JP2009527681A - ファン駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファン駆動装置を改良する。
【解決手段】少なくとも1つのファンホイール(2、82)を駆動するためのファン駆動装置(1、50、70、80、100、120、140、170、180、200)が、少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素(9、121、143)と、前記少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素(9、121、143)と流体摩擦式にトルク伝達可能に結合可能な少なくとも1つの被動ディスク(13、142)とを有する。少なくとも1つのトルク伝達室が少なくとも1つの流体を流通可能であり、流体の質量流量が弁要素(30)によって調節可能であり、弁要素(30)が少なくとも1つのアクチュエータ(26、27、101、102、147、148)で操作可能である。アクチュエータ(26、27、56、57、101、102、147、148)が少なくとも部分的に、エンジンユニットに固着するための少なくとも1つの保持要素(33、51)内に配置されている
【選択図】図2

Description

本発明は、少なくとも1つのファンホイールを駆動するためのファン駆動装置であって、少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素と、前記少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素と流体摩擦式にトルク伝達可能に結合可能な少なくとも1つの被動ディスクとを有し、少なくとも1つのトルク伝達室が少なくとも1つの流体を流通可能であり、流体の質量流量が弁要素によって調節可能であり、弁要素が少なくとも1つのアクチュエータで操作可能であるファン駆動装置に関する。
冷却材冷却器、給気冷却器、油冷却器、空調装置用凝縮器、空調装置用気体冷却器等の熱交換器を冷却するためのファンは公知である。これらのファンは少なくとも1つの電気駆動装置および/または少なくとも1つの流体摩擦クラッチによって駆動される。
ファンは特に、内燃機関を備えた自動車のエンジン冷却に役立つ。ファンはしばしばエンジン前壁の個別の支承ピン上に配置されている。ふつう、ファンはベルト駆動装置によって駆動されまたは駆動可能である。
乾式摩擦原理に従って断続を可能とするクラッチ装置が公知である。これらのクラッチ装置は空圧式または電磁式に操作することができる。これらのクラッチ装置はふつうベルトプーリを有し、このベルトプーリでベルト駆動装置は駆動可能である。駆動可能なベルトプーリの支承装置はふつう、回転しない支承ピンを有する。さらにクラッチ装置はふつう空圧式または電磁式操作装置を有する。組立時クラッチ装置はふつうまずファンなしに、特にファンホイールなしにエンジン前壁に固着され、ベルト駆動装置と結合される。引き続きファン、特にファンホイールが組付けられる。
この組立順序は、大きな重量が作用するクラッチ装置の場合特に有利である。
公知のクラッチ装置は被動回転数の無段調節を有していない。ファンは摩擦接合式に直接駆動されるか、または支承装置の残留ドラグトルクを介してごく僅かな無負荷回転数に留まるかのいずれかである。高いファン出力、僅かな騒音発生、エネルギー利用の改善等の要求は前記ファンでは可能でない。
つまり僅かな無負荷回転数が運転時に十分でない場合、ファンの最大係合が行われる。これはごく多くのエネルギーを消費し、騒音発生を生じ、そのことで乗員の走行快適性が損なわれる。
さらに、流体摩擦原理に従って連続的に調節するファン駆動装置が公知である。これらのファン駆動装置は組立前にファンと結合される。車両はふつう、特にエンジン前壁に予め組付けられる軸受装置を有する。ふつうこの軸受装置上にベルトプーリが配置されており、このベルトプーリがベルトで駆動される。次に車両組立時、ふつうファンとファン駆動装置とから成る予め組付けられた構造ユニットに回転するハブが摺着される。組付けるべき要素に作用する高い重量のゆえに、組立はふつうきわめて厄介である。流体摩擦原理に従って機能するファン駆動装置では、駆動装置が温度を介して、例えばバイメタルを介して直接制御される。このため、ふつう駆動装置の回転する正面にバイメタル操作装置が配置されている。というのも、このため車両冷却器から流出する冷却空気が制御量として使用されるからである。
バイメタルによる流体摩擦クラッチの制御の他に、電磁駆動可能な流体摩擦クラッチが公知である。その際、回転しない電磁コイルが使用される。回転しないこの電磁コイルはバイメタルによって制御される流体摩擦クラッチと比較して付加的軸受を必要とする。さらに、回転する部材の領域で電気端子を支える必要がある。
流体摩擦原理に従って機能するファン駆動装置は、熱を発生するスリップ出力を有する。この熱がクラッチ部材の加熱をもたらす。生成されるスリップ出力は伝達トルクに比例し、駆動回転数と被動回転数との間の差に比例している。ファン駆動装置、特に流体摩擦クラッチは、特定温度を超えてはならない部材を有する。これらの部材は例えば軸受、特に転がり軸受である。生成する熱をクラッチから導出するためにクラッチハウジングはふつう冷却フィンを備えており、冷却フィンは周囲空気への熱伝達を改善しなければならない。これらの冷却フィンはふつう、回転するクラッチハウジング上に半径方向で配置されている。
流体摩擦クラッチのクラッチハウジングがファン、特にファンホイールの回転数で回転するようになったファン駆動装置が公知である。ファン、特にファンホイールの回転数は駆動回転数よりも小さい。クラッチハウジングの回転時、遠心力のゆえに強制対流が起き、この対流はクラッチハウジングの回転数の2乗で高まる。ファンの係合度が僅かなとき、すなわち被動回転数が小さいとき、クラッチハウジングの冷却は比較的僅かである。係合度が30%〜70%のとき特別多くの熱が発生される。排出される熱出力が最少であるので、熱勘定における最大の不足はふつう30%〜40%のファン係合範囲にある。
特許文献1により特に自動車ファン用の流体摩擦クラッチが公知である。この流体摩擦クラッチは駆動体と被動体との解除状態のとき駆動体内に貯蔵室を有し、この貯蔵室は作動流体を十分に受容する。クラッチが作動されると作動流体は貯蔵室からクラッチ領域に達する。作動流体によってクラッチ領域において駆動体と被動体との間の隙間が少なくとも部分的に閉じられ、トルクが伝達される。被動体は同軸突起を有する。さらに、特許文献1のクラッチ装置は流れ経路を閉鎖開放するための可制御機構を有する。第1位置のときこの機構は作動流体をクラッチ領域に流入させるために流れ経路を開放し、還流を閉鎖する。第2位置のとき機構は流入を閉鎖し、還流を開放する。トルク機構は実質的に、摩擦接合式に制御軸に結合された接極子と、摩擦接合式に駆動軸に結合された磁束U伝導輪と、ハウジング内に相対回転不能に配置されるコイルとを有する。コイルに通電すると、接極子と磁束伝導輪との間に電流依存トルクが発生し、制御軸が駆動軸に対して相対的に回される。電磁制御式トルクおよび制御機構は、相対回転不能に転がり軸受を介して駆動軸上に固定されたコイル部分と、被動軸と一緒に回転する調整要素とから成る。
特許文献2により自動車用ファン駆動装置が公知である。流体摩擦クラッチは補機に配置されている。これにより流体摩擦クラッチは、ファンハブに一体化された場合よりも高い回転数で回転し、一層良好に冷却空気を付加されるので、一層良好に冷却される。特許文献2ではベルトプーリを有するファン駆動装置が開示されている。駆動されるベルトプーリはボルトによって相対回転不能にハウジングもしくはハウジングカバーと結合され、軸受を介して回転可能に駆動軸で支えられている。こうして駆動はベルト駆動装置からハウジングに、すなわちクラッチ被動側に直接行われる。ベルトプーリはフライホイールを介して駆動軸を駆動し、従ってファンを含むハウジングを駆動する。ベルト駆動装置がクラッチを介して係合されると、ベルトプーリの回転数が駆動軸よりも大きく、これによりハウジングはベルトプーリによって直接駆動され、駆動軸はフライホイールの結果オーバランされる。フランジ軸からの駆動はもはや起きない。こうしてファンは高い回転数で作動する。特許文献2がさらに開示している流体摩擦クラッチはそれ自体でも高い回転数で作動し、正面側で一層良好に冷却されており、これにより高い損失出力もしくはスリップ出力を排出することができる。
特許文献3には自動車内の水ポンプ用の調節可能な駆動装置が開示されている。この調節可能な駆動装置は回転可能に支承された軸を有し、この軸に少なくとも1つの相対回転不能に支承された被動体と少なくとも1つの回転可能に支承された駆動体とが配置されている。駆動体と被動体との間に配置されたクラッチ領域が粘性流体を受容できる。調節可能な駆動装置は少なくとも1つの第1流れ経路と少なくとも1つの第2流れ経路とを有し、流れ経路は流体貯蔵室を駆動体と被動体との間のクラッチ領域と結合する。調節可能な駆動装置はさらに、少なくとも1つのアクチュエータでその位置を変更可能な機構を有する。この機構は駆動装置の少なくとも1つの流れ経路の少なくとも1つの貫通開口部を変更する。前記少なくとも1つのアクチュエータで弁の操作が行われる。前記少なくとも1つのアクチュエータは回転するクラッチの外側に配置されている。弁は磁気制御可能である。これは特にシート弁である。磁気制御可能な機構は軸線方向で移動可能な少なくとも1つの接極子を有し、この接極子に磁気調整力が作用する。回転数を検出するためのパルス発生器が駆動装置および/または冷却材ポンプの軸に設けられている。
独国特許出願公開第10338432号明細書 独国特許出願公開第10324314号明細書 独国特許出願公開第102004009073号明細書
