JPH10278691A - 車載通信装置 - Google Patents

車載通信装置

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JPH10278691A
JPH10278691A JP9094074A JP9407497A JPH10278691A JP H10278691 A JPH10278691 A JP H10278691A JP 9094074 A JP9094074 A JP 9094074A JP 9407497 A JP9407497 A JP 9407497A JP H10278691 A JPH10278691 A JP H10278691A
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JP
Japan
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communication device
vehicle
engine control
data
card
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JP9094074A
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Hajime Tabata
肇 田端
Toshiya Nagatsuyu
敏弥 永露
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R11/02Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for for radio sets, television sets, telephones, or the like; Arrangement of controls thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D29/00Controlling engines, such controlling being peculiar to the devices driven thereby, the devices being other than parts or accessories essential to engine operation, e.g. controlling of engines by signals external thereto
    • F02D29/02Controlling engines, such controlling being peculiar to the devices driven thereby, the devices being other than parts or accessories essential to engine operation, e.g. controlling of engines by signals external thereto peculiar to engines driving vehicles; peculiar to engines driving variable pitch propellers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/32Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols including means for verifying the identity or authority of a user of the system or for message authentication, e.g. authorization, entity authentication, data integrity or data verification, non-repudiation, key authentication or verification of credentials

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載通信装置の盗難に対するセキュリティを
確保する。 【解決手段】 地上通信装置との間で交信する通信ユニ
ット29と、カードキー20に記憶されている暗証デー
タを読み取るカードリーダ25と、カードリーダ25で
読み取った暗証データが適正か否かを判別して、適正で
あるときにエンジンを始動可能とするエンジン制御ユニ
ット40とを備える車載通信装置において、カードリー
ダ25で読み取った暗証データが適正であるとエンジン
