JPH10317902A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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Publication number
JPH10317902A
JPH10317902A JP13069297A JP13069297A JPH10317902A JP H10317902 A JPH10317902 A JP H10317902A JP 13069297 A JP13069297 A JP 13069297A JP 13069297 A JP13069297 A JP 13069297A JP H10317902 A JPH10317902 A JP H10317902A
Authority
JP
Japan
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key
keys
sliding
scroll
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP13069297A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Sato
栄一 佐藤
Yoichi Murai
洋一 村井
Muneo Mizumoto
宗男 水本
Masaki Koyama
昌喜 小山
Shigekazu Nozawa
重和 野沢
治 ▲高▼橋
Osamu Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP13069297A priority Critical patent/JPH10317902A/ja
Publication of JPH10317902A publication Critical patent/JPH10317902A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/066Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スクロール圧縮機の自転防止用オルダム継ぎ手
のキーとキー溝摺動面において、圧縮機起動時に潤滑油
の確保が可能な構造とする。 【解決手段】オルダムリング15のキー15a及び15
bに、負荷側摺動面と反負荷側摺動面とを連通する連通
孔21〜23を設け、潤滑油を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空調機器及び冷凍・
冷蔵庫に用いられるスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクロール圧縮機のオルダム継ぎ
手摺動部の潤滑油確保手段としては、実用新案出願公開
平4−42201号公報に示されるように、キー溝に油溝を設
けた構造が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、オ
ルダム継ぎ手部に液冷媒が浸入した場合(圧縮機の特異
な運転条件時に生ずる現象)、キー溝の油溝に保持され
ている潤滑油が洗い流され、乾いた状態で停止する可能
性がある。
【0004】一方、高圧チャンバー方式の圧縮機におい
ては、オルダム継ぎ手摺動部への給油は、差圧あるいは
ポンプ等を利用することにより、圧縮機底部の潤滑油を
主軸の給油孔を通し、主軸受及び旋回軸受を潤滑した
後、回転中のバランスウェイトではねかけることで行っ
ている。このため、圧縮機の起動直後数秒〜数十秒間
は、オルダム継ぎ手摺動部へは積極的には給油されず、
無潤滑状態での摺動となり異常摩耗を生ずるという問題
がある。
【0005】また、キー溝に油溝を設けることにより、
摺動部の負荷面積が小さくなった分面圧が増大し、摺動
条件が厳しくなる。
【0006】さらには、従来、冷凍・冷蔵庫及び空調機
器の作動流体として使用されてきたR12,R22など
は分子中の塩素を持つため、成層圏のオゾン層を破壊す
ることが指摘され社会問題となっている。これらの代替
冷媒としては分子中に塩素を持たないR134aやR4
10A,R407CなどのHFC系冷媒が有力視されて
いる。これらの代替冷媒ではこれまでの冷媒と違い、塩
素の極圧添加剤的な潤滑効果がなくなることから、ます
ます潤滑状態が厳しくなり、摩擦摩耗の増大による性
能、信頼性の低下という問題を抱えている。
【0007】本発明の目的は、潤滑状態が厳しい環境下
で、それ自身の潤滑効果が期待できない代替冷媒を用い
た場合でも、オルダム継ぎ手摺動部におけるトライボロ
ジーの問題を解決でき、圧縮性能及び摺動信頼性が確保
できるスクロール圧縮機及びそれを用いた空調機器並び
に冷凍・冷蔵庫を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のスクロール圧縮機は、次のいずれかの構成
を特徴とする。
【0009】(1):うず巻き状のラップを有する旋回
スクロール及び固定スクロールを組み合わせた圧縮機構
と、旋回スクロールを支持するフレームと、旋回スクロ
ールの自転を防止するための旋回スクロール裏面に設け
るキー溝に係合するキー及びフレーム側に設けるキー溝
に係合するキーからなるオルダムリングを備えたスクロ
ール圧縮機において、前記オルダムリングの、前記旋回
スクロール背面に設けるキー溝及びフレーム側に設ける
キー溝に係合するキーに、負荷側摺動面と反負荷側摺動
面とを連通する連通孔を設ける。
【0010】(2):(1)記載の連通孔を、キーの摺
動方向に対し直角に設ける。
【0011】(3):(1)記載の連通孔を、キーの摺
動方向に対し角度を持って設ける。
【0012】(4):(1)乃至(3)記載の連通孔
