JPH10282016A - 光ファイバ紡糸装置 - Google Patents
光ファイバ紡糸装置Info
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- JPH10282016A JPH10282016A JP9098300A JP9830097A JPH10282016A JP H10282016 A JPH10282016 A JP H10282016A JP 9098300 A JP9098300 A JP 9098300A JP 9830097 A JP9830097 A JP 9830097A JP H10282016 A JPH10282016 A JP H10282016A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
- Y02P40/57—Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
Abstract
モニターして不良箇所を検出し、プルーフ工程での適切
な処置を可能ならしめて作業効率を高め、もって製造工
程全体として生産性を向上させる。 【解決手段】 ガラスプリフォーム11を紡糸炉22に
送り込むプリフォーム送り出し装置21と、紡糸炉22
と、紡糸炉22から引き出されたファイバ12の外周に
樹脂コーティングを施すコーティング装置23と、その
コーティングされた樹脂の層に光を照射して架橋させる
架橋器25と、上記コーティング装置23と架橋器25
との間においてファイバ12の全周で光を検出する光検
出装置24とが備えられている。
Description
糸する装置に関し、とくに不良部分を発見する機能を有
する光ファイバ紡糸装置に関する。
ームをガラスの融点以上の温度に熱して線引きすること
により細線化(ファイバ化)するものである。そして、
このファイバの外周にコーティングを施して作られた光
ファイバは、通常、つぎのプルーフ工程で不良箇所のな
いことのチェックを受ける。すなわち、プルーフ工程で
は、光ファイバに伸び歪みを与えて、傷や異物のある不
良部分を破断させる。これを光ファイバの全長にわたり
行い、全長にわたって一定の引っ張り強度を有している
ことを保証した上で、製品として出荷する。
いる。図6において、プリフォーム11はプリフォーム
送り出し装置21により保持され、紡糸炉(加熱線引き
炉)22へと送り出される。プリフォーム11はこの紡
糸炉22でガラスの融点以上の温度にまで加熱され、こ
の状態で引き取り機26によって引っ張られることによ
り細線化(ファイバ化)される。引き出されたファイバ
12はコーティング装置23によってその外周に樹脂の
コーティングを施された後、引き続いて架橋器25を通
り、コーティング樹脂の紫外線照射による架橋(硬化)
がなされる。引き取り機26によって引き取られたコー
ティング済みのファイバは巻き取り機27のボビンに巻
き取られる。
糸工程とは別の工程で、つまりこの紡糸工程に引き続く
工程としてあるいは場所的にも時間的にも離れた工程と
して別個に行われている。場所的・時間的に分離した工
程でプルーフ工程を行う場合は、巻き取り機27をプル
ーフ装置にまで運んでそれにセットし、プルーフ工程を
行うことになる。
ように、紡糸工程とプルーフ工程とをそれぞれ独立した
別個の工程として行う場合、プルーフ工程で被検査光フ
ァイバが不良箇所で破断したとき作業がやっかいである
という問題がある。すなわち、プルーフ工程において被
検査光ファイバを引っ張ったとき、そのガラス表面に異
物が付着していたり欠陥があったりして、その不良箇所
で破断した場合には、その破断した光ファイバをいった
ん片づけて整備した上で、残りの(あるいは新たな)光
ファイバを再びパスラインに通してセットし直し、その
光ファイバのプルーフを行う必要があり、そのセットの
し直しがやっかいな作業となって、全体の作業効率を悪
くし、生産性を著しく落としている。
の作業効率を高めて全体として生産性を向上させるため
に紡糸工程で事前に不良箇所の検出ができるように改善
した、光ファイバ紡糸装置を提供することを目的とす
る。
め、この発明による光ファイバ紡糸装置においては、紡
糸炉と、紡糸炉から引き出されたファイバに光を入射し
てその中に伝搬させる光源と、該ファイバの全周で光を
検出する光検出装置とが備えられていることが特徴とな
っている。
いたり、傷がある場合、この光ファイバのガラス部分
(コア・クラッド部分)やコーティング層などを伝搬す
る光はこの不良部分で散乱し、周囲に強い光を放射す
る。そこで、光源によって光をガラス部分やコーティン
グ層に入射させた上で、この光ファイバの周囲に放射さ
れる光を検出すればその不良部を知ることができる。実
際、不良部では検出光強度が他の部分に比べて格段に大
きくなる。そのため、この検出光強度をモニターするこ
とによって、どこに不良箇所があるかをとらえることが
可能となる。こうして不良箇所が分かれば、プルーフ工
程で破断するであろう箇所が事前に分かることになり、
プルーフ工程での処置が容易になって作業性が向上し、
光ファイバ製造工程全体での生産性を上げることができ
る。
ができる。すなわち、紡糸炉ではガラスプリフォームが
ガラスの融点以上の温度にまで加熱されているので、該
ガラスは白熱しており、その光が線引きされたファイバ
に入射してその中を伝搬する。また、架橋器において
は、紫外線などの光が照射されるので、その光がファイ
バのガラス部分またはコーティング層に入射しその中を
伝わって伝達される。そこで、光検出装置を紡糸炉と架
橋器のいずれかに近い箇所に設置する場合は、別途の光
源はとくに必要なくなる。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、プリフォーム11はプリフォーム送り出し装置21
により保持され、紡糸炉(加熱線引き炉)22へと送り
出される。プリフォーム11はこの紡糸炉22でガラス
の融点以上の温度にまで加熱され、この状態で引き取り
機26によって引っ張られることにより細線化(ファイ
バ化)されて紡糸炉22の下部から引き出されてくる。
引き出されたファイバ12はコーティング装置23によ
ってその外周に樹脂のコーティングを施された後、引き
続いて光検出装置24および架橋器25を通る。架橋器
25においてはコーティング樹脂の紫外線照射による架
橋(硬化)がなされる。引き取り機26によって引き取
られたコーティング済みのファイバは巻き取り機27の
ボビンに巻き取られる。
5の近傍に設けられている。そしてこの光検出装置24
は、図2に示すように、ファイバ12の全周で光を検出
できるように少なくとも2つの光センサ31を備えてお
り、さらに外部の光の影響をうけないように遮光カバー
32で覆われた構造となっている。光センサ31として
は、光強度を検出するものやカラーセンサなどを用いる
ことができる。
(図示しない)が内蔵されていて、ファイバ12のコー
ティング層13(図3、図4参照)に紫外線などの光を
照射している。そこで、この光が図3、図4に示すよう
にコーティング層13内に入射してこのコーティング層
13を長さ方向に伝搬していくことになる。
12の表面に欠陥14がある場合、あるいは図4に示す
ようファイバ(ガラス部分)12の表面に異物15が付
着している場合、コーティング層を伝搬する光はこれら
欠陥14あるいは異物15で散乱し、周囲に強い光を放
射する。この光ファイバの周囲に放射される光が光検出
装置24の光センサ31で検出される。なお、架橋器2
5のランプは紫外線照射用であるが、紫外線領域以外に
可視光の領域のスペクトルも含んでおり、通常の光セン
サ31で放射光を検出することには何らの問題もない。
ファイバ12を光検出装置24で連続的にモニターして
いると、図5のように、その光検出強度が、上記のよう
な欠陥14や異物15のある不良部で極端に大きくな
る。そのため、一定のしきい値を設け、光検出強度信号
がそのしきい値を超えたことを検出すれば、その不良部
が光ファイバの長さ方向でどの位置にあるかを容易に知
ることができる。そのため、巻き取り機27で巻き取ら
れた光ファイバ12にこの情報をリンクさせた上で、つ
ぎのプルーフ工程に送れば、どの箇所で破断するかの判
断を事前に行うことができる。その結果、破断しそうな
箇所ではスピードをゆるめたり、あるいは最初から破断
しそうな箇所の前後で切断しておくなどの処置をとるこ
とができ、いずれにしても作業効率が妨げられるような
事態を未然に防ぐことが可能となる。
器25の近傍に設けられているが、紡糸炉22の(出口
の)近傍に設けてもよい。この場合、紡糸炉22ではガ
ラスプリフォーム11がガラスの融点以上の温度にまで
加熱されているので、このガラスプリフォーム11は白
熱しており、その光が線引きされたファイバ12中に伝
搬する。そのため、図3、図4と同様にその伝搬光が欠
陥あるいは異物等で散乱し、周囲に強い光を放射し、光
検出装置24でこれをとらえることができる。
5の入口側(コーティング装置23側)に配置している
が、架橋器25の出口側(引き取り機26の側)の近傍
に配置することもできる。さらに、光検出装置24を紡
糸炉22と架橋器25のいずれからも遠く離れて配置す
る場合には、別途光源を設けてその光をファイバ12中
にあるいはコーティング層13中に入射して伝搬させる
ようにすればよい。
旨を逸脱しない範囲で種々に変更できることはいうまで
もない。
イバ紡糸装置によれば、紡糸工程中に欠陥部分を連続的
にモニターすることができて欠陥部分の位置についての
情報を得ることができるため、つぎのプルーフ工程で適
切な処置をとることが容易になり、プルーフ工程での作
業効率を高めるとともに、それによって製造工程全体で
の生産性を向上させることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 紡糸炉と、紡糸炉から引き出されたファ
イバに光を入射してその中に伝搬させる光源と、該ファ
イバの全周で光を検出する光検出装置とを備えることを
特徴とする光ファイバ紡糸装置。 - 【請求項2】 紡糸炉を光源として使用し、光検出装置
を該紡糸炉近傍に配置することを特徴とする請求項1記
載の光ファイバ紡糸装置。 - 【請求項3】 ファイバ外周に施されたコーティング樹
脂に光を照射して架橋させる架橋器を光源として使用
し、光検出装置を該架橋器近傍に配置することを特徴と
する請求項1記載の光ファイバ紡糸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9098300A JPH10282016A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 光ファイバ紡糸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9098300A JPH10282016A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 光ファイバ紡糸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10282016A true JPH10282016A (ja) | 1998-10-23 |
Family
ID=14216077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9098300A Pending JPH10282016A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 光ファイバ紡糸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10282016A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004168654A (ja) * | 2002-11-19 | 2004-06-17 | Fitel Usa Corp | スプールの回転および可変巻取りピッチを使用した、巻付けられた材料中の欠陥の正確なマッピングおよび除去のためのシステムおよび方法 |
KR100516653B1 (ko) * | 2002-07-29 | 2005-09-22 | 삼성전자주식회사 | 광섬유 인출 시스템을 위한 산란 감지 장치 |
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JP2014066558A (ja) * | 2012-09-25 | 2014-04-17 | Fujikura Ltd | 光ファイバの偏肉測定方法、光ファイバの偏肉測定装置、光ファイバの製造方法、光ファイバの製造装置 |
JP2018083744A (ja) * | 2016-11-25 | 2018-05-31 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバ素線の製造方法、光ファイバ素線の製造装置、及び光ファイバ素線の検査装置 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9098300A patent/JPH10282016A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100516653B1 (ko) * | 2002-07-29 | 2005-09-22 | 삼성전자주식회사 | 광섬유 인출 시스템을 위한 산란 감지 장치 |
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Legal Events
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