JPH06166623A - 抗菌性組成物 - Google Patents

抗菌性組成物

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Publication number
JPH06166623A
JPH06166623A JP5117395A JP11739593A JPH06166623A JP H06166623 A JPH06166623 A JP H06166623A JP 5117395 A JP5117395 A JP 5117395A JP 11739593 A JP11739593 A JP 11739593A JP H06166623 A JPH06166623 A JP H06166623A
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JP
Japan
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silver
group
formula
compound
antibacterial composition
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Application number
JP5117395A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ohashi
修 大橋
Keiko Watanabe
啓子 渡辺
Kiyoko Sakai
心子 酒井
Masahiro Takahata
正裕 高畑
Masashi Imamura
雅志 今村
Isamu Takakura
勇 高倉
Takashi Yasuda
隆 保田
Shuntaro Takano
俊太郎 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyama Chemical Co Ltd
Original Assignee
Toyama Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (1)銀担持アルミノ珪酸、銀担持カルシウム
系セラミックスなどの銀担持無機化合物および(2)薬剤
を有効成分とし、さらに(3)ハロゲン化アルカリ金属、
ハロゲン化アルカリ土類金属、ハロゲン化亜鉛などのハ
ロゲン化合物が添加されていてもよい抗菌性組成物。 【効果】 本発明の銀担持無機化合物および薬剤を有効
成分とする抗菌組成物は、薬剤耐性獲得を抑制し、感染
症の治療に有用である。とりわけ緑膿菌のキノロン系抗
菌剤に対する耐性を生じさせないので、緑膿菌の感染症
の治療に有用である。さらに、この抗菌性組成物は、ハ
ロゲン化合物が添加されているので、変色・着色せず、
良好な外観を呈する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀担持無機化合物およ
び薬剤を有効成分として含有する抗菌性組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のめざましい抗菌性物質の開発にか
かわらず、火傷患者または褥創患者などにおける緑膿菌
感染症の治療は、薬剤の緑膿菌に対する感受性の低さの
みならず細菌における薬剤耐性株の発生および進化によ
り、非常に困難なものとなっている。さらに緑膿菌耐性
株発生によるゲンタマイシン抗菌力の低下および火傷な
どの創面感染症の処置に最も普通に使用されている局所
用製剤であるスルファジアジン銀(AgSD)において
も緑膿菌耐性株が報告され、AgSDの抗菌力が低下し
ている。そこで、ニューキノロンの一つであるノルフロ
キサシンに、銀塩を配合し、AgSD耐性緑膿菌に対す
る相乗的な抗菌力の増強が図られている(特表昭61ー500
067号)。一方、薬剤の緑膿菌耐性獲得抑制にAgSD
を配合する試みがなされている[ジャーナル・オブ・バ
ーン・ケア・アンド・リハビリテーション(J. Burn Ca
reRehabil.)、第9巻、第4号、第359-363頁(1988
年)]。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のAgSDによる
薬剤の緑膿菌耐性獲得抑制は十分なものでなく、緑膿菌
を含む広範囲の菌に対し、その菌における薬剤耐性獲得
を十分に抑制する方法あるいは薬剤の開発が望まれてい
た。本発明の目的は、上記課題を解決し、有用な細菌性
感染予防または治療用に有用な抗菌性組成物を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に対して、本発
明者らは鋭意検討を重ねた結果、銀担持無機化合物およ
び薬剤を含有した組成物が上記目的を達成することを見
出し、本発明を完成するに至った。
【0005】以下に、本発明を詳細に説明する。本発明
で使用される銀担持無機化合物としては、たとえば、ア
ルミノ珪酸(ゼオライトまたは無定形アルミノ珪酸な
ど)またはカルシウム系セラミックス(リン酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、珪酸カルシウム、アパタイトまた