を、負荷摺動面側が反負荷摺動面側より低くなるように
設ける。
【0013】また、本発明は(1)乃至(4)記載のス
クロール圧縮機を空調機器に用いたことを特徴とする。
【0014】さらに、本発明は(1)乃至(4)記載の
スクロール圧縮機を冷凍・冷蔵庫に用いたことを特徴と
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。まず、全体構成を説明する。
【0016】図1は本発明を実施するスクロール圧縮機
の縦断面図である。図1において、密閉容器1内の上部
に圧縮機部2、下部に電動機部3が収納されている。圧
縮機部2は固定スクロール4を旋回スクロール5に互い
にかみ合わせて圧縮室が形成される。
【0017】固定スクロール4は、円板状の鏡板4aと
これに形成されたラップ4bとからなる。また、外周部
には吸入口6があり、密閉容器1を貫通して外部の冷凍
サイクルに接続する吸入管7が接続されている。一方、
中心部には吐出口8があり、上部に開口している吐出室
9を介し密閉容器1を貫通する吐出管10に連通してい
る。
【0018】一方、旋回スクロール5も円板状の鏡板5
aと、ラップ5bと、鏡板の反ラップ面に形成されたボ
ス5cとからなっている。
【0019】フレーム11は中央部に軸受部12を形成
し、この軸受部12にクランク軸13が支承される。ク
ランク軸13の先端の偏心部13aは、旋回スクロール
5のボス5cに備えた旋回軸受14に挿入され、旋回運
動を行う。
【0020】また、フレーム11には固定スクロール4
がボルトにより固定され、旋回スクロール5はオルダム
リング15によりフレーム11に支承され、固定スクロ
ール4に対し、自転することなく旋回運動を行う。
【0021】旋回スクロール5の背面とフレーム11で
かこまれた空間の背圧室16には吸入圧力と吐出圧力の
中間の圧力が作用している。
【0022】この中間圧力は、旋回スクロール5の鏡板
5aに細孔(背圧孔)17を設け、この細孔17を介し
てスクロール内部の圧縮途中のガスを背圧室16に導
き、旋回スクロール5の背面にガス圧を作用させる。こ
の背面からのガス圧により、旋回スクロール5を固定ス
クロール4に押し付け、圧縮室の密封を行う。
【0023】密閉容器1底部の油溜りの潤滑油18は、
吐出圧力と背圧室16の圧力の圧力差により給油管1
9,給油孔13bを経て軸受及びオルダム継ぎ手などの
摺動部へ給油される。
【0024】ここで、旋回スクロール5の自転防止機構
を形成しているオルダム継ぎ手の摺動部は、旋回スクロ
ール5のキー溝とオルダムリング15のキー及びフレー
ム11のキー溝11aとオルダムリング15の反対側の
キー15bとで成り立っており、キー溝とキーは直線的
な往復運動を行っている。また、オルダム継ぎ手摺動部
への給油は、旋回軸受14を潤滑した後の潤滑油18を
回転中のバランスウェイト20ではねかけることで行っ
ている。
【0025】次に、本発明の一実施例を図2乃至図4に
より説明する。
【0026】図2は環状のオルダムリング15の正面図
を示す。図面上上側が旋回スクロール5側であり、キー
15aが180°方向に2個ある。一方、下側がフレー
ム11側であり、キー15bがキー15aとは90°ず
れた位置に同じく180°方向に2個ある。このような
構成のオルダムリング15のキー15a及びキー15b
に、負荷側摺動面と反負荷側摺動面とを連通する連通孔
21を設けた。
【0027】図3は下側のフレーム11に係合した状態
の、図2に示したオルダムリング15の平面図を示す。
Fは負荷側摺動面を、Xはキー15aの摺動方向、Yは
キー15bの摺動方向を示す。それぞれの摺動方向に対
し直角方向に、負荷側摺動面と反負荷側摺動面とを連通
する連通孔21を設けた。
【0028】次に、上述した図2及び図3の構成におけ
る作用及び効果について、図4を併用して述べる。
【0029】図4は図3に示したA−A縦断面図であ
る。フレーム11のキー溝11aにオルダムリング15
のキー15bが係合され、図面上手前から奥の方向へ往
復動する。キー15bには摺動方向に対し直角方向に、
負荷側摺動面と反負荷側摺動面とを連通する連通孔21
を設けた。この連通孔21に封じ込められた潤滑油は、
キー溝11aとキー15bの隙間hが数十μmと非常に
狭いことと、油の粘性抵抗があるためなかなか外部へは
漏れにくい。従って、圧縮機の特異な運転条件時に、液
冷媒戻り現象が発生して、キー溝11a部の潤滑油が洗
い流された状態で停止しても、次の起動時までは連通孔
21に保持されている潤滑油は、キー溝11aの連通孔
21が開口している負荷側及び反負荷側の摺動面を濡ら
す。すなわち、圧縮機の再起動時に底部の油溜りから、
オルダム継ぎ手まで潤滑油18が供給されるまでの時間
は、連通孔21に保持されている潤滑油により潤滑し、
油枯れによる異常摩耗を防止する効果がある。これは実
験の結果、摺動面に一滴でも潤滑油が存在すれば異常摩
耗は防止できるという裏付けによるものである。なお、
連通孔21の大きさは直径1mm程度であれば、十分な油
量が保持でき、かつ摺動面の面積減少による面圧増大に
はほとんど影響しない値である。
【0030】本発明の他の実施例を図5により説明す
る。
【0031】上述した図2乃至図4に示した一実施例
は、連通孔21を摺動方向に対し直角方向に設けた場合
であるが、図5の実施例は負荷側摺動面と反負荷側摺動
面とを連通する連通孔22を、角度を持って設けたもの
である。この場合は、連通孔22の長さが直角方向に設
けた場合より長くなり、潤滑油を多く保持できる。ま
た、摺動方向に対し角度がついているために、一方向で
は潤滑油が取り込み易い。
【0032】作用,効果については図2乃至図4に示し
た一実施例と同様であり説明は省略するが、さらに信頼
性向上が図れるものと思われる。
