JPH0578013A - ボビン端の重ね巻糸条の切断位置検出方法 - Google Patents

ボビン端の重ね巻糸条の切断位置検出方法

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JPH0578013A
JPH0578013A JP26547991A JP26547991A JPH0578013A JP H0578013 A JPH0578013 A JP H0578013A JP 26547991 A JP26547991 A JP 26547991A JP 26547991 A JP26547991 A JP 26547991A JP H0578013 A JPH0578013 A JP H0578013A
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bobbin
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Koichi Kobayashi
宏一 小林
Akira Shinohara
章 篠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】糸条巻物の重ね巻き部分、ピグテール部分の剥
ぎ取り自動化のための重ね巻き切断位置決めを、容易に
かつ精度良く行うことを目的とする。 【構成】天盤付き暗幕1によって外光を遮光しつつ、糸
条パッケージ2の重ね巻糸条の切断位置付近に紫外線発
生器3によって近紫外光を照射し、それによって糸条か
ら発する2次励起光を、波長400nm 〜700nm 付近の光に
対しては検出感度が高く、その他の波長範囲の光に対し
ては検出感度が低い撮像装置4で検出して、その検出信
号を画像信号処理器5で処理して糸条部分とそれ以外の
部分とを判別することにより、ボビン端の重ね巻糸条の
切断位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボビン(特に紙管)端
にトランスファーテールを形成する際に生じる重ね巻糸
条(糸条重ね巻部)の除去切断位置の検出方法に関し、
更に詳しくはポリエステル、ポリアミド繊維のような合
成繊維の糸条巻物であるチーズ、パーンのピグテールの
自動処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリエステル、ポリアミド繊維の
ような合成繊維糸条を延伸撚糸機、延伸仮撚機等で加工
処理する場合、原糸ボビン間で巻き始めの糸端と巻き終
わりの糸端とを結び合わせて連続処理が行えるようにす
るため、特公昭57−36233号公報や特開昭58−
119553号公報に示されたように、巻き始め時にト
ラバース領域外のボビン端部に、いわゆるトランスファ
ーテールを形成している。
【0003】このようにして巻き取られた糸条パッケー
ジはトランスファーテール処理が容易に行えるように、
一定の長さのトランスファーテールを残してボビン端に
形成されたバンチ巻(重ね巻)もしくはピグテールを剥
ぎ取られ、剥ぎ取られた後の糸端はテープ、ラベル、シ
ール(紙)等でボビン端に固定されている。
【0004】従来、かかる糸条重ね巻き部の剥ぎ取り処
理は人手により行われていたが、近年機械化、自動化が
試みられ、特開昭60−112570号公報のごとくロ
ボットに設けた引きかきハンドによりボビン端のバンチ
巻をかき取るようにしたものが提案されていたが、ボビ
ンに設けたスリットに糸条が入り込んでいるためこの部
分の糸条は除去し難く破断して残るなどの問題があると
共にボビンを損傷する欠点を有している。このために製
品品質として十分と言えないばかりか再使用できないと
いう大きな欠点があった。この問題点を解決するものと
して、特開平2−43180号公報に示されたようなボ
ビン重ね巻糸条の除去方法および重ね巻糸条切断装置が
提案されている。
【0005】こうした糸条切断作業の際に、糸条重ね巻
き切断位置を検出する方法としては、特開昭64−14
337号公報による方法を利用できる。すなわち糸条パ
ッケージを光学センサで観察して、得られた画像信号の
信号レベルを所定値と比較することにより、糸とその他
の部分とを判別する方法である。その際の糸条パッケー
ジの照明は、従来ハロゲンランプ等の光源によって行わ
れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
多銘柄化のためにボビン使用色が増加してきており、従
来のようにハロゲンランプ等の光源で照射した糸条パッ
ケージを光学センサで観察して、得られた画像信号の信
