JPH10281068A - 密閉型圧縮機 - Google Patents
密閉型圧縮機Info
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- JPH10281068A JPH10281068A JP8640297A JP8640297A JPH10281068A JP H10281068 A JPH10281068 A JP H10281068A JP 8640297 A JP8640297 A JP 8640297A JP 8640297 A JP8640297 A JP 8640297A JP H10281068 A JPH10281068 A JP H10281068A
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- Japan
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- connecting rod
- piston
- piston pin
- oil
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Abstract
ンピンの摺動部を連続的に給油することにより、圧縮機
の信頼性の向上を図る。 【解決手段】 ピストンピン59の外周に円周状の給油
溝1を設けることにより、連続した給油通路をつくり、
潤滑性を向上させたものである。
Description
ィショナー、及び除湿機等に使用される密閉型圧縮機に
関するものである。
ム側の厳しい使用環境により、運転負荷が増大しており
摺動部の耐摩耗性向上がさらに求められている。また、
従来の冷媒に比べ、オゾン破壊係数ゼロ、地球温暖化係
数ゼロの炭化水素系冷媒が地球規模の環境保護を前提と
して使用され始めている。従来の密閉型圧縮機として
は、特開昭62−186075号公報に示されているも
のがある。以下、図面を参考にしながら従来の密閉型圧
縮機の説明をする。
た図7は図6のピストンピン周辺の拡大図を示すもので
ある。図6、7において、50は密閉容器、51は密閉
容器50に弾性支持された圧縮要素、52は圧縮要素5
1の上に配設された電動要素、53は電動要素52の一
部の回転子、54は回転子53の固定されたクランクシ
ャフト、55はクランクシャフト54を支持する軸受、
56は圧縮要素51のシリンダボア部、57はシリンダ
ボア部56を摺動させるピストン、58はクランクシャ
フト54の回転をピストン57に伝えるコンロッド、5
9はコンロッド58とピストン57を連結するピストン
ピン、60はコンロッド58に開けられた給油穴、61
は密閉容器51のそこに封入された冷凍機油である。
いて、以下その動作を説明する。電動要素52によって
回転するクランクシャフト54により、密閉容器50の
底に封入された冷凍機油61が吸い上げられ、コンロッ
ド58に開けられた給油穴60を通ってピストンピン5
9とコンロッド58の摺動部に冷凍機油61が供給され
ている。
ような構成は、冷媒そのものに潤滑性がある塩素を含む
冷媒の場合、問題無く使用してきたが、炭化水素系冷媒
では潤滑性が低いため、コンロッドとピストンピンとの
摺動部で特に給油が断続的になった場合、この摺動部の
潤滑性に不安定状態が生じるという課題を有していた。
するもので、コンロッドとピストンとの摺動部を連続的
給油にすることにより、摺動部の油膜切れ防止と、摺動
部の冷却効果を高め、冷凍システムに使用される信頼性
の高い密閉型圧縮機を供給することを目的とする。
に請求項1に記載の本発明では、ピストンピンの外周に
コンロッドの給油穴と一部が連通する円周状の給油溝を
付加したもので、これにより、潤滑性の低い炭化水素系
冷媒下において、コンロッドとピストンピンの摺動部へ
の給油を連続的に行うことにより、この摺動部の潤滑性
を良好に保つことができる。
の本発明では、ピストンピンの外周にコンロッドの給油
穴と一部が連通する螺旋状の給油溝を付加したもので、
これにより、潤滑性の低い炭化水素系冷媒下において、
コンロッドとピストンピンの摺動部全体の給油の停滞を
防止することにより、この摺動部の潤滑性と冷却性を良
好に保つことができる。
の本発明では、ピストンピンの外周にコンロッドの給油
穴と一部が連通する円周状の給油溝と、ピストンピンと
コンロッドとの摺動部においてピストンピン外周もしく
はコンロッド内周に摺動方向と直交する給油溝を付加し
たもので、これにより、潤滑性の低い炭化水素系冷媒下
において、コンロッドとピストンピンの摺動部への特に
摺動方向の給油を連続的に行うことが可能となり、この
摺動部の潤滑性を良好に保つことができる。
ピストンピンの外周にコンロッドの給油穴と一部が連通
する円周状の給油溝を付加したものであり、これらの給
油溝が連続した給油通路となり、連続的な給油と、給油
量を増加させることで、ピストンピンとコンロッドの摺
動部の潤滑性を向上させる作用を有する本発明の請求項
2記載の発明は、ピストンピンの外周にコンロッドの給
油穴と一部が連通する螺旋状の給油溝を付加したもので
