を表す。サブピクチャストリームは、
ビットマップ形式のデータからなり、歌詞等の映像を表
す。ここで、各ストーリーS1〜S8には、チャプタ番
号が割り当てられ、各ストーリーの音声情報及び副映像
情報の各系列には、系列番号が割り当てられている。
【0017】本実施形態では、基本的に、オーディオス
トリームに、1系列当たり1曲の伴奏音声を割り当てて
いる。サブピクチャストリームも、8系列を利用し、1
系列当たり1曲の歌詞を割り当てている。例えば、図2
の第1ストーリーS1において、1曲目の再生には、ビ
デオストリーム1aと、オーディオストリーム1aと、
サブピクチャストリーム1aが利用される。2曲目の再
生には、ビデオストリーム1aと、オーディオストリー
ム2aと、サブピクチャストリーム2aが利用される。
このようにビデオストリーム1aは、第1ストーリーの
全ての曲で共通に利用される。これにより、光ディスク
13には、1ストーリーの映像情報当たり8曲分の音声
情報及び副映像情報を記録でき、計64曲分のカラオケ
情報を記録できる。
【0018】オーディオストリームの各系列において
は、8チャンネルの内の2チャンネル(CH1とCH
2)を使用して、標準の音程で作成されたステレオの音
声データを記録し、他の2チャンネル(CH3とCH
4)を使用して1.5音高いステレオの音声データを記
録し、他の2チャンネル(CH5とCH6)を使用して
標準より1.5音低いステレオの音声データを記録す
る。残りの2チャンネル(CH7とCH8)には、デュ
エット曲の歌声などの音声データを記録し、例えばAパ
ートとBパートからなる歌声の各音声データを個別に記
録する。
【0019】利用していないサブピクチャストリーム9
a〜32aには、サブピクチャストリーム1a〜8aの
歌詞に対応した他の言語の歌詞や、伴奏曲についての各
種楽器の楽譜を表示するための楽譜情報を記録させても
よい。第1ストーリーの8曲の伴奏曲のそれぞれに対応
して、例えば、日本語の歌詞をサブピクチャストリーム
1a〜8aとして記録し、英語の歌詞をサブピクチャス
トリーム9a〜16aとして記録し、伴奏曲のピアノパ
ートの楽譜情報をサブピクチャストリーム17a〜24
aとして記録し、伴奏曲のギターパートの楽譜情報をサ
ブピクチャストリーム24a〜32aとして記録するよ
うなことができる。この例では、サブピクチャストリー
ム1a,9a,17a,24aが同じ1曲目に対応す
る。
【0020】光ディスク13には、さらに、ヘッダ情報
と、メニュー画面の情報(図示せず)とが記録されてい
る。ヘッダ情報には、光ディスク13に記録された曲毎
に、上記各種ストリームの記録領域を個別に特定可能と
する情報が含まれる。メニュー画面の情報には、音程の
種類や選択方法等をユーザに知らせるための表示情報が
含まれる。なお、記録された曲の番号や曲名、選曲の方
法などを、メニュー画面の情報に含めてもよい。
【0021】次に、図1の光ディスクカラオケ装置の再
生動作について説明する。
【0022】光ディスクカラオケ装置では、まず、光デ
ィスク13からヘッダ情報とメニュー画面の情報を読み
出し、メニュー画面を表示して、音程の選択方法等をユ
ーザに提示する。ユーザは、“[チャプタ番号]−[系
列番号]”の形式で選曲を行う。例えば、第5ストーリ
ー(チャプタ番号=A5)の2曲目のA曲を選択する場
合、利用者は、操作部13で“A5−2”を指定する。
これに応じて選曲コントローラ5は、ヘッダ情報を検索
して、光ディスク13での第5ストーリーS5の記録領
域を特定する。そして、特定した記憶領域の先頭位置に
光学ヘッド2を移動させる指示をサーボコントローラ3
に出す。
【0023】光学ヘッド2が目的の位置に到達すると、
以降、サーボコントローラ3等により、連続的に第5ス
トーリーS5の信号が読み出される。ディスク13から
読み出された信号は、信号処理部4で復調、エラー訂正
等の処理を施された後、データ分離部6においてMPE
G2のビデオストリームと、サブピクチャストリーム
と、オーディオストリームに分離される。
【0024】分離されたビデオストリームは、MPEG
2ビデオデコーダ7に入力される。MPEG2ビデオデ
コーダ7は、入力されたビデオストリームのMPEG2
