JP3213144B2 - 運転室付き作業機 - Google Patents

運転室付き作業機

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JP3213144B2 JP28401693A JP28401693A JP3213144B2 JP 3213144 B2 JP3213144 B2 JP 3213144B2 JP 28401693 A JP28401693 A JP 28401693A JP 28401693 A JP28401693 A JP 28401693A JP 3213144 B2 JP3213144 B2 JP 3213144B2
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隆之 佐藤
克己 宮木
武史 樋口
善二 金子
晃司 多原
文男 福佐
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル等
の運転室付き作業機に関し、特に、作業機のフレームか
ら運転室内の座席に伝わる振動を緩衝させるようにした
運転室付き作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】図11ないし図14に従来技術の運転室
付き作業機として油圧ショベルを例に挙げて示す。
【0003】図中、1は下部走行体、2は旋回装置、3
は該旋回装置2を介して下部走行体1上に旋回可能に搭
載され、作業機本体を構成する上部旋回体を示し、該上
部旋回体3は、骨組構造をなすフレームとしての旋回フ
レーム4と、該旋回フレーム4上に設けられた機械室5
と、該機械室5の前部左側に位置して旋回フレーム4上
に設けられ、後述する運転室本体8と該運転室本体8内
に設けられた各種の操作レバーや計器類等からなる運転
室6と、機械室5の後側に位置して旋回フレーム4の後
部に設けられたカウンタウエイト7とからなり、該カウ
ンタウエイト7は後述の作業装置23に対して上部旋回
体3全体をバランスさせるようになっている。
【0004】8は旋回フレーム4上に配設され、前記運
転室6の本体部を構成する運転室本体を示し、該運転室
本体8は図12に示す如く、鋼製の薄板をプレス加工し
て溶接することにより、前後方向に伸長する長方形状の
天井部8Aと、上下方向の中間部分が前向きに突出する
略く字状の前面部8Bと、前記旋回フレーム4に対しほ
ぼ垂直面となった縦長な長方形状の後面部8Cと、該後
面部8Cおよび前面部8Bの形状に応じて設けられた略
長方形状の左,右の側面部8D,8D(一方のみ図示)
等とからなる箱形状のキャブボックスとして形成されて
いる。また、該運転室本体8の左の側面部8Dにはドア
9が設けられ、運転室本体8の下面側には床板用ブラケ
ット8Eを介して運転室本体8の一部を構成する床板1
0が取付けられている。
【0005】11,11,…は旋回フレーム4上で運転
室本体8を弾性的に支持した下部緩衝支持体を示し、該
各下部緩衝支持体11は図13に示す如く後述の各防振
ゴム12、スペーサ13および各ストッパ14等から構
成されている。そして、該各下部緩衝支持体11は運転
室本体8の床板10と旋回フレーム4との間に前,後、
左,右に離間して合計4個(2個のみ図示)設けられ、
旋回フレーム4からの振動が運転室本体8に伝わるのを
減衰させるようにしている。
【0006】12,12は防振ゴムを示し、該各防振ゴ
ム12は合成ゴム等の弾性材料により短尺かつ厚肉な円
柱状に形成され、その中心部には図13に示す如く軸方
向に伸長する挿通穴12Aが穿設されている。そして、
該各防振ゴム12は旋回フレーム4の上面部4Aに穿設
された取付穴4Bと同軸をなすように配設され、旋回フ
レーム4の上面部4Aを上下方向から挟持している。
【0007】13は軸方向にボルト挿通穴13Aを有す
る金属製の筒体からなるスペーサを示し、該スペーサ1
3は長さ方向中間部が旋回フレーム4の取付穴4B内に
遊嵌され、上,下両端側が各防振ゴム12の挿通穴12
A内に嵌合されている。また、該スペーサ13は上,下
両端側の端面が後述する各ストッパ14の底部14Bに
当接している。
【0008】14,14は金属板等をプレス成形するこ
とにより有底筒状に形成されたストッパを示し、該各ス
トッパ14は図13に示す如く、防振ゴム12よりも大
径な円板状に形成され、中央にボルト挿通穴14Aが穿
設された底部14Bと、該底部14Bの外周側から軸方
向に延設され、防振ゴム12よりも短尺な長さ寸法を有
した筒部14Cとからなり、該筒部14Cの先端側は開
口部14Dとなっている。そして、該各ストッパ14は
各防振ゴム12を介して旋回フレーム4の上面部4Aを
挟んで互いの開口部14Dを対向させ、上,下の各防振
ゴム12を外側から覆うように取付けられている。
【0009】15,15,…はボルトを示し、該各ボル
ト15は床板用ブラケット8Eの各ボルト挿通穴8Fに
運転室本体8の内側から差込まれ、各スペーサ13のボ
ルト挿通穴13A、床板10の各ボルト挿通穴10A、
旋回フレーム4の上面部4Aの各取付穴4B内を伸長
し、下部緩衝支持体11の下側、すなわちストッパ14
