JPH10281217A - 物品展示用免震台 - Google Patents

物品展示用免震台

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JPH10281217A
JPH10281217A JP9098428A JP9842897A JPH10281217A JP H10281217 A JPH10281217 A JP H10281217A JP 9098428 A JP9098428 A JP 9098428A JP 9842897 A JP9842897 A JP 9842897A JP H10281217 A JPH10281217 A JP H10281217A
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JP
Japan
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seismic isolation
underframe
frame
roller
eccentric
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Pending
Application number
JP9098428A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Ando
邦彦 安藤
Yukio Sato
幸雄 佐藤
Susumu Otsuka
将 大塚
Kunio Hayakawa
邦夫 早川
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Okumura Corp
Original Assignee
Okumura Corp
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F3/00Show cases or show cabinets

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 美術館等において、展示する美術品や展示ケ
ースが地震によって転倒するのを防止する物品展示用免
震台を提供する。 【解決手段】 平面矩形状の下部台枠1と中間台枠2と
上部台枠3とを、上下に対向する台枠間の四隅部に配設
した免震機構4を介して積み重ねてなり、免震機構4は
中心が互いに上下方向に偏心した対のローラ42、43を一
体に設けた構造を有していて、中心が上側に偏心してい
る一方のローラ42を下側の台枠上に接して転動させるよ
うにすると共に中心が下側に偏心している他方のローラ
43を上側の台枠の下面に接して転動させるようにし、且
つ下部台枠1と中間台枠2との間に介在した免震機構4
に対して中間台枠2と上部台枠3との間に介在している
免震動機構4のローラの転動方向に直行方向に向けて、
これらの免震機構4により上部台枠3上に載置する展示
物品や展示ケースの地震発生時における前後左右方向の
震動を減衰させるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室内に展示される美
術品や美術品を収めている展示ケースを地震災害から守
るための物品展示用免震台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】美術館や博物館或いは寺院等の建物内に
は発掘された文化遺産や仏像、彫刻品等の美術品などを
展示した多数の展示台や展示ケースが設置されている
が、従来からこれらの展示台や展示ケースは室内の床面
上に直接設置されているために、地震が発生すると展示
台や展示ケースが倒壊して美術品などの展示物品が破損
或いは損傷し、取返しのつかない甚大な損害を被ること
になる。このため、展示台や展示ケースの骨組を太くす
るなどして強固な構造とすることが行われているが極め
て高価なものになるばかりでなく、大地震に対しては全
く倒壊を許さないという構造にすることは困難である。
このため、設置面と展示台或いは展示ケースとの間にネ
オプレンゴムなどの弾性体を介在させてその剪断変形に
より震動エネルギーを吸収、減衰させるように構成した
免震装置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小さな
地震の場合には水平変位量が小さいので、上記のような
免震装置の弾性体でも震動エネルギーを低減させること
ができるが、水平変位量が30cmにも達する大地震の場合
には上記弾性体ではその方向の震動エネルギーを吸収す
ることができず、地震波の殆どが弾性体を介して展示台
や展示ケースに伝達されて展示物品や展示ケース全体が
転倒し、大きな損害が発生するという問題点がある。ま
た、弾性体を組み込んだ免震装置が外部に露出して展示