データを復号し、背景映像を表示するビデオ信号に変換
する。
【0025】分離された32系列のサブピクチャストリ
ームは、サブピクチャ選択部8に入力される。サブピク
チャ選択部8は、選曲コントローラ5からの選択信号に
よりA曲の系列番号を指定されると、ヘッダ情報を基に
A曲のサブピクチャストリームを抽出し、抽出したスト
リームを、歌詞を表示するためのビデオ信号に変換す
る。
【0026】変換された歌詞表示用のビデオ信号は、信
号合成器9において、MPEG2ビデオデコーダ7で生
成された背景表示用のビデオ信号に重畳される。そし
て、ビデオ信号は、外部へ出力され、ディスプレイ(図
示せず)で表示される。この時、ディスプレイには、A
曲に対応する動画の背景映像と、A曲の歌詞が表示され
る。
【0027】一方、分離された8個のオーディオストリ
ームは、オーディオ選択部10に入力される。オーディ
オ選択部10は、選曲コントローラ5からの選択信号に
よりA曲の系列番号を指定されると、ヘッダ情報を基に
A曲のオーディオストリームを抽出する。そして、抽出
したオーディオストリームを、チャネル毎にデコードし
て出力する。
【0028】音程選択部11及びキーコントローラ12
は、操作部13で選択された音程に基づいて、オーディ
オ選択部10より出力されたオーディオチャンネルの選
択及びキーコントロールを行い、ステレオのオーディオ
信号を外部に出力する。これにより、A曲の伴奏音声が
再生される。
【0029】ここで、出力するオーディオ信号の音程
は、標準の音程に対し2音低い音程から2音高い音程ま
で0.5音間隔で選択することができる。具体的には、
標準の音程が選択されている場合は、標準の音程のCH
1とCH2が選択され、そのチャネルのオーディオ信号
がキーコントローラ12でキーシフトを受けずに出力さ
れる。半音高い音程が選択された場合も、CH1とCH
2が選択されるが、そのオーディオ信号はキーコントロ
ーラ12で半音高い音程となるよう変換されて出力され
る。1音高い音程が選択された場合は、1.5音高い音
程のCH3とCH4のオーディオ信号がキーコントロー
ラ12で半音低い音程となるよう変換される。1.5音
高い音程が選択された場合は、CH3とCH4のオーデ
ィオ信号がそのまま出力される。2音高い音程が選択さ
れた場合は、CH3とCH4のオーディオ信号がキーコ
ントローラ12で半音高い音程となるよう変換される。
逆に、半音低い音程が選択された場合は、CH1とCH
2のオーディオ信号がキーコントローラ12で半音低い
音程となるよう変換されて出力される。1音低い音程が
選択された場合は、1.5音高い音程のCH5とCH6
のオーディオ信号がキーコントローラ12で半音高い音
程となるよう変換される。1.5音低い音程が選択され
た場合は、CH5とCH6のオーディオ信号がそのまま
出力される。そして、2音低い音程が選択された場合
は、CH5とCH6のオーディオ信号がキーコントロー
ラ12で半音低い音程となるよう変換される。
【0030】また、デュエット曲の歌声の記録がなされ
ている場合は、その任意のパートの歌声を伴奏音声とと
もに再生することもできる。操作部13で歌声の要求が
なされた場合、音程選択部11は、要求に従いAパート
とBパートの各オーディオチャネルの一方または両方を
選択し、選択したオーディオチャネルの歌声を上記伴奏
音声に合成する。
【0031】また、操作部13でサブピクチャストリー
ムの切替が指示された場合、サブピクチャ選択部8は、
A曲に対応する他のサブピクチャストリームを抽出及び
変換する。これにより、他の言語の歌詞や楽譜情報が表
示されるようになる。
【0032】以上のように、本光ディスクカラオケ装置
では、8ストーリー分のビデオストリームと、その各ス
トーリー毎に、8曲分のオーディオストリーム及びサブ
ピクチャストリームとが記録された光ディスク13を用
いて、指定された曲の伴奏音声及び歌詞映像を、対応す
る背景映像と共に再生することができる。1つの背景映
像を8つの曲で共有させるため、光ディスク13には数
多くの曲を記録することが可能となる。
【0033】また、本光ディスクカラオケ装置では、1
曲当たり複数の音程の伴奏音声を歪みなく再生でき、ま
た、キーコントローラ12での音程の変化幅を小さくで
