JPH10279177A - 冊子作成装置における用紙折り機構 - Google Patents

冊子作成装置における用紙折り機構

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JPH10279177A
JPH10279177A JP9261297A JP9261297A JPH10279177A JP H10279177 A JPH10279177 A JP H10279177A JP 9261297 A JP9261297 A JP 9261297A JP 9261297 A JP9261297 A JP 9261297A JP H10279177 A JPH10279177 A JP H10279177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙折りローラーによる折り位置と冊子の綴じ
位置を精度良く一致させ、かつ綴じ位置に沿った折りぐ
せを正確に付ける。 【解決手段】 冊子作成装置に備えられた用紙折り部で
は、冊子22を紙折りローラー32の間を搬送させて折
りぐせを付ける。紙折りローラー32を支持するスイン
グアーム44A、44Bは、噛み合いギア58A、58
Bによって連結されている。このため、スイングアーム
44A、44Bの一方が回動すると、これに応じて他方
のスイングアーム44B、44Aが同一角度回動する。
これによって、紙折りローラー32の中心位置aは常に
一定の位置(紙折りローラー32の接触時における共通
接線位置)に維持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冊子作成装置にお
ける用紙折り機構に係り、特に所定枚数の用紙をまとめ
て綴じ、綴じた冊子を1対の紙折りローラーの間に付勢
力を抗して該1対の紙折りローラーの間を拡げながら挿
入し、かつ搬送して綴じ位置に沿った折りぐせを付ける
冊子作成装置における用紙折り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタ等によって所望の印
刷処理が施された用紙(図7(A)参照)100は、例
えば製本装置等によって所定枚数毎に製本される。すな
わち、例えば図7(B)に示されるように、所定枚数の
用紙を中綴じして冊子102を作成するようになってい
る。なお、中綴じとは所定枚数の用紙100を長辺の中
央部付近(図7(A)の鎖線参照)でまとめて中折り
し、折り目に沿って綴じ金具104等で綴じる方法であ
る。
【0003】また、製本装置には中綴じされた冊子10
2を再度折り目に沿って折り、折りぐせを付けるための
用紙折り機構106が備えられている。すなわち、図7
(A)に示す鎖線に沿った折りぐせを付けるようになっ
ている。
【0004】従来の用紙折り機構106には、図8
(A)に示されるように1対のローラー108A、10
8Bによって構成された紙折りローラー108が設けら
れている。ローラー108Bは軸120Bの位置が固定
され、軸120Bを中心として図8(A)に示す矢印K
方向に回転する(以下、ローラー108Bをドライブロ
ーラー108Bという)。すなわち、ドライブローラー
108Bは予め定められた位置に固定されている。一
方、ローラー108Aはドライブローラー108Bの回
転に伴って軸120Aを中心として図8(A)に示す矢
印J方向に回転する(以下、ローラー108Aをアイド
ラーローラー108Aという)。このアイドラーローラ
ー108Aは軸直角方向に移動可能となっており、ドラ
イブローラー108Bと接離方向に移動する。また、通
常、紙折りローラー108はコイルバネ122によっ
て、接触状態に保持されている。
【0005】さらに、紙折りローラー108を構成する
アイドラーローラー108Aとドライブローラー108
Bの共通接線位置aにはナイフブレード124が配設さ
れている。このナイフブレード124によって冊子10
2が紙折りローラー108の間に挿入されると、コイル
バネ122の付勢力に抗してアイドラーローラー108
Aがドライブローラー108Bから離れる方向(図8
(A)に示すM方向)に移動する。これにより、冊子1
02はコイルバネ122の付勢力によって紙折りローラ
ー108に挟持される。このように、冊子102が紙折
りローラー108に挟持搬送されることによって綴じ金
具104の位置に沿った折りぐせを付けることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ナイフ
ブレード124によって押し出された冊子102が紙折