制御ユニット40が判断したときにのみ通信ユニット2
9が作動可能となるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上通信装置との
間で交信する通信ユニットを備える車載通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、高速道路における通行料金を、地
上と車両との間でのデータ通信を用いて自動課金するシ
ステムが開発されるなど、車両に通信装置を搭載する必
要性が生じている。該システムは、おおよそ、高速道路
の入口に配置した地上通信装置から車載通信装置に入口
地点データを送信して記憶させておき、車両が高速道路
出口に達すると該車両の車載通信装置から入口地点デー
タを地上通信装置に送信させて、地上側で通行料金を計
算し課金するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載通信装
置の通信ユニットは、車両の主電源の投入で作動可能と
なるように構成されており、他人の車両であっても、そ
の車両の主電源が何らかの手段により投入状態にされれ
ば、車載通信装置も同様に使用できてしまう。ところ
で、最近は、カードキーによってエンジンの始動を可能
とするカードキーシステムが開発されている(特開平7
−180602号公報参照)。カードキーシステムは、
カードキーに記憶されている暗証データを読み取るカー
ドリーダと、カードリーダで読み取った暗証データが適
正か否かを判別して、適正であるときにエンジンを始動
可能とするエンジン制御ユニットとで構成されており、
車両の盗難に対するセキュリティが従来のキー方式に比
し格段に向上している。
【0004】本発明は、この点に着目し、カードキーシ
ステムを利用して盗難に対するセキュリティを向上させ
た車載通信装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
本発明は、地上通信装置との間で交信する通信ユニット
と、カードキーに記憶されている暗証データを読み取る
カードリーダと、カードリーダで読み取った暗証データ
が適正か否かを判別して、適正であるときにエンジンを
始動可能とするエンジン制御ユニットとを備える車載通
信装置において、カードリーダで読み取った暗証データ
が適正であるとエンジン制御ユニットが判断したときに
のみ通信ユニットが作動可能となるように構成されてい
る。
【0006】このように構成すると、カードリーダで読
み取った暗証データが適正でなければ通信ユニットが作
動可能とならず、車載通信装置が作動しないため、車載
通信装置の盗難に対するセキュリティが向上する。
【0007】ところで、通信ユニットを作動可能とする
ための暗証データが記憶されているカードを、カードキ
ーとは別に用意し、このカードから読み取った暗証デー
タが適正であれば通信ユニットを作動可能とするように
して車載通信装置の盗難に対するセキュリティを向上さ
せることも可能であるが、この場合には、通信装置専用
のカードリーダや暗証データ照合手段が必要になって、
装置が大形化すると共にコストが高くなり更には、カー
ドキーに加えて通信装置用のカードを使用しなければな
らず、使い勝手が悪くなる。これに対して、本発明で
は、使用するカードがカードキーだけで良いため使い勝
手が良く、更に、通信装置用のカードリーダをカードキ
ーシステムのカードリーダとして、また暗証データ照合
手段をエンジン制御ユニットでそれぞれ兼用できるた
め、装置の小形化およびコストダウンを図れる。
【0008】また、カードキーに暗証データを複数記憶
させておき、これら複数の暗証データのうちのいずれか
1つがエンジン制御ユニットに記憶されている暗証デー
タと一致するときに、暗証データが適正であると判断さ
せるように構成すれば、1つのカードキーで複数台の車
両及びこれに搭載される車載通信装置を作動させること
ができ、複数の車両を利用する場合の利便性が向上す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は車両たる自
動二輪車のフレームであり、フレーム1の前端にはステ
アリングヘッド1aが設けられている。ステアリングヘ
ッド1aは、前輪2を支持する左右1対のフロントフォ
ーク3a,3b、両フロントフォーク3a,3bの上端
を連結するアッパブリッジ4および該アッパブリッジ4
の両端に設けられるハンドル5等からなる舵取り装置6
を操舵可能に保持しており、ステアリングヘッド1aと
その前方のスクリーン7aとの間には、ステアリングヘ
ッド1aに支持部材8を介して支持されるメータケース
10が設置されている。尚、スクリーン7aはフレーム
1に固定されるアッパカウル7に一体形成されている。
【0010】図2および図3を参照して、メータケース
10内には、向かって左側にスピードメータ11が、ま
た向かって右側にタコメータ12が内蔵されている。メ
ータケース10は、両メータ11,12の表示面がライ
ダの視線方向に向くように設置されており、スピードメ
ータ11等の計器の正確な作動を確保するために水密
性、耐熱性および耐振動性など、いわゆる耐環境性に優
れた構造になっている。尚、メータケース10に下側に
は、車幅方向の両端に配置される1対の方向指示表示灯
13a,13b、その間のニュートラルポジション表示
灯13cおよびヘッドライトハイビーム表示灯13dが
設置されている。
【0011】そして、メータケース10のスピードメー
タ11とタコメータ12との間のスペースに、後述のカ
ードキー20を挿入するためのカード挿入孔(以下、単
に挿入孔と記す)10aを開設した。
【0012】挿入孔10aは、自動二輪車に乗ったライ
ダに向けて開口しており、カードキー20の挿入が容易
であると共に挿入されたカードキー20の目視が容易で
あり、カードキー20の抜き取り忘れを防止する効果が
ある。さらにカードキー20の色をメータケース10と
異なる色にすれば、抜き取り忘れ防止効果が一層向上す
る。挿入孔10aの後端には、挿入孔10aの高さ方向
寸法により厚みの薄い水抜き穴10bが、挿入孔10a
の下壁面に沿って全幅に亘り形成されており、挿入孔1
0a内に侵入した雨水等の水はここから孔外に排出され
る。また水抜き穴10bの形成と同時に挿入孔10aの
上壁面に対して形成される段差10cにより、カードキ
ー20の挿入孔10aからの抜け落ちが防止される。
【0013】挿入孔10a内には、図6に示されるエン
ジン制御ユニット40のメインスイッチ41が設置され
ており、挿入孔10aにカードキー20を挿入すると、
カードキー20によりメインスイッチ41が押されてエ
ンジン制御ユニット40の電源が入るようになってい
る。尚、電源が入ったエンジン制御ユニット40が、挿
入したカードキー20が適正なものであると判断すれ
ば、後述のように動作して、ハンドルロック機構14
(図6参照)によるハンドルロックが解除されると共に
エンジン制御ユニット40に接続されるイグニッション
コイル43(図6参照)等のエンジン制御系の各種装置
の電源が入り、エンジンが始動可能となる。また、エン
ジン制御ユニット40は、メータケース10の下部等、
自動二輪車の所定の位置に設置されるものであるが、メ
ータケース10を大型化してメータケース10内に内臓
してもよい。
【0014】図4および図5を参照して、カードキー2
0は、その外形を構成するカードケース20aを備えて
いる。カードケース20aには差し込み方向後端の一角
に、切り欠き20bが形成されており、ヘルメットホル
ダの開閉等に用いられる従来型のキー21を着脱自在に
挿入できる。そして、カードケース20a内には挿入さ
れたキー21を脱落しないように挿入部21aを挟持す
る部材22a,22bが設けられている。カードケース
20aの各長辺の中央部後端寄りには、ノッチ20c,
20dが形成されており、カードキー20を挿入孔10
aに挿入すると、両ノッチ20c,20dが挿入孔10
a内の図示しない位置決め手段に係合して、カードキー
20が位置決めされる。該位置決め手段は解除機構(図
示せず)を備えており、カードキー20の着脱が可能に
なっている。
【0015】カードキー20は、暗証データ等のデータ
が記憶されるICメモリ23と、該ICメモリ23から
のデータの読み取りおよびICメモリ23へのデータの
書き込みの際に用いられる通信コイル24とを備える、
いわゆるICカードである。このカードキー20のIC
メモリ23のデータを読み取って、エンジン制御ユニッ
ト40のCPU(図6参照)に送るカードリーダ25
を、挿入孔10aの下壁面の下側に設置した。したがっ
て、カードキー20を挿入孔10aに挿入すると、カー
ドキー20とカードリーダ25とが挿入孔10aの下壁
面を介して接近した状態で対面配置される。
【0016】カードリーダ25は、カードキー20に備
わる通信コイル23との間での電磁波の送受信によりデ
ータをやり取りする通信コイル26を備えており、非接
触状態で、CPUからのデータのICメモリ23への書
き込みおよびICメモリ23のデータの読み取りを行
う。
【0017】またカードキー20およびカードリーダ2
5には、カードキー20を挿入孔10aに挿入したとき
に非接触で相対面して位置する発電コイル27,28が
設置されており、カードリーダ25の発電コイル28か
らの電磁波を受けた発電コイル27で発電された電流で
カードキー20が作動するようになっている。このよう
