JPH09127965A

JPH09127965A - カラオケ装置

Info

Publication number: JPH09127965A
Application number: JP7287041A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Hashimoto; 洋橋本
Original assignee: Fujitsu General Ltd
Current assignee: Fujitsu General Ltd
Priority date: 1995-11-06
Filing date: 1995-11-06
Publication date: 1997-05-16

Abstract

(57)【要約】【課題】歌詞及び背景画（絵）とともに、曲の音程を
グラフィカルに分かり易くモニタ画面上に表示する。【解決手段】データ再生部１と、データを記憶する記
憶部２と、伴奏音や、コーラスなどの音声信号を生成す
る音信号処理部３と、背景画像データから画像信号を生
成する画信号処理部４と、楽譜データ（歌のパート）か
ら音程に応じた音符毎の高さを、例えば、折れ線グラ
フ、又は、棒グラフなどのグラフデータを生成するグラ
フ生成部５と、同期データから同期信号を生成する同期
生成部６と、電話回線及びモデムを経由して曲のデータ
を送受信する通信部７と、音声信号を増幅する増幅部８
と、各部を制御する制御部９とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はモニタ画面上に音程を提
示するようにしたカラオケ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、カラオケ装置はスピーカから出力
された演奏（曲）に合わせて、モニタ画面に出力される
背景画（絵）等にスーパーインポーズされた歌詞を見な
がら伴奏付きで、簡易に楽しく歌が歌える装置である。
図３は従来のカラオケ装置のモニタ画面の表示例であ
る。従来のカラオケ装置では、歌を歌い易いように伴奏
を行うとともに、現在の演奏位置を視覚を通して分かり
易く示している。例えば、図３（イ）に示したように、
テレビモニタに表示された歌詞の文字を演奏位置に基づ
き歌う前の部分と、歌った後の部分とで反転表示した
り、また、表示された歌詞の文字色を演奏位置に基づき
歌う前の部分と、歌った後の部分とで色を順次変える等
の機能を設けている。

【０００３】従って、歌い手は演奏を耳で聞き、歌詞を
画面上の文字を目で追いながら文字の変化に合わせて歌
うようにすることにより、ほぼ正しいテンポで歌うこと
ができる。

【０００４】図３（ロ）及び（ハ）は特開平6-095681号
広報に開示されたカラオケ装置のモニタ画面の実施例で
ある。図３（ロ）のＡは図３（ハ）に示したような曲の
楽譜をスーパーインポーズして表示する領域である。こ
の例では、歌詞表示と楽譜表示があるので、歌い手は適
宜それらを目で確認しながら歌うことができる。

【０００５】しかし、一般の人には楽譜を見て、正しい
音程及び音の長さを理解して歌うことは容易でない。ま
た、音符の表示或いは楽譜表示は、それらに慣れていな
い人には好まれず、利用されにくい面があるため、役に
立たない場合が多い。従って、楽譜表示に代わる容易に
音程が理解され、一般の人にさらに親しみ易く、歌い易
い機能が求められていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、歌詞及び背景画（絵）とともに、
曲の音程をグラフィカルに分かり易くモニタ画面上に表
示したカラオケ装置を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、曲のデータを格納したパッケージ媒体から所要デー
タを読み出し再生するデータ再生部と、前記データ再生
部が再生したデータを記憶する記憶部と、前記データ中
の相応データから音声信号を生成する音信号処理部と、
前記データ中の相応データから画像信号を生成する画信
号処理部と、前記データ中の相応データから音程に応じ
た高さデータを生成するグラフ生成部と、前記データ中
の相応データから同期信号を生成する同期生成部と、各
部を制御する制御部とで構成し、前記画信号処理部が音
程に応じた高さデータを画像信号にスーパーインポーズ
する。

【０００８】また、別の構成では、電話回線を経由して
ＭＩＤＩファイル及びＭＰＥＧによるデータにより曲の
データを受信する通信部と、データを記憶する記憶部
と、前記データ中の相応データから音声信号を生成する
音信号処理部と、前記データ中の相応データから画像信
号を生成する画信号処理部と、前記データ中の相応デー
タから音程に応じた高さデータを生成するグラフ生成部
と、前記データ中の相応データから同期信号を生成する
同期生成部と、各部を制御する制御部とで構成し、前記
ＭＩＤＩファイルから音程に応じた高さデータを得るよ
うにし、前記画信号処理部が所要の前記高さデータを画
像信号にスーパーインポーズする。