台や展示ケースとは調和せず、全体の美観を損するもの
であり、このため、展示台や展示ケースの下端に該免震
装置をカバーする幕板を設けておけばよいが、そうする
と、免震装置の保守、点検が困難となる等の問題点があ
った。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
てもので、大地震の場合でも大きな水平方向の振動を確
実に減衰させて台上の展示物品、或いは展示ケースや内
部に収納した展示品などの物品が倒壊するのを防止し得
ると共に地震がおさまった後の元位置への復元性が良好
であり、その上、周囲との環境に適合した外観を呈する
と共に保守、点検が容易に行える物品展示用免震台の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の美術品等の物品展示用免震台は、下部台枠
と中間台枠と展示物品を上載させる上部台枠とからな
り、上記下部台枠と中間台枠との間の数個所に中心が互
いに上下方向に偏心したローラを一体に設けてなる免震
機構を介在させて中心が上側に偏心している一方のロー
ラを下部台枠側に接して転動させると共に中心が下側に
偏心している他方のローラを中間台枠側に接して転動さ
せるようにする一方、中間台枠と上部台枠との間の数個
所に上記免震機構と同じ免震機構を上記免震機構に対し
てローラ転動方向を直交方向に向けて介在させて中心が
上側に偏心している一方のローラを中間台枠側に接して
転動させると共に中心が下側に偏心している他方のロー
ラを上部台枠側に接して転動させるように構成してい
る。
【0006】上記構造の物品展示用免震台において、免
震機構を構成している互いに偏心したローラとしては、
請求項2に記載したように、小径のローラと該小径のロ
ーラに対して上下方向に偏心した大径のローラとを一体
に組み合わせた構造、或いは請求項3に記載したよう
に、同一径のローラを互いにその中心を上下方向に偏心
させた一体に組み合わせた構造のものを採用することが
できる。
【0007】請求項4に係る発明は、上記物品展示用免
震台において、上記下部台枠と中間台枠と展示物品を上
載させる上部台枠とを平面矩形状の外装枠部内に繋ぎ材
と免震機構取付枠材とを井桁状に組み合わせた構造と
し、これらの繋ぎ材と免震機構取付枠材とが交差した四
隅部に上記免震機構を配設していることを特徴とする。
【0008】
【作用】物品を展示すべき床面上に免震台の下部台枠を
設置して固定する一方、上部台枠上に美術品等の物品を
直接載置するか、或いは物品展示ケースを設置する。免
震台を構成している上記下部台枠と中間台枠と展示物品
を上載させる上部台枠とは平面矩形状で且つ同一大きさ
の外装枠部を備えているので、あたかも一個の台枠のよ
うな外観を呈すると共に内部に配設している免震機構を
隠蔽して違和感を与えることはなく、室内とよく調和さ
せることができる。その上、免震台は展示すべき物品の
大きさや展示ケースの形状、大きさに応じた形状、大き
さに容易に形成することができ、展示物品や展示ケース
と調和した重厚な外観を呈する。
【0009】免震機構は、上下に対向する台枠間におい
て、外装枠部内に井桁状に組み合わせている繋ぎ材と免
震機構取付枠材とが交差した四隅部に配設しているの
で、免震台全体が展示物品や展示ケースを安定して載置
させておくことができる構造を構成している。
【0010】さらに、上記下部台枠と中間台枠との間、
及び中間台枠と下部台枠との間に介在した上記免震機構
は互いに偏心したローラを一体に設けてなり、中心が上
側に偏心している一方のローラを下側台枠の上面側に接
して転動させると共に中心が下側に偏心している他方の
ローラを上側台枠の下面側に接して転動させるように構
成しているので、常態においては両方の偏心ローラの中
心が垂直線上に位置して展示物品や展示ケースの荷重を
これらの免震機構を介して床面上に設置した下部台枠に
安定的に支持させておくことができる。
【0011】地震の発生により床面が水平方向に振動す
ると、床面上に設置した下部台枠が同一方向に振動し、
該下部台枠上の一方の偏心ローラは該下部台枠に対して
該偏心ローラと一体の他方の偏心ローラを中心として相
対的に反対方向に転動しようとする一方、他方の偏心ロ
ーラは中間台枠の下面に対して上記一方の偏心ローラの
中心回りに一体的に転動しようとする。即ち、両ローラ
はそれぞれの転動中心から転動面に対する半径を徐々に
増大させる方向に転動しようとし、これが転動を阻止す
る抵抗力として作用して展示物品や展示ケースの荷重が
その抵抗力をさらに助長することで両ローラの転動が停
止する。
【0012】従って、床面が水平方向に振動したのち、
両偏心ローラの転動が停止するまでの時間的遅れでもっ
てこれらの偏心ローラからなる免震機構によって支持さ
れている展示物品や展示ケースが下部台枠の水平移動に
対して同一方向に水平移動しようとするが、この時には