本発明の課題は、ファン駆動装置を改良することである。
この課題は、アクチュエータが少なくとも部分的に、エンジンユニットに固着するための少なくとも1つの保持要素内に配置されていることによって解決される。
発明の実施の形態
提案されるのは、少なくとも1つのファンホイールを駆動するためのファン駆動装置であって、少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素と、前記少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素と流体摩擦式にトルク伝達可能に結合可能な少なくとも1つの被動ディスクとを有し、少なくとも1つのトルク伝達室が少なくとも1つの流体を流通可能であり、流体の質量流量が弁要素によって調節可能であり、弁要素が少なくとも1つのアクチュエータで操作可能であり、アクチュエータが少なくとも部分的に、エンジンユニットに固着するための少なくとも1つの保持要素内に配置されている。
前記少なくとも1つの第1ハウジング要素は駆動可能であり、もしくは駆動することができ、もしくは駆動される。さらに、前記少なくとも1つのハウジング要素は冷却可能であり、もしくは冷却することができ、もしくは冷却される。前記少なくとも1つの駆動ディスクは前記少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能なハウジング要素と流体摩擦式にトルク伝達可能に結合可能であり、もしくは結合することができ、もしくは結合される。
流体摩擦式にトルク伝達可能とは、流体粒子の間で作用する摩擦力に基づいて前記少なくとも1つの第1ハウジング要素と前記少なくとも1つの被動ディスクとの間で少なくとも1つのトルクが伝達可能であり、もしくは伝達することができ、もしくは伝達されるとのことである。
少なくとも1つのトルク伝達室が少なくとも1つの流体を流通可能であり、もしくは少なくとも1つの流体を流通させることができ、もしくは少なくとも1つの流体を流通させる。
トルク伝達室とは、特に、少なくとも1つの第1ハウジング要素内に形成された室のことである。この室内で、少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素から少なくとも1つの被動ディスクへとトルクの伝達が特に流体摩擦式に行うことができる。
流体、特に粘性流体の質量流量は弁要素によって調節可能であり、もしくは弁要素によって調節することができ、もしくは弁要素によって調節される。この弁要素は少なくとも1つのアクチュエータによって操作可能であり、もしくは操作することができ、もしくは操作される。アクチュエータとは特にコイル、特に電磁コイルのことである。
アクチュエータ、特にコイルは、少なくとも部分的に、エンジンユニットに固着するための少なくとも1つの保持要素内に配置されている。
アクチュエータは全体として、または部分的にのみ、もしくは一部で、前記少なくとも1つの保持要素内に配置しておくことができる。
保持要素とは、特に、エンジンユニットに固着するのに利用することのできるフランジとすることができる。前記少なくとも1つの保持要素、特にフランジは、アクチュエータを配置しておくことのできる少なくとも1つの穴または少なくとも1つの通路または少なくとも1つの開口部を有することができる。
さらに、請求項1の前文に記載のファン駆動装置において、少なくとも1つのセンサが少なくとも部分的に、エンジンユニットに固着するための前記少なくとも1つの保持要素内に配置されていることが提案される。
センサは、例えば被動回転数または駆動回転数を測定することのできる回転数センサとすることができ、さらに、温度を測定するためのセンサとすることができる。センサは少なくとも部分的に前記少なくとも1つの保持要素内に配置されている。保持要素は特にエンジンユニットに固着するためのフランジとすることができる。センサは完全に、または部分的にのみ、もしくは一部で、保持要素内に配置しておくことができる。保持要素は、センサを配置しておくことのできる開口部、少なくとも1つの穴または少なくとも1つの通路を有することができる。
さらに、請求項1の前文に記載のファン駆動装置において、アクチュエータが保持要素上に配置されており、前記少なくとも1つのセンサが少なくとも部分的に前記少なくとも1つの保持要素内に配置されていることが提案される。
アクチュエータは特にコイル、特に電磁コイルとすることができ、保持要素上に配置しておくことができ、および/または少なくとも部分的に保持要素と結合し、または少なくとも部分的に保持要素上で固着しておくことができる。保持要素とは特にフランジのことである。少なくとも1つのセンサは完全に、または少なくとも部分的に、もしくは一部で、前記少なくとも1つの保持要素内に配置しておくことができる。センサは回転数測定センサおよび/または温度測定センサとすることができる。
さらに、請求項1の前文に記載のファン駆動装置において、アクチュエータが冷却材ポンプ上に配置されており、少なくとも1つのハブと1つのベルトプーリが磁束伝導式に形成されていることが提案される。
アクチュエータは、冷却材ポンプ上に配置されるコイル、特に電磁コイルとすることができる。冷却材ポンプは、冷却材冷却器の冷却材、特に冷却液、特に冷却水の給排に利用することができる。
ハブとは特に、軸に結合されまたは結合しておくことのできる部材の穴状凹部のことである。少なくとも1つのハブと1つのベルトプーリは磁束伝導式に形成されている。
磁束伝導式とは、磁束を伝導する材料から前記少なくとも1つのハブと前記少なくとも1つのベルトプーリが形成されていることである。
有利な1構成においてアクチュエータは電磁コイルである。電磁コイルは、安価で容易に制御可能であるので特別有利である。
有利な1構成において、前記少なくとも1つのハウジング要素は少なくとも前記1つのベルトプーリによって駆動可能である。特に、前記少なくとも1つのベルトプーリは前記少なくとも第1ハウジング要素を駆動することができ、もしくはこれを駆動する。特別有利なことにハウジング要素は高い駆動回転数で駆動することができ、前記少なくとも第1ハウジング要素は特別有利なことに冷却可能である。
好ましい1構成において、トルク伝達室は粘性流体を少なくとも1つの穴に流通可能であり、もしくは少なくとも1つの穴に流通させる。特に粘性流体は前記少なくとも1つの穴を通してトルク伝達室に流入できる。こうして特別有利なことにさまざまなトルクを前記少なくとも1つのハウジング要素から前記少なくとも1つの駆動ディスクへと伝達することができる。
好ましくはさらに、保持要素が相対回転不能に配置されるフランジであるようにすることができる。保持要素は特別有利にはエンジンユニットに配置もしくは固着することができる。
さらに、前記第1ハウジング要素および/または少なくとも1つの第2ハウジング要素が同軸ラビリンス状第1凹部を有し、被動ディスクがこれに対応した同軸ラビリンス状第2凹部を有するようにすることができる。
こうして特別有利なことに少なくとも1つのトルク、特にさまざまなトルクを前記第1ハウジング要素および/または前記第2ハウジング要素から被動ディスクへと流体摩擦力によって伝達することができる。
他の有利な1実施において、第1、第2凹部は少なくとも部分的に流体を流通可能であり、これにより特にハウジング要素の少なくとも1つのトルクは被動ディスクに伝達可能である。こうして特別有利なことに少なくとも1つのトルク、特にさまざまなトルクをハウジング要素から被動ディスクへと伝達することができる。
有利な1構成において、流体の粘性を堰き止めするための少なくとも1つの突片要素が被動ディスクから形成されている。特別有利なことに粘性流体はトルク伝達室から導出することができる。
有利な1構成において、ファン駆動装置は粘性流体を貯蔵するための少なくとも1つの貯蔵室を有する。こうして特別有利なことに、粘性流体をトルク伝達室に供給することのできる被動ディスクのさまざまな回転数を生成することができる。
さらに、前記少なくとも1つの貯蔵室がベルトプーリの少なくとも1つの駆動回転数で回転するようにすることができる。
こうして、特に前記少なくとも1つのハウジング要素の内部な形成しておくことのできる貯蔵室は特別有利なことに冷却することができる。
有利な1構成において弁要素が弁レバーを有し、第1流れ通路の少なくとも1つの流れ通路開口部がこの弁レバーで閉鎖可能であり、もしくは閉鎖することができる。こうしてトルク伝達室に流通させることのできる粘性流体の質量流量は特別有利なことに調節することができる。
さらに、弁レバーは前記少なくとも1つのハウジング要素と特に弾力的に結合可能とすることができる。特別有利には弁レバーがハウジング要素と結合されている。
有利な1構成において弁レバーは固着点を中心に揺動可能であり、もしくは固着点を中心に揺動することができる。こうして弁レバーは特別有利なことに制御可能である。
有利な1構成においてファン駆動装置は少なくとも1つの軟磁性伝導要素を有する。特別有利なことに磁束は前記少なくとも1つの軟磁性伝導要素を通して伝導することができる。
有利な1構成において、被動回転数を測定するための少なくとも1つの検出要素はファンフランジ軸に、特に中心で配置可能であり、もしくは配置しておくことができ、または配置される。こうしてファンフランジ軸の被動回転数は特別簡単に例えばセンサによって測定することができる。
有利な1構成において[センサは]被動回転数を測定するためのセンサであり、および/またはホールセンサである。こうして被動ディスクもしくはファンフランジ軸の被動回転数は特別簡単かつ安価に測定可能である。
さらに特別有利には、アクチュエータに電力供給するための少なくとも1つの第1ケーブルおよび/またはセンサに電力供給するための第2ケーブルが保持要素内に配置可能であり、もしくは配置されているようにすることができる。こうしてアクチュエータおよび/またはセンサは特別有利なことに電力を供給可能である。
