JPH10278339A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10278339A
JPH10278339A JP8652497A JP8652497A JPH10278339A JP H10278339 A JPH10278339 A JP H10278339A JP 8652497 A JP8652497 A JP 8652497A JP 8652497 A JP8652497 A JP 8652497A JP H10278339 A JPH10278339 A JP H10278339A
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JP
Japan
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led array
led
scanning direction
image
image forming
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Application number
JP8652497A
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English (en)
Inventor
Atsushi Takehara
淳 竹原
Takehisa Maeda
雄久 前田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDアレイヘッドの各LED素子に対する
電流量を上げずに点灯時間を短くしても十分な露光エネ
ルギーを確保し、支障なく感光体の線速を上げて高速化
を図れるようにする。 【解決手段】 回転駆動される感光体1に対して、各々
多数のLED素子が主走査方向に配列されて副走査方向
に並列な状態で感光体1に対向配置された同一仕様の複
数のLEDアレイヘッド8,9を有して、これらのLE
Dアレイヘッド8,9の各LED素子を同一の画像信号
に基づいて駆動することにより一様帯電後の感光体1の
同一位置を露光して静電潜像を形成する光書込装置3を
備えることで、感光体1に対してこれらのLEDアレイ
ヘッド8,9による合成された十分な露光エネルギーを
付与するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光書込装置にLE
Dアレイヘッドを用いて、電子写真法により画像形成を
行うプリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置等の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真法により画像を形成す
る画像形成装置では、光書込装置にレーザ光源とそのレ
ーザ光を偏向走査させるポリゴンミラー等によるレーザ
走査光学系を用いるのが主流であるが、近年では、装置
全体の小型・簡易化等を図るため、光書込装置にLED
アレイヘッドを用いたLEDアレイプリンタが注目され
ている。LEDアレイヘッドは、多数のLED素子が主
走査方向に配列されたもので、各LED素子を画像信号
に基づき点灯制御することにより感光体上に対する光書
き込みが行われ、静電潜像が形成される。
【0003】このようなLEDアレイプリンタにおい
て、高速化を図るためには感光体の線速を上げることが
必要となる。感光体の線速を上げた場合に画質を落とさ
ないためには、LEDアレイヘッドに対する駆動回路側
を高速化させることも必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、LEDアレ
イヘッドに対する駆動回路の高速化は、各LED素子の
1画素当りの点灯時間(duty)をできるだけ短く抑える
ことで、1ライン当りの点灯時間を短くさせることに他
ならない。確かに、各LED素子の発光時間を短くすれ
ば、高速化が可能であるが、露光エネルギーが不足する
問題を生ずる。即ち、各LED素子の発光パワーはLE
D素子に流れる電流量で決まるため、LED素子の発光
パワーを上げたければ、電流量を上げればよいが、電流
量の上昇に伴い、発熱及びLED素子が劣化しやすくな
る別の問題を生じてしまう。
【0005】即ち、感光体の線速はLEDアレイヘッド
の主走査方向1ライン分の点灯時間と副走査方向の解像
度とに基づき決定されるが、副走査方向の解像度を一定
に保ちながら感光体線速を2倍に上げるためにはLED
アレイヘッドの主走査方向1ライン分の点灯時間は半分
にしなければならず、露光エネルギーも半分になってし
まう。この結果、感光体上の露光された部分の露光後の
電位も十分に低下せず、適正な現像ポテンシャルが得ら
れないため、安定したドットを形成することができな
い。特に2値書き込み方式のような飽和書き込みを行う
方式では十分な露光エネルギーを与えることが必要であ
り、このためには、LED素子の発光パワーを上げるか
点灯時間を長くする必要があるため、結果として、簡単
に感光体の線速を上げることはできず、高速化の妨げと
なっている。
【0006】そこで、本発明は、LEDアレイヘッドの
各LED素子に対する電流量を上げることなく点灯時間
を短くしても十分な露光エネルギーを得ることができ、
支障なく感光体の線速を上げることができ、高速化を図
れる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転駆動される感光体と、この感光体の表面を一様に帯
電する帯電装置と、各々多数のLED素子が主走査方向
に配列されて副走査方向に並列な状態で前記感光体に対
向配置された同一仕様の複数のLEDアレイヘッドを有
して、これらのLEDアレイヘッドの各LED素子を同
一の画像信号に基づいて駆動することにより一様帯電後
の前記感光体の同一位置を露光して静電潜像を形成する
光書込装置と、前記感光体に形成された静電潜像を現像
する現像装置と、前記感光体上の現像像を記録媒体に転
写する転写装置と、を備えている。
【0008】従って、LEDアレイヘッドの各LED素
子に対する電流量を上げることなく点灯時間を短くして
高速化を図った場合、露光エネルギー不足を生じ得る
が、副鵜のLEDアレイヘッドによって感光体の同一位
置を露光しているので、感光体上では合成された露光エ
ネルギーとなるので、十分な露光エネルギーによる光書
き込みとなる。この結果、LEDアレイヘッドの主走査
方向1ライン分の点灯時間の短縮に合わせて感光体の線
速を上げても何ら支障なく、安定したドットを形成して
良好なる画質の画像を形成できる。よって、高速化を図
れる。
【0009】ちなみに、感光体に対向配置させて複数の
LEDアレイヘッドを備えた画像形成装置自体は、特開
平3−221470号公報、特開平3−99862号公
報、特開平2−39171号公報等により既に知られて
いる。しかし、これらは例えば、特開平3−22147
0号公報に示されるように解像度を異ならせたLEDア
レイヘッドの並設させておき、何れかのLEDアレイヘ
ッドを選択的に使用することでドット密度の異なる書き
込み(主走査方向の解像度の変換)を可能としたもので
あり、同一仕様の複数のLEDアレイヘッドにより感光
体の同一位置を重複して露光させるという思想は全くな
いものである。
【0010】また、本発明によれば、同一仕様の複数の
LEDアレイヘッドを備えているので、仮に1つのLE
Dアレイヘッドで何らかの故障が発生して点灯しなくな
った場合でも、残りのLEDアレイヘッドにより光書き
込みを行わせることも可能となり、故障率を低減させる
こともできる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置における複数のLEDアレイヘッドが、感光
体に対する結像位置が同一位置に設定されている。従っ
て、複数のLEDアレイヘッドの結像位置が同一位置で
あるので、これらのLEDアレイヘッドを同一の画像信
号に基づいて駆動させる場合に全く同時に駆動させるこ
とができ、駆動系における画像信号の処理・制御が容易
となる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置の複数のLEDアレイヘッドが、感光体に対
する結像位置が副走査方向にずれた位置に設定されてい
る。従って、複数のLEDアレイヘッドを同一の画像信
号に基づいて駆動させる場合に副走査方向に時間的な遅
延処理を必要とするが、複数のLEDアレイヘッドを帯
電装置と現像装置との間の任意の個所に配設させること
ができ、配設個所の自由度が増す。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図7に基づいて説明する。図1は本実施の形態の
画像形成装置を示す概略構成図である。まず、矢印方向
に回転駆動されるドラム状の感光体1が設けられてい
る。この感光体1の周囲には、電子写真法によるプロセ
ス順に、帯電装置2、光書込装置3、現像装置4、転写
装置5、クリーニング装置6等が対向配置されている。
前記帯電装置2は前記感光体1の表面を所定極性の電位
により一様帯電する。前記光書込装置3は画像信号に基
づき感光体1上を露光することで静電潜像を形成する
が、その特徴的な構成・作用は後述する。前記現像装置
4は前記感光体1上に形成された静電潜像をトナーを用
いて現像し顕像化する。前記転写装置5は前記感光体1