の底部14B下側からナット16を螺合させて締付ける
ことにより、運転室本体8を旋回フレーム4上に位置決
めしている。
【0010】17は運転室本体8の床板10上に懸架装
置18を介して設けられた座席を示し、該座席17は図
14に示すように懸架装置18上に設けられ、内部にク
ッション材(図示せず)が設けられたシート部19と、
該シート部19の後側に取付けられた背もたれ部20等
から構成されている。そして、懸架装置18はガススプ
リング等からなり、運転者Mに伝わる床板10からの振
動を緩衝し、乗り心地を向上させるようにしている。
【0011】21,21は座席17の前側に設けられた
左右の走行用レバー(1個のみ図示)を示し、該走行用
レバー21は運転者Mによって傾転操作(回動)される
ことにより、下部走行体1を走行させるようになってい
る。
【0012】22,22,…は座席17の左,右両側に
設けられた作業用レバー(1個のみ図示)を示し、該作
業用レバー22は運転者Mによって傾転操作(回動)さ
れることにより、作業装置23を作動させるようになっ
ている。
【0013】23は上部旋回体3の前部に設けられた作
業装置を示し、該作業装置23は、旋回フレーム4の一
部をなす高剛性のブラケット部(図示せず)に俯仰動可
能に設けられたブーム23Aと、該ブーム23Aの先端
に俯仰動可能に設けられたアーム23Bと、該アーム2
3Bの先端に回動可能に設けられたバックホウ式のバケ
ット23Cとからなり、これらのブーム23A,アーム
23B,バケット23Cはブームシリンダ23D,アー
ムシリンダ23E,バケットシリンダ23Fによってそ
れぞれ作動されるようになっている。そして、該作業装
置23は土砂等の掘削作業時に、ブームシリンダ23
D,アームシリンダ23Eによってブーム23A,アー
ム23Bを俯仰動させつつ、バケットシリンダ23Fに
よってバケット23Cを回動させ、該バケット23Cに
より土砂等を掘削するようになっている。
【0014】このように構成される油圧ショベルでは、
上部旋回体3の機械室5内に原動機および該原動機によ
って駆動される油圧ポンプ(いずれも図示せず)を設
け、該油圧ポンプから吐出される圧油を下部走行体1の
走行用油圧モータ(図示せず)および作業装置23の各
シリンダ23D,23E,23F等に給排することによ
りこれらを作動させ、車両を走行させたり、土砂等の掘
削作業を行ったりするようにしている。
【0015】そして、運転室本体8の床板10と旋回フ
レーム4との間に設けた各下部緩衝支持体11は、エン
ジンからの振動、走行時の振動および作業時の掘削反力
等による振動が旋回フレーム4側から運転室本体8に伝
わるのを各防振ゴム12によって緩衝し、さらにこのと
きの振動が床板10から運転者Mに伝搬するのを座席1
7の懸架装置18を介して軽減し、運転室6の乗り心地
を悪化させないようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、下部緩衝支持体11と
座席17の懸架装置18とによって運転者Mに伝わる振
動を低減させるようにしているものの、実際には下記の
ような問題が生じている。
【0017】即ち、懸架装置18のばね定数を小さくす
れば、座席17上の運転者Mに大きなクッション性を与
えることができ、外部からの振動を緩衝できる。しか
し、運転者Mは運転姿勢を保つことが難しくなり、操作
性等が低下してしまう。一方、懸架装置18のばね定数
を大きくすれば、外部からの振動が直接運転者Mに伝わ
るようになり、乗り心地が悪化し、走行時等に運転者M
の疲労を促進させるという問題がある。
【0018】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は作業時や走行時等にそれぞれ機
の揺れ具合に合わせて座席のクッション性を変化させる
ことができ、乗り心地や操作性等を確実に向上できるよ
うにした運転室付き作業機を提供することを目的として
いる。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の運転室付き作業機では、作業機本体のフレ
ームと、該フレーム上に配設され、下面側に床板が設け
られた箱形状の運転室と、該運転室内に位置して該運転
室の床板上に設けられた座席と、該座席と運転室の床板
との間に設けられ、該床板上で座席を上,下に移動可能
に支持するリンク機構と、前記座席と床板との間に設け
られ、前記座席を常時上向きに付勢したばねと、前記座
席と床板の間に設けられ、ロッドが伸縮することにより
前記座席が上,下に移動するのを許す油圧シリンダと、
該油圧シリンダのロッドが伸縮するときに、該油圧シリ
ンダの各油室間を流通する圧油に減衰力を発生させる減
衰力発生機構と、前記油圧シリンダの各油室のうち、少
なくとも一方の油室に圧油を給排するアキュムレータ
と、該アキュムレータと油圧シリンダの油室との間に設
けられ、該油室をアキュムレータに対して連通、遮断す
る切換弁と、作業機の運転状態を検出する運転状態検出
手段と、該運転状態検出手段からの信号に基づき前記切
換弁を切換制御する制御手段とからなる構成を採用して
いる。
【0020】この場合、前記リンク機構は一対のリンク