な構成にすると、カードリーダ25をメータケース10
内に内蔵して外気に晒さないようにでき、データの読み
取りおよび書き込み動作の信頼性が長期に亘って維持さ
れる。
【0018】図6を参照して、エンジン制御ユニット4
0は、カードリーダ25がカードキー20のICメモリ
23から読み取った暗証データ等のデータが記憶される
RAMと、読み取った暗証データが適正であるか否かの
判断に用いられる暗証データが記憶されているROM
(例えばEEPROM)とを備えている。尚、ROMに
は、暗証データの他にも例えばオドメータやトリップメ
ータ等の特性データが記憶される。また、エンジン制御
ユニット40のCPUには、カードリーダ25の他に
も、イグニッションコイル43、オイルポンプソレノイ
ド44、一対のキャブレターソレノイド45、排気装置
用サーボモータ46、スロットルセンサ47、図示しな
いクランク軸端に設けたACジェネレータ48の径外方
に設置されるクランク角度パルサ49、オイルレベルス
イッチ50、ニュートラルスイッチ51、サイドスタン
ドスイッチ52、ハンドルロック機構14のロックが解
除された際にオン信号を発するオン検出スイッチ53、
キルスイッチ54、車速検出センサ55、サーモセンサ
56等、それぞれ自動二輪車の所定位置に設置されてお
り、エンジン制御に用いられるものが接続されている。
尚、エンジン制御系および通信ユニット29以外の各負
荷はメインスイッチ41がオンになると閉じられるスイ
ッチリレー57に接続されており、エンジン制御ユニッ
ト40に電源が入ると同時にこれらの負荷に電源が入る
ようになっている。
【0019】このような構成の自動二輪車に、高速道路
通行料金の自動課金システムに対応させるために、該自
動課金システムの地上通信装置との間での交信により、
車両あるいはその所有者等の個体を特定する個体識別デ
ータ等のデータを地上通信装置に送信すると共に、地上
通信装置から所要のデータを受信する車載通信装置を搭
載した。尚、本実施形態では、個体識別データとして、
カードキー20のICメモリ23に記憶されている暗証
データを用いているが、これとは別に識別データを設定
してICメモリ23に記憶させておき、用いるようにし
てもよい。
【0020】車載通信装置は、地上通信装置に送信する
データをエンジン制御ユニット40のCPUから受ける
と共に地上通信装置からのデータをCPUに送る通信ユ
ニット29と、該通信ユニット29に接続されており、
通信ユニット29からの信号を電波として発信すると共
に電波を受けて得た信号を通信ユニット29に送るプレ
ート状の通信アンテナ30とを備えており、これらをメ
ータケース10内に設置して耐環境性を確保した。図3
に示されるように、メータケース10は、その上面10
dが前方斜め45°上方に向くように設置されており、
通信アンテナ30を該上面10dに沿わせて設置した。
通信アンテナ30と交信する地上通信装置の後述の路上
アンテナ(図7参照)70は、支柱71等により一般に
は車両より高い位置に設置されているので、上述のよう
に通信アンテナ30をメータケース10の上面10dに
沿わせて設置すると、路上アンテナ70に向かって走行
する際に、通信アンテナ30の受信面の法線方向に路上
アンテナ70が位置することとなり、強い送受信強度で
交信を行うことができ、妨害電波の影響を受けにくくな
って、交信の信頼性が向上する。
【0021】また車載通信装置は、自動課金システムに
用いられており、盗用により生じた高速道路通行料金が
盗難にあった者に自動課金される虞れがある。そこで、
カードキーシステムが車両の盗難に対して高いセキュリ
ティを有することに着目し、該システムを利用して、車
載通信装置のセキュリティを確保することとした。つま
り、カードリーダ25がICメモリ23から読み取った
暗証データがROMに記憶されている暗証データと一致
するときのみ通信ユニット29の電源が入って作動可能
となり、車載通信装置が作動可能となるようにした。こ
のようにすれば、カードキー20がなければ車載通信装
置を作動させることができないため、車載通信装置の盗
難を未然に防止することができる。
【0022】また、カードキーシステムを利用して、車
両のみならず車載通信装置のセキュリティをも確保する
こととしたので、1つのカードキーだけでエンジンの始
動および車載通信装置の作動を可能にすることができ、
運転開始時の操作性が向上すると共にキー管理の繁雑化
が防止されて便利であり、かつ抜き取り忘れを防止する
効果が向上する。また、車載通信装置専用のカードリー
ダや暗証データ照合手段を別途設ける必要がないので、
装置の小形化及びコストダウンを図ることができる。
尚、本実施形態のように銀行口座等からの引き落としに
