JPH10279481A - ピリドンカルボン酸の可溶化方法、その可溶化剤および可溶化されたピリドンカルボン酸からなる水性液剤 - Google Patents
ピリドンカルボン酸の可溶化方法、その可溶化剤および可溶化されたピリドンカルボン酸からなる水性液剤Info
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- JPH10279481A JPH10279481A JP2236498A JP2236498A JPH10279481A JP H10279481 A JPH10279481 A JP H10279481A JP 2236498 A JP2236498 A JP 2236498A JP 2236498 A JP2236498 A JP 2236498A JP H10279481 A JPH10279481 A JP H10279481A
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Abstract
に許容される塩に、一般式(I): 【化1】 (式中、L1 は炭素数14以下の置換されてもよい複素
環基またはアリール基を、R1 は炭素数4以下の置換さ
れてもよいアルキル基または単結合を意味する)で表さ
れるアリールカルボン酸を配合することを特徴とするピ
リドンカルボン酸の可溶化方法、その可溶化剤および可
溶化されたピリドンカルボン酸からなる水性液剤。 【効果】 本発明の可溶化方法によれば、生理pH付近
におけるピリドンカルボン酸化合物またはそれらの塩の
溶解度を向上させることができ、主として点眼用、点鼻
用および点耳用などに適用される水性液剤を調製するこ
とができる。
Description
て抗菌活性を有するピリドンカルボン酸またはその薬理
学的に許容される塩の可溶化方法、その可溶化剤および
可溶化されたピリドンカルボン酸からなる水性液剤に関
する。
許容される塩は、極めて優れた合成抗菌剤として知られ
ている。しかし、該ピリドンカルボン酸は分子内にカル
ボン酸およびジヒドロピリジン骨格を有するツビッター
イオン(zwitterion)であるため、生理的pH、すなわ
ち中性付近における水に対する溶解度が極めて低い。そ
のため、ピリドンカルボン酸またはその薬理学的に許容
される塩を含有する水性液剤は、中性付近における製剤
化が困難であるという問題がある。
その薬理学的に許容される塩を可溶化させるために、例
えばピリドンカルボン酸の乳酸塩に無機酸を添加したり
(特開昭60−94910号公報)、ピリドンカルボン
酸に過剰の塩基を添加したり(特開昭61−18077
1号公報)、ピリドンカルボン酸またはその塩にアルミ
ニウム、マグネシウムまたは亜鉛を構成成分とする金属
化合物を添加する(特開昭63−188626号公報)
ことが知られているが、これらの水性液剤には添加した
可溶化剤によるpHの変化や可溶化剤自身による局所刺
激などの毒性があり、予想外の障害を引き起こすという
問題がある。したがって、未だ生理的pH、すなわち中
性付近では安全で且つ有用な可溶化されたピリドンカル
ボン酸からなる水性液剤ができていないのが現状であ
る。
ドンカルボン酸またはその薬理学的に許容される塩の可
溶化方法を提供することにある。また本発明の他の目的
は、アリールカルボン酸を有効成分とするピリドンカル
ボン酸またはその薬理学的に許容される塩の可溶化剤を
提供することにある。また本発明のさらに他の目的は、
可溶化されたピリドンカルボン酸にアリールカルボン酸
を配合することにより得られる水性液剤を提供すること
にある。さらに、本発明の目的は高濃度にピリドンカル
ボン酸またはその薬理学的に許容される塩を含有する水
性液剤を提供することにある。
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ピリドンカルボン酸
またはその薬理学的に許容される塩にアリールカルボン
酸を配合することにより、生理的pH付近においてピリ
ドンカルボン酸またはその薬理学的に許容される塩が可
溶化することを見出し、本発明を完成するに到った。
様は次の通りである。 (1)ピリドンカルボン酸またはその薬理学的に許容さ
れる塩に、一般式(I):
てもよい複素環基またはアリール基を、R1 は炭素数4
以下の置換されてもよいアルキル基または単結合を意味
する)で表されるアリールカルボン酸を配合することを
特徴とするピリドンカルボン酸またはその薬理学的に許
容される塩の可溶化方法。 (2)アリールカルボン酸が、プラノプロフェン、イブ
プロフェン、ブロムフェナック、2−ナフトエ酸、2−
ナフチル酢酸および2−ナフトキシ酢酸からなる群より
選ばれる少なくとも1種の化合物である上記(1)記載
のピリドンカルボン酸の可溶化方法。 (3)ピリドンカルボン酸が一般式(II):
置換されてもよいCHを、R2 、R3、R4 およびR5
は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
ハロゲン、カルボキシル基、置換されてもよい低級アル
キル基、置換されてもよいシクロアルキル基、置換され
てもよい低級アシル基、置換されてもよいアリール基ま
たは置換されてもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R
