JP3253850B2 - 免震台および免震台を備えた展示ケース - Google Patents

免震台および免震台を備えた展示ケース

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JP3253850B2
JP3253850B2 JP08724496A JP8724496A JP3253850B2 JP 3253850 B2 JP3253850 B2 JP 3253850B2 JP 08724496 A JP08724496 A JP 08724496A JP 8724496 A JP8724496 A JP 8724496A JP 3253850 B2 JP3253850 B2 JP 3253850B2
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幸雄 佐藤
将 大塚
邦夫 早川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室内に展示される美
術品や美術品を収めている展示ケースを地震災害から守
るための免震台とこの免震台を備えた展示ケースに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】美術館や博物館或いは寺院等の建物内に
は発掘された文化遺産や仏像、彫刻品等の美術品などを
展示した多数の展示台や展示ケースが設置されている
が、従来からこれらの展示台や展示ケースは室内の床面
上に直接設置されているために、地震が発生すると展示
台や展示ケースが倒壊して美術品などの展示品が破損或
いは損傷し、取返しのつかない甚大な損害を被ることに
なる。このため、展示台や展示ケースの骨組を太くする
などして強固な構造とすることが行われているが、極め
て高価なものになるばかりでなく、大地震に対しては全
く倒壊を許さないという構造にすることは困難である。
このため、設置面と展示台或いは展示ケースとの間にネ
オプレンゴムなどの弾性体を介在させてその剪断変形に
より震動エネルギーを吸収、減衰させるように構成した
免震装置が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小さな
地震の場合には水平変位量が小さいので、上記のような
免震装置の弾性体でも震動エネルギーを低減させること
ができるが、水平変位量が30cmにも達する大地震の場合
には上記弾性体ではその方向の震動エネルギーを吸収す
ることができず、地震波の殆どが弾性体を介して展示台
や展示ケースに伝達されて展示品や展示ケース全体が転
倒し、大きな損害が発生するという問題点がある。ま
た、弾性体を組み込んだ免震装置が外部に露出して展示
台や展示ケースとは調和せず、全体の美観を損するもの
であり、このため、展示台や展示ケースの下端に該免震
装置をカバーする幕板を設けておけばよいが、そうする
と、免震装置の保守、点検が困難となる等の問題点があ
った。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
てもので、大地震の場合でも大きな水平方向の震動を確
実に減衰させて展示台上の展示品、或いは展示ケース本
体や内部に収納した展示品が倒壊するのを防止し得ると
共に地震がおさまった後の元位置への復元性が良好であ
り、その上、周囲との環境に適合した外観を呈すると共
に保守、点検が容易に行える免震台とこの免震台を備え
た展示ケースの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の美術品等の展示用免震台は、設置面に固定
させる下部台枠と中間台枠と展示品を上載させる上部台
枠とを互いに平面方向に移動可能に積載し、下部台枠と
中間台枠との間の数個所に小径ローラとこの小径ローラ
に対して偏心した大径ローラとを一体に設けてなる免震
機構を介在させて小径ローラを下部台枠側に接して転動
させると共に大径ローラを中間台枠側に接して転動させ
るようする一方、中間台枠と上部台枠との間の数個所に
上記免震機構と同じ免震機構を上記免震機構と直交方向
に向けて介在させてその小径ローラを中間台枠側に接し
て転動させると共に大径ローラを上部台枠側に接して転
動させるように構成している。
【0006】上記構造の免震台において、請求項2に係
る発明は、上記上下並びに中間台枠における免震機構取
付枠材は溝形鋼材からなる一方、免震機構は上側の台枠
の下向きに開口した取付枠材の溝内に装着される上部ガ
イド部材と、下側の台枠の上向きに開口した取付枠材の
溝内に装着される下部ガイド部材と、これらの上下ガイ
ド部材間に介在して上部ガイド部材に接することなく下
