JPH10278650A - 建設車両の座席制振装置 - Google Patents

建設車両の座席制振装置

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JPH10278650A
JPH10278650A JP8784997A JP8784997A JPH10278650A JP H10278650 A JPH10278650 A JP H10278650A JP 8784997 A JP8784997 A JP 8784997A JP 8784997 A JP8784997 A JP 8784997A JP H10278650 A JPH10278650 A JP H10278650A
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徹 今野
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淳 山川
Norihiko Fujimura
則彦 藤村
Yohei Ando
洋平 安藤
Kiyokatsu Sakakibara
清勝 榊原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体フレームに設けられた台座と、台座に所
定方向に移動自在に装着された座席と、台座と座席との
間に配設された振動制御手段とを具備する建設車両の座
席制振装置に、台座の所定方向の変位に対抗して座席を
加振して制振させる能動型制振装置における座席の移動
ストローク範囲を大きくすることなく、またストローク
端に衝撃緩衝装置を設ける必要もない、座席制振装置を
提供する。 【解決手段】 制振装置の振動制御手段の演算手段にス
トローク変位を制限制御するストロークリミッタ要素を
設け、ストローク端を機械的な衝撃緩衝装置を設けるこ
となしに制限できるようにする。また、ストロークリミ
ッタ要素によってストローク変位が所定のストローク端
に接近するにしたがい変位速度を減少させるように制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械、土工機
械等の建設車両の、座席の制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建設車両には、不整地での走行、作業機
からの反動、また一般に車体には懸架装置が装備されて
いない等により車体に大きな振動が発生する。そして建
設車両の座席には、上下方向、前後方向(走行方向)、
左右方向(幅方向)に大きな振動が加わる。そこで座席
に座る運転者への振動を緩和し運転操縦の作業環境を改
善するために、座席には種々の防振手段、制振手段が配
慮され設けられている。例えば、座席が設置されるキャ
ブフロアを防振ゴムのような防振部材を介して車体フレ
ームに取り付け、主として上下方向の振動を制振緩和す
るいわゆるサスペンション機構を介して座席をキャブフ
ロアに装着することが行われる。
【0003】座席の前後方向の振動(ピッチング振動)
は、不整地走行の多い土工機械、頻繁に前後進を繰り返
す積込み機、前方にオーバハングした作業機を装備する
油圧ショベル等の建設車両において発生しやすい。この
前後方向の振動は比較的低周波数域で発生し、運転者に
とっては不快なものであり改善が要望される振動の一つ
である。これに対しては、例えば座席を、座席が装着さ
れる台座に前後方向に移動自在に取り付けて台座の前後
方向の振動に対抗して座席を加振し、座席に伝わる振動
加速度を低減させる能動型の制振装置が開発され採用さ
れるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の形
態の能動型の制振装置には、装置の機構的制約及び寸法
的制約から台座に対する座席の移動のストロークに限界
があり、そのためにストロークの端には機械的ストッパ
が設けられている。そして過大な振動変位が制御上発生
した場合にはこのストッパによって変位が制限されてい
る。そこでこの機械的なストッパを有する能動型の制振
装置には、次のような解決すべき問題があった。(1)
制振装置に入力される全ての振動条件を満足するように
座席の移動ストロークの範囲を設定すると、ストローク
制御範囲が大きくなり装置が大型化する。そして建設車
両の限られた空間に座席を設置できなくなる。 (2)ストローク範囲を最も常用される範囲に限定し設
定すると、ストローク端には機械的な衝撃緩衝装置を設
置して、ストローク端での衝突衝撃加速度を減少させ制
振効果への影響を小さくするとともに制振装置自体を保
護することが必要である。
【0005】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その技術的課題は、 (1)能動型の座席制振装置を大型にすることなく、ま
た(2)座席のストローク端に衝撃緩衝装置を設ける必
要のない、ストローク制限機能を有する能動型の座席制
振装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
技術的課題を解決するために、座席制振装置を次のよう
に構成する。 (1)制振装置における振動制御手段の演算手段に、ス
トローク変位を制限制御するストロークリミッタ要素を
設け、ストローク端を機械的な衝撃緩衝装置を設けるこ
となしに制限できるようにする。 (2)ストロークリミッタ要素によって、ストローク変