きるため、音程を変化させた場合にも高音質な再生が可
能である。
【0034】さらに、デュエット曲の再生時に任意のパ
ートの歌声を再生したり、他の言語の歌詞や楽譜情報を
表示させるなど、多彩な再生が可能である。
【0035】なお、本実施形態では出力するオーディオ
信号の音程を標準の音程に対し2音低い音程から2音高
い音程まで0.5音間隔で選択できるようにしている
が、選択可能な音程の幅は、各オーディオチャネルに割
り当てる音程や、キーコントローラ12での処理の変更
により変化させることが可能である。また、歌声の記録
に用いている2個のオーディオチャンネルは、他のチャ
ンネルと異なる音程の伴奏音声の記録に利用するように
してもよい。また、ステレオとして用いている伴奏用の
オーディオチャンネルをモノラルで利用することによっ
ても、記録可能な伴奏音声の音程の種類を増やすことで
きる。また、光ディスクカラオケ装置にキーコントロー
ラ12を装備しない場合にも、オーディオチャンネルに
なされた記録の範囲で音程を任意に変更することができ
る。
【0036】また、上述の光ディスク13の情報は、標
準仕様の従来のDVDプレーヤにおいても再生すること
ができる。この場合、ユーザは、まず、目的の曲が含ま
れるストーリーのチャプタ番号を指定し、次に、その曲
のオーディオストリームの系列と、サブピクチャストリ
ームの系列を指定すればよい。この際には、指定したオ
ーディオストリームの系列の内のCH1とCH2の音声
が再生される。
【0037】ところで、以上の実施形態は、記録媒体と
して光ディスクを用いる例であるが、本発明はこれに限
定されない。記録媒体としては、磁気ディスク、磁気テ
ープ、半導体メモリ等、ディジタル情報の記録と連続的
な読み出しが可能なあらゆる種類の記録媒体を利用する
ことができる。図9に、記録媒体21を利用するカラオ
ケ装置のデータ読出部DR2の構成を示す。このデータ
読出部DR2は、図1のデータ読出部DR1に代えてカ
ラオケ装置に組み込まれる。ここで、記録媒体21に
は、図2のフォーマットに従ってカラオケ情報を記録す
る。アクセス制御部23は、アクセス部22を制御して
記録媒体21から、選曲コントローラ5より指定された
曲に対応するストーリーのカラオケ情報を読み出させ
る。アクセス部22が読み出したデータは、信号処理部
24で処理された後、データ分離部6へ送られる。
【0038】また、通信媒体を介して受信したカラオケ
情報を、再生することも可能である。図10に、通信媒
体を介して送られるカラオケ情報を再生するためのデー
タ読出部DR3の構成を示す。このデータ読出部DR3
は、図1のデータ読出部DR1に代えてカラオケ装置に
組み込まれる。ここで、伝送媒体21では、図2のフォ
ーマットに従ってカラオケ情報が伝送される。信号処理
部31は、通信媒体を介してカラオケ情報を受信し、受
信処理を施す。受信処理されたカラオケ情報は、データ
記憶部32に一旦格納され、アクセス制御部33の制御
に従い信号処理部34に転送される。
【0039】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、複数の曲で同じ映像情報を共通に利用することによ
り、1つの記録媒体に、より多くの曲を記録可能とする
カラオケ装置を提供することができる。
【0040】また、本発明によれば、音程を変えた伴奏
音声を、より高音質に再生するカラオケ装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る光ディスクカラオケ
装置の構成図である。
【図2】 光ディスク13で記録される情報のフォーマ
ットを示す図である。
【図3】 従来のCDカラオケ装置のCDのフォーマッ
トを示す図である。
【図4】 グラフィック情報の記録位置を示すフォーマ
ットである。
【図5】 グラフィック情報の表示形態を示す図であ
る。
【図6】 従来のCDカラオケ装置の構成を示す図であ
る。
【図7】 従来のキーコントローラの構成を示す図であ
る。
【図8】 従来のキーコントローラによる音程の変更方
法を示す図である。
【図9】 本発明の実施形態に係るカラオケ装置のデー
タ読出部の構成図である。