3 、R4 およびR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜
7員環を形成してもよい)で表される上記(1)記載の
ピリドンカルボン酸の可溶化方法。 (4)ピリドンカルボン酸が、ロメフロキサシン、ノル
フロキサシン、エノキサシン、オフロキサシン、シプロ
フロキサシン、トスフロキサシン、フレロキサシン、シ
ノキサシン、レボフロキサシンおよびスパルフロキサシ
ンからなる群より選ばれる1種の化合物である上記
(3)記載のピリドンカルボン酸の可溶化方法。 (5)ピリドンカルボン酸1重量部に対しアリールカル
ボン酸を0.001〜50重量部配合することを特徴と
する上記(1)〜(4)のいずれかに記載のピリドンカ
ルボン酸の可溶化方法。 (6)一般式(I):
てもよい複素環基またはアリール基を、R1 は炭素数4
以下の置換されてもよいアルキル基または単結合を意味
する)で表されるアリールカルボン酸を有効成分とする
ピリドンカルボン酸またはその薬理上許容される塩の可
溶化剤。 (7)アリールカルボン酸が、プラノプロフェン、イブ
プロフェン、ブロムフェナック、2−ナフトエ酸、2−
ナフチル酢酸および2−ナフトキシ酢酸からなる群より
選ばれる少なくとも1種の化合物である上記(6)記載
の可溶化剤。 (8)ピリドンカルボン酸が一般式(II):
置換されてもよいCHを、R2 、R3、R4 およびR5
は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
ハロゲン、カルボキシル基、置換されてもよい低級アル
キル基、置換されてもよいシクロアルキル基、置換され
てもよい低級アシル基、置換されてもよいアリール基ま
たは置換されてもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R
3 、R4 およびR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜
7員環を形成してもよい)で表される上記(6)記載の
可溶化剤。 (9)ピリドンカルボン酸が、ロメフロキサシン、ノル
フロキサシン、エノキサシン、オフロキサシン、シプロ
フロキサシン、トスフロキサシン、フレロキサシン、シ
ノキサシン、レボフロキサシンおよびスパルフロキサシ
ンからなる群より選ばれる1種の化合物である上記
(8)記載の可溶化剤。 (10)ピリドンカルボン酸1重量部に対しアリールカ
ルボン酸を0.001〜10重量部配合することを特徴
とする上記(6)〜(9)のいずれかに記載の可溶化
剤。 (11)上記(1)記載の可溶化方法により得られる可
溶化されたピリドンカルボン酸またはその薬理学的に許
容される塩および一般式(I):
てもよい複素環基またはアリール基を、R1 は炭素数4
以下の置換されてもよいアルキル基または単結合を意味
する)で表されるアリールカルボン酸からなる水性液
剤。 (12)アリールカルボン酸が、プラノプロフェン、イ
ブプロフェン、ブロムフェナック、2−ナフトエ酸、2
−ナフチル酢酸および2−ナフトキシ酢酸からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種の化合物である上記(11)
記載の水性液剤。 (13)ピリドンカルボン酸が一般式(II):
置換されてもよいCHを、R2 、R3、R4 およびR5
は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
ハロゲン、カルボキシル基、置換されてもよい低級アル
キル基、置換されてもよいシクロアルキル基、置換され
てもよい低級アシル基、置換されてもよいアリール基ま
たは置換されてもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R
3 、R4 およびR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜
7員環を形成してもよい)で表される上記(11)記載
の水性液剤。 (14)ピリドンカルボン酸が、ロメフロキサシン、ノ
ルフロキサシン、エノキサシン、オフロキサシン、シプ
ロフロキサシン、トスフロキサシン、フレロキサシン、
シノキサシン、レボフロキサシンおよびスパルフロキサ
シンからなる群より選ばれる1種の化合物である上記
(13)記載の水性液剤。 (15)点眼剤である上記(11)〜(14)のいずれ
かに記載の水性液剤。 (16)点鼻剤である上記(11)〜(14)のいずれ
かに記載の水性液剤。 (17)点耳剤である上記(11)〜(14)のいずれ
かに記載の水性液剤。 (18)ピリドンカルボン酸またはその薬理上許容され
る塩の濃度が0.2〜5.0(w/v)%である少なく
ともピリドンカルボン酸またはその薬理上許容される塩
を含む水性液剤。 (19)ピリドンカルボン酸が一般式(II):
置換されてもよいCHを、R2 、R3、R4 およびR5
は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
ハロゲン、カルボキシル基、置換されてもよい低級アル
キル基、置換されてもよいシクロアルキル基、置換され
てもよい低級アシル基、置換されてもよいアリール基ま
たは置換されてもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R