位が所定のストローク端に接近するにしたがい、変位速
度を減少させるように制御する。
【0007】すなわち、本発明によれば、上記技術的課
題を解決する建設車両の座席制振装置として、車体フレ
ームに設けられた台座と、該台座に所定方向に移動自在
に装着された座席と、該台座と該座席との間に配設され
た振動制御手段とを具備する建設車両の座席制振装置に
おいて、該振動制御手段は、該台座の該所定方向におけ
る加速度、速度又は変位の状態量を検出する台座状態量
検出手段と、該座席を該所定方向に加振する加振手段
と、該座席の該所定方向における加速度、速度又は変位
の状態量を検出する座席状態量検出手段と、該台座状態
量検出手段及び該座席状態量検出手段からの出力信号に
基づいて該座席を制振するための加振力を演算して該加
振手段に出力する演算手段と、を備え、該演算手段は、
該座席が該所定方向の所定のストローク端に移動するに
したがい該座席の移動速度を漸減するように該加振力を
演算する、ことを特徴とする建設車両の座席制振装置が
提供される。
【0008】好適実施形態においては、該座席は該建設
車両の前後方向に移動自在に装着されている。
【0009】なお、台座及び座席の所定方向の状態量で
ある加速度、速度又は変位を検出する台座状態量検出手
段並びに座席状態量検出手段は、周知のように加速度、
速度あるいは変位の値を微分あるいは積分することによ
って他の値に換算することができるから、いずれかを検
出することができる適宜の手段を採用すればよい。
【0010】本発明による座席制振装置においては、台
座に移動自在に装着された座席の移動ストローク変位を
振動制御手段によって制御できるようにした。したがっ
て、 (1)ストローク変位はストローク変位制御ループ系に
おいて制限される。 (2)ストローク変位がストローク端に接近すると接近
速度が漸次減少される。 かくして、制振装置を大型にする必要がなく、またスト
ローク端での機械的な衝突衝撃が除かれる。そしてまた
ストローク端付近での速度は減少され衝撃は軽減され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
座席振動制御装置が適用される建設車両の典型例である
油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付
図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0012】図7及び図8を参照して説明すると、全体
を番号2で示す油圧ショベルは、下部走行体4と、この
下部走行体4上に旋回自在に装着された上部旋回体6と
を具備している。上部旋回体6上にはキャブ8、キャブ
8の前方(図7において左方)には作業機10、キャブ
8の後方(図7において右方)にはエンジン室12がそ
れぞれ配設されている。キャブ8は車体フレームの一部
分であるスイングフレーム7上にキャブの床であるキャ
ブフロア9を介して設置され、キャブ8内にはキャブフ
ロア9上に運転席である座席14が設けられている。油
圧ショベル2には、前方に大きくオーバハングした作業
機10を使っての土木建設等の作業によって、また下部
走行体4を作動させての不整地等の凹凸路面の走行によ
って、上下方向、前後方向(走行方向)、また左右方向
(幅方向)に大きな振動が生成される。座席の前後方向
のピッチング振動としては低周波数域の例えば1.5
z程度の振動が発生する。
【0013】図6を参照して説明を続けると、全体を番
号3で示す座席制振装置は、キャブフロア9に設置され
た台座16と、台座16に前後方向(図6において右上
方と左下方を結ぶ方向)に移動自在に装着された座席1
4と、台座16と座席14との間に配設された振動制御
手段20とを具備している。台座16内あるいは台座1
6全体に、座席14の上下方向の振動を制振緩和する周
知のいわゆるサスペンション機構(図示していない)が
形成されている。
【0014】図2〜図4を参照して説明を続けると、台
座16は略直方体形状に形成され、前述のように台座1
6内あるいは台座16全体にサスペンション機構が形成
された周知のものである。台座16の上面には、座席1
4が装着される座席側取付部材15(座席側取付部材1
5については後に詳述する)を台座16に対して前後方
向に移動自在に装着する台座側取付部材17がボルト等
適宜の締結手段(図示していない)によって台座16に
固定されている。台座側取付部材17は、鋼製部材を相
互に溶接してあるいはボルト等によって締結して形成さ
れている。台座側取付部材17は、台座16の上面に載
るプレート部材17aと、プレート部材17aの左右
(図3において上下)に前後方向(図3において左右方
向)に延在する一対のスライド軸17bと、一対のスラ
イド軸17bの各々をプレート部材17aに取り付ける
複数個のブラケット17cを有している(1個のスライ
ド軸17bの前後端に各1個、中間に2個の計4個)。
プレート部材17aの前方(図3において左方)の中央
には加振手段であるリニアアクチュエータ24(リニア
アクチュエータ24については後に詳述する)の一端部
を回動自在に軸支するブラケット17dが設けられてい
る。
【0015】座席14は、それ自体は周知のものでよ
く、それ故にその詳細な説明は省略する。座席14の下
面には、台座側取付部材17と組み合わされて座席14
を台座16に前後方向(図2において左右方向)に移動
自在に装着する座席側取付部材15が、一対の座席前後