【図10】 データ読出部の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1・・・モータ、2・・・光学ヘッド、3・・・サーボコントロ
ーラ、4・・・信号処理部、5・・・選曲コントローラ、6・・
・データ分離部、7・・・MPEG2ビデオデコーダ、8・・
・サブピクチャ選択部、9・・・信号合成部、10・・・オー
ディオ部、11・・・音程選択部、12・・・キーコントロー
ラ12。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 20/12 102 G11B 20/12 102 H04N 5/93 H04N 5/93 D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体から読み出した情報を基に、映像
    及び音声を再生するカラオケ装置において、 記録されている情報を前記記録媒体から読み出す読出手
    段と、 読み出された情報から、背景映像を表す映像情報と、伴
    奏音声を表す音声情報と、歌詞画像を表す副映像情報と
    を個別に抽出する抽出手段と、 抽出された映像情報が表す背景映像に、抽出された副映
    像情報が表す歌詞画像を合成した映像を表示するための
    映像信号を生成する映像信号再生手段と、 抽出された音声情報が表す伴奏音声の音声信号を生成す
    る音声信号再生手段とを備え、 1ストーリーの前記映像情報と、複数曲分の前記音声情
    報と、当該各曲に対応する複数曲分の前記副映像情報と
    が一組に、時分割で多重記録された記録媒体から、前記
    読出手段が情報を読み出す場合、前記抽出手段は、読み
    出された副映像情報及び音声情報の内、外部より指定さ
    れた曲に対応する副映像情報及び音声情報を抽出するこ
    とを特徴とするカラオケ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカラオケ装置において、 前記読出手段は、前記1ストーリーの映像情報と、複数
    曲分の音声情報及び副映像情報とが一組に多重記録され
    た情報領域が複数設けられている記録媒体から情報を読
    み出す場合、前記指定された曲の音声情報及び副映像情
    報が記録されている情報領域の先頭から情報を読み出す
    ことを特徴とするカラオケ装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のカラオケ装置において、 前記1ストーリーの映像情報と、複数曲分の音声情報及
    び副映像情報とが一組に多重記録された記録媒体の音声
    情報に、さらに、各曲に対応する歌声を表す音声情報が
    含まれる場合、 前記抽出手段は、前記伴奏音声の音声情報と共に、外部
    より指定された歌声の音声情報を抽出し、 前記音声信号再生手段は、前記伴奏音声と歌声とが合成
    された音声信号を生成することを特徴とするカラオケ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のカラオケ装置において、 前記1ストーリーの映像情報と、複数曲分の音声情報及
    び副映像情報とが一組に多重記録された記録媒体の副映
    像情報に、さらに、各曲に対応する、他の言語の歌詞、
    もしくは、楽譜を表示するための副映像情報が含まれる
    場合、 前記抽出手段は、外部からの指示に応じて、抽出する副
    映像情報を、前記他の言語の歌詞もしくは楽譜を表示す
    るための副映像情報に切り替えることを特徴とするカラ
    オケ装置。
  5. 【請求項5】記録媒体から読み出した情報を基に、映像
    及び音声を再生するカラオケ装置において、 記録されている情報を前記記録媒体から読み出す読出手
    段と、 読み出された情報から、伴奏音声を表す音声情報と、歌
    詞表示を含む映像を表す映像情報とを個別に抽出する抽
    出手段と、 抽出された映像情報が表す映像の映像信号を生成する映
    像信号再生手段と、 抽出された音声情報が表す伴奏音声の音声信号を生成す
    る音声信号再生手段とを備え、 複数のチャンネルからなる前記音声情報と、前記映像情