より高速道路通行料金を決済するシステムの場合は、銀
行口座等の特定に用いられる個体識別データをICメモ
リ23に記憶させておけば、万が一他人により車載通信
装置を作動可能な状態にされたとしても、個体識別デー
タが記憶されていないので、個体識別データを地上通信
装置に送信して高速道路通行料金を決済することはでき
ず、盗難の被害を受けた者に金銭的被害を与えずにす
む。
【0023】ここで、高速道路出口に設置される自動課
金システムの地上通信装置について説明する。
【0024】図7を参照して、70は、車載通信装置の
通信アンテナ30からの電波を受信すると共に該通信ア
ンテナ30に向けて電波を発信する地上通信装置の路上
アンテナであり、支柱71により車両より高い所定位置
に設置されている。尚、路上アンテナ70を道路を跨ぐ
ゲートを用いて設置してもよい。路上アンテナ70は、
地上通信装置の図示しない通信ユニットに接続されてお
り、これとの間で送信信号および受信信号をやり取りす
るものである。また高速道路出口には、地上通信装置と
車載通信装置とが高い受信強度で送受信を行い得る範囲
に車両が進入したことを感知する進入感知機72と、該
範囲から退去したことを感知する退去感知機73とが設
置されている。退去感知機73の車両流れ方向下流側に
は、両通信装置間での通信の結果通行料金を領収した旨
およびその金額等を表示する表示器74が設置されてい
る。表示器74による情報の表示は、該表示器74に隣
接して設置される車両通過感知機75が自動二輪車の通
過を検知すると終了する。また、高速道路出口の車両進
入端および退去端には、車両のナンバーを後方および前
方から認識するカメラ76,77が設置されている。
尚、78は、従来通り現金により通行料金を支払うため
の料金所ブースである。
【0025】以下、エンジン制御ユニットの動作を車載
通信装置の制御を中心に、図8を参照しつつ説明する。
【0026】カードキー20が挿入孔10aに挿入され
ると、ロック部材(図示せず)によりカードキー20が
抜け落ちないように保持されると共に、挿入孔10a内
のメインスイッチ41がオンになって、エンジン制御ユ
ニット40の電源が入る(S1)。尚、エンジン制御ユニッ
ト40は、その内部に電源回路を備えており、何らかの
原因でカードキー20が抜けるなどして、メインスイッ
チ41がオフになっても、それだけでは電源が切れない
ようになっている。
【0027】エンジン制御ユニット40の電源が入る
と、同時に、エンジン制御系および通信ユニット29を
除くカードリーダ25等の各負荷の電源が入る。カード
リーダ25の電源が入ると、発電コイル28に電磁波が
生じて、該電磁波を受けたカードキー20の発電コイル
27に発電により電流が生じ、該電流によりカードキー
20が動作可能となり、カードリーダ25により通信コ
イル23,26を介してICメモリ23に記憶されてい
るデータを読み取ることができるようになる。
【0028】この後、カードリーダ25にデータ読み取
り信号を送信する(S2)。該信号を受けたカードリーダ2
5は、ICメモリ23に記憶される暗証データ等のデー
タを読み取ってエンジン制御ユニット40に送信する。
送信されたデータはRAMに記憶される。このうち暗証
データがROMに記憶されている暗証データに照合され
(S3)、一致していればハンドルロック解除ルーチン(S4)
を実行してハンドルロックを解除し、続いてイグニッシ
ョンコイル43等のエンジン制御系の装置の電源を入れ
て(S5)エンジンを始動可能とすると共に通信ユニット2
9の電源を入れて(S6)車載通信装置を動作可能とする。
該車載通信装置は、動作可能となると、地上通信装置か
らの信号について信号待ちの状態(S7)になり、地上通信
装置からの信号を受信すると、送受信ルーチン(S8)を実
行する。尚、車載通信装置への信号は、高速道路出口の
進入感知機72が自動二輪車の進入を感知した後、退去
検知機73が自動二輪車の退去を感知する前に、路上ア
ンテナ70から送信されるようになっている。このタイ
ミングは高速道路入口においても同様である。
【0029】また、メインスイッチ41のオン/オフを
検出することでカードキー20が挿入されているか否か
を検出しており(S9)、メインスイッチ41がオンであれ
ば、カードキー20が挿入されていると判断して、抜け
を知らせる警報音を停止させる(S10) 。このとき、警報
音が発せられていない状態であれば、警報音が発せられ
ていない状態が維持されることになる。他方、メインス
イッチ41がオフであれば、車速が1km/h以上(S1
1) の場合には、カードキー20が抜けていることを知
らせる警報を発する(S12) 。他方、車速が1km/h以
下(S11) の場合には、車両の運転が終了してカードキー
20が抜かれつつあるものと判断し、エンジン制御ユニ
ット40内のEEPROMに走行距離積算値等の所定の
データを書き込む作業(S13) を行った後、エンジン制御
ユニット40自身で電源回路を切って(S14) 、エンジン
制御を終了する。これにより、エンジン制御ユニット4
0に接続される各種の装置の電源が切れる。尚、「S
3」で示されるステップにおいて暗証データが一致しな
い場合は、エラー表示を行うようになっており(S15) 、
その後、メインスイッチ41がオフであることを検出す
る(S16) と、カードキー20が抜かれたと判断して、エ
ンジン制御ユニット自身で電源回路を切る(S14)。
【0030】ところでハンドルロック解除ルーチン(S4)
では、図9に示す如く、まずオン検出スイッチ53のオ
ン/オフを検出しており(S21) 、該スイッチ53がオフ
であれば、ハンドルがロック状態にある旨を警報音を発
する等により知らせる(S22)と共にハンドルロック機構
14の駆動部たるソレノイド(図示せず)をロック解除
動作させる(S23) 。他方、スイッチ53がオンであれ
ば、警報を停止する(警報の停止状態が維持される)(S
24) と共にハンドルロック機構14の動作を停止する
(動作が停止状態に維持される)(S25) 。
【0031】また、送受信ルーチン(S8)では、図10に
示す如く、まず受信した地上通信装置からの信号の種類
を判別し(S31) 、高速道路入口で受信した信号であれば
(S31) 、該信号と共に送信された信号のうち、高速道路
の入口地点データをRAMに記憶し(S32) 、高速道路出
口で受信した信号であれば、折り返し高速道路の入口地
点データおよび個体識別データたる暗証データを、通信
ユニット29から通信アンテナ30を介して地上通信装
置へと送信する(S33) 。
【0032】地上通信装置は、高速道路の入口地点デー
タおよび暗証データを受けると、入口識別データに基づ
き瞬時に通行料金を算出すると共に、暗証データに対応
して銀行口座等が指定されていることを確認して、通行
料金および該料金を領収した旨を表示器74に表示す
る。交信の失敗や指定口座の不存在等の理由により料金
を徴収できない場合は、通行料金、徴収できなかった旨
および料金所ブース78での支払いを求める旨を表示す
る。これらの表示は、車両通過感知機75が車両の通過
を感知すると終了する。尚、自動課金システムおよび料
金所ブース78の係員のいずれによっても通行料金を徴
収できなかった場合は、出口の進入端および退去端に設
置されるカメラ76,77により車両ナンバーを特定
し、車両所有者あるいは使用者に通行料金を請求する。
尚、本実施形態では、退去検知機73が車両退去を検知
したときに、カメラ76,77により車両の前後からナ
ンバーを認識するようになっている。
【0033】ところで、上記実施形態では、カードキー
20に記憶できる暗証データの数は1つであるが、カー
ドキー20のICメモリ23に複数の暗証データを記憶
できるようにするために、例えば1から順番に100ま
での番号が付された100個の暗証データメモリボック
ス(以下、単にボックスと記す)を設け、これらに記憶
さえる暗証データのいずれか1つがエンジン制御ユニッ
ト40のROMに記憶されている暗証データに一致すれ
ば、該カードキー20は適正であると判断して、エンジ
ンを始動可能とすると共に車載通信装置を作動可能とし
てもよい。以下、この場合のエンジン制御ユニットの動
作を、図8に示される動作と異なる点について、図11
を参照しつつ説明する。
【0034】該実施形態では、カードキー20が挿入孔
10aに挿入されてエンジン制御ユニット40の電源が
入ると(S41) 、その後、カードリーダ25にデータ読み
取り信号を送る前に、まず暗証データの読み込み数をカ
ウントするため変数Nを初期化する(S42) と共に変数N
に1を加算して変数Nの新たな値を算出し(S43) 、この
後、カードリーダ25にN番のボックスに記憶されてい
る暗証データを読み取る旨の指令を含むデータ読み取り
信号を送信する(S44) 。
【0035】該信号を受けたカードリーダ25は、IC
メモリ23からN番のボックスに記憶される暗証データ
読み取ってエンジン制御ユニット40に送信する。送信
されたデータのうち暗証データはROMに記憶されてい
る暗証データに照合され(S45) 、一致していれば、図8
の「S4」以降のステップが実行される。他方、一致して
いなければ、変数Nの値が100に達したか否かを判断
し(S46) 、達していない場合は再び「S43 」以降のステ
ップを実行する。また変数Nが100に等しい場合は、
全ボックスに記憶されている暗証データが、ROMに記