3 、R4 およびR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜
7員環を形成してもよい)で表される上記(18)記載
の水性液剤。 (20)ピリドンカルボン酸が、ロメフロキサシン、ノ
ルフロキサシン、エノキサシン、オフロキサシン、シプ
ロフロキサシン、トスフロキサシン、フレロキサシン、
シノキサシン、レボフロキサシンおよびスパルフロキサ
シンからなる群より選ばれる1種の化合物である上記
(18)記載の水性液剤。
物であって抗菌活性を有するピリドンカルボン酸または
その薬理学的に許容される塩に、アリールカルボン酸を
有効成分とする可溶化剤を配合することによって行われ
る。その態様としては、例えばピリドンカルボン酸また
はその薬理学的に許容される塩にアリールカルボン酸を
添加することなどによって行われる。
カルボン酸を水に溶解し、pHを3以下にした後添加さ
れる。その後pHを3.5〜8.5、好ましくは6〜8
に調整する。
(I)
てもよい複素環基またはアリール基を、R1 は炭素数4
以下の置換されてもよいアルキル基または単結合を意味
する)で表され、特に制限なく使用できる。
環基」なる表現中の複素環基としては、環を構成する原
子として炭素原子以外に、窒素原子、硫黄原子および酸
素原子のうちから選ばれる少なくとも1個のヘテロ原子
を含有するものであってよく、飽和または不飽和の単環
式または多環式複素環基を包含する。好ましい複素環基
としては、以下のものが挙げられる。1〜4個の窒素原
子を含有する3〜6員不飽和複素単環基、例えばピロリ
ル、ピロリニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジ
ル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、トリア
ゾリル(例えば4H−1,2,4−トリアゾリル、1H
−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−トリ
アゾリルなど)、テトラゾリル(例えば1H−テトラゾ
リル、2H−テトラゾリルなど)、トリアジニル(例え
ば、1,2,4−トリアジニルなど)など;1〜4個の
窒素原子を含有する3〜7員飽和複素単環基、例えばピ
ロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピペラ
ジニル、ホモピペラジニルなど;1〜4個の窒素原子を
含有する飽和複素多環基、例えばキヌクリジニルなど;
1〜5個の窒素原子を含有する不飽和複素多環基、例え
ばインドリル、イソインドリル、3H−インドリル、イ
ンドリジニル、ベンゾイミダゾリル、キノリル、イソキ
ノリル、インダゾリル、フタラジニル、ナフチリジニ
ル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、ベ
ンゾトリアゾリル、テトラゾロピリダジニル(例えばテ
トラゾロ[1,5−b]ピリダジニルなど)、プテリジ
ニル、カルバゾリル、フェナントリニジル、アクリジニ
ル、ペリミジルなど;1〜3個の窒素原子と1〜2個の
酸素原子を含有する3〜6員不飽和複素単環基、例えば
オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル
(例えば1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−
オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリルな
ど)など;1〜3個の窒素原子と1〜2個の酸素原子と
を含有する3〜6員飽和複素単環基、例えばモルホリニ
ル、シドノリルなど;1〜3個の窒素原子と1〜2個の
酸素原子とを含有する不飽和縮合複素環基、例えばベン
ゾフラザニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサジニ
ル、ベンゾオキサジアゾリルなど;1〜3個の窒素原子
と1〜2個の硫黄原子とを含有する3〜6員不飽和縮合
複素環基、例えばチアゾリル、イソチアゾリル、チアジ
アゾリル(例えば1,2,4−チアジアゾリル、1,
3,4−チアジアゾリル、1,2,5−チアジアゾリル
など)など;1〜3個の窒素原子と1〜2個の硫黄原子
とを含有する3〜6員飽和複素単環基(例えばチアゾリ
ジニルなど);1〜3個の窒素原子と1〜2個の硫黄原
子とを含有する不飽和縮合複素環基(例えばベンゾチア
ゾリル、ベンゾチアジアゾリルなど);1個の酸素原子
を含有する3〜6員不飽和複素単環基、例えばフリル、
ピラニルなど;1〜2個の硫黄原子を含有する3〜6員
不飽和複素単環基、例えばチエニル、ジヒドロチエニル
など;1〜2個の硫黄原子を含有する不飽和縮合複素環
基(例えばベンゾチエニルなど)など。
ール基」なる表現中のアリール部分としては、フェニ
ル、ナフチルなどが挙げられ、これらのうちでも好まし
いのは、ナフチルである。
水酸基、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されてもよ
い脂肪族アルキル基、芳香族アルキル基、脂肪族カルボ
ン酸基、芳香族カルボン酸基、脂肪族カルボン酸エステ
ル基、芳香族カルボン酸エステル基、脂肪族エーテル