床面が反対方向に振動しているから、展示物品や展示ケ
ースが殆ど揺動することがない。床面が反対方向に振動
した場合にも上記同様にして偏心ローラによって減振作
用が行われる。また、中間台枠と上部台枠との間に上記
下部台枠と中間台枠間に介在している免震機構に直交さ
せて同じ免震機構を介在させているので、これらの上下
免震機構によって前後左右方向の振動の揺れを減振させ
ることができる。
【0013】このように、水平方向の震動を一対の偏心
ローラからなる複数組の免震機構を介して吸収しながら
減衰した震動波を展示物品や展示ケースに伝達し、展示
品の揺れを抑制するものである。上記偏心ローラからな
る免震機構は周期が長くて地震の振動と共振することな
く振動し、地震動を上部に伝達させないように構成して
いるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施例を
図面について説明すると、図1において、免震台Aは、
下部台枠1と中間台枠2と上部台枠3とを順次間隔を存
して積載状態に配設していると共に下部台枠1と中間台
枠2との間、及び中間台枠2と上部台枠3との間に免震
機構4を介在させてなるものである。下部台枠1は図2
に示すように、平面矩形状の外装枠部10の両側枠部間の
前後部に互いに平行な横長長方形状の繋ぎ材11、12を固
着し、さらに、外装枠部10の前後枠部の両側部間に溝形
鋼材からなる単位免震機構取付枠材13、14を互いに平行
にして固着してなるものである。これらの取付枠材13、
14と上記前後繋ぎ材11、12とは外装枠部10の四隅部で直
交に交差しているが、その交差部における繋ぎ材11、12
を取付枠材13、14の幅だけ切除し、その切除部15に取付
枠材13、14の交差部を介在させて一体に固着している。
従って、前後繋ぎ材11、12と取付枠材13、14とは略同一
高さ位置に配設され、免震台Aの厚みをできるだけ薄く
なるように構成している。
【0015】中間台枠2は図3に示すように、上記下部
台枠1の外装枠部10と同一大きさの矩形状外装枠部20の
前後枠部間の両側部に上記下部台枠1の取付枠材13、14
の上方に夫々対向させて互いに平行な縦長長方形状の溝
形鋼材からなる単位免震機構取付枠材21、22を固着し、
さらに、これらの取付枠材21、22上に直交に交差させる
ようにして周囲枠20の両側枠部間の前後部に横長長方形
状の単位免震機構取付枠材23、24を互いに平行にして固
着してなるものである。そして、上記下部台枠1の両側
取付枠材13、14は断面上向きコ字状に形成されている一
方、中間台枠2の両側取付枠材21、22は断面下向きコ字
状に形成されていて、図1に示すように上下に平行に対
向した取付枠材13と21、及び取付枠材14と22とは夫々の
溝の開口側を対向させてある。
【0016】上部台枠3は図4に示すように、上記下部
台枠1と中間台枠2の外装枠部10、20と同一大きさの矩
形状外装枠部30の前後枠部間の両側部に互いに平行な縦
長長方形状の繋ぎ材31、32を固着し、さらに、外装枠部
30の前後枠部の両側部間に溝形鋼材からなる単位免震機
構取付枠材33、34を互いに平行にして固着してなるもの
である。これらの取付枠材33、34と上記両側繋ぎ材31、
32とは上記下部台枠1と同様に、外装枠部30の四隅部で
直交に交差しているが、その交差部における繋ぎ材31、
32を取付枠材33、34の幅だけ切除し、その切除部35に取
付枠材33、34の交差部を介在させて一体に固着してい
る。そして、前後取付枠材33、34は断面下向きコ字状に
形成されていて、上記中間台枠2の断面上向きコ字状に
形成された前後取付枠材23、24とは互いに上下に平行に
配設されて夫々の溝の開口側を対向させている。
【0017】免震機構4は図5〜図7に示すように、対
向面が互いに平行なラック付上下ガイド部材40、41間に
円形の大小径ローラ42、43と大小径ピニオン44、45とを
介在させてなるものである。詳しくは、上側ガイド部材
40の下面中央部に全長に亘って浅底の溝46を刻設してい
ると共に該上側ガイド部材40の一側端部の下面にラック
47を全長に亘って一体に設けている。一方、下側ガイド
部材41の上面中央部に全長に亘って深底の溝48を刻設す
ると共にその他側端部の上面にラック49を一体に設けて
いる。
【0018】さらに、大径ローラ42の両側面に小径ロー
ラ43、43を大径ローラ42の中心に対してその中心を上方
に偏心させた状態で且つ小径ローラ43、43の外周面から
大径ローラ42の外周面を突出させた状態で一体に設けて
あり、また、一側方の小径ローラ43に小径ローラ43と偏
心させて大径ローラ42と同一径の大径ピニオン44を一体
に設けていると共に他側方の小径ローラ43にこれらの小
径ローラ43と同一径の小径ピニオン45を一体に設けてい
る。大径ローラ42と大径ピニオン44との中心は同一回転
