JPH10281617A - ショーケース等の集中管理装置 - Google Patents

ショーケース等の集中管理装置

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Publication number
JPH10281617A
JPH10281617A JP9098522A JP9852297A JPH10281617A JP H10281617 A JPH10281617 A JP H10281617A JP 9098522 A JP9098522 A JP 9098522A JP 9852297 A JP9852297 A JP 9852297A JP H10281617 A JPH10281617 A JP H10281617A
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JP
Japan
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showcase
data
control device
abnormality
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Application number
JP9098522A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Hoshi
勝彦 星
Masanobu Takeuchi
正信 竹内
Takeshi Aoki
健 青木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台のショーケース等を一括管理する場合
に、外部のメンテナンス会社において迅速且つ効率的な
対応をとることができるショーケース等の集中管理装置
を提供する。 【解決手段】 店舗P1、P2に設置されて各ショーケ
ースSC等からのデータを収集する中央管理装置2と、
メンテナンス会社Mに設置された遠隔管理装置1とから
構成され、中央管理装置2と遠隔管理装置1は公衆回線
Lを介してデータの授受を行うと共に、各ショーケース
SC等に異常が生じた場合、中央管理装置2は、当該異
常の内容と共に、異常が生じたショーケースSC等の現
在の温度データと温度設定データを遠隔管理装置1に送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台のショーケ
ース等の運転状態を一括して集中管理するためのショー
ケース等の集中管理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットやコンビニエンスス
トア等の店舗には複数台のショーケースや冷蔵庫が設置
されるが、従来各ショーケース等はそれぞれ温度調節器
や除霜用のタイマーから構成される制御装置によって個
別に制御されているのが現状である。従って、ショーケ
ース等の温度や除霜時間等の各種設定作業は、当該ショ
ーケース等の設置されている場所において個々に行わな
ければならない。そのため、季節や天候により設定を変
更する場合には作業が極めて煩雑となる。
【0003】また、各種設定値やショーケース等の温度
等の運転状態を把握するためには、ショーケース等の設
置されている場所に行って個々に調べる以外になく、シ
ョーケース等の運転状態に関するデータを容易に把握す
ることができないと共に、ショーケース等において異常
事態が発生して警報が発せられても、従来係る警報は個
々のショーケース等において行われており、多数のショ
ーケース等が設置されている店舗においてはどのショー
ケースで警報が発生しているかについても容易に把握す
ることができない問題があった。
【0004】そのため、例えば特開平7−114657
号公報(F25D11/00)では、マイクロコンピュ
ータにより構成した主制御装置(或いはパーソナルコン
ピュータにより構成した中央管理装置)に通信線によっ
て各ショーケースの制御装置を接続し、各ショーケース
の各種設定作業を主制御装置或いは中央管理装置にて行
い、且つ、ショーケースの運転状況及び警報に関するデ
ータを主制御装置或いは中央管理装置に収集して一括管
理するよう構成していた。
【0005】また、各ショーケース等において異常高温
或いは異常低温などの故障が発生した場合には、それら
の警報に関するデータも主制御装置に収集され、中央管
理装置に転送されてから公衆回線を介し、外部のメンテ
ナンス会社(保守管理者)のコンピュータなどに送信さ
れるよう構成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は単に異常が発生したことのみがメンテナンス会社に報
告されていたため、メンテナンス会社では係る警報を受
信した場合に備えて常時係員が待機していなければなら
ない。そして、緊急を要しない場合にも係員が直ぐに修
理に向かう必要があるなど、保守管理が極めて煩雑なも
のとなっていた。
【0007】また、これらメンテナンス会社では通常複
数の店舗と契約をしており、各店舗から警報が集中した
場合には緊急度の順位付けができずに、対処が遅れてし
まう問題もあった。
【0008】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、複数台のショーケース等
を一括管理する場合に、外部のメンテナンス会社におい
て迅速且つ効率的な対応をとることができるショーケー
ス等の集中管理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の集中管理
装置は、複数台のショーケース等の運転状態を一括して
管理するものであって、店舗に設置されて各ショーケー
ス等からのデータを収集する店舗側管理手段と、保守管
理者側に設置された保守側管理手段とから構成され、店
舗側管理手段と保守側管理手段は公衆回線を介してデー
タの授受を行うと共に、各ショーケース等に異常が生じ
た場合、店舗側管理手段は、当該異常の内容と共に、異