あり、これらの給油溝が連続した給油通路となり、連続
的な給油と、給油の停滞を防止し、ピストンピンとコン
ロッドの摺動部の潤滑性と冷却性を向上させる作用を有
する。
ピンの外周にコンロッドの給油穴と一部が連通する円周
状の給油溝と、ピストンピンとコンロッドとの摺動部に
おいてピストンピン外周もしくはコンロッド内周に摺動
方向と直交する給油溝を付加したものであり、これらの
給油溝が連続した給油通路となり、特に摺動方向の連続
的な給油と、摺動方向の給油量を増大させることでピス
トンピンとコンロッドの摺動部の潤滑性を向上させる作
用を有する。
て説明する。なお、従来例と同一部分は同一符号を付
し、詳細な説明を省略する。
の一実施例による密閉型圧縮機の断面図、また図2は図
1内ピストンピン周辺の拡大図である。1はピストンピ
ン59の外周に設けた円周状の給油溝であり、この給油
溝1はコンロッド58の給油穴60と一部が連通されて
いる。以上のように構成された密閉型圧縮機について、
以下動作を説明する。電動要素52によって回転するク
ランクシャフト54により、密閉容器50の底に封入さ
れた冷凍機油61が吸い上げられ、コンロッド58に開
けられた給油穴60を通り、さらにピストンピン59の
外周に設けた円周状の給油溝1を通ってピストンピン5
9とコンロッド58の摺動部に冷凍機油61が連続的に
供給される。
の一実施例による密閉型圧縮機の要部断面図である。2
はピストンピン59の外周に設けた螺旋状の給油溝であ
り、この給油溝2はコンロッド58の給油穴60と一部
が連通されている。以上のように構成された密閉型圧縮
機について、以下動作を説明する。電動要素52によっ
て回転するクランクシャフト54により、密閉容器50
の底に封入された冷凍機油61が吸い上げられ、コンロ
ッド58に開けられた給油穴60を通り、さらにピスト
ンピン59の外周に設けた螺旋状の給油溝2を通ってピ
ストンピン59とコンロッド58の摺動部の全体に冷凍
機油61が連続的に供給される。
の一実施例による密閉型圧縮機の要部断面図、また図5
は図4のA−A′断面図である。1はピストンピン59
の外周に設けた円周状の給油溝であり、この給油溝1は
コンロッド58の給油穴60と一部が連通されている。
3はピストンピン59の外周に設けられたピストンの摺
動方向と直交する給油溝である。この給油溝3は同じく
ピストンピン59上の給油溝1と一部が連通されてい
る。以上のように構成された密閉型圧縮機について、以
下動作を説明する。電動要素52によって回転するクラ
ンクシャフト54により、密閉容器50の底に封入され
た冷凍機油61が吸い上げられ、コンロッド58に開け
られた給油穴60を通り、さらにピストンピン59の外
周に設けた円周状の給油溝1とピストン外周に設けられ
た摺動方向と直交する給油溝3を通ってピストンピン5
9とコンロッド58の摺動部の全体に冷凍機油61が連
続的に供給される。
摺動方向と直交する給油溝3を設けたが、コンロッド内
周に摺動方向と直交する給油溝を設けても同様の効果が
得られる。また、図5のように給油溝3の位置を圧縮負
荷のかからない位置に設けることにより一層の効果が得
られる。
1記載の発明によれば炭化水素冷媒を使用する密閉型圧
縮機であって、電動要素によって回転するクランクシャ
フトにより、密閉容器の底に封入された冷凍機油が吸い
上げられ、コンロッドに開けられた給油穴を通り、さら
にピストンピンの外周に設けた円周状の給油溝を通って
ピストンピンとコンロッドの摺動部に冷凍機油が供給さ
れるので、連続的な給油通路が確保されることにより、
摺動部への給油が増し潤滑性を良化させるため、圧縮機
の信頼性を高める効果が得られる。
素冷媒を使用する密閉型圧縮機であって、電動要素によ
って回転するクランクシャフトにより、密閉容器の底に
封入された冷凍機油が吸い上げられ、コンロッドに開け
られた給油穴を通り、さらにピストンピンの外周に設け
た螺旋状の給油溝を通ってピストンピンとコンロッドの
摺動部の全体に冷凍機油が供給されるので、連続的な給
油通路が確保されることにより、給油量が増大し、摺動
部への給油の停滞を防止し、潤滑性及び冷却効果を高
め、圧縮機の信頼性を高める効果が得られる。
素冷媒を使用する密閉型圧縮機であって、電動要素によ
って回転するクランクシャフトにより、密閉容器の底に
封入された冷凍機油が吸い上げられ、コンロッドに開け
られた給油穴を通り、さらにピストンピンの外周に設け
た円周状の給油溝とピストン外周に摺動方向と直交する
給油溝を通ってピストンピンとコンロッドの摺動部の全
体に冷凍機油が供給されるので、連続的な給油通路が確
保されることにより、摺動部のとくに摺動方向への給油
が増し潤滑性を良化されるため、圧縮機の信頼性を高め
る効果が得られる。
閉型圧縮機の断面図
閉型圧縮機の要部断面図
閉型圧縮機の要部断面図
Claims (3)
- 【請求項1】 フッ素及び塩素を含まない炭化水素冷媒
と動粘度が40℃のとき5〜1500cStで前記冷媒
との相互溶解温度限界が−25℃以下の鉱油又はアルキ
ルベンゼン系油を使用する密閉型圧縮機であって、密閉
容器とこの密閉容器内に弾性支持された圧縮要素と、電