有利な1構成において第1ハウジング要素および/または第2ハウジング要素は冷却フィンを有する。こうして特別有利なことにファン駆動装置は冷却可能であり、高いファン駆動出力用に適している。
さらに、前記少なくとも1つのファンホイールがハウジング要素を冷却するための少なくとも1つの流れ誘導要素を有するようにすることができる。こうしてハウジング要素は特別有利なことになお一層良好に冷却することができ、これによりなお一層高いファン駆動出力を達成することができる。
他の有利な1構成においてファンホイールは、空気を流通させかつハウジング要素を冷却するための少なくとも1つの開口部を有する。こうしてハウジング要素は特別有利なことに冷却可能であり、特別有利なことに高いファン駆動出力を達成することができる。
さらに特別有利なことに、ファンホイールの少なくとも1つのフランジ板が、空気を流通させかつハウジング要素を冷却するための少なくとも1つの開口部を有するようにすることができる。こうしてハウジング要素は特別有利なことに冷却可能であり、高いファン駆動出力を達成することができる。
1構成においてファンホイールの少なくとも1つのフランジ板は、空気を流通させかつハウジング要素を冷却するための少なくとも1つの開口部を有する。こうしてハウジング要素は特別有利なことに冷却することができる。
さらに、ファンホイールの少なくとも1つのフランジ板は、空気を流通させかつハウジング要素を冷却するための前記少なくとも1つの開口部を有する。こうして前記少なくとも1つのハウジング要素は特別有利なことに冷却可能である。
他の有利な1構成において前記少なくとも1つのフランジ板は、少なくとも部分的に、ハウジング要素を冷却するための流れ誘導要素として形成されている。こうして流れ誘導要素は特別簡単に製造可能である。
特別好ましくはさらに、前記少なくとも1つのフランジ板は少なくとも部分的に、ハウジング要素を冷却するための半径方向送風機として形成されているようにすることができる。こうしてハウジング要素は特別有利なことに冷却することができる。
1構成において前記少なくとも1つの開口部はハウジング要素を冷却するための空気取入れ口として形成されている。特に1つの流入開口部を有する一種の流入通路もしくは一種の流入拡散体が空気取入れ口として理解される。こうしてハウジング要素は特別有利なことに冷却可能である。
他の有利な1構成は、ベルトプーリがハウジング要素を冷却するための少なくとも1つのベルトプーリ開口部を有することを特徴としている。こうして前記少なくとも1つのハウジング要素は特別有利なことに冷却可能である。
特別有利にはさらに、ベルトプーリは第1ハウジング要素および/または第2ハウジング要素と嵌合式に、特に螺着によって結合可能とすることができる。こうしてハウジング要素は特別有利なことにベルトプーリによって駆動することができる。
さらに、被動ディスクは被動ディスクの少なくとも1つのハブ部分を冷却するための少なくとも1つの被動ディスク開口部を有するようにすることができる。こうして駆動ディスクの前記少なくとも1つのハブ部分は特別有利なことに冷却することができる。
1構成においてファン駆動装置は第1および/または第2ハウジング要素および/またはベルトプーリを支承するための少なくとも1つの軸受を有する。こうして前記第1および/または第2ハウジング要素および/または前記ベルトプーリは特別有利なことに支承可能である。
さらに、ファン軸の少なくとも1つの軸受座部分は被動ディスクを冷却するための少なくとも1つの特に周方向凹部を有するようにすることができる。こうして前記少なくとも1つの軸受は特別有利なことに冷却可能である。
特別好ましくはさらに、被動ディスクを冷却するための特に劣伝熱性材料から成る少なくとも1つの支承ブシュがファン軸の前記少なくとも1つの軸受座部分上に配置可能であり、もしくは配置されており、もしくは配置することができるようにすることができる。こうして前記少なくとも1つの軸受は特別有利なことに冷却可能である。
他の有利な1構成において被動ディスクは前記少なくとも1つのファンホイールと結合されている。こうしてファンホイールは特別有利なことに駆動可能である。
さらに、駆動可能な前記第1ハウジング要素および/または駆動可能な前記少なくとも第2ハウジング要素が保持要素に関して回転可能に支承されているようにすることができる。
特別有利にはさらに、駆動可能な前記第1ハウジング要素および/または駆動可能な前記少なくとも第2ハウジング要素が被動ディスクに関して回転可能に支承されているようにすることができる。
他の有利な1実施において被動ディスクが保持要素に関して回転可能に支承されている。
有利な1構成において少なくとも1つのベルトプーリ装置は整備目的および/または修理目的のために流体流調節装置から分解可能であり、もしくは分解することができ、もしくは整備目的および/または修理目的のため分解され、および/または特に整備作業および/または修理作業後に流体流調節装置と組立可能に形成されており、もしくは再び流体流調節装置と組み立てることができる。
本発明の他の有利な諸構成は従属の請求項と図面から明らかとなる。
本発明の実施例が図面に示してあり、以下で詳しく説明されるが、そのことによって本発明の限定がなされるものではない。
図1はスリップ出力特性線図SLKFを示す。
スリップ出力特性線図SLKFには、毎分回転数(rpm)の被動回転数ABDが毎分回転数(rpm)の駆動回転数ATDにわたってプロットされている。図示実施例において1200〜3600rpmの駆動回転数ATDと0〜2800rpmの被動回転数ABDがプロットされている。さらに、単位キロワット(kW)のさまざまなスリップ出力のスリップ出力曲線SLKがスリップ出力特性線図SLKFに書き込まれている。図示実施例においてスリップ出力曲線は0.75kW;1kW;1.25kW;1.5kW;1.75kW;2.25kW;2kW;2.5kW;3kW;3.5kW;4kW;4.5kW;5kW;5.5kW;6kW;6.5kW;7kW;7.5kW;8kW;10kWについて書き込まれている。書き込まれたこれらの曲線の中間値は補間によって突き止めることができる。例示的に8kWについてのスリップ出力曲線がSLK8で表してある。
スリップ出力特性線図SLKFにスリップ出力曲線SLKとして書き込まれたスリップ出力は、ファン駆動装置の運転時に、図示しない少なくとも1つの駆動可能なハウジング要素が少なくとも1つのトルクを被動ディスクに伝達する流体摩擦に基づいて発生する。スリップ出力が発生する熱はファン駆動装置から排出されねばならない。この熱がファン駆動装置から排出されないとき、クラッチ、特に粘性クラッチの許容外に高い部材温度が発生し、ファン駆動装置の完全故障を生じ、もしくは生じることがある。
最大達成可能な被動回転数MEABD(rpm)が駆動回転数ATDにわたって曲線として示してある。同様に、定常運転について許容スリップ出力MZSLの限界線が例示的に示してある。この限界線は、ふつう被動回転数ABDに一致した所定のハウジング回転数において排出可能な熱出力を描く。最大許容スリップ出力曲線MZSLによって左側を限定される領域BUHBTはクラッチ、特に粘性クラッチの許容外に高い部材温度をもたらす。図から読み取ることができるように、実質的に2356rpmより大きさ駆動回転数ATDでは許容被動回転数ABDが制限されることを甘受しなければならない。
図2はファン駆動装置1の断面図である。
ファン駆動装置1はファン37のファンホイール2と粘性クラッチ36とベルトプーリ16と保持要素33とを有する。
ファン37はファンハウジング4とファンホイール2とフランジ輪3とを有する。ファンホイール2は実質的にプラスチックから形成されている。特にファンホイール2は射出成形、特にプラスチック射出成形等の一次加工法によって製造されている。ファンホイール2は多数のファン羽根5を有する。
ファン37はさらにファンハウジング4を有する。ファンハウジング4は実質的にプラスチックから形成されている。ファンハウジング4は特に、射出成形、特にプラスチック射出成形等の一次加工法によって製造され、もしくは製造可能である。別の実施例においてファンホイール2および/またはファンハウジング4は低密度を有する材料から形成されている。材料は例えば複合材料、特に繊維複合材料とすることができる。ファンハウジング4内にフランジ輪3が配置されている。フランジ輪3はプラスチック、または例えばアルミニウム等の低密度金属から形成しておくことができる。別の実施例においてファンハウジング4とフランジ輪3は一体に形成されている。別の実施例においてフランジ輪3は単一の板として形成されている。板は円形状、または長方形状、または長円形状、または前記諸形状を有する形状を有することができる。フランジ輪3は少なくとも1つのフランジ板凹部32、特に複数のフランジ板凹部32を有する。フランジ板凹部32は円形状、または長円形状、または角形状、または前記諸形状の組合せ体を有することができる。
ファンハウジング4に少なくとも1つの流れ誘導要素8、特に複数の流れ誘導要素8が配置されている。流れ誘導要素はプラスチックから、または別の例えばアルミニウム等の低密度材料等の材料から形成しておくことができる。流れ誘導要素により、特に空気が空気流れ方向LSに沿ってフランジ輪3のフランジ板凹部32内を流れ、第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10の脇を流れ、粘性クラッチ36、特に第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10を冷却することになる。別の実施例において前記少なくとも1つの流れ誘導要素8はファンハウジング4および/またはフランジ輪3と一体に形成しておくことができる。流れ誘導要素は例えば鋳造、特に射出成形等の一次加工法によって、または例えば曲げ加工またはプレス加工等の塑性加工法によって製造される。