号レベルを所定値と比較することにより、糸とその他の
部分とを判別する方法では、画像信号の信号レベルによ
って重ね巻き糸とボビンの紙管等とを明確に判別でき
ず、しかも切断してはならないトランスファーテールの
十分な検出精度が得られないという問題点があった。
【0007】本発明は、かかる現状に鑑みなされたもの
で、糸条巻物の重ね巻き部分、ピグテール部分の剥ぎ取
り自動化のための重ね巻き切断位置決めを容易にかつ精
度良く行うことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるボビン端
の重ね巻糸条の切断位置検出方法は、ボビン端部に円周
方向に沿って一部に設けたスリット溝に糸条切替時の巻
初めの糸条を把持し重ね巻きした後、トランスファーテ
ールを形成して巻取った糸条パッケージの前記重ね巻糸
条を切断するに際し、光学センサにて糸条パッケージを
観察して得られた画像信号を処理することにより、重ね
巻糸条部分とそれ以外の部分とを判別して切断位置を検
出するボビン端の重ね巻糸条の切断位置検出方法におい
て、外光を遮光しつつ該重ね巻糸条の切断位置付近に近
紫外光を照射し、それによって糸条から発する2次励起
光を光学センサで受光して画像信号を得ることにより、
糸条部分とそれ以外の部分とを判別することを特徴とし
ている。
【0009】そして糸条パッケージに近紫外線を照射す
ると、ポリエステル、ポリアミド繊維のような合成繊維
の糸条部分は近紫外線の一部、詳細にはおよそ波長320n
m 〜360nm の紫外線を吸収し、およそ波長400nm 〜500n
m の2次励起光に変換して放射する。一方糸条パッケー
ジの糸条以外のボビン紙管部分等からは、照射した近紫
外線がそのまま反射されることになる。
【0010】糸条部分からの2次励起光と糸条部分以外
からの近紫外線反射光とを、光学センサで受光する。こ
の光学センサとしては、波長 400nm〜500nm の光に対し
ては感度が高く、かつ近紫外線波長領域の光に対しては
感度の低い光検出素子を用いたものを利用すると効果的
である。あるいは光学センサが、波長 400nm〜500nmの
光に対しては透過率が高く、かつ近紫外線波長領域の光
に対しては透過率の低い光学フィルタを備えたものであ
っても良い。
【0011】光学センサの出力としては、糸条パッケー
ジの糸条部分から放射される2次励起光に対しては、大
きなレベルの検出信号が得られる。一方糸条パッケージ
の糸条部分以外からの近紫外線反射光に対しては、小さ
なレベルの検出信号しか得られない。このため糸条パッ
ケージの糸条部分から放射される2次励起光と、糸条部
分以外からの近紫外線反射光とは、容易に判別できる。
【0012】ところで糸条部分からの2次励起光の強度
は、室内の照明用蛍光灯等による外乱光に比べると微弱
である。そこで外乱光を天盤付き暗幕等で遮光すること
によって、糸条パッケージの糸条部分からの2次励起光
及び糸条部分以外からの近紫外線反射光による信号に対
する、室内の照明用蛍光灯等の外乱光による雑音との間
のS/N比(対雑音信号比)を、大幅に改善することが
できる。その結果、糸条パッケージの糸条部分からの2
次励起光及び糸条部分以外からの近紫外線反射光を精度
よく検出することができる。
【0013】以上の結果得られた光学センサからの検出
信号を信号処理する場合、糸条パッケージの糸条部分か
らの2次励起光による検出信号と、糸条部分以外からの
近紫外線反射光による検出信号との間では、信号強度レ
ベルの差が極めて大きいために、容易にかつ精度良く糸
条パッケージの糸条部分と糸条部分以外とを判別でき
る。これによって、重ね巻きした糸条の切断位置を容易
にかつ精度良く検出することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明を適用したボビン端の重ね巻
糸条の切断位置検出装置の一実施例を示す。図中、1は
天盤付き暗幕、2は糸条パッケージ、3は紫外線発生
器、4は撮像装置、5は画像信号処理器である。
【0015】天盤付き暗幕1は、糸条パッケージ2、紫
外線発生器3、および撮像装置4を覆って、外乱光を遮
光する。
【0016】紫外線発生器3は、波長領域がおよそ300n
m 〜400nm の範囲で360nm 付近にピーク波長をもつよう
な近紫外線を、糸条パッケージ2に対して照射する。照
射された近紫外線に対して、糸条パッケージ2の紙管部
分からは該近紫外線がそのまま反射されるが、糸条パッ
ケージ2の糸条部分は該近紫外線の一部、詳細にはおよ
そ波長320nm 〜360nm の範囲の紫外線を吸収し、およそ
波長400nm 〜500nm の範囲の2次励起光に変換して放射
する。
【0017】撮像装置4は、CCD撮像素子を用いたも
のであって、波長400nm 〜700nm 付近の光に対しては検
出感度が高く、その他の波長範囲の光に対しては検出感
度が低い。この撮像装置4で糸条パッケージ2を撮影し
て、糸条部分からの2次励起光と紙管部分からの近紫外
線反射光による画像信号を得る。
【0018】画像信号処理器5は、得られた画像信号を
処理して、トランスファーテールの本数と重ね巻きした
糸条の切断位置の検出を行う。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上詳述したとおり、糸条巻物
の重ね巻き部分、ピグテール部分の剥ぎ取り自動化のた
めの重ね巻き切断位置決めを、容易にかつ精度良く行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ボビン端の重ね巻糸条の切断位置検出装置
【符号の説明】
1 天盤付き暗幕 2 糸条パッケージ 3 紫外線発生器 4 撮像装置 5 画像信号処理器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビン端部に円周方向に沿って一部に設け
    たスリット溝に糸条切替時の巻初めの糸条を把持し重ね
    巻きした後、トランスファーテールを形成して巻取った
    糸条パッケージの前記重ね巻糸条を切断するに際し、光
    学センサにて糸条パッケージを観察して得られた画像信
    号を処理することにより、重ね巻糸条部分とそれ以外の
    部分とを判別して切断位置を検出するボビン端の重ね巻
    糸条の切断位置検出方法において、外光を遮光しつつ該
    重ね巻糸条の切断位置付近に近紫外光を照射し、それに
    よって糸条から発する2次励起光を光学センサで受光し
    て画像信号を得ることにより、糸条部分とそれ以外の部
    分とを判別することを特徴とするボビン端の重ね巻糸条
    の切断位置検出方法。
  2. 【請求項2】光学センサが、波長 400nm〜500nm の光に
    対しては感度が高く、かつ近紫外線波長領域の光に対し
    ては感度の低い光検出素子を用いたものであることを特
    徴とする請求項1記載のボビン端の重ね巻糸条の切断位
    置検出方法。
  3. 【請求項3】光学センサが、波長 400nm〜500nm の光に
    対しては透過率が高く、かつ近紫外線波長領域の光に対
    しては透過率の低い光学フィルタを備えたものであるこ
    とを特徴とする請求項1、あるいは請求項2記載のボビ
    ン端の重ね巻糸条の切断位置検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0693451A1 (de) 1994-07-11 1996-01-24 B a r m a g AG Verfahren zur optischen Vermessung der Spulenoberfläche von Fadenspulen
US5978015A (en) * 1994-10-13 1999-11-02 Minolta Co., Ltd. Stereoscopic system with convergence and dioptric power adjustments according to object distance

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EP0693451A1 (de) 1994-07-11 1996-01-24 B a r m a g AG Verfahren zur optischen Vermessung der Spulenoberfläche von Fadenspulen
US5739904A (en) * 1994-07-11 1998-04-14 Barmag Ag Method of optically measuring the surface of yarn packages
US5978015A (en) * 1994-10-13 1999-11-02 Minolta Co., Ltd. Stereoscopic system with convergence and dioptric power adjustments according to object distance

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