中心軸線上にあり、同様に小径ローラ43、43と小径ピニ
オン45との中心は同一回転中心軸線上に設けられてい
る。なお、上下ガイド部材40、41は上記溝形鋼材よりな
る取付枠材の溝幅よりも幅狭く且つ取付枠材よりも短尺
の角棒材より形成されている。
【0019】そして、小径ローラ43は上側ガイド部材40
に接することなく下側ガイド部材41の上面を転動し、大
径ローラ42は上下ガイド部材40、41の溝46、48内にその
外周部を没入させて下側の溝48に接することなく常時上
側の溝46の底面に接した状態で転動する。一方、小径ピ
ニオン45は上側ガイド部材40に接することなく下側ガイ
ド部材41のラック49に噛合しながら転動し、大径ピニオ
ン44は下側ガイド部材41に接することなく上側ガイド部
材40のラック47に噛合しながら大小径ローラ42、43及び
小径ピニオン45と一体的に転動する。従って、小径ロー
ラ43、43が下部ガイド部材41上を転動すると大径ローラ
42も一体的に転動してこの大径ローラ42上に載置してい
る上側ガイド部材40が長さ方向に移動するものである。
なお、これらの大小径ローラ42、43と一体的に設けられ
ている大小径ピニオン44、45は夫々ラック47、49に噛合
しながら大小径ローラ42、43と一体的に回転し、大小径
ローラ42、43が夫々接した上下ガイド部材40、41に対し
てスリップするのを防止しているものである。
【0020】このように構成した免震機構4は、上記下
部台枠1の溝が上向きに開口した両側取付枠材13、14と
上記中間台枠2の溝が下向きに開口した両側取付枠材2
1、22との対向溝間における前後部内、即ち上下台枠
1、2の四隅部にその上下ガイド部材41、41を取付枠材
の長さ方向に向けた状態にして上下に対向した取付枠材
13、21間と14、22間に介在させてある。この際、免震機
構4の下側ガイド部材41を下部台枠1の取付枠材13、14
の溝内に収納してその下面を溝底面にボルト等によって
固定し、上側ガイド部材40を中間台枠2の取付枠材21、
22の溝内に収納してその上面を溝底面にボルト等によっ
て固定してある。
【0021】同様に、上記中間台枠2の溝が上向きに開
口した前後枠材23、24と上記上部台枠3の溝が下向きに
開口した前後取付枠材33、34との対向溝間における両側
部内、即ち上部台枠3と中間台枠2間の四隅部に免震機
構4を、その上下ガイド部材41、41を取付枠材の長さ方
向に向けた状態にして上下に対向した取付枠材23、33間
と24、34間に介在させてある。この際、免震機構4の下
側ガイド部材41を中間台枠2の取付枠材23、24の溝内に
収納してその下面を溝底面にボルト等によって固定し、
上側ガイド部材40を上部台枠3の取付枠材33、34の溝内
に収納してその上面を溝底面にボルト等によって固定し
てある。従って、下部台枠1と中間台枠2間の四方部に
介在した免震機構4と、中間台枠2と上部台枠3間の四
方部に介在した免震機構4とは互いに直交に交差させた
状態で上下に配設されている。そして、この免震機構4
を介して下部台枠1上に中間台枠2と上部台枠3とが順
次それらの外装枠部10、20、30を垂直方向に面一状態で
且つ上下に隣接する外装枠部間に僅かな隙間aを存した
積載状態に構成されている。
【0022】5は下部台枠1の前後繋ぎ材11、12の対向
面にその前後両端を固着した断面U字状の溝部材で、図
2に示すように、両側取付枠材13、14に平行に設けられ
てあり、その溝内に粘性オイル51を収容している。一
方、中間台枠2の下面には上記溝部材5の長さ方向の中
央部に対向させて抵抗板6を装着してあり、この抵抗板
6を溝部材5の粘性オイル51内に没入させている。同様
に、中間台枠2の両側取付枠材21、22間に前後取付枠材
23、24と平行にして、即ち、上記下側の溝部材5と直交
方向に断面U字状の溝部材5aを架設状態で固着してあ
り、その溝内に粘性オイル52を収容している。一方、上
部台枠3の両側繋ぎ材31、32間に桟部材35を固着してあ
り、この桟部材35の下面には上記溝部材5aの長さ方向の
中央部に対向させて抵抗板6aを装着してあり、この抵抗
板6aを溝部材5aの粘性オイル52内に没入させている。上
記粘性オイル51、52を収容した溝部材5、5aと抵抗板
6、6aとで振動エネルギーを吸収するダンパーを構成し
ている。なお、中間台枠2側の抵抗板6は上側の溝部材
5aの下面に固着されている。また、上記断面U字状の溝
部材を覆う蓋部材が中間台枠2と上部台枠3に設けてお
くことが望ましく、また、上記ダンパーは台枠の中央部
ではなく台枠の端部に設けられていてもよい。
【0023】7は下部台枠1に固定している上記溝部材
5の側面適所に固定した台76上に装着しているトリガー
で、図8に示すように、筒体71内にスプリング72によっ
て常時下方に付勢されているロッド体73を設けていると