ファン軸6は詳しくは示さないフランジを有する。詳しくは示さないこのフランジにより、ファン軸6は例えばボルトとナット等の少なくとも1つの第1固着要素、特に複数の固着要素7を介してフランジ輪3と嵌合式に結合されている。ファン軸6上に第1転がり軸受11、特に第1玉軸受、特に複列玉軸受が配置されている。第1転がり軸受11の詳しくは示さない軸受内輪が締り嵌めによってファン軸6と結合されている。
さらに、被動ディスク13がファン軸6上に配置されている。ファン軸6が詳しくは示さない穴を有し、この穴を介して被動ディスク13はファン軸6に摺着することができる。被動ディスク13は締り嵌めによってファン軸6と結合しておくことができる。別の実施例において被動ディスク13は嵌合式にファン軸6と結合されている。ファン軸6は鋼から形成されているが、しかしアルミニウムまたは繊維複合材料から形成しておくこともできる。
被動ディスク13は鋼から形成されている。さらに、被動ディスク13は繊維複合材料またはセラミックスから形成しておくこともできる。被動ディスク13は詳しくは示さない同軸ラビリンス状凹部を有する。凹部は、例えば旋削、フライス加工、研削等の材料除去加工法で被動ディスク13に設けられている。別の実施例において同軸ラビリンス状凹部は、例えばレーザビーム等によるビーム加工法によって、または塑性加工法によって、または一次加工法によって、被動ディスク13に設けることができる。凹部は、被動ディスク13の詳しくは示さない部分に、被動ディスクの最も外側の半径から半径方向内側に、内側半径部分にまで延設されている。ラビリンス状凹部が設けられている部分は断面において樹木の幹の形状を有し、この幹から多数の枝が幹の左右で実質的に幹に対して90°の角度に配置されている。
被動ディスク13は第1流れ通路18を有する。流れ通路18は、第1穴が被動ディスクの半径方向で外から半径方向内へと特定の内側半径に至るまで延びているように形成されている。このため第2穴は実質垂直に配置されている。第2穴は被動ディスクの内側半径の高さに配置されている。粘性クラッチ36から図示しない突片によってラム圧が生成され、流体、特に例えばシリコーン油等の粘性流体は遠心力に反して流れ通路18内を粘性クラッチ36もしくは第1ハウジング要素の貯蔵室20内に流れる。
第1ハウジング要素9と第2ハウジング要素10とを有する詳しくは示さないハウジングが被動ディスク13の周りに配置されている。第1ハウジング要素9と第2ハウジング要素10は少なくとも1つの第2固着要素21、特に複数の第2固着要素21によって互いに嵌合式に結合されている。別の実施例において第1ハウジング要素9と第2ハウジング要素10は素材接合式に例えば蝋付け、接着、溶接等によって互いに結合されている。別の実施例において第1ハウジング要素9と第2ハウジング要素10は一体に形成されている。別の実施例においてハウジング要素9、10は被動ディスク13の周りに一次加工される。
第1ハウジング要素9は詳しくは示さない穴を有し、この穴に第1転がり軸受11が押込まれ、もしくは圧入されている。第1ハウジング要素9は詳しくは示さない同軸ラビリンス状凹部を備えた部分を有し、これらの凹部は被動ディスク13の詳しくは示さない同軸ラビリンス状凹部に実質一致している。
第2ハウジング要素10はやはり少なくとも部分的に同軸ラビリンス状凹部を有し、これらの凹部は被動ディスク13の詳しくは示さない同軸ラビリンス状凹部に実質対応している。同軸ラビリンス状凹部は、例えば旋削、フライス加工、研削等の材料除去加工法によって第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10に設けられている。別の実施例において同軸ラビリンス状凹部はレーザビームによって、または例えば鋳造まま射出成形等の一次加工法によって、または例えばプレス加工等の塑性加工法によって、第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10に設けられている。
第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10は、例えば鋼またはアルミニウム等の金属から、または別の軽金属から形成されている。特に第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10は、例えば鋳造、特に射出成形、特に金属射出成形等の一次加工法によって製造される。図示実施例では第2ハウジング要素10に少なくとも1つの穴19、特に2つの穴19が設けられている。穴は図示しない角度5°〜60°、特に10°〜50°、特に15°〜47°、特に20°〜45°、特に30°〜45°を有する。穴19もしくは2つの穴を介して粘性流体、特にシリコーン油は遠心力に基づいてトルク伝達室15に持ち込まれ、もしくはトルク伝達室15に流入する。
第2ハウジング要素10に貯蔵室20が形成されている。貯蔵室20は少なくとも部分的に貯蔵室ディスク29と第2ハウジング要素10の詳しくは示さない壁部分とによって限定される。第2ハウジング要素10で詳しくは示さない弁レバーの弁レバーディスクが固着点31を介して第2ハウジング要素10と回転可能に結合されている。特に弁レバーディスク30は固着点31を中心に揺動運動を行うことができる。揺動運動のとき穴19は少なくとも部分的に開放される。弁レバーディスク30の3つの可能な位置がある。位置1のとき穴19が閉鎖されており、粘性流体、特にシリコーン油が貯蔵室20から穴19に流入することはない。弁レバーディスク30が位置2にあると、穴19は少なくとも部分的に貯蔵室20と流れ結合されており、流体、特にシリコーン油等の粘性流体は穴19に流入できる。弁レバーディスク30が位置3にあると、穴19の詳しくは示さない開口部が完全に開放され、粘性流体、特にシリコーン油は穴19に流入できる。
弁レバーディスク30は接極子38と素材接合式および/または嵌合式に結合されている。接極子38はアクチュエータ26もしくは電磁コイル27を介して駆動可能であり、もしくはそれらによって駆動される。接極子38はアクチュエータ26もしくは電磁コイル27によって操作されると特に回転運動を行い、この回転運動が弁レバーディスク30に伝達される。弁レバーディスク30と接極子38は少なくとも1つの詳しくは示さない穴を有し、この穴にセンサ24、特に回転数測定センサおよび/または温度測定センサが差し込まれている。第2ハウジング要素10は少なくとも1つのねじ穴、特に若干数のねじ穴を有し、これらの穴に例えばボルト等の固着要素22、特に第3固着要素がねじ込まれている。こうして、図示しないベルトで駆動可能なベルトプーリ16が第2ハウジング要素10と結合され、特に嵌合式または素材接合式に結合されている。別の実施例においてベルトプーリ16は第1ハウジング要素9と結合されている。別の実施例においてベルトプーリ16は第2ハウジング要素10および/または第1ハウジング要素9と一体に結成されている。
ベルトプーリ16は少なくとも1つのベルトプーリ開口部17、特に若干数のベルトプーリ開口部17を有する。ベルトプーリ16の回転時もしくは回動時にベルトプーリ開口部17を通して空気が流れ、この空気が第2ハウジング要素10および/または第1ハウジング要素9を冷却する。ベルトプーリ16は、特にベルトプーリの中心に配置される詳しくは示さない穴を有する。この穴は詳しくは示さないハブ部分を形成する。詳しくは示さないハブ部分に第2転がり軸受23、特に玉軸受、特に複列玉軸受が設けられ、もしくは配置されている。第2転がり軸受23はベルトプーリ16と摩擦接合式に、特に締り嵌めで結合されている。しかし図示実施例において第2転がり軸受23とベルトプーリ16との嵌めは隙間嵌めもしくは止まり嵌めとして実施されており、詳しくは示さない軸受内輪は詳しくは示さないナットで保持され、第2転がり軸受23の外輪は浮動軸受として形成されており、第2転がり軸受23の軸受外輪は加熱時に自由に回転できる。
第2転がり軸受23の軸受内輪は保持要素33上、特にフランジ上に配置されている。詳しくは示さない軸がこのフランジ33から少なくとも部分的に形成されている。この軸は詳しくは示さない1つの第1軸肩部と詳しくは示さない少なくとも1つの第2軸肩部とを有する。第2転がり軸受23は、詳しくは示さない軸受内輪を有する軸部分に、詳しくは示さない第2軸肩部に至るまで摺着されている。軸受内輪は詳しくは示さない第2軸肩部に少なくとも部分的に接触する。詳しくは示さない軸受固定具、特にボルトでもって、第2転がり軸受23の詳しくは示さない軸受内輪は保持要素33、特にフランジの軸部分に固着されている。
保持要素33は少なくとも1つの穴34、特に複数の穴34を有する。前記少なくとも1つの穴34、特に複数の穴34を通して保持要素、特にフランジは、例えばボルト等の図示しない固着要素を介して図示しないエンジンユニットに螺着され、もしくはこれと結合されている。保持要素33から、特にフランジから、保持要素軸部分39が形成されている。保持要素33もしくは保持要素軸部分39が空洞35、特に穴を有する。保持要素軸部分39は詳しくは示さない段差を内部に有し、この段差は特に周方向で肩部として形成されている。保持要素33、特に保持要素軸部分39の空洞35は詳しくは示さない第1穴を有し、この穴は詳しくは示さない第2穴よりも大きな直径を有する。詳しくは示さない第1穴は実質円筒形に形成されている。詳しくは示さない第2穴はやはり円筒形に形成されている。詳しくは示さない第2穴内にアクチュエータ26もしくは電磁コイル27が配置されている。アクチュエータ26もしくは電磁コイル27はそれらが少なくとも部分的に穴に接触するように形成されている。アクチュエータ26もしくは電磁コイル27が実質円筒形に形成されており、詳しくは示さない第2穴に押し込むことができ、もしくは押込み可能であり、もしくは押し込まれる。別の実施例においてアクチュエータ26もしくは電磁コイル27は直方体形状を有することができる。