部ガイド部材上を転動する小径ローラと、該小径ローラ
に対して偏心した状態一体的に設けられ且つ下部ガイド
部材に接することなく上部ガイド部材に接して転動する
大径ローラとの組合せから構成していることを特徴とし
ている。
【0007】さらに、請求項3に係る発明は、上記免震
機構における上部ガイド部材の一側下面と下部ガイド部
材の他側部上面とにラックが一体に設けられていると共
に、上記大小径ローラに小径ローラと同一中心で且つ上
記下部ガイド部材のラックに噛合する小径ピニオンと、
大径ローラと同一中心で且つ上記上部ガイド部材のラッ
クに噛合する大径ピニオンとを一体的に設けた構造とし
ている。
【0008】請求項4に係る発明は地震発生時にのみ免
震台の作動を可能にしたものであって、下部台枠と中間
台枠間および中間台枠と上部台枠間をソレノイドの可動
鉄心であるロッド体と該ロッド体を挿脱させる筒体とで
連結すると共にソレノイドを震動感知器に電気的に接続
し、該震動感知器の感知によってロッド体を筒体から離
脱させるように構成しているものである。
【0009】また、請求項5に係る発明は上記免震台を
備えた展示ケースであって、上記構成の免震台の下部台
枠を設置面に固定すると共に上部台枠上に展示ケース本
体を載置してなる構造としている。この免震台を備えた
展示ケースにおいて、請求項5に記載したように、免震
台の下部台枠と中間台枠及び上部台枠には、展示ケース
の下端部外装壁面と横断面が同一形状、同一大きさの外
装枠部を有していて上下台枠の外装枠部の上下対向端面
間にこれらの台枠の水平方向の相対移動を許容する隙間
を設けていると共に上壁台枠の外装枠部を展示ケースの
下端部外装壁面と面一状態に一体的に連設している。
【0010】
【作用】免震台は、平面形状が同一の下部台枠と中間台
枠および上部台枠とを順次積載し、且つ下部台枠と中間
台枠との間に免震機構を数個所に介在させていると共に
中間台枠と上部台枠との間に上記水平方向に直交する水
平方向に免震機構を介在させてなる構造を有している。
上記免震機構は周期が長くて地震の振動と共振すること
なく振動し、地震動を上部に伝達させないようにするも
のである。この免震台上に展示品載置台又は展示ケース
本体を設置する。
【0011】上記上下台枠と中間台枠の外装枠部は同一
形状、同一大きさに形成されて、内部に装着している免
震機構や該免震機構の取付枠材を隠蔽していると共に、
上部台枠上に設置した展示ケース本体の下端部外装壁面
を上部台枠の外装枠部に面一に連設しておくことによっ
て、免震台と展示ケース本体とが何等の違和感が生じな
い調和した外観を呈することになる。
【0012】免震機構は、その上下ガイド部材を、上下
に対向した台枠の溝形鋼材からなる取付枠材の溝内に夫
々装着しているので、免震台全体の厚みを薄くすること
ができて、床面上への展示台や展示ケース本体の設置に
支障が生じないものであり、その上、上下ガイド部材間
には下側のガイド部材上を転動する小径ローラと、上側
のガイド部材を転動する大径ローラとを一体化した状態
で介在させ、且つ小径ローラに対して大径ローラを偏心
させているので、展示品や展示ケース本体の荷重が大径
ローラと小径ローラを介して下部台枠を固定させている
床面に受止され、常態においては大径ローラは展示品や
展示ケース本体側からの荷重により、その中心を小径ロ
ーラの中心の真下に位置させて小径ローラの中心に対し
て最も短い周面、即ち、小径ローラの周面からの突出量
が最も少ない周面を上方に向けた状態で展示品や展示ケ
ース本体側の荷重を安定的に支持している。
【0013】また、展示中等の通常時は上下に対向した
台枠の一方に配設しているソレノイドのロッド体を他方
に配設している筒体内に挿入させておき、免震台を不作
動状態にして展示ケース本体を不測に押しても妄動しな
いようにしている。そして、地震が発生すると震動感知
器が感知してソレノイドに対する通電を遮断し、ロッド
体を筒体から離脱させることによって下部台枠に対して
中間台枠と上部台枠とを免震機構を介して前後左右に移
動可能な状態とする。
【0014】地震の発生により床面が水平方向に振動す
ると、床面と一体の下部台枠が同一方向に振動するが、
該下部台枠上の大小径ローラは下部台枠に対して相対的
に反対方向に転動する。この転動によって偏心大径ロー
ラは、その転動角度が大きくなるに従って小径ローラの
外周からの突出量が大きくなり且つ該大径ローラの中心
が小径ローラの中心に対して転動方向とは反対方向に移
動するので、展示ケース本体の荷重によって、その転動
を阻止しようとする抵抗力が発生し、この抵抗力によっ
て大小径ローラの転動が停止し、大径ローラで支持され
ている展示台や展示ケース本体が下部台枠の水平移動に