はハイドロキシアパタイトなど)などの無機化合物に銀
イオンが担持された化合物が挙げられる。また、銀担持
無機化合物は、結晶水含有状態または無水状態の天然も
しくは合成またはそれらの混合物のいずれでもよい。好
ましい例としては、銀担持ゼオライトまたは銀担持ハイ
ドロキシアパタイトが挙げられる。
【0006】本発明で使用される薬剤は、特に限定され
ないが、具体的には、一般式[1]
【化9】 「式中、R1は、置換されていてもよい低級アルキル、
低級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたは複素
環式基を;R2は、水素原子、ハロゲン原子、低級アル
キル基、アルコキシ基、保護されていてもよいヒドロキ
シル、アミノもしくは低級アルキルアミノ基またはジ−
低級アルキルアミノ基を;R3は、置換されていてもよ
いシクロアルキル、ビニルまたは環状アミノ基を;
【化10】 は、
【化11】 または
【化12】 (式中、X1は、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
を意味するか、またはR1と一緒になって式
【化13】 (式中、R4は、水素原子または低級アルキル基を;D
は、酸素原子または硫黄原子を示す。)で表わされる基
を示し;
【化14】 は、
【化15】 または
【化16】 (式中、X2は、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
で表わされる基を示す。」で表わされる化合物;テトラ
サイクリンまたはオキシテトラサイクリンなどのテトラ
サイクリン系化合物;ゲンタマイシンまたはフラジオマ
イシンなどのアミノグリコシド系化合物;エリスロマイ
シンのようなマクロライド系化合物およびクロラムフェ
ニコールなどの抗菌剤;および塩酸クロルヘキシジン、
塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化デ
カリニウムまたは塩化ベンザルコニウムなどの殺菌消毒
剤などが挙げられる。また、本発明で使用される薬剤
は、塩の形態で使用することもできる。
【0007】なお、本明細書において特にことわらない
限り、ハロゲン原子とは、たとえば、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子またはヨウ素原子を;アルキル基とは、
たとえば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピ
ル、n-ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチ
ル、ペンチル、ヘキシルまたはオクチルなどのようなC
1-1 0 アルキル基を;低級アルキル基とは、たとえば、
上記したアルキル基のうち、C1-5アルキル基を;アル
コキシ基とは、たとえば、−O−アルキル基(アルキル
基は、上記したC1-10アルキル基を示す。)を;低級ア
ルキルアミノ基とは、たとえば、メチルアミノ、エチル
アミノまたはプロピルアミノなどのようなC1-5アルキ
ルアミノ基を;ジ−低級アルキルアミノ基とは、たとえ
ば、ジメチルアミノのようなジ−C1-5アルキルアミノ
基を;低級アルケニル基とは、たとえば、ビニル、アリ
ル、1−プロペニルまたは1−ブテニルなどのようなC
2-5アルケニル基を;シクロアルキル基とは、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘ
キシルなどのようなC3-6シクロアルキル基を;アリー
ル基とは、たとえば、フェニルまたはナフチルなどを;
アルコキシカルボニル基とは、たとえば、−COO−ア
ルキル基(アルキル基は、上記したC1-10アルキル基を
示す。)を;ヒドロキシ低級アルキル基とは、たとえ
ば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチルまたはヒドロ
キシプロピルなどのようなヒドロキシ−C1-5アルキル
基を;アミノ低級アルキル基とは、たとえば、アミノメ
チル、アミノエチルまたはアミノプロピルなどのような
アミノ−C1-5アルキル基を;低級アルキルアミノ低級
アルキル基とは、たとえば、メチルアミノメチル、エチ
ルアミノメチルまたはエチルアミノエチルなどのような
1-5アルキルアミノ−C1-5アルキル基を;ジ−低級ア
ルキルアミノ低級アルキル基とは、たとえば、ジメチル
アミノメチルまたはジエチルアミノメチルなどのジ−C
1-5アルキルアミノ−C1-5アルキル基を;環状アミノ基
とは、たとえば、ピペラジニル、ピロリジニル、モルホ
リニルまたは1,4−ジアザビシクロ[3.2.1]オク
チルなどのような4−10員環状アミノ基を;環状アミ
ノ低級アルキル基とは、たとえば、1−ピペラジニルメ
チル、1−ピロリジニルメチル、1−アゼチジニルメチ
ルまたは1−モルホリニルメチルなどのような4−6員
環状アミノ−C1-5アルキル基を;アシルアミノ基と
は、たとえば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロ
ピオニルアミノまたはブチリルアミノなどのようなC
1-4アシルアミノ基を;アシルオキシ基とは、たとえ
ば、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオ
キシまたはブチリルオキシなどのようなC1-4アシルオ
キシ基を;トリハロゲノ−低級アルキル基とは、たとえ
ば、トリクロロメチルまたはトリフルオロメチルなどの
ようなトリハロゲノ−C1-5アルキル基を;複素環式基
とは、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選ばれる
1つ以上の異項原子を含む5員もしくは6員またはそれ
らの縮合環、たとえば、フリル、ピロリル、チエニル、
オキサゾリル、イミダゾリル、チアゾリル、1−ピロリ
ジニル、ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ピリジル、
キノリル、ピリミジニルまたはモルホリニルなどのよう
な基を、それぞれ意味する。
【0008】一般式[1]の化合物において、R1の各
基は、ハロゲン原子、シアノ基、保護されていてもよい
カルボキシル基、保護されていてもよいヒドロキシル
基、保護されていてもよいアミノ基、アルキル基、アル
コキシ基、アルコキシカルボニル基、アリール基、シク
ロアルキル基、アシルアミノ基、アシルオキシ基、低級
アルケニル基、トリハロゲノ−低級アルキル基、低級ア
ルキルアミノ基またはジ−低級アルキルアミノ基などか
ら選ばれる一つ以上の置換基で置換されていてもよく、
また、R3の各基は、ハロゲン原子、低級アルキル基、
保護されていてもよいカルボキシル基、保護されていて
もよいヒドロキシル基、保護されていてもよいアミノ
基、保護されていてもよい低級アルキルアミノ基、保護
されていてもよいアミノ低級アルキル基、保護されてい
てもよい低級アルキルアミノ低級アルキル基、保護され
ていてもよいヒドロキシ低級アルキル基、ジ−低級アル
キルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ低級アルキル基
または環状アミノ低級アルキル基などから選ばれる一つ
以上の置換基で置換されていてもよい。
【0009】カルボキシル基の保護基としては、たとえ
ば、生体内において容易に脱離するエステル形成基のよ
うな薬学的に許容されるカルボキシル保護基が挙げられ
る。
【0010】また、アミノ基、アミノ低級アルキル基、
低級アルキルアミノ基および低級アルキルアミノ低級ア
ルキル基の保護基としては、たとえば、生体内において
容易に脱離する薬学的に許容されるアミノ保護基が挙げ
られる。
【0011】さらに、ヒドロキシル基およびヒドロキシ
低級アルキル基の保護基としては、たとえば、生体内に
おいて容易に脱離する薬学的に許容されるヒドロキシル
保護基などが挙げられる。
【0012】本発明の抗菌性組成物で使用される薬剤の
好ましい化合物としては、具体的に、ナフチリジンもし
くはキノリンの7位またはベンゾオキサジンもしくはベ
ンゾチアジンの10位に塩基性基が結合する化合物、た
とえば、以下の化合物を挙げることができる。また、以
下の化合物において、塩および異性体(たとえば、光学
異性体、幾何異性体および互変異性体など)が存在する
場合、本発明は、それらの塩および異性体を包含し、ま
た、種々の結晶形、溶媒和物および水和物を包含するも
のである。
【0013】・1−エチル−6−フルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−7−(1−ピペラジニル)−1,
8−ナフチリジン−3−カルボン酸 ・7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−エチル
−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8
−ナフチリジン−3−カルボン酸 ・7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸 ・7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン
酸 ・1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(3−メチ
ルアミノ−1−ピロリジニル)−1,4−ジヒドロ−4
−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン酸 ・7−(3−アミノ−3−メチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カルボン
酸 ・1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(1−ピペ
ラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナ
フチリジン−3−カルボン酸 ・7−(シス−3−アミノメチル−4−クロロ−1−ピ
ロリジニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−
3−カルボン酸 ・7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−(2,