【０００９】

【作用】以上のように構成したので、グラフ生成部が、
例えば、楽譜データから音符毎に音程に応じた高さデー
タを生成し、画信号処理部を経由して背景画像上に、前
記高さデータをスーパーインポーズしてグラフ表示す
る。また、第二の構成では、通信部を経由して得た、例
えば、ＭＩＤＩ規格のデータに基づき、グラフ生成部
が、音符毎に音程に応じた高さデータを生成し、画信号
処理部を経由して背景画像に、前記高さデータをスーパ
ーインポーズしてグラフ表示する。

【００１０】

【実施例】以下、本発明によるカラオケ装置について、
図を用いて詳細に説明する。図１は本発明によるカラオ
ケ装置の実施例ブロック図である。１は曲のデータ、例
えば、歌詞、楽譜、背景画像、同期などの各データ、を
格納した、ＣＤ−ＲＯＭ（Compact Disc Read Only Mem
ory ）、ＤＶＤ（DigitalVideo Disk）、ビデオディス
ク等のパッケージ媒体を駆動し、誤り訂正等の所要の信
号処理を行いデータを読み出し再生するための、前記パ
ッケージ媒体に相応する駆動装置で構成したデータ再生
部である。２は、再生した前記各データを記憶する記憶
部である。３は、前記データを適宜伸長等の処理を実施
し、その中の、楽譜、同期データから伴奏音や、コーラ
スなどの音声信号を生成する音信号処理部である。４
は、前記データを適宜伸長等の処理を実施し、その中の
背景画像データから画像信号を生成する画信号処理部で
ある。５は、前記データ中の楽譜データ（歌のパート）
から音程に応じた音符毎の高さを、例えば、折れ線グラ
フ、又は、棒グラフなどのグラフデータを生成するグラ
フ生成部である。６は、前記データ中の同期データから
同期信号を生成する同期生成部である。７は電話回線及
びモデムを経由して曲のデータを送受信する通信部であ
る。８は音声信号を増幅する増幅部である。９は以上の
各部を制御する制御部である。

【００１１】本発明によるカラオケ装置の全体的な動作
を図１に従い説明する。データ再生部１がＣＤ−ＲＯ
Ｍ、ＤＶＤ、ビデオディスク等のパッケージ媒体から演
奏するカラオケ曲のデータを読み出すとともに、所定の
誤り訂正処理等を行いデータを再生する。そして、記憶
部２を構成している、例えば、ＨＤＤ（Hard Disk Driv
e ）に、前記再生したデータを一旦記憶する。音信号処
理部３は、例えば、ＭＩＤＩ（Musical Instruments Di
gital Interface ）ファイルが供給される場合、同ＭＩ
ＤＩの制御データに基づき、ＭＩＤＩデータを次段（図
示せず）の音源ユニットに供給して、ピアノ、バイオリ
ン、或いは、フルート等の楽器を演奏して伴奏を行う。
また、例えば、ＭＰＥＧ（規格）データが供給される場
合、同ＭＰＥＧデータを伸長し、アナログ変換して次段
の増幅部８に供給することにより、伴奏の演奏が行われ
る。

【００１２】一方、画信号処理部４がＭＰＥＧ（規格）
データを復調し、歌詞データ、背景画像データを得、そ
れらのデータ及び、グラフ生成部５が生成したグラフデ
ータに基づき、背景画像上に歌詞及び、音程を示す、例
えば、折れ線グラフ、又は、棒グラフなどのグラフデー
タをスーパーインポーズした画像信号を生成する。グラ
フ生成部５は、例えば、ＭＩＤＩデータから音の高さ、
長さを解析し、前記音の高さに相応する長さに基づくグ
ラフを生成する。

【００１３】同期生成部６は同期データから同期信号を
生成する。また、通信部７は、カラオケセンター（図示
せず）から電話回線、モデムを経由して、ＭＩＤＩ（規
格）ファイル及び、ＭＰＥＧ（規格）データを受信し、
同データは、記憶部２に一旦記憶され、その後、上述し
たように音信号処理部３又は、画信号処理部４で所定の
データ処理を行う。一方、増幅部８は伴奏音や、コーラ
スなどの音声信号を所要の電力に増幅して次段のスピー
カ（図示せず）に出力する。

