JPH10279420A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH10279420A JPH10279420A JP9647397A JP9647397A JPH10279420A JP H10279420 A JPH10279420 A JP H10279420A JP 9647397 A JP9647397 A JP 9647397A JP 9647397 A JP9647397 A JP 9647397A JP H10279420 A JPH10279420 A JP H10279420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐水性,耐油性に優れ、かつ、保存安定性が
良好である化粧料を提供する。 【解決手段】 式:F(CF2)a−R1−SiO3/2(式
中、R1はアルキレン基またはアルキレンオキシアルキ
レン基であり、aは3以上の整数である。)で表される
シロキサン単位を少なくとも1個有し、かつ、 【式1】 であるパーフルオロシリコーンレジンを含有することを
特徴とする化粧料。
良好である化粧料を提供する。 【解決手段】 式:F(CF2)a−R1−SiO3/2(式
中、R1はアルキレン基またはアルキレンオキシアルキ
レン基であり、aは3以上の整数である。)で表される
シロキサン単位を少なくとも1個有し、かつ、 【式1】 であるパーフルオロシリコーンレジンを含有することを
特徴とする化粧料。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーフルオロシリコ
ーンレジンを含有する化粧料に関し、詳しくは耐水性,
耐油性に優れ、かつ、保存安定性が良好である化粧料に
関する。
ーンレジンを含有する化粧料に関し、詳しくは耐水性,
耐油性に優れ、かつ、保存安定性が良好である化粧料に
関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料に高分子量シリコーンを配合する
と皮脂や汗による化粧くずれを防止できることから、各
種のシリコーンが化粧料に使用されている。さらにこの
シリコーンを、常温で揮発性を有する低分子量シリコー
ンに溶解させてから使用すると、化粧持ち効果が一段と
向上することが知られている。このような各種シリコー
ンの中でも、パーフルオロアルキル基を有するパーフル
オロシリコーンは、耐水性,耐油性に優れているため好
適に使用され、例えば、式:
と皮脂や汗による化粧くずれを防止できることから、各
種のシリコーンが化粧料に使用されている。さらにこの
シリコーンを、常温で揮発性を有する低分子量シリコー
ンに溶解させてから使用すると、化粧持ち効果が一段と
向上することが知られている。このような各種シリコー
ンの中でも、パーフルオロアルキル基を有するパーフル
オロシリコーンは、耐水性,耐油性に優れているため好
適に使用され、例えば、式:
【化1】 で表される直鎖状のパーフルオロシリコーン(特開平2
−295912号公報参照)、式:(CH3)3SiO
1/2で表されるシロキサン単位と式:(C4F9C2H4)2
SiO2/2で表されるシロキサン単位と式:SiO4/2で
表されるシロキサン単位からなるパーフルオロシリコー
ンレジン(特開平7−233027号公報参照)、全有
機基中の5〜30モル%がパーフルオロアルキル基であ
るパーフルオロシリコーンレジン(特開平6−1358
18号公報参照)、式:(CH3)3SiO1/2で表され
るシロキサン単位と式:C4F9C2H4(CH3)2SiO
1/2で表されるシロキサン単位と式:SiO4/2で表され
るシロキサン単位とHOSiO3 /2で表されるシロキサ
ン単位からなるパーフルオロシリコーンレジン(特開平
8−301727号公報参照)が提案されている。しか
しこれらのパーフルオロシリコーンは、常温で揮発性を
有する低分子量シリコーンのような揮発性油分に対する
相溶性や分散性が低いため、保存安定性に優れた化粧料
として得られないという問題点があった。
−295912号公報参照)、式:(CH3)3SiO
1/2で表されるシロキサン単位と式:(C4F9C2H4)2
SiO2/2で表されるシロキサン単位と式:SiO4/2で
表されるシロキサン単位からなるパーフルオロシリコー
ンレジン(特開平7−233027号公報参照)、全有
機基中の5〜30モル%がパーフルオロアルキル基であ
るパーフルオロシリコーンレジン(特開平6−1358
18号公報参照)、式:(CH3)3SiO1/2で表され
るシロキサン単位と式:C4F9C2H4(CH3)2SiO
1/2で表されるシロキサン単位と式:SiO4/2で表され
るシロキサン単位とHOSiO3 /2で表されるシロキサ
ン単位からなるパーフルオロシリコーンレジン(特開平
8−301727号公報参照)が提案されている。しか
しこれらのパーフルオロシリコーンは、常温で揮発性を
有する低分子量シリコーンのような揮発性油分に対する
相溶性や分散性が低いため、保存安定性に優れた化粧料
として得られないという問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解消すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明の目的は、耐水性,耐油性に優れ、かつ、
保存安定性が良好である化粧料を提供することにある。
点を解消すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明の目的は、耐水性,耐油性に優れ、かつ、
保存安定性が良好である化粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、式:F(CF
2)a−R1−SiO3/2(式中、R1はアルキレン基また
はアルキレンオキシアルキレン基であり、aは3以上の
整数である。)で表されるシロキサン単位を少なくとも
1個有し、かつ、
2)a−R1−SiO3/2(式中、R1はアルキレン基また
はアルキレンオキシアルキレン基であり、aは3以上の
整数である。)で表されるシロキサン単位を少なくとも
1個有し、かつ、
【式2】 であるパーフルオロシリコーンレジンを含有することを
特徴とする化粧料に関する。
特徴とする化粧料に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に使用されるパーフルオロ
シリコーンレジンは、式:F(CF2)a−R1−SiO
3/2で表されるシロキサン単位を少なくとも1個有し、
かつ、
シリコーンレジンは、式:F(CF2)a−R1−SiO
3/2で表されるシロキサン単位を少なくとも1個有し、
かつ、
【式3】 であることを特徴とする。上式中、R1はアルキレン基
またはアルキレンオキシアルキレン基であり、アルキレ
ン基としては、例えば、エチレン基,メチルエチレン
基,エチルエチレン基,プロピルエチレン基,ブチルエ
チレン基,プロピレン基,ブチレン基,1−メチルプロ
ピレン基,ペンチレン基,ヘキシレン基,ヘプチレン
基,オクチレン基,ノニレン基,デシレン基が挙げられ
る。アルキレンオキシアルキレン基としては、例えば、
エチレンオキシエチレン基,エチレンオキシプロピレン
基,エチレンオキシブチレン基,プロピレンオキシエチ
レン基,プロピレンオキシプロピレン基,プロピレンオ
キシブチレン基,ブチレンオキシエチレン基,ブチレン
オキシプロピレン基が挙げられる。aは3以上の整数で
あり、好ましくは3〜12の整数であり、4,6,8が
例示される。また、ケイ素原子に結合した全有機基のモ
ル数に対するパーフルオロアルキル基の合計モル数の割
合が0.05以上であると、常温で揮発性を有する低分
子量の直鎖状ジメチルシロキサン、環状ジメチルシロキ
サン、軟質流動イソパラフィン等に対する相溶性が著し
く低下するため、0.05を超えない範囲であることが
必要である。好ましくは、
またはアルキレンオキシアルキレン基であり、アルキレ
ン基としては、例えば、エチレン基,メチルエチレン
基,エチルエチレン基,プロピルエチレン基,ブチルエ
チレン基,プロピレン基,ブチレン基,1−メチルプロ
ピレン基,ペンチレン基,ヘキシレン基,ヘプチレン
基,オクチレン基,ノニレン基,デシレン基が挙げられ
る。アルキレンオキシアルキレン基としては、例えば、
エチレンオキシエチレン基,エチレンオキシプロピレン
基,エチレンオキシブチレン基,プロピレンオキシエチ
レン基,プロピレンオキシプロピレン基,プロピレンオ
キシブチレン基,ブチレンオキシエチレン基,ブチレン
オキシプロピレン基が挙げられる。aは3以上の整数で
あり、好ましくは3〜12の整数であり、4,6,8が
例示される。また、ケイ素原子に結合した全有機基のモ
ル数に対するパーフルオロアルキル基の合計モル数の割
合が0.05以上であると、常温で揮発性を有する低分
子量の直鎖状ジメチルシロキサン、環状ジメチルシロキ
サン、軟質流動イソパラフィン等に対する相溶性が著し
く低下するため、0.05を超えない範囲であることが