4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−1,8−ナフチリジン−3−カル
ボン酸
【0014】・1−エチル−6−フルオロ−7−(1−
ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸 ・1−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(3−メチル
−1−ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸 ・1−(2−フルオロエチル)−6,8−ジフルオロ−
7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 ・5−アミノ−1−シクロプロピル−7−(3,5−ジ
メチル−1−ピペラジニル)−6,8−ジフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 ・7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シクロ
プロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸 ・7−(3−アミノメチル−1−モルホリノ)−1−シ
クロプロピル−6,8−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸 ・1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−(1−ピペ
ラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸 ・1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−7
−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 ・6−フルオロ−1−(2,4−ジフルオロフェニル)
−7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 ・5−アミノ−1−シクロプロピル−7−(3−エチル
アミノメチル−1−ピロリジニル)−6,8−ジフルオ
ロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸 ・1−シクロプロピル−7−(3−エチルアミノメチル
−1−ピロリジニル)−5,6,8−トリフルオロ−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 ・1−エチル−6,8−ジフルオロ−7−(3−メチル
−1−ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸 ・1−エチル−6−フルオロ−7−(4−メチル−1−
ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸 ・1−シクロプロピル−7−(3,5−ジメチルピリジ
ン−1−イル)−6−フルオロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸
【0015】・9−フルオロ−3−メチル−10−(4
−メチル−1−ピペラジニル)−7−オキソ−2,3−
ジヒドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]
ベンゾオキサジン−6−カルボン酸 ・10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フルオロ
−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−7H−
ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサジン
−6−カルボン酸 ・(S)−9−フルオロ−3−メチル−10−(4−メ
チル−1−ピペラジニル)−7−オキソ−2,3−ジヒ
ドロ−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベン
ゾオキサジン−6−カルボン酸 ・(S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−
フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ
−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオ
キサジン−6−カルボン酸
【0016】本発明組成物にハロゲン化合物を加えるこ
ともできる。ハロゲン化合物を加えることによって、光
による着色を防止することができる。本発明組成物に使
用されるハロゲン化合物としては、たとえば、臭化カリ
ウム、臭化ナトリウム、塩化カリウム、塩化ナトリウ
ム、沃化カリウムおよび沃化ナトリウムなどのハロゲン
化アルカリ金属;臭化カルシウム、臭化マグネシウム、
塩化カルシウムおよび塩化マグネシウムなどのハロゲン
化アルカリ土類金属;並びに臭化亜鉛および塩化亜鉛な
どのハロゲン化亜鉛などが挙げられる。
【0017】本発明組成物は、たとえば、火傷・褥創な
どの傷または感染症の表面に直接適用することもでき、
また薬学的に許容される担体と組み合わせて使用するこ
ともできる。薬学的に許容される担体としては、たとえ
ば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリビニルピロ
リドン、炭化水素、パラフィン、アルコール、多価アル
コール、アルコールエステル、多価アルコールエステ
ル、脂肪酸または脂肪酸の金属塩などの生物学的に許容
される担体が挙げられる。
【0018】さらに、本発明組成物は、薬学的に許容さ
れる担体と組み合わせて使用する場合、通常知られた剤
形、たとえば、クリーム剤、軟膏剤、硬膏剤、パップ
剤、乳液、懸濁剤、リニメント剤、ローション剤、エア
ゾール剤、液剤およびテープなど治療形態に応じて種々
の形で用いることができる。さらに、溶解補助剤、等張
化剤、pH調整剤、消臭剤、防腐剤または着香剤などを加
えてもよい。
【0019】本発明組成物を薬学的に許容される担体と
組み合わせて製剤とする場合、通常知られた方法で製剤
とすればよく、具体的には、たとえば、軟膏剤、クリー
ム剤または乳液を製造する場合、銀担持無機化合物およ
び薬剤、さらに必要に応じて、ハロゲン化合物を溶融混
合時、乳化時または乳化後に、同時に添加し、軟膏剤、
クリーム剤または乳液を製造することができる。また、
薬剤、必要に応じて、ハロゲン化合物を最初に加え、銀
担持無機化合物を最終工程で添加してもよい。
【0020】本発明組成物における銀担持無機化合物と
薬剤の組成比(重量比)は、薬剤1に対し0.01-5000で
十分であり、好ましくは、0.1-1100である。本発明組成
物に必要に応じて添加されるハロゲン化合物の添加量
は、銀担持無機化合物に対し4%以上、好ましくは10%
以上であればよい。
【0021】本発明組成物は、患者の症状に応じて通
常、局所投与により、薬剤換算で0.1-100mg/kg/日を1回
〜数回投与すればよい。
【0022】[耐性獲得抑制試験]銀担持ゼオライトと
して抗菌性ゼオミック(シナネンゼオミック社製)、銀
担持ハイドロキシアパタイトとしてアパサイダーA(サ
ンギ社製)、薬剤としてトシル酸トスフロキサシン(T
FLX)、塩酸シプロフロキサシン(CPFX)または
(S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−フ
ルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ−
7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキ
サジン−6−カルボン酸(T−3761)からなる本発
明組成物の緑膿菌(P. aeruginosa)PAO1株に対する耐
性獲得抑制作用を検討した。
【0023】試験方法は、ケモテラピー(CHEMOTHERAP
Y)第29巻、S-4、第66-82頁(1981年)に記載の方法に
準じて行った。すなわち、抗菌性ゼオミックもしくはゼ
オライトを100μg/mlまたはアパサイダーAを400μg/ml
含むミューラー ヒントン ブロス[(Mueller hinton
broth)、ディフコ(Difco)社製]で、薬剤の2倍希
釈系列を作成する。また、抗菌性ゼオミック、ゼオライ
トおよびアパサイダーAを含まないミューラー ヒント
ン ブロスで、薬剤単独の2倍希釈系列を作成する。三
種類の試料(TFLX、CPLXまたはT−3761)
に対し、104cells/mlになるように緑膿菌PAO1株を接種
する。37℃で18時間培養後、MICを判定し、その1/2
MICで発育した菌を、接種菌として翌日使用する。一
方、菌が発育しなかった濃度の培養液を1白金耳、ミュ
ーラー ヒントン アガー[(Mueller hinton aga
r)、ディフコ(Difco)社製]に接種し、翌日最小殺菌
濃度(MBC:Minimum bactericidal concentration)を判
定する。以上の操作を1日1回、7回行った。7日目の
薬剤のMBC(μg/ml)を以下の表に示す。
【0024】
【表1】
【0025】[散光下の安定性]製剤例4、5、6およ
び11の製剤を窓際散光下に置き、3日後の着色の程度
を観察した。その結果、外観は、調製時と同じ白色であ
った。
【0026】
【発明の効果】本発明の銀担持無機化合物および薬剤を
有効成分とした抗菌性組成物は、薬剤耐性獲得を抑制
し、感染症の治療に有用である。とりわけ緑膿菌のキノ
ロン系抗菌剤に対する耐性獲得を抑制するので、緑膿菌
感染症の治療に有用である。さらに、本発明の抗菌組成
物にハロゲン化合物を添加することにより、光による着
色を防止することもできる。
【0027】
【実施例】本発明組成物を、具体的に製剤例を挙げて説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、混合比は重量%である。
