JPH10278892A - 吸音構造及びそれを用いた航空機エンジン試験施設 - Google Patents

吸音構造及びそれを用いた航空機エンジン試験施設

Info

Publication number
JPH10278892A
JPH10278892A JP8296297A JP8296297A JPH10278892A JP H10278892 A JPH10278892 A JP H10278892A JP 8296297 A JP8296297 A JP 8296297A JP 8296297 A JP8296297 A JP 8296297A JP H10278892 A JPH10278892 A JP H10278892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
sound absorbing
sound absorption
inclined plate
engine test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8296297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nakagawa
清 中川
Hidemaro Shimoda
英麿 霜田
Toru Miyajima
徹 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP8296297A priority Critical patent/JPH10278892A/ja
Publication of JPH10278892A publication Critical patent/JPH10278892A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸音効果が極めて良好であり、特に、騒音源
がほぼ定位置にある場合に良好な吸音効果を発揮する吸
音構造を提供する。また、エンジン試験時の騒音対策と
して必要な防音機能を充分に発揮させることができる航
空機エンジン試験施設を提供する。 【解決手段】 壁面や天井面などに用いる吸音構造であ
って、音を反射する遮音材10の表面側に、その表面に
対して傾斜させた複数の傾斜板20を配置する。そし
て、各傾斜板20の間に吸音材30を装填して吸音構造
とする。航空機エンジン試験施設では、航空機Aを格納
可能な建屋Tの空気取り入れ用の開口部14の外側に、
エンジン試験時の騒音が外部に伝搬するのを防ぐ防音塀
Bを配置する。防音塀は、音を反射する遮音材10と、
遮音材の表面に対して傾斜する複数の傾斜板20と、各
傾斜板間に装填した吸音材30とを含み、吸音材を内面
側に配置した構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面や天井面、防
音塀などに適用する吸音構造及びそれを用いた航空機エ
ンジン試験施設に関し、特に、工場やエンジン試験施設
などのように騒音を発生する音源がほぼ定位置にあるよ
うな場合の騒音対策として有効利用できる吸音構造及び
それを用いた航空機エンジン試験施設に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】工場などの騒音対策として、建屋の壁や
天井などを吸音構造にすることが行われている。こうし
た騒音対策では、図8に示すように、騒音源1から受音
位置2に至る直接音は減衰しないが、壁や天井などの反
射面(遮音材)3を経由する反射音が対策の対象となっ
ている。
【0003】従来におけるこの反射面3の吸音構造につ
いては、図9(a)、(b)に示すように、グラスウー
ル等の多孔質材からなる吸音材4の吸音作用を期待し
て、表面はパンチングメタル5や通気性クロス6等で保
護する仕様が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来の吸音構造の場合、その吸音効果は、多孔質材か
らなる吸音材4の厚さでほぼ決定されてしまい、それ以
上の吸音効果は期待できなかった。したがって、吸音効
果を高める必要がある場合には、吸音材4に厚いものを
用いなければならないため、その分、建屋内の有効スペ
ースが減少する問題、吸音材を多量に使用することによ
るコストの問題などがあった。
【0005】ところで、騒音を発生する各種の製造工
場、航空機エンジン試験施設のような整備施設などにつ
いて着目してみると、その騒音源は、ほぼ定位置にある
ことが多い。また、この種の騒音の中でもエンジン試験
時の騒音は周辺環境へ与える影響も大きく、充分な対応
策が望まれている。
【0006】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、吸音効果が極めて良好であり、特に、騒音
源がほぼ定位置にある場合に良好な吸音効果を発揮させ
ることができる吸音構造を提供することを目的とする。
また、本発明では、良好な吸音構造を備え、これにより
エンジン試験時の騒音対策として必要な防音機能を充分
に発揮させることができる航空機エンジン試験施設を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、壁面や天井面などに用いる吸音構造で
あって、音を反射する遮音材の表面側に、その表面に対
して傾斜させた複数の傾斜板を配置し、各傾斜板の間に
多孔質材等からなる吸音材を装填した構造とした。ここ
で、各傾斜板は、音源方向に向く形態で傾斜している構
成とするのが好適である。また、傾斜板の先端部分を、
その傾斜板の傾斜方向へさらに傾斜させた構成とするの
も大変好適である。また、吸音材の表面側に、通気性の
ある保護材を配置した構成とすることもできる。一方、
本発明の航空機エンジン試験施設では、側方壁と屋根と
を有する建屋から成り、建屋は、航空機を内部に搬出入
する開放部と、開放部の反対側に位置する空気取り入れ
用の開口部とを有し、開口部の外側に、エンジン試験時
の騒音が外部に伝搬するのを防ぐ防音塀を配置し、防音
塀は、音を反射する遮音材と、遮音材の表面に対して傾
斜する複数の傾斜板と、各傾斜板間に装填した吸音材と
を含み、遮音材を防音塀の外面側に、吸音材を内面側に
配置した構成とした。ここで、各傾斜板は、開口部に向
く形態で下方に傾斜している構成とするのが好ましい。
また、傾斜板の先端部分を、該傾斜板の傾斜方向へさら
に傾斜させた構成とすするのも大変好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付の図1ないし図7を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る吸音構造を示す断面図であ
り、図2はその作用説明図、図3は吸音構造の他の実施
の形態を示す断面図である。
【0009】これらの図から理解できるように、本実施
の形態に係る吸音構造は、音を反射する遮音材10の表
面側に、その表面に対して傾斜させた複数の傾斜板20
を配置し、各傾斜板20の間に、多孔質材等からなる吸
音材30を装填した構造としたものである。
【0010】次いで、これらの詳細について説明する
と、図示例の遮音材10は、コンクリート造の構造材を
示しており、例えば工場等の吸音構造とすべき建屋のコ
ンクリート造側壁や天井、あるいは防音塀などに相当す
る。勿論、この遮音材10は、金属板や合板、プレキャ
ストコンクリート版などであってもよい。このような遮
音材10はその表面で音を反射し、吸音作用はほとんど
ない。
【0011】そこで、本実施の形態では、遮音材10の
平坦な表面側に、その表面10aに対して例えば45度
前後傾斜する複数の傾斜板20を相互に間隔をおいて配
置し、それらの間に吸音材30を配置することによって
吸音構造としている。
【0012】各傾斜板20の傾斜角度に関しては任意で
あるが、基本的には、各傾斜板20のそれぞれが後述す
る理由から音源方向に向く形態で傾斜している構成とす
るのが好適である。したがって、音源が1カ所の場合に
は、各傾斜板20の傾斜角度を異ならせて全て音源に向
くように設定してもよい。各傾斜板20の材料について
も、音を遮蔽することができる材料であれば任意であ
り、例えば薄めの金属板、合板などが用いられる。
【0013】各傾斜板20を遮音材10の表面側に配置
する方法としては、傾斜板20の一部を遮音材10へ埋
め込む方法、各傾斜板20を枠組み状に構成する方法な
ど、いろいろな方法を採用することができる。勿論、遮
音材10に板材を用いて枠状あるいはパネル式の構造と
することもできる。
【0014】吸音材30には、例えばグラスウールなど
の既存の多孔質材を用いている。ただ、図示例の場合、
隣り合う傾斜板10、10間の間隙内に吸音材30を充
実に装填できる形状とする必要がある。
【0015】このような吸音構造とした場合、その吸音
原理を図2に示すように、騒音源からの入射音Sは、吸
音材30によって吸音されつつ、遮音材10に達し、そ
こで反射されて反射音S1なって吸音材30の領域から
外へ抜け出ようとするが、その一部は傾斜板20によっ
て吸音材30内へ再度反射される再反射音S2になる。
これにより、入射音Sが吸音材30の領域を通る経路が
実質的に長くなる。この結果、吸音作用が著しく向上す
ることになる。
【0016】即ち、音源方向から吸音材30内に入射し
た入射音Sは、傾斜板20によって遮蔽されるために、
その吸音構造内で多重反射して熱エネルギーに変換され
て減衰することになる。したがって、従来の吸音材のみ
の吸音構造と比較して大きな吸音効果が得られる。そし
て、このように吸音材を厚くしなくても済むので、建屋
の有効スペースの問題やコスト等の問題も解決すること
ができる。
【0017】図3は、本発明の他の実施の形態を示すも
ので、この例では、各傾斜板20の先端部分25を、そ
の傾斜板21の傾斜方向へさらに傾斜(屈曲)させた構
