JPH10278554A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10278554A
JPH10278554A JP9252497A JP9252497A JPH10278554A JP H10278554 A JPH10278554 A JP H10278554A JP 9252497 A JP9252497 A JP 9252497A JP 9252497 A JP9252497 A JP 9252497A JP H10278554 A JPH10278554 A JP H10278554A
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damper
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Yukio Egawa
幸雄 江川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吹出しモードの変更に拘わらず、吹出し口か
ら常に適切な温度の空調風が吹き出されるようにする。 【解決手段】 環境条件及び設定条件に基いた目標吹出
し温度から、ヒータコアを通過する温風と、ヒータコア
をバイパスする冷風の混合比である目標混合比を演算す
ると共に、モード切換えダンパの開度から風量比を演算
する(ステップ100〜108)。この目標混合比と風
量比に基いてエアミックスダンパの開度を設定すると、
この設定した開度に基いてエアミックスダンパを制御す
る(ステップ110、112)。これによって、常に目
標吹出し温度の空調風が車室内へ吹き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境条件及び運転
条件に応じて選択された複数の吹出し口から空調風を吹
出して車室内を空調する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置(以下「エアコン」と言
う)では、冷凍サイクルによって循環される冷媒によっ
て、エバポレータを通過する空気を冷却している。ま
た、エアコンでは、ヒータコアを通過させることによ
り、車室内へ吹出す空気を加熱して、車室内の暖房を行
うようになっている。
【0003】一般に、エアコンは、エアミックス方式が
用いられており、冷却された空気の一部をエアミックス
ダンパによってヒータコアへ供給すると共に、エアミッ
クスダンパによってヒータコアをバイパスさせた空気
(ヒータコアを通過させずにエバポレータによって冷却
されたままの空気)を、ヒータコアによって加熱された
空気と混合して車室内へ吹出すようになっている。
【0004】このエアミックスダンパの開度は、温風と
冷風の混合比に応じて決定される。このとき、図8の実
線に示されるように、エアミックスダンパの開度は、略
一定の比率で混合比の変化に応じて変化するように一本
の特性線に基づいて設定される。
【0005】例えば、クラウンハードトップ新型車解説
書(1995年8月発刊)に開示されるように、エアコ
ンは、エアミックスダンパの開度によって車室内へ吹出
す空気の温度(吹出し温度)を制御して、車室内を設定
温度又は目標温度とするように制御される。
【0006】このときのエアミックスダンパの開度の決
めかたは、先ず、車室内を設定温度又は目標温度とする
ための必要吹出し温度、エバポレータ後温度及びエンジ
ン冷却水温度による補正を加えることにより、仮のダン
パ開度を算出する。このときの仮のダンパ開度は、目標
吹出し温度とするために必要な混合比に相当する。
【0007】次に、予め設定している1本の線図に基い
て仮のダンパ開度から目標ダンパ開度を決定している。
【0008】ところで、車両に設けられるエアコンに
は、主に足元に温風を吹出すHEAT吹出し口や、主に
乗員の上半身へ向けて比較的低い温度の空気を吹出すV
ENT吹出し口などの複数の吹出し口が設けられてお
り、混合された空気は、モード切換えダンパによって開
口された吹出し口から車室内へ吹き出される。
【0009】図6(A)乃至図6(D)に示されるよう
に、エアミックスダンパ38の開度が同じであっても、
吹出し口72と吹出し口76を切り換えるモード切換え
ダンパ44の開度によって、ヒータコア40を通過した
温風や、ヒータコア40をバイパスした冷風の流れが、
ヒータコア40の後方で大きく変わる。このとき、大き
く曲げられる方の流れの抵抗が大きくなるために風量が
減少し、温風と冷風の比率が変わってしまう。
【0010】したがって、エアミックスダンパ38の開
度が同じであっても、モード切換えダンパ44の開度に
よって混合比が異なってしまう。
【0011】このため、図8ないし図9に示されるよう
な1本の線図に基いて仮のダンパ開度(混合比)からエ
アミックスダンパ38の開度を一義的に決まるようにエ
アミックスダンパ38の開度を制御したのでは、モード
切換えダンパ44の開度によって、ヒータコア40を通
過する空気の量とバイパスする空気に影響を及ぼしてし
まう。これによって、ヒータコア40を通過した空気と