動要素と、前記電動要素の回転子に固定されたクランク
シャフトと、前記クランクシャフトを軸支する軸受と前
記圧縮要素のシリンダボア部と前記シリンダボア部を摺
動するピストンと、前記クランクシャフトの回転を前記
ピストンに伝えるコンロッドと前記コンロッド内に開け
られた給油穴と前記コンロッドと前記ピストンを連結す
るピストンピンを備え、前記ピストンピンの外周に前記
コンロッドの給油穴と一部が連通する円周状の給油溝を
備えたことを特徴とする密閉型圧縮機。 - 【請求項2】 フッ素及び塩素を含まない炭化水素冷媒
と動粘度が40℃のとき5〜1500cStで前記冷媒
との相互溶解温度限界が−25℃以下の鉱油又はアルキ
ルベンゼン系油を使用する密閉型圧縮機であって、密閉
容器とこの密閉容器内に弾性支持された圧縮要素と、電
動要素と、前記電動要素の回転子に固定されたクランク
シャフトと、前記クランクシャフトを軸支する軸受と前
記圧縮要素のシリンダボア部と前記シリンダボア部を摺
動するピストンと、前記クランクシャフトの回転を前記
ピストンに伝えるコンロッドと前記コンロッド内に開け
られた給油穴と前記コンロッドと前記ピストンを連結す
るピストンピンを備え、前記ピストンピンの外周に前記
コンロッドの給油穴と一部が連通する螺旋状の給油溝を
備えたことを特徴とする密閉型圧縮機。 - 【請求項3】 フッ素及び塩素を含まない炭化水素冷媒
と動粘度が40℃のとき5〜1500cStで前記冷媒
との相互溶解温度限界が−25℃以下の鉱油又はアルキ
ルベンゼン系油を使用する密閉型圧縮機であって、密閉
容器とこの密閉容器内に弾性支持された圧縮要素と、電
動要素と、前記電動要素の回転子に固定されたクランク
シャフトと、前記クランクシャフトを軸支する軸受と前
記圧縮要素のシリンダボア部と前記シリンダボア部を摺
動するピストンと、前記クランクシャフトの回転を前記
ピストンに伝えるコンロッドと前記コンロッド内に開け
られた給油穴と前記コンロッドと前記ピストンを連結す
るピストンピンを備え、前記ピストンピンの外周に前記
コンロッドの給油穴と一部が連通する円周状の給油溝と
ピストンピン外周もしくはコンロッド内周に摺動方向と
直交する給油溝を備えたことを特徴とする密閉型圧縮
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8640297A JPH10281068A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 密閉型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8640297A JPH10281068A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 密閉型圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10281068A true JPH10281068A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13885882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8640297A Pending JPH10281068A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 密閉型圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10281068A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000063559A1 (fr) * | 1999-04-15 | 2000-10-26 | Matsushita Refrigeration Company | Compresseur hermetique |
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CN110318980A (zh) * | 2018-03-28 | 2019-10-11 | 日立环球生活方案株式会社 | 压缩机及具有该压缩机的设备 |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP8640297A patent/JPH10281068A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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RD01 | Notification of change of attorney |
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A977 | Report on retrieval |
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