共に筒体71内にソレノイド74を収納してあり、このソレ
ノイド74に通電することによって該ソレノイド74の可動
鉄心である上記ロッド体73の下端に固着した鉄板片75を
スプリング72力に抗して引き寄せ、ロッド体73の上端部
を筒体71から突出させると共に停電等の非通電時にはス
プリング72力によってロッド体73の上端部を筒体71内に
没入させるように構成している。同様に、中間台枠2に
固定している上記溝部材5aの側面適所に固定した台77上
に同一構造を有するトリガー7aを装着している。さら
に、上記トリガー7、7aの上方に夫々対向して中間台枠
2の溝部材5の側面と上部台枠3の桟部材35の側面とに
トリガー7、7aのロッド体73の上端部を挿脱自在に挿通
させた係止孔8、8aを設けた板片81、82を固着してい
る。なお、トリガー7、7aは台枠の中央部に取付けなく
てもよい。
【0024】このように構成した免震台Aは、その下部
台枠1の下面四方部に車輪90を取付けていると共に四隅
部にアジャスター91を装着して、該アジャスター91を免
震台Aの設置場所において、その高さを調整して車輪90
を設置面から離間させた状態で免震台Aを床面等の設置
面に水平に固定するものである。92は下部台枠1の適所
に取付けた震動感知器で、上記トリガー7、7aと電気的
に接続して、地震が発生した時にトリガー7、7aのソレ
ノイド74の励磁を解き、ロッド体73を係止孔8、8aから
離脱させるように構成している。
【0025】この免震台A上に展示物品を収納した展示
ケースBを載置して展示ケースを構成するものである
が、免震台Aと展示ケースBとの間に図10に示すよう
に、フオークリフトのフオークが挿入可能な横孔93を有
する中空の薄い中間台Cを介在させておくことが望まし
い。なお、展示ケースBを用いることなく中間台C上に
直接美術品等の展示物品を載せてもよく、この場合には
中間台Cは展示台として使用する。また、展示ケースB
と中間台Cの四方周壁を免震台Aの上下台枠1、3及び
中間台枠2の外装枠部に対して垂直面上に面一となるよ
うに構成すると共に展示ケースBの外観とマッチするよ
うにこれらの中間台Cや台枠1〜3の色彩、模様等を設
定する。なお、図11に示すように、展示ケースBの平面
積が免震台Aのそれよりも大きい場合には、中間台Cの
四方周縁から免震台Aを覆い隠す幕布を着脱自在に垂設
しておけばよい。
【0026】免震台A上に展示ケースBを設置するに
は、先ず免震台Aを設置場所まで移動させたのち、アジ
ャスター91で高さ並びに水平度の調節を行い、車輪90を
浮かした設置面上に固定する。次いで、中間台C上に展
示ケースBを載置してボルト等により固定し、中間台C
の横孔93にフオークリフクのフオークを差し込んで持ち
上げ、中間台Cを免震台A上に位置合わせしてボルト等
により固定する。なお、予め、免震台A上に中間台Cを
介して展示ケースBを載置し、これを設置場所の所定位
置にまで移動させたのち、アジャスター91により設置面
に固定してもよい。展示ケースB内には予め展示物品を
収めておいてもよく、免震台A上に設置後、展示ケース
B内に収めてもよい。また、展示ケースBを用いること
なく中間台Cを展示物品載置台とする場合においても同
様である。
【0027】免震台A内に配設した各免震機構4は、そ
の上下ガイド部材40、41を上下に対向した台枠の溝形鋼
材からなる取付枠材の溝内に夫々装着しているので、免
震台全体の厚みを薄くすることができ、常態においては
これらの上下ガイド部材40、41間に小径ローラ43と一体
的に介在している大径ローラ42は展示物品側からの荷重
により、その中心を小径ローラの中心の真下に位置させ
て小径ローラの中心に対して最も短い外周面部、即ち、
小径ローラの周面からの突出量が最も少ない外周面部を
上方に向けた状態で展示台側や展示ケースB側の荷重を
安定的に支持している。
【0028】そして、展示中等の通常時においては、免
震台Aの下部台枠1と中間台枠2とに装着しているトリ
ガー7、7aのソレノイド74に通電しておき、スプリング
72の力に抗してロッド体73を上方に突出させて中間台枠
2と上部台枠3とに取付けている板片81、82の係止孔
8、8aに挿入、係止させ、大小径ローラ42、43の存在に
も拘わらず、これらの下部台枠1に対して中間台枠2と
上部台枠3とを水平方向に移動不能な状態とし、不測に
展示ケースを押したりした時における展示ケースBの妄
動を阻止しておく。また、免震機構4等の保守、点検を
行う場合には上部台枠3と中間台Cとの固定を解いたの
ち、この中間台Cと共に展示物品や展示物品を収めてい
る展示ケースBをフオークリフトによって持ち上げて免
震台Aから移動させることによって行うことができる。
或いは、トリガー7、7aによる上下台枠間の固定を解い
たのち、中間台枠2及び上部台枠3を大小径ローラ42、