必要である。好ましくは、
【式4】 である。このパーフルオロシリコーンレジンとしては、
特に、平均単位式:{F(CF2)a−R1−SiO3/2}
x(RbSiO(4-b)/2)yで示されるレジンが好ましい。
式中、R1およびaは前記と同じである。Rはアルキル
基またはアリール基であり、アルキル基としては、例え
ば、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペン
チル基,ヘキシル基,ヘプチル基,オクチル基,ノニル
基,デシル基,ヘキサデシル基,オクタデシル基が挙げ
られる。アリール基としては、例えば、フェニル基,ト
リル基,キシリル基が挙げられる。bは0〜3の整数で
ある。xおよびyは0を越える数である。
特に、平均単位式:{F(CF2)a−R1−SiO3/2}
x(RbSiO(4-b)/2)yで示されるレジンが好ましい。
式中、R1およびaは前記と同じである。Rはアルキル
基またはアリール基であり、アルキル基としては、例え
ば、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペン
チル基,ヘキシル基,ヘプチル基,オクチル基,ノニル
基,デシル基,ヘキサデシル基,オクタデシル基が挙げ
られる。アリール基としては、例えば、フェニル基,ト
リル基,キシリル基が挙げられる。bは0〜3の整数で
ある。xおよびyは0を越える数である。
【0006】このようなパーフルオロシリコーンレジン
としては、下記平均単位式で表されるシロキサン単位か
ら構成される化合物が例示される。 {F(CF2)4C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)3SiO1/2}
25(SiO4/2)25 {F(CF2)8C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)3SiO1/2}
25(SiO4/2)25{(CH3)2SiO}45 {F(CF2)4C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)2SiO2/2}
100 {F(CF2)4C2H4OC2H4SiO3/2}1.0{(CH3)Si
O3/2}100 {F(CF2)8C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)2SiO}
45{(C6H5)SiO3/2}5.0 {F(CF2)4C2H4SiO3/2}1.0{(C6H5)SiO3/2}
90 {F(CF2)4C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)3SiO1/2}
24{SiO4/2}20
としては、下記平均単位式で表されるシロキサン単位か
ら構成される化合物が例示される。 {F(CF2)4C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)3SiO1/2}
25(SiO4/2)25 {F(CF2)8C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)3SiO1/2}
25(SiO4/2)25{(CH3)2SiO}45 {F(CF2)4C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)2SiO2/2}
100 {F(CF2)4C2H4OC2H4SiO3/2}1.0{(CH3)Si
O3/2}100 {F(CF2)8C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)2SiO}
45{(C6H5)SiO3/2}5.0 {F(CF2)4C2H4SiO3/2}1.0{(C6H5)SiO3/2}
90 {F(CF2)4C2H4SiO3/2}1.0{(CH3)3SiO1/2}
24{SiO4/2}20
【0007】このようなパーフルオロシリコーンレジン
は、例えば、一般式:F(CF2)a−R1−SiZ3(式
中、R1およびaは前記と同じであり、Zは塩素,臭素
のようなハロゲン原子またはメトキシ基,エトキシ基,
プロポキシ基,ブトキシ基のようなアルコキシ基であ
る。)で表されるパーフルオロシランと、一般式:Rb
SiZ(4-b)(式中、R、Zおよびbは前記と同じであ
る。)で表されるオルガノシランとを、有機溶剤と酸性
水溶液の存在下で共加水分解した後、縮合反応すること
により製造することができる。共加水分解する方法とし
ては、例えば上記一般式で表されるシランの混合物を有
機溶剤に溶解し、次いでこの溶液を酸性水溶液中に撹拌
しながら滴下する方法,またはこの有機溶剤溶液を攪拌
しながらその中に酸性水溶液を滴下する方法が挙げられ
る。このとき使用される有機溶剤は、上記シランおよび
生成するパーフルオロシリコ−ンレジンを溶解するもの
が好ましく、ジエチルエ−テル,テトラヒドロフラン等
のエ−テル類;アセトン,メチルイソブチルケトン等の
ケトン類;ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳香族化
合物系溶媒;ヘキサン,ヘプタン,イソオクタン等の脂
肪族化合物系溶媒;シクロヘキサン等の脂環式化合物系
溶剤;α,α,α−トリフルオロトルエン,ヘキサフルオ
ロキシレン等のフッ素系溶媒;ヘキサメチルジシロキサ
ン,ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチル
シクロテトラシロキサン等の揮発性シリコーン系溶媒が
例示される。有機溶剤中の上記シランの濃度は、通常、
生成するパーフルオロシリコーンレジンの濃度が10〜
80重量%となるような範囲であるのが好ましい。ま
た、酸性水溶液としては、硫酸,硝酸,塩酸等の酸の水
溶液が用いられる。これらの中でも塩酸の水溶液が好ま
しく、この場合の塩化水素の濃度は5重量%以上である
ことが必要である。滴下時および滴下後の温度は0〜1
20℃の範囲が好ましい。このようにして得られたパー
フルオロシリコーンレジンの溶液は、必要に応じて有機
溶媒あるいは水を加えて静置することにより水層を分離
することができる。水層分離後はパーフルオロシリコー
ンレジンを含む有機溶剤層を中性になるまで水洗し、さ
らに脱水するのが好ましい。脱水は水分分離管を用いて
有機溶剤の共沸下で行えばよい。
は、例えば、一般式:F(CF2)a−R1−SiZ3(式
中、R1およびaは前記と同じであり、Zは塩素,臭素
のようなハロゲン原子またはメトキシ基,エトキシ基,
プロポキシ基,ブトキシ基のようなアルコキシ基であ
る。)で表されるパーフルオロシランと、一般式:Rb
SiZ(4-b)(式中、R、Zおよびbは前記と同じであ
る。)で表されるオルガノシランとを、有機溶剤と酸性
水溶液の存在下で共加水分解した後、縮合反応すること
により製造することができる。共加水分解する方法とし
ては、例えば上記一般式で表されるシランの混合物を有
機溶剤に溶解し、次いでこの溶液を酸性水溶液中に撹拌
しながら滴下する方法,またはこの有機溶剤溶液を攪拌
しながらその中に酸性水溶液を滴下する方法が挙げられ
る。このとき使用される有機溶剤は、上記シランおよび
生成するパーフルオロシリコ−ンレジンを溶解するもの
が好ましく、ジエチルエ−テル,テトラヒドロフラン等
のエ−テル類;アセトン,メチルイソブチルケトン等の
ケトン類;ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳香族化
合物系溶媒;ヘキサン,ヘプタン,イソオクタン等の脂
肪族化合物系溶媒;シクロヘキサン等の脂環式化合物系
溶剤;α,α,α−トリフルオロトルエン,ヘキサフルオ
ロキシレン等のフッ素系溶媒;ヘキサメチルジシロキサ
ン,ヘキサメチルシクロトリシロキサン,オクタメチル
シクロテトラシロキサン等の揮発性シリコーン系溶媒が
例示される。有機溶剤中の上記シランの濃度は、通常、
生成するパーフルオロシリコーンレジンの濃度が10〜
80重量%となるような範囲であるのが好ましい。ま
た、酸性水溶液としては、硫酸,硝酸,塩酸等の酸の水
溶液が用いられる。これらの中でも塩酸の水溶液が好ま
しく、この場合の塩化水素の濃度は5重量%以上である
ことが必要である。滴下時および滴下後の温度は0〜1
20℃の範囲が好ましい。このようにして得られたパー
フルオロシリコーンレジンの溶液は、必要に応じて有機
溶媒あるいは水を加えて静置することにより水層を分離
することができる。水層分離後はパーフルオロシリコー
ンレジンを含む有機溶剤層を中性になるまで水洗し、さ
らに脱水するのが好ましい。脱水は水分分離管を用いて
有機溶剤の共沸下で行えばよい。
【0008】この他にも、上記パーフルオロシリコーン
レジンは、例えば、式:R3SiO1 /2(式中、Rは前記
と同じである。)で表されるシロキサン単位と、式:S
iO4/2で表されるシロキサン単位からなる公知のシリ
コーンレジン(MQレジン)に、所定量の式:CaF
(2a+1)−R1−Si(OR)3(式中、R,R1およびa