対して時間的な遅れでもって同一方向に水平移動するこ
とになる。
【0015】さらに、この展示台や展示ケース本体の水
平移動途上において、免震台の下部台枠が地震の往復振
動によって反対方向に水平移動し、その方向の移動によ
って大小径ローラは上記とは反対方向に転動して逆方向
の抵抗力が発生し、従って、展示台や展示ケース本体が
下部台枠の水平移動量よりも極めて小さい水平移動を行
ったのち下部台枠の移動に周期的な遅れでもって逆方向
に水平移動を行うことになる。即ち、水平方向の震動を
大小径ローラを介して吸収しながら減衰した震動波を展
示台や展示ケース本体に伝達し、展示品の揺れを抑制す
るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施例を
図面について説明すると、図1において、免震台Aは、
下部台枠1と中間台枠2と上部台枠3とを順次間隔を存
して積載状態に配設していると共に下部台枠1と中間台
枠2との間、及び中間台枠2と上部台枠3との間に免震
機構4を介在させてなるものである。下部台枠1は図2
に示すように、平面矩形状の外装枠部10の両側枠部間の
前後部に互いに平行な横長長方形状の繋ぎ材11、12を固
着し、さらに、外装枠部10の前後枠部の両側部間に溝形
鋼材からなる単位免震機構取付枠材13、14を互いに平行
にして固着してなるものである。これらの取付枠材13、
14と上記前後繋ぎ材11、12とは外装枠部10の四隅部で直
交に交差しているが、その交差部における繋ぎ材11、12
を取付枠材13、14の幅だけ切除し、その切除部15に取付
枠材13、14の交差部を介在させて一体に固着している。
従って、前後繋ぎ材11、12と取付枠材13、14とは略同一
高さ位置に配設され、免震台Aの厚みをできるだけ薄く
なるように構成している。
【0017】中間台枠2は図3に示すように、上記下部
台枠1の外装枠部10と同一大きさの矩形状外装枠部20の
前後枠部間の両側部に上記下部台枠1の取付枠材13、14
の上方に夫々対向させて互いに平行な縦長長方形状の溝
形鋼材からなる単位免震機構取付枠材21、22を固着し、
さらに、これらの取付枠材21、22上に直交に交差させる
ようにして周囲枠20の両側枠部間の前後部に横長長方形
状の単位免震機構取付枠材23、24を互いに平行にして固
着してなるものである。そして、上記下部台枠1の両側
取付枠材13、14は断面上向きコ字状に形成されている一
方、中間台枠2の両側取付枠材21、22は断面下向きコ字
状に形成されていて、図1に示すように上下に平行に対
向した取付枠材13と21、及び取付枠材14と22とは夫々の
溝の開口側を対向させてある。
【0018】上部台枠3は図4に示すように、上記下部
台枠1と中間台枠2の外装枠部10、20と同一大きさの矩
形状外装枠部30の前後枠部間の両側部に互いに平行な縦
長長方形状の繋ぎ材31、32を固着し、さらに、外装枠部
30の前後枠部の両側部間に溝形鋼材からなる単位免震機
構取付枠材33、34を互いに平行にして固着してなるもの
である。これらの取付枠材33、34と上記両側繋ぎ材31、
32とは上記下部台枠1と同様に、外装枠部30の四隅部で
直交に交差しているが、その交差部における繋ぎ材31、
32を取付枠材33、34の幅だけ切除し、その切除部35に取
付枠材33、34の交差部を介在させて一体に固着してい
る。そして、前後取付枠材33、34は断面下向きコ字状に
形成されていて、上記中間台枠2の断面上向きコ字状に
形成された前後取付枠材23、24とは互いに上下に平行に
配設されて夫々の溝の開口側を対向させている。
【0019】免震機構4は図5〜図7に示すように、対
向面が互いに平行なラック付上下ガイド部材40、41間に
円形の大小径ローラ42、43と大小径ピニオン44、45とを
介在させてなるものである。詳しくは、上側ガイド部材
40の下面中央部に全長に亘って浅底の溝46を刻設してい
ると共に該上側ガイド部材40の一側端部の下面にラック
47を全長に亘って一体に設けている。一方、下側ガイド
部材41の上面中央部に全長に亘って深底の溝48を刻設す
ると共にその他側端部の上面にラック49を一体に設けて
いる。
【0020】さらに、大径ローラ42の両側面に小径ロー
ラ43、43を大径ローラ42の中心に対してその中心を偏心
させた状態で且つ小径ローラ43、43の外周面から大径ロ
ーラ42の外周面を突出させた状態で一体に設けてあり、
また、一側方の小径ローラ43に小径ローラ43と偏心させ
て大径ローラ42と同一径の大径ピニオン44を一体に設け
ていると共に他側方の小径ローラ43にこれらの小径ロー
ラ43と同一径の小径ピニオン45を一体に設けている。大