部材を回動可能に連結することによりX型リンクとして
形成し、前記各リンク部材は長さ方向両端側が互いに接
近または離間することにより、前記座席が上,下に移動
するのを許す構成とするのがよい。
【0021】また、前記運転状態検出手段は、前記運転
室内に設けられる走行用レバーの操作位置から作業機の
走行,停止状態を検出する走行・停止状態検出器と、前
記運転室内に設けられる作業用レバーの操作位置から作
業機の作業,停止状態を検出する作業・停止状態検出器
とから構成するのが好ましい。
【0022】
【作用】上記構成により、作業機の走行起動時、走行停
止時、作業時等、床板上の座席に大きな振幅の振動が加
えられる場合には、運転状態検出手段からの信号に基づ
いて油圧シリンダの油室をアキュムレータから遮断し、
油圧シリンダの伸縮を禁止させるようにすれば、床板上
の座席がいつまでも振動したりするのを防止することが
できる。
【0023】また、作業機が定常の走行状態となったと
きには、油圧シリンダの油室をアキュムレータに連通さ
せ、油圧シリンダの伸縮を許すことにより、ばねおよび
リンク機構によって床板上の座席が上,下に移動するの
を許すことができ、このときの振動を減衰力発生機構に
よって減衰できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図10に
基づき詳述する。なお、実施例では前述した従来技術と
同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0025】図1ないし図7は本発明の第1の実施例を
示している。
【0026】図中、31は座席17のシート部19と床
板10との間に設けられたリンク機構を示し、該リンク
機構31は後述する座席取付部32、床板側取付部3
3、リンク部材34,35等から構成されている。
【0027】32は上側にシート部19が取付けられる
座席取付部を示し、該座席取付部32は図3に示す如く
四角形の枠状に形成され、該座席取付部32の一端側に
は断面略コ字状をなす一対のローラ保持部32A,32
Aが設けられている。また、該座席取付部32には、各
ローラ保持部32Aの前側に位置して後述する油圧シリ
ンダ41用のブラケット部32Bが設けられていると共
に、ばね受部32Cが設けられ、該ばね受部32Cには
後述するコイルばね40の上端が取付けられている。
【0028】33は床板10上に設けられた床板側取付
部を示し、該床板側取付部33は前記座席取付部32と
ほぼ同様に四角形の枠状に形成され、該床板側取付部3
3には前記座席取付部32とほぼ同様にローラ保持部3
3A,33A、ブラケット部33Bおよびばね受部33
Cが設けられている。
【0029】34はリンク部材を示し、該リンク部材3
4は上,下に平行に設けられた2個のパイプ部34A,
34Bと、該パイプ部34A,34Bの軸方向に離間
し、該パイプ部34A,34B間を一体的に連結した一
対の腕部34C,34Cとから構成されている。
【0030】35は前記リンク部材34と対をなすリン
ク部材を示し、該リンク部材35は前記リンク部材34
と同様にパイプ部35A,35Bと腕部35C,35C
とから構成され、該各腕部35C間の間隔は図3に示す
如く、リンク部材34の各腕部34C間よりも一定寸法
だけ狭くなっている。
【0031】ここで、該リンク部材35の各腕部35C
は前記リンク部材34の各腕部34C間に配設され、該
各腕部34C,35Cは各ボルト36、各ナット37を
介して互いに回動可能に連結されることにより、X型リ
ンクを構成している。そして、各リンク部材34,35
はパイプ部34B,35Bがそれぞれ座席取付部32、
床板側取付部33にピン38,38を介して回動可能に
ピン結合され、パイプ部34A,34B,35A,35
Bが後述の各ローラ39を介して互いに接近、離間する
ことにより、座席17が上,下に移動するのを許し、
前,後、左,右への移動を規制している。
【0032】39,39はパイプ部34A,35Aの両
端に回転可能に設けられたローラを示し、該各ローラ3
9はローラ保持部32A,33A内を運転室6の前後方
向に転がることによって、リンク機構31の各腕部34
C,35Cが互いに逆向きに回動するのを許し、座席取
付部32を上,下に円滑に移動させるようになってい
る。
【0033】40は前記ばね受部32C,33Cの間に
設けられたばねとしてのコイルばねを示し、該コイルば
ね40は圧縮ばねによって構成され、座席取付部32お
よび座席17のシート部19を常時上向きに付勢するよ
うになっている。
【0034】41は前記ブラケット部32B,33Bの
間に両端をピン結合することによって設けられた油圧シ
リンダを示し、該油圧シリンダ41は図4に示す如く、
チューブ42と後述するピストン45等から大略構成さ
れている。
【0035】ここで、該チューブ42のボトム側(下端
側)には環状の取付アイ42Aが一体形成され、該取付
アイ42A内には筒状のゴムブシュ43を介して連結ピ
ン44が挿通されている。そして、チューブ42は該連
結ピン44により床板側取付部33のブラケット部33
Bに回動可能に取付けられている。
【0036】45はピストンを示し、該ピストン45は