基、芳香族エーテル基、脂肪族アルコール基、芳香族ア
ルコール基、脂肪族アルデヒド基、芳香族アルデヒド
基、脂肪族アミノ基、芳香族アミノ基よりなる群から選
ばれた置換基の1種または2種以上で置換されてもよ
い。
ル基」なる表現中のアルキル部分としては、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
tert−ブチルなどの直鎖状または分枝鎖状のものが
挙げられる。
トエ酸関連化合物、サリチル酸関連化合物、フェニル酢
酸関連化合物、ピラゾロン関連化合物、アントラニール
酸関連化合物、インドール酢酸関連化合物、フェンクロ
ズ酸関連化合物およびそれらの塩などが挙げられる。
トエ酸、2−ナフチル酢酸および2−ナフトキシ酢酸な
どが挙げられる。
酸、アスピリン、フルフェニサール、エテンザミドおよ
びベノリレイトなどが挙げられる。
ェナック、アルクロフェナック、フルビプロフェン、ケ
トプロフェン、ナプロキセン、イブプロフェン、ブロム
フェナック、プラノプロフェン、ナモキシレートおよび
フェノプロフェンなどが挙げられる。
リン、フェニルブタゾン、アザプロパゾン、シノペンタ
ゾンなどが挙げられる。
フェナム酸、ニフルム酸、ジクロフェナック、メチアジ
ン酸、プロチジン酸、クロニキシン、フルフェナム酸お
よびケトプロフェンなどが挙げられる。
ドメサシンおよびイントラゾールなどが挙げられる。
リドンカルボン酸とは、ピリジン骨格またはピリダジン
骨格の3位にカルボキシル基を、4位にオキソ基を有す
る化合物である。また、本明細書中におけるピリドンカ
ルボン酸とは、水に対する溶解性が、第12改正日本薬
局方解説書(1991)東京、広川書店、A−45頁通
則24性状の項の溶解性の試験を行う際「やや溶けにく
い」から「ほとんど溶けない」または国際薬局方III
版の"sparingly soluble" から“practically insolubl
e”に相当する溶解性を示すピリドンカルボン酸を意味
する。
一般式(II)
置換されてもよいCHを、R2 、R3、R4 およびR5
は同一または異なっていてもよく、それぞれ水素原子、
ハロゲン、カルボキシル基、置換されてもよい低級アル
キル基、置換されてもよいシクロアルキル基、置換され
てもよい低級アシル基、置換されてもよいアリール基ま
たは置換されてもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R
3 、R4 およびR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜
7員環を形成してもよい)で表される。
表現中の低級アルキル部分としては、炭素数1〜6個の
アルキル基であり、例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、tert
−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ネオヘキシルな
どの直鎖状または分枝鎖状のものが挙げられる。「置換
されてもよいシクロアルキル基」なる表現中のシクロア
ルキル部分としては、炭素数3〜9個のアルキル基であ
り、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどが挙げられ
る。上記低級アルキル基およびシクロアルキル基の置換
基としては、低級アルキル基、ハロゲンなどが挙げられ
る。
現中の低級アシル部分としては、ホルミル基、アセチル
基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バ
レリル基、ベンゾイル基、ナフトイル基、トリオイル
基、サリチロイル基などが挙げられる。
当な置換基、例えば、低級アルキル(メチル、エチル、
プロピルなど);低級アルコキシ(メトキシ、エトキ
シ、プロポキシなど);低級アルキルチオ(メチルチ
オ、エチルチオなど);低級アルキルアミノ(メチルア
ミノ、エチルアミノ、プロピルアミノなど);シクロ低
級アルキル、例えば、シクロ (C3 〜C6 ) アルキル
(シクロペンル、シクロヘキシルなど);シクロ低級ア
ルケニル、例えば、シクロ (C3 〜C6 ) アルケニル
(シクロキセニル、シクロヘキサジエニルなど);ハロ
ゲン(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素);アミノ;アミノ
保護基;ヒドロキシ;保護されたヒドロキシ;シアノ;
ニトロ;カルボキシ;保護されたカルボキシ;スルホ;
スルファモイル;イミノ;オキソ;アミノ低級アルキル
(アミノメチル、アミノエチルなど);カルバモイルオ
キシ;ヒドロキシ低級アルキル(ヒドロキシメチル、1
−または2−ヒドロキシエチル、1−または2−または
3−ヒドロキシプロピルなど)などで置換されていても
よい。
「置換されてもよい複素環基」なる表現中のアリール部
分および複素環部分としては、前記例示したものが挙げ
られ、該アリール基および複素環基の置換基も前記例示
したものが挙げられる。
2以上の基を介して形成する4〜7員の複素環基として
は、例えばチエニル基、フリル基、ピロリル基、イミダ
ゾリル基、ピラゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリ
ル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、オキサジ
アゾリル基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基、ピリ
ジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル
基、トリアジニル基、ジチアゾリル基、ジオキソラニル
基、ジチオリル基、ピロリジニル基、チアジアジニル
基、ジチアジアジニル基、モルホリニル基、オキサジニ
ル基、チアジニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル
基、ピラニル基、チオピラニル基などが挙げられる。
は、エノキサシン〔1−エチル−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−
1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸〕、オフロキサ
シン〔(±)−9−フルオロ−2,3−ジヒドロ−3−
メチル−10−(4−メチル−1−ピペラジニル)−7
−オキソ−7H−[1,2,3−de]−1,4−ベン
ゾオキサジン−6−カルボン酸〕、シノキサシン〔1−
エチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−[1,3]−
ジオキソロ[4,5−g]シノリン−3−カルボン
酸〕、シプロフロキサシン〔1−シクロプロピル−6−
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1−
ピペラジニル)−3−キノリンカルボン酸〕、スパルフ
ロキサシン〔5−アミノ−1−シクロプロピル−7−
(cis−3,5−ジメチル−1−ピペラジニル)−
6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸〕、トスフロキサシン〔(±)
−7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−(2,
4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−1−ナフチリジン−3−カルボン
酸〕、ノルフロキサシン〔1−エチル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−7−(1−ピペラジニ
ル)−3−キノリンカルボン酸〕、フレロキサシン
〔6,8−ジフルオロ−1−(2−フルオロエチル)−
1,4−ジヒドロ−7−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸〕、レボフ
ロキサシン〔(−)−(S)−9−フルオロ−2,3−
ジヒドロ−3−メチル−10−(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)−7−オキソ−7H−ピリド[1,2,3−
de][1,4]ベンゾオキサジン−6−カルボン
酸〕、ロメフロキサシン〔1−エチル−6,8−ジフル
オロ−1,4−ジヒドロ−7−(3−メチル−1−ピペ
ラジニル)−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸〕、
5,8−ジヒドロ−8−エチル−2−(1−ピペラジニ
ル)−5−オキソピリド〔2,3−d〕ピリミジンカル
ボン酸、7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
エチル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸、7−(3−
アミノ−1−ピロリジニル)−1−シクロプロピル−6
−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−
ナフチリジン−3−カルボン酸、1−シクロプロピル−
6−フルオロ−7−(3−メチルアミノ−1−ピロリジ
ニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフ
チリジン−3−カルボン酸、7−(3−アミノ−3−メ
チル−1−ピロリジニル)−1−シクロプロピル−6−
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナ
フチリジン−3−カルボン酸などの化合物およびそれら
の塩などが挙げられる。
る塩としては、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸、酢
酸、乳酸、コハク酸、メタンスルホン酸、マレイン酸、
マロン酸、グルコン酸などの有機酸、アスパラギン酸、
グルタミン酸などのアミノ酸などの酸から形成される酸
付加塩やナトリウム塩やカリウム塩などの金属塩などが
挙げられる。
許容される塩に添加させるアリールカルボン酸の量とし
ては、ピリドンカルボン酸またはその薬理学的に許容さ
れる塩1重量部に対し、好ましくは0.001〜50重
量部程度が例示される。
許容される塩の可溶化剤は、アリールカルボン酸を有効
成分とするものであり、その添加量は前記記載したもの
と同程度が例示される。
は、精製水、特に注射用蒸留水が挙げられる。該水性液
剤の有効成分であるピリドンカルボン酸の濃度は、アリ