りローラー108に接触すると、前述したようにアイド
ラーローラー108Aはドライブローラー108Bから
離れる方向(図8(A)に示す矢印M方向)に移動す
る。このため、図8(B)に示されるように紙折りロー
ラー108の隙間の中央位置bは紙折りローラー108
の接触時における共通接線位置aからずれる。
【0007】ここで、冊子102は紙折りローラー10
8の隙間の中央位置で折りぐせが付けられるようになっ
ている。しかし、紙折りローラー108の隙間の中央位
置bが紙折りローラー108の接触時における共通接線
位置aからずれることによって、冊子102の綴じ位置
(綴じ金具104の位置)と紙折りローラー108にお
ける冊子102の折り位置(紙折りローラー108の中
央位置b)にずれが生じる。従って、冊子102の綴じ
金具104の位置に沿った折りぐせを付けることができ
ない。
【0008】このように冊子102の綴じ金具104の
位置と用紙折り機構106における折り位置がずれるこ
とは、冊子102の厚みが増す程、顕著になる。なお、
製本装置等の冊子作成装置における冊子102の仕上げ
を美しくするためには、綴じ金具104の位置と折り位
置がずれることは大きな問題である。
【0009】本発明は上記事実を考慮して、紙折りロー
ラーにおける冊子の折り位置と冊子の綴じ位置を精度良
く一致させて冊子の綴じ位置に沿った折りぐせを正確に
付けることができる冊子作成装置における用紙折り機構
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、所定枚数の用紙をまとめて
綴じ、綴じた冊子を1対の紙折りローラーの間に付勢力
を抗して該1対の紙折りローラーの間を拡げながら挿入
し、かつ搬送して綴じ位置に沿った折りぐせを付ける冊
子作成装置における用紙折り機構であって、前記紙折り
ローラーが離反して生じる隙間の中央位置が常に該紙折
りローラーの接触時における共通接線位置と一致するよ
うに、一方の紙折りローラーの移動に追従して他方の紙
折りローラーを相反する方向に移動させる移動手段、を
有している。
【0011】所定のプリント処理等が施された用紙は、
所定枚数毎にまとめて綴じることによって冊子が作成さ
れる。例えば、用紙を長辺の中央部付近でまとめて中折
りし、折り目に沿って綴じ金具(例えば、ホチキス)等
を用いて綴じる(中綴じ)。また、綴じた冊子は再度綴
じ位置に沿った折りぐせを付ける。これは、冊子を1対
のローラーによって構成された紙折りローラーの間を搬
送させることによって折りぐせを付けることができる。
このとき、紙折りローラーはそれぞれのローラーが接触
するように付勢されている。従って、この付勢力に抗し
て1対の紙折りローラーの間を拡げながら冊子を挿入
し、搬送して折りぐせを付ける。請求項1に記載の発明
によれば、冊子作成装置における用紙折り機構には、紙
折りローラーを移動させる移動手段が設けられている。
この移動手段は、1対の紙折りローラーにおいて、一方
の紙折りローラーの移動に追従して他方の紙折りローラ
ーが相反する方向に移動させる。すなわち、1対の紙折
りローラーは常に対称移動する。これにより、紙折りロ
ーラーが離反したときに生じる隙間の中央位置が常にこ
の紙折りローラーの接触時における共通接線位置と一致
する。従って、紙折りローラーにおける冊子の折り位置
と冊子の綴じ位置とを精度良く一致させ、冊子の綴じ位
置に沿った折りぐせを正確に付けることができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記移動手段
は、一端部に前記紙折りローラーがそれぞれ支持され、
他端部を回動軸心として回動する1対のスイングアーム
と、前記回動軸心間に設けられ、前記一方のスイングア
ームの回動に応じて他方のスイングアームを相反する方
向に同一角度回動させる連結手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、1対の紙
折りローラーを移動させる移動手段は、1対のスイング
アームと連結手段によって構成されている。スイングア
ームは、一端部に紙折りローラーがそれぞれ支持され、
他端部を回動軸心として回動する。このスイングアーム
は、連結手段によって連結されている。連結手段はスイ
ングアームの回動軸心間に設けられている。例えば、連
結手段としては歯車等が用いられる。このように1対の
スイングアームを連結することにより、一方のスイング
アームの回動に応じて他方のスイングアームが相反する
方向に同一角度回動する。すなわち、1対のスイングア
ームは対称移動する。
