JPH10280577A - 屋根の野地部の遮熱装置 - Google Patents
屋根の野地部の遮熱装置Info
- Publication number
- JPH10280577A JPH10280577A JP8644497A JP8644497A JPH10280577A JP H10280577 A JPH10280577 A JP H10280577A JP 8644497 A JP8644497 A JP 8644497A JP 8644497 A JP8644497 A JP 8644497A JP H10280577 A JPH10280577 A JP H10280577A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat insulating
- air
- heat
- boards
- heat shield
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 野地部から天井板側に放射される輻射熱を遮
断することによって、この天井板が加熱されるのを防止
する。 【解決手段】 野地板の裏側を、エアマット(6)の表面
に金属箔(8)を貼り付けた遮断材(5)で被覆する。
断することによって、この天井板が加熱されるのを防止
する。 【解決手段】 野地板の裏側を、エアマット(6)の表面
に金属箔(8)を貼り付けた遮断材(5)で被覆する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋根の野地部の
遮熱装置に関するものである。
遮熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅の屋根直下の居室は、夏期、小屋裏
の熱で天井板が熱くなり、この天井板からの輻射熱で居
室温度が昇温されるという問題がある。
の熱で天井板が熱くなり、この天井板からの輻射熱で居
室温度が昇温されるという問題がある。
【0003】その解決手段の一つとして、従来、野地板
の裏面にフォームポリスチレン等の断熱材を張り付け、
また、換気などによって小屋裏の空気温度を下げること
が行われている。
の裏面にフォームポリスチレン等の断熱材を張り付け、
また、換気などによって小屋裏の空気温度を下げること
が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォー
ムポリスチレンなどの断熱材を張り付けたものにおいて
は、その断熱材自身からその断熱材に蓄熱された熱が放
射されるため、この輻射熱によって天井板が加熱される
という問題がある。
ムポリスチレンなどの断熱材を張り付けたものにおいて
は、その断熱材自身からその断熱材に蓄熱された熱が放
射されるため、この輻射熱によって天井板が加熱される
という問題がある。
【0005】小屋裏換気によって空気温度を下げる方法
にしても、小屋裏の空気温度より前記輻射熱の方が高い
ため充分な効果が得られていない。
にしても、小屋裏の空気温度より前記輻射熱の方が高い
ため充分な効果が得られていない。
【0006】この発明は、かかる従来の欠点を解消し
て、野地部から天井板側に放射される輻射熱を遮断する
ことによって、この天井板が加熱されるのを防止するよ
うにしたものである。
て、野地部から天井板側に放射される輻射熱を遮断する
ことによって、この天井板が加熱されるのを防止するよ
うにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、野地板の裏側を覆うようにして、多数
の空気セルを備えたプラスチック製エアマットの両側に
金属箔若しくはシートを張り付けてなる遮熱材を取り付
けたことを特徴とするものが提供される。
め、この発明は、野地板の裏側を覆うようにして、多数
の空気セルを備えたプラスチック製エアマットの両側に
金属箔若しくはシートを張り付けてなる遮熱材を取り付
けたことを特徴とするものが提供される。
【0008】また、この出願の請求項2の発明では、上
記において、野地板を張り付けた母屋へ遮熱材の端部を
固定するものが提供される。
記において、野地板を張り付けた母屋へ遮熱材の端部を
固定するものが提供される。
【0009】更に、金属箔の材質としてはアルミニウム
が好適に用いられる。
が好適に用いられる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、(1)(1)…は母
屋、(2)は、その母屋(1)(1)上に張り付けられた野地
板、(3)は、その野地板(2)上に敷設された屋根葺材を
示している。
屋、(2)は、その母屋(1)(1)上に張り付けられた野地
板、(3)は、その野地板(2)上に敷設された屋根葺材を
示している。
【0011】上記のような小屋裏の構造において、上記
各母屋(1)(1)間に、この発明の遮熱材(5)(5)…を、
その端部を母屋(1)の下面に釘打ちなどして固定して、
野地板(2)の裏面を下側から覆っている。
各母屋(1)(1)間に、この発明の遮熱材(5)(5)…を、
その端部を母屋(1)の下面に釘打ちなどして固定して、
野地板(2)の裏面を下側から覆っている。
【0012】図2は、遮熱材(5)の断面構造を示してお
り、(6)(6)は、ポリエチレン等の2枚のプラスチック
シート材を、内部に多数の空気セル(7)(7)…を形成す
るよう、一方を円形に膨出させて貼り合わされた図3の
ようなエアマットであり、緩衝材として梱包材を被覆す
るのに広く用いられているものと同じものである。
り、(6)(6)は、ポリエチレン等の2枚のプラスチック
シート材を、内部に多数の空気セル(7)(7)…を形成す
るよう、一方を円形に膨出させて貼り合わされた図3の
ようなエアマットであり、緩衝材として梱包材を被覆す
るのに広く用いられているものと同じものである。
【0013】そして、このような2枚のエアマット(6)
(6)を膨出側において互いに張り合わせるとともに、そ
の表裏両面にアルミニウム箔(8)(8)を貼着して、その
表裏両面を被覆している。
(6)を膨出側において互いに張り合わせるとともに、そ
の表裏両面にアルミニウム箔(8)(8)を貼着して、その
表裏両面を被覆している。
【0014】上記遮熱材(5)は、野地板(3)の表面温度
が高くなっても、反射断熱によってその輻射熱が天井板