ールカルボン酸によって著しく高められ、好ましくは
0.2〜5.0(w/v)%となる。
ルボン酸としては、前記と同様のものが使用される。
溶解補助剤、防腐剤、粘稠剤、キレート剤、芳香剤など
の各種添加剤を適宜添加してもよい。
ホウ酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酒石酸緩衝剤、酢酸塩
緩衝剤、アミノ酸などが挙げられる。
グルコース、マンニトール等の糖類、グリセリン、プロ
ピレングリコールなどの多価アルコール類、塩化ナトリ
ウムなどの塩類などが挙げられる。
チレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンオ
キシステアリン酸トリグリセリド、ポリエチレングリコ
ール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などの非イオン
界面活性剤などが挙げられる。
ウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウムな
どの第四級アンモニウム塩類、パラオキシ安息香酸メチ
ル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プ
ロピル、パラオキシ安息香酸ブチルなどのパラオキシ安
息香酸エステル類、ベンジルアルコール、フェネチルア
ルコール、ソルビン酸およびそれらの塩、チメロサー
ル、クロロブタノール、デヒドロ酢酸ナトリウムなどが
挙げられる。
ドン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよび
それらの塩などが挙げられる。
ム、クエン酸などが挙げられる。芳香剤としては、1−
メントール、ボルネオール、カンフル、ユーカリ油など
が挙げられる。
耳剤として使用される。点眼剤として用いる場合、pH
は通常約3.5〜8.5、好ましくは約6〜8に、点鼻
剤として用いる場合、pHは通常約3.5〜8.5、好
ましくは約6〜8に、点耳剤として用いる場合、pHは
通常約3.5〜8.5、好ましくは約6〜8に調整す
る。
類によって異なるが、各液剤について自体公知の手段を
採用できる。
で用いる場合、眼炎症を有効に消炎させるに充分な量で
あればよく、症状、炎症の種類、該液剤を適用するヒ
ト、動物の種類などによって変動しうるが、一般に20
〜200μL/1回、好ましくは50〜100μL/1
回を1日1〜12回の範囲で適宜選択しうる。
らに詳細に説明する。
ン酸の効果1〕プラノプロフェン、イブプロフェンまた
はブロムフェナックを含有する0.1%リン酸二水素ナ
トリウム水溶液100mlに、過剰量のノルフロキサシ
ンまたはエノキサシンを加え、pHを塩酸または水酸化
ナトリウムにより7〜8に調整した。25℃にて1週間
振蘯した後、0.45μmのメンブランフィルターで濾
過し、ノルフロキサシンまたはエノキサシン含量を高速
液体クロマトグラフ法により測定した。結果を表1に示
す。
ン酸の効果2〕2−ナフトエ酸、2−ナフチル酢酸また
は2−ナフトキシ酢酸を含有する0.1%リン酸二水素
ナトリウム水溶液100mlに、過剰量のノルフロキサ
シンまたはエノキサシンを加え、pHを塩酸または水酸
化ナトリウムにより8〜9に調整した。25℃にて1週
間振蘯した後、0.45μmのメンブランフィルターで
濾過し、ノルフロキサシンまたはエノキサシン含量を高
速液体クロマトグラフ法により測定した。結果を表2に
示す。
ン酸の効果3〕プラノプロフェン、イブプロフェン、ジ
クロフェナック、ブロムフェナック、2−ナフトエ酸、
2−ナフチル酢酸または2−ナフトキシ酢酸を含有する
0.1%リン酸二水素ナトリウム水溶液100mlに、
過剰量のロメフロキサシンを加え、pHを塩酸または水
酸化ナトリウムにより8〜9に調整した。25℃にて1
週間振蘯した後、0.45μmのメンブランフィルター
で濾過し、ロメフロキサシン含量を高速液体クロマトグ
ラフ法により測定した。結果を表3に示す。
に、プラノプロフェン、イブプロフェン、ジクロフェナ
ック、ブロムフェナック、2−ナフトエ酸、2−ナフチ
ル酢酸および2−ナフトキシ酢酸などのアリールカルボ
ン酸化合物の群から選ばれる少なくとも1種以上の化合
物の添加により、ノルフロキサシン、エノキサシン、ロ
メフロキサシンなどのピリドンカルボン酸化合物または
それらの塩の溶解度が1.5〜3倍程度向上した。
点耳剤を調製した。いずれの処方も室温で4日保存して
も結晶の析出は見られなかった。尚、ノルフロキサシン
の0.1%リン酸緩衝液(pH8)および1.6%ホウ
酸緩衝液(pH7)中の溶解度はそれぞれ0.036%
および0.039%であり、エノキサシンの0.1%リ
ン酸緩衝液(pH7)および1.6%ホウ酸緩衝液(p
H6)中の溶解度はそれぞれ0.028%および0.1
7%であった。オフロキサシンの生理食塩水(リン酸で
pH7に調整)中の溶解度は0.5%であった。
付近におけるピリドンカルボン酸化合物またはそれらの
塩の溶解度を向上させることができ、主として点眼用、
点鼻用および点耳用などに適用される水性液剤を調製す
ることができる。
Claims (20)
- 【請求項1】 ピリドンカルボン酸またはその薬理学的
に許容される塩に、一般式(I): 【化1】 (式中、L1 は炭素数14以下の置換されてもよい複素
環基またはアリール基を、R1 は炭素数4以下の置換さ
れてもよいアルキル基または単結合を意味する)で表さ
れるアリールカルボン酸を配合することを特徴とするピ
リドンカルボン酸またはその薬理学的に許容される塩の
可溶化方法。 - 【請求項2】 アリールカルボン酸が、プラノプロフェ
ン、イブプロフェン、ブロムフェナック、2−ナフトエ
酸、2−ナフチル酢酸および2−ナフトキシ酢酸からな
る群より選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項
1記載のピリドンカルボン酸の可溶化方法。 - 【請求項3】 ピリドンカルボン酸が一般式(II): 【化2】 (式中、X、YおよびZは窒素原子または置換されても
よいCHを、R2 、R3、R4 およびR5 は同一または
異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン、カ
ルボキシル基、置換されてもよい低級アルキル基、置換
されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよい低級
アシル基、置換されてもよいアリール基または置換され
てもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R3 、R4 およ
びR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜7員環を形成
してもよい)で表される請求項1記載のピリドンカルボ
ン酸の可溶化方法。 - 【請求項4】 ピリドンカルボン酸が、ロメフロキサシ
ン、ノルフロキサシン、エノキサシン、オフロキサシ
ン、シプロフロキサシン、トスフロキサシン、フレロキ
サシン、シノキサシン、レボフロキサシンおよびスパル
フロキサシンからなる群より選ばれる1種の化合物であ
る請求項3記載のピリドンカルボン酸の可溶化方法。 - 【請求項5】 ピリドンカルボン酸1重量部に対しアリ
ールカルボン酸を0.001〜50重量部配合すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のピリドン
カルボン酸の可溶化方法。 - 【請求項6】 一般式(I): 【化3】 (式中、L1 は炭素数14以下の置換されてもよい複素
環基またはアリール基を、R1 は炭素数4以下の置換さ
れてもよいアルキル基または単結合を意味する)で表さ
れるアリールカルボン酸を有効成分とするピリドンカル
ボン酸またはその薬理上許容される塩の可溶化剤。 - 【請求項7】 アリールカルボン酸が、プラノプロフェ
ン、イブプロフェン、ブロムフェナック、2−ナフトエ
酸、2−ナフチル酢酸および2−ナフトキシ酢酸からな
る群より選ばれる少なくとも1種の化合物である請求項
6記載の可溶化剤。 - 【請求項8】 ピリドンカルボン酸が一般式(II): 【化4】 (式中、X、YおよびZは窒素原子または置換されても
よいCHを、R2 、R3、R4 およびR5 は同一または
異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン、カ
ルボキシル基、置換されてもよい低級アルキル基、置換
されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよい低級
アシル基、置換されてもよいアリール基または置換され
てもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R3 、R4 およ
びR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜7員環を形成
してもよい)で表される請求項6記載の可溶化剤。 - 【請求項9】 ピリドンカルボン酸が、ロメフロキサシ
ン、ノルフロキサシン、エノキサシン、オフロキサシ
ン、シプロフロキサシン、トスフロキサシン、フレロキ
サシン、シノキサシン、レボフロキサシンおよびスパル
フロキサシンからなる群より選ばれる1種の化合物であ
る請求項8記載の可溶化剤。 - 【請求項10】 ピリドンカルボン酸1重量部に対しア
リールカルボン酸を0.001〜10重量部配合するこ
とを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の可溶化
剤。 - 【請求項11】 請求項1記載の可溶化方法により得ら
れる可溶化されたピリドンカルボン酸またはその薬理学
的に許容される塩および一般式(I): 【化5】 (式中、L1 は炭素数14以下の置換されてもよい複素
環基またはアリール基を、R1 は炭素数4以下の置換さ
れてもよいアルキル基または単結合を意味する)で表さ
れるアリールカルボン酸からなる水性液剤。 - 【請求項12】 アリールカルボン酸が、プラノプロフ
ェン、イブプロフェン、ブロムフェナック、2−ナフト
エ酸、2−ナフチル酢酸および2−ナフトキシ酢酸から
なる群より選ばれる少なくとも1種の化合物である請求
項11記載の水性液剤。 - 【請求項13】 ピリドンカルボン酸が一般式(I
I): 【化6】 (式中、X、YおよびZは窒素原子または置換されても
よいCHを、R2 、R3、R4 およびR5 は同一または
異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン、カ