図示実施例においてさらにセンサ24が保持要素33もしくは保持要素軸部分39の空洞35内に配置されている。図示実施例においてセンサ24は回転数測定センサである。しかし別の実施例においてセンサ24は温度を測定するための温度センサとすることもできる。センサ24は保持要素33の空洞35に対して、もしくは保持要素軸部分39の空洞35に対して実質同軸に配置されている。別の実施例においてセンサ34は中央の外側に配置しておくこともでき、中央は空洞35の詳しくは示さない第2穴の軸線と理解することができる。図示実施例においてアクチュエータ26もしくは電磁コイル27は実質同軸な軸線対称穴を有し、この穴のなかにセンサ24が配置されている。図示しない別の実施例においてセンサ24はアクチュエータ26もしくは電磁コイル27内に同軸かつ軸線対称に配置されているのでなく、アクチュエータ26もしくは電磁コイル27の軸線の外側に配置されている。保持要素33、特にフランジもしくは保持要素軸部分39の空洞35から、特にアクチュエータ26もしくは電磁コイル27への電力供給に役立つ前記少なくとも1つのアクチュエータケーブル28が保持要素33、特にフランジから外に引き出される。さらに、センサ24、特に回転数センサの少なくとも1つのセンサケーブル25が保持要素33、特にフランジもしくは保持要素軸部分39の空洞35から外に案内される。センサケーブル25は実質的にセンサ24への電力供給に役立つ。前記少なくとも1つのセンサケーブル25と前記少なくとも1つのアクチュエータケーブル28は共通のケーブル通路を有し、実質的にそのなかに配置されている。
保持要素33、特にフランジは、実質的に相対回転不能に配置されている。詳しくは図示しないベルトによって駆動するときベルトプーリ16は軸線方向ARを中心に回転運動を行う。
さらに、前記少なくとも1つの第1ハウジング要素9および/または前記少なくとも1つの第2ハウジング要素10はベルトプーリ16の駆動時に軸線方向ARを中心に回転運動を行う。ベルトプーリ16および前記少なくとも1つの第1ハウジング要素9および/または前記少なくとも1つの第2ハウジング要素10は同じ周速度を有する。
駆動ディスク13はやはり軸線方向ARを中心に回転することができる。前記少なくとも1つの第1ハウジング要素9および/または前記少なくとも1つの第2ハウジング要素10から粘性流体、特にシリコーン油の流体摩擦によって被動ディスク13に少なくとも1つのトルクが伝達されるとき、被動ディスク13は特に軸線方向ARを中心に回転する。スリップのゆえに被動ディスク13はふつうベルトプーリ16もしくは第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10よりも低い周速度を有する。駆動ディスク16が駆動されず、従って周速度が0m/secであるとき、第1ハウジング要素9もしくは第2ハウジング要素10も周速度が0m/secである。図示実施例では被動ディスク13がファンホイール2と強固に結合されており、ファンホイール2の周速度はいつでも被動ディスク13の周速度に一致している。
運転状態のときベルトプーリ16は駆動速度で駆動される。この駆動速度はベルトプーリ16と第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10との間の嵌合式結合のゆえに第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10に伝達される。第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10は運転時の回転運動と取付けられたフィン、特に冷却フィンとに基づいて冷却される。図示実施例ではベルトプーリ16が回転可能に保持要素33上、特にフランジ上に配置されている。別の実施例において前記少なくとも1つのハウジング要素9および/または前記第2ハウジング要素10は回転可能に保持要素33上、特にフランジ上に配置しておくことができる。図示実施例において第1ハウジング要素9はファン軸6に対して回転可能に配置されている。ファン軸6は実質的に被動部である。図示しない別の実施例においてファン軸6は保持要素33、特にフランジに関して回転可能に配置および/または支承されている。センサ24は例えばホールセンサとすることができる。前記少なくとも1つの第1ハウジング要素9および/または前記少なくとも1つの第2ハウジング要素10は半径方向に延びる冷却フィンを有する。別の実施例において冷却フィンは軸線方向ARに対して垂直もしくは水平に延びている。さらに冷却フィンは0°〜90°、特に15°〜80°、特に25°〜70°、特に30°〜60°、特に40°〜50°の角度に配置しておくことができる。
前記少なくとも1つの第1ハウジング要素9および/または前記少なくとも1つの第2ハウジング要素10がベルトプーリ16によって駆動されるので、冷却のための空気が遠心力の結果内から外へと流れるので、詳しくは示さないフィンもしくは冷却フィンの一層強い流通が得られる。この冷却作用は、第1ハウジング要素9の冷却フィンの内側直径領域において空気吸込みを引き起こす流れ誘導要素8、特に空気誘導要素によって改善される。ベルトプーリ開口部17によって空気の流れ推移はなお一層改善される。
図3はファン駆動装置50の他の実施形態の断面図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
図2のファン装置1とは異なり、保持要素51が別の態様に形成されている。保持要素51は特にフランジである。保持要素51、特にフランジは、保持要素51から形成された保持要素軸部分54を有する。保持要素51は鋼から、または別の金属から形成されている。特に、保持要素51は例えば鋳造等の一次加工法によって製造されている。保持要素51は少なくとも1つの穴52、特に複数の穴52を有し、これらの穴に例えばボルト等の固着要素を差し込むことができ、こうして保持要素51は図示エンジンユニットと特に嵌合式に結合することができる。
保持要素51、特にフランジの保持要素軸部分54は、部分的に中実軸として形成され、それに続いて部分的に中空軸として形成されている。中実軸として形成された部分において保持要素に穴52が設けられている。この穴52は図示実施例において軸線方向ARの方向で中心に配置されている。実質円筒形に形成された穴52のなかにセンサ24が配置されている。穴52は実質的に、軸線方向ARに対して実質半径方向でセンサ24全体を受容するような大きさである。図2とは異なり、アクチュエータ56もしくは電磁コイル57は外側で保持要素軸部分54上に配置されている。アクチュエータ56もしくは電磁コイル57は、同軸に形成された穴を有する。アクチュエータ56もしくは電磁コイル57の詳しくは示さない穴は実質円筒形に形成されている。穴は実質的に、保持要素軸部分54の詳しくは示さない部分と同じ直径を有する。保持要素軸部分54は例えば、旋削、フライス加工、研削等の材料除去加工法によって、実質的にアクチュエータ56もしくは電磁コイル57の穴と同じ直径で設けられている。
保持要素51、特にフランジが空洞53を有し、この空洞によってケーブル通路55内でアクチュエータケーブル28および/またはセンサケーブル25が電力供給部と結合されている。
転がり軸受23とアクチュエータ56もしくは電磁コイル57とを軸線方向でずらして配置することで、軸受23および電磁コイルの自由な寸法設計が可能となる。特に軸受23は小さな内径、外径で一層容易かつ安価に作製することができる。
図4はファン駆動装置70の他の実施形態の断面図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
図2とは異なり、この実施形態では流れ誘導要素8が流れ誘導要素73として、特に空気誘導要素としてファンハウジング板72に一体化される。ファンハウジング71が少なくとも1つのファンハウジング板72を有する。ファンハウジング71は実質的に図2のファンハウジング4と同様に形成されている。ファンハウジング板はプラスチックまたは金属から、特に低密度のものから形成されている。例えば、ファンハウジング板72はアルミニウムから、あるいは鋼から形成しておくことができる。さらに、ファンハウジング板72は繊維複合材料から形成しておくことができる。ファンハウジング板72は少なくとも1つの流れ誘導要素73を有し、特にこれと一体に形成されている。ファンハウジング板72は例えば、鋳造等の一次加工法によって製造される。ファンハウジング板72はさらに、例えばプレス加工、打抜き等の塑性加工法によって製造することができる。特に流れ誘導要素73、特に空気誘導要素は、一次加工法によって、または例えばエンボス加工、打抜き等の塑性加工法によってファンハウジング板72に設けられる。
図5はファン駆動装置80、ファン81およびファンホイール82の等角図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
図5に示すファン駆動装置80はファンホイール82を備えたファン81を有する。
図示実施例においてファンホイール82は11のファンホイール羽根83を有する。別の実施例においてファンホイール82は1つ〜11または11以上のファンホイール羽根83を有することができる。さらに、ファンホイール82が詳しくは示さない流れ誘導要素を有し、これらの流れ誘導要素はファンホイール羽根83に配置されており、もしくはファンホイール羽根83と一体に形成されている。ファンホイール82がさらにファンホイールハブ84を有する。