常が生じたショーケース等の現在の温度データと温度設
定データを保守側管理手段に送信するものである。
【0010】本発明によれば、店舗に設置されて各ショ
ーケース等からのデータを収集する店舗側管理手段と、
保守管理者側に設置された保守側管理手段とから構築さ
れたショーケース等の集中管理装置において、店舗側管
理手段と保守側管理手段は公衆回線を介してデータの授
受を行うと共に、各ショーケース等に異常が生じた場
合、店舗側管理手段は、当該異常の内容と共に、異常が
生じたショーケース等の現在の温度データと温度設定デ
ータを保守側管理手段に送信するようにしたので、保守
管理者側では異常発生時、当該異常内容と共に異常が生
じたショーケース等の現在の温度の状況を即座に把握す
ることができるようになる。
【0011】これにより、当該異常に対する対応の緊急
度を認識・判断することが可能となり、効率的、且つ、
迅速な保守管理作業を実現することができるようにな
る。特に、温度設定データを知ることができるため、店
舗側において誤った設定変更が行われたか否かを把握す
ることが可能となり、他の機器の故障による重大な異常
と区別して適切且つ効率的な対処を行うことができるよ
うになるものである。
【0012】請求項2の発明のショーケース等の集中管
理装置は、上記において店舗側管理手段は、異常が生じ
たショーケース等が属する冷凍機グループに属する他の
ショーケース等の温度データも付加して送信するもので
ある。
【0013】請求項2の発明によれば、上記に加えて店
舗側管理手段は、異常が生じたショーケース等が属する
冷凍機グループに属する他のショーケース等の温度デー
タも付加して送信するようにしたので、当該異常がショ
ーケース等単独の異常か、それが属するグループに冷媒
を供給している冷凍機に起因する異常かを判別すること
ができるようになる。
【0014】これにより、冷凍機に起因する異常である
ならば最優先で対応をとるなど、重要度と緊急度の判別
を的確に行うことが可能となり、一層迅速且つ効率的な
保守管理を実現することができるようになるものであ
る。
【0015】請求項3の発明のショーケース等の集中管
理装置は、請求項1において店舗側管理手段は、異常が
生じたショーケース等の過去の温度データも付加して送
信するものである。
【0016】請求項3の発明によれば、請求項1に加え
て店舗側管理手段は、異常が生じたショーケース等の過
去の温度データも付加して送信するようにしたので、異
常に至る経緯を保守管理者側にて分析し、原因究明を行
うことができるようになり、一層的確且つ迅速な対応を
実現することが可能となるものである。
【0017】請求項4の発明のショーケース等の集中管
理装置は、上記において店舗側管理手段は、異常が生じ
たショーケース等が属する冷凍機グループに属する他の
ショーケース等の過去の温度データも付加して送信する
ものである。
【0018】請求項4の発明によれば、上記に加えて店
舗側管理手段は、異常が生じたショーケース等が属する
冷凍機グループに属する他のショーケース等の過去の温
度データも付加して送信するようにしたので、冷凍機を
含めたかたちでの異常原因の究明を行うことが可能とな
り、尚一層的確且つ迅速な対応をとることができるよう
になるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の集中管理装置のシステ
ム構成図である。本発明の集中管理装置のシステムは、
スーパーマーケットなどの店舗P1、P2に設置され、
パーソナルコンピュータなどから成る中央管理装置2及
びマイクロコンピュータによって構成された主制御装置
3(何れも店舗側管理手段を構成する)、系統制御装置
4及び端末側制御装置6と、保守管理を行うメンテナン
ス会社Mに設置され、同じくパーソナルコンピュータな
どから成る遠隔管理装置(保守側管理手段)1とから構
築される。この場合、メンテナンス会社Mは二つの店舗
P1、P2のショーケースSC等の保守管理契約をして
いる。
【0020】上記中央管理装置2は、店舗P1、P2の
警備室等に設けられ、図2に示す如くマイクロコンピュ
ータ7と、このマイクロコンピュータ7に接続されたハ
ードディスク8、及び、ROM9、RAM11、フロッ
ピーディスクドライブ12と、送受信手段13、出力制
御手段14及び入力制御手段16などから構成される。
送受信手段13はシリアルインターフェースにより構成
され、前述の主制御装置3とRS−232C等の通信線
17を介して接続されている。
【0021】ハードディスク8には中央管理装置2自体
の制御プログラムの他、主制御装置3から送られてくる
各種データや、ショーケースSC等の設置形態(ケース
レイアウト)に関するデータ、更には各種運転条件に関
するデータ及び通信プロトコル等が保存されている。出
力制御手段14にはプリンタ18やディスプレイ19が
接続され、入力制御手段16にはキーボード21やマウ
ス22が接続される。更に、マイクロコンピュータ7に
はモデム23が接続され、公衆回線Lによりメンテナン
ス会社Mの遠隔管理装置1と通信によりデータを授受す
ることが可能とされている。
【0022】次に、主制御装置3も前記警備室等に設け
られ、図3に示す如くマイクロコンピュータ24と、こ
のマイクロコンピュータ24に接続されたROM26、
RAM27、EEPROM40と、送受信手段28、2
9、出力制御手段31及び入力制御手段32などから構
成される。送受信手段28、29はシリアルインターフ
ェースにより構成され、送受信手段28は前記中央管理
装置2に前記通信線17を介して接続されると共に、送
受信手段29は前述の系統制御装置4と接続される。送
受信手段29は5個の接続ポートを有しており、それに
よって、最大5台の系統制御装置4が接続可能とされて
いる。
【0023】また、ROM26には通信プロトコルや主
制御装置3自体の制御プログラムが格納され、RAM2
7には系統制御装置4から送られてくる各種データや系
統制御装置4へ送る各種データ、主制御装置3自体の制
御データ(液晶表示部34の表示データ等)が保存され
ると共に、EEPROM40にはショーケースSC等の
各種設定及び設置状態に関するデータが保存され、電源
が断たれたときにも保持される。
【0024】出力制御手段31には例えば16文字×2
行の表示能力の液晶表示部34とブザー36が接続さ
れ、入力制御手段32にはキースイッチ37やディップ
スイッチ38及びスライドスイッチ39が接続されてい
る。キースイッチ37は各種設定及び表示指令を行うた
めのスイッチであり、ディップスイッチ38は前記系統
制御装置4の接続状態を設定するためのスイッチであ
る。また、スライドスイッチ39はショーケースSC等
の照明制御や夜間停止に関する設定を行うスイッチであ
る。
【0025】更に、マイクロコンピュータ24にはモデ
ム35が接続され、やはり公衆回線Lにより、中央管理
装置2を介さずにメンテナンス会社Mの遠隔管理装置1
と通信によりデータを授受することが可能とされてい
る。
【0026】次に、系統制御装置4は図4に示す如く、
マイクロコンピュータ41と、このマイクロコンピュー
タ41に接続されたROM42、RAM43、EEPR
OM45と、送受信手段44、46、出力制御手段47
及び入力制御手段48とから構成される。送受信手段4
4、46はシリアルインターフェースにより構成され、
送受信手段44は前記主制御装置3に接続され、送受信
手段46は前述の端末側制御装置6と通信線33を介し
て接続されている。送受信手段46は30個の接続ポー
トを有しており、最大30台の端末側制御装置6が接続
可能とされ、それによって集中管理装置には最大150
台までの端末側制御装置6、即ちショーケースSC等が
接続できるように構成されている。
【0027】また、ROM42には通信プロトコルや系
統制御装置4自体の制御プログラムが格納され、RAM
43には端末側制御装置6から送られてくる各種データ
や、主制御装置3から送られてくるショーケースSC等
の各種運転条件に関するデータが保存される。また、E
EPROM45には主制御装置3から送られたショーケ
ースSC等の各種運転条件の設定データが保存されてお
り電源が断たれても保持される。出力制御手段47には
警報表示を行うLED表示部51が接続され、入力制御
手段48には後述する如くショーケースSC等の制御の
ために割り付けられるチャンネルの使用・未使用及び、
それ自体のA〜Eまでのチャンネルナンバーを設定し、
或いは警報表示を行うLED表示部51を運転モニター
に切り換えるためのディップスイッチ52が接続されて
いる。
【0028】次に、端末側制御装置6は図1のショーケ
ースSCや、冷凍機Rにそれぞれ設けられており、図5
に示す如く、マイクロコンピュータ54と、このマイク
ロコンピュータ54に接続されたROM56、RAM5
7、EEPROM50と、送受信手段58、出力制御手
段59及び入力制御手段61とから構成される。送受信
手段58はシリアルインターフェースにより構成され、
前記系統制御装置4に前記通信線33を介して接続され
ている。また、ROM56には通信プロトコルや端末側
制御装置6自体の制御プログラムが格納され、RAM5
7には系統制御装置4から送られてくるショーケースS
C等の各種運転条件に関するデータが保存される。ま
た、EEPROM50には端末側制御装置6で設定され
たショーケースSC等の各種運転条件の設定データが保
存されており、電源が断たれても保持される。出力制御
手段59には警報表示を行う表示手段62及びアクチュ
エータ63が接続される。
【0029】このアクチュエータ63はショーケースS
Cの場合には膨張弁や霜取り用のヒータ、照明等であ
り、冷凍機Rであればコンプレッサモータ等を意味する
ものである。入力制御手段61には設定スイッチ64
と、ショーケースSCの庫内温度や、冷凍機Rの凝縮圧
力等を検出するセンサー66が接続されている。このセ
ンサー66で検出された温度データも前記RAM57に
保存される。前記設定スイッチ64は当該端末側制御装
置6の制御のために割り付けられる1〜30までのチャ
ンネルナンバーを設定するためのものである。また、マ
イクロコンピュータ54は各ショーケースSCや冷凍機
Rの機種毎に設定された個別の識別情報としてのセンサ
ーIDを保有している。
【0030】尚、ショーケースSCは一台の冷凍機Rに
対して複数台配管接続されてグループを構成し、当該冷
凍機Rのコンプレッサから冷媒の供給を受ける。また、
ショーケースSCや冷凍機Rはスーパーマーケットやコ
ンビニエンスストア等の店舗の規模に合わせて所定台
数、所定の設置形態、即ちケースレイアウトにて設置さ
れるが、前記系統制御装置4はショーケースSC等の設
置台数に合わせて必要台数主制御装置3に接続する。即
ち、大規模店舗においてショーケースSCや冷凍機Rを
合計91台以上150台以下設置する場合には、4個乃
至5個の系統制御装置4を接続する。また、中規模店舗
においてショーケースSCや冷凍機Rを合計31台以上
90台以下設置する場合には、2個乃至3個の系統制御
装置4を接続する。更に、小規模店舗においてショーケ
ースSCや冷凍機Rを合計30台以下設置する場合に
は、1個の系統制御装置4を接続することになる。
【0031】このように、主制御装置3と系統制御装置
4とを分離し、30台のショーケースSC等の端末側制
御装置6に対して1台の系統制御装置4を接続する形と
したことにより、主制御装置3の送受信手段29の接続
ポート数が減り、小規模店舗の場合にも最悪4個の未使
用ポートが生ずるに止まるので、構造上の無駄を省き、
コストを低減しつつ店舗の規模に柔軟に対応することが
できるようになっている。
【0032】また、ショーケースSC等の設置に際して
各端末側制御装置6には設定スイッチ64により1〜3
0までの内の1つを設定すると共に、当該端末側制御装
置6が接続される系統制御装置4においてはA〜Eまで
の内の1つを設定することにより、各端末側制御装置6
のチャンネルナンバー(例えばA01)を割当て設定す