憶される暗証データに一致しないこととなり、図8の
「S15 」以降のステップを実行する。
【0036】このようにすれば、1つのカードキーで複
数の車両およびこれに搭載される車載通信装置を作動さ
せることができ、複数の車両を利用する場合の利便性が
向上する。尚、逆に1台の車両を複数の者で共有する場
合は、同一の暗証データが記憶されたカードキーを必要
な枚数だけ準備することで対応できる。
【0037】また、本実施形態では、自動二輪車に搭載
される車載通信装置について説明したが、本発明の車載
通信装置を四輪車に適用することももちろん可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、カード
リーダで読み取った暗証データが適正でなければ通信ユ
ニットが作動可能とならず、車載通信装置が作動しない
ため、車載通信装置の盗難に対するセキュリティが向上
する。
【0039】また、使用するカードがカードキーだけで
良いため使い勝手が良く、更に、通信装置用のカードリ
ーダをカードキーシステムのカードリーダとして、また
暗証データ照合手段をエンジン制御ユニットでそれぞれ
兼用できるため、装置の小形化およびコストダウンを図
れる。
【0040】また、カードキーに記憶される複数の暗証
データのうちのいずれか1つがエンジン制御ユニットに
記憶されている暗証データと一致するときに、暗証デー
タが適正であると判断させれば、1つのカードキーで複
数台の車両及びこれに搭載される車載通信装置を作動さ
せることができるため利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車載通信装置が搭載された自動二輪
車前部の外観図
【図2】 自動二輪車のメータの正面図
【図3】 自動二輪車のメータの側面図
【図4】 カードキーを示す正面図
【図5】 カードキーおよびカードリーダの構成を示す
斜視図
【図6】 本発明の車載通信装置の構成を示すブロック
【図7】 通信アンテナと路上アンテナとの位置関係を
示す概念図
【図8】 エンジン制御ユニットの動作を示すフローチ
ャート図
【図9】 ハンドルロック解除ルーチンを示すフローチ
ャート図
【図10】 送受信ルーチンを示すフローチャート図
【図11】 エンジン制御ユニットの別動作を示すフロ
ーチャート図
【符号の説明】
10 メータケース 10a 挿入孔 20 カードキー 23 ICメモリ 25 カードリーダ 29 通信ユニット 30 通信アンテナ 40 エンジン制御ユニット 70 路上アンテナ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月16日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】最近、高速道路における通行料金を、地
上と車両との間でのデータ通信を用いて自動課金するシ
ステムが開発されるなど、車両に通信装置を搭載する必
要性が生じている。該システムは、おおよそ、高速道路
の入口に配置した地上通信装置から車載通信装置に入口
地点データを送信して記憶させておき、車両が高速道路
出口に達すると該車両の車載通信装置から入口地点デー
タを地上通信装置に送信させて、地上側で通行料金を計
算し課金するというものである(特開平8−7131号
公報参照)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上通信装置との間で交信する通信ユニ
    ットと、カードキーに記憶されている暗証データを読み
    取るカードリーダと、カードリーダで読み取った暗証デ
    ータが適正か否かを判別して、適正であるときにエンジ
    ンを始動可能とするエンジン制御ユニットとを備える車
    載通信装置において、カードリーダで読み取った暗証デ
    ータが適正であるとエンジン制御ユニットが判断したと
    きにのみ通信ユニットが作動可能となるように構成され
    ていることを特徴とする車載通信装置。
  2. 【請求項2】 カードキーには暗証データが複数記憶さ
    れており、エンジン制御ユニットは、これら複数の暗証
    データのうちのいずれか1つがエンジン制御ユニットに
    記憶されている暗証データと一致するときに、暗証デー
    タが適正であると判断するように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の車載通信装置。
JP9094074A 1997-04-11 1997-04-11 車載通信装置 Pending JPH10278691A (ja)

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