位置調整機構13を介して装着されている。座席前後位
置調整機構13は、座席14の前後方向の位置を適宜に
選定して固定することができるそれ自体は周知のスライ
ド機構であるので、その詳細な説明は省略する。座席側
取付部材15は、鋼製部材を相互に溶接してあるいはボ
ルト等によって締結して形成されている。座席側取付部
材15は、その上面に一対の座席前後位置調整機構13
が取り付けられるプレート部材15aと、プレート部材
15aの下面の左右(図3において上下)及び前後(図
3において左右)に台座側取付部材17のスライド軸1
7bに嵌合して摺動する計4個の直動軸受15bを有し
ている。プレート部材15aには更に、プレート部材1
5aの下面の後方(図2において右方)中央にリニアア
クチュエータ24の他端部を回動自在に軸支するブラケ
ット15cが設けられている。
【0016】上述のように、座席側取付部材15は台座
側取付部材17に台座側取付部材17のスライド軸17
bに座席側取付部材15の直動軸受15bが摺動自在に
嵌合されることによって、前後方向に移動自在に装着さ
れる。
【0017】図5を参照して説明を続けると、振動制御
手段20は、台座16の前後方向における加速度を検出
する台座加速度検出手段である加速度検出器22と、座
席14を前後方向に加振する加振手段であるリニアアク
チュエータ24と、座席14の前後方向における加速度
を検出する座席加速度検出手段である加速度検出器23
と、加速度検出器22及び加速度検出器23からの出力
信号に基づいて、座席14を制振するための加振力を演
算してリニアアクチュエータ24に出力する演算手段で
あるコントローラ26とを備えている。
【0018】台座16の台座状態量検出手段として、加
速度検出器22が台座16に固定された台座側取付部材
17のプレート部材17a上のリニアアクチュエータ2
4の近くの適宜の部位に台座16の前後方向の振動加速
度を検出するように取り付けられている(図2〜図4に
おいては図示していない)。座席14の座席状態量検出
手段として、加速度検出器23座席前後位置調整機構
13を介して実質上座席14に固定された座席側取付部
材15のプレート部材15a上の適宜の位置に座席14
の前後方向の振動加速度を検出するように取り付けられ
ている(図2〜図4においては図示していない)。加速
度検出器22及び加速度検出器23には、周知の例え
ば、動電形、圧電形等の電気式振動ピックアップを用い
ることができる。加速度検出器22及び加速度検出器2
3によって検出された振動加速度はコントローラ26
(コントローラ26については後に詳述する)へ送出さ
れる。
【0019】演算手段であるコントローラ26はマイク
ロコンピュータで構成される。コントローラ26は制振
制御要素26a(図1参照)及びストロークリミッタ要
素26b(図1参照)を含み、加速度検出器22によっ
て検出された台座16の前後方向の振動加速度及び加速
度検出器23によって検出された座席14の前後方向の
振動加速度に基づいて座席14の振動を制御するための
台座16に対する座席14の前後方向の加振力を演算
し、リニアアクチュエータ24へ出力する(制御の詳細
については後に詳述する)。
【0020】加振手段であるリニアアクチュエータ24
は、基本的には周知の油圧シリンダと油圧源(図示して
いない)で構成されている。リニアアクチュエータ24
の一端部は台座16に固定された台座側取付部材17の
上面のブラケット17dに、他端部は実質上座席14に
固定された座席側取付部材15のブラケット15cの下
面にそれぞれ回動自在に軸支されている。リニアアクチ
ュエータ24は、その油圧源に電磁切換制御弁を含み、
コントローラ26からの出力信号によって電磁切換制御
弁が切換操作されて油圧シリンダが伸縮作動される。
【0021】図1を参照して、座席制振装置3の振動制
御の流れを説明すると、 (1)台座16の台座状態量検出手段である加速度検出
器22によって、台座16の前後方向の振動加速度が検
出されて演算手段であるコントローラ26に送出され
る。 (2)座席14の座席状態量検出手段である加速度検出
器23によって、座席14の前後方向の振動加速度が検
出されてコントローラ26に送出される。 (3)コントローラ26の制振制御要素26aによっ
て、加速度検出器22及び加速度検出器23から入力さ
れた振動加速度が比較され、台座16の振動に対抗して
座席14の振動を制振するための加振力として加振方
向、加振力、加振加速度、加振振幅等が、コントローラ
26に含まれる制振制御要素26aによって演算され
る。 (4)制振制御要素26aによる演算結果はコントロー
ラ26のストロークリミッタ要素26bに流れ、図1の
ストロークリミッタ要素26bに示すように、振動振幅
ストローク(入力ストローク)はストロークの最大限界
が規定されまたストローク端になるにしたがってストロ
ークは漸減するように出力ストロークが規定され、加振
手段であるリニアアクチュエータ24に出力される。 (5)リニアアクチュエータ24に出力される電気信号
としては、リニアアクチュエータ24の電磁切換制御弁
を操作してリニアアクチュエータ24への圧油の流量、
圧力、流れの方向等を制御する信号を含んでいる。 (6)リニアアクチュエータ24はコントローラ26か
らの信号によって伸張あるいは収縮して、台座16の前
後方向の振動に対して座席14の前後方向の振動を減少
させる。 (7)制振された座席14の前後方向の振動は、座席状