バイパスした空気が所望の混合比とならず、目標吹出し
温度からずれた温度の空気が車室内へ吹出され、車室内
の温度が設定温度又は目標温度から離れてしまい、乗員
に不快感を生じさせてしまうことがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、モード切換えダンパの開度に
かかわらず、適切な温度の吹出し風を車室内へ吹出すこ
とができる車両用空調装置を提案することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
エバポレータを通過した空気をエアミックスダンパによ
ってヒータコアを通過する第1の通路と、該ヒータコア
をバイパスする第2の通路に分割した後、第1の通路と
第2の通路を通過した空気を混合させた空調風を、それ
ぞれがモード切換えダンパによって開度が設定される主
として乗員の上半身へ向けて吹出す第1の吹出し口ない
し主として乗員の足元へ向けて吹出す第2の吹出し口か
ら吹出して車室内を空調する車両用空調装置において、
環境条件及び設定条件によって定まる目標吹出し温度と
するために必要な第1の通路を通過する空気量と第2の
通路を通過する空気量の比である目標混合比を演算する
目標混合比演算手段と、前記目標混合比と前記モード切
換えダンパの開度に応じて予め設定した特性に基いて前
記エアミックスダンパの開度を設定する開度設定手段
と、前記設定された開度に基いて前記エアミックスダン
パの開度を制御する制御手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0014】この発明によれば、目標吹出し温度とする
ために必要な目標混合比と、第1及び第2の吹出し口を
切換えるモード切換えダンパの開度に基いてエアミック
スダンパの開度を設定する。このとき、モード切換えダ
ンパの開度によって第1及び第2の通路の通風抵抗が変
化するので、この通風抵抗の変化を踏まえてエアミック
スダンパの開度を設定する。
【0015】これによって、車室内へ吹出す空調風が目
標吹出し温度とするための適切な混合比となるようにエ
アミックスダンパを制御することができる。
【0016】すなわち、図1に示されるように、本発明
は、ステップ100で環境条件を検出すると共に、ステ
ップ102で設定条件を検出する。目標吹出し温度は、
ステップ104で、環境条件及び設定条件に基いて演算
され、ステップ106では、この目標吹出し温度を得る
ために必要な目標混合比を求める。
【0017】一方、モード切換えダンパの開度は、ステ
ップ108において設定される。このモード切換えダン
パの開度は、自動モードのときには演算した目標吹出し
温度に基いて演算ないし設定され、また、手動モード
(マニュアルモード)の場合には操作パネル上の操作状
態に基いて設定される。
【0018】ステップ110では、目標吹出し温度とす
るために目標混合比と、モード切換えダンパの開度に基
いてエアミックスダンパの開度を設定し、このように設
定された開度に基いてエアミックスダンパの制御を行う
(ステップ112)。
【0019】第1の通路と第2の通路の通風抵抗は、モ
ード切換えダンパの開度に応じて変化するので、目標混
合比のみならず、目標混合比とモード切換えダンパの開
度に基いてエアミックスダンパの開度を制御することに
より、車室内へ吹き出される空調風が目標吹出し温度と
なるように適切にエアミックスダンパを制御することが
できる。
【0020】請求項2に係る発明は、前記モード切換え
ダンパの開度から前記第1の吹出し口と前記第2の吹出
し口から吹き出される風量比を設定する風量比設定手段
をさらに含み、前記開度設定手段が、前記目標混合比演
算手段によって演算された目標混合比と前記風量比設定
手段によって設定された風量比に基いて前記エアミック
スダンパの開度を設定することを特徴とする。
【0021】第1及び第2の吹出し口から吹き出される
風量比は、モード切換えダンパの開度に応じて変化す
る。このため、目標混合比と風量比から適切なエアミッ
クスダンパの開度を設定することができる。
【0022】図6(A)に示されるように、第1の吹出
し口である吹出し口72を開放し、第2の吹出し口であ
る吹出し口76を閉じた場合、第2の通路を通過する空
気の量に対して第1の通路を通過する空気の量が少なく
なる。この場合、目標混合比を全風量に対する第1の通
路を通過する風量とすると、図7(A)に示されるよう
に、エアミックスダンパの開度に応じた混合比は、下方
へ凸となる線図に基いて求めることができる。
【0023】すなわち、第1の通路を通過する風量が相
対的に減少するので、第1の通路を通過する風量が増加
するようにエアミックスダンパ38の開度を大きくする
ことにより目標吹出し温度とするための適切な混合比が
得られる。
【0024】図6(B)に示されるように、吹出し口7
2を閉じて吹出し口76を開放した場合、第1の通路を
通過する空気の量が多くなる。また、図6(C)に示さ
れるように、吹出し口72、76のそれぞれから吹き出
