JPH10278718A - エアバッグユニットの取付け構造 - Google Patents
エアバッグユニットの取付け構造Info
- Publication number
- JPH10278718A JPH10278718A JP9088402A JP8840297A JPH10278718A JP H10278718 A JPH10278718 A JP H10278718A JP 9088402 A JP9088402 A JP 9088402A JP 8840297 A JP8840297 A JP 8840297A JP H10278718 A JPH10278718 A JP H10278718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- instrument panel
- air bag
- bag unit
- mounting member
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インストルメントパネルの車体への組み付け
に際し、エアバッグユニットを車体メンバに容易に取付
け可能とする。 【解決手段】 エアバッグユニット１に、インストルメ
ントパネル２の裏側の空間Ｂに配された車体メンバ４に
向けて延び、且つ車体メンバ４に固定される取付け部材
５を設ける。インストルメントパネル２に、裏側へ向け
て陥没する凹部９を設け、この凹部９の裏面に設けた被
着部（11）に取付け部材５を連結する。
に際し、エアバッグユニットを車体メンバに容易に取付
け可能とする。 【解決手段】 エアバッグユニット１に、インストルメ
ントパネル２の裏側の空間Ｂに配された車体メンバ４に
向けて延び、且つ車体メンバ４に固定される取付け部材
５を設ける。インストルメントパネル２に、裏側へ向け
て陥没する凹部９を設け、この凹部９の裏面に設けた被
着部（11）に取付け部材５を連結する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突時に乗員がそ
の前方の室内部品にぶつかるのを防止するために自動車
の前席に装備されるエアバッグユニット、特に助手席側
に装備されるエアバッグユニットの取付け構造に関す
る。
の前方の室内部品にぶつかるのを防止するために自動車
の前席に装備されるエアバッグユニット、特に助手席側
に装備されるエアバッグユニットの取付け構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】エアバッグシステムを助手席側に配備す
る場合は、エアーバッグや膨張ガスの発生手段、あるい
は衝突センサ等を具備するエアバッグユニットをインス
トルメントパネルに取り付けるのが一般的である。
る場合は、エアーバッグや膨張ガスの発生手段、あるい
は衝突センサ等を具備するエアバッグユニットをインス
トルメントパネルに取り付けるのが一般的である。
【０００３】図２は、このようなエアバッグユニット
（１）の取付け構造の一例である。図示のように、エア
バッグユニット（１）は、インストルメントパネル
（２）に形成された開口部（３）に嵌合収容される。エ
アバッグユニット（１）からは、インストルメントパネ
ル（２）の裏側の空間（Ｂ）を横切る車体メンバ（４）
に向けて薄板状の取付け部材（５）が延びており、この
取付け部材（５）を車体メンバ（４）に固定したブラケ
ット（６）にねじ（７）止めすることによって、エアバ
ッグユニット（１）が所定位置に位置決め保持されるよ
うになっている。
（１）の取付け構造の一例である。図示のように、エア
バッグユニット（１）は、インストルメントパネル
（２）に形成された開口部（３）に嵌合収容される。エ
アバッグユニット（１）からは、インストルメントパネ
ル（２）の裏側の空間（Ｂ）を横切る車体メンバ（４）
に向けて薄板状の取付け部材（５）が延びており、この
取付け部材（５）を車体メンバ（４）に固定したブラケ
ット（６）にねじ（７）止めすることによって、エアバ
ッグユニット（１）が所定位置に位置決め保持されるよ
うになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記インストルメント
パネルは、その開口部（３）にエアバッグユニット
（１）を嵌合し、仮止めした状態で車体に組み付けられ
る。組み付け後は、取付け部材（５）とブラケット
（６）との位置合わせを行なった上で両者が室内側
（Ａ）からねじ（７）で固定される。
パネルは、その開口部（３）にエアバッグユニット
（１）を嵌合し、仮止めした状態で車体に組み付けられ
る。組み付け後は、取付け部材（５）とブラケット
（６）との位置合わせを行なった上で両者が室内側
（Ａ）からねじ（７）で固定される。
【０００５】ところで、通常、エアバッグユニット
（１）と車体メンバ（４）とは離れた位置にあるため、
両者を連結する取付け部材（５）はかなり長めの部材と
なる。この場合には、取付け部材（５）がぶらつき易
く、その先端部での位置誤差が大きくなるため、取付け
部材（５）とブラケット（６）との位置合わせがうまく
行なえず、ねじ止めに手間を要することが考えられる。
これを解決するために、図３に示すように、ブラケット
（６）の車体幅方向の両側にテーパ状のガイド（７）を
設け、取付け部材（５）をブラケット（６）上の所定位
置に案内することも考えられるが、ねじ孔同士の位置合
わせまでを正確に行なうことは難しく、十分な効果が期
待できない。
（１）と車体メンバ（４）とは離れた位置にあるため、