成としたものである。傾斜板20をこのような構成にす
ることによって、入射音Sを遮蔽(ブースト)する効果
をさらに大きくすることができる。
【0018】先端部分25の屈曲形状については特別に
限定されないが、好ましくは図示例のように遮音材10
の表面と平行にするのが良い。なぜなら、例えば吸音材
20の表面を覆う通気性の保護材を設ける場合に、先端
部分25でその保護材を安定に支持させることができる
からである。この保護材は必要に応じて設けられるが、
吸音構造とすべき部位によって、穴開き板、スリット
板、パンチングメタル、通気性クロスなどを採用しても
良い。
【0019】図4〜図7は、本発明に係る吸音構造を用
いた航空機エンジン試験施設を示すもので、図4は航空
機エンジン試験施設全体の概略斜視図、図5はその断面
図、図6は防音塀の構造を示す部分面図、図7は防音塀
の他の実施の形態を示す部分断面図である。
【0020】これらの図に示す航空機エンジン試験施設
は、内部に航空機Aを格納可能な大きさの建屋Tと、そ
の建屋Tの外側に配置した防音塀Bとを備える。建屋T
は、左右の側方壁11、11と、屋根12とを有する。
この建屋Tは、航空機を搬出入する開放部13と、その
開放部13の反対側に位置する空気取り入れ用の開口部
14を有する。
【0021】建屋Tの外側に配置した防音塀Bは、エン
ジン試験時の騒音が空気取り入れ用の開口部14から外
部に伝搬するのを防ぐためのもので、その開口部14の
高さよりも高くしてある。さらに、この防音塀Bは、図
4及び図5に示すように、建屋Tの開口部14から離れ
た位置に配置してあり、その開口部14の正面に位置す
る正面壁部分21と、その正面壁部分21の両側から建
屋T側へ向かって延びる左右の側壁部分22、22とを
有する。これにより、防音塀Bを、平面視において全体
としてコ字形に形成し、開口部14を囲むように構成し
ている。また、コ字形にすることにより、設置安定性も
向上させている。
【0022】この防音塀Bは、開口部14にできるだけ
近づけて高くすればするほど、その防音効果は良くな
る。しかし、あまりに近づけて高く設置した場合、施工
費や構造強度などの点で不都合が生じるだけでなく、開
口部14へ向かう空気の流れが防音塀による影響を受け
て円滑でなくなり、しかも、乱流を発生させやすくな
る。したがって、これらの点を考慮してその高さや、建
屋Tからの距離を決定している。建屋Tからの距離に関
しては、大きいほど開口部14付近での乱流が生じにく
くなるが、逆に防音効果が低下する。
【0023】そうした相関関係に配慮して、この例で
は、防音塀B自体に対して遮音機能及び吸音機能の両方
を持たせる考え方を採用している。即ち、図6に示すよ
うにこの防音塀Bは、音を反射する遮音材10と、遮音
材10の表面に対して傾斜する複数の傾斜板20と、各
傾斜板20間に装填した吸音材30とを含み、遮音材1
0を防音塀Bの外面側(屋外側)に、吸音材30を内面
側(開口部14側)に配置している。
【0024】各傾斜板20は、開口部14に向く形態で
下方に傾斜させている。この傾斜の角度は図示例では4
5度前後に設定している。さらに、図7に示すように、
各傾斜板20の先端部分25を、傾斜板20の傾斜方向
へさらに傾斜させた構成とするのも大変好ましい。
【0025】遮音材10としては、遮音性能の大きいも
のであれば特別に限定されないが、例えばプレキャスト
コンクリート製、金属製、木製、樹脂製、あるいはそれ
らを組み合わせて構成することができる。より具体的に
は、アルミ材、合板、鋼板などが好適に採用される。
【0026】吸音材30としては、種々のものが考えら
れるが、軽量かつ安価で吸音性に優れたもの、例えばグ
ラスウールのように、音により振動して熱エネルギーに
変換し、減衰させる素材などが好適に採用される。
【0027】吸音材30の表面側には、必要に応じて穴
開き板、スリット板、パンチングメタル、通気性クロス
などの保護材が設けられる。
【0028】このような構造の防音塀Bは、建屋Tの開
口部14を囲むように位置していて、しかも遮音材1
0、傾斜板20及び吸音材30を有するため、エンジン
試験時の騒音が外部に伝搬するのを効率良く防ぎ、良好
な防音効果を発揮する。このことにより、防音塀Bを、
図示例のように建屋Tの開口部14から離れた位置に配
置しても、防音効果が低下するのを極めて小さくするこ
とができる。
【0029】そして、このように防音塀Bを離して配置
しておくことにより、開口部14に対する影響をほとん
ど及ぼさない形態とすることができる。この結果、防音
塀Bの外側から開口部14へ流入する空気はその防音塀
Bの上端を乗り越えて容易に流入することが可能にな
る。
【0030】したがって、エンジン試験時においてその
出力が低い条件下でもエンジンストールを起こすことな
く円滑に実施でき、しかも、騒音伝搬を有効に防止する
ことができる。
【0031】なお、本発明に係る吸音構造は、こうした
建屋Tの側壁11の内面や天井面などにも積極的に採用
される。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、音を反
射する遮音材の表面側に、その表面に対して傾斜させた
複数の傾斜板を配置し、各傾斜板の間に多孔質材等から
なる吸音材を装填した構造としたので、吸音材内に入射
した騒音を傾斜板によって遮蔽し、その吸音構造内で多
重反射させて減衰させることができる。したがって、従
来の吸音材のみの吸音構造と比較して大きな吸音効果を
発揮させることができる。また、吸音材を厚くしなくて
も済むので、有効スペースの問題やコスト等の問題も併
せて解決することができる。
【0033】また、各傾斜板は、音源方向に向く形態で
傾斜している構成とすることによって、特に、工場など
のように騒音源がほぼ定位置にある場合に良好な吸音効
果を発揮させることができる。
【0034】また、傾斜板の先端部分を、その傾斜板の
傾斜方向へさらに傾斜させた構成とすることによって、
傾斜板による反射音の遮蔽効果をさらに良好にすること
ができる。
【0035】さらに、吸音材の表面側に、通気性の保護
材を配置した構成とすることによって、吸音効果を低下
させることなく保護することができる。
【0036】一方、本発明の航空機エンジン試験施設で
は、側方壁と屋根とを有する建屋の空気取り入れ用の開
口部の外側に、エンジン試験時の騒音が外部に伝搬する
のを防ぐ防音塀を配置し、防音塀は、音を反射する遮音
材と、遮音材の表面に対して傾斜する複数の傾斜板と、
各傾斜板間に装填した吸音材とを含み、吸音材が防音塀
の内面側に位置する構成としたので、全体として良好な
吸音構造を備え、これによりエンジン試験時の騒音対策
として必要な防音機能を充分に発揮させることができ
る。
【0037】また、各傾斜板は、開口部に向く形態で下
方に傾斜している構成とすることによって、開口部から
の騒音が防音塀の上方へ伝搬しないように遮蔽する効果
を良好にすることができる。
【0038】また、傾斜板の先端部分を、傾斜板の傾斜
方向へさらに傾斜させた構成とすすることによて、遮蔽
板の遮蔽効果を高め、これにより防音機能をさらに高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による吸音構造の部分断面図
【図2】 本発明による吸音構造の作用説明図
【図3】 本発明による吸音構造の他の実施の形態を示
す断面図
【図4】 本発明による航空機エンジン試験施設の概略
斜視図
【図5】 本発明による航空機エンジン試験施設の中央
部分の縦断面図
【図6】 本発明による防音塀の部分断面図
【図7】 本発明による防音塀の他の実施の形態を示す
部分断面図
【図8】 騒音の反射を示す説明図
【図9】 従来の吸音構造を示す断面図
【符号の説明】
10 遮音材 20 傾斜板 25 先端部分 30 吸音材 S 入射音 S1 反射音 S2 再反射音 T 建屋 11 側方壁 12 屋根 13 解放部 14 開口部 B 防音塀 21 正面壁部分 22 側壁部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面や天井面などに用いる吸音構造であ
    って、音を反射する遮音材の表面側に、該表面に対して
    傾斜させた複数の傾斜板を配置し、各傾斜板の間に多孔
    質材等からなる吸音材を装填したことを特徴とする、吸
    音構造。
  2. 【請求項2】 各傾斜板は、音源方向に向く形態で傾斜
    していることをする、請求項1に記載の吸音構造。
  3. 【請求項3】 傾斜板の先端部分を、該傾斜板の傾斜方
    向へさらに傾斜させたことを特徴とする、請求項1又は
    2に記載の吸音構造。
  4. 【請求項4】 吸音材の表面側に、通気性のある保護材
    を配置したことを特徴とする、請求項1〜3の何れかに
    記載の吸音構造。
  5. 【請求項5】 側方壁と屋根とを有する建屋から成り、
    該建屋は、航空機を内部に搬出入する開放部と、該開放
    部の反対側に位置する空気取り入れ用の開口部とを有す
    る航空機エンジン試験施設であって、前記開口部の外側
    に、エンジン試験時の騒音が外部に伝搬するのを防ぐ防
    音塀を配置し、該防音塀は、音を反射する遮音材と、該
    遮音材の表面に対して傾斜する複数の傾斜板と、各傾斜
    板間に装填した吸音材とを含み、遮音材を防音塀の外面
    側に、吸音材を内面側に配置したことを特徴とする、航
    空機エンジン試験施設。
  6. 【請求項6】 各傾斜板は、開口部に向く形態で下方に
    傾斜していることをする、請求項5に記載の航空機エン
    ジン試験施設。
  7. 【請求項7】 傾斜板の先端部分を、該傾斜板の傾斜方
    向へさらに傾斜させたことを特徴とする、請求項5又は
    6に記載の航空機エンジン試験施設。
JP8296297A 1997-04-01 1997-04-01 吸音構造及びそれを用いた航空機エンジン試験施設 Pending JPH10278892A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8296297A JPH10278892A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 吸音構造及びそれを用いた航空機エンジン試験施設

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8296297A JPH10278892A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 吸音構造及びそれを用いた航空機エンジン試験施設

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10278892A true JPH10278892A (ja) 1998-10-20

Family

ID=13788858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8296297A Pending JPH10278892A (ja) 1997-04-01 1997-04-01 吸音構造及びそれを用いた航空機エンジン試験施設

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10278892A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003040122A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Koyo Seiko Co Ltd 電動式動力舵取装置
CN104908972A (zh) * 2015-06-16 2015-09-16 崔乃盛 一种飞机地面试车用降噪导流墙的拼接单元
CN111634439A (zh) * 2020-06-24 2020-09-08 天津再发科技有限公司 一种航发试车蜂巢降噪导流屏及使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003040122A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Koyo Seiko Co Ltd 電動式動力舵取装置
CN104908972A (zh) * 2015-06-16 2015-09-16 崔乃盛 一种飞机地面试车用降噪导流墙的拼接单元
CN111634439A (zh) * 2020-06-24 2020-09-08 天津再发科技有限公司 一种航发试车蜂巢降噪导流屏及使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5942736A (en) Antinoise barrier with transparent panels, provided with acoustic insulation and acoustic absorption characteristics
JP2008025233A (ja) 消音装置
KR101712945B1 (ko) 멀티 슬릿 공명형 방음판
JP2008267049A (ja) 消音壁
JPH10278892A (ja) 吸音構造及びそれを用いた航空機エンジン試験施設
CN110528414B (zh) 一种城市轨道交通声屏障
JP2002123259A (ja) 防音パネル
KR100400886B1 (ko) 흡음형 방음패널
JP3071401U (ja) 消音装置
JP2004124601A (ja) 防音構造体および防音壁
JP3394318B2 (ja) 立体形状の防音遮熱板
JPH10280702A (ja) 仮設用防音パネル
WO2012147908A1 (ja) 消音システム
JP5636027B2 (ja) 遮音性ベランダ構造
JPH10212710A (ja) 道路用吸音構造体
JP4032589B2 (ja) 防音壁
RU2140498C1 (ru) Устройство для снижения энергии акустических колебаний, исходящих от твердой поверхности
JPH10183539A (ja) 交通騒音防止の吸音構造体
JP2001108227A (ja) 煙突の騒音減衰構造物
WO1997024496A1 (en) Honeycomb soundproofing board
JP2020094383A (ja) 防音装置及び防音壁
JP3422558B2 (ja) 立体形状の防音遮熱板
JP3829172B2 (ja) 吸遮音体及び足場併用型の吸遮音壁体
JP3806566B2 (ja) 防音装置
JPH10169036A (ja) 吸音パネル