【００１４】図２は本発明によるカラオケ装置のモニタ
画面表示例である。本発明によるカラオケ装置の音程表
示動作を図２に従い説明する。図２（イ）に示すよう
に、画信号処理部４は背景画像の所定位置に領域Ａを設
け、同領域Ａに、グラフ生成部５が生成したグラフデー
タに基づき、図２（ロ）に示した棒グラフ又は、図２
（ハ）に示した折れ線グラフをスーパーインポーズして
表示する。この時、スーパーインポーズする折れ線グラ
フ、又は、棒グラフなどは、例えば、図２（ロ）、
（ハ）に示したように、２小節毎に表示する方法でも、
また、図２（ニ）に示したように、曲の進行に合わせ
て、実時間で逐次１音づつ表示する方法でも良い。更
に、グラフ生成部５が生成した色付きのグラフデータ
を、同期生成部６から供給された同期信号に基づき、曲
の進行に合わせて同色データを変化させ現在の演奏位置
を表すようにしても良い。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は歌詞及び
背景画（絵）とともに、曲の音程をグラフィカルに分か
り易くモニタ画面上に表示したカラオケ装置を提供す
る。従って、普段楽譜に慣れ親しんでいない一般の人で
も、音程がグラフ表示されるので、理解し易く、歌い易
い機能を実現できるメリットがある。また、現在の演奏
位置を従来の歌詞の色変化に加えて、上記音程のグラフ
表示にも応用でき、ほぼ正しいテンポで歌うことが更に
容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるカラオケ装置の実施例ブロック図
である。

【図２】本発明によるカラオケ装置のモニタ画面表示例
である。

【図３】従来のカラオケ装置のモニタ画面の表示例であ
る。

【符号の説明】

１データ再生部２記憶部３音信号処理部４画信号処理部５グラフ生成部６同期生成部７通信部８増幅部９制御部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】曲のデータを格納したパッケージ媒体か
ら所要データを読み出し再生するデータ再生部と、前記
データ再生部が再生したデータを記憶する記憶部と、前
記データ中の相応データから音声信号を生成する音信号
処理部と、前記データ中の相応データから画像信号を生
成する画信号処理部と、前記データ中の相応データから
音程に応じた高さデータを生成するグラフ生成部と、前
記データ中の相応データから同期信号を生成する同期生
成部と、各部を制御する制御部とで構成し、前記画信号
処理部が音程に応じた高さデータを画像信号にスーパー
インポーズすることを特徴としたカラオケ装置。
【請求項２】上記グラフ生成部が折れ線グラフのデー
タを生成する請求項１記載のカラオケ装置。
【請求項３】上記グラフ生成部が棒線グラフのデータ
を生成する請求項１記載のカラオケ装置。
【請求項４】上記グラフ生成部が色付きの高さデータ
を生成するとともに、曲の進行に合わせて同色データを
変化させる請求項１記載のカラオケ装置。
【請求項５】上記グラフ生成部が、演奏に合わせて実
時間でグラフを逐次生成する請求項１記載のカラオケ装
置。
【請求項６】上記グラフ生成部が、所定数の小節毎に
グラフを一括して組み立てる請求項１記載のカラオケ装
置。
【請求項７】電話回線を経由してＭＩＤＩファイル及
びＭＰＥＧによるデータにより曲のデータを受信する通
信部と、データを記憶する記憶部と、前記データ中の相
応データから音声信号を生成する音信号処理部と、前記
データ中の相応データから画像信号を生成する画信号処
理部と、前記データ中の相応データから音程に応じた高
さデータを生成するグラフ生成部と、前記データ中の相
応データから同期信号を生成する同期生成部と、各部を
制御する制御部とで構成し、前記ＭＩＤＩファイルから
音程に応じた高さデータを得るようにし、前記画信号処
理部が所要の前記高さデータを画像信号にスーパーイン
ポーズすることを特徴としたカラオケ装置。
【請求項８】上記記憶部をハードディスク装置で構成し
た請求項１又は、請求項７記載のカラオケ装置。