径ローラ42と大径ピニオン44との中心は同一回転中心軸
線上にあり、同様に小径ローラ43、43と小径ピニオン45
との中心は同一回転中心軸線上に設けられている。な
お、上下ガイド部材40、41は上記溝形鋼材よりなる取付
枠材の溝幅よりも幅狭く且つ取付枠材よりも短尺の角棒
材より形成されている。
【0021】そして、小径ローラ43は上側ガイド部材40
に接することなく下側ガイド部材41の上面を転動し、大
径ローラ42は上下ガイド部材40、41の溝46、48内にその
外周部を没入させて下側の溝48に接することなく常時上
側の溝46の底面に接した状態で転動する。一方、小径ピ
ニオン45は上側ガイド部材40に接することなく下側ガイ
ド部材41のラック49に噛合しながら転動し、大径ピニオ
ン44は下側ガイド部材41に接することなく上側ガイド部
材40のラック47に噛合しながら大小径ローラ42、43及び
小径ピニオン45と一体的に転動する。従って、小径ロー
ラ43、43が下部ガイド部材41上を転動すると大径ローラ
42も一体的に転動してこの大径ローラ42上に載置してい
る上側ガイド部材40が長さ方向に移動するものである。
なお、これらの大小径ローラ42、43と一体的に設けられ
ている大小径ピニオン44、45は夫々ラック47、49に噛合
しながら大小径ローラ42、43と一体的に回転し、大小径
ローラ42、43が夫々接した上下ガイド部材40、41に対し
てスリップするのを防止しているものである。
【0022】このように構成した免震機構4は、上記下
部台枠1の溝が上向きに開口した両側取付枠材13、14と
上記中間台枠2の溝が下向きに開口した両側取付枠材2
1、22との対向溝間における前後部内、即ち上下台枠
1、2の四隅部にその上下ガイド部材41、41を取付枠材
の長さ方向に向けた状態にして上下に対向した取付枠材
13、21間と14、22間に介在させてある。この際、免震機
構4の下側ガイド部材41を下部台枠1の取付枠材13、14
の溝内に収納してその下面を溝底面にボルト等によって
固定し、上側ガイド部材40を中間台枠2の取付枠材21、
22の溝内に収納してその上面を溝底面にボルト等によっ
て固定してある。
【0023】同様に、上記中間台枠2の溝が上向きに開
口した前後枠材23、24と上記上部台枠3の溝が下向きに
開口した前後取付枠材33、34との対向溝間における両側
部内、即ち上部台枠3と中間台枠2間の四隅部に免震機
構4を、その上下ガイド部材41、41を取付枠材の長さ方
向に向けた状態にして上下に対向した取付枠材23、33間
と24、34間に介在させてある。この際、免震機構4の下
側ガイド部材41を中間台枠2の取付枠材23、24の溝内に
収納してその下面を溝底面にボルト等によって固定し、
上側ガイド部材40を上部台枠3の取付枠材33、34の溝内
に収納してその上面を溝底面にボルト等によって固定し
てある。従って、下部台枠1と中間台枠2間の四方部に
介在した免震機構4と、中間台枠2と上部台枠3間の四
方部に介在した免震機構4とは互いに直交に交差させた
状態で上下に配設されている。そして、この免震機構4
を介して下部台枠1上に中間台枠2と上部台枠3とが順
次それらの外装枠部10、20、30を垂直方向に面一状態で
且つ上下に隣接する外装枠部間に僅かな隙間aを存した
積載状態に構成されている。
【0024】5は下部台枠1の前後繋ぎ材11、12の対向
面にその前後両端を固着した断面U字状の溝部材で、図
2に示すように、両側取付枠材13、14に平行に設けられ
てあり、その溝内に粘性オイル51を収容している。一
方、中間台枠2の下面には上記溝部材5の長さ方向の中
央部に対向させて抵抗板6を装着してあり、この抵抗板
6を溝部材5の粘性オイル51内に没入させている。同様
に、中間台枠2の両側取付枠材21、22間に前後取付枠材
23、24と平行にして、即ち、上記下側の溝部材5と直交
方向に断面U字状の溝部材5aを架設状態で固着してあ
り、その溝内に粘性オイル52を収容している。一方、上
部台枠3の両側繋ぎ材31、32間に桟部材35を固着してあ
り、この桟部材35の下面には上記溝部材5aの長さ方向の
中央部に対向させて抵抗板6aを装着してあり、この抵抗
板6aを溝部材5aの粘性オイル52内に没入させている。上
記粘性オイル51、52を収容した溝部材5、5aと抵抗板
6、6aとで振動エネルギーを吸収するダンパーを構成し
ている。なお、中間台枠2側の抵抗板6は上側の溝部材
5aの下面に固着されている。また、上記断面U字状の溝
部材を覆う蓋部材が中間台枠2と上部台枠3に設けてお
くことが望ましく、また、上記ダンパーは台枠の中央部
ではなく台枠の端部に設けられていてもよい。
【0025】7は下部台枠1に固定している上記溝部材
5の側面適所に固定した台76上に装着しているトリガー
で、図8に示すように、筒体71内にスプリング72によっ
て常時下方に付勢されているロッド体73を設けていると
共に筒体71内にソレノイド74を収納してあり、このソレ
ノイド74に通電することによって該ソレノイド74の可動
鉄心である上記ロッド体73の下端に固着した鉄板片75を
スプリング72力に抗して引き寄せ、ロッド体73の上端部
を筒体71から突出させると共に停電等の非通電時にはス
プリング72力によってロッド体73の上端部を筒体71内に
没入させるように構成している。同様に、中間台枠2に
固定している上記溝部材5aの側面適所に固定した台77上
に同一構造を有するトリガー7aを装着している。さら
に、上記トリガー7、7aの上方に夫々対向して中間台枠
2の溝部材5の側面と上部台枠3の桟部材35の側面とに
トリガー7、7aのロッド体73の上端部を挿脱自在に挿通
させた係止孔8、8aを設けた板片81、82を固着してい
る。なお、トリガー7、7aは台枠の中央部に取付けなく
てもよい。
【0026】このように構成した免震台Aは、その下部
台枠1の下面四方部に車輪90を取付けていると共に四隅
部にアジャスター91を装着して、該アジャスター91を免
震台Aの設置場所において、その高さを調整して車輪90
を設置面から離間させた状態で免震台Aを床面等の設置
面に水平に固定するものである。92は下部台枠1の適所
に取付けた震動感知器で、上記トリガー7、7aと電気的
に接続して、地震が発生した時にトリガー7、7aのソレ
ノイド74の励磁を解き、ロッド体73を係止孔8、8aから
離脱させるように構成している。
【0027】この免震台A上に展示ケース本体Bを載置
して展示ケースを構成するものであるが、免震台Aと展
示ケース本体Bとの間に図10に示すように、フオークリ
フトのフオークが挿入可能な横孔93を有する中空の薄い
中間台Cを介在させておくことが望ましい。なお、展示
ケース本体Bを用いることなく中間台C上に直接美術品
等の展示品を載せてもよく、この場合には中間台Cは展
示台として使用する。また、展示ケース本体Bと中間台
Cの四方周壁を免震台Aの上下台枠1、3及び中間台枠
2の外装枠部に対して垂直面上に面一となるように構成
すると共に展示ケース本体Bの外観とマッチするように
これらの中間台Cや台枠1〜3の色彩、模様等を設定す
る。なお、図11に示すように、展示ケース本体Bの平面
積が免震台Aのそれよりも大きい場合には、中間台Cの
四方周縁から免震台Aを覆い隠す幕布を着脱自在に垂設
しておけばよい。
【0028】免震台A上に展示ケース本体Bを設置する
には、先ず免震台Aを設置場所まで移動させたのち、ア
ジャスター91で高さ並びに水平度の調節を行い、車輪90
を浮かした設置面上に固定する。次いで、中間台C上に
展示ケース本体Bを載置してボルト等により固定し、中
間台Cの横孔93にフオークリフクのフオークを差し込ん
で持ち上げ、中間台Cを免震台A上に位置合わせしてボ
ルト等により固定する。なお、予め、免震台A上に中間
台Cを介して展示ケース本体Bを載置し、これを設置場
所の所定位置にまで移動させたのち、アジャスター91に
より設置面に固定してもよい。展示ケース本体B内には
予め展示品を収めておいてもよく、免震台A上に設置
後、展示ケース本体B内に収めてもよい。また、展示ケ
ース本体Bを用いることなく中間台Cを展示品載置台と
する場合においても同様である。
【0029】免震台A内に配設した各免震機構4は、そ
の上下ガイド部材40、41を上下に対向した台枠の溝形鋼
材からなる取付枠材の溝内に夫々装着しているので、免
震台全体の厚みを薄くすることができ、常態においては
これらの上下ガイド部材40、41間に小径ローラ43と一体
的に介在している大径ローラ42は展示品側からの荷重に
より、その中心を小径ローラの中心の真下に位置させて
小径ローラの中心に対して最も短い外周面部、即ち、小
径ローラの周面からの突出量が最も少ない外周面部を上
方に向けた状態で展示台側や展示ケース本体B側の荷重
を安定的に支持している。
【0030】そして、展示中等の通常時においては、免
震台Aの下部台枠1と中間台枠2とに装着しているトリ
ガー7、7aのソレノイド74に通電しておき、スプリング
72の力に抗してロッド体73を上方に突出させて中間台枠
2と上部台枠3とに取付けている板片81、82の係止孔
8、8aに挿入、係止させ、大小径ローラ42、43の存在に
も拘わらず、これらの下部台枠1に対して中間台枠2と
上部台枠3とを水平方向に移動不能な状態とし、不測に
展示ケースを押したりした時における展示ケース本体B
の妄動を阻止しておく。また、免震機構4等の保守、点