【0014】従って、スイングアームが対称移動するこ
とにより、紙折りローラーが離反したときに生じる隙間
の中央位置と紙折りローラーの接触時における共通接線
位置とを常に一致させることができる。すなわち、紙折
りローラーにおける冊子の折り位置と冊子の綴じ位置を
精度良く一致させることができるので、冊子の綴じ位置
に沿った折りぐせを付けることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記連結手段
は、前記スイングアームのそれぞれの回動軸心に同軸に
取り付けられた1対の歯車であることを特徴としてい
る。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、1対のス
イングアームを連結する連結手段としては、1対の歯車
が設けられている。この歯車は、それぞれのスイングア
ームにおける回動軸心に同軸に取り付けられる。このよ
うに連結手段として歯車を用いることにより常に歯車が
噛み合っているため、1対のスイングアームの相対位置
がずれることがない。従って、紙折りローラーが離反し
たときに生じる隙間の中央位置と紙折りローラーの接触
時における共通接線位置とを常に一致させることができ
る。すなわち、紙折りローラーにおける冊子の折り位置
と冊子の綴じ位置を精度良く一致させ、冊子の綴じ位置
に沿った折りぐせを付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、本実施の
形態に係る冊子作成装置10はプリンタ12に接続され
ている。
【0018】プリンタ12では、用紙14に所定のプリ
ント処理が施される。プリンタ12によって所定のプリ
ント処理が施された用紙14は、プリンタ12から排出
されて所定枚数毎に冊子作成装置10に搬送される。
【0019】冊子作成装置10は、用紙綴じ部10A、
用紙折り部10B及び冊子仕上げ部10Cによって構成
されている。
【0020】用紙綴じ部10Aでは、プリンタ12によ
って所定のプリント処理が施された所定枚数(複数枚)
の用紙14を綴じ金具24(図2参照)で綴じる。な
お、本実施の形態における用紙綴じ部10Aでは、所定
枚数の用紙14を中綴じするようになっている。すなわ
ち、用紙14を長辺の中央部近傍でまとめて中折りし、
折り目に沿って綴じ金具24で綴じるようになってい
る。なお、本実施の形態では折り目に沿った2箇所を綴
じ金具24によって綴じる。
【0021】用紙綴じ部10Aで綴じ金具24によって
綴じられた用紙14、すなわち冊子22(図2参照)の
搬送方向(図1の矢印A方向)下流側には、用紙折り部
10Bが配設されている。用紙折り部10Bでは、用紙
綴じ部10Aにおいて予め中綴じされた冊子22の綴じ
金具24の位置に沿った折りぐせを付けるようになって
いる。
【0022】ここで、用紙折り部10Bの詳細な構成を
図2乃至図5に従って説明する。図2に示されるよう
に、用紙折り部10Bには冊子22の搬送経路としての
搬送路16が設けられている。この搬送路16の一方
は、用紙綴じ部10Aと連通している。すなわち、用紙
綴じ部10Aにおいて中綴じされた冊子22が搬送路1
6に沿って搬送されるようになっている。但し、冊子2
2は中央頁を見開いた状態で搬送され、かつ冊子22を
仕上げたときに内側となる頁部分が後述するナイフブレ
ード20と対向するように搬送される。また、搬送路1
6の他方近傍にはストッパー18が配設されている。こ
のストッパー18は、ストッパー取付台18Aに取り付
けられ、冊子22のサイズに対応する位置に移動可能に
取り付けられている。すなわち、搬送路16に沿って搬
送された冊子22における綴じ金具24の位置が後述す
るナイフブレード20の先端部と対向するようにストッ
パー18の位置を調整することができるようになってい
る。
【0023】また、用紙折り部10Bには搬送路16に
沿って搬送された冊子22を図2に示す矢印B方向(搬
送路16における冊子22の搬送方向に対して垂直方
向)に押し出すためのナイフブレード20が配設されて
いる。ナイフブレード20による冊子22の押し出し時
に、ナイフブレード20の先端部は冊子22の綴じ金具
24を押圧する。なお、ナイフブレード20はモータ2
0A等の駆動手段によって駆動するようになっている。
【0024】ナイフブレード20が配設された位置に対
応する搬送路16の一部には、切欠部26が形成されて
いる。これは、前述したようにナイフブレード20によ
って冊子22を搬送路16から矢印B方向に押し出すた
めである。また、切欠部26のナイフブレード20側に
は、冊子22の搬送を案内するためのガイド板28が設
けられている。通常、このガイド板28は実線で示す位
置に設定されているが、ナイフブレード20が作動する
と共に点線で示される位置に移動するようになってい
る。
【0025】さらに、ナイフブレード20によって押し
出される冊子22の搬送方向(図2に示す矢印B方向)
下流側には、搬送ローラー30が配設されている。この
搬送ローラー30は、1対のゴムローラー30A、30
Bによって構成されている。搬送ローラー30は、ナイ
フブレード20によって押し出された冊子22を1対の
ゴムローラー30A、30Bの間に挟み込みながら後述
する紙折りローラー32の配設方向に搬送するようにな
っている。
【0026】搬送ローラー30が配設された位置よりも
冊子22の搬送方向下流側には、1対のローラー32
A、32Bから構成された紙折りローラー32が配設さ
れている。この1対のローラー32A、32Bの間を冊
子22が通過するようになっている。これによって、冊
子22を形成する用紙14に折りぐせを付けることがで
きる。
【0027】続いて、用紙折り部10Bにおける紙折り
ローラー32近傍の詳細な構成(用紙折り機構)を説明
する。なお、紙折りローラー32は前述したようにロー
ラー32A、32Bによって構成されている。これらの
ローラー32A、32B近傍の詳細な構成についてはそ
れぞれ略同様であるので、本実施の形態においてはロー
ラー32Aを中心に説明し、ローラー32Bの近傍に関
する詳細な説明は省略する。
【0028】図3及び図4に示されるように、紙折りロ
ーラー32のローラー32Aは軸34Aによって軸支さ
れている。この軸34Aは、スイングアーム44Aに形
成された丸孔35Aを貫通している。軸34Aの先端部
には伝達ギア38Aが取り付けられ、ローラー32Aと
共に回転するようになっている。なお、軸34Aとスイ
ングアーム44Aの接触位置には、ベアリング36が設
けられている。また、伝達ギア38Aと隣接して伝達ギ
ア40Aが配設されている。この伝達ギア40Aは、一
端がスイングアーム44Aに固定された軸42Aに取り
付けられている。さらに、伝達ギア40Aと隣接する位
置には伝達ギア46Aが配設されている。この伝達ギア
46Aは、一端がフレーム56(図4(A)参照)に固
定された軸48Aに取り付けられている。軸48Aに
は、動力チェーン50が巻き掛けられたローラー52が
設けられている。すなわち、図示しないモーターによっ
てローラー52が回転すると同時に、伝達ギア46Aは
軸48Aを中心として回転するようになっている。
【0029】伝達ギア38A、40A、46Aは、図5
(A)に示されるように所謂歯車であり、隣接した位置
に配設された伝達ギアと噛み合うようになっている。従
って、動力チェーン50が図3に示す矢印C方向に駆動
してローラー52が回転することによって発生する駆動
力は、伝達ギア46A、40A、38Aを介してローラ
ー32Aに伝達される。これにより、ローラー32Aが
図3に示される矢印D方向に回転する。
【0030】なお、伝達ギア46Aは軸48Bに取り付
けられた伝達ギア46Bと噛み合うように配設されてい
る。このため、駆動力は伝達ギア46A、46B、40
B、38Bを介してローラー32Bに伝達される。すな
わち、ローラー32Bは図3に示される矢印E方向に回
転する。
【0031】ここで、図5(B)を参照してスイングア
ーム44A、44Bの作動機構について説明する。
【0032】ローラー52及び伝達ギア46Aが取り付
けられた軸48Aには、噛み合いギア58Aが備えられ
ている。この噛み合いギア58Aは、スイングアーム4
4Aに固定されている。また、このスイングアーム44
Aは軸48Aを回動軸心として回動するようになってい
る。一方、伝達ギア46Bが取り付けられた軸48Bに
は、噛み合いギア58Bが備えられている。この噛み合
いギア58Bも噛み合いギア58Aと同様に、スイング
アーム44Bに固定されている。また、スイングアーム
44Aは軸48Aを回動軸心として回動するようになっ
ている。さらに、噛み合いギア58Aと噛み合いギア5
8Bは、例えば歯車によって構成され、互いに噛み合う
ように配設されている。これにより、スイングアーム4
4A又はスイングアーム44Bの一方が回動すると、こ
れに応じて他方のスイングアーム44B又はスイングア
ーム44Aが同一角度回動するようになっている。すな
わち、スイングアーム44Aとスイングアーム44Bは
対称移動する。従って、紙折りローラー32の中心位置
a(図6参照)が紙折りローラー32の接触時における
共通接線位置と一致する。