前記チューブ42内に摺動可能に挿嵌され、チューブ4
2内をボトム側油室Aとロッド側油室Bとに画成してい
る。また、該ピストン45にはロッド45Aが一体的に
設けられ、該ロッド45Aの一端側がチューブ42外に
突出している。さらに、該ピストン45には減衰力発生
機構としての絞り孔45Bが設けられ、ピストン45が
チューブ42内を摺動変位するときに、該絞り孔45B
は油室A,B間を流通する圧油によって減衰力を発生さ
せるようになっている。一方、ロッド45Aの突出端側
は前記取付アイ42A,ゴムブシュ43と同様な取付ア
イ45C、ゴムブシュ46,連結ピン47を介して座席
取付部32のブラケット部32Bに回動可能に取付けら
れている。
【0037】48は前記チューブ42の外側に設けら
れ、該チューブ42内のボトム側油室Aに連通するアキ
ュムレータを示し、該アキュムレータ48は前記ロッド
45Aがチューブ42内から伸長、縮小するときにボト
ム側油室Aとの間で圧油を給排し、該ロッド45A等に
よるボトム側油室A、ロッド側油室Bでの容積変化を補
償するようになっている。
【0038】49は前記チューブ42とアキュムレータ
48との間に設けられた切換弁としての電磁切換弁を示
し、該電磁切換弁49は後述する弁駆動装置50を介し
てコントローラ58に接続され、該コントローラ58に
よって連通位置(a)と遮断位置(b)とに切換制御さ
れる。そして、該電磁切換弁49は連通位置(a)でボ
トム側油室Aをアキュムレータ48に対して連通させ、
遮断位置(b)で両者間を遮断するようになっている。
【0039】50は前記電磁切換弁49を切換える弁駆
動装置を示し、該弁駆動装置50の入力側はコントロー
ラ58および後述の手動スイッチ63に接続され、出力
側は電磁切換弁49に接続されている。ここで、該弁駆
動装置50は例えばリレー等から構成され、コントロー
ラ58の出力に応じて電磁切換弁49を切換えるもので
ある。
【0040】51は運転室本体8内に設けられた手動ス
イッチを示し、該手動スイッチ51は前記コントローラ
58に接続され、該手動スイッチ51を操作することに
より、走行用レバー21や作業用レバー22の操作位置
に係わらず、電磁切換弁49を連通位置(a)と遮断位
置(b)とに切換えることができる。
【0041】次に、図5において、52,52は走行用
レバー検出器を示し、該各走行用レバー検出器52は運
転室本体8内に設けられた左,右の各走行用レバー21
(図6中に1個のみ図示)の傾転操作量を回動角αとし
て検出する。ここで、該各走行用レバー検出器52は各
リトリガブル単安定マルチバイブレータ53(以下、R
MM53という)と共に走行・停止状態検出器を構成
し、RMM53から図7に示す如く走行検出信号を出力
する。
【0042】即ち、走行用レバー21が図7中に示す中
立位置Nにあるとき、または該走行用レバー21が正方
向又は逆方向に所定の回動角±αA の範囲内で傾転され
る場合に、RMM53は図7に示す如く走行検出信号と
して「0」を出力し、走行用レバー21が正方向又は逆
方向に回動角±αA を越えて傾転操作されるときには、
走行検出信号を「1」として継続出力するようになって
いる。この場合、前記走行用レバー21を中立位置Nか
ら回動角±αA まで回動する間に、下部走行体1は前進
(後退)方向に走行を開始し、回動角±αA を越えた状
態で定常走行となる。
【0043】なお、前記各RMM53は、各走行用レバ
ー検出器52から回動角±αA 以上のとき「1」の信号
を継続して出力させるためのもので、該各走行用レバー
検出器52からの検出信号を所定のスレッシュホールド
レベル以上のとき「1」の信号を出力する波形整形回路
を用いてもよい。
【0044】54〜57は作業・停止状態検出器として
のレバー検出器で、54は旋回用レバー検出器、55は
ブーム用レバー検出器、56はアーム用レバー検出器、
57はバケット用レバー検出器を示し、該レバー検出器
54〜57は前記走行用レバー検出器52と共に運転状
態検出手段を構成している。そして、各レバー検出器5
4〜57は運転室本体8内に配設された旋回用レバー、
ブーム用レバー、アーム用レバー、バケット用レバー等
の作業用レバー22(図1参照)が中立位置にある場合
には「0」信号を出力し、中立位置から傾転操作されて
いる場合には「1」信号を出力する。ここで、各レバー
検出器54〜57の出力は後述するコントローラ58の
OR回路60に接続されている。
【0045】58は前記各レバー検出器52,54〜5
7に接続して設けられたコントローラを示し、該コント
ローラ58は後述のOR回路59,60、NOT回路6
1およびAND回路62から構成されている。
【0046】59はOR回路を示し、該OR回路59の
入力側には前記各RMM53が接続され、出力側はAN
D回路62の入力側に接続されている。そして、該OR
回路59は、少なくとも左,右いずれか一方の走行用レ
バー21が回動角±αA を越えて傾転操作され、少なく
とも一方のRMM53から「1」信号が入力されたとき
に、出力側から「1」信号を出力し、各RMM53から
共に「0」信号が入力されたときにのみ「0」信号を出
力するようになっている。