【0033】本発明のさらに他の実施例を図6により説
明する。
【0034】図6は図4と同じ部位を示す。図4では連
通孔21は、負荷側摺動面から反負荷側摺動面にかけて
平行となっているが、図6の連通孔23は、反負荷側摺
動面の方が負荷側摺動面の方より高くなっている。すな
わち、角度を持つことで潤滑油の保持量を増加させると
ともに、摺動条件の厳しい負荷側摺動面に積極的に潤滑
油が流れ易くしたものである。作用効果については一,
二実施例と同様であり説明は省略する。
【0035】以上述べた実施例のスクロール圧縮機は各
種空調機器や冷凍・冷蔵庫に用いることが可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、潤滑状態が厳しい環境
下で、それ自身の潤滑効果が期待できない代替冷媒を用
いた場合でも、オルダム継ぎ手摺動部におけるトライボ
ロジーの問題を解決でき、圧縮性能及び摺動信頼性が確
保できるスクロール圧縮機及びそれを用いた空調機器並
びに冷凍・冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスクロール圧縮機の縦
断面図。
【図2】本発明の一実施例に係るオルダムリングの正面
図。
【図3】本発明の一実施例に係るオルダムリングの平面
図。
【図4】図3に示す実施例のA−A断面図。
【図5】本発明の他の実施例に係るオルダムリングの平
面図。
【図6】本発明のさらに他の実施例に係る図3に示す実
施例のA−A断面図。
【符号の説明】
1…密閉容器、2…圧縮機部、3…電動機部、4…固定
スクロール、5…旋回スクロール、11…フレーム、1
1a…フレーム側キー溝、12…主軸受、13…クラン
ク軸、14…旋回軸受、15…オルダムリング、15a
…旋回スクロール側キー、15b…フレーム側キー、1
6…背圧室、18…潤滑油、20…バランスウェイト、
21〜23…連通孔。
フロントページの続き (72)発明者 小山 昌喜 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 野沢 重和 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 ▲高▼橋 治 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】うず巻き状のラップを有する旋回スクロー
    ル及び固定スクロールを組み合わせた圧縮機構と、旋回
    スクロールを支持するフレームと、旋回スクロールの自
    転を防止するための旋回スクロール裏面に設けるキー溝
    に係合するキー及びフレーム側に設けるキー溝に係合す
    るキーからなるオルダムリングを備えたスクロール圧縮
    機において、前記オルダムリングの、前記旋回スクロー
    ル背面に設けるキー溝及びフレーム側に設けるキー溝に
    係合するキーに、負荷側摺動面と反負荷側摺動面とを連
    通する連通孔を設けたことを特徴とするスクロール圧縮
    機。
JP13069297A 1997-05-21 1997-05-21 スクロール圧縮機 Pending JPH10317902A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13069297A JPH10317902A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 スクロール圧縮機

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JP13069297A JPH10317902A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 スクロール圧縮機

Publications (1)

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JPH10317902A true JPH10317902A (ja) 1998-12-02

Family

ID=15040347

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JP13069297A Pending JPH10317902A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 スクロール圧縮機

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JP (1) JPH10317902A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6719545B2 (en) * 2002-02-19 2004-04-13 Sanden Corporation Scroll compressor having a back pressure chamber in a rotation preventing mechanism
CN103452974A (zh) * 2013-09-05 2013-12-18 无锡双友石化机械有限公司 T型键结构

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US6719545B2 (en) * 2002-02-19 2004-04-13 Sanden Corporation Scroll compressor having a back pressure chamber in a rotation preventing mechanism
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