【0033】なお、スイングアーム44A、44Bに形
成された丸孔35A、35Bに紙折りローラー32の回
転軸である軸34A、34Bが貫通されている。すなわ
ち、スイングアーム44A、44Bによって紙折りロー
ラー32が支持されている。従って、スイングアーム4
4A、44Bが回動すると、紙折りローラー32は円弧
状に移動するようになっている。
【0034】さらに、スイングアーム44A、44Bの
端部に設けられた突起部53A、53Bにはコイルバネ
54が掛止されている。従って、スイングアーム44
A、44Bは常に接触する方向に付勢されている。この
ため、紙折りローラー32の間に冊子22が挿入される
ことによって紙折りローラー32は冊子22をコイルバ
ネ54による付勢力で挟持することができる。
【0035】このようにしてスイングアーム44A、4
4Bが対称移動することにより、紙折りローラー32の
中心位置aが紙折りローラー32の接触時における共通
接線位置と一致するので、紙折りローラー32による折
り位置と冊子22の綴じ金具24の位置を精度良く一致
させることができる。これによって、冊子22の綴じ金
具24の位置に沿った折りぐせを正確に付けることがで
きる。
【0036】こうして用紙折り部10Bによって綴じ金
具24の位置に沿って折りぐせが付けられた冊子22
は、図1に示される冊子仕上げ部10Cに搬送される。
この冊子仕上げ部10Cに搬送される冊子22は、用紙
14の端面が不揃いとなっていることがある。これは、
用紙綴じ部10Aによって所定枚数の用紙14を綴じ金
具24で中綴じしたときに、用紙14がずれたこと等の
原因による。この用紙14の端面のずれを解消するた
め、冊子仕上げ部10Cにおいて冊子22を予め定めら
れた大きさに裁断して端面を揃える。
【0037】このようにして仕上げられた冊子22は、
冊子作成装置10から排出されるようになっている。
【0038】次に、本実施の形態の作用を説明する。こ
こでは、冊子作成装置10における用紙折り部10Bの
作動状態について説明する。
【0039】プリンタ12によって所定のプリント処理
が施され、用紙綴じ部10Aによって所定枚数毎に中綴
じされて作成された冊子22は、搬送路16に沿って用
紙折り部10Bに搬送される。
【0040】用紙折り部10Bでは、図示しないセンサ
によって冊子22の端部がストッパー18に接触したこ
とを検知すると、ガイド板28が点線で示す位置に移動
すると共に、ナイフブレード20が所定方向に駆動す
る。ナイフブレード20は、この先端部で冊子22の綴
じ金具24位置を押圧し、冊子22を搬送路16から押
し出す。搬送路16から押し出された冊子22は、搬送
ローラー30によって紙折りローラー32が配設された
方向に搬送される。
【0041】冊子22が搬送されると、この冊子22は
紙折りローラー32を押圧する。この押圧力によって、
紙折りローラー32は互いに離反する方向に移動され
る。これと同時に、紙折りローラー32を支持するスイ
ングアーム44A、44Bも互いに離反する方向に移動
される。このとき、スイングアーム44A、44Bは噛
み合いギア58A、58Bによって連結されているた
め、図6(B)に示されるように対称移動する(W1=
W2)。すなわち、紙折りローラー32の中心位置aは
常時一定の位置(紙折りローラー32の接触時における
共通接線位置)に維持される。従って、紙折りローラー
32の中心位置aに冊子22の綴じ金具24の位置が対
応するので、冊子22の綴じ金具24の位置に沿った折
りぐせを正確に付けることができる。
【0042】以上のように、本実施の形態に係る冊子作
成装置10における用紙折り部10Bでは、スイングア
ーム44A、44Bの一方が回動すると、この回動に追
従して他方のスイングアーム44B、44Aが同一角度
回動するので、紙折りローラー32の中心位置aは常時
一定の位置に維持される。すなわち、紙折りローラー3
2の中心位置aは、紙折りローラー32の接触時におけ
る共通接線位置と一致する。これによって、冊子22の
綴じ金具24の位置と紙折りローラー32による折り位
置を精度良く一致させ、冊子22の綴じ金具24の位置
に沿った折りぐせを正確に付けることができる。
【0043】なお、本実施の形態においては冊子22を
形成するにあたり、2箇所を綴じ金具24によって止め
て中綴じする場合を説明したが、綴じ金具24によって
止める箇所は2箇所に限定されるものではない。また、
冊子22を綴じる部材としては綴じ金具24に限定され
ない。
【0044】また、本実施の形態における紙折りローラ