る。尚、系統制御装置4に接続されるショーケースSC
等の台数が30台に満たない場合には、使用しないチャ
ンネルナンバー(1〜30)をディップスイッチ52に
て設定すると、この未使用のチャンネルナンバーは主制
御装置3に送信されて以後の制御において無視されるこ
とになる。
【0033】一方、前記遠隔管理装置1は、メンテナン
ス会社Mに設けられ、図6に示す如くマイクロコンピュ
ータ77と、このマイクロコンピュータ77に接続され
たハードディスク78、及び、ROM79、RAM8
1、フロッピーディスクドライブ82と、出力制御手段
84及び入力制御手段86などから構成される。
【0034】ハードディスク78には遠隔管理装置1自
体の制御プログラムの他、各店舗P1、P2の中央管理
装置2或いは主制御装置3から送られてくる警報を含む
各種データや、店舗P1やP2の位置を示すための地図
情報、巡回中のサービスマンの現在位置情報に関するデ
ータ等に加え、通信プロトコル等が保存されている。出
力制御手段84には出力手段としてのプリンタ88や表
示手段としてのディスプレイ89が接続され、入力制御
手段86には入力手段としてのキーボード91やマウス
92が接続される。更に、マイクロコンピュータ77に
はモデム93が接続されており、公衆回線Lにより前記
各店舗P1及びP2の中央管理装置2或いは主制御装置
3と通信によりデータを授受することが可能とされ、更
には、巡回中のサービスマンとの間で携帯端末などを用
い、通信を行うことを可能とされている。
【0035】以上の構成で、各装置の動作につき説明す
る。まず、店舗側の装置について説明するために、中央
管理装置2における各種入力操作につき説明する。中央
管理装置2のディスプレイ19においては、待機画面か
らキーボード21若しくはマウス22の操作によって業
務メニューを選択すると、マイクロコンピュータ7はデ
ィスプレイ19に業務メニュー画面を表示する。この業
務メニュー画面において店舗レイアウト作成メニューを
選択すると、店舗レイアウト作成メニューがディスプレ
イ19に現れ、更に、そこでケースレイアウト作成メニ
ューを選択すると、ケースレイアウト作成画面がディス
プレイ19に表示される。
【0036】中央管理装置2のハードディスク8には、
ケースレイアウト作成に関するプログラム及びデータが
格納されており、このケースレイアウト作成画面におい
ては、長方形の枠をディスプレイ19上に表示させ、マ
ウス22により移動、コピー及び回転等のコマンドを使
って操作することにより、店舗におけるショーケースS
C等の実際の設置形態に合わせたケースレイアウトをデ
ィスプレイ19上に作成することができる。更に、ウィ
ンドウ機能によって当該枠に対応するショーケースSC
の機種名、鮮魚等の商品種類及び前記チャンネルナンバ
ー、センサーIDを設定することができ、枠の表示色に
ついては商品の種類毎に色分けすることも可能とされて
いる。このようなケースレイアウト作成機能によって作
成されたケースレイアウトに関するデータはマイクロコ
ンピュータ7によって前記ハードディスク8に格納され
て保存される。
【0037】次に、前記業務メニュー画面において設定
メニューを選択すると、マイクロコンピュータ7は前記
主制御装置3の各種設定や端末側制御装置6の運転条件
に関する設定メニューをディスプレイ19に表示し、更
に、そこで端末制御設定を選択すると端末制御設定画面
がディスプレイ19に表示される。
【0038】この端末制御設定画面においては、キーボ
ード21或いはマウス22によって各端末側制御装置6
毎に割り当てられた前記チャンネルナンバー(例えばA
01)毎に庫内設定温度、各種警報、霜取りに関する各
種設定値、管理温度等、ショーケースSC等の運転条件
を設定することができる。この運転条件に関するデータ
はマイクロコンピュータ7により前記ハードディスク8
に保存されると共に、キーボード21を操作することに
よりダウンロード機能を使って送受信手段13により主
制御装置3に送信し、アップロード機能を使ってモデム
23により遠隔管理装置1に送信することもできる。
【0039】次に、主制御装置3について説明する。主
制御装置3においてはキースイッチ37、ディップスイ
ッチ38及びスライドスイッチ39により、前述の中央
管理装置2同様、各端末側制御装置6毎に割り当てられ
たチャンネルナンバー(例えばA01)毎に庫内設定温
度、各種警報、霜取りに関する各種設定値、管理温度
等、ショーケースSC等の運転条件を設定することがで
きる。
【0040】この主制御装置3で設定されたショーケー
スSC等の運転条件に関するデータはマイクロコンピュ
ータ24により前記RAM27、EEPROM40に保
存されると共に、送受信手段29から系統制御装置4に
送信されるが、前述の如く中央管理装置2からデータが
ダウンロードされた場合には、マイクロコンピュータ2
4はRAM27、EEPROM40の内容をダウンロー
ドされたデータに書換えて系統制御装置4に送信する。
【0041】これらデータは前記チャンネルナンバー毎
に区別されて送信が行われる。また、中央管理装置2か
らの要求により主制御装置3のマイクロコンピュータ2
4は、前記キースイッチ37等にて設定されたデータを
送受信手段28により中央管理装置2にアップロードす
る。更に、遠隔管理装置1からの要求により主制御装置
3のマイクロコンピュータ24は、前記キースイッチ3
7等にて設定されたデータをモデム35により遠隔管理
装置1にアップロードする。中央管理装置2や遠隔管理
装置1では主制御装置3からアップロードされたデータ
と中央管理装置2或いは遠隔管理装置1にて設定された
データを比較することが可能となっている。
【0042】次に、系統制御装置4は送受信手段44に
て主制御装置3から自らのチャンネルナンバー(A〜
E)に属するショーケースSC等の運転条件に関するデ
ータを受信すると、マイクロコンピュータ41は一旦当
該データをRAM43に保存し、更に、送受信手段46
より端末側制御装置6に当該運転条件に関するデータを
送信する。
【0043】一方、端末側制御装置6では送受信手段5
8が自らのチャンネルナンバー(01〜30)当ての運
転条件に関するデータを受信すると、マイクロコンピュ
ータ54はRAM57に当該データを保存する。マイク
ロコンピュータ54はセンサー66からのショーケース
SCの庫内温度に関する出力と前記運転条件に関するデ
ータの内の庫内設定温度とを比較してアクチュエータ6
3としての膨張弁やコンプレッサモータを制御し、庫内
温度を前記庫内設定温度に制御する。また、霜取りに関
するデータに基づいてアクチュエータ63としてのヒー
タを制御し、ショーケースSCの霜取制御を実行すると
共に、照明制御に関するデータに基づいてアクチュエー
タ63としての照明の点灯を制御する。
【0044】このようなショーケースSC等における庫
内温度等の運転状態に関するデータはマイクロコンピュ
ータ54によって逐次RAM57に保存され、更新され
ている。また、例えば膨張弁の故障等によって庫内温度
が異常に上昇し、系統制御装置4から送られたデータの
内の警報に関する設定値を越えると、マイクロコンピュ
ータ54は表示手段62によって当該ショーケースSC
等における警報表示を行うと共に、前記運転状態に関す
るデータの中に警報に関する情報も含めてRAM57に
保存する。
【0045】系統制御装置4のマイクロコンピュータ4
1は、例えば1分間に一回自らに接続されている最大3
0台の端末側制御装置6のマイクロコンピュータ54に
対してポーリングを行う。端末側制御装置6のマイクロ
コンピュータ54は系統制御装置4からポーリングされ
ると、自らのチャンネルナンバー及びセンサーIDと共
にRAM57内に保存していた運転状態に関するデータ
を送受信手段58より系統制御装置4に送信する。
【0046】系統制御装置4は送受信手段46によりこ
の運転状態に関するデータを受信し収集して、各端末側
制御装置6毎に、即ちチャンネル別に最大30台分の運
転状態に関するデータをRAM43内に格納する。この
RAM43内の運転状態に関するデータは次回のポーリ
ングによって端末側制御装置6よりデータが送信される
ことにより更新される。また、端末側制御装置6から送
信されたデータの中に前記警報情報が含まれている場合
には、マイクロコンピュータ41はLED表示部51を
点灯させて表示する。
【0047】主制御装置3のマイクロコンピュータ24
は、系統制御装置4が各端末側制御装置6からのデータ
の収集を完了した時期に合わせて、やはり1分間に一回
系統制御装置4にポーリングを行う。系統制御装置4の
マイクロコンピュータ41は主制御装置3からポーリン
グされると、自らのチャンネルナンバーと共にRAM4
3内に保存している最大30台分のショーケースSC等
の運転状態に関するデータを送受信手段44より主制御
装置3に送信する。主制御装置3は送受信手段29によ
りこの運転状態に関するデータを受信し収集して、各端
末側制御装置6毎に、即ちチャンネル別に最大150台
分の運転状態に関するデータをRAM27内に格納す
る。このRAM27内の運転状態に関するデータは同様
に次回のポーリングによって系統制御装置4より運転状
態に関するデータが送信されることにより更新される。
【0048】主制御装置3はこのような手順にて各端末
側制御装置6より各ショーケースSCや冷凍機Rの運転
状態に関するデータを収集する。マイクロコンピュータ
24はRAM27内に収集したデータから庫内温度とE
EPROM40に保存されている庫内設定温度を読み出
して各チャンネルナンバー毎に順次数秒間隔で液晶表示
部34に表示する。そして、前記キースイッチ37の中
のスキャンスイッチが操作されると表示切り換えを停止
し、再び操作されると数秒間隔の表示切り換えに復帰す
る。また、別のキースイッチ37の中のチェックスイッ
チが操作されると、マイクロコンピュータ24は各ショ
ーケースSC毎に設定された前記管理温度の上下所定温
度幅内に各ショーケースSCの庫内温度が入っているか
否か全ショーケースSCについて調べ、温度幅から逸脱
しているショーケースSCのチャンネルナンバーのみを
液晶表示部34に表示する。
【0049】更に、系統制御装置4から送信された運転
状態に関するデータの中に警報情報が含まれていた場合
には、マイクロコンピュータ24はその旨、及び当該警
報情報が含まれているデータの発生元であるショーケー
スSC等のチャンネルナンバーと、警報の元となった異
常の内容を液晶表示部34に表示すると共に、ブザー3
6を動作させる。
【0050】また、系統制御装置4から送信された運転
状態に関するデータの中に警報情報が含まれている場
合、主制御装置3のマイクロコンピュータ24は、遠隔
管理装置1への直接の通信が許されている設定状態にお
いては、後述する中央管理装置2の動作と同様の手順
で、自発的にデータの発生元であるショーケースSC等
のチャンネルナンバーと、警報の元となった異常の内
容、現在温度及び庫内設定温度のデータなどをモデム3
5により遠隔管理装置1に送信する。
【0051】一方、中央管理装置2のマイクロコンピュ
ータ7は、主制御装置3が各系統制御装置4からのデー
タの収集を完了した時期に合わせて、やはり1分間に一
回主制御装置3にポーリングを行う。主制御装置3のマ
イクロコンピュータ24は中央管理装置2からポーリン
グされると、RAM27内に保存している最大150台
分のショーケースSC等の運転状態に関するデータを送
受信手段28より中央管理装置2に送信する。
【0052】中央管理装置2は送受信手段13によりこ
の運転状態に関するデータを受信し収集して、各端末側
制御装置6毎に、即ちチャンネル別に最大150台分の
運転状態に関するデータをハードディスク8内に保存す
る。また、ハードディスク8には24時間分の各端末側
制御装置6の運転状況に関するデータを常時保存し、2
4時間を越える分のデータを1分毎に更新して行く。
【0053】中央管理装置2はこのような手順にて各端
末側制御装置6より各ショーケースSCや冷凍機Rの運
転状態に関するデータを収集する。そこで、各ショーケ
ースSC等の運転状態を調べたい場合には、前記待機画
面からキーボード21若しくはマウス22の操作によっ
て業務メニューを選択し、ディスプレイ19に業務メニ
ュー画面を表示されている状態で、一番上の運転チェッ
クモニターを選択すると、マイクロコンピュータ7は商
品レイアウト画面をディスプレイに表示する。この商品
レイアウト画面は、ケースレイアウト作成画面で作成さ
れ、ハードディスク8内に保存されているケースレイア
ウトの中の商品種類の情報に基づいて表示され、各ショ
ーケースSC個々の表示ではなく、収納されている商品
の種類別に単一若しくは複数のショーケースSCのレイ
アウトを一つの枠で表示する。また冷凍機Rはディスプ
レイ19内に表示される。
【0054】この商品レイアウト画面において運転状態
を表示したいショーケースSCが収納している商品の
枠、例えば鮮魚の枠をマウス22で選択すると、マイク
ロコンピュータ7はハードディスク8内のケースレイア
ウトの情報に基づいて、この鮮魚の枠付近のショーケー
スSC個々のレイアウトを示すケースレイアウト画面を
ディスプレイ19に表示する。このケースレイアウト画
面では1つの枠が1台乃至3台のショーケースSCを示
し、枠内には各ショーケースSCの端末側制御装置6の
チャンネルナンバーも示される(端末側制御装置6につ
いてはショーケースSC等1台について3台まで設定で
きる)。
【0055】次にこのケースレイアウト画面において運
転状態を表示したいショーケースSC、例えばチャンネ
ルナンバーA01をマウス22で選択すると、マイクロ
コンピュータ7はケース情報画面をディスプレイ19に
表示する。この画面において通常データ、データ表示を
選択するとデータ表示画面に移行する。このデータ表示
画面ではマイクロコンピュータ7はハードディスク8内
に保存している当該チャンネルナンバーA01のショー
ケースSCの各種運転条件の設定値、及び現時点の運転
状態に関するデータをディスプレイ19に表示する。ま
た、ハードディスク8内には過去24時間分の運転状態
に関するデータが保持されているので、このデータ表示
画面の最上部の時刻エリヤの時刻をキーボード21で変
更することにより、マイクロコンピュータ7は当該時刻
の運転状態をディスプレイ19に表示する。
【0056】このように、ショーケースSC等の運転状
態を調べる場合に、先ず、ショーケースSCの設置形
態、即ちレイアウトをディスプレイ19に表示して、当
該レイアウトを見ながら表示したいショーケースSCを
選択する方式としたことにより、実際の設置形態に則し
てショーケースSCを特定することができ、視認性及び
操作性が著しく向上する。特に、商品レイアウトからケ
ースレイアウトに移行する方式としたことにより、大き
な視点から徐々にショーケースSCを絞り込む形となる
ので、ショーケースSCの台数が多い場合にもその特定
を極めて円滑に行えるようになる。
【0057】また、データ表示画面においてキーボード
21を操作することにより、グラフ表示に移行すること
もできる。このグラフ表示画面では、マイクロコンピュ
ータ7はハードディスク8内に保持されている過去24
時間の前記チャンネルナンバーのショーケースSCの庫
内温度等の運転状態のデータを加工し、その推移をグラ
フにしてディスプレイ19に表示する。これによってシ
ョーケースSCの運転状態の履歴を容易に確認すること
ができる。また、キーボード21からの指令によりマイ
クロコンピュータ7はこれらのデータ、及びグラフ表示
をプリンタ18に印字(プリント出力)する。
【0058】このように、中央管理装置2においてはハ
ードディスク8内に保存されている過去24時間の運転
状態に関するデータを加工し、グラフ等によってディス
プレイ19に表示するので、確認操作及び視認性が著し
く向上する。
【0059】ここで、主制御装置3から送信された運転
状態に関するデータの中に警報情報が含まれていた場
合、中央管理装置2のマイクロコンピュータ7は先ず当
該警報を発しているショーケースSC等の運転状態に関
するデータを、警報が発せられた時点から遡って10時
間分、前記24時間のデータの中から抽出し、ハードデ
ィスク8内の別のテーブルに移して保存する。この10
時間分のデータは時間が経過しても廃棄されない。
【0060】次に、マイクロコンピュータ7はディスプ
レイ19に前記待機画面を表示している状態から自動的
に商品レイアウト画面に表示を切り換え、警報を発して
いるショーケースSCが含まれる商品種類の枠を点滅さ
せて、警報が発生している旨を店舗P1或いはP2の従
業員に警告する。この商品レイアウト画面において点滅
している商品の枠、例えば氷温の枠をマウス22で選択
すると、マイクロコンピュータ7はケースレイアウト画
面をディスプレイ19に表示する。このケースレイアウ
ト画面では今度は警報を発しているショーケースSCを
点滅させる。
【0061】次に、このケースレイアウト画面において
点滅しているショーケースSC(例えばチャンネルナン
バーA06)をマウス22で選択すると、マイクロコン
ピュータ7はケース情報画面をディスプレイ19に表示
し、この画面において通常データ、データ表示を選択す
るとデータ表示画面に移行する。このデータ表示画面で
はマイクロコンピュータ7はハードディスク8内に保存
している当該チャンネルナンバーA06のショーケース
SCの各種運転条件の設定値、及び異常な運転状態に関
するデータの他に、警報発報中の旨の表示を行い、且
つ、警報の元となった異常の内容(高温異常、低温異常
等)についてもディスプレイ19に表示する。
【0062】また、前記データ表示画面においてキーボ
ード21を操作することにより、マイクロコンピュータ
7はハードディスク8内に保持されている前記チャンネ
ルナンバーA06のショーケースSCの庫内温度等の運
転状態のデータの推移をグラフにてディスプレイ19に
表示する。これによってショーケースSCの警報発生に
到った過去の運転状態の履歴を容易に確認することがで