は前記と同じである。)で表されるパーフルオロアルコ
キシシランを、縮合反応触媒の存在下に有機溶媒中で縮
合反応させることにより製造することができる。このと
き使用される有機溶剤としては、水に対する溶解性の低
いものが好ましい。このようにして得られるパーフルオ
ロシリコ−ンレジンは若干の残存シラノ−ル基やアルコ
キシ基を含んでおり、その含有量は、通常、0.01〜
10重量%の範囲であり、好ましくは0.05〜5重量
%の範囲である。
レジンは、例えば、式:R3SiO1 /2(式中、Rは前記
と同じである。)で表されるシロキサン単位と、式:S
iO4/2で表されるシロキサン単位からなる公知のシリ
コーンレジン(MQレジン)に、所定量の式:CaF
(2a+1)−R1−Si(OR)3(式中、R,R1およびa
は前記と同じである。)で表されるパーフルオロアルコ
キシシランを、縮合反応触媒の存在下に有機溶媒中で縮
合反応させることにより製造することができる。このと
き使用される有機溶剤としては、水に対する溶解性の低
いものが好ましい。このようにして得られるパーフルオ
ロシリコ−ンレジンは若干の残存シラノ−ル基やアルコ
キシ基を含んでおり、その含有量は、通常、0.01〜
10重量%の範囲であり、好ましくは0.05〜5重量
%の範囲である。
【0009】本発明の化粧料は、通常、前記したパーフ
ルオロシリコーンレジンを0.5%〜95.0%配合す
る。化粧持ちをよりよくするためには、2%以上のパー
フルオロシリコーンレジンを含有することが好ましい。
またこのパーフルオロシリコーンレジンは、常温で揮発
性を有する低分子量の直鎖状ジメチルシロキサン,環状
ジメチルシロキサン,軟質流動イソパラフィン等に予め
溶解してから他成分と配合すると、化粧持ち向上効果が
顕著に発揮される。この揮発性油分としては、例えば、
ヘキサメチルジシロキサン,オクタメチルトリシロキサ
ン,デカメチルテトラシロキサン,ドデカメチルペンタ
シロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デ
カメチルシクロペンタシロキサン,ドデカメチルシクロ
ヘキサシロキサンが挙げられる。
ルオロシリコーンレジンを0.5%〜95.0%配合す
る。化粧持ちをよりよくするためには、2%以上のパー
フルオロシリコーンレジンを含有することが好ましい。
またこのパーフルオロシリコーンレジンは、常温で揮発
性を有する低分子量の直鎖状ジメチルシロキサン,環状
ジメチルシロキサン,軟質流動イソパラフィン等に予め
溶解してから他成分と配合すると、化粧持ち向上効果が
顕著に発揮される。この揮発性油分としては、例えば、
ヘキサメチルジシロキサン,オクタメチルトリシロキサ
ン,デカメチルテトラシロキサン,ドデカメチルペンタ
シロキサン,オクタメチルシクロテトラシロキサン,デ
カメチルシクロペンタシロキサン,ドデカメチルシクロ
ヘキサシロキサンが挙げられる。
【0010】本発明の化粧料には、上記以外の成分とし
て、スクワラン,流動パラフィン,ワセリン,マイクロ
クリスタリンワックス,オゾケライト,セレシン,ミリ
スチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸,
イソステアリン酸,セチルアルコール,ステアリルアル
コール,イソステアリルアルコール,オレイルアルコー
ル,ベヘニルアルコール,セチル−2−エチルヘキサノ
エート,2−エチルヘキシルパルミテート,2−オクチ
ルドデシルミリステート,ネオペンチルグリコールテト
ラ−2−エチルヘキサネート,トリイソオクタン酸グリ
セリド,オリーブ油,アボカド油,ホホバ油,ヒマシ
油,ミンク油,ミツロウ,ラノリン,直鎖状ジメチルポ
リシロキサン,環状ジメチルポリシロキサン,メチルフ
ェニルポリシロキサン,パーフルオロアルキル基を含有
しないシリコーンレジン,ポリエーテル変性シリコー
ン,アミノ変性シリコーン等の油分;1,3−ブチレン
グリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン,エ
リスリトール,ソルビトール,ヒアルロン酸等の保湿
剤;2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート,
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン,4−メ
トキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外
線吸収剤;タルク,白雲母,金雲母,紅雲母,合成雲
母,セリサイト,カオリン,二酸化チタン,微粒子二酸
化チタン,酸化チタン被覆雲母,酸化亜鉛,酸化チタン
被覆タルク,酸化鉄,酸化クロム,群青,紺青,ベント
ナイト,硫酸バリウム,炭酸カルシウム,アルミナ,カ
ーボンブラック,ヒドロキシアパタイト,窒化ホウ素,
シリカ,ナイロンパウダー,テグロンパウダー,ポリエ
チレンパウダー,セルロースパウダー等の粉末やこれら
の粉末をシリコーン油や金属石鹸等によって表面処理し
た粉末;増粘剤,酸化防止剤,防腐剤,消炎剤,ビタミ
ン,ホルモン等の薬剤や香料等を配合することが出来
る。また本発明の化粧料は、精製水,水溶性成分および
界面活性剤を配合して通常の方法で乳化させることによ
り、油中水型あるいは水中油型の乳化化粧料とすること
もできる。
て、スクワラン,流動パラフィン,ワセリン,マイクロ
クリスタリンワックス,オゾケライト,セレシン,ミリ
スチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,オレイン酸,
イソステアリン酸,セチルアルコール,ステアリルアル
コール,イソステアリルアルコール,オレイルアルコー
ル,ベヘニルアルコール,セチル−2−エチルヘキサノ
エート,2−エチルヘキシルパルミテート,2−オクチ
ルドデシルミリステート,ネオペンチルグリコールテト
ラ−2−エチルヘキサネート,トリイソオクタン酸グリ
セリド,オリーブ油,アボカド油,ホホバ油,ヒマシ
油,ミンク油,ミツロウ,ラノリン,直鎖状ジメチルポ
リシロキサン,環状ジメチルポリシロキサン,メチルフ
ェニルポリシロキサン,パーフルオロアルキル基を含有
しないシリコーンレジン,ポリエーテル変性シリコー
ン,アミノ変性シリコーン等の油分;1,3−ブチレン
グリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン,エ
リスリトール,ソルビトール,ヒアルロン酸等の保湿
剤;2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート,
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン,4−メ
トキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外
線吸収剤;タルク,白雲母,金雲母,紅雲母,合成雲
母,セリサイト,カオリン,二酸化チタン,微粒子二酸
化チタン,酸化チタン被覆雲母,酸化亜鉛,酸化チタン
被覆タルク,酸化鉄,酸化クロム,群青,紺青,ベント
ナイト,硫酸バリウム,炭酸カルシウム,アルミナ,カ
ーボンブラック,ヒドロキシアパタイト,窒化ホウ素,
シリカ,ナイロンパウダー,テグロンパウダー,ポリエ
チレンパウダー,セルロースパウダー等の粉末やこれら
の粉末をシリコーン油や金属石鹸等によって表面処理し
た粉末;増粘剤,酸化防止剤,防腐剤,消炎剤,ビタミ
ン,ホルモン等の薬剤や香料等を配合することが出来
る。また本発明の化粧料は、精製水,水溶性成分および
界面活性剤を配合して通常の方法で乳化させることによ
り、油中水型あるいは水中油型の乳化化粧料とすること
もできる。
【0011】以上のような本発明に使用されるパーフル
オロシリコーンレジンは、揮発性油分、特に常温で揮発
性を有する低分子量シリコーンに対する相溶性および分
散性に優れている。このため、本発明の化粧料は保存安
定性に優れるという利点を有する。さらに本発明の化粧
料は耐水性および耐油性に優れるため、皮脂や汗,水等
によって流れ落ちにくく、優れた化粧持ち効果を有す
る。尚、本発明でいう化粧料とは、ローション,日焼け
止めローション,乳液,日焼け止め乳液,クリーム,日
焼け止めクリーム等の基礎化粧品;ファンデーション,
口紅,アイライナー,マスカラ,ネールエナメル,化粧
下地等のメーキャップ化粧品;シャンプー,リンス,ヘ
アコンデショナー,へアムース,ヘアスプレー,ヘアリ
キッド,ヘアセットローション等の毛髪化粧品のような
全ての化粧品を含んでいる。
オロシリコーンレジンは、揮発性油分、特に常温で揮発
性を有する低分子量シリコーンに対する相溶性および分
散性に優れている。このため、本発明の化粧料は保存安
定性に優れるという利点を有する。さらに本発明の化粧
料は耐水性および耐油性に優れるため、皮脂や汗,水等
によって流れ落ちにくく、優れた化粧持ち効果を有す
る。尚、本発明でいう化粧料とは、ローション,日焼け
止めローション,乳液,日焼け止め乳液,クリーム,日
焼け止めクリーム等の基礎化粧品;ファンデーション,
口紅,アイライナー,マスカラ,ネールエナメル,化粧
下地等のメーキャップ化粧品;シャンプー,リンス,ヘ
アコンデショナー,へアムース,ヘアスプレー,ヘアリ
キッド,ヘアセットローション等の毛髪化粧品のような
全ての化粧品を含んでいる。
【0012】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳細に説
明する。実施例中、%は重量%を意味している。
明する。実施例中、%は重量%を意味している。
【0013】
【実施例1】次の(1)〜(11)成分から構成されるO/W
型スキンクリームを下記の方法により調製した。 (1)ステアリン酸 6.0% (2)ジメチルポリシロキサン(1000cSt) 2.0% (3)ジメチルポリシロキサン(5cSt) 2.0% (4)パーフルオロシリコーンレジン(注1) 2.0% (5)流動パラフィン 2.2% (6)セタノール 1.5% (7)ラノリン 0.5% (8)精製水 80.5% (9)グリセリン 1.8% (10)トリエタノールアミン 1.5% (11)防腐剤 適量 (注1)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1/1(モル比)であり、ケイ素原子に結
合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が
4%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記(1)成
分〜(7)成分を75℃で攪拌溶解した。一方、(8)成分〜
(10)成分を混合して75℃に加温した後、攪拌しながら
この中に前記(1)成分〜(7)成分の溶解物を加え、攪拌し
ながら冷却した。冷却後、(11)成分を加えて均一に混合
して、O/W型スキンクリームを調製した。このように
して得られたO/W型スキンクリームを使用したところ
さっぱりした感触が得られ、かつ、撥水性,耐油性に優
れていることが認められた。またこのクリームを40℃
で3ヶ月保管したところ、3ヶ月後も凝集・分離・粘度
変化は認められず、保存安定性は良好であった。
型スキンクリームを下記の方法により調製した。 (1)ステアリン酸 6.0% (2)ジメチルポリシロキサン(1000cSt) 2.0% (3)ジメチルポリシロキサン(5cSt) 2.0% (4)パーフルオロシリコーンレジン(注1) 2.0% (5)流動パラフィン 2.2% (6)セタノール 1.5% (7)ラノリン 0.5% (8)精製水 80.5% (9)グリセリン 1.8% (10)トリエタノールアミン 1.5% (11)防腐剤 適量 (注1)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1/1(モル比)であり、ケイ素原子に結
合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が
4%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記(1)成
分〜(7)成分を75℃で攪拌溶解した。一方、(8)成分〜
(10)成分を混合して75℃に加温した後、攪拌しながら
この中に前記(1)成分〜(7)成分の溶解物を加え、攪拌し
ながら冷却した。冷却後、(11)成分を加えて均一に混合
して、O/W型スキンクリームを調製した。このように
して得られたO/W型スキンクリームを使用したところ
さっぱりした感触が得られ、かつ、撥水性,耐油性に優
れていることが認められた。またこのクリームを40℃
で3ヶ月保管したところ、3ヶ月後も凝集・分離・粘度
変化は認められず、保存安定性は良好であった。
【0014】
【実施例2】次の(1)〜(10)成分から構成される透明ヘ
アコンディショナーを下記の方法により調製した。 (1)ポリエーテル変性シリコーン組成物 [東レ・タ゛ウコーニンク゛・シリコーン(株)製;商品名BY22-012] 20.0% (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 35.0% (3)パーフルオロシリコーンレジン(注2) 2.0% (4)エチルアルコール 19.5% (5)プロピレングリコール 9.8% (6)グリセリン 7.4% (7)精製水 6.3% (8)ポリソルベート20(Tween20) 1.0% (9)塩化ナトリウム 1.0% (10)防腐剤 適量 (注2)式:{F(CF2)4C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1.5/1(モル比)であり、ケイ素原子
に結合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル
比が3%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記
(1)成分〜(3)成分を攪拌溶解した後(シリコーン相
部)、屈折率を測定した。一方、(4)成分〜(10)成分を
この順で混合した後(水相部)、屈折率を測定した。そ
して、水相部の屈折率とシリコーン相部の屈折率が等し
くなるように、水あるいはプロピレングリコール、グリ
セリンまたはエタノールを加えて微調整を行った。調整
後、シリコーン相部を激しく攪拌しながらこの中に水相
部を徐々に加え、最後にホモミキサーを用いて攪拌して
粒子の大きさを揃えた。このようにして透明ヘアコンデ
ィショナーを調製し、所定の容器に充填した。得られた
透明ヘアコンディショナーを使用したところ、毛髪のま
とまりが良く髪のコシも強くなり、耐水持続性にも優れ
ていることが判明した。またこのコンディショナーを4
0℃で3ヶ月間保管したところ、3ヶ月後も分離・凝集
・粘度変化は認められず、保存安定性は良好であった。
アコンディショナーを下記の方法により調製した。 (1)ポリエーテル変性シリコーン組成物 [東レ・タ゛ウコーニンク゛・シリコーン(株)製;商品名BY22-012] 20.0% (2)オクタメチルシクロテトラシロキサン 35.0% (3)パーフルオロシリコーンレジン(注2) 2.0% (4)エチルアルコール 19.5% (5)プロピレングリコール 9.8% (6)グリセリン 7.4% (7)精製水 6.3% (8)ポリソルベート20(Tween20) 1.0% (9)塩化ナトリウム 1.0% (10)防腐剤 適量 (注2)式:{F(CF2)4C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1.5/1(モル比)であり、ケイ素原子
に結合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル
比が3%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記
(1)成分〜(3)成分を攪拌溶解した後(シリコーン相
部)、屈折率を測定した。一方、(4)成分〜(10)成分を
この順で混合した後(水相部)、屈折率を測定した。そ
して、水相部の屈折率とシリコーン相部の屈折率が等し
くなるように、水あるいはプロピレングリコール、グリ
セリンまたはエタノールを加えて微調整を行った。調整
後、シリコーン相部を激しく攪拌しながらこの中に水相
部を徐々に加え、最後にホモミキサーを用いて攪拌して
粒子の大きさを揃えた。このようにして透明ヘアコンデ
ィショナーを調製し、所定の容器に充填した。得られた
透明ヘアコンディショナーを使用したところ、毛髪のま
とまりが良く髪のコシも強くなり、耐水持続性にも優れ
ていることが判明した。またこのコンディショナーを4
0℃で3ヶ月間保管したところ、3ヶ月後も分離・凝集
・粘度変化は認められず、保存安定性は良好であった。
【0015】
【比較例1】実施例2において、パーフルオロシリコー
ンレジン(注2)の代わりに、式:{F(CF2)4C2H4
SiO3/2}で表されるシロキサン単位と式:{(CH3)
3SiO1/2}で表されるシロキサン単位と式:(SiO
4/2)で表されるシロキサン単位から構成され、式:(C
H3)3SiO1/2で表されるシロキサン単位/式:SiO
4/2で表されるシロキサン単位=1/1(モル比)であ
り、ケイ素原子に結合した全有機基中のパーフルオロア
ルキル基のモル比が10%であるパーフルオロシリコー
ンレジンを使用した以外は実施例2と同様にして、ヘア
コンディショナーを調製した。得られたヘアコンディシ
ョナーの外観は透明ではなく、またこれを40℃の条件
下で保管したところ、3日目に分離や凝集の発生が認め
られた。
ンレジン(注2)の代わりに、式:{F(CF2)4C2H4
SiO3/2}で表されるシロキサン単位と式:{(CH3)
3SiO1/2}で表されるシロキサン単位と式:(SiO
4/2)で表されるシロキサン単位から構成され、式:(C
H3)3SiO1/2で表されるシロキサン単位/式:SiO
4/2で表されるシロキサン単位=1/1(モル比)であ