ルボキシル基、置換されてもよい低級アルキル基、置換
されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよい低級
アシル基、置換されてもよいアリール基または置換され
てもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R3 、R4 およ
びR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜7員環を形成
してもよい)で表される請求項11記載の水性液剤。 - 【請求項14】 ピリドンカルボン酸が、ロメフロキサ
シン、ノルフロキサシン、エノキサシン、オフロキサシ
ン、シプロフロキサシン、トスフロキサシン、フレロキ
サシン、シノキサシン、レボフロキサシンおよびスパル
フロキサシンからなる群より選ばれる1種の化合物であ
る請求項13記載の水性液剤。 - 【請求項15】 点眼剤である請求項11〜14のいず
れかに記載の水性液剤。 - 【請求項16】 点鼻剤である請求項11〜14のいず
れかに記載の水性液剤。 - 【請求項17】 点耳剤である請求項11〜14のいず
れかに記載の水性液剤。 - 【請求項18】 ピリドンカルボン酸またはその薬理上
許容される塩の濃度が0.2〜5.0(w/v)%であ
る少なくともピリドンカルボン酸またはその薬理上許容
される塩を含む水性液剤。 - 【請求項19】 ピリドンカルボン酸が一般式(I
I): 【化7】 (式中、X、YおよびZは窒素原子または置換されても
よいCHを、R2 、R3、R4 およびR5 は同一または
異なっていてもよく、それぞれ水素原子、ハロゲン、カ
ルボキシル基、置換されてもよい低級アルキル基、置換
されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよい低級
アシル基、置換されてもよいアリール基または置換され
てもよい複素環基を意味し、Z、R2 、R3 、R4 およ
びR5 は任意の2つ以上の基を介して4〜7員環を形成
してもよい)で表される請求項18記載の水性液剤。 - 【請求項20】 ピリドンカルボン酸が、ロメフロキサ
シン、ノルフロキサシン、エノキサシン、オフロキサシ
ン、シプロフロキサシン、トスフロキサシン、フレロキ
サシン、シノキサシン、レボフロキサシンおよびスパル
フロキサシンからなる群より選ばれる1種の化合物であ
る請求項18記載の水性液剤。
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JP02236498A JP4707201B2 (ja) | 1997-02-04 | 1998-02-03 | ピリドンカルボン酸の可溶化方法、その可溶化剤および可溶化されたピリドンカルボン酸からなる水性液剤 |
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JP1997021807 | 1997-02-04 | ||
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JP2009209069A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Rohto Pharmaceut Co Ltd | 光安定性が改善されたニューキノロン系抗菌剤含有医薬組成物 |
JP2012036208A (ja) * | 2000-10-18 | 2012-02-23 | Senju Pharmaceut Co Ltd | 局所用水性液剤 |
KR20140012061A (ko) | 2011-01-18 | 2014-01-29 | 센주 세이야꾸 가부시키가이샤 | 보존 효력을 갖는 브롬페낙 수성 액제 조성물 |
JP2016117737A (ja) * | 2009-10-15 | 2016-06-30 | ジョンソン、マッセイ、パブリック、リミテッド、カンパニーJohnson Matthey Public Limited Company | ブロムフェナクナトリウムの多形体、及び、ブロムフェナクナトリウム多形体の製造方法 |
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1998
- 1998-02-03 JP JP02236498A patent/JP4707201B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9107888B2 (en) | 2011-01-18 | 2015-08-18 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Aqueous liquid bromfenac composition having preservative efficacy |
US9561280B2 (en) | 2011-01-18 | 2017-02-07 | Senju Pharmaceutical Co., Ltd. | Aqueous liquid bromfenac composition having preservative efficacy |
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