【0028】製剤例1[クリーム剤(バニシング型)] 水相 混合比 トシル酸トスフロキサシン 0.3 クエン酸・1水和物 0.5ホ゜リオキシエチレン (9)ラウリルエーテル 4.5 蒸留水 67.7 油相 セタノール 4.0 ステアリン酸 10.0 固形パラフィン 2.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0 ミリスチン酸イソプロピル 5.0 グリセリルモノオレエート 0.5
【0029】(製造法)油相成分を、それぞれ量り採
り、混合し、約80℃で加温溶解させる。一方、水相成分
を、それぞれ量り採り混合し、約80℃に加温する。油相
成分を攪拌しながら、これに水相成分を徐々に加え、乳
化を行う。さらに攪拌しながら徐々に冷却すると、バニ
シングクリーム(O/Wエマルジョン)を得る。室温付
近まで冷却した後、抗菌性ゼオミックを0.5重量%加
え、充分混合すれば、トシル酸トスフロキサシン0.3重
量%および抗菌性ゼオミック0.5重量%からなるクリー
ム剤(バニシング型)を得る。
【0030】
【0031】(製造法)流動パラフィンにトシル酸トス
フロキサシンおよび抗菌性ゼオミックを加え、分散させ
る。これをプラスチベースに加え、充分混和すれば、ト
シル酸トスフロキサシン0.3重量%および抗菌性ゼオミ
ック1.0重量%からなる軟膏剤(親油性軟膏)を得る。
【0032】
【0033】(製造法)蒸留水にトシル酸トスフロキサ
シンおよびカリミョウバンを加え、約50℃で加熱溶解さ
せる。この溶液を室温まで冷却後、硼砂、塩化ナトリウ
ムおよびポリビニルピロリドン(K-90)を加え、溶解させ
る。さらに抗菌性ゼオミックを加え、充分にこれを分散
させれば、トシル酸トスフロキサシン0.3重量%および
抗菌性ゼオミック1.0重量%からなる液剤を得る。
【0034】 製剤例4[クリーム剤(バニシング型)] 水相 混合比 トシル酸トスフロキサシン 0.3 抗菌性ゼオミック 0.5 塩化亜鉛 0.2 カリミョウバン 0.25 プロピレングリコール 10.0ホ゜リオキシエチレン (9)ラウリルエーテル 4.5 蒸留水 60.6 油相 セタノール 4.0 ステアリン酸 10.0 固形パラフィン 2.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0 ミリスチン酸イソプロピル 2.0 ソルビタンモノステアレート 0.5 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 パラオキシ安息香酸プロピル 0.05
【0035】(製造法)油相成分を、それぞれ量り採
り、混合し、約80℃で加温溶解させる。一方、水相成分
を、それぞれ量り採り混合し、約80℃に加温する。油相
成分を攪拌しながら、これに水相成分を徐々に加え、乳
化を行う。さらに攪拌しながら徐々に冷却すると、バニ
シングクリーム(O/Wエマルジョン)を得る。室温付
近まで冷却すれば、トシル酸トスフロキサシン0.3重量
%および抗菌性ゼオミック0.5重量%からなるクリーム
剤(バニシング型)を得る。
【0036】製剤例5[クリーム剤(バニシング型)] 水相 混合比 トシル酸トスフロキサシン 0.3 抗菌性ゼオミック 0.5 臭化カリウム 0.2 カリミョウバン 0.25 プロピレングリコール 5.0ホ゜リオキシエチレン (9)ラウリルエーテル 4.5 蒸留水 67.1 油相 セタノール 4.0 ステアリン酸 10.0 固形パラフィン 2.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 2.5 ミリスチン酸イソプロピル 2.5 ソルビタントリステアレート 1.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 パラオキシ安息香酸プロピル 0.05
【0037】(製造法)製剤例4と同様にして、トシル
酸トスフロキサシン0.3重量%および抗菌性ゼオミック
0.5重量%からなるクリーム剤(バニシング型)を得
る。
【0038】製剤例6[クリーム剤(バニシング型)] 水相 混合比 トシル酸トスフロキサシン 0.3 クエン酸・1水和物 0.5 プロピレングリコール 10.0ホ゜リオキシエチレン (9)ラウリルエーテル 4.5 蒸留水 60.5 油相 セタノール 4.0 ステアリン酸 10.0 固形パラフィン 2.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0 ミリスチン酸イソプロピル 2.0 ソルビタンモノステアレート 0.5 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 パラオキシ安息香酸プロピル 0.05
【0039】(製造法)油相成分を、それぞれ量り採
り、混合し、約80℃で加温溶解させる。一方、水相成分
を、それぞれ量り採り混合し、約80℃に加温する。油相
成分を攪拌しながら、これに水相成分を徐々に加え、乳
化を行う。さらに攪拌しながら徐々に冷却すると、バニ
シングクリーム(O/Wエマルジョン)を得る。室温付
近まで冷却した後、抗菌性ゼオミック0.5重量%および
臭化カリウム0.05重量%を加え、充分混合すれば、トシ
ル酸トスフロキサシン0.3重量%および抗菌性ゼオミッ
ク0.5重量%からなるクリーム剤(バニシング型)を得
る。
【0040】製剤例7 製剤例6の臭化カリウム0.05重量%を0.02重量%;蒸留