きる。また、キーボード21からの指令によりマイクロ
コンピュータ7はこれらのデータ、及びグラフ表示をプ
リンタ18に印字する。
【0063】また、この警報発生から使用者が気付かず
に24時間以上経過した場合にも、ハードディスク8内
には前述の如く警報発生時点を含む過去10時間の当該
ショーケースSC(チャンネルナンバーA06)の運転
状態に関するデータが廃棄されずに保持されているの
で、前記ケース情報画面において警報データを選択する
ことにより、マイクロコンピュータ7はこの24時間以
上過去のデータをデータ表示画面に表示する。このデー
タは同様にグラフ表示をし、且つプリンタ18に印字す
ることができると共に、マイクロコンピュータ7はキー
ボード21からの指令によりフロッピーディスクドライ
ブ12にてフロッピーディスクに保存する。
【0064】更に、中央管理装置2のマイクロコンピュ
ータ7は、ショーケースSC等の運転状態に関するデー
タに警報情報が含まれている場合は、モデム23を用い
て公衆回線Lによりメンテナンス会社Mの遠隔管理装置
1に警報データを送信する。
【0065】以下、図7を用いて中央管理装置2による
遠隔管理装置1への警報送信制御を説明する。図7のフ
ローチャートは中央管理装置2のマイクロコンピュータ
7のプログラムを示している。尚、使用者(この場合は
店舗の管理者やメンテナンス会社のサービスマン)は中
央管理装置2のキーボード21などを用いた入力操作に
より、或いは、遠隔管理装置1のキーボード91などを
用いて入力し、且つ、モデム93による公衆回線Lを介
してデータを送信することにより、マイクロコンピュー
タ7に送信モードを1〜6を設定して置くものとする
(ステップS1)。
【0066】マイクロコンピュータ7はステップS2で
何れかのショーケースSC等に異常による警報が発生
し、当該ショーケースSC等の運転状態に関するデータ
に警報情報が含まれているか否か判断し、警報が発生し
ている場合にはステップS3で前記送信モードが1に設
定されているか否か判断する。
【0067】そして、送信モードが1に設定されている
場合には、ステップS8で当該警報を発しているショー
ケースSC等に生じた異常の内容を遠隔管理装置1に送
信する。また、送信モードが2に設定されている場合に
は、ステップS3からステップS4に進み、更にステッ
プS9に進んで異常の内容に加え、当該警報を発してい
るショーケースSC等の現在の庫内温度の温度データを
遠隔管理装置1に送信する。
【0068】更に、送信モードが3に設定されている場
合には、ステップS4からステップS5に進み、更にス
テップS10に進んで異常の内容と現在の温度データに
加え、当該警報を発しているショーケースSC等の庫内
温度の設定データを遠隔管理装置1に送信する。遠隔管
理装置1のマイクロコンピュータ77は、モデム93を
介して店舗P1或いはP2の中央管理装置2から係る警
報データを受けとると、ディスプレイ89に当該警報デ
ータ内容を自動的に表示する。
【0069】このように本発明では中央管理装置2(或
いは主制御装置3)が、ショーケースSC等の異常の内
容と共に、異常が生じたショーケースSC等の現在の温
度データと温度設定データを遠隔管理装置1に送信する
ので、メンテナンス会社Mでは異常発生時、当該異常内
容と共に異常が生じたショーケースSC等の現在の温度
の状況を即座に把握することができるようになる。
【0070】これにより、当該異常に対する対応の緊急
度を認識・判断することが可能となり、効率的、且つ、
迅速な保守管理作業を実現することができるようにな
る。特に、温度設定データを知ることができるため、店
舗側において誤った設定変更が行われたか否かを把握す
ることが可能となり、他の機器の故障による重大な異常
と区別して適切且つ効率的な対処を行うことができるよ
うになる。
【0071】更にまた、送信モードが4に設定されてい
る場合には、ステップS5からステップS6に進み、更
にステップS11に進んで異常の内容に加え、当該警報
を発しているショーケースSC等が属する冷凍機Rのグ
ループに属する全ショーケースSCの現在の庫内温度の
温度データを遠隔管理装置1に送信する。
【0072】これにより、当該異常がショーケースSC
等単独の異常か、それが属するグループに冷媒を供給し
ている冷凍機Rに起因する異常かを判別することができ
るようになる。そして、冷凍機Rに起因する異常である
ならば最優先で対応をとるなど、重要度と緊急度の判別
を的確に行うことが可能となり、一層迅速且つ効率的な
保守管理を実現することができるようになる。
【0073】更にまた、送信モードが5に設定されてい
る場合には、ステップS6からステップS7に進み、更
にステップS12に進んで異常の内容に加え、ハードデ
ィスク8に保存されている当該警報を発しているショー
ケースSC等の過去数時間分の庫内温度の温度データを
遠隔管理装置1に送信する。
【0074】これにより、ショーケースSC等が異常に
至る経緯をメンテナンス会社Mにて分析し、原因究明を
行うことができるようになり、一層的確且つ迅速な対応
を実現することが可能となる。
【0075】また、送信モードが6に設定されている場
合には、ステップS7からステップS13に進んで異常
の内容に加え、ハードディスク8に保存されている当該
警報を発しているショーケースSC等が属する冷凍機R
のグループに属する全ショーケースSCの過去数時間分
の庫内温度の温度データを遠隔管理装置1に送信する。
【0076】これにより、冷凍機Rを含めたかたちでの
異常原因の究明を行うことが可能となり、尚一層的確且
つ迅速な対応をとることができるようになる。
【0077】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、店舗
に設置されて各ショーケース等からのデータを収集する
店舗側管理手段と、保守管理者側に設置された保守側管
理手段とから構築されたショーケース等の集中管理装置
において、店舗側管理手段と保守側管理手段は公衆回線