り、ケイ素原子に結合した全有機基中のパーフルオロア
ルキル基のモル比が10%であるパーフルオロシリコー
ンレジンを使用した以外は実施例2と同様にして、ヘア
コンディショナーを調製した。得られたヘアコンディシ
ョナーの外観は透明ではなく、またこれを40℃の条件
下で保管したところ、3日目に分離や凝集の発生が認め
られた。
【0016】
【実施例3】次の(1)〜(19)成分から構成される日焼け
止めクリームを下記の方法により調製した。 (1)オクチルメトキシシンナメート 4.0% (2)ブチルメトキシベンゾイルメタン 1.5% (3)メチルフェニルポリシロキサン(20cSt) 3.0% (4)グリセリルステアレート 3.0% (5)カプリン酸/カプロン酸トリグリセライド 4.0% (6)セタノール 0.25% (7)防腐剤 適量 (8)セチルリン酸カリウム 2.0% (9)カーボマー(1%水溶液) 10.0% (10)プロピレングリコール 2.5% (11)水酸化カリウム(10%水溶液) 適量 (12)精製水 残量 (13)オクタメチルシクロテトラシロキサン 5.5% (14)パーフルオロシリコーンレジン(注3) 3.0% (15)ビタミンEアセテート 0.5% (16)2-フェニルベンズイミダゾリン-5-スルホン酸 2.0% (17)精製水 20.0% (18)水酸化カリウム(10%水溶液) 適量 (19)ポリエーテル変性シリコーンワックス (Dow Corning 社製;商品名Dow Corning 2501) 2.0% (注3)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1/1(モル比)であり、ケイ素原子に結
合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が
4%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記(9)成
分,(10)成分および(12)成分を混合した後、(11)成分に
よりpHを7に調整し、次いでこれを75℃に加熱し
た。一方、(1)成分〜(7)成分を混合して85℃に加熱し
た。加熱後(8)成分を加え、激しく攪拌しながらこの中
に前記(9)成分〜(12)成分の混合物を加えた。次いでこ
れを攪拌しながら45℃まで冷却し、再び激しく攪拌し
ながら、予め調製しておいた(13)成分〜(15)成分の混合
物を加えた。一方、(16)成分〜(18)成分を混合してpH
を7に調整した後、30℃に加温して(19)成分を加え
た。前記(1)成分〜(15)成分の混合物と、(16)成分〜(1
9)成分の混合物を混合してpHを7に調整して、日焼け
止めクリームを調製した。このようにして得られた日焼
け止めクリームを、6名の被験者に塗布して乾燥させ
た。次いで未塗布部位と塗布部位とを水で洗い流した際
のSPF値を、FDA法に準じて測定した。その結果を
表1に示した。本発明の日焼け止めクリームはべとつき
が無くさっぱりとした使用感であり、かつ、日焼け止め
防止効果の耐水持続性に優れていた。またこの日焼け止
めクリームを40℃で3ヶ月間保管したところ、3ヶ月
後も分離・凝集・粘度変化は認められず、保存安定性は
良好であった。
止めクリームを下記の方法により調製した。 (1)オクチルメトキシシンナメート 4.0% (2)ブチルメトキシベンゾイルメタン 1.5% (3)メチルフェニルポリシロキサン(20cSt) 3.0% (4)グリセリルステアレート 3.0% (5)カプリン酸/カプロン酸トリグリセライド 4.0% (6)セタノール 0.25% (7)防腐剤 適量 (8)セチルリン酸カリウム 2.0% (9)カーボマー(1%水溶液) 10.0% (10)プロピレングリコール 2.5% (11)水酸化カリウム(10%水溶液) 適量 (12)精製水 残量 (13)オクタメチルシクロテトラシロキサン 5.5% (14)パーフルオロシリコーンレジン(注3) 3.0% (15)ビタミンEアセテート 0.5% (16)2-フェニルベンズイミダゾリン-5-スルホン酸 2.0% (17)精製水 20.0% (18)水酸化カリウム(10%水溶液) 適量 (19)ポリエーテル変性シリコーンワックス (Dow Corning 社製;商品名Dow Corning 2501) 2.0% (注3)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1/1(モル比)であり、ケイ素原子に結
合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が
4%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記(9)成
分,(10)成分および(12)成分を混合した後、(11)成分に
よりpHを7に調整し、次いでこれを75℃に加熱し
た。一方、(1)成分〜(7)成分を混合して85℃に加熱し
た。加熱後(8)成分を加え、激しく攪拌しながらこの中
に前記(9)成分〜(12)成分の混合物を加えた。次いでこ
れを攪拌しながら45℃まで冷却し、再び激しく攪拌し
ながら、予め調製しておいた(13)成分〜(15)成分の混合
物を加えた。一方、(16)成分〜(18)成分を混合してpH
を7に調整した後、30℃に加温して(19)成分を加え
た。前記(1)成分〜(15)成分の混合物と、(16)成分〜(1
9)成分の混合物を混合してpHを7に調整して、日焼け
止めクリームを調製した。このようにして得られた日焼
け止めクリームを、6名の被験者に塗布して乾燥させ
た。次いで未塗布部位と塗布部位とを水で洗い流した際
のSPF値を、FDA法に準じて測定した。その結果を
表1に示した。本発明の日焼け止めクリームはべとつき
が無くさっぱりとした使用感であり、かつ、日焼け止め
防止効果の耐水持続性に優れていた。またこの日焼け止
めクリームを40℃で3ヶ月間保管したところ、3ヶ月
後も分離・凝集・粘度変化は認められず、保存安定性は
良好であった。
【0017】
【比較例2】実施例3において、パーフルオロシリコー
ンレジン(注3)の代わりに、式:{F(CF2)8C2H
4(CH3)SiO2/2}で表されるシロキサン単位と式:
{(CH3)3SiO1/2}で表されるシロキサン単位と
式:{(CH3)2SiO2/2}で表されるシロキサン単位
から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表されるシロ
キサン単位/{式:(CH3)2SiO2/2で表されるシロ
キサン単位+式:F(CF2)8C2H4(CH3)SiO2/2で
表されるシロキサン単位}=1/50(モル比)であ
り、ケイ素原子に結合した全有機基中のパーフルオロア
ルキル基のモル比が4%である直鎖状のパーフルオロシ
リコーンを使用した以外は実施例3と同様にして、日焼
け止めクリームを調製した。得られた日焼け止めクリー
ムのSPF値を実施例3と同様にして測定し、その結果
を表1に示した。
ンレジン(注3)の代わりに、式:{F(CF2)8C2H
4(CH3)SiO2/2}で表されるシロキサン単位と式:
{(CH3)3SiO1/2}で表されるシロキサン単位と
式:{(CH3)2SiO2/2}で表されるシロキサン単位
から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表されるシロ
キサン単位/{式:(CH3)2SiO2/2で表されるシロ
キサン単位+式:F(CF2)8C2H4(CH3)SiO2/2で
表されるシロキサン単位}=1/50(モル比)であ
り、ケイ素原子に結合した全有機基中のパーフルオロア
ルキル基のモル比が4%である直鎖状のパーフルオロシ
リコーンを使用した以外は実施例3と同様にして、日焼
け止めクリームを調製した。得られた日焼け止めクリー
ムのSPF値を実施例3と同様にして測定し、その結果
を表1に示した。
【0018】
【比較例3】実施例3において、パーフルオロシリコー
ンレジン(注3)の代わりに、式:{CF3C2H4(C
H3)SiO2/2}で表されるシロキサン単位と式:{(C
H3)3SiO1/2}で表されるシロキサン単位と式:
{(CH3)2SiO2/2}で表されるシロキサン単位から
構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表されるシロキサ
ン単位/{式:(CH3)2SiO2/2で表されるシロキサ
ン単位+式:CF3C2H4(CH3)SiO2/2で表される
シロキサン単位}=1/50(モル比)であり、ケイ素
原子に結合した全有機基中のフルオロアルキル基のモル
比が4%である直鎖状のフルオロシリコーンを使用した
以外は実施例3と同様にして、日焼け止めクリームを調
製した。得られた日焼け止めクリームのSPF値を実施
例3と同様にして測定し、その結果を表1に示した。
ンレジン(注3)の代わりに、式:{CF3C2H4(C
H3)SiO2/2}で表されるシロキサン単位と式:{(C
H3)3SiO1/2}で表されるシロキサン単位と式:
{(CH3)2SiO2/2}で表されるシロキサン単位から
構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表されるシロキサ
ン単位/{式:(CH3)2SiO2/2で表されるシロキサ
ン単位+式:CF3C2H4(CH3)SiO2/2で表される
シロキサン単位}=1/50(モル比)であり、ケイ素
原子に結合した全有機基中のフルオロアルキル基のモル
比が4%である直鎖状のフルオロシリコーンを使用した
以外は実施例3と同様にして、日焼け止めクリームを調
製した。得られた日焼け止めクリームのSPF値を実施
例3と同様にして測定し、その結果を表1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】
【実施例4】次の(1)〜(11)成分から構成される日焼け
防止W/O型クリームを下記の方法により調製した。 (1)ラウリルメチコンコポリオール (Dow Corning 社製;商品名Dow Corning 5200) 2.0% (2)メチルフェニルポリシロキサン(20cSt) 2.0% (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 11.25% (4)パーフルオロシリコーンレジン(注4) 2.5% (5)植物油 5.0% (6)PPG-3 ミリスチルエーテル 0.5% (7)海藻抽出物 4.0% (8)水酸化ナトリウム 2.0% (9)防腐剤 適量 (10)精製水 残余 (11)パール抽出物 5.0% (注4)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:(CH3SiO3/2)で表されるシ
ロキサン単位から構成され、ケイ素原子に結合した全有
機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が4.5%で
あるパーフルオロシリコーンレジン。上記(1)成分〜(6)
成分(シリコーン相部)と、(7)成分〜(11)成分(水相
部)をそれぞれ混合した。混合後、シリコーン相部を激
しく攪拌しながらその中に水相部を徐々に添加した。次
いでホモミキサーを用いて攪拌して粒子の大きさを揃
え、日焼け防止クリームを調製した。このようにして得
られた日焼け防止クリームは使用感が軽くさっぱりとし
ており、また、耐水性,耐油持続性にも優れていた。
防止W/O型クリームを下記の方法により調製した。 (1)ラウリルメチコンコポリオール (Dow Corning 社製;商品名Dow Corning 5200) 2.0% (2)メチルフェニルポリシロキサン(20cSt) 2.0% (3)デカメチルシクロペンタシロキサン 11.25% (4)パーフルオロシリコーンレジン(注4) 2.5% (5)植物油 5.0% (6)PPG-3 ミリスチルエーテル 0.5% (7)海藻抽出物 4.0% (8)水酸化ナトリウム 2.0% (9)防腐剤 適量 (10)精製水 残余 (11)パール抽出物 5.0% (注4)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:(CH3SiO3/2)で表されるシ
ロキサン単位から構成され、ケイ素原子に結合した全有
機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が4.5%で
あるパーフルオロシリコーンレジン。上記(1)成分〜(6)
成分(シリコーン相部)と、(7)成分〜(11)成分(水相
部)をそれぞれ混合した。混合後、シリコーン相部を激
しく攪拌しながらその中に水相部を徐々に添加した。次
いでホモミキサーを用いて攪拌して粒子の大きさを揃
え、日焼け防止クリームを調製した。このようにして得
られた日焼け防止クリームは使用感が軽くさっぱりとし
ており、また、耐水性,耐油持続性にも優れていた。
【0021】
【実施例5】次の(1)〜(8)成分から構成されるアイライ
ナーを下記の方法により調製した。 (1)ビーズワックス 16.5% (2)パーフルオロシリコーンレジン(注5) 2.0% (3)ジメチルポリシロキサン(100cSt) 3.0% (4)軽質流動イソパラフィン 25.0% (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0% (6)ベントンGelVS-5 (NL Industries 社製) 33.5% (7)酸化鉄 10.0% (8)防腐剤 適量 (注5)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1/1(モル比)であり、ケイ素原子に結
合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が
3%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記全成分
を加熱・混合して、均一になるまで攪拌した。攪拌後、
所定の容器に充填して冷却してアイライナーを調製し
た。このようにして得られたアイライナーは耐汗性,耐
皮脂性に優れており、化粧持ち効果も良好であった。ま
たこのアイライナーを40℃で3ヶ月間保管したとこ
ろ、3ヶ月後も分離・凝集・粘度変化は認められず、保
存安定性は良好であった。
ナーを下記の方法により調製した。 (1)ビーズワックス 16.5% (2)パーフルオロシリコーンレジン(注5) 2.0% (3)ジメチルポリシロキサン(100cSt) 3.0% (4)軽質流動イソパラフィン 25.0% (5)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0% (6)ベントンGelVS-5 (NL Industries 社製) 33.5% (7)酸化鉄 10.0% (8)防腐剤 適量 (注5)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1/1(モル比)であり、ケイ素原子に結
合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が
3%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記全成分
を加熱・混合して、均一になるまで攪拌した。攪拌後、
所定の容器に充填して冷却してアイライナーを調製し
た。このようにして得られたアイライナーは耐汗性,耐
皮脂性に優れており、化粧持ち効果も良好であった。ま
たこのアイライナーを40℃で3ヶ月間保管したとこ
ろ、3ヶ月後も分離・凝集・粘度変化は認められず、保
存安定性は良好であった。
【0022】
【実施例6】次の(1)〜(14)成分から構成される液状フ
ァンデーションを下記の方法により調製した。 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0% (2)パーフルオロシリコーンレジン(注6) 3.0% (3)ジメチルポリシロキサン(6cSt) 3.0% (4)ステアリルアルコール 1.5% (5)イソデシルオレエート 2.7% (6)ステアリン酸 2.0% (7)グリセリルモノステアレート 1.0% (8)大豆ステロール 0.6% (9)精製水 残余 (10)ポリエチレングリコール 5.0% (11)ポリオキシエチレングリセリン 5.0% (12)トリエタノールアミン 0.5% (13)防腐剤 適量 (14)顔料(カオリン47%、酸化チタン40%、酸化鉄13%) 14.5% (注6)式:{F(CF2)6C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1/1(モル比)であり、ケイ素原子に結
合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が
4%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記(14)成
分を混合粉砕した後、(9)成分〜(13)成分と混合した。
次いでこれを75℃に加熱した(水相部)。一方、(1)
成分〜(8)成分を混合して75℃に加熱した(オイル相
部)。次いで75℃の条件下でオイル相部に水相部を加
えて乳化混合した後、撹拌しながら冷却したところ増粘
し始めたので、約40℃になったところで所定の容器に
充填して液状ファンデーションを得た。このようにして
得られた液状ファンデーション0.5グラムを、被験者
6名に半径約5センチメートル程度の大きさにのばしな
がら塗布し、室温で30分間乾燥させた。乾燥後、塗布
部位に濾紙を手で10回押しつけ、濾紙への転写付着量
を目視により次の判定基準に従って測定した。その結果
を表2に示した。尚、このとき、無処理の濾紙を用いた
値を転写付着量(1)、スクワレンをしみ込ませた濾紙を
用いた値を転写付着量(2)とした。 ○:液状ファンデーションがわずかに付着しているのが
認められた。 △:液状ファンデーションが半分以上付着しているのが
認められた。 ×:液状ファンデーションがほとんど転写しているのが