図6はファン81およびファンホイール82のファン駆動装置80の詳細図Aである。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
ファンホイール82が多数のファンホイール羽根83を有する。図示実施例においてファンホイール羽根83はファンホイールハブ84と一体に実施されている。別の実施例においてファンホイール羽根83はファンホイールハブ84と素材接合式に特に溶接、蝋付け、接着等によって、および/または嵌合式に結合されている。図示実施例においてファンホイール82は12枚のファンホイール羽根83を有する。別の実施例においてファンホイール82は1枚〜12枚のファンホイール羽根83または12枚以上のファンホイール羽根83を有する。ファンホイールもしくはファン81は図示実施例においてファンホイール回転方向LRDRの方向で回転運動を行う。ファンホイールハブ84から空気流入通路88が形成されている。図示実施例において6つの空気流入通路88がファンホイールハブから形成されている。別の実施例において1つ〜6つまたは6つ以上のファンホイール流入通路88がハブから形成されている。図示実施例において前記少なくとも1つの空気流入通路、特に6つの空気流入通路はファンホイールハブ84と一体に形成されている。別の実施例においてファンホイールハブ84は図示しない開口部を有する。図示しない開口部の部分において空気流入通路88は素材接合式に特に溶接、蝋付け、接着等によって、および/または嵌合式に、ファンホイールハブ84と結合されている。
空気流入通路88は実質的に流入拡散体として構成されている。前記少なくとも1つの空気流入通路88は少なくとも1つの空気流入通路開口部89を有する。図示実施例において空気流入通路開口部89は長方形に形成されている。図示しない別の実施例において空気流入通路開口部89は円形または長円形に、または円形、長円形、多角形の組合せ体として形成されている。空気流入通路開口部89に隣接して、軸線方向ARと実質同軸にハブ輪87が配置されている。図示実施例においてハブ輪87はファン81もしくはファンホイール82と一体に形成されている。別の実施例においてハブ輪87は嵌合式または素材接合式に、特に溶接、蝋付け、接着等によってファンホイール82と結合しておくことができる。図示実施例においてハブ輪87は、例えば特殊鋼等の金属または別の鋼またはアルミニウムから形成されている。別の実施例においてハブ輪87はプラスチックまたは繊維複合材料から形成しておくことができる。図示実施例においてハブ輪87が6つのハブ穴86を有し、そのうちハブ穴86は空気流入通路88によって等角図において覆われている。別の実施例においてハブ輪87は1個〜6個のハブ穴86または6個以上のハブ穴86を有する。別の実施例において金属製ハブ輪は一次加工プロセス中に、特に射出成形中に、例えばプラスチック射出成形中に、プラスチックが少なくとも部分的にハブ輪87の周りに射出されるようにファンホイール82に持ち込まれており、ハブ輪87はプラスチックの冷却後にファンホイール82と実質強固に結合されている。図示実施例において空気流入通路88はプラスチックから形成されている。別の実施例において空気流入通路88は、例えば別の低密度材料、例えばアルミニウム等の低密度金属、または繊維複合材料から形成されている。
ファンホイール82がファンホイール回転方向LRDRの方向で軸線方向ARを中心に回転すると、空気は空気流方向LSの方向で空気流入通路開口部89内を図示しない第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10の方向に移送され、前記少なくとも1つの第1ハウジング要素9および/または前記少なくとも1つの第2ハウジング要素10が冷却される。前記少なくとも1つのハブ穴86、特に前記6つのハブ穴86は、ファン81もしくはファンホイール82を図示しないファン軸6と嵌合式に固着するのに役立つ。空気流入通路88が半径方向送風機を形成し、第1ハウジング要素9および/または第2ハウジング要素10の図示しない冷却フィンは一種の羽根を形成する。こうして、冷却空気が第1ハウジング要素9の図示しない冷却フィンから最も外側の周面で流出し、好ましい流れ推移が生じることが達成される。空気流入通路88は空気取入れ口と称することもできる。空気流入通路88、特に空気取入れ口はファンホイール82のハブ穴86の周面に幾つか配置されており、これにより軸線方向羽根効果はラム効果と合わせてファンの回転によって生じる。こうして、第1ハウジング要素9の半径方向ファンの原理に従って作動する冷却フィンの冷却空気吸込みが改善される。同時に、単純な軸線方向開口部とは異なりファンホイールハブ84のこの領域で完全な材料横断面が維持される。そのことはファン81の機械的諸力の伝達にとって必要である。空気流入通路88、特に空気取入れ口の箱形成形によって、ハブ輪87のハブ輪部分においてファンホイールハブ84、特に詳しくは示さないファンフランジ板の機械的剛性は高めることができる。ハブ輪87、特にファンフランジ板は、薄板から塑性加工品として作製しておくことができる。別の実施例においてファンホイールハブ84、特にファンフランジ板は、特に軽金属鋳物から鋳造品として形成しておくことができる。ファンホイールハブ84を軽金属鋳物から形成する場合、幾何学的造形自由度が大きい。その場合、冷却空気移送および機械的強度の性質はなお一層高めることができる。
図7はファン駆動装置100の他の実施例の断面図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
先行する実施例とは異なり、このファン駆動装置100ではアクチュエータ101もしくは電磁コイル102がさらに後方で保持要素軸部分54内に配置されている。空洞53はアクチュエータ101もしくは電磁コイル102を少なくとも部分的に受容する。アクチュエータ101もしくは電磁コイル102を覆うアクチュエータ覆い板103は詳しくは示さない開口部を有し、この開口部を通してアクチュエータ101もしくは電磁コイル102の詳しくは示さないセンサケーブルおよび/またはアクチュエータケーブルが保持要素軸部分54から引き出され、図示しない電力供給部と結合される。こうしてアクチュエータ101もしくは電磁コイル102は一層少ない熱負荷に曝されており、軸受23は一層自由に寸法設計することができる。
図8はファン駆動装置120の他の実施形態の断面図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
先行する図とは異なり、ベルトプーリ123はベルトプーリ輪126として形成されている。ベルトプーリ輪126は詳しくは示さない開口部を有する。さらに、第2ハウジング要素122は少なくとも1つのねじ穴125、特に複数のねじ穴125を有する。第1ハウジング要素121は同様に、詳しくは示さない少なくとも1つの穴を有する。1つの結合要素124によって、特にボルトによって、前記少なくとも1つのベルトプーリ輪126、第1ハウジング要素121および第2ハウジング要素122は嵌合式に、特に螺着によって互いに結合されている。
軸受23は少なくとも部分的に第2ハウジング要素122内に配置されている。転がり軸受23のこの配置は第2ハウジング要素122の熱導出に関して、また第2ハウジング要素の費用および重量に関して特別有利である。しかしベルトプーリ123もしくはベルトプーリ輪126の直径は第1ハウジング要素121および/または第2ハウジング要素122の直径と比較して十分に大きく寸法設計されていなければならない。
図示しない別の実施例においてベルトプーリ123もしくはベルトプーリ輪126は第1ハウジング要素121および/または第2ハウジング要素122と一体に形成されている。その場合、第1ハウジング要素121および/または第2ハウジング要素122はそれに応じてベルトプーリ123もしくはベルトプーリ輪126として形成されている。
図9は冷却材ポンプ駆動装置141を有するファン駆動装置140の断面図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
先行する図とは異なり、ベルトプーリ146によってファン駆動装置140の他に同時に冷却材ポンプ駆動装置141が駆動される。
詳しくは示さない流体雅摺動クラッチ、特に粘性クラッチは第1ハウジング要素143を有する。さらに流体摩擦クラッチが第2ハウジング要素145を有する。第1ハウジング要素143は第2ハウジング要素145に対して密封要素144、特にOリングによって密封されている。第1ハウジング要素143と第2ハウジング要素145は嵌合式および/または素材接合式に、特にボルトナット結合によって結合されている。第1ハウジング要素143はラビリンス状凹部155を有する。前記少なくとも1つの被動ディスク142はこれに対応するラビリンス状凹部155を有する。詳しくは示さない粘性流体、特にシリコーン油によって、少なくとも1つのトルクが少なくとも前記1つの第1ハウジング要素143から被動ディスク142へと流体摩擦によって伝達される。被動ディスク142はファン軸6上に嵌合式および/または摩擦接合式に取付けられ、もしくはファン軸6と結合されている。さらに、ファン軸6上と第1ハウジング要素143の詳しくは示さない部分内に第1軸受151が配置されている。
第1軸受151は転がり軸受、特に単列深溝玉軸受である。駆動速度で駆動されもしくは駆動周速度で回転する第1ハウジング要素143は第1軸受151によってファン軸6の低い被動速度に対して回転可能に支承されている。