上の現像像(トナー像)を所定タイミングで給紙される
記録媒体7上に転写する。前記クリーニング装置6は転
写工程後に前記感光体1上に残ったトナー等を除去す
る。なお、この他、転写済みの記録媒体7に対して定着
処理を施す定着装置等が適宜設けられている。
【0014】ここに、本実施の形態における前記光書込
装置3は、2つのLEDアレイヘッド8,9を並設させ
ることにより構成されている。これらの第1,2のLE
Dアレイヘッド8,9は、何れも多数のLED素子を主
走査方向に同一密度で配設させてなる同一仕様のもので
あり、これらの第1,2のLEDアレイヘッド8,9の
各LED素子を同一の画像信号に基づいて駆動すること
により一様帯電後の前記感光体1の同一位置を重複して
露光するために用いられる。これらの第1,2のLED
アレイヘッド8,9は、副走査方向に並列な状態ですぐ
近くに並設され、前記感光体1に対する結像位置Eが同
一位置となるように設定されている。
【0015】このような構成において、矢印方向に回転
駆動される感光体1表面は帯電装置2により一様帯電さ
れる。光書込装置3では2つのLEDアレイヘッド8,
9用のLED素子駆動回路10(図3参照)に対して同
一の画像信号が与えられて、これらの第1,2のLED
アレイヘッド8,9の各LED素子が選択的に点灯駆動
されることにより、結像位置Eにて第1,2のLEDア
レイヘッド8,9による露光動作が同時に重複して行わ
れる。これにより、一様帯電済みの感光体1表面に静電
潜像が形成される。ここに、感光体1の線速を上げると
ともに主走査方向1ライン分の点灯時間を短縮させるこ
とにより高速化を図った場合、1つのLEDアレイヘッ
ドを用いただけでは図2中に破線で示すように露光エネ
ルギー不足を生ずるが、本実施の形態では、2つのLE
Dアレイヘッド8,9により同一位置に重複して露光し
ているので露光エネルギーは図2中に実線で示すように
合成されて十分な露光エネルギーとなる。これにより、
支障なく高速化を図れることがわかる。特に、十分な露
光エネルギーを与えることが必要とされる2値書き込み
方式のような飽和書き込み方式において高速化を図った
場合であっても、露光部分の電位を十分に低下させて適
正な現像ポテンシャルとして、安定したドットを形成す
ることができる。
【0016】ところで、同一仕様の2つのLEDアレイ
ヘッド8,9を同一の画像信号に基づき駆動させる場
合、同じ画素の画像信号を同じ素子No.のLED素子
に割り振ることを基本とする。しかし、現実には、感光
体1に対向配置されるこれらの第1,2のLEDアレイ
ヘッド8,9は主走査方向に多少ずれており、同じ素子
No.であっても同じ位置への書き込みとならないこと
もあるので、主走査方向のずれを補正する対策が必要と
なる。このため、本実施の形態では、LED素子駆動回
路10の前段において、第2のLEDアレイヘッド9側
に対して主走査方向補正部11が介在されている。この
主走査方向補正部11は後述するようにROM12に記
憶された補正値Pを用いて主走査方向のずれを補正する
(もっとも、図3は模式的に示すブロック図であり、主
走査方向補正部11に対して現実にROM12が接続さ
れているわけではない)。
【0017】この前提として、第1,2のLEDアレイ
ヘッド8,9が実際に装着されて画像形成装置が完成し
た段階で、この画像形成装置に内蔵されているマイクロ
コンピュータにより、主走査方向のずれ補正値を検出し
てこのマイクロコンピュータ中の前記ROM12に格納
する処理が実行される。ここに、図4に示すように、第
1のLEDアレイヘッド8側の各LED素子を素子N
o.a1 ,a2 ,…,an で表し、第2のLEDアレイ
ヘッド9側の各LED素子を素子No.b1 ,b2
…,bn で表した場合の主走査方向のずれ量検出処理を
図5に示すフローチャートを参照して説明する。第1の
LEDアレイヘッド8側の対象とする素子No.を
k 、第2のLEDアレイヘッド9側の対象とする素子
No.をbm としたとき、最初は、仮に決めた10番目
を対象とするため、まず、k=m=10に設定し(ステ
ップS1)、帯電装置2を駆動させて(S2)、感光体
1表面を一様帯電する。次いで、第1,2のLEDアレ
イヘッド8,9の各々の10番目の素子a10,b10を駆
動し所定時間点灯させることにより、露光し(S3)、
ライン状の静電潜像を形成する。この後、帯電装置2を
オフさせる(S4)とともに、現像装置4をオンして現
像させ現像装置4をオフさせる(S5)。これにより、
感光体1上には図6に示すような第1のLEDアレイヘ
ッド8側のLED素子aに基づくライン像Aと、第2の
LEDアレイヘッド9側のLED素子bに基づくライン
像Bとが形成される。そこで、次のステップS6でこれ
らのライン像A,B間の線幅T1 を計測する。ここに、
線幅T1 とは図6に示すようにライン像A,Bが形成さ
れた場合のこれらのライン像A,Bの外側間となる遠い
ほうの距離であり、配置ずれがなくライン像A,Bが完
全に重なる時にはライン像幅なる最小値となる。計測
後、クリーニング装置6を作動させてライン像A,B等
をクリーニングしクリーニング装置6をオフさせる(S
7)。これらのステップS1〜S7の処理により、仮に
決めた10番目同士の素子a10,b10によるライン像
A,B間の線幅T1 が測定される。
【0018】次に、再び帯電装置2を駆動させて(S
8)、感光体1表面を一様帯電する。そして、第1のL
EDアレイヘッド8側の対象とするLED素子をずらす
ため、kの値を1だけデクリメントし(S9)、第2の
LEDアレイヘッド8,9について素子ak ,am を駆
動し所定時間点灯させることにより、露光する(S1
0)。具体的には、第1のLEDアレイヘッド8の9番
目の素子a9 と第2のLEDアレイヘッド9の10番目
の素子b10とが点灯駆動される。この後、帯電装置2を
オフさせる(S11)とともに、現像装置4をオンして
現像させ現像装置4をオフさせる(S12)。次のステ
ップS13でこれらのライン像A,B間の線幅T2 を計
測する。計測後、クリーニング装置6を作動させてライ
ン像A,B等をクリーニングしクリーニング装置6をオ
フさせる(S14)。そして、これらの線幅T1 ,T2
の大小関係を比較し(S15)、計測された線幅T2
ほうが先の線幅T1 よりも小さければ、さらに小さい線
幅となる素子No.を探すため、線幅T2 を新たな線幅
1 に置き換えて(S16)、ステップS8〜S15の
処理を同様に繰り返す。即ち、ステップS8〜S16の
処理の繰り返しにより、第2のLEDアレイヘッド9の
10番目の素子b10によるライン像Bに対して最も線幅
が小さくなるライン像Aを形成する第1のLEDアレイ
ヘッド8側の素子ak が見つけ出される。
【0019】即ち、線幅T1 ,T2 の大小関係につき、
1 ≦T2 を満たした場合には(S15のY)、第1の
LEDアレイヘッド8側の対象とする素子を見つけ出さ
れた素子ak に戻すため、kの値を1だけインクリント
する(S17)。この後、今度はLEDアレイヘッド8
側の点灯素子をこのak に固定し、第2のLEDアレイ
ヘッド9側の点灯素子を1つずつずらして、第1のLE
Dアレイヘッド8の素子ak によるライン像Aに対して
最も線幅が小さくなるライン像Bを形成する第2のLE
Dアレイヘッド9側の素子bm を見つけ出す処理を、ス
テップS18〜S25の処理によって、ステップS8〜
S16の処理の場合と同様に行う。ただし、この場合に
新たに計測される線幅はT3 とする。線幅T1 ,T3
大小関係につき、T1 ≦T3 を満たした場合には(S2
4のY)、第2のLEDアレイヘッド9側の対象とする
素子を見つけ出された素子bm に戻すため、mの値を1
だけインクリントする(S25)。これにより、線幅T
が最小となる素子ak ,bm の組合せ(ヘッドの素子ず
れ量)がわかるので、m−kにより算出されたPの値を
主走査方向ずれ量に対する補正値としてROM12に記
憶させる(S27)。これにより、主走査方向のずれ補
正値の検出処理を終える。
【0020】例えば、第1,2のLEDアレイヘッド
8,9が図6に示すような位置関係にあったとすると、
LED素子が主走査方向に2素子分ずれているので、補
正値Pは2に相当し、同一の画素に対する画像信号は素
子No.を2つずつずらして割り当てればよいことがわ
かる。例えば、第1のLEDアレイヘッド8の素子N
o.4にデータ1を与える場合、第2のLEDアレイヘ
ッド9側においては素子No.6にこのデータ1を割り
当てることにより、主走査方向にずれのない光書き込み
が可能となる。
【0021】そして、実際の画像形成時には、マイクロ
コンピュータの制御によって、図7のフローチャートに
示すように、ROM12中から補正値Pが読み出され
(S31)、この補正値Pが主走査方向補正部11にセ
ットされることにより第2のLEDアレイヘッド9側に
対する画像信号の主走査方向の位置補正(開始位置の補
正)がなされる(S32)。具体的には、LED素子単
位の遅延回路等を用いて、第2のLEDアレイヘッド9
側に与える画像信号の素子No.を補正値P分だけ遅ら
せることにより、2つのLEDアレイヘッド8,9によ
る同一画素の書き込み位置が一致するように補正され
る。この後は、通常通り、帯電(S33)、露光(S3
4)、現像(S35)の各工程を順次実行させることに
より画像が形成される。