認められた。 この結果より、本発明の液状ファンデーションは乾燥状
態およびスクワレンに接した状態ともに落ちにくく、二
次付着防止効果および耐油性に優れていることが判明し
た。またこの液状ファンデーションは耐汗性,耐皮脂性
に優れ、化粧くずれも抑えることができ、感触もスムー
スであった。さらにこれを40℃で3ヶ月間保管したと
ころ、3ヶ月後も分離・凝集・粘度変化は認められず、
保存安定性は良好であった。
ァンデーションを下記の方法により調製した。 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0% (2)パーフルオロシリコーンレジン(注6) 3.0% (3)ジメチルポリシロキサン(6cSt) 3.0% (4)ステアリルアルコール 1.5% (5)イソデシルオレエート 2.7% (6)ステアリン酸 2.0% (7)グリセリルモノステアレート 1.0% (8)大豆ステロール 0.6% (9)精製水 残余 (10)ポリエチレングリコール 5.0% (11)ポリオキシエチレングリセリン 5.0% (12)トリエタノールアミン 0.5% (13)防腐剤 適量 (14)顔料(カオリン47%、酸化チタン40%、酸化鉄13%) 14.5% (注6)式:{F(CF2)6C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:(SiO4/2)で表されるシロ
キサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO1/2で表
されるシロキサン単位/式:SiO4/2で表されるシロ
キサン単位=1/1(モル比)であり、ケイ素原子に結
合した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が
4%であるパーフルオロシリコーンレジン。上記(14)成
分を混合粉砕した後、(9)成分〜(13)成分と混合した。
次いでこれを75℃に加熱した(水相部)。一方、(1)
成分〜(8)成分を混合して75℃に加熱した(オイル相
部)。次いで75℃の条件下でオイル相部に水相部を加
えて乳化混合した後、撹拌しながら冷却したところ増粘
し始めたので、約40℃になったところで所定の容器に
充填して液状ファンデーションを得た。このようにして
得られた液状ファンデーション0.5グラムを、被験者
6名に半径約5センチメートル程度の大きさにのばしな
がら塗布し、室温で30分間乾燥させた。乾燥後、塗布
部位に濾紙を手で10回押しつけ、濾紙への転写付着量
を目視により次の判定基準に従って測定した。その結果
を表2に示した。尚、このとき、無処理の濾紙を用いた
値を転写付着量(1)、スクワレンをしみ込ませた濾紙を
用いた値を転写付着量(2)とした。 ○:液状ファンデーションがわずかに付着しているのが
認められた。 △:液状ファンデーションが半分以上付着しているのが
認められた。 ×:液状ファンデーションがほとんど転写しているのが
認められた。 この結果より、本発明の液状ファンデーションは乾燥状
態およびスクワレンに接した状態ともに落ちにくく、二
次付着防止効果および耐油性に優れていることが判明し
た。またこの液状ファンデーションは耐汗性,耐皮脂性
に優れ、化粧くずれも抑えることができ、感触もスムー
スであった。さらにこれを40℃で3ヶ月間保管したと
ころ、3ヶ月後も分離・凝集・粘度変化は認められず、
保存安定性は良好であった。
【0023】
【比較例4】実施例6において、パーフルオロシリコー
ンレジン(注6)の代わりに、式:{(F(CF2)4C2H
4)2SiO2/2}で表されるシロキサン単位と式:{(C
H3)3SiO1/2}で表されるシロキサン単位と式:(S
iO4/2)で表されるシロキサン単位から構成され、
式:(CH3)3SiO1/2で表されるシロキサン単位/
{式:SiO4/2で表されるシロキサン単位+式:(F
(CF2)4C2H4)2SiO2/ 2で表されるシロキサン単
位}=1.5/1(モル比)であり、ケイ素原子に結合
した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が1
0%であるパーフルオロシリコーンレジンを使用した以
外は実施例6と同様にして、液状ファンデーションを調
製した。得られた液状ファンデーションの転写付着量を
実施例6と同様にして測定し、結果を表2に示した。
ンレジン(注6)の代わりに、式:{(F(CF2)4C2H
4)2SiO2/2}で表されるシロキサン単位と式:{(C
H3)3SiO1/2}で表されるシロキサン単位と式:(S
iO4/2)で表されるシロキサン単位から構成され、
式:(CH3)3SiO1/2で表されるシロキサン単位/
{式:SiO4/2で表されるシロキサン単位+式:(F
(CF2)4C2H4)2SiO2/ 2で表されるシロキサン単
位}=1.5/1(モル比)であり、ケイ素原子に結合
した全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が1
0%であるパーフルオロシリコーンレジンを使用した以
外は実施例6と同様にして、液状ファンデーションを調
製した。得られた液状ファンデーションの転写付着量を
実施例6と同様にして測定し、結果を表2に示した。
【0024】
【比較例5】実施例6において、パーフルオロシリコー
ンレジン(注6)の代わりに、式:{(CH3)3Si
O1/2}で表されるシロキサン単位と式:(SiO4/2)
で表されるシロキサン単位から構成され、式:(CH3)3
SiO1/2で表されるシロキサン単位/式:SiO4/2で
表されるシロキサン単位=1/1(モル比)であるトリ
メトキシシロキシケイ酸を使用した以外は実施例6と同
様にして、液状ファンデーションを調製した。得られた
液状ファンデーションの転写付着量を実施例6と同様に
して測定し、結果を表2に示した。
ンレジン(注6)の代わりに、式:{(CH3)3Si
O1/2}で表されるシロキサン単位と式:(SiO4/2)
で表されるシロキサン単位から構成され、式:(CH3)3
SiO1/2で表されるシロキサン単位/式:SiO4/2で
表されるシロキサン単位=1/1(モル比)であるトリ
メトキシシロキシケイ酸を使用した以外は実施例6と同
様にして、液状ファンデーションを調製した。得られた
液状ファンデーションの転写付着量を実施例6と同様に
して測定し、結果を表2に示した。
【0025】
【表2】
【0026】
【実施例7】次の(1)〜(12)成分から構成される日焼け
止めローションを下記の方法により調製した。 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0% (2)パーフルオロシリコーンレジン(注7) 5.0% (3)オクチルメトキシシンナメート 5.0% (4)ミンク油 5.0% (5)ステアリン酸 3.5% (6)グリセリルステアレート 1.5% (7)ミリスチルミリステート 1.0% (8)大豆ステロール 0.8% (9)防腐剤 適量 (10)精製水 67.2% (11)グリセリン 5.0% (12)トリエタノールアミン 1.0% (注7)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)2SiO2/2}で表され
るシロキサン単位から構成され、ケイ素原子に結合した
全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が4%で
あるパーフルオロシリコーンレジン。上記(1)成分〜(9)
成分(オイル相)と、(10)成分〜(12)成分(水相)を各
々混合した後、75℃に加熱して固形成分を融解した。
次いで、水相を良く攪拌しながら徐々にオイル相を加え
て日焼け止めローションを調製した。このようにして得
られた日焼け止めローションは耐水性,耐油性に優れ、
日焼け防止効果の持続性が高かった。またこのローショ
ンを40℃で3ヶ月間保管したところ、3ヶ月後も分離
・凝集・粘度変化は認められず、保存安定性は良好であ
った。
止めローションを下記の方法により調製した。 (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0% (2)パーフルオロシリコーンレジン(注7) 5.0% (3)オクチルメトキシシンナメート 5.0% (4)ミンク油 5.0% (5)ステアリン酸 3.5% (6)グリセリルステアレート 1.5% (7)ミリスチルミリステート 1.0% (8)大豆ステロール 0.8% (9)防腐剤 適量 (10)精製水 67.2% (11)グリセリン 5.0% (12)トリエタノールアミン 1.0% (注7)式:{F(CF2)8C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)2SiO2/2}で表され
るシロキサン単位から構成され、ケイ素原子に結合した
全有機基中のパーフルオロアルキル基のモル比が4%で
あるパーフルオロシリコーンレジン。上記(1)成分〜(9)
成分(オイル相)と、(10)成分〜(12)成分(水相)を各