43を介して水平方向に移動させることにより、中間台C
に展示物品を上載した状態で免震機構4等の内部点検が
可能となる。
【0029】次に、地震が発生すると、震動感知器92が
感知して瞬時にトリガー7、7aに対する通電を遮断す
る。この遮断によってトリガー7、7aの励磁が解かれ、
ロッド体73がスプリング72力によって筒体71内に没入し
て係止孔8、8aに対する係止が解かれ、設置面上に固定
している下部台枠1に対して中間台枠2が一水平方向
に、この中間台枠2に対して上部台枠3が中間台枠2直
交する水平方向に夫々大小径ローラ42、43を介して移動
可能となる。なお、展示ケースBに見学者等が近づけな
いようにロープ張りをしている場合には、震動感知器92
やトリガー7、7aを設けることなく、上下に対向する台
枠間を仮固定するためのピンと該ピンを係脱させる係止
孔部材とを台枠に設けておき、免震台Aや該免震台A上
への展示ケースBの設置時にのみピンを係止孔部材に係
止させ、設置後はその係止を解くように構成しておいて
もよい。
【0030】地震の発生により設置面と一体的に下部台
枠1が震動方向に往復振動すると、その振動方向に転動
可能に配設された免震機構4の大小径ローラ42、43が下
部台枠1に対して相対的に反対方向に転動する。例え
ば、図5〜図7において、下部台枠1と一体の下側ガイ
ド部材41が矢印方向に移動すると、該下部ガイド部材41
上に圧接している小径ローラ43が反時計方向に回転力を
付与され、偏心大径ローラ42が一体的に同一方向に回転
して該大径ローラ42上に乗っている上側ガイド部材40が
下部ガイド部材41と反対方向に相対移動しようとする。
【0031】大径ローラ42が上記のように転動すると、
その転動角度が大きくなるに従って小径ローラ43の外周
からの大径ローラ42の外周面の突出量が大きくなり且つ
該大径ローラ42の中心が小径ローラ43の中心に対して転
動方向とは反対方向に移動するので、展示ケースBの荷
重によって、その転動を阻止しようとする抵抗力が発生
し、この抵抗力によって大小径ローラ42、43の転動が停
止し、その状態から展示品側を支持している上側ガイド
部材40が時間的な遅れでもって下側ガイド部材41と同一
方向に水平移動することになる。
【0032】さらに、この上側ガイド部材40の水平移動
途上において、下部台枠1が地震の往復震動によって反
対方向に水平移動し、その方向の移動によって大小径ロ
ーラ42、43は上記とは反対方向に転動して逆方向の抵抗
力が発生し、従って、上側ガイド部材40が下部台枠1の
水平移動量よりもはるかに小さい移動量を行ったのちに
下側ガイド部材42と同一方向に水平移動しようとする。
従って、震動による上側ガイド部材40の水平方向の移動
量が極めて小さくなり、この上側ガイド部材40を介して
上部台枠3上に載置している展示物品側の水平移動量は
極めて小さくなる。実質上、下側ガイド部材40が左右に
揺れても大小径ローラ42、43がその揺れの大小に応じて
上側ガイド部材42との接触点を支点とするように左右に
回転して上側ガイド部材42には殆ど揺れが伝達されない
のである。即ち、水平方向の震動が大小径ローラ42、43
を介して減衰した震動波が展示物品側に伝達され、展示
物品の揺れが抑制されるものである。
【0033】下部台枠1と中間台枠2との間に介在した
免震機構4と、中間台枠2と上部台枠3との間に介在し
た免震機構4とは互いに直交方向に配設しているので、
前後左右、さらにあらゆる方向の震動に対してもこれら
の上下免震機構4によって上部台枠3上に載置している
展示物品や展示ケースBに伝達されないようにすること
ができる。さらに、これらの大小径ローラ42、43と一体
的に設けられている大小径ピニオン44、45は夫々上下ガ
イド部材40、41に設けているラック47、49に噛合しなが
ら大小径ローラ42、43と一体的に回転し、大小径ローラ
42、43が夫々接した上下ガイド部材40、41に対してスリ
ップするのを防止して全ての免震機構4の大小径ローラ
42、43を同一転動速度でもって回転させるものである。
【0034】また、下部台枠1と中間台枠2とに夫々の
移動方向に平行に配設している溝部材5内の粘性オイル
51、52に中間台枠2と上部台枠3とから突設している抵
抗板6、6aを没入させているので、中間台枠2と上部台
枠3との水平移動が粘性オイル51、52によって夫々吸収
減衰され、地震が去ったのちには迅速且つ確実に下部台
枠1上の元の位置に中間台枠2と展示物品や展示ケース
Bを載置した上部台枠3とを復帰させるものである。
【0035】巨大地震が発生した時の震動に対応するに
必要な水平方向の変位量は高々30〜40cmであり、従っ
て、上下台枠間で少なくともその変位量が可能となるよ
うに、大小径ローラ42、43の直径を設定する。この場
合、大径ローラ42の転動角度は上記抵抗力を発生させる
ためには180 度以下にしなければならない。従って、大
小径ローラ42、43が半円周だけ転動すると、上下台枠間
の相対的な水平移動量は、これらのローラ42、43の半円
周長の和であるから、上記最大変位量に対応する大小径
ローラ42、43の径は容易に設定することができる。
【0036】なお、以上の実施例においては、免震機構
として大径ローラ42の両側面に中心を該大径ローラ42の
中心に対して上方に偏心させた小径ローラ43、43を一体
に設けたが、図12、図13に示すように小径ローラ43の両
側面に、中心O1を該小径ローラ43の中心O2に対して下方
に偏心させた大径ローラ42、42を一体に設けた構造とし
ておいてもよい。この場合も、大径ローラ42を上側ガイ
ド部材40の下面に転動可能に当接させていると共に該大
径ローラ42と同径で同一中心線上に一体に設けている大
径ピニオン44を上側ガイド部材40の下面に設けたラック
47に噛合させている一方、小径ローラ43を下側ガイド部
材41の上面に転動可能に当接させていると共に該小径ロ
ーラ43と同径で同一中心線上に一体に設けている小径ピ
ニオン45を下側ガイド部材41の上面に設けたラック49に
噛合させている。
【0037】免震機構としては上記構造以外に次のよう
な構造のものを採用することができる。即ち、図14、図
15は大径ローラ42の中心O1に対して小径ローラ43の中心
O2を下方に偏心させて一体に設けてなるもので、この場
合も図15に示すように大径ローラ42の両側に小径ローラ
43、43を一体に設けた構造、又は、図16に示すように小
径ローラ43の両側に大径ローラ42、42を一体に設けた構
造とすることができる。いずれの場合においても、中心
O2が下方に偏心している小径ローラ43を上側ガイド部材
40の下面に転動可能に当接させていると共に該小径ロー
ラ43と同径で同一中心線上に一体に設けている小径ピニ
オン45を上側ガイド部材41の下面に設けたラック47に噛
合させている一方、中心O1が上方に偏心している大径ロ
ーラ42を下側ガイド部材40の上面に転動可能に当接させ
ていると共に該大径ローラ42と同径で同一中心線上に一
体に設けている大径ピニオン44を下側ガイド部材40の上
面に設けたラック49に噛合させている。
【0038】また、免震機構としては上記のような大小
径の偏心ローラ42、43から構成することなく、図17、図
18に示すように同一径のローラ42a 、43a を互いに上下
方向にそれらの中心O1、O2を偏心させた状態で一体に設
けた構造のものを採用してもよく、中心O2が下方に偏心
している一方のローラ43a を上側ガイド部材40の下面に
転動可能に当接させていると共に該ローラ43a と同径で
同一中心線上に一体に設けている小径ピニオン45を上側
ガイド部材40の下面に設けたラック47に噛合させている
一方、中心O1が上方に偏心している他方のローラ42a を
下側ガイド部材41の上面に転動可能に当接させていると
共に該ローラ42a と同径で同一中心線上に一体に設けて
いる大径ピニオン44を下側ガイド部材41の上面に設けた
ラック49に噛合させた構造とすることにより、上記実施
例で述べた制震作用を奏することができる。いずれにし
ても、免震機構として、静止時に中心O2が下方にある一
方のローラを上側ガイド部材41の下面に、中心O1が上方
にある他方のローラを下側ガイド部材42の上面にそれぞ
れ転動可能に当接させおけばよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の本発明の美術品等
の物品展示用免震台によれば、下部台枠と中間台枠と展
示物品を上載させる上部台枠とからなり、上記下部台枠
と中間台枠との間の数個所に中心が互いに上下方向に偏
心したローラを一体に設けてなる免震機構を介在させて
中心が上側に偏心している一方のローラを下部台枠側に
接して転動させると共に中心が下側に偏心している他方
のローラを中間台枠側に接して転動させるようにする一
方、中間台枠と上部台枠との間の数個所に上記免震機構
と同じ免震機構を上記免震機構に対してローラ転動方向
を直交方向に向けて介在させて中心が上側に偏心してい
る一方のローラを中間台枠側に接して転動させると共に
中心が下側に偏心している他方のローラを上部台枠側に
接して転動させるように構成しているので、地震発生時
には前後左右の水平方向の震動を免震機構を構成してい
る対の偏心ローラを介してその震動エネルギーを吸収し
て上部台枠上に設置している展示物品や展示ケースの揺
れを著しく減衰させることができるものである。
【0040】さらに、免震台を構成している上記下部台
枠と中間台枠と展示物品を上載させる上部台枠とは平面
矩形状で且つ同一大きさの外装枠部を備えているので、
あたかも一個の台枠のような外観を呈すると共に内部に
配設している免震機構を隠蔽して違和感を与えることは