される風量が同じとなるように、モード切換えダンパ4
4の開度が設定されているときには、第1及び第2の通
路を通過する風量も略等しくなる。
【0025】したがって、吹出し口76が開放され吹出
し口72が閉じられたときには、図7(B)に示される
ように、上方へ凸となる線図に基いて、エアミックスダ
ンパ38の開度を設定することにより、適切な混合比と
するためのエアミックスダンパ38の開度が得られる。
また、吹出し口72、76が略等しく開かれたときに
は、図7(C)に示されるように、エアミックスダンパ
38の開度を混合比に略比例させて設定することができ
る。
【0026】ここから、例えば吹出し口72の開度が狭
く、吹出し口76の開度が広いときには(図6(D)参
照)、図7(D)に示されるように、吹出し口72、7
6から吹き出される風量比に応じて上方へ凸となる線図
に基いてエアミックスダンパ38の開度を制御すればよ
い。また、吹出し口76の開度が狭く、吹出し口72の
開度が広いときには、風量比に応じて逆に下方へ凸とな
る線図に基いてエアミックスダンパ38の開度を制御す
ればよい。
【0027】このようなエアミックスダンパの開度に対
する混合比の特性を示す線図は、モード切換えダンパの
開度に応じて実験等によって求めることができるので、
このようにして求めたモード切換えダンパの開度をパラ
メータとしてエアミックスダンパの開度に対する混合比
の特性を記憶させておくことにより、モード切換えダン
パの開度と目標混合比から適切なエアミックスダンパの
開度が得られる。
【0028】請求項3に記載の発明は、前記開度設定手
段が、予め設定されている演算式に基いて前記目標混合
比及び前記風量比に基づいて前記エアミックスダンパの
開度を演算する演算手段を、含むことを特徴とする。
【0029】この発明によれば、エアミックスダンパの
開度が風量比と混合比の関数となる演算式を予め求めて
記憶させる。
【0030】
【発明の実施の形態】図2には、本実施の形態に適用し
た車両用空調装置(以下「エアコン10」と言う)を示
している。このエアコン10は、コンプレッサ12、コ
ンデンサ14、エキスパンションバルブ16及びエバポ
レータ18を含む冷媒の循環路によって冷凍サイクルが
構成されている。
【0031】エバポレータ18は、圧縮されて液化して
いる冷媒が気化することにより、このエバポレータ18
を通過する空気(以下「エバポレータ後の空気」と言
う)を冷却する。
【0032】エバポレータ18の上流側に設けられてい
るエキスパンションバルブ16は、液化している冷媒を
急激に減圧することにより、霧状にしてエバポレータ1
8へ供給するようになっており、これによって、エバポ
レータ18での冷媒の気化効率を向上させている。
【0033】エバポレータ18は、両端が開口された空
調ダクト22内に設けられており、空調ダクト22の一
方の開口端には、空気取入口24、26が形成されてい
る。空気取入口24は車両外部と連通し、空調ダクト2
2内に外気を導入可能となっている。また、空気取入口
26は、 車室内と連通しており車室内の空気(内気)を
空調ダクト22内に導入可能となっている。
【0034】この空調ダクト22は、車両の図示しない
インストルメントパネル内に設けられており、空調ダク
ト22の他方の開口端には、車室内へ向けて開口された
空気吹出し口が形成されている。本実施の形態に適用し
たエアコン10には、3系統に大別される吹出し口70
が形成されている。
【0035】吹出し口70の1系統は、主に乗員の上半
身へ向けて空気を吹出すVENT吹出し口72となって
おり、空調ダクト22から延設されたダクト74Aに設
けられたセンタレジスタ72A及びダクト74B、74
Cに設けられたサイドレジスタ72B、72Cによって
構成されている。また、他の吹出し口70の1系統は、
主に乗員の足元へ向けて空気を吹出すHEAT吹出し口
76となっており、足元吹出し口76A及び後部座席の
足元へ向けて延設されたダクト78に設けられているリ
アヒータダクト吹出し口76Bによって構成されてい
る。なお、残りの1系統の吹出し口70は、ウインドシ
ールドガラスへ向けて空気を吹出すデフロスタ吹出し口
80(センタデフロスタ80A及びサイドデフロスタ8
0B、80C)となっている。
【0036】空調ダクト22内には、エバポレータ18
と空気取入口24、26との間にブロワファン30が設
けられており、空気取入口24、 26の近傍には、切替
えダンパ32が設けられている。切替えダンパ32は、
アクチュエータ34の作動によって、空気取入口24、
26の開閉を行う。
【0037】ブロワファン30は、ブロワモータ36の
駆動によって回転して、 空気取入口24ないし空気取入
口26から空調ダクト22内に吸引し、吸引した空気を
エバポレータ18へ向けて送出する。このとき、切替え
ダンパ32が空気取入口24を閉止した状態では、内気
が空調ダクト22内に導入される内気循環モードとな
り、切替えダンパ32が空気取入口26を閉止した状態
では、外気が空調ダクト22内に導入される外気導入モ
ードとなる。
【0038】ブロワファン30によって吸引された空気
は、全量が空調ダクト22内を吹出し口70へ向けて送
られる。
【0039】エバポレータ18の下流側には、エアミッ
クスダンパ38とヒータコア40が設けられている。ヒ
ータコア40は、例えば車両のエンジンの冷却水が循環
されるようになっており、この冷却水によって通過する
空気を加熱するようになっている。
【0040】エアミックスダンパ38は、エアミックス
ダンパアクチュエータ(以下「アクチュエータ42」と
言う)の駆動によって回動して、ヒータコア40を通過
する第1の通路82及びヒータコア40をバイパスする
第2の通路84の開口を開閉するようになっている。
【0041】エバポレータを通過した空気は、エアミッ
クスダンパ38の開度(例えばヒータコア40側の第1
の通路82への開度S)に応じてヒータコア40へ送ら
れる空気とヒータコア40をバイパスする空気とに分け
られる。ヒータコア40を通過した空気とヒータコア4
0をバイパスした空気は、吹出し口70の近傍で混合さ
れるようになっている。すなわち、エアミックスダンパ
38の開度Sに応じてヒータコア40を通過して加熱さ
れた空気とヒータコア40を通過しない冷却されたまま
の空気が混合されて、吹出し口70から車室内へ吹き出
される空気の温度(吹出し風温度)が定まる。
【0042】一方、空調ダクト22内には、吹出し口7
0の近傍にモード切換えダンパ44が設けられている。
エアコン10では、モード切換えダンパ44によって、
VENT吹出し口72、HEAT吹出し口76及びデフ
ロスタ吹出し口80を開閉することにより、 温調した空
気を所望の位置から車室内へ吹出すことができる。この
モード切替えダンパ44は、モード切換えダンパアクチ
ュエータ(以下「アクチュエータ46」と言う)によっ
て駆動される。
【0043】なお、モード切換えダンパ44は、HEA
T吹出し口76を開閉するダンパ44AとVENT吹出
し口72を開閉するダンパ44Bが設けられているが、
アクチュエータ46は、ダンパ44A、44Bを一体
で、かつ、段階的に開度変化させるように制御してい
る。また、アクチュエータ42、46は、サーボモータ
等の従来公知の任意の駆動手段を用いることができる。
【0044】エアコン10には、マイクロコンピュータ
を備えた制御装置(以下「エアコンECU50」と言
う)が設けられている。このエアコンECU50に、切
替えダンパ32、エアミックスダンパ38及びモード切
換えダンパ44を操作するアクチュエータ34、42、
46がそれぞれ接続され、また、前記したブロワモータ
36がコントローラ52を介して接続されている。
【0045】エアコン10には、図示しないインストル
メントパネルに設けられている操作パネル54が設けら
れており、この操作パネル54がエアコンECU50に
接続されている。この操作パネル54では、乗員がエア
コン10の運転条件の設定操作ができるようになってい
る。すなわち、操作パネル54のスイッチ操作によっ
て、運転モード(吹出し口の選択)を含む室内の空調温
度の設定と共に、内気循環モードか外気導入モードかの
設定、自動モードか手動モードを含む吹出し口70及び
吹出し口70から吹き出される風量の設定が行われる。
エアコンECU50は、操作パネル54の操作によって
乗員が設定した設定条件(空調条件)に基づいてエアコ
ン10を動作させるようになっている。
【0046】エアコン10には、 エバポレータ後の空気
の温度(以下「エバポレータ後温度」と言う)を検出す
るエバポレータ後温度センサ56と共に、環境条件検出
手段として、車外の外気温度を検出する外気温度センサ
58、車室内の温度を検出する車室温度センサ60及び
日射センサ62等が設けられており、これらがエアコン
ECU50にそれぞれ接続されている。エアコンECU
50は、これらのセンサからの信号によって車室温度、
外気温度、 日射量等の環境条件に加えてエバポレータ後
温度等のエアコン10の運転状態を検出できるようにな
っている。
【0047】エアコンECU50は、操作パネル54で
設定された運転条件に基づいて、ブロワファン30、切
替えダンパ32、エアミックスダンパ38及びモード切
換えダンパ44を制御し、環境条件によって定まる冷房
負荷(空調負荷)から目標吹出し温度を決定し、この決
定結果に基づいて運転することにより車室内を所望の空
調状態に維持するようにしている。
【0048】一方、エアコン10は、モード切換えダン
パ44及びブロワファン30の動作、すなわち、吹出し
口と風量を操作パネル54によって選択する手動モード
と、目標吹出し温度に基づいてモード切換えダンパ44
及びブロワファン30を制御する自動モードでの運転が
可能となっている。
【0049】吹出し口70の選択は、主にVENT吹出
し口72から空気を吹出すVENTモード、主にHEA
T吹出し口76から空気を吹出すHEATモード及び、
VENT吹出し口72とHEAT吹出し口76とに分割
して空気を吹出すBi- LEVELモードが選択され
る。
【0050】また、自動モードに設定されているときに
は、空調負荷に応じてブロワファン30による風量が設