水60.5重量%を60.53重量%にして、製剤例6と同様に
してクリーム剤を調製する。
【0041】製剤例8 製剤例6の臭化カリウム0.05重量%を0.1重量%;蒸留
水60.5重量%を60.45重量%にして、製剤例6と同様に
してクリーム剤を調製する。
【0042】製剤例9 製剤例6の臭化カリウム0.05重量%を0.5重量%;蒸留
水60.5重量%を60.05重量%にして、製剤例6と同様に
してクリーム剤を調製する。
【0043】製剤例10 製剤例6の臭化カリウム0.05重量%の代わりに、塩化カ
ルシウム0.05重量%を用い、製剤例6と同様にしてクリ
ーム剤を調製する。
【0044】製剤例11[乳液] 水相 混合比 トシル酸トスフロキサシン 0.3 クエン酸・1水和物 0.5 プロピレングリコール 10.0ホ゜リオキシエチレン (9)ラウリルエーテル 1.1 蒸留水 66.9 油相 セタノール 3.0 ステアリン酸 8.0 固形パラフィン 2.0 ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0 ミリスチン酸イソプロピル 2.0 ソルビタンモノステアレート 0.5 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 パラオキシ安息香酸プロピル 0.05
【0045】(製造法)油相成分を、それぞれ量り採
り、混合し、約80℃で加温溶解させる。一方、水相成分
を、それぞれ量り採り混合し、約80℃に加温する。油相
成分を攪拌しながら、これに水相成分を徐々に加え、乳
化を行う。さらに攪拌しながら徐々に室温付近まで冷却
した後、抗菌性ゼオミック0.5重量%および臭化カリウ
ム0.05重量%を加え、充分混合すれば、トシル酸トスフ
ロキサシン0.3重量%および抗菌性ゼオミック0.5重量%
からなる乳液を得る。
【0046】製剤例12 製剤例6のトシル酸トスフロキサシン0.3重量%の代わ
りに、(S)−10−(1−アミノシクロプロピル)−9−
フルオロ−3−メチル−7−オキソ−2,3−ジヒドロ
−7H−ピリド[1,2,3−de][1,4]ベンゾオキサ
ジン−6−カルボン酸(T−3761)0.3重量%を用
い、製剤例6と同様にしてクリーム剤を調製する。
【0047】製剤例13 製剤例6のトシル酸トスフロキサシン0.3重量%の代わ
りに、シプロフロキサシン0.3重量%を用い、製剤例6
と同様にしてクリーム剤を調製する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今村 雅志 富山県富山市長江新町1−6−17 (72)発明者 高倉 勇 富山県富山市任海753 (72)発明者 保田 隆 富山県滑川市中川原27−2 (72)発明者 高野 俊太郎 富山県富山市稲荷元町3−8−44

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銀担持無機化合物および薬剤を有効成分
    として含有する抗菌性組成物。
  2. 【請求項2】 銀担持無機化合物が、銀担持アルミノ珪
    酸または銀担持カルシウム系セラミックスから選ばれる
    一種以上である請求項1記載の抗菌性組成物。
  3. 【請求項3】 銀担持アルミノ珪酸が、銀担持ゼオライ
    トである請求項2記載の抗菌性組成物。
  4. 【請求項4】 銀担持カルシウム系セラミックスが、銀
    担持ハイドロキシアパタイトである請求項2記載の抗菌
    性組成物。
  5. 【請求項5】 薬剤が、一般式[1] 【化1】 「式中、R1は、置換されていてもよい低級アルキル、
    低級アルケニル、シクロアルキル、アリールまたは複素
    環式基を;R2は、水素原子、ハロゲン原子、低級アル
    キル基、アルコキシ基、保護されていてもよいヒドロキ
    シル、アミノもしくは低級アルキルアミノ基またはジ−
    低級アルキルアミノ基を;R3は、置換されていてもよ
    いシクロアルキル、ビニルまたは環状アミノ基を; 【化2】 は、 【化3】 または 【化4】 (式中、X1は、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
    を意味するか、またはR1と一緒になって式 【化5】 (式中、R4は、水素原子または低級アルキル基を;D
    は、酸素原子または硫黄原子を示す。)で表わされる基
    を示し; 【化6】 は、 【化7】 または 【化8】 (式中、X2は、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
    で表わされる基を示す。」で表わされる化合物である請
    求項1〜4いずれかの項記載の抗菌性組成物。
  6. 【請求項6】 抗菌組成物がハロゲン化合物を含有する
    請求項1〜5いずれかの項記載の抗菌性組成物。
  7. 【請求項7】 ハロゲン化合物がハロゲン化アルカリ金
    属、ハロゲン化アルカリ土類金属またはハロゲン化亜鉛
    から選ばれる一種以上である請求項6記載の抗菌性組成
    物。
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