なく、室内とよく調和させることができる。その上、免
震台は展示すべき物品の大きさや展示ケースの形状、大
きさに応じた形状、大きさに容易に形成することがで
き、展示物品や展示ケースと調和した重厚な外観を呈す
る。
【0041】また、上記下部台枠と中間台枠との間、及
び中間台枠と下部台枠との間に介在した上記免震機構は
互いに偏心したローラを一体に設けてなり、中心が上側
に偏心している一方のローラを下側台枠の上面側に接し
て転動させると共に中心が下側に偏心している他方のロ
ーラを上側台枠の下面側に接して転動させるように構成
しているので、常態においては両方の偏心ローラの中心
が垂直線上に位置して展示物品や展示ケース本体の荷重
をこれらの免震機構を介して床面上に設置した下部台枠
に安定的に支持させておくことができる。
【0042】請求項4に係る発明によれば、免震機構は
上下に対向する台枠間において、外装枠部内に井桁状に
組み合わせている繋ぎ材と免震機構取付枠材とが交差し
た四隅部に配設しているので、免震台全体が展示物品や
展示ケースを安定して載置させておくことができると共
に地震発生時においても、安定した揺れを生じさせるこ
とができ且つ地震はおさまった時には展示物品や展示ケ
ースを載置した上部台枠を確実に元の状態に復元させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】展示ケースを載置した免震台の一部縦断正面
図、
【図2】免震台の下部台枠の平面図、
【図3】免震台の中間台枠の平面図、
【図4】免震台の上部台枠の平面図、
【図5】免震機構の縦断正面図、
【図6】その左側面図、
【図7】その右側面図、
【図8】トリガーの簡略縦断面図、
【図9】上部台枠が水平移動した状態の一部縦断側面
図、
【図10】展示ケース全体の簡略縦断正面図、
【図11】幅広い展示ケースを構成した場合の簡略縦断
正面図、
【図12】免震機構の変形例を示す簡略側面図、
【図13】その縦断側面図、
【図14】免震機構の別な実施例を示す簡略側面図、
【図15】その縦断側面図、
【図16】小径ローラの両側に大径ローラを一体に設け
た場合の縦断側面図、
【図17】免震機構のさらに別な実施例を示す簡略側面
図、
【図18】その縦断側面図。
【符号の説明】
1 下部台枠 2 中間台枠 3 上部台枠 4 免震機構 10、20、30 外装枠部 11、12 繋ぎ材 13、14、21〜24、33、34 取付部材 40、41 上下ガイド部材 42、43 偏心ローラ 45、46 大小径ピニオン 90 車輪 91 アジャスター A 免震台 B 展示ケース
フロントページの続き (72)発明者 大塚 将 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 (72)発明者 早川 邦夫 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部台枠と中間台枠と展示物品を上載さ
    せる上部台枠とからなり、上記下部台枠と中間台枠との
    間の数個所に中心が互いに上下方向に偏心したローラを
    一体に設けてなる免震機構を介在させて中心が上側に偏
    心している一方のローラを下部台枠側に接して転動させ
    ると共に中心が下側に偏心している他方のローラを中間
    台枠側に接して転動させるようにする一方、中間台枠と
    上部台枠との間の数個所に上記免震機構と同じ免震機構
    を上記免震機構に対してローラ転動方向を直交方向に向
    けて介在させて中心が上側に偏心している一方のローラ
    を中間台枠側に接して転動させると共に中心が下側に偏
    心している他方のローラを上部台枠側に接して転動させ
    るように構成してなることを特徴とする物品展示用免震
    台。
  2. 【請求項2】 上記免震機構は、小径のローラと該小径
    のローラに対して上下方向に偏心した大径のローラとを
    一体に組み合わせてなることを特徴とする請求項1記載
    の物品展示用免震台。
  3. 【請求項3】 上記免震機構は同一径のローラを互いに
    その中心を上下方向に偏心させた一体に組み合わせてな
    ることを特徴とする請求項1記載の物品展示用免震台。
  4. 【請求項4】 上記下部台枠と中間台枠と展示物品を上
    載させる上部台枠とは平面矩形状で且つ同一大きさの外
    装枠部内に繋ぎ材と免震機構取付枠材とを井桁状に組み
    合わせてなり、繋ぎ材と免震機構取付枠材とが交差した
    四隅部に上記免震機構を配設していることを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の物品展示用免
    震台。
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