検を行う場合には上部台枠3と中間台Cとの固定を解い
たのち、この中間台Cと共に展示品や展示品を収めてい
る展示ケース本体Bをフオークリフトによって持ち上げ
て免震台Aから移動させることによって行うことができ
る。或いは、トリガー7、7aによる上下台枠間の固定を
解いたのち、中間台枠2及び上部台枠3を大小径ローラ
42、43を介して水平方向に移動させることにより、中間
台Cに展示品を上載した状態で免震機構4等の内部点検
が可能となる。
【0031】次に、地震が発生すると、震動感知器92が
感知して瞬時にトリガー7、7aに対する通電を遮断す
る。この遮断によってトリガー7、7aの励磁が解かれ、
ロッド体73がスプリング72力によって筒体71内に没入し
て係止孔8、8aに対する係止が解かれ、設置面上に固定
している下部台枠1に対して中間台枠2が一水平方向
に、この中間台枠2に対して上部台枠3が中間台枠2直
交する水平方向に夫々大小径ローラ42、43を介して移動
可能となる。なお、展示ケース本体Bに見学者等が近づ
けないようにロープ張りをしている場合には、震動感知
器92やトリガー7、7aを設けることなく、上下に対向す
る台枠間を仮固定するためのピンと該ピンを係脱させる
係止孔部材とを台枠に設けておき、免震台Aや該免震台
A上への展示ケース本体Bの設置時にのみピンを係止孔
部材に係止させ、設置後はその係止を解くように構成し
ておいてもよい。
【0032】地震の発生により設置面と一体的に下部台
枠1が震動方向に往復振動すると、その振動方向に転動
可能に配設された免震機構4の大小径ローラ42、43が下
部台枠1に対して相対的に反対方向に転動する。例え
ば、図5〜図7において、下部台枠1と一体の下側ガイ
ド部材41が矢印方向に移動すると、該下部ガイド部材41
上に圧接している小径ローラ43が反時計方向に回転力を
付与され、偏心大径ローラ42が一体的に同一方向に回転
して該大径ローラ42上に乗っている上側ガイド部材40が
下部ガイド部材41と反対方向に相対移動しようとする。
【0033】大径ローラ42が上記のように転動すると、
その転動角度が大きくなるに従って小径ローラ43の外周
からの大径ローラ42の外周面の突出量が大きくなり且つ
該大径ローラ42の中心が小径ローラ43の中心に対して転
動方向とは反対方向に移動するので、展示ケース本体B
の荷重によって、その転動を阻止しようとする抵抗力が
発生し、この抵抗力によって大小径ローラ42、43の転動
が停止し、その状態から展示品側を支持している上側ガ
イド部材40が時間的な遅れでもって下側ガイド部材41と
同一方向に水平移動することになる。
【0034】さらに、この上側ガイド部材40の水平移動
途上において、下部台枠1が地震の往復震動によって反
対方向に水平移動し、その方向の移動によって大小径ロ
ーラ42、43は上記とは反対方向に転動して逆方向の抵抗
力が発生し、従って、上側ガイド部材40が下部台枠1の
水平移動量よりもはるかに小さい移動量を行ったのちに
下側ガイド部材42と同一方向に水平移動しようとする。
従って、震動による上側ガイド部材40の水平方向の移動
量が極めて小さくなり、この上側ガイド部材40を介して
上部台枠3上に載置している展示品側の水平移動量は極
めて小さくなる。実質上、下側ガイド部材40が左右に揺
れても大小径ローラ42、43がその揺れの大小に応じて上
側ガイド部材42との接触点を支点とするように左右に回
転して上側ガイド部材42には殆ど揺れが伝達されないの
である。即ち、水平方向の震動が大小径ローラ42、43を
介して減衰した震動波が展示品側に伝達され、展示品の
揺れが抑制されるものである。
【0035】下部台枠1と中間台枠2との間に介在した
免震機構4と、中間台枠2と上部台枠3との間に介在し
た免震機構4とは互いに直交方向に配設しているので、
前後左右、さらにあらゆる方向の震動に対してもこれら
の上下免震機構4によって上部台枠3上に載置している
展示品や展示ケース本体Bに伝達されないようにするこ
とができる。さらに、これらの大小径ローラ42、43と一
体的に設けられている大小径ピニオン44、45は夫々上下
ガイド部材40、41に設けているラック47、49に噛合しな
がら大小径ローラ42、43と一体的に回転し、大小径ロー
ラ42、43が夫々接した上下ガイド部材40、41に対してス
リップするのを防止して全ての免震機構4の大小径ロー
ラ42、43を同一転動速度でもって回転させるものであ
る。
【0036】また、下部台枠1と中間台枠2とに夫々の
移動方向に平行に配設している溝部材5内の粘性オイル
51、52に中間台枠2と上部台枠3とから突設している抵
抗板6、6aを没入させているので、中間台枠2と上部台
枠3との水平移動が粘性オイル51、52によって夫々吸収
減衰され、地震が去ったのちには迅速且つ確実に下部台
枠1上の元の位置に中間台枠2と展示品や展示ケース本
体Bを載置した上部台枠3とを復帰させるものである。
【0037】巨大地震が発生した時の震動に対応するに
必要な水平方向の変位量は高々30〜40cmであり、従っ
て、上下台枠間で少なくともその変位量が可能となるよ
うに、大小径ローラ42、43の直径を設定する。この場
合、大径ローラ42の転動角度は上記抵抗力を発生させる
ためには180 度以下にしなければならない。従って、大
小径ローラ42、43が半円周だけ転動すると、上下台枠間
の相対的な水平移動量は、これらのローラ42、43の半円
周長の和であるから、上記最大変位量に対応する大小径
ローラ42、43の径は容易に設定することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の免震台およびこの
免震台を備えた展示ケースによれば、下部台枠と中間台
枠との間、及び、中間台枠と上部台枠との間に下方台枠
側に接して転動する小径ローラとこの小径ローラに対し
て偏心し且つ上方台枠側に接して転動する大径ローラと
を一体に設けてなる免震機構を数個所に介在させ、且つ
下方の免震機構と上方の免震機構とを互いに直角方向に
向けて配設しているので、地震発生時には前後左右の水
平方向の震動を免震機構の大小径ローラを介してその震
動エネルギーを吸収して上部台枠上に設置している展示
品や展示ケース本体の揺れを著しく減衰させることがで
きるものである。
【0039】さらに、上記上下台枠と中間台枠の外装枠
部は同一形状、同一大きさに形成されて、内部に装着し
ている免震機構や該免震機構の取付枠材を隠蔽している
と共に、上部台枠上に設置した展示ケース本体の下端部
外装壁面を上部台枠の外装枠部に面一に連設しておくこ
とによって、免震台と展示ケース本体とが何等の違和感
が生じることがない調和した外観に構成し得るものであ
る。
【0040】また、免震機構は、その上下ガイド部材
を、上下に対向した台枠の溝形鋼材からなる取付枠材の
溝内に夫々装着しておくことによって、免震台全体の厚
みを薄くすることができ、従って、展示台上や展示ケー
ス本体内に収納している各種の美術品等が見易くなり、
明確で体裁のよい展示が可能となるものである。
【0041】また、免震機構における上部ガイド部材の
一側下面と下部ガイド部材の他側部上面とにラックを一
体に設けておくと共に、上記大小径ローラに小径ローラ
と同一中心で且つ上記下部ガイド部材のラックに噛合す
る小径ピニオンと、大径ローラと同一中心で且つ上記上
部ガイド部材のラックに噛合する大径ピニオンとを一体
的に設けておくことによって、上下ガイド部材に対して
大小径ローラがスリップするのを確実に防止することが
でき、全ての免震機構4の大小径ローラ42、43を同一転
動速度でもって転動させながら免震作用を発揮させるこ
とができるものである。
【0042】なお、下部台枠と中間台枠間および中間台
枠と上部台枠間をソレノイドの可動鉄心であるロッド体
と該ロッド体を挿脱させる筒体とで連結すると共にソレ
ノイドを震動感知器に電気的に接続し、該震動感知器の
感知によってロッド体を筒体から離脱させるように構成
しておくことによって、通常時は免震台を不作動状態に
保持して展示ケース本体に不測の外力が作用しても展示
ケース本体の妄動をなくすることができると共に地震発
生時には免震台を自動的に且つ迅速に作動させることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】展示ケース本体を載置した免震台の一部縦断正
面図、
【図2】免震台の下部台枠の平面図、
【図3】免震台の中間台枠の平面図、
【図4】免震台の上部台枠の平面図、
【図5】免震機構の縦断正面図、
【図6】その左側面図、
【図7】その右側面図、
【図8】トリガーの簡略縦断面図、
【図9】上部台枠が水平移動した状態の一部縦断側面
図、
【図10】展示ケース全体の簡略縦断正面図、
【図11】幅広い展示ケースを構成した場合の簡略縦断
正面図。
【符号の説明】
1 下部台枠 2 中間台枠 3 上部台枠 4 免震機構 7 トリガー 8 係止孔 10、20、30 外装枠部 13、14、21〜24、33、34 取付部材 40、41 上下ガイド部材 42、43 大小径ローラ 45、46 大小径ピニオン 90 車輪 91 アジャスター A 免震台 B 展示ケース本体 C 中間台