定されると共に、VENTモード、HEATモード、B
i-LEVELモードの何れかに設定される。Bi- L
EVELモードに設定されているときには、VENT吹
出し口72とHEAT吹出し口76から吹き出される風
量の比率が、モード切換えダンパ44の開度によって設
定される。また、モード切換えダンパ44の開度は、空
調負荷に応じて段階的に変わるようになっている。
【0051】自動モードの場合、エアコンECU50
は、環境条件と設定条件等から目標吹出し温度を演算
し、この演算結果に基いてブロワ風量、モード切換えダ
ンパ44の開度及びエアミックスダンパ38の開度を制
御する。
【0052】このとき、冷房負荷が大きいとき、すなわ
ち目標吹出し温度が低いときに、HEAT吹出し口76
を閉じて、VENT吹出し口74を開くVENTモード
となり、暖房負荷が大きい時、すなわち目標吹出し温度
が高いときにVENT吹出し口74を閉じてHEAT吹
出し口76を開くHEATモードとなる。
【0053】また、エアコンECU50は、目標吹出し
温度の変化に伴い、VENT吹出し口74とHEAT吹
出し口76の開度を段階的に変化させるBi−LEVE
Lモードとなる。
【0054】図3に示されるように、Bi- LEVEL
モードでは、目標吹出し温度TAOが下がると、HEAT
吹出し口76の開度を小さくすると共にVENT吹出し
口72の開度を大きくするようにモード切換えダンパ4
4を制御し、目標吹出し温度TAOが上昇すると、HEA
T吹出し口76の開度を大きくすると共にVENT吹出
し口72の開度を小さくするようにモード切換えダンパ
44を制御する。
【0055】ところで、車室内への空気の吹出しを(V
ENTモード)−(Bi−LEVELモード)−(HE
ATモード)と変化させることにより、VENT吹出し
口72とHEAT吹出し76とから吹き出される風量比
が変化する。すなわち、風量比rv は、HEAT吹出し
口76からの風量HV とVENT吹出し口72からの風
量VV から、 rv =HV /(VV +HV ) ・・・(1) と表される。HEATモードでは、風量VV が「0」と
なるために風量比rv=1となり、VENTモードで
は、風量HV が「0」となるために風量比rv =0とな
る。
【0056】すなわち、図3(A)に示されるように、
目標吹出し温度TAOに基いてモード切換えダンパ44の
開度が定まる。風量比rv は、このモード切換えダンパ
44に応じて変化するため、言い換えれば、図3(B)
に示されるように、目標吹出し温度TAOに基いて風量比
v が定まる。
【0057】エアコンECU50には、図3(A)目標
吹出し温度TAOに対するモード切換えダンパ44の開度
が設定され、、このモード切換えダンパ44の開度に対
応する風量比rV が予め試験によって求められ、図3
(B)に示される目標吹出し温度TAOに対する風量比r
v として記憶されている。これから、エアコンECU5
0では、モード切換えダンパ44の開度(アクチュエー
タ46の制御状態)から風量比rV を求めるようになっ
ている。
【0058】一方、エアコンECU50では、エアコン
10の運転が開始されると、先ず、環境条件として少な
くとも外気温度ないし車室温度を検出すると共に、操作
パネル54で設定された設定温度から、目標吹出し温度
AOを演算する。
【0059】目標吹出し温度TAOは、車室内の設定温度
SET 、車室内の温度Tr 、外気温度To 及び日射量S
Tから演算することができ、、一般的に(2)式で表さ
れる。
【0060】 TAO=k1 ・ TSET −k2 ・ Tr −k3 ・ To −k4 ・ ST+C ・・・(2) (但し、k1 、k2 、k3 、k4 、Cは予め設定されて
いる定数)すなわち、目標吹出し温度TAOは、環境条件
と設定条件に基づいて決定される。
【0061】実際の吹出し温度は、エアミックスダンパ
38によって分割されてヒータコア40を通過した空気
と、ヒータコア40をバイパスした空気を混合すること
により得られる。したがって、実際の吹出し温度は、ヒ
ータコア40を通過した空気の温度と、ヒータコア40
をバイパスした空気の温度と混合比から求めることがで
きる。このために、実際の吹出し温度が目標吹出し温度
AOにするための目標混合比を求める必要がある。
【0062】ヒータコア40をバイパスした空気の温度
は、エバポレータ18を通過した空気の温度(エバポレ
ータ後温度TE とする)であり、エバポレータ後温度セ
ンサ56によって検出することができる。また、ヒータ
コア40を通過した空気の温度をヒータコア後温度TH
とすると、目標とする混合比rM は、(3)式で表され
る。
【0063】 rM =(TAO−TE )/(TH −TE ) ・・・(3) なお、ヒータ後温度TH は、ヒータコア40に温度セン
サを設けて、ヒータコア40を通過した空気の温度を直
接検出するようにしても良いが、ヒータコア40がエン
ジンの冷却水を用いており、このエンジンの冷却水がサ
ーモスタットによって一定の温度に制御されていること
から、この冷却水温度に応じた一定値(定数)として設
定しておいても良い。また、ヒータコア後温度TH は、
エンジンの水温を検出して、この検出値から演算するこ
ともできる。この場合、エンジン水温センサの検出温度
をエンジン水温TW としたとき、(4)式となる。
【0064】 TH =A・TW +(1−A)・TE ・・・(4) (ただしAは定数) 一方、ヒータコア40を通過する空気の量とヒータコア
40をバイパスする空気の量は、モード切換えダンパ4
4の開度に影響される。すなわち、モード切換えダンパ
44の開度が変化することにより、ヒータコア40を通
過する空気の通風抵抗ないしヒータコア40をバイパス
する空気の通路抵抗が変化する。また、モード切換えダ
ンパ44の開度によって風量比rV が決定される。
【0065】したがって、同じ混合比を得るためには、
モード切換えダンパ44の開度に応じて、エアミックス
ダンパ38の開度を決定する必要がある。すなわち、実
際の吹出し温度を目標吹出し温度TAOにするためのエア
ミックスダンパ38の開度は、混合比のみならず、モー
ド切換えダンパ44の開度(風量比)に基き決定(演
算)する必要がある。
【0066】ここから、図4に示されるように、エアミ
ックスダンパ38の開度Sは、モード切換えダンパ44
の開度ないしは風量比rV をパラメータとして混合比r
M から求めることができる。すなわち、目標吹出し温度
AOを得るための適切なエアミックスダンパ38の開度
Sは、(5)式に示すように、混合比rM と風量比r V
の関数として設定することができる。
【0067】 S=f(rM 、rV ) ・・・(5) エアコンECU50には、予め実験結果等によって求め
られた例えば図4に示されるグラフから、上記演算式が
記憶されており、エアコンECU50は、実際の吹出し
温度を目標吹出し温度TAOにするエアミックスダンパ3
8の開度を、混合比rM とモード切換えダンパ44の開
度ないし風量比rV から演算できるようになっている。
【0068】次に本実施の形態の作用を図5に示される
フローチャートを参照しながら説明する。なお、このフ
ローチャートは、エアミックスダンパ44の制御の一例
を示すものであり、コンプレッサ12、ブロワファン3
0、モード切換えダンパ44の制御は、環境条件及び設
定条件等に基づいて、車室内を設定温度ないし目標温度
に維持するように目標吹出し温度TAOを演算して、車室
内を空調する従来公知の方法を適用でき、本実施の形態
では詳細な説明を省略する。また、エアコン10では、
手動モードでBi−LEVELモードに設定されている
ときには、VENT吹出し口72とHEAT吹出し口7
6から吹き出される空気の量が略同じ(風量比rV
0.5)となるように設定される。
【0069】このフローチャートは、操作パネル54の
スイッチ操作によって運転条件が設定されて、エアコン
10がオン(運転)されると実行され、エアコン10の
運転が停止するまで、所定のタイミング(インターバ
ル)で繰り返される。
【0070】このフローチャートの最初のステップ12
0では、外気温度センサ58、車室温度センサ60及び
日射センサ62等によって検出した外気温度TO 、室内
温度Tr 、日射量ST等の環境条件を読込むと共に、エ
バポレータ後温度センサ56によって検出したエバポレ
ータ後温度TE を読込む。これと共に、ステップ122
では、操作パネル54の操作によって設定されている設
定温度TSET を読込む。
【0071】次にステップ124では、読込んだ環境条
件及び設定条件から目標吹出し温度TAOを演算する。こ
の目標吹出し温度TAOは、環境条件及び設定条件に基づ
いて前記した(4)式から演算によって求めることがで
きる。
【0072】次のステップ126では、目標吹出し温度
AOとするための混合比rM を演算する。この混合比r
M は、エバポレータ後温度TE とヒータコア後温度TH
に基づいて演算でき、また、ヒータコア後温度TH は、
予め記憶されている一定値を読み出して用いることがで
きる。なお、ヒータコア後温度TH を計測又は演算する
ときには、前記したステップ120で、ヒータコア40
を通過した空気の温度を温度センサによって直接検出す
るか、また、エンジン冷却水温TW を測定し、この測定
値から演算すれば良い。
【0073】混合比rM の演算が終了すると、ステップ
128では、自動モードに設定されているか手動モード
に設定されているかを、操作パネル54の操作状態から
判断する。ここで、自動モードに設定されているとき
(ステップ128で肯定判定)には、ステップ130へ
移行して、モード切換えダンパ44の開度ないし風量比
V を演算する。
【0074】モード切換えダンパ44の開度は、目標吹
出し温度TAOから決められ、風量比rV は、モード切換
えダンパ44の開度によって定まるので、風量比rV
図3(B)と目標吹出し温度TAOから簡単に求めること
ができる。
【0075】一方、エアコン10が手動モードに設定さ
れているとき(ステップ108で否定判定)には、ステ
ップ132へ移行して、操作パネル54上でVENTモ
ード、HEATモード及びBi−LEVELモードの何
れに設定されているかを判断する。この結果HEATモ
ードに設定されているときには、ステップ134で風量
比rV が「1」(rV =1)に設定され、VENTモー
ドに設定されているときには、ステップ136で風量比
V が「0」(rV =0)に設定される。また、Bi−
LEVELモードに設定されているときには、ステップ
138で風量比rV が「0.5」(rV =0.5)に設
定され、自動モードと同様に、設定された風量比rV
応じてモード切換えダンパ44が作動される。
【0076】このようにして風量比rV を設定すると、
次のステップ140では、設定された風量比rV と先に
演算した混合比rM とに基づいてエアミックスダンパ3
8の開度Sを設定する。このエアミックスダンパ38の
開度Sは、前記した(5)式に基づいて演算することが
でき、この演算値がエアミックスダンパ38の開度Sと
して設定される。
【0077】エアミックスダンパ38の開度Sが設定さ
れると、ステップ122では、設定された開度Sに基づ
いてアクチュエータ42を制御する。これによって、エ
アミックスダンパ38が設定された開度に応じてヒータ
コア40への通路を開閉する。
【0078】このように、エアコンECU50は、エア
ミックスダンパ38の開度Sを、単に目標とする混合比
M のみによって決定するのではなく、目標吹出し温度
AOとエバポレータ後温度TE とによって定まる混合比
混合比rM と、モード切換えダンパ44の開度ないし風
量比rV に基づいて決定しているため、モード切換えダ
ンパ44の開度に拘わらず、最適な温度の空調風が吹き
出される。
【0079】従来の混合比rM のみからエアミックスダ
ンパ38の開度Sを決定するときには、1本の特性を用
いるが図8や図9に実線で示されるような特性が考えら
れる。
【0080】図8は、上記1本の特性として手動モード
によるBi−LEVEL(特定の風量比)の特性を用い
るものであり、この方法では、目標吹出し温度TAOとな
る気象条件のときに、混合比を rM =(TAO−TE )/(TH −TE ) (3) から求め、この混合比rM と図8の実線に基いてエアミ
ックスダンパの開度Sを決定する。
【0081】このとき、日射量STから日差しが強くな
るなどして、目標吹出し温度TAOが温度T1 から温度T
2 に小さくなったとき、(3)式より求める混合比rM
は、混合比rM1から混合比rM2(rM1>rM2)に変化す
る。この混合比rM2からエアミックスダンパの開度Sが
開度S1 から開度S2 に変わる
【0082】しかし、この時、目標吹出し温度TAOも温
度T2 に変わり、これによって風量比rv も風量比rv1
から風量比rv2に変わる。したがって、エアミックスダ
ンパ38の開度Sを開度S0 とする必要がある。このと
き、エアミックスダンパ38の開度Sが開度S2 となる
と、実際の混合比rM は、混合比rM3となり目標とする
混合比rM2より小さく、また、実際の吹出し温度は、目
標吹出し温度TAOである温度T2 よりも低くなってしま
う。
【0083】また、図9に示される実線に基く方法で
は、エアミックダンパ38の開度Sが大きいところで
は、風量比rv をrv =1とし、エアミックスダンパ3
8の開度Sが小さいところでは、風量比rv をrv =0
とする。また、これ以外の開度Sに設定されるときに
は、略直線で接続して、混合比rM によってエアミック
スダンパ38の開度Sが一義的に決められるようにして
いる。
【0084】したがって、目標吹出し温度TAOが、温度
1 となる気象条件で、目標とする混合比rM が、混合
比rM1であったときには、エアミックスダンパ38の開
度Sが開度S1 となる。
【0085】ここで、コンプレッサがオフするか又は可
変容量コンプレッサによりエバポレータ後温度TE が変
化して温度T4 にとなったときには、目標となる混合比
Mは、混合比rM4となり、図9からエアミックスダン
パ38の開度Sが開度S4 となる。
【0086】このとき、目標吹出し温度TAOは、温度T
1 で変わらないため、風量比rv も変わらない。このた
め、混合比rM が、混合比rM4となることにより、エア
ミックスダンパ38の開度Sが、開度S0 となる必要が
あるのに対して、実際には、エアミックスダンパ38の
開度Sが開度S4 となってしまう。これによって、実際
の混合比rM は、混合比rM5となり、実際の吹出し温度
が目標吹出し温度TAOの温度T1 よりも高くなって乗員
に不快感を与えてしまう。
【0087】これに対して、本実施の形態に適用したエ
アコン10のエアコンECU50では、混合比rM とモ
ード切換えダンパ44の開度ないし風量比rv によって
エアミックスダンパ38の開度Sを演算しているため、
実際の吹出し温度が常に目標吹出し温度TAOとなるよう
に制御できる。これによって、車室内を常に目標の温度
に保ち、車室内の乗員の快適感を損ねることがない。
【0088】なお、本実施の形態に適用したエアコン1
0は、本発明を適用する車両用空調装置の構成を限定す