を介してデータの授受を行うと共に、各ショーケース等
に異常が生じた場合、店舗側管理手段は、当該異常の内
容と共に、異常が生じたショーケース等の現在の温度デ
ータと温度設定データを保守側管理手段に送信するよう
にしたので、保守管理者側では異常発生時、当該異常内
容と共に異常が生じたショーケース等の現在の温度の状
況を即座に把握することができるようになる。
【0078】これにより、当該異常に対する対応の緊急
度を認識・判断することが可能となり、効率的、且つ、
迅速な保守管理作業を実現することができるようにな
る。特に、温度設定データを知ることができるため、店
舗側において誤った設定変更が行われたか否かを把握す
ることが可能となり、他の機器の故障による重大な異常
と区別して適切且つ効率的な対処を行うことができるよ
うになるものである。
【0079】請求項2の発明によれば、上記に加えて店
舗側管理手段は、異常が生じたショーケース等が属する
冷凍機グループに属する他のショーケース等の温度デー
タも付加して送信するようにしたので、当該異常がショ
ーケース等単独の異常か、それが属するグループに冷媒
を供給している冷凍機に起因する異常かを判別すること
ができるようになる。
【0080】これにより、冷凍機に起因する異常である
ならば最優先で対応をとるなど、重要度と緊急度の判別
を的確に行うことが可能となり、一層迅速且つ効率的な
保守管理を実現することができるようになるものであ
る。
【0081】請求項3の発明によれば、請求項1に加え
て店舗側管理手段は、異常が生じたショーケース等の過
去の温度データも付加して送信するようにしたので、異
常に至る経緯を保守管理者側にて分析し、原因究明を行
うことができるようになり、一層的確且つ迅速な対応を
実現することが可能となるものである。
【0082】請求項4の発明によれば、上記に加えて店
舗側管理手段は、異常が生じたショーケース等が属する
冷凍機グループに属する他のショーケース等の過去の温
度データも付加して送信するようにしたので、冷凍機を
含めたかたちでの異常原因の究明を行うことが可能とな
り、尚一層的確且つ迅速な対応をとることができるよう
になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケース等の集中管理装置のシス
テム構成図である。
【図2】中央管理装置の電気回路のブロック図である。
【図3】主制御装置の電気回路のブロック図である。
【図4】系統制御装置の電気回路のブロック図である。
【図5】端末側制御装置の電気回路のブロック図であ
る。
【図6】遠隔管理装置の電気回路のブロック図である。
【図7】中央管理装置のプログラムを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 遠隔管理装置 2 中央管理装置 3 主制御装置 4 系統制御装置 6 端末側制御装置 7、24、77 マイクロコンピュータ 8 ハードディスク 23、35、93 モデム L 公衆回線 M メンテナンス会社 P1、P2 店舗 R 冷凍機 SC ショーケース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台のショーケース等の運転状態を一
    括して管理する集中管理装置において、 この集中管理装置は、店舗に設置されて各ショーケース
    等からのデータを収集する店舗側管理手段と、保守管理
    者側に設置された保守側管理手段とから構成され、前記
    店舗側管理手段と保守側管理手段は公衆回線を介してデ
    ータの授受を行うと共に、前記各ショーケース等に異常
    が生じた場合、前記店舗側管理手段は、当該異常の内容
    と共に、異常が生じたショーケース等の現在の温度デー
    タと温度設定データを前記保守側管理手段に送信するこ
    とを特徴とするショーケース等の集中管理装置。
  2. 【請求項2】 店舗側管理手段は、異常が生じたショー
    ケース等が属する冷凍機グループに属する他のショーケ
    ース等の温度データも付加して送信することを特徴とす
    る請求項1のショーケース等の集中管理装置。
  3. 【請求項3】 店舗側管理手段は、異常が生じたショー
    ケース等の過去の温度データも付加して送信することを
    特徴とする請求項1のショーケース等の集中管理装置。
  4. 【請求項4】 店舗側管理手段は、異常が生じたショー
    ケース等が属する冷凍機グループに属する他のショーケ
    ース等の過去の温度データも付加して送信することを特
    徴とする請求項3のショーケース等の集中管理装置。
JP9098522A 1997-03-31 1997-03-31 ショーケース等の集中管理装置 Pending JPH10281617A (ja)

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JPH10281617A true JPH10281617A (ja) 1998-10-23

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ID=14222001

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04363569A (ja) * 1990-09-20 1992-12-16 Fuji Electric Co Ltd 冷蔵ショーケースの集中監視装置
JPH0861814A (ja) * 1994-08-12 1996-03-08 Nakano Reiki Kk 冷凍設備の監視・管理方法及び装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04363569A (ja) * 1990-09-20 1992-12-16 Fuji Electric Co Ltd 冷蔵ショーケースの集中監視装置
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