ー32は円弧状に移動する構成であるが、紙折りローラ
ー32の移動方向は円弧状に限るものではない。例え
ば、紙折りローラーが互いに軸直角方向に直線的に移動
する構成としてもよい。この場合には、スイングアーム
に長孔を形成すると共に、紙折りローラーの回転軸を長
孔に貫通させる。さらに、紙折りローラーの直線移動を
回転移動に変換させることができる構成とする。このと
き、スイングアームに形成される長孔は紙折りローラー
の回転軸が遊嵌される大きさにすることが好ましい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
方の紙折りローラーの移動に追従して他方の紙折りロー
ラーを相反する方向に移動させることにより、紙折りロ
ーラーによる折り位置と冊子の綴じ金具の位置を精度良
く一致させ、かつ冊子の綴じ金具の位置に沿った折りぐ
せを正確に付けることができる、という優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る冊子作成装置の全体
構成を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る冊子作成装置の用紙
折り部の構成を示す概略構成図である。
【図3】冊子作成装置の用紙折り機構の詳細を示す斜視
図である。
【図4】冊子作成装置の用紙折り機構の要部構成を示す
上面図である。
【図5】(A)は伝達ギアを示す概略構成図であり、
(B)はスイングアームの噛み合いギア部分を示す概略
図である。
【図6】スイングアームの動作状態を示す概略図であ
る。(A)は動作前のスイングアームを示しており、
(B)は動作時のスイングアームを示している。
【図7】(A)は所定のプリント処理が施された用紙を
示す正面図であり、(B)は所定枚数の用紙を中綴じし
た冊子を示す概略図である。
【図8】従来の冊子作成装置における用紙折り部の要部
を示す構成図である。
【符号の説明】
10 冊子作成装置 10A 用紙綴じ部 10B 用紙折り部 10C 冊子仕上げ部 14 用紙 22 冊子 24 綴じ金具 32 紙折りローラー 44 スイングアーム(移動手段) 56 圧力バネ 58 噛み合いギア(移動手段、連結手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定枚数の用紙をまとめて綴じ、綴じた
    冊子を1対の紙折りローラーの間に付勢力を抗して該1
    対の紙折りローラーの間を拡げながら挿入し、かつ搬送
    して綴じ位置に沿った折りぐせを付ける冊子作成装置に
    おける用紙折り機構であって、 前記紙折りローラーが離反して生じる隙間の中央位置が
    常に該紙折りローラーの接触時における共通接線位置と
    一致するように、一方の紙折りローラーの移動に追従し
    て他方の紙折りローラーを相反する方向に移動させる移
    動手段、 を有する冊子作成装置における用紙折り機構。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、 一端部に前記紙折りローラーがそれぞれ支持され、他端
    部を回動軸心として回動する1対のスイングアームと、 前記回動軸心間に設けられ、前記一方のスイングアーム
    の回動に応じて他方のスイングアームを相反する方向に
    同一角度回動させる連結手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の冊子作成装置
    における用紙折り機構。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、前記スイングアームの
    それぞれの回動軸心に同軸に取り付けられた1対の歯車
    であることを特徴とする請求項2記載の冊子作成装置に
    おける用紙折り機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009001415A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Toshiba Corp 用紙中折り装置および用紙後処理装置
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JP2014114150A (ja) * 2012-12-12 2014-06-26 Fuji Xerox Co Ltd 記録材処理装置および記録材処理システム

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