態量検出手段である加速度検出器23で検出されてコン
トローラ26にフィードバックされる。 (8)かくして、ストローク変位はストローク変位制御
ループ系において制限され、ストローク変位がストロー
ク端に接近すると接近速度が漸次減少されるので、制振
装置を大型にする必要がなく、またストローク端での機
械的な衝突衝撃が除かれ、そしてまたストローク端付近
での衝撃は軽減される。
【0022】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定される
ものではなく、本発明の範囲内においてさまざまな変形
あるいは修正ができるものである。例えば、 (1)本実施の形態においては、座席の前後方向の振動
を制振するように構成した座席制振装置について説明し
たが、上下方向の振動にあるいは左右方向の振動それぞ
れに対応できるように構成することによって、上下方向
あるいは左右方向の振動に対しても同様に本発明を適用
することができる。 (2)本実施の形態においては、加振手段として、建設
車両の既存の油圧システムが活用できる油圧シリンダで
構成されるリニアアクチュエータが用いられているが、
油圧シリンダに代えて電動モータと例えばラック、ピニ
オンあるいはボールねじとを組合せたアクチュエータと
することも可能である。電動モータとすることにより、
保守性の向上、小型化が可能である。 (3)本実施の形態においては、座席の所定方向に於け
る状態量検出手段として、加速度検出器が用いられてい
るが、状態量を検出する手段として他の適宜の手段を用
いることができる。例えば、上記電動モータをサーボモ
ータとし内蔵の回転角度検出器を用い、回転角度検出出
力を所定方向の変位(座席と台座の相対変位)に換算
し、換算された変位の2回微分結果と、台座加速度検出
器出力との和から座席加速度を知ることができる。かく
することにより、座席制振装置全体の小型化を図ること
もできる。 (4)本実施の形態においては座席として1人が座る典
型的な運転席が開示されているが、座席としては複数人
用のものを、あるいは1人用のものを複数個装着するこ
ともできる。 (5)本実施の形態における台座は、台座として形成さ
れて車体フレームに装着されたキャブフロアに装着され
ているが、台座としては制振手段を介して座席を取り付
けることができるものであればよいから、車体フレーム
の一部を台座として形成してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に従って構成された建設車両の座
席制振装置によれば、(1)能動型の座席制振装置を大
型にすることなく、また(2)座席のストローク端に衝
撃緩衝装置を設ける必要のない、振動制御手段にストロ
ーク制限機能を有する制振性能の改善された能動型の制
振装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された座席制振装置の制御
の流れを示すブロック図。
【図2】本発明に従って構成された座席制振装置の要部
の側面図。
【図3】図2の矢印A−A方向に見た平面図。
【図4】図2の矢印B−B方向に見た後面図。
【図5】本発明に従って構成された座席制振装置の構成
を簡略図示した説明図
【図6】本発明に従って構成された座席制振装置が装着
された座席の斜視図。
【図7】本発明に従って構成された座席制振装置が装着
された油圧ショベルの側面図。
【図8】図7の矢印C−C方向に見た油圧ショベルの前
面図。
【符号の説明】
2:油圧ショベル 3:座席制振装置 7:スイングフレーム(車体フレーム) 14:座席 16:台座 20:振動制御手段 22:加速度検出器(台座状態量検出手段) 23:加速度検出器(座席状態量検出手段) 24:リニアアクチュエータ(加振手段) 26:コントローラ(演算手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // F16F 9/50 F16F 9/50 (72)発明者 安藤 洋平 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 榊原 清勝 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームに設けられた台座と、該台
    座に所定方向に移動自在に装着された座席と、該台座と
    該座席との間に配設された振動制御手段とを具備する建
    設車両の座席制振装置において、 該振動制御手段は、該台座の該所定方向における加速
    度、速度又は変位の状態量を検出する台座状態量検出手
    段と、該座席を該所定方向に加振する加振手段と、該座
    席の該所定方向における加速度、速度又は変位の状態量
    を検出する座席状態量検出手段と、該台座状態量検出手
    段及び該座席状態量検出手段からの出力信号に基づいて
    該座席を制振するための加振力を演算して該加振手段に
    出力する演算手段と、を備え、 該演算手段は、該座席が該所定方向の所定のストローク
    端に移動するにしたがい該座席の移動速度を漸減するよ
    うに該加振力を演算する、ことを特徴とする建設車両の
    座席制振装置。
  2. 【請求項2】 該座席は該建設車両の前後方向に移動自
    在に装着されている、請求項1記載の建設車両の座席制
    振装置。
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