ベルトプーリ146は別段図示しないベルトによって駆動される。ベルトプーリ146は磁束伝導式に形成されている。ベルトプーリ146は嵌合式および/または素材接合式に第2ハウジング要素145と結合されている。第2ハウジング要素145は嵌合式および/または素材接合式に磁気伝導ハブ157と結合されている。ベルトプーリ146は磁束伝導式に形成されている。すなわちベルトプーリは、磁束を伝導しもしくは磁化可能な材料から形成されている。磁気伝導ハブ157は冷却材ポンプ軸150と摩擦接合式に結合されている。特に、磁気伝導ハブ157は冷却材ポンプ軸150に焼き嵌めされている。冷却材ポンプ軸150は少なくとも部分的に主に周方向凹部、特に溝を有し、これが支承部分として形成されている。詳しくは示さない支承部分の領域に第2軸受152が配置されている。第2軸受152は実質的に転がり軸受、特に単列深溝玉軸受として形成されている。冷却材ポンプ軸150は第2軸受152を介して回転可能に冷却材ポンプハウジング149と結合されており、もしくは相対回転不能な冷却材ポンプハウジング149に対して回転可能に支承されている。第2軸受152の詳しくは示さない軸受外輪は示さない軸固定輪を介して冷却材ポンプハウジング149と素材接合式に結合されている。詳しくは示さない軸受外輪は少なくとも部分的に冷却材ポンプハウジング149の詳しくは示さない肩部に当接する。さらに、少なくとも1つの軸密封輪153が軸に取付けられている。軸密封輪153は、特に軸受油が軸受153から外に流出するのを防止する。
冷却材ポンプ軸150は冷却材ポンプ156を駆動するのに役立つ。冷却材ポンプハウジング149の詳しくは示さない冷却材ポンプハウジング部分上にアクチュエータ147もしくは電磁コイル148が配置されている。アクチュエータ147もしくは電磁コイル148は冷却材ポンプハウジング149の詳しくは示さない肩部に至るまで冷却材ポンプハウジング149に摺着されている。アクチュエータ147もしくは電磁コイル148は相対回転不能に特に冷却材ポンプハウジング149上に配置されている。
ベルトプーリ146、第2ハウジング要素145およびハブ147は磁束伝導式もしくは磁気伝導式である。すなわちそれらは磁化可能であり、もしくは磁束を伝導する。磁気伝導ハブ157が接極子159と結合されている。接極子159は弁要素158、特に弁レバーと結合されている。弁要素158、特に弁レバーは、詳しくは示さない穴もしくは穴19の開口部を閉鎖および/または開放する。
別の実施例において磁束伝導ベルトプーリ146は第2ハウジング要素145と一体に形成されている。
図示実施例において冷却材ポンプ156は水ポンプである。
図示実施例において第2ハウジング要素145は非磁気伝導式に形成されており、特に非磁気伝導性材料から形成されており、従って前記少なくとも両方のハブ157とベルトプーリ156との間の磁気絶縁に役立つ。
図10は支承ブシュ171を備えたファン駆動装置170の他の実施形態の断面図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
先行する実施形態とは異なり、ファン軸6がファン軸支承部分174を有する。ファン軸支承部分174は周方向でファン軸6に設けられている。ファン軸支承部分174は材料除去加工法、特に研削によってファン軸6に設けられている。支承ブシュ171は少なくとも部分的にファン軸支承部分174に摺着され、少なくとも部分的にこれに接触している。支承ブシュ171はファン軸6の軸肩部173にまで摺着され、少なくとも部分的にこれに接触している。さらに、支承ブシュ171は転がり軸受11、特に複列深溝玉軸受の内輪に少なくとも部分的に接触している。支承ブシュ171は、軸受11、特に軸受11の内輪を取り囲む支承ブシュカラー172を有する。
被動ディスク13は周囲との直接的接触を持たないので、その熱負荷は比較的高い。粘性流体、特にシリコーン油を介する以外では、被動ディスク13はファン軸6を介して熱を周囲に導出できるだけである。その際、軸受11の詳しくは示さない内輪が高い熱負荷に曝される。特に軸受グリースの寿命が温度上昇時に強く低下し、軸受温度のあらゆる低減が軸受グリースおよび/または軸受の寿命延長をもたらす。この理由から支承ブシュ171は劣熱伝導性材料から形成されている。支承ブシュ171は例えばプラスチックから形成されている。さらに、支承ブシュ171はセラミックスまたは繊維複合材料から形成しておくこともできる。
図11は溝183として形成された周方向凹部を軸受座182に有するファン駆動装置180の他の実施形態の断面図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
先行する図とは異なり、ファン軸6がファン軸支承部分181を有し、この部分に凹部182が設けられている。凹部182は溝、特に周方向溝として形成されている。この溝183によって、軸受11の詳しく示さない軸受内輪に対するファン軸6の熱伝達面が低減される。
図12は、流体流調節装置202から分解可能なベルトプーリ装置203を備えたファン駆動装置200の他の実施形態の断面図である。同じ特徴には先行する図と同じ符号が付けてある。
流体流調節装置202は例えば弁レバーディスク30に一致させることができる。流体流調節装置202によって、穴19に流入できる例えばシリコーン油の流体流は調節される。ベルトプーリ装置203は少なくともベルトプーリ16、少なくとも1つの軸受23、アクチュエータ26、センサ24および保持要素33を有する。
例えば整備目的のためにベルトプーリ装置203は流体流調節装置202から分解可能または分離可能である。例えば車両のベルトに欠陥があるとき、ベルト交換時に、流体、特にシリコーン油等の油が流体流調節装置202から流出しまたはその他の変化が現れることなく流体流調節装置202がベルトプーリ装置から脱離可能、分解可能、再び組立可能であると有益であることがある。例えば事故で損傷時、流体流調節装置202もベルトプーリ装置203も相互に独自に交換することができる。
ベルトプーリ装置203からの流体流調節装置202の分解および/または分離は第3固着要素22、特にボルトを緩めることによって行われる。これは流体流調節装置202の油密クロージャによって可能となる。このクロージャは例えばクロージャキャップ201によって形成されており、このクロージャキャップは第2ハウジング要素10と結合され、特に素材接合式および/または嵌合式に結合されている。クロージャキャップ201はハウジング要素10に嵌挿しておくこともできる。クロージャキャップ201は、例えばプラスチック等の非磁気伝導性材料から薄肉に形成されている。肉厚が僅かであるのでクロージャキャップ201は、磁界を伝導して一方で接極子を操作し、他方でセンサ24を操作することを可能とする。クロージャキャップ201はハウジング要素10の肉薄構成によって形成しておくこともできる。
さまざまな実施例の特徴は互いに任意に組合せ可能である。本発明は、図示分野以外の分野にも利用可能である。
スリップ出力特性線図である。 ファン駆動装置の断面図である。 ファン駆動装置の他の実施形態の断面図である。 ファン駆動装置の他の実施形態の断面図である。 少なくとも1つの流れ誘導要素を備えたファンホイールの等角図である。 前記少なくとも1つの流れ誘導要素の詳細図Aである。 少なくとも1つの水ポンプを駆動可能なファン駆動装置の断面図である。 ファン駆動装置の他の実施形態の断面図である。 冷却材ポンプ駆動装置を有するファン駆動装置の断面図である。 支承ブシュを備えたファン駆動装置の他の実施形態の断面図である。 軸受座に周方向凹部を備えたファン駆動装置の他の実施形態の断面図である。 流体流調節装置から分解可能なベルトプーリ装置を備えたファン駆動装置の他の実施形態の断面図である。

Claims (38)

  1. 少なくとも1つのファンホイール(2、82)を駆動するためのファン駆動装置(1、50、70、80、100、120、140、170、180、200)であって、少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素(9、121、143)と、前記少なくとも1つの駆動可能かつ冷却可能な第1ハウジング要素(9、121、143)と流体摩擦式にトルク伝達可能に結合可能な少なくとも1つの被動ディスク(13、142)とを有し、少なくとも1つのトルク伝達室が少なくとも1つの流体を流通可能であり、流体の質量流量が弁要素(30)によって調節可能であり、弁要素(30)が少なくとも1つのアクチュエータ(26、27、101、102、147、148)で操作可能であるものにおいて、アクチュエータ(26、27、56、57、101、102、147、148)が少なくとも部分的に、エンジンユニットに固着するための少なくとも1つの保持要素(33、51)内に配置されていることを特徴とするファン駆動装置。
  2. 少なくとも1つのセンサ(24)が少なくとも部分的に、エンジンユニットに固着するための前記少なくとも1つの保持要素(33、51)内に配置されていることを特徴とする、請求項1または請求項1の前文に記載のファン駆動装置。
  3. アクチュエータ(26、27、56、57、101、102、147、148)が保持要素(33、51)上に配置されており、前記少なくとも1つのセンサ(24)が少なくとも部分的に前記少なくとも1つの保持要素(33、51)内に配置されていることを特徴とする、請求項1の前文に記載のファン駆動装置。
  4. アクチュエータ(26、27、56、57、101、102、147、148)が冷却材ポンプ(156)上に配置されており、少なくとも1つのハブ(84)と1つのベルトプーリ(16、123、126)が磁束伝導式に形成されていることを特徴とする、請求項1の前文に記載のファン駆動装置。