    報とが時分割で多重記録され、前記複数のチャネルによ
    り、1つの曲について、標準の音程を含む複数種類の音
    程の伴奏音声が記録された記録媒体から、前記読出手段
    が情報を読み出す場合、前記抽出手段は、読み出された
    音声情報の内、外部より指定された音程に最も近い音程
    のチャンネルの音声情報を抽出することを特徴とするカ
    ラオケ装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のカラオケ装置において、 前記指定された音程と、抽出された音声情報の音程とが
    一致しない場合に、前記音声信号再生手段で生成される
    音声信号に対し、当該音声信号の音程を、前記指定され
    た音程に近づけるための処理を施す音程可変手段を備え
    ることを特徴とするカラオケ装置。
  7. 【請求項7】記録媒体から読み出した情報を基に、映像
    及び音声を再生するカラオケ装置の再生方法において、 記録されている情報を前記記録媒体から読み出し、 読み出された情報から、背景映像を表す映像情報と、伴
    奏音声を表す音声情報と、歌詞画像を表す副映像情報と
    を個別に抽出し、 抽出した映像情報が表す背景映像に、抽出した副映像情
    報が表す歌詞画像を合成した映像を表示するための映像
    信号を生成し、 映像信号の生成と並行して、抽出した音声情報が表す伴
    奏音声の音声信号を生成し、 1ストーリーの前記映像情報と、複数曲分の前記音声情
    報と、当該各曲に対応する複数曲分の前記副映像情報と
    が一組に、時分割で多重記録された記録媒体から情報を
    読み出す場合には、読み出した副映像情報及び音声情報
    の内、外部より指定された曲に対応する副映像情報及び
    音声情報を抽出することを特徴とする、カラオケ装置の
    再生方法。
  8. 【請求項8】記録媒体から読み出した情報を基に、映像
    及び音声を再生するカラオケ装置の再生方法において、 記録されている情報を前記記録媒体から読み出し、 読み出された情報から、伴奏音声を表す音声情報と、歌
    詞表示を含む映像を表す映像情報とを個別に抽出し、 抽出した映像情報が表す映像の映像信号を生成し、 映像信号の生成と並行して、抽出した音声情報が表す伴
    奏音声の音声信号を生成し、 複数のチャンネルからなる前記音声情報と、前記映像情
    報とが時分割で多重記録され、前記複数のチャネルによ
    り、1つの曲について、標準の音程を含む複数種類の音
    程の伴奏音声が記録された記録媒体から、情報を読み出
    す場合には、読み出した音声情報の内、外部より指定さ
    れた音程に最も近い音程のチャンネルの音声情報を抽出
    することを特徴とする、カラオケ装置の再生方法。
  9. 【請求項9】背景映像を表す映像情報と、伴奏音声を表
    す音声情報と、歌詞画像を表す副映像情報とが記録さ
    れ、1ストーリーの前記映像情報と、複数曲分の前記音
    声情報と、当該各曲に対応する複数曲分の前記副映像情
    報とが一組に、時分割で多重記録されていることを特徴
    とする記録媒体。
  10. 【請求項10】伴奏音声を表す、複数のチャンネルから
    なる音声情報と、歌詞表示を含む映像を表す映像情報と
    が時分割で多重記録され、前記複数のチャネルにより、
    1つの曲について、標準の音程を含む複数種類の音程の
    伴奏音声が記録されていることを特徴とする記録媒体。
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JP2007079421A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Sony Corp カラオケ装置及びdvdディスク

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JP4496485B2 (ja) * 2005-09-16 2010-07-07 ソニー株式会社 カラオケ装置

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