側に伝わるのを防止するため、天井板が加熱されること
がなく、夏期の居室内の温度上昇を緩和することが可能
となるものである。
が高くなっても、反射断熱によってその輻射熱が天井板
側に伝わるのを防止するため、天井板が加熱されること
がなく、夏期の居室内の温度上昇を緩和することが可能
となるものである。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明では、野地板の
裏面を覆うようにしてエアマットと金属箔からなる遮熱
材を取り付けているから、この遮熱材で野地板側から放
射される輻射熱が天井板側に伝達されるのを防止し、夏
期の居室内の温度上昇を抑制できる効果がある。しか
も、エアマットと金属箔からなる遮熱材は安価であり、
且つ、母屋などを釘打ちするなどの手段で簡単に取り付
けることが出来るから施工コストも安価である。
裏面を覆うようにしてエアマットと金属箔からなる遮熱
材を取り付けているから、この遮熱材で野地板側から放
射される輻射熱が天井板側に伝達されるのを防止し、夏
期の居室内の温度上昇を抑制できる効果がある。しか
も、エアマットと金属箔からなる遮熱材は安価であり、
且つ、母屋などを釘打ちするなどの手段で簡単に取り付
けることが出来るから施工コストも安価である。
【0016】加えて、遮熱材は厚みもそれほど厚くなく
て済み、軽量であるから運搬などの取扱性にも優れてい
る。
て済み、軽量であるから運搬などの取扱性にも優れてい
る。
【図1】この発明の実施形態を示す遮熱材を取り付けた
小屋裏の断面図である。
小屋裏の断面図である。
【図2】遮熱材の要部の拡大断面図である。
【図3】エアマットの要部の斜視図である。
(1) 母屋 (2) 野地板 (5) 遮熱材 (6) エアマット (7) 空気セル (8) アルミニウム箔
Claims (3)
- 【請求項1】 野地板の裏側を覆うようにして、多数の
空気セルを備えたプラスチック製エアマットの両面側に
金属箔を張り付けてなる遮熱材を取り付けたことを特徴
とする屋根の野地部の遮熱装置。 - 【請求項2】 野地板を張り付けた母屋へ遮熱材の端部
を固定することを特徴とする請求項1記載の屋根の野地
部の遮熱装置。 - 【請求項3】 金属泊がアルミニウム箔である請求項1
又は2記載の屋根の野地部の遮熱構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8644497A JPH10280577A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 屋根の野地部の遮熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8644497A JPH10280577A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 屋根の野地部の遮熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10280577A true JPH10280577A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13887100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8644497A Pending JPH10280577A (ja) | 1997-04-04 | 1997-04-04 | 屋根の野地部の遮熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10280577A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006249769A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Dan House Kk | 住宅の断熱・防湿・熱反射構造 |
JP2015039590A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 株式会社ジェーピーエヌ | 移動乗物用電気炊飯器 |
JP2015143467A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-08-06 | 株式会社ライフテック | 屋根外装構造 |
JP2016138387A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 株式会社ライフテック | 屋根外装構造 |
JP2020111967A (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-27 | プロックスマテリアル株式会社 | 屋根遮熱構造及び屋根遮熱工法 |
-
1997
- 1997-04-04 JP JP8644497A patent/JPH10280577A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006249769A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Dan House Kk | 住宅の断熱・防湿・熱反射構造 |
JP2015039590A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | 株式会社ジェーピーエヌ | 移動乗物用電気炊飯器 |
JP2015143467A (ja) * | 2013-12-24 | 2015-08-06 | 株式会社ライフテック | 屋根外装構造 |
JP2016138387A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 株式会社ライフテック | 屋根外装構造 |
JP2020111967A (ja) * | 2019-01-11 | 2020-07-27 | プロックスマテリアル株式会社 | 屋根遮熱構造及び屋根遮熱工法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040601 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |