JPH0454427A - 光ファイバ被覆用クラッドの異常点検出方法 - Google Patents

光ファイバ被覆用クラッドの異常点検出方法

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JPH0454427A
JPH0454427A JP16288090A JP16288090A JPH0454427A JP H0454427 A JPH0454427 A JP H0454427A JP 16288090 A JP16288090 A JP 16288090A JP 16288090 A JP16288090 A JP 16288090A JP H0454427 A JPH0454427 A JP H0454427A
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俊史 細谷
Takehito Kobayashi
勇仁 小林
Kohei Kobayashi
宏平 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は光ファイバ被覆用クラッドの異常点検出方法に
関する。
〈従来の技術〉 光通信などに用いられる石英系光ファイバや多成分ガラ
ス系光ファイバでは、中心部に高屈折率部分を有するコ
アを線引きした後に、伝送に寄与しない光の伝播を防ぐ
ためコアより屈折率の高いプラスチック等のクラッドを
被覆して光ファイバ素線を形成することが一般に行われ
ている。クラッドの被覆は線引き後直ちに行われ、ファ
イバ化に際して生じた傷の成長や空気に曝されることに
よるクラックの発生等が防止される。クラッド用のプラ
スチックとしては、熱硬化型のシリコーン樹脂、紫外線
硬化型樹脂(以降、UV樹脂と称する)、放射線硬化型
樹脂等のエネルギー線硬化型樹脂が採用されており、近
年においては固化速度の早いtJV樹脂の需要が増大し
ている。
第6図には石英系光ファイバ素線の製造工程の一例を示
す0図中、1は母材たるプリフォームであり、図示しな
いプリフォーム供給装置から加熱炉2に供給される。プ
リフォーム1は加熱炉2内のヒータ3により加熱・溶融
され、コア4として線引きされる。v&引きされたコア
4は冷却筒5内で冷却され、更にコーティングダイス6
によりUV樹脂のクラッドが被覆されて光ファイバ素線
7となる。続いて、光ファイバ素線7には、紫外線照射
装置8内の紫外線ランプ9により、紫外線が照射されて
クラッドの固化が図られる。光ファイバ素線7はその後
、例えばUV樹脂等の2次被覆が施され、光ファイバ心
線となって図示しない巻取装置に巻き取られてリールと
なる。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで上述した製造工程において、コーティングダイ
ス6の片寄り、空気の混入、振動等に起因して、塗布異
常すなわちクラッドの偏心・偏肉、クラッド内での気泡
の生成。
外径の不整(波打ち)が生じることがある。
塗布異常は光通信における伝送損失や機械的強度の低下
すなわち信頼性の低下等を招くため、製造工程中にこれ
を検出してオンライン制御を行うことが試みられている
。検出方法としては、クラッドへの損傷を考慮すると、
非接触であることが必要である0例えば、特開昭61−
44336号公報に記載された発明には、フォトダイオ
ードアレイの出力信号を掃引し、その散乱光パターンに
よってクラッドの偏心や偏肉を検出して制御する技術が
開示されている。
而るに、散乱光パターンによる塗布異常の検出は偏心・
偏肉に対しては有効であるが、クラッド内の気泡や外径
の不整等の異常点に関しては、散乱パターンの変化が非
常に小さいため、これを検出することが困難であった。
く課題を解決するための手段〉 そこで、本発明ではこの課題を解決するために、光ファ
イバのコアに被覆され、当該コアとは屈折率の異なる透
明素材により形成されたクラッドの異常点を検出する方
法であって、当該光ファイバを軸方向に走行させると共
に外部光源より光を照射して当該クラッド内で伝播させ
、当該光ファイバの近傍に設けられた受光手段により当
該クラッドの異常点から漏洩した散乱光を受光し、当該
受光手段により受光された散乱光を光検出手段により観
測することによって当該クラッドの異常点を検出するよ
うにしたことを特徴とする光ファイバ被覆用クラッドの
異常点検出方法を提案すると共に、コアに紫外線硬化型
樹脂のクラブトを塗布して被覆する光ファイバ線引装置
においては、塗布ダイと紫外線ランプとの間に受光手段
を設置し、塗布異常によって生じたクラッド中の気泡あ
るいはクラッド表面の不整が当該紫外線ランプからの伝
播光を散乱させて発光する現象を利用して当該クラッド
の異常点を検出するようにしたものである。
〈作   用〉 通常、外部光源からの光はクラッド内を伝播するが、異
常点が存在すると散乱してクラッド外に漏洩する。した
がって、この散乱光の光量や波長を観測することにより
異常点が検出される。
く実 施 例〉 本発明の一実施例を図面に基づき具体的に説明する。尚
、実施例の説明にあたっては前述した従来の例における
部材と同一の部材に同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
第1図と第2図とには、本発明に係る光ファイバ被覆用
クラッドの異常点検出方法を適用した光ファイバM造装
置の実施例の要部をそれぞれ斜視により示しである。ま
た、第3図には本発明の原理を示し、第4図と第5図と
には実施例における異常検出チャートを示しである。
第1図において、10は受光手段たるバンドルファイバ
であり、その受光部10aはコーティングダイス6直後
の光ファイバ素線7に近接して取り付けられている。バ
ンドルファイバ10は光検出手段たる高精度のフォトン
カウンタ11に接続しており、受光部10aから受光さ
れたフォトンの数すなわち光量と波長とがディジタル的
に検出される0本実施例におけるフォトンカウンタ11
の測定インターバルは10 m sである0図中、12
はフォトンカウンタ11が検出したフォトン数を記録す
る記録計である。尚、本実施例では光ファイバ素線7の
コア4の外径を125 nm、その走行速度を10m/
sとした。また、UV樹脂として紫外線硬化型ウレタン
アクリレート樹脂を用い、200μmの厚みでクラッド
を形成した。
以下、本実施例の作用を述べる。
光ファイバ素線7に外部光源(紫外線ランプ9)から光
が照射されると、第3図に示すように、クラッド13の
屈折率がコア4の屈折率より高いため、この光はクラッ
ド13内で全反射を繰り返しながら伝播する。ところが
、クラッド13内に気泡14が存在したり、表面に不整
15が生じている場合には、伝播光はこれらの異常点で
散乱を起こして外部に漏洩する。そして、漏洩した光は
バンドルファイバ10からフォトンカウンタ11に送ら
れ、フォトン数と波長とから異常が検出されるのである
異常点の検出には伝播光が利用されるため、光源からの
直接光がバンドルファイバ10に受光されないことが望
ましいが、本実施例では下方にある紫外線ランプ9を光
源としており、異常点の検出が理想的に行われる。また
、本実施例のフォトンカウンタ11の測定インターバル
は10 m sであるため、光ファイバ素線7の走行速
度が10m/sの高速であっても10国程度の誤差で異
常点が検出可能である。フォトンカウンタ11で検出す
る波長は光源たる紫外線の波長と一致していることが望
ましいが、400nm以下の短波長の光はUV樹脂に吸
収されやすい、したがって、本実施例では波長が400
〜540nmの可視光線を測定するようにした。
第4図にはクラッド13内の気泡14を検出した際のフ
ォトンカウンタチャートを示した。気泡14はコーティ
ングダイス6内のUV樹脂に機械的な擾乱を与えること
により発生させたものである。539nmの波長で測定
を行ったところ、図に示す如く気泡混入時にフォトン数
にして50力ウント以上の発光(光量変化)が約150
秒検出された。
一方、第5図にはクラッド13表面の不整15を検出し
た際のフォトンカウンタチャートを示した。不整はUV
樹脂の塗布温度を上昇させることにより発生させたもの
である。
528nmの波長で測定を行ったところ、図に示す如く
フォトン数にして200力ウント以上の発光(ピーク値
〉が断続的に検出された。尚、同図には従来よりある光
学式外径測定器によるクラツド径の測定結果を併記しで
あるが、大きな変動を観測することはできなかった。
以上に述べたものは、クラッド硬化用の紫外線ランプ9
を利用して異常点を検出する方法であるが、硬化用に発
光源を用いない製造方法では、第2図に示すように検出
用の外部光源16を設けることによって本発明を採用す
ることが可能となる。
これで具体的実施例の説明を終えるが、本発明の態様は
この実施例に限るものではない。
例えば、上記実施例ではクラッド13が1層の場合にお
ける異常点の検出方法について述べたが、2層以上であ
ってもクラッド13間の屈折率に大きな差異がない場合
には本発明を適用することが可能である。また、当然の
ことながら、UV樹脂以外の素材により形成されたクラ
ッド13に対しても上記方法によって異常点を検出する
ことが可能である。
〈発明の効果〉 本発明によれば、光ファイバ被覆用クラッドに外部光源
からの光を照射してクラッド内に伝播させ、散乱光の漏
洩を観測して異常点を検出するようにしたため、異常点
の検出が高い精度で行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図とはそれぞれ本発明に係る光ファイバ被
覆用クラッドの異常点検出方法を適用した光ファイバ製
造装置の実施例の要部を示す斜視図である。また、第3
図は本発明の原理を示す説明図であり、第4図と第5図
とは実施例における異常検出チャートである。第6図は
石英系光ファイバ素線の製造工程の一例を示す説明図で
ある。 図面中、 4はコア、 6はコーティングダイス、 7は光ファイバ素線、 9は紫外線ランプ、 10はバンドルファイバ、 11はフォトンカウンタ、 12は記録計、 13はクラッド、 14は気泡、 15は不整、 16は外部光源である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光ファイバのコアに被覆され、当該コアとは屈折
    率の異なる透明素材により形成されたクラッドの異常点
    を検出する方法であつて、当該光ファイバを軸方向に走
    行させると共に外部光源より光を照射して当該クラッド
    内で伝播させ、当該光ファイバの近傍に設けられた受光
    手段により当該クラッドの異常点から漏洩した散乱光を
    受光し、当該受光手段により受光された散乱光を光検出
    手段により観測することによつて当該クラッドの異常点
    を検出するようにしたことを特徴とする光ファイバ被覆
    用クラッドの異常点検出方法。
  2. (2)コアに紫外線硬化型樹脂のクラッドを塗布して被
    覆する光ファイバ線引装置において、塗布ダイと紫外線
    ランプとの間に受光手段を設置し、塗布異常によって生
    ヒたクラッド中の気泡あるいはクラッド表面の不整が当
    該紫外線ランプからの伝播光を散乱させて発光する現象
    を利用して当該クラッドの異常点を検出するようにした
    ことを特徴とする請求項(1)記載の光ファイバ被覆用
    クラッドの異常点検出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05296942A (ja) * 1992-04-15 1993-11-12 Sumitomo Electric Ind Ltd 線状体樹脂被覆内気泡検出装置
JPH10267859A (ja) * 1997-03-11 1998-10-09 Lucent Technol Inc 光ファイバ被覆層内の欠陥検出装置及び検査方法
JP2018083744A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 住友電気工業株式会社 光ファイバ素線の製造方法、光ファイバ素線の製造装置、及び光ファイバ素線の検査装置

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JP2018083744A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 住友電気工業株式会社 光ファイバ素線の製造方法、光ファイバ素線の製造装置、及び光ファイバ素線の検査装置

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