JPH10281187A - 流体継手装置 - Google Patents

流体継手装置

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Publication number
JPH10281187A
JPH10281187A JP10086715A JP8671598A JPH10281187A JP H10281187 A JPH10281187 A JP H10281187A JP 10086715 A JP10086715 A JP 10086715A JP 8671598 A JP8671598 A JP 8671598A JP H10281187 A JPH10281187 A JP H10281187A
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JP
Japan
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fluid
rotary joint
coupling device
joint member
working chamber
Prior art date
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Application number
JP10086715A
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English (en)
Inventor
Gerald Marion Light
マリオン ライト ジェラルド
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Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
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Publication date
Application filed by Eaton Corp filed Critical Eaton Corp
Publication of JPH10281187A publication Critical patent/JPH10281187A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/02Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
    • F16D35/021Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
    • F16D35/024Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves the valve being actuated electrically, e.g. by an electromagnet

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に低いアイドル速度を周期的に必要とす
る重積載用大型車両に適合する形式の改良された粘性流
体継手装置を提供すること。 【解決手段】 カバー部材49を有する入力継手部材35に
流体貯蔵室51を形成し、カバー部材は、弁アーム55によ
り流れが制御される充填ポートを有し、入力継手部材は
ハウジング部材とカバー部材からなる出力継手部材と協
動して、流体作動室47を形成する。流体は、流体作動室
47から通路63,65,を通り、流体継手装置11の回転軸上に
配置され、かつカバー部材49の中央開口を貫通する円筒
部分によって形成される通路67に放出される。回転軸位
置において、放出流体は流体貯蔵室51に戻され、車両用
エンジンとファン駆動装置が長期間停止後において、流
体が貯蔵室51から作動室47内にブリードバックされない
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータ用冷却
ファンを駆動するための粘性ファン駆動装置、特に、重
積載用大型車両に適合して用いられるファン駆動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】粘性流体継手は、長い年月に渡って、内
燃エンジンのラジエータ用冷却ファンを駆動するための
ファン駆動装置として使用されてきた。粘性流体継手を
用いる第1の理由は、ファンを機械的に、かつ直接駆動
するよりもむしろラジエータ用の冷却ファンによって消
耗されるパワー出力を減少できることである。
【0003】粘性ファン駆動装置は、自動車に使用さ
れ、また最近では軽トラックにも使用されている。いず
れの場合でも、当業者には良く知られるように、粘性フ
ァン駆動装置は、車両の進行方向に向いた軸線に沿って
配置される縦置きエンジンにのみ使用される。
【0004】一般的に、ディーゼルエンジンを備えてい
るクラス8に対応するトラック等の大型車両では、空気
圧作動の摩擦クラッチ等のオンオフクラッチによって駆
動されるラジエータ用冷却ファンを利用してきた。この
ようなクラッチでは、入力がONのときの速度で出力が
駆動されるかあるいは切り離され、また入力がOFFで
は全く駆動されない。
【0005】このようなオンオフクラッチは、大型車両
においては一般的に満足されるものであったが、それで
もクラッチ固有の制限を備えている。それは、ファンを
作動させるために十分な入力速度ではないが、入力速度
に対する出力速度の比においてほぼ制御可能な状態にあ
る作動条件である場合、ラジエータ用冷却ファンを「調
整(modulate)」できることが、自動車製造業者及びドラ
イバーにとって望ましいと思われている。
【0006】このような調整は、摩擦係合式のオンオフ
クラッチでは容易に行うことができない。しかしなが
ら、このような調整は、粘性継手を用いると容易に行う
ことができる。
【0007】また、自動車製造業者及びドライバーにと
って、ファン駆動装置の制御は、オープン−ループ型で
あることが望ましいと思われている。この形式では、実
際のファン速度が監視されかつ制御をフィードバックす
る入力を使用するクローズド−ループ型に比較して、入
力速度に対するファン速度の比の選択を、比較的安いア
クチュエータによって行うことができるからである。ま
た、粘性流体継手は、このようなオープン−ループ制御
に特に適している。
【0008】しかし、残念なことに、従来の粘性ファン
駆動装置は、いくつかの理由により、重積載用大型車両
に対してうまく適合するものではなかった。それは、第
1に、一般的に商業的な粘性ファン駆動装置は、大部分
のファン駆動装置に利用できるような出力速度で回転す
る流体貯蔵室を備えている。しかし、重積載用大型車両
では、非常に低いアイドル速度を必要とし、粘性ファン
駆動装置において、出力部材(および流体貯蔵室)が非
常にゆっくりと回転すると、当業者に良く知られている
ように、ファン駆動装置は、粘性流体を介してクラッチ
係合した作動を達成することが非常に難しくなる。
【0009】第2に、従来の商業的な粘性ファン駆動装
置は、大型車両内のラジエータを冷却するのに必要とさ
れる、大きくて重量のあるファンを駆動するために適用
できるように作られていなかった。これは、従来例のフ
ァン駆動装置を、エンジンのウォータポンプから伸びる
軸上に設けたかみ合いフランジに入力軸フランジを取り
付ける従来のファン取付方法において当てはまる。この
結果、ファン駆動装置は、片持ち式に取り付けられ、実
質的にオーバーハング(overhung)荷重となる。このよう
な取付構造は、小型自動車のファン駆動装置の場合に受
け入れられるが、クラス8に対応するトラックに適合す
る、より大きなファン駆動装置の場合には全体として不
適格である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、非常に低いアイドル速度を周期的に必要とする
重積載用大型車両に適合する形式の改良された粘性流体
継手装置を提供することである。
【0011】また、本発明の別の目的は、上記目的を達
成するとともに、重積載用大型車両に必要とされる比較
的大きくかつ重量のあるファンを駆動できる改良された
粘性流体継手装置を提供することである。
【0012】本発明の更なる目的は、トラック用ファン
駆動装置が調整能力を有し、かつオープン−ループ形式
で制御できる改良された粘性流体継手装置を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は各請求項に記載の構成を有している。本発
明の流体継手装置では、回転軸を定める第1回転継手部
材と、この第1回転継手部材と組み合って流体作動室を
形成する第1包囲体手段と、流体作動室内に配置された
第2回転継手部材と、この第2回転継手部材と組み合っ
て流体貯蔵室を形成する第2包囲体手段と、前記流体作
動室と連通し、第1,第2回転継手部材の間に形成され
る粘性剪断空間と、第2回転継手部材に入力トルクを伝
達する入力軸手段と、第2包囲体手段に形成される流体
充填ポートと、この流体充填ポートを通る流体の連通を
阻止する第1位置と流体充填ポートを介して流体貯蔵室
から流体作動室に流体を連通させる第2位置との間を移
動可能な弁アームと、この弁アーム及び前記入力軸手段
と連動し、入力信号に応答して前記第1,第2位置間で
弁アームを移動させるアクチュエータ手段と、第1回転
継手部材に設けられかつ第1,第2回転継手部材との間
の相対回転に応じて流体作動室から流体貯蔵室に流体を
送り出すポンプ手段とを備えている。
【0014】そして、この装置の改良された構成は、弁
アームが、流体貯蔵室内に配置されかつ前記回転軸の回
りに回転可能とされ、また、ポンプ手段が、第1回転継
手部材と第1包囲体手段からなる組立体内に設けられ、
前記流体作動室に隣接する外周部から回転軸に対して並
置された位置にある流体貯蔵室に流体を連通する放出通
路を形成していることを特徴としている。
【0015】本発明の別の構成によれば、粘性流体継手
装置は、さらに、第2回転継手部材に固定されて共転可
能な1つの入力軸手段と、車両用エンジンに対して固定
される取付ブラケットと、この取付ブラケットと前記入
力手段の間に配置される軸受手段とを備えていることを
特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の構成を制限するもので
はなく、粘性ファン駆動装置(粘性流体継手装置)及び
そのブラケット取付構造を示しており、これらの装置
は、クラス8に対応するトラック等の車両に使用される
ディーゼルエンジンのためのラジエータ用冷却ファンと
して、特に、重積載用大型車両に適合している。
【0017】図1に示したこの粘性ファン駆動装置は、
粘性流体継手11、入力軸駆動用のプーリ部材13、及
び取付ブラケット組立体15を含んでいる。しかし、あ
る場合には、図1に示す全体構造を、以下の説明、また
特許請求の範囲の記載において粘性流体継手装置ともい
う。
【0018】取付ブラケット組立体15は、図示しない
エンジンのシリンダブロックに一般的にボルトで固定さ
れるブラケット部分17を有する。この組立体15は、
また、好ましくは、ブラケット部分17と一体構成のほ
ぼ円筒状の入力軸支持部分19を有している。
【0019】この支持部分19内には、一対の軸受セッ
ト(軸受手段)21,23が設けられ、これらの軸受セ
ットは、その間に適当なスペーサを備えている。また、
入力軸25(入力軸手段)が軸受セット21,23によ
って回転可能に支持されており、軸受セット21,23
は、この入力軸の後側部分に配置されている。
【0020】入力軸駆動用のプーリ部材13は、ほぼ円
筒形のベルト係合部分27を有し、このベルト係合部分
は、入力軸支持部分の一部の回りを取り巻くように配置
され、比較的に取付ブラケット組立体15をコンパクト
に包囲している。さらに、プーリ部材13は、入力軸2
5の中間部分の回りに配置されたハブ部分29を有して
おり、このハブ部分は前側軸受セット21の間近に配置
され、入力軸25の外周回りに、ローリング作業または
従来公知の他の適当な手段によって形成された形成され
た一組のセレーション31上に圧入されている。入力軸
25は、以下に記載する機能を有する前側に設けた一組
のセレーション33を備えている。
【0021】粘性流体継手11(ファン駆動装置)は、
入力継手部材(第2回転継手部材)35を有し、この入
力継手部材は、本形態では、アルミニウム材料のダイカ
スト部材からなり、その径方向内周部分には鋼製のイン
サート部材37(図2参照)を含んでいる。このインサ
ート部材は、前側のセレーション33に圧入され、めね
じを有するナットによって固定されている。粘性流体継
手11は、ダイカスト製のハウジング部材(第1回転継
手部材)41、カバー部材(第1包囲体手段)43から
なる出力継手部材を含んでいる。部材41と部材43
は、組立体として従来公知の方法で、外周部分が一体に
固定されている。図1に概略的に示されたラジエータ用
冷却ファンFが適当な方法でカバー部材43に取付けら
れている。
【0022】入力軸25の前側部分は、ハウジング部材
41の内径部に位置する2連のボール軸受組45の内側
レースとして機能する。ハウジング部材41とカバー部
材43は、協動して流体作動室47を形成する。こうし
て、入力継手部材35が流体作動室47内に配置され
る。
【0023】入力継手部材35は、好ましくはプレス部
品からなるカバー部材(第2包囲体手段)49を有して
おり、入力継手部材35の前側表面にこのカバー部材4
9の外周部が転造作業により保持される。入力継手部材
35の半径方向内側部材は、カバー部材49と協動して
流体貯蔵室51を形成する。それゆえ、この粘性流体継
手11は、貯蔵室内蔵式クラッチ(reservoir in clutc
h) の形式となる。カバー部材49は、この分野の当業
者によって良く知られているように、弁アーム55によ
って選択的に開閉される流体充填ポート53を形成す
る。
【0024】弁アーム55は、回転式であり、本形態で
は、入力軸25によって形成される円筒開口を貫通する
弁軸(シャフト部材)57によって回転する。弁軸57
は、この軸の前端に固定された弁アーム55を有し、こ
のアームと一体に回転する。
【0025】弁アーム55と弁軸57の回転は、概略的
に符号59で示す適当な回転アクチュエータによって達
成されるが、これは、本発明のアクチュエータ手段の一
部を形成するにすぎない。一般的に、アクチュエータ5
9は、図1で一対の電気リード線60により表された電
気入力信号の変化に応じて作動する電磁コイル59cを
含んでいる。したがって、弁軸57とアクチュエータ5
9によりアクチュエータ手段を構成する。
【0026】しかし、本発明は、特定のアクチュエータ
構造に制限されるものではない。当業者には理解できる
ように、充填ポート53及び弁アーム55は、一般的に
公知の構造であれば良く、これらの構造は、回転アクチ
ュエータ59によって弁軸57及び弁アーム55に与え
られる回転量を決定する。
【0027】入力継手部材35は、公知のように、ハウ
ジング部材41の隣接表面と協動する後側表面に複数の
指状突起のランド部と複数の溝を形成する。また、入力
継手部材35の前側表面にも、同様に、カバー部材43
の隣接表面と協動する複数の指状突起のランド部と複数
の溝を形成している。いずれの場合においても、ランド
と溝は、その間に曲がりくねった粘性剪断空間47aを
形成し、以下の記載では、流体作動室47としても示さ
れることになる。
【0028】ハウジング部材41とカバー部材43は、
協動して入力継手部材35の最外周部の回りに隣接配置
されたポンプ手段61を形成する。流体作動室(粘性剪
断空間)47の外周部から吐出または排出される流体
が、ある角度で傾斜する通路63によって半径方向内方
に伸びる通路65に連通している。
【0029】図2において、半径方向通路65は、短い
軸方向伸長通路67に連通するまで、内方に伸びてい
る。この通路67は、カバー部材43から後側に突出す
る略円筒部分69によって部分的に形成されている。こ
の円筒部分69は、軸方向伸長通路67が入力継手部材
11の回転軸A、プーリ部材13及び入力軸25に対し
てほぼ同心に配置されかつ並置されるように設けられて
いる。こうして、通路63,通路65,通路67は、流
体貯蔵室47に流体を連通させるための放出通路を構成
する。
【0030】好ましくは、円筒部分69は、十分な距離
を取って後側に伸びておりカバー部材49に形成された
円形の中央開口71を貫通している。その結果、流体作
動室47の外周部から排出される流体は、通路63,6
5を通って流れ、さらに、通路67を軸方向に流れて回
転軸A上にある流体貯蔵室51に入る。この流体は、半
径方向外側に流れて流体貯蔵室51の外周回りに流体メ
ニスカス(meniscus)を形成する。この位置にある流体
は、充填ポート53が弁アーム55によって閉鎖されな
い間、毛細管現象により充填ポート53を通って、流体
作動室47へと排出される。
【0031】こうして、本発明は、流体貯蔵室内蔵式ク
ラッチを有し、かつ非常に低いアイドル速度を必要とす
る重積載車両に好適な流体継手装置を提供する。貯蔵室
51は、入力速度手段で常時回転しているので、ファン
駆動装置の出力が、非常に低い速度で作動を継続してい
た後でさえも、弁アーム55を作動し、その結果、早く
回転する貯蔵室51からよりゆっくりと回転する作動室
47に比較的急速に流体が流れる。
【0032】従来の流体貯蔵室内蔵式のクラッチ装置の
1つの問題点は、流体が「ブリードバック(bleed back)
する傾向があり、ファン駆動装置が停止中に貯蔵室から
作動室へ流体が流れる。こうして、車両の長時間運転停
止後に、エンジンを最初に始動した時、作動室内に含ま
れた流体によって早朝時に冷えたブレーキが効力発揮す
るモーニングシックネスの問題を導く。また、エンジン
の始動時に冷却する必要がないのに、ファンが必要以上
の高い速度で回転する場合も起こる。
【0033】このような状態は、実質的にエンジン出力
を浪費することにより起こり、好ましくない騒音を出
す。本発明の第1の重要な特徴は、流体の放出及び戻り
流路によって従来の流体貯蔵室内蔵式クラッチの設計に
おける欠点を解消することである。通路67と円筒部分
69の配置構成によって、ファン駆動装置11の回転方
向に係わらず、エンジンが長時間運転停止状態にあると
き、流体は、貯蔵室51内に残り、この貯蔵室51から
作動室47に戻るようにする流路は形成されない。上記
の点は、ファン駆動装置内の流体がすべて貯蔵室にあ
り、かつファン駆動装置が停止中にあるとき、流体レベ
ルが円形開口71よりも下方にあるように貯蔵室51の
大きさが定められている場合に当てはまる。
【0034】当業者であれば良く理解できるように、放
出流体が、回転軸に対してほとんど半径方向内方に排出
される事実によって、利用されるポンプから吐き出す装
置は、流体をかなり有効に排出できるようになる。しか
し、適切な効率の良いポンプ排出装置は、当業者レベル
の範囲内にあると思われている。
【0035】本発明は、上記のように構成したことか
ら、流体は、流体作動室からポンプ手段を介して放出通
路を通り、流体継手装置の回転軸上に配置され、かつカ
バー部材の中央開口を貫通する円筒部分によって形成さ
れる通路に放出されるので、回転軸位置において、放出
流体は流体貯蔵室に戻され、その結果、車両用エンジン
とファン駆動装置が長期間停止後において、流体が貯蔵
室から作動室47内にブリードバックしないようにするこ
とができる。
【0036】これまで本発明の実施の形態に関して説明
してきたが、本発明の種々の変更及び修正が当業者にと
って可能であり、これらの変更及び修正は、本発明に含
まれるものであり、添付された特許請求の範囲またはそ
の技術的思想においてのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る粘性流体ファン駆動装置
とそのための取付ブラケットにおける軸方向断面図であ
る。
【図2】図2は、本発明の1つの特徴を示す図1と同様
の拡大した部分軸方向断面図である。
【符号の説明】
25 入力軸 35 入力継手部材 41 ハウジング部材 43 カバー部材(第1包囲体手段) 47 流体作動室 49 カバー部材(第2包囲体手段) 51 流体貯蔵室 53 流体充填ポート 55 弁アーム 57 軸方向伸長通路 59 円筒部分 60 入力信号 61 ポンプ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A.

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸(A) を定める第1回転継手部材(41)
    と、この第1回転継手部材(41)と組み合って流体作動室
    (47)を形成する第1包囲体手段(43)と、前記流体作動室
    (47)内に配置された第2回転継手部材(35)と、この第2
    回転継手部材(35)と組み合って流体貯蔵室(51)を形成す
    る第2包囲体手段(49)と、前記流体作動室と連通し、前
    記第1,第2回転継手部材の間に形成される粘性剪断空
    間(47a) と、前記第2回転継手部材(35)に入力トルクを
    伝達する入力軸手段(25)と、前記第2包囲体手段(49)に
    形成される流体充填ポート(53)と、この流体充填ポート
    (53)を通る流体の連通を阻止する第1位置と前記流体充
    填ポート(53)を介して前記流体貯蔵室(51)から流体作動
    室(47)に流体を連通させる第2位置との間を移動可能な
    弁アーム(55)と、この弁アーム(55)及び前記入力軸手段
    (25)と連動し、入力信号(60)に応答して前記第1,第2
    位置間で前記弁アーム(55)を移動させるアクチュエータ
    手段(57,59) と、前記第1回転継手部材(41)に設けられ
    かつ前記第1,第2回転継手部材(41,35) との間の相対
    回転に応じて前記流体作動室(47)から前記流体貯蔵室(5
    1)に流体を送り出すポンプ手段(61)と、を備えている形
    式の流体継手装置において、(a) 前記弁アーム(55)が、
    前記流体貯蔵室(51)内に配置されかつ前記回転軸(A)の
    回りに回転可能とされ、(b) 前記ポンプ手段(61)が、前
    記第1回転継手部材(41)と第1包囲体手段(43)からなる
    組立体(41,43) 内に設けられ、前記流体作動室(47)に隣
    接する外周部から前記回転軸(A) に対して並置された位
    置にある前記流体貯蔵室(51)に流体を連通する放出通路
    (63,65,67)を形成していることを特徴とする流体継手装
    置。
  2. 【請求項2】アクチュエータ手段(57,59) は、弁アーム
    (55)に固定された回転可能なシャフト部材(57)を含み、
    かつ第1回転継手部材(41)の回転軸(A) にほぼ一致する
    回転軸を有していることを特徴とする請求項1記載の流
    体継手装置。
  3. 【請求項3】アクチュエータ手段(57,59) は、さらに、
    電気入力信号(60)に応答して前記シャフト部材(57)を回
    転するための電磁コイル(59c) を含む形式であることを
    特徴とする請求項2記載の流体継手装置。
  4. 【請求項4】第2包囲体手段(49)は、流体充填ポート(5
    3)と、前記回転軸(A) の回りに同心に配置された中央開
    口(71)とを形成するプレート状部材(49)を含み、前記組
    立体(41,43) によって形成された放出通路(63,65,67)
    は、前記中央開口(71)の間近に配置された放出開口を有
    する軸方向伸長通路(67)を含んでいることを特徴とする
    請求項1記載の流体継手装置。
  5. 【請求項5】第1回転継手部材(41)と第1包囲体手段(4
    3)の組立体は、前記軸方向伸長通路(67)を形成する外側
    に突出する略円筒部分(69)を含み、この略円筒部分(69)
    は、軸方向に伸びて前記中央開口(71)内に延在し、前記
    放出通路の開口は、流体貯蔵室(51)内に配置されている
    ことを特徴とする請求項4記載の流体継手装置。
  6. 【請求項6】第2回転継手部材(35)に固定されて共転可
    能な1つの入力軸手段(25)と、車両用エンジンに対して
    固定される取付ブラケット(15,17,19)と、この取付ブラ
    ケットと前記入力手段(25)の間に配置される軸受手段(2
    1,23) とを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    流体継手装置。
  7. 【請求項7】第2回転継手部材(35)と取付ブラケット(1
    5,17,19)の間の軸方向に配置された位置に入力軸手段(2
    5)に固定された部分を有するプーリ部材(13)を含んでい
    ることを特徴とする請求項6記載の流体継手装置。
JP10086715A 1997-04-09 1998-03-31 流体継手装置 Pending JPH10281187A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US831549 1997-04-09
US08/831,549 US5893442A (en) 1997-04-09 1997-04-09 Heavy duty viscous fan drive and bracket mounting assembly therefor

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10281187A true JPH10281187A (ja) 1998-10-20

Family

ID=25259307

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