【0047】60は前記OR回路59とほぼ同様のOR
回路を示し、該OR回路60の入力側には前記各レバー
検出器54〜57が接続され、出力側はNOT回路61
に接続されている。そして、該OR回路60は少なくと
もいずれか1つのレバー検出器54〜57から「1」信
号が入力されたときに出力側から「1」信号を出力し、
全てのレバー検出器54〜57から「0」信号が入力さ
れたときにのみ「0」信号を出力する。
【0048】61は前記OR回路60の出力側に設けら
れたNOT回路を示し、該NOT回路61はOR回路6
0からの出力を反転させ、「1」信号が入力されたとき
には「0」信号を出力し、「0」信号が入力されたとき
には「1」信号を出力するようになっている。
【0049】62はAND回路を示し、該AND回路6
2の入力側には前記OR回路59の出力側およびNOT
回路61の出力側が接続され、該AND回路62の出力
側は前記弁駆動装置50に接続されている。そして、該
AND回路62はOR回路59およびNOT回路61か
らの信号が共に「1」の場合にのみ「1」信号を出力
し、それ以外の場合は全て「0」信号を出力するように
なっている。そして、弁駆動装置50はAND回路62
の出力信号が「0」のときには電磁切換弁49を遮断位
置(b)とし、AND回路62の出力信号が「1」にな
ると、電磁切換弁49を連通位置(a)に切換制御する
ようになっている。
【0050】ここで、電磁切換弁49は遮断位置(b)
に切換えられると、油圧シリンダ41のボトム側油室A
とアキュムレータ48との間を遮断し、油圧シリンダ4
1のピストン45がチューブ42内で摺動変位するのを
規制することによって、ロッド45Aの伸縮を強制的に
禁止させる。
【0051】一方、電磁切換弁49は連通位置(a)に
切換えられると、油圧シリンダ41のボトム側油室Aを
アキュムレータ48に対して連通させ、油圧シリンダ4
1のピストン45およびロッド45Aがチューブ42に
対して摺動変位できるようになる。そして、チューブ4
2内でピストン45が摺動変位するときには、油室A,
B間で絞り孔45Bを介して圧油が流通し、このときに
所定の減衰力が発生する。
【0052】本実施例による油圧ショベルは以上に述べ
た構成を有するもので、次にその動作について説明す
る。
【0053】まず、各作業用レバーを操作することによ
り作業装置23を作動させ、土砂の掘削作業等を行うと
きは、通常は走行用レバー21を中立位置Nに戻し、作
業時の安全性を確保するようにしている。このとき、各
作業用レバー22のうちの少なくともいずれかが中立位
置から傾転操作されている限りは、各レバー検出器54
〜57のうちから「1」信号がOR回路60に入力さ
れ、該OR回路60からは「1」信号が出力される。そ
して、この「1」信号はNOT回路61を介して「0」
信号に変換され、この「0」信号がAND回路62に入
力される。
【0054】また、この作業時では、各走行用レバー2
1は中立位置Nに戻されているから、各走行用レバー検
出器52からOR回路59に「0」信号が入力され、該
OR回路59からはAND回路62に「0」信号が入力
される。そして、AND回路62は2つの入力信号が共
に「0」であるから、弁駆動装置50に向けて「0」信
号を出力し、該弁駆動装置50は電磁切換弁49を遮断
位置(b)に切換え、油圧シリンダ41はロッド45A
がチューブ42内から伸長,縮小するのを禁止される。
【0055】ここで、座席17のシート部19は油圧シ
リンダ41の各取付アイ42A、45C内にゴムブシュ
43,46を介することによってリンク機構31上に支
持され、該シート部19は上下方向に変位するのを禁止
された状態となる。
【0056】従って、運転室本体8が大きく振動する作
業時には、シート部19が上下方向に振動するのを、例
えば各ゴムブシュ43,46が弾性変形する範囲内に小
さく規制でき、シート部19が加振方向に大きく振動し
て操作性が悪化するのを抑えることができる。
【0057】一方、油圧ショベルを定常の速度で走行さ
せる場合には、各作業用レバー22を中立位置に戻し、
走行用レバー21を中立位置Nから回動角±αA を越え
て傾転操作させて行う。
【0058】この場合は、作業用レバーに設けられた各
レバー検出器54〜57からOR回路60に向けて
「0」信号が入力され、該OR回路60からは「0」信
号が出力される。そして、この「0」信号はNOT回路
61を介して「1」信号に変換され、AND回路62の
入力側には「1」信号が入力される。また、各走行用レ
バー検出器52のうちの少なくともいずれかからはOR
回路59に向けて「1」信号が入力されるから、該OR
回路59からAND回路62の入力側には「1」信号が
入力される。
【0059】この結果、AND回路62は2つの入力信
号が共に「1」であるから、弁駆動装置50に向けて通
電信号を出力し、該弁駆動装置50は電磁切換弁49を
連通位置(a)に切換える。これにより、油圧ショベル
が定常の走行状態となったときには、油圧シリンダ41
はボトム側油室Aがアキュムレータ48に連通し、ロッ
ド45Aがチューブ42から伸縮動作するのを許される
から、定常走行等のように比較的小さな振幅でシート部