【0022】本発明の第二の実施の形態を図8ないし図
11に基づいて説明する。図1ないし図7で示した部分
と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する。
本実施の形態でも、光書込装置3が2つのLEDアレイ
ヘッド8,9により構成されているが、これらの第1,
2のLEDアレイヘッド8,9は、感光体1に対する結
像位置がE1 ,E2 で示すように副走査方向にずれた位
置となるように設定されている。このような第1,2の
LEDアレイヘッド8,9も同一の画像信号に基づいて
駆動させて感光体1上の同一位置を露光させるが、結像
位置がE1 ,E2 として副走査方向にずれているので、
第2のLEDアレイヘッド9側の書き込みについてはE
1 ,E2 間分の副走査方向の遅延処理を必要とする。
【0023】このため、本実施の形態では、図9に示す
ように、LED素子駆動回路10の前段側において、第
2のLEDアレイヘッド9側に対して副走査方向の補正
手段が介在されている。この補正手段は、マイクロコン
ピュータ中のRAM13に格納されたライン数Lなる補
正値が設定される副走査方向補正部14と、入力される
画像信号を数ライン分に渡って順次記憶し前記副走査方
向補正部14により許容された時点でこれらの画像信号
を各ライン毎に順次LED素子駆動回路10側に出力す
るメモリ15と、画像信号の入力に同期してそのライン
数を計数して前記副走査方向補正部14を制御するライ
ンカウンタ16とにより構成されている。なお、この図
9も模式的に示すブロック図であり、副走査方向補正部
14に対して現実にRAM13が接続されているわけで
はない。
【0024】このような副走査方向の補正処理を行う前
提として、画像形成装置では適宜時点で、マイクロコン
ピュータにより、副走査方向のずれに相当するライン数
Lを検出し、前記RAM13に格納する処理が実行され
る。この検出・格納処理を図10に示すフローチャート
を参照して説明する。まず、帯電装置2を駆動させて
(S41)、感光体1表面を一様帯電する。次いで、第
1,2のLEDアレイヘッド8,9中の全て(又は、連
続した複数)のLED素子を同時に点灯させて1ライン
分ずつの静電潜像を形成させる(S42)。この後、現
像装置4をオンして現像させ現像装置4をオフさせる
(S43)。これにより、感光体1上には第1のLED
アレイヘッド8に基づく主走査方向ライン像と、第2の
LEDアレイヘッド9に基づく主走査方向ライン像とが
形成される。そこで、次のステップS44でこれらのラ
イン像間の時間間隔を測定する。具体的には、感光体1
に対して固定位置で対向させた光学センサを、感光体1
の回転に伴いこれらのライン像が各々通過する間の時間
を測定すればよい。測定された時間について、その時の
感光体1の線速を用いて演算処理することにより、結像
位置E1 ,E2 間に相当する副走査方向のライン数Lが
算出される(S45)。算出されたライン数Lを補正値
としてRAM13に格納し(S46)、検出・格納処理
を終える。
【0025】そして、実際の画像形成時には、マイクロ
コンピュータによって、図11に示すように副走査方向
の補正を伴う制御が行われる。まず、ROM12及び主
走査方向補正部11を用いて図6中のステップS31,
S32に相当する主走査方向の位置補正処理を行った後
(S51)、RAM13より2つのLEDアレイヘッド
8,9間のライン数Lを読み出して副走査方向補正部1
4にセットする(S52)。この後、帯電装置2を駆動
させて感光体1表面を一様帯電し(S53)、画像信号
を1ラインずつ取り込む。これにより、第1のLEDア
レイヘッド8側ではそのまま書き込みが開始される(S
54)。一方、第2のLEDアレイヘッド9側に対する
同一の画像信号は、一旦、メモリ15に蓄えられるとと
もにそのときのライン数がラインカウンタ16により順
次計数される。ここに、ラインカウンタ16により計数
されたライン数が副走査方向補正部14にセットされて
いるライン数Lに達すると、この時点で副走査方向補正
部14がメモリ15からLED素子駆動回路10への画
像信号の読み出し出力が許容される。これにより、ライ
ン数L分だけ遅れたタイミングで第2のLEDアレイヘ
ッド9側の書き込みが開始される(S55)。この後
は、通常通り、現像(S56)等の工程を経て画像が出
力される。これにより、第1,2のLEDアレイヘッド
8,9の結像位置E1 ,E2 が異なっていても、同じ位
置に重複して露光エネルギーが十分となる光書き込みが
行われる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、回転駆動
される感光体に対して、各々多数のLED素子が主走査
方向に配列されて副走査方向に並列な状態で感光体に対
向配置された同一仕様の複数のLEDアレイヘッドを有
して、これらのLEDアレイヘッドの各LED素子を同
一の画像信号に基づいて駆動することにより一様帯電後
の感光体の同一位置を露光して静電潜像を形成する光書
込装置を備えたので、感光体に対してこれらのLEDア
レイヘッドによる合成された露光エネルギーを付与する
ことができ、よって、各LEDアレイヘッドのLED素
子に対する電流量を上げることなく、十分な露光エネル
ギーによる光書き込みを行わせることができ、この結
果、LEDアレイヘッドの主走査方向1ライン分の点灯
時間の短縮に合わせて感光体の線速を上げて高速化を図
っても何ら支障なく、安定したドットを形成して良好な
る画質の画像を形成することができる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、複数のLE
Dアレイヘッドの感光体に対する結像位置が同一位置に
設定されているので、これらのLEDアレイヘッドを同
一の画像信号に基づいて駆動させる場合に全く同時に駆
動させることができ、駆動系における画像信号の処理・
制御の容易化を図れる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、複数のLE
Dアレイヘッドの感光体に対する結像位置が副走査方向
にずれた位置に設定されているので、複数のLEDアレ
イヘッドを同一の画像信号に基づいて駆動させる場合に
副走査方向に時間的な遅延処理を必要とするものの、複
数のLEDアレイヘッドを帯電装置と現像装置との間の
任意の個所に配設させることができ、配設個所の自由度
が増し、小型化等の設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す概略構成図で
ある。
【図2】LEDアレイヘッドが1つの場合と2つの場合
との露光エネルギー分布を示す特性図である。
【図3】駆動系の概略構成を模式的に示すブロック図で
ある。
【図4】2つのLEDアレイヘッドのずれ状態を模式的
に示す説明図である。
【図5】主走査方向のずれ補正値を検出・格納する処理
制御を示すフローチャートである。
【図6】ライン像間の線幅を説明するための説明図であ
る。
【図7】画像形成時の処理制御の概要を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第二の実施の形態を示す概略構成図で
ある。
【図9】駆動系の概略構成を模式的に示すブロック図で
ある。
【図10】副走査方向のライン数Lを検出・格納する処
理制御を示すフローチャートである。
【図11】画像形成時の処理制御の概要を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電装置 3 光書込装置 4 現像装置 5 転写装置 7 記録媒体 8,9 LEDアレイヘッド E,E1 ,E2 結像位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される感光体と、 この感光体の表面を一様に帯電する帯電装置と、 各々多数のLED素子が主走査方向に配列されて副走査
    方向に並列な状態で前記感光体に対向配置された同一仕
    様の複数のLEDアレイヘッドを有して、これらのLE
    Dアレイヘッドの各LED素子を同一の画像信号に基づ
    いて駆動することにより一様帯電後の前記感光体の同一
    位置を露光して静電潜像を形成する光書込装置と、 前記感光体に形成された静電潜像を現像する現像装置
    と、 前記感光体上の現像像を記録媒体に転写する転写装置
    と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数のLEDアレイヘッドは、感光体に
    対する結像位置が同一位置に設定されていることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数のLEDアレイヘッドは、感光体に
    対する結像位置が副走査方向にずれた位置に設定されて
    いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP8652497A 1997-04-04 1997-04-04 画像形成装置 Pending JPH10278339A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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