フロントページの続き (72)発明者 早川 邦夫 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株式会社奥村組内 (56)参考文献 特開 平5−52238(JP,A) 実開 平4−13846(JP,U) 実開 昭62−169661(JP,U) 実開 平3−62247(JP,U) 実開 昭62−188641(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47F 3/00 A47F 5/00 A47B 97/00 F16F 9/00 - 9/54 F16F 15/04 - 15/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設置面に固定させる下部台枠と中間台枠
    と展示品を上載させる上部台枠とを互いに平面方向に移
    動可能に積載し、下部台枠と中間台枠との間の数個所に
    小径ローラとこの小径ローラに対して偏心した大径ロー
    ラとを一体に設けてなる免震機構を介在させて小径ロー
    ラを下部台枠側に接して転動させると共に大径ローラを
    中間台枠側に接して転動させるようする一方、中間台枠
    と上部台枠との間の数個所に上記免震機構と同じ免震機
    構を上記免震機構と直交方向に向けて介在させてその小
    径ローラを中間台枠側に接して転動させると共に大径ロ
    ーラを上部台枠側に接して転動させるように構成してな
    ることを特徴とする免震台。
  2. 【請求項2】 上記上下並びに中間台枠における免震機
    構取付枠材は溝形鋼材からなる一方、免震機構は上側の
    台枠の下向きに開口した取付枠材の溝内に装着される上
    部ガイド部材と、下側の台枠の上向きに開口した取付枠
    材の溝内に装着される下部ガイド部材と、これらの上下
    ガイド部材間に介在して上部ガイド部材に接することな
    く下部ガイド部材上を転動する小径ローラと、該小径ロ
    ーラに対して偏心した状態一体的に設けられ且つ下部ガ
    イド部材に接することなく上部ガイド部材に接して転動
    する大径ローラとの組合せからなることを特徴とする請
    求項1記載の免震台。
  3. 【請求項3】 免震機構における上部ガイド部材の一側
    下面と下部ガイド部材の他側部上面とにラックが一体に
    設けられていると共に、上記大小径ローラに小径ローラ
    と同一中心で且つ上記下部ガイド部材のラックに噛合す
    る小径ピニオンと、大径ローラと同一中心で且つ上記上
    部ガイド部材のラックに噛合する大径ピニオンとを一体
    的に設けていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の免震台。
  4. 【請求項4】 下部台枠と中間台枠間および中間台枠と
    上部台枠間をソレノイドの可動鉄心であるロッド体と該
    ロッド体を挿脱させる筒体とで連結すると共にソレノイ
    ドを震動感知器に電気的に接続し、該震動感知器の感知
    によってロッド体を筒体から離脱させるように構成した
    ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載
    の免震台。
  5. 【請求項5】 下部台枠と中間台枠と上部台枠とを互い
    に平面方向に移動可能に積載し、下部台枠と中間台枠と
    の間の数個所に小径ローラとこの小径ローラに対して偏
    心した大径ローラとを一体に設けてなる免震機構を介在
    させて小径ローラを下部台枠側に接して転動させると共
    に大径ローラを中間台枠側に接して転動させるようする
    一方、中間台枠と上部台枠との間の数個所に上記免震機
    構と同じ免震機構を上記免震機構と直交方向に向けて介
    在させてその小径ローラを中間台枠側に接して転動させ
    ると共に大径ローラを上部台枠側に接して転動させるよ
    うにしてなる免震台を構成し、この免震台の下部台枠を
    設置面に固定すると共に上部台枠上に展示ケース本体を
    載置してなることを特徴とする免震台を備えた展示ケー
    ス。
  6. 【請求項6】 下部台枠と中間台枠及び上部台枠には、
    展示ケース本体の下端部外装壁面と横断面が同一形状、
    同一大きさの外装枠部を有していて上下台枠の外装枠部
    の上下対向端面間にこれらの台枠の水平方向の相対移動
    を許容する隙間を設けていると共に上部台枠の外装枠部
    を展示ケース本体の下端部外装壁面と面一状態に一体的
    に連設していることを特徴とする請求項5記載の免震台
    を備えた展示ケース。
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