19が床板10側から加振されるときには、この振動を
該油圧シリンダ41の絞り孔45Bおよびコイルばね4
0等によってソフトに吸収でき、乗り心地を向上するこ
とができる。
【0060】また、前記走行用レバー21を中立位置N
から回動角±αA の範囲内で傾転するときに、下部走行
体1は走行を開始するようになる。しかし、走行用レバ
ー21が回動角±αA の範囲内で傾転されるときには、
図5に示すようにRMM53はOR回路59に向けて
「0」信号を走行検出信号として出力する。そして、走
行用レバー21が回動角±αA を越えるまではOR回路
59からAND回路62に「0」信号が出力されるか
ら、電磁切換弁49は弁駆動装置50により遮断位置
(b)に切換えられ、油圧シリンダ41のロッド45A
はチューブ42内に固定され、座席のシート部19が走
行起動時に大きく上下振動するのを防止することができ
る。
【0061】また、走行中の油圧ショベルを停止させる
場合は、各走行用レバー21を回動角αA の位置を通っ
て中立位置Nに戻すことになるため、OR回路59から
AND回路62への信号は油圧ショベルが減速されて停
止するよりも先に「1」信号から「0」信号に変化し、
電磁切換弁49は弁駆動装置50により連通位置(a)
から遮断位置(b)に切換えられる。この結果、油圧シ
リンダ41はロッド45Aがチューブ42内に固定さ
れ、油圧ショベルが走行状態から減速して停止する間に
もシート部19が大きく変位するのを規制することがで
きる。
【0062】かくして、運転室本体8が大きく振動する
作業時、油圧ショベルの走行起動時または停止時には、
電磁切換弁49を遮断位置(b)に切換えることによっ
て、油圧シリンダ41のロッド45Aが伸縮するのを禁
止し、座席のシート部19が上下方向に振動するのを小
さく規制し、操作性を良好に保つことができる。
【0063】一方、走行用レバー21を回動角αA を越
えて傾転させ、油圧ショベルが定常の走行状態となった
ときには、油圧シリンダ41はボトム側油室Aがアキュ
ムレータ48に連通し、ロッド45Aがチューブ42か
ら伸縮するようになるから、旋回フレーム4からシート
部19に伝わる振動を該油圧シリンダ41の絞り孔45
Bおよびコイルばね40によってソフトに吸収でき、座
席の乗り心地を向上することができる。
【0064】そして、X型リンク機構をなすリンク機構
31、コイルばね40および油圧シリンダ41等を介し
て床板10上にシート部19を支持する構成としたの
で、油圧シリンダ41のボトム側油室Aをアキュムレー
タ48に対して連通させるときには、運転室本体8の上
下方向の振動を小さなばね定数をもったコイルばね40
によって小さなばね定数をもって緩衝でき、座席の固有
振動数を確実に小さくしてシート部19に伝わる上下方
向の振動を効果的に減衰できる。
【0065】一方、油圧シリンダ41のボトム側油室A
をアキュムレータ48に対して遮断するときには、シー
ト部19の変位を規制し、各ゴムブシュ43,46等に
よってシート部19を弾性的に支持して操作性を良好に
保つことができる。
【0066】次に、図8および図9は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、切換弁を切換制御する
ためのプログラムをコントローラの記憶回路に格納し、
切換弁の切換制御処理を行うようにしたことにある。な
お、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0067】図中、71,71は走行・停止状態検出器
としての走行用レバー検出器を示し、該各走行用レバー
検出器71は前記走行用レバー21に設けられ、該走行
用レバー21の回動角αを検出し、検出信号を後述のコ
ントローラ76に向けて出力する。
【0068】72〜75は作業・停止状態検出器を構成
するレバー検出器を示し、72はブーム用レバー検出
器、73はアーム用レバー検出器、74はバケット用レ
バー検出器、75は旋回用レバー検出器を示している。
そして、該各レバー検出器72〜75は運転室本体8に
配設されたそれぞれの作業用レバー22の回動角から各
作業用レバー22の操作の有無を検出する。そして、各
レバー検出器71〜75は全体として運転状態検出手段
を構成し、該各レバー検出器71〜75は後述するコン
トローラ76に接続され、該コントローラ76に各レバ
ーの操作位置に対応した信号を出力する。
【0069】76はマイクロコンピュータ等からなる制
御手段としてのコントローラを示し、該コントローラ7
6は図8に示すように入力側が前記各レバー検出器71
〜75に接続され、出力側が弁駆動装置50に接続され
ている。そして、該コントローラ76はその記憶回路内
に図9に示すプログラム等を格納し、弁駆動装置50の
制御処理等を行う。また、該コントローラ76の記憶回
路にはその記憶エリア76A内に走行用レバー21の操
作量に対する不感帯としての許容値αB 等が格納されて
いる。
【0070】ここで、この許容値αB は前記第1の実施
例で述べた走行用レバー21の回動角±αA に対応した
値として設定され、走行用レバー21の回動角αが許容
値αB より小さいときには、下部走行体1を停止させる