るものではなく、本発明は、任意の構成の車両用空調装
置に適用することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、混合比
のみならず混合比とモード切換えダンパの開度に基いて
エアミックスダンパの開度を決定しているので、モード
切換えダンパの開度の変化にかかわらず、実際の吹出し
温度を目標吹出し温度に保つことができ、車室内へ目標
吹出し温度とずれた温度の空気が吹き出されることによ
って乗員が不快感を感じてしまうのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアミックスダンパの開度の設定
の概略を示す流れ図である。
【図2】本実施の形態に適用したエアコンを示す概略構
成図である。
【図3】(A)は目標吹出し温度に対するモード切換え
ダンパの開度の変化を示す線図、(B)は目標吹出し温
度に対する風量比の変化を示す線図である。
【図4】風量比をパラメータとした混合比に対するエア
ミックスダンパの開度を示す線図である。
【図5】エアミックスダンパの制御の一例を示すフロー
チャートである。
【図6】(A)乃至(D)のそれぞれはモード切換えダ
ンパの開度に応じた空調ダクト内の空気の流れを示す概
略図である。
【図7】(A)乃至(D)のそれぞれはモード切換えダ
ンパの開度に応じた混合比に対するエアミックスダンパ
の開度の変化を示す線図であり、(A)は図6(A)に
対応した線図、(B)は図6(B)に対応した線図、
(C)は図6(C)に対応した線図、(D)は図6
(D)に対応した線図である。
【図8】従来の混合比からエアミックスダンパの開度を
設定するための一例を示す線図である。
【図9】従来の混合比からエアミックスダンパの開度を
設定するための一例を示す線図である。
【符号の説明】
10 エアコン(車両用空調装置) 12 コンプレッサ 18 エバポレータ 22 空調ダクト 38 エアミックスダンパ 40 ヒータコア 42 アクチュエータ 44 モード切換えダンパ 46 アクチュエータ 50 エアコンECU(目標混合比演算手段、開度設
定手段、制御手段、風量比設定手段、演算手段) 72 VENT吹出し口(第1の吹出し口) 76 HEAT吹出し口(第2の吹出し口) 82 第1の通路 84 第2の通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータを通過した空気をエアミッ
    クスダンパによってヒータコアを通過する第1の通路
    と、該ヒータコアをバイパスする第2の通路に分割した
    後、第1の通路と第2の通路を通過した空気を混合させ
    た空調風を、それぞれがモード切換えダンパによって開
    度が設定される主として乗員の上半身へ向けて吹出す第
    1の吹出し口ないし主として乗員の足元へ向けて吹出す
    第2の吹出し口から吹出して車室内を空調する車両用空
    調装置において、 環境条件及び設定条件によって定まる目標吹出し温度と
    するために必要な第1の通路を通過する空気量と第2の
    通路を通過する空気量の比である目標混合比を演算する
    目標混合比演算手段と、 前記目標混合比と前記モード切換えダンパの開度に応じ
    て予め設定した特性に基いて前記エアミックスダンパの
    開度を設定する開度設定手段と、 前記設定された開度に基いて前記エアミックスダンパの
    開度を制御する制御手段と、 を含むことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記モード切換えダンパの開度から前記
    第1の吹出し口と前記第2の吹出し口から吹き出される
    風量比を設定する風量比設定手段をさらに含み、前記開
    度設定手段が、前記目標混合比演算手段によって演算さ
    れた目標混合比と前記風量比設定手段によって設定され
    た風量比に基いて前記エアミックスダンパの開度を設定
    することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記開度設定手段が、予め設定されてい
    る演算式に基づいて前記目標混合比及び前記風量比に基
    いて前記エアミックスダンパの開度を演算する演算手段
    を、含むことを特徴とする請求項2に記載の車両用空調
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN111016571A (zh) * 2019-11-29 2020-04-17 惠州市德赛西威汽车电子股份有限公司 一种基于脸部温度的车内温度及出风模式自动调节方法

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KR101511507B1 (ko) * 2008-10-20 2015-04-13 한라비스테온공조 주식회사 차량용 공조시스템의 템프도어 제어방법
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