  5. アクチュエータ(26、56、101、147)が電磁コイル(27、57、102、148)であることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  6. 前記少なくとも1つのハウジング要素(9、121、143)が少なくとも前記1つのベルトプーリ(16、123、126、146)によって駆動可能であることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  7. トルク伝達室が粘性流体を少なくとも1つの穴(19)に流通可能であることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  8. 保持要素(33、51)が相対回転不能に配置されるフランジであることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  9. 前記第1ハウジング要素(9、121、143)および/または少なくとも1つの第2ハウジング要素(10、122、145)が同軸ラビリンス状第1凹部(155)を有し、被動ディスク(13、142)がこれに対応した同軸ラビリンス状第2凹部を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  10. 第1、第2凹部(155)が少なくとも部分的に流体を流通可能であり、これにより特にハウジング要素(9、10、121、122、143、145)の少なくとも1つのトルクが被動ディスク(13、142)に伝達可能であることを特徴とする、請求項9記載のファン駆動装置。
  11. 流体の粘性を堰き止めするための少なくとも1つの突片要素が被動ディスク(13、142)から形成されていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  12. ファン駆動装置(1、50、70、80、100、120、140、170、180)が粘性流体を貯蔵するための少なくとも1つの貯蔵室(20)を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  13. 前記少なくとも1つの貯蔵室(20)がベルトプーリ(16、123、126、146)の少なくとも1つの駆動回転数で回転することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  14. 弁要素(30、158)が弁レバーを有し、第1流れ通路(19)の少なくとも1つの流れ通路開口部がこの弁レバーで閉鎖可能であることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  15. 弁レバーが前記少なくとも1つのハウジング要素(9、10、121、122、143、145)と特に弾力的に結合可能であることを特徴とする、請求項14記載のファン駆動装置。
  16. 弁レバーが固着点を中心に揺動可能であることを特徴とする、請求項14または15記載のファン駆動装置。
  17. ファン駆動装置(1、50、70、80、100、120、140、170、180)が少なくとも1つの軟磁性伝導要素を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  18. 被動回転数を測定するための少なくとも1つの検出要素(14)がファンフランジ軸(6)に、特に中心で配置可能であることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  19. センサが被動回転数を測定するためのセンサ(24)、および/またはホールセンサであることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  20. アクチュエータ(26、27、56、57、101、102)に電力供給するための少なくとも1つの第1ケーブル(28)および/またはセンサ(24)に電力供給するための第2ケーブル(25)が保持要素(33、51)内に配置可能であることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  21. 第1ハウジング要素(9、121、143)および/または第2ハウジング要素(10、122、145)が冷却フィンを有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  22. 前記少なくとも1つのファンホイール(2、82)がハウジング要素(9、10、121、122、143、145)を冷却するための少なくとも1つの流れ誘導要素(8)を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  23. ファンホイール(2、82)が、空気を流通(LS)させかつハウジング要素(9、10、121、122、143、145)を冷却するための少なくとも1つの開口部(32)を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  24. ファンホイール(2、82)の少なくとも1つのフランジ板(3)が、空気を流通(LS)させかつハウジング要素(9、10、121、122、143、145)を冷却するための少なくとも1つの開口部(32)を有することを特徴とする、請求項23記載のファン駆動装置。
  25. 前記少なくとも1つのフランジ板(3)が、少なくとも部分的に、ハウジング要素(9、10、121、122、143、145)を冷却するための流れ誘導要素(8)として形成されていることを特徴とする、請求項24記載のファン駆動装置。
  26. 前記少なくとも1つのフランジ板(3)が、少なくとも部分的に、ハウジング要素(9、10、121、122、143、145)を冷却するための半径方向送風機として形成されていることを特徴とする、請求項24〜25のいずれか記載のファン駆動装置。
  27. 前記少なくとも1つの開口部(32)がハウジング要素(9、10、121、122、143、145)を冷却するための空気取入れ口(88)として形成されていることを特徴とする、請求項23〜26のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  28. ベルトプーリ(16、123、126、146)がハウジング要素(9、10、121、122、143、145)を冷却するための少なくとも1つのベルトプーリ開口部(17)を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  29. ベルトプーリ(16、123、126、146)が第1ハウジング要素(9、121、143)および/または第2ハウジング要素(10、122、145)と嵌合式に、特に螺着によって結合可能であることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  30. 被動ディスク(13、142)が被動ディスク(13、142)の少なくとも1つのハブ部分を冷却するための少なくとも1つの被動ディスク開口部を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  31. ファン駆動装置(1、50、70、80、100、120、140、170、180)が第1および/または第2ハウジング要素(9、10、121、122、143、145)および/またはベルトプーリ(16、123、126、146)を支承するための少なくとも1つの軸受(11、23、151)を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  32. ファン軸(6)の少なくとも1つの軸受座部分(174、181)が被動ディスク(13、142)を冷却するための少なくとも1つの特に周方向凹部(182、183)を有することを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  33. 被動ディスク(13、142)を冷却するための特に劣伝熱性材料から成る少なくとも1つの支承ブシュ(171)がファン軸(6)の前記少なくとも1つの軸受座部分(174、181)上に配置可能であることを特徴とする、請求項32記載のファン駆動装置。
  34. 被動ディスク(13、142)が前記少なくとも1つのファンホイール(2、82)と結合されていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  35. 駆動可能な前記第1ハウジング要素(9、121、143)および/または駆動可能な前記少なくとも第2ハウジング要素(10、122、145)が保持要素(33、51)に関して回転可能に支承されていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  36. 駆動可能な前記第1ハウジング要素(9、121、143)および/または駆動可能な前記少なくとも第2ハウジング要素(10、122、145)が被動ディスク(13、142)に関して回転可能に支承されていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  37. 被動ディスク(13、142)が保持要素(33、51)に関して回転可能に支承されていることを特徴とする、請求項1〜35のいずれか1項記載のファン駆動装置。
  38. 少なくとも1つのベルトプーリ装置(203)が整備目的および/または修理目的のために流体流調節装置(202)から分解可能、および/または流体流調節装置(202)と組立可能に形成されていることを特徴とする、先行請求項のいずれか1項記載のファン駆動装置。
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