ときか、走行起動させるときであることを判定できるよ
うにしている。
【0071】本実施例は以上に述べた構成を有するもの
で、次にコントローラ76による弁駆動装置50の制御
処理について説明する。
【0072】まず、処理動作がスタートすると、ステッ
プ1で走行用レバー検出器71から走行用レバー21の
操作量として回動角αを読込み、ステップ2ではこの回
動角αが前記許容値αB よりも大きいか否かを判定し、
「YES」と判定したときには下部走行体1が走行状態
にあると判定できるから、ステップ3に移行して弁駆動
装置50に電磁切換弁49を連通位置(a)に切換える
指令信号を出力し、ステップ4に移行してリターンす
る。
【0073】一方、ステップ2で「NO」と判定したと
きには、回動角αが許容値αB 以下となり、下部走行体
1を停止させるとき(または走行起動させるとき)であ
ると判定できるから、ステップ5に移行して走行用レバ
ー21の回動角αが零(α=0)であるか否かを判定
し、「YES」と判定したときには下部走行体1が停止
しているのでステップ6に移行し、作業用レバー22が
操作されているか否かを判定する。
【0074】そして、ステップ6で「YES」と判定し
た場合には下部走行体1が停止状態で、作業装置23を
作動させて掘削等の作業を行っていると判定できるか
ら、ステップ7に移行して弁駆動装置50に電磁切換弁
49を遮断位置(b)に切換えるように指令信号を出力
し、ステップ4に移行してリターンする。
【0075】また、ステップ5で「NO」と判定した場
合は、走行用レバー21が許容値αB 内で操作され、下
部走行体1を停止させようとしているときか、または走
行起動させているときであると判定できるから、ステッ
プ7へ移行して電磁切換弁49を遮断位置(b)に切換
えるようにする。
【0076】さらに、ステップ6で「NO」と判定した
場合には、下部走行体1が停止状態で、作業装置23等
も作動していない状態であるから、運転室本体8に作用
する振動要因はなく、そのままの状態でステップ4に移
行してリターンする。
【0077】以上の如く構成される本実施例によって
も、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を奏するも
のの、特に本実施例では、コントローラ76に内蔵され
るプログラム中の許容値αB の値等を修正することによ
り、電磁切換弁49の連通位置(a),遮断位置(b)
の切換特性を容易に変更することができる。
【0078】なお、前記各実施例では、油圧シリンダ4
1のピストン45に減衰力発生機構としての絞り孔45
Bを設けた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限るものではなく、例えば図10に示す変形例の如
く、油圧シリンダ41′をチューブ42およびロッド4
5A′、取付アイ45B′を有するピストン45′等か
ら構成し、チューブ42のボトム側油室Aをアキュムレ
ータ48に接続する油通路81の途中に減衰力発生機構
としての絞り通路82を設けるようにしてもよい。
【0079】また、電磁切換弁49として連通位置
(a)と遮断位置(b)とに切換える切換弁を用いるも
のとして説明したが、本発明はこれに限るものではな
く、例えば、連通位置と遮断位置との間に絞り領域を有
する電磁切換弁を用いてもよく、また、油圧パイロット
式の切換弁を用いてもよい。
【0080】さらに、前記各実施例では、油圧ショベル
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例え
ば運転室を備えたホイール式油圧ショベルや油圧クレー
ン等の作業機にも適用できる。
【0081】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、運
転室の床板と座席との間に、該床板上で座席を上,下に
移動可能に支持するリンク機構と、前記座席を常時上向
きに付勢したばねと、ロッドが伸縮することにより前記
座席が上,下に移動するのを許す油圧シリンダとを設
け、該油圧シリンダにはロッドが伸縮するときに減衰力
を発生させる減衰力発生機構を設けると共に、前記油圧
シリンダの油室とアキュムレータとの間には油室をアキ
ュムレータに対して連通、遮断する切換弁を設け、作業
機の運転状態を検出する運転状態検出手段からの信号に
基づき制御手段によって切換弁を切換える構成としたか
ら、作業機の走行起動時、走行停止時、作業時等、床板
上の座席に大きな振幅の振動が加えられる場合には、運
転状態検出手段からの信号に基づいて油圧シリンダの油
室をアキュムレータから遮断し、油圧シリンダの伸縮を
禁止させ、床板上の座席の動きを規制することにより、
座席が加振方向に大な振幅をもって変位することによる
操作性の悪化を低減し、作業能率と安全性を向上するこ
とができる。また、作業機が定常の走行状態となったと
きには油圧シリンダの油室をアキュムレータに連通さ
せ、油圧シリンダの伸縮を許すことにより、ばねおよび
リンク機構によって座席を床板上にソフトに支持するこ
とができ、乗り心地を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による座席、床板、リン
ク機構、油圧シリンダを示す説明図である。
【図2】図1中のリンク機構、コイルばねおよび油圧シ
リンダを拡大して示す一部破断の外観図である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向断面図である。
【図4】油圧シリンダ、電磁切換弁、コントローラ等を
示す油圧回路図である。
【図5】各レバー検出器、コントローラ、弁駆動装置を
示す制御ブロック図である。
【図6】走行用レバー、走行用レバー検出器を示す説明
図である。
【図7】走行用レバー検出器の出力特性を示す特性線図
である。
【図8】本発明の第2の実施例による各レバー検出器、
コントローラ、弁駆動装置を示す制御ブロック図であ
る。
【図9】コントローラによる弁駆動装置の制御処理を示
す流れ図である。
【図10】本発明の変形例による油圧シリンダ、電磁切
換弁、コントローラ等を示す油圧回路図である。
【図11】従来技術による油圧ショベルを示す全体図で
ある。
【図12】図11中の旋回フレームと運転室本体等を拡
大して示す一部破断の外観図である。
【図13】図12中に示す下部緩衝支持体等の拡大断面
図である。
【図14】運転室本体内の座席、走行用レバー、作業用
レバー等を示す説明図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 3 上部旋回体(作業機本体) 4 旋回フレーム(フレーム) 6 運転室 8 運転室本体 10 床板 21 走行用レバー 22 作業用レバー 31 リンク機構 34,35 リンク部材 40 コイルばね 43,46 ゴムブシュ 41,41′ 油圧シリンダ 42 チューブ 45,45′ ピストン 45A,45A′ ロッド 45B 絞り孔(減衰力発生機構) 48 アキュムレータ 49 電磁切換弁(切換弁) 52,71 走行用レバー検出器(走行・停止状態検出
器) 54,75 旋回用レバー検出器(作業・停止状態検出
器) 55,72 ブーム用レバー検出器(作業・停止状態検
出器) 56,73 アーム用レバー検出器(作業・停止状態検
出器) 57,74 バケット用レバー検出器(作業・停止状態
検出器) 58,76 コントローラ(制御手段) 82 絞り通路(減衰力発生機構) A ボトム側油室(油室) B ロッド側油室(油室)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 善二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 多原 晃司 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (72)発明者 福佐 文男 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 実開 昭61−38231(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機本体のフレームと、該フレーム上
    に配設され、下面側に床板が設けられた箱形状の運転室
    と、該運転室内に位置して該運転室の床板上に設けられ
    た座席と、該座席と運転室の床板との間に設けられ、該
    床板上で座席を上,下に移動可能に支持するリンク機構
    と、前記座席と床板との間に設けられ、前記座席を常時
    上向きに付勢したばねと、前記座席と床板の間に設けら
    れ、ロッドが伸縮することにより前記座席が上,下に移
    動するのを許す油圧シリンダと、該油圧シリンダのロッ
    ドが伸縮するときに、該油圧シリンダの各油室間を流通
    する圧油に減衰力を発生させる減衰力発生機構と、前記
    油圧シリンダの各油室のうち、少なくとも一方の油室に
    圧油を給排するアキュムレータと、該アキュムレータと
    油圧シリンダの油室との間に設けられ、該油室をアキュ
    ムレータに対して連通、遮断する切換弁と、作業機の運
    転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出
    手段からの信号に基づき前記切換弁を切換制御する制御
    手段とから構成してなる運転室付き作業機。
  2. 【請求項2】 前記リンク機構は一対のリンク部材を回
    動可能に連結することによりX型リンクとして形成し、
    前記各リンク部材は長さ方向両端側が互いに接近または
    離間することにより、前記座席が上,下に移動するのを
    許す構成としてなる請求項1に記載の運転室付き作業
    機。
  3. 【請求項3】 前記運転状態検出手段は、前記運転室内
    に設けられる走行用レバーの操作位置から作業機の走
    行,停止状態を検出する走行・停止状態検出器と、前記
    運転室内に設けられる作業用レバーの操作位置から作業
    機の作業,停止状態を検出する作業・停止状態検出器と
    から構成してなる請求項1または2に記載の運転室付き
    作業機。
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