々混合した後、75℃に加熱して固形成分を融解した。
次いで、水相を良く攪拌しながら徐々にオイル相を加え
て日焼け止めローションを調製した。このようにして得
られた日焼け止めローションは耐水性,耐油性に優れ、
日焼け防止効果の持続性が高かった。またこのローショ
ンを40℃で3ヶ月間保管したところ、3ヶ月後も分離
・凝集・粘度変化は認められず、保存安定性は良好であ
った。
【0027】
【実施例8】次の(1)〜(14)成分から構成されるスキン
ローションを下記の方法により調製した。 (1)精製水 36.0% (2)カーボマー934 0.1% (3)グリセリン 3.0% (4)トリエタノールアミン 0.9% (5)ジメチルポリシロキサン(100cSt) 3.0% (6)パーフルオロシリコーンレジン(注8) 2.0% (7)イソプロピルミリステート 2.0% (8)流動パラフィン 5.0% (9)グリセリンステアレート 2.5% (10)ステアリン酸 1.5% (11)ステアリルアルコール 2.0% (12)デカメチルシクロペンタシロキサン 35.0% (13)精製水 5.0% (14)防腐剤 適量 (注8)式:{F(CF2)4C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:{(CH3)2SiO2/2}で表さ
れるシロキサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO
1/2で表されるシロキサン単位/式:(CH3)2SiO2/2
で表されるシロキサン単位=1/0.2(モル比)であ
り、ケイ素原子に結合した全有機基中のパーフルオロア
ルキル基のモル比が4%であるパーフルオロシリコーン
レジン。上記(1)成分を72℃に加熱して(2)成分に注ぎ
攪拌溶解した後、これに(3)成分と(4)成分を加えた。一
方、(5)成分〜(11)成分を混合して70℃に加温した。
これを、前記(1)成分〜(4)成分の混合物に攪拌しながら
加えて、その後48℃まで冷却した。冷却後(12)成分を
加えて均一になるまで攪拌し、最後に、予め調製してお
いた(13)成分と(14)成分の混合物を加えて、スキンロー
ションを調製した。このようにして得られたスキンロー
ションは、耐水性,耐油性,皮膚の保護効果およびその
持続性に優れ、感触的にもさらっと軽いものであった。
またこのローションを40℃で3ヶ月間保管したとこ
ろ、3ヶ月後も分離・凝集・粘度変化は認められず、保
存安定性は良好であった。
ローションを下記の方法により調製した。 (1)精製水 36.0% (2)カーボマー934 0.1% (3)グリセリン 3.0% (4)トリエタノールアミン 0.9% (5)ジメチルポリシロキサン(100cSt) 3.0% (6)パーフルオロシリコーンレジン(注8) 2.0% (7)イソプロピルミリステート 2.0% (8)流動パラフィン 5.0% (9)グリセリンステアレート 2.5% (10)ステアリン酸 1.5% (11)ステアリルアルコール 2.0% (12)デカメチルシクロペンタシロキサン 35.0% (13)精製水 5.0% (14)防腐剤 適量 (注8)式:{F(CF2)4C2H4SiO3/2}で表される
シロキサン単位と式:{(CH3)3SiO1/2}で表され
るシロキサン単位と式:{(CH3)2SiO2/2}で表さ
れるシロキサン単位から構成され、式:(CH3)3SiO
1/2で表されるシロキサン単位/式:(CH3)2SiO2/2
で表されるシロキサン単位=1/0.2(モル比)であ
り、ケイ素原子に結合した全有機基中のパーフルオロア
ルキル基のモル比が4%であるパーフルオロシリコーン
レジン。上記(1)成分を72℃に加熱して(2)成分に注ぎ
攪拌溶解した後、これに(3)成分と(4)成分を加えた。一
方、(5)成分〜(11)成分を混合して70℃に加温した。
これを、前記(1)成分〜(4)成分の混合物に攪拌しながら
加えて、その後48℃まで冷却した。冷却後(12)成分を
加えて均一になるまで攪拌し、最後に、予め調製してお
いた(13)成分と(14)成分の混合物を加えて、スキンロー
ションを調製した。このようにして得られたスキンロー
ションは、耐水性,耐油性,皮膚の保護効果およびその
持続性に優れ、感触的にもさらっと軽いものであった。
またこのローションを40℃で3ヶ月間保管したとこ
ろ、3ヶ月後も分離・凝集・粘度変化は認められず、保
存安定性は良好であった。
【0028】
【発明の効果】本発明の化粧料は特定のパーフルオロシ
リコーンレジンを含有するものであり、これにより、耐
水性,耐油性に優れ、かつ、保存安定性が良好であると
いう特徴を有する。
リコーンレジンを含有するものであり、これにより、耐
水性,耐油性に優れ、かつ、保存安定性が良好であると
いう特徴を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 秀俊 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内
Claims (2)
- 【請求項1】 式:F(CF2)a−R1−SiO3/2(式
中、R1はアルキレン基またはアルキレンオキシアルキ
レン基であり、aは3以上の整数である。)で表される
シロキサン単位を少なくとも1個有し、かつ、 【式1】 であるパーフルオロシリコーンレジンを含有することを
特徴とする化粧料。 - 【請求項2】 パーフルオロシリコーンレジンが、平均
単位式: {F(CF2)a−R1−SiO3/2}x(RbSiO
(4-b)/2)y (式中、R1はアルキレン基またはアルキレンオキシア
ルキレン基であり、Rはアルキル基またはアリール基で
ある。aは3以上の整数であり、bは0〜3の整数であ
り、xおよびyは0を越える数である。)で表される化
合物である請求項1記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9647397A JPH10279420A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9647397A JPH10279420A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10279420A true JPH10279420A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=14166022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9647397A Pending JPH10279420A (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10279420A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10291913A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Noevir Co Ltd | 水中油型乳化化粧料 |
JP2000063674A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-02-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリコーン硬化物粉末およびそれを配合してなる化粧料 |
JP2008537952A (ja) * | 2005-04-14 | 2008-10-02 | モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク | 良好な特性を有する、シリコーン樹脂含有パーソナルケア組成物、その製造方法並びにその使用 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP9647397A patent/JPH10279420A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10291913A (ja) * | 1997-04-18 | 1998-11-04 | Noevir Co Ltd | 水中油型乳化化粧料 |
JP2000063674A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-02-29 | Shin Etsu Chem Co Ltd | シリコーン硬化物粉末およびそれを配合してなる化粧料 |
JP2008537952A (ja) * | 2005-04-14 | 2008-10-02 | モーメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・インク | 良好な特性を有する、シリコーン樹脂含有パーソナルケア組成物、その製造方法並びにその使用 |
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