両者を連結する取付け部材（５）はかなり長めの部材と
なる。この場合には、取付け部材（５）がぶらつき易
く、その先端部での位置誤差が大きくなるため、取付け
部材（５）とブラケット（６）との位置合わせがうまく
行なえず、ねじ止めに手間を要することが考えられる。
これを解決するために、図３に示すように、ブラケット
（６）の車体幅方向の両側にテーパ状のガイド（７）を
設け、取付け部材（５）をブラケット（６）上の所定位
置に案内することも考えられるが、ねじ孔同士の位置合
わせまでを正確に行なうことは難しく、十分な効果が期
待できない。
【０００６】そこで、本発明は、インストルメントパネ
ルの車体への組み付けに際し、エアバッグユニットを車
体メンバに容易に取付けることのできる構造の提供を目
的とする。
ルの車体への組み付けに際し、エアバッグユニットを車
体メンバに容易に取付けることのできる構造の提供を目
的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明では、インストルメントパネルに装備されるエア
バッグユニットに、当該パネルの裏側の空間に配された
車体メンバに向けて延びる取付け部材を設け、この取付
け部材を車体メンバに固定したものにおいて、インスト
ルメントパネルに裏側へ陥没する凹部を設け、この凹部
の裏面側に取付け部材を連結することとした。
本発明では、インストルメントパネルに装備されるエア
バッグユニットに、当該パネルの裏側の空間に配された
車体メンバに向けて延びる取付け部材を設け、この取付
け部材を車体メンバに固定したものにおいて、インスト
ルメントパネルに裏側へ陥没する凹部を設け、この凹部
の裏面側に取付け部材を連結することとした。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図２に示
す部材と同一部材に同一の参照番号を付し、その説明を
省略する。
に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図２に示
す部材と同一部材に同一の参照番号を付し、その説明を
省略する。
【０００９】図示のように、インストルメントパネル
（２）の室内側（Ａ）で且つエアバッグユニット（１）
の近傍（例えば下方）には、パネル（２）の裏側（Ｂ）
に向けて陥没する凹部（９）が形成される。この凹部
（９）は、その頂部（9a）が取付け部材（５）の近傍に
達する程度の深さで、車体幅方向（紙面鉛直方向）の所
定範囲内に一連に形成されている。
（２）の室内側（Ａ）で且つエアバッグユニット（１）
の近傍（例えば下方）には、パネル（２）の裏側（Ｂ）
に向けて陥没する凹部（９）が形成される。この凹部
（９）は、その頂部（9a）が取付け部材（５）の近傍に
達する程度の深さで、車体幅方向（紙面鉛直方向）の所
定範囲内に一連に形成されている。
【００１０】凹部（９）の頂部（9a）近傍で且つその裏
面には、ねじ孔（10）を有する被着部（11）が一体形成
される。この被着部（11）には、取付け部材（５）の中
間部、具体的にはブラケット（６）とのねじ（７）止め
位置よりも僅かにエアバッグユニット（１）側に変位し
た部分がタッピングネジ（12）等を用いて連結固定され
る。この時、被着部（11）と取付け部材（５）との連結
部は、取付け部材（５）とブラケット（６）との連結部
にできるだけ接近させておくのが望ましい。
面には、ねじ孔（10）を有する被着部（11）が一体形成
される。この被着部（11）には、取付け部材（５）の中
間部、具体的にはブラケット（６）とのねじ（７）止め
位置よりも僅かにエアバッグユニット（１）側に変位し
た部分がタッピングネジ（12）等を用いて連結固定され
る。この時、被着部（11）と取付け部材（５）との連結
部は、取付け部材（５）とブラケット（６）との連結部
にできるだけ接近させておくのが望ましい。
【００１１】以上の構成において、エアバッグユニット
（１）の車体メンバ（４）への取付けは、以下の手順で
行なう。先ず、インストルメントパネル（２）の開口部
（３）にエアバッグユニット（１）を収容し、次に取付
け部材（５）を凹部（９）の被着部（11）にねじ止めす
る。次いで、インストルメントパネル（２）を車体に組
み付け、その後、室内側（Ａ）から（例えばグローブボ
ックス等を収納するための開口部から）取付け部材
（５）とブラケット（６）とをねじ（７）で締結して、
エアバッグユニット（１）を車体メンバ（４）に固定す
る。
（１）の車体メンバ（４）への取付けは、以下の手順で
行なう。先ず、インストルメントパネル（２）の開口部
（３）にエアバッグユニット（１）を収容し、次に取付
け部材（５）を凹部（９）の被着部（11）にねじ止めす
る。次いで、インストルメントパネル（２）を車体に組
み付け、その後、室内側（Ａ）から（例えばグローブボ
ックス等を収納するための開口部から）取付け部材
（５）とブラケット（６）とをねじ（７）で締結して、
エアバッグユニット（１）を車体メンバ（４）に固定す
る。
【００１２】このように本発明によれば、凹部（９）の
裏面側、すなわち被着部（11）に取付け部材（５）を連
結しているので、その後、インストルメントパネル
（２）を車体に組み付ける際も、取付け部材（５）がぶ
れることはなく、その位置や姿勢が正確に保持されるた
め、取付け部材（５）とブラケット（６）との位置合わ
せが簡単に行なえる。従って、ねじ（７）による両者の
連結作業を能率良く行なうことができる。また、凹部
（９）を設けており、この凹部（９）がリブとして機能
するため、インストルメントパネル（２）の剛性、特に
凹部（９）の延びる方向（本実施形態では車体幅方向）
の剛性を向上させることができる。この凹部（９）は、
車室内の小物収納用の物置としても利用することが可能
である。
裏面側、すなわち被着部（11）に取付け部材（５）を連
結しているので、その後、インストルメントパネル
（２）を車体に組み付ける際も、取付け部材（５）がぶ
れることはなく、その位置や姿勢が正確に保持されるた
め、取付け部材（５）とブラケット（６）との位置合わ
せが簡単に行なえる。従って、ねじ（７）による両者の
連結作業を能率良く行なうことができる。また、凹部
（９）を設けており、この凹部（９）がリブとして機能
するため、インストルメントパネル（２）の剛性、特に
凹部（９）の延びる方向（本実施形態では車体幅方向）
の剛性を向上させることができる。この凹部（９）は、
車室内の小物収納用の物置としても利用することが可能
である。
【００１３】なお、本実施形態では、凹部（９）を車体
幅方向に設けた場合を例示しているが、その形成方向は
任意であり、例えばインストルメントパネル（２）の上
下方向に沿って設けることもできる。また、凹部（９）
の断面形状も任意であり、図示のような曲面状とする
他、平面の組み合わせからなるボックス状断面としても
よい。凹部（９）を小物収容用の物置として利用する場
合は、その使い勝手を考慮して凹部（９）の形状、寸法
および位置等を決定するとよい。
幅方向に設けた場合を例示しているが、その形成方向は
任意であり、例えばインストルメントパネル（２）の上
下方向に沿って設けることもできる。また、凹部（９）
の断面形状も任意であり、図示のような曲面状とする
他、平面の組み合わせからなるボックス状断面としても
よい。凹部（９）を小物収容用の物置として利用する場
合は、その使い勝手を考慮して凹部（９）の形状、寸法
および位置等を決定するとよい。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、凹部の裏面側に取付け
部材を連結しているので、後工程でインストルメントパ
ネルを車体に組み付ける際も、取付け部材がぶれること
はなく、その位置や姿勢が正確に保持される。従って、
取付け部材の車体メンバへの取付けを容易に且つ能率良
く行なうことができる。また、凹部を設けているので、
インストルメントパネルの剛性を向上させることがで
き、また、この凹部は車室内の物置としても利用するこ
とができる。
部材を連結しているので、後工程でインストルメントパ
ネルを車体に組み付ける際も、取付け部材がぶれること
はなく、その位置や姿勢が正確に保持される。従って、
取付け部材の車体メンバへの取付けを容易に且つ能率良
く行なうことができる。また、凹部を設けているので、
インストルメントパネルの剛性を向上させることがで
き、また、この凹部は車室内の物置としても利用するこ
とができる。
【図１】本発明にかかるエアバッグユニットの取付け構
造を示す車両前後方向での断面図である。
造を示す車両前後方向での断面図である。
【図２】従来の取付け構造を示す車両前後方向での断面
図である。
図である。
【図３】図２中のＸ−Ｘ断面を示す車両幅方向の断面図
である。
である。
１ エアバッグユニット ２ インストルメントパネル ４ 車体メンバ ５ 取付け部材 ６ ブラケット ９ 凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 インストルメントパネルに装備されるエ
アバッグユニットに、当該パネルの裏側の空間に配され
た車体メンバに向けて延びる取付け部材を設け、この取
付け部材を車体メンバに固定したものにおいて、インス
トルメントパネルに裏側へ陥没する凹部を設け、この凹
部の裏面側に取付け部材を連結したことを特徴とするエ
アバッグユニットの取付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9088402A JPH10278718A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | エアバッグユニットの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9088402A JPH10278718A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | エアバッグユニットの取付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10278718A true JPH10278718A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=13941814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9088402A Withdrawn JPH10278718A (ja) | 1997-04-07 | 1997-04-07 | エアバッグユニットの取付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10278718A (ja) |
-
1997
- 1997-04-07 JP JP9088402A patent/JPH10278718A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |