JP2000310929A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000310929A JP11314323A JP31432399A JP2000310929A JP 2000310929 A JP2000310929 A JP 2000310929A JP 11314323 A JP11314323 A JP 11314323A JP 31432399 A JP31432399 A JP 31432399A JP 2000310929 A JP2000310929 A JP 2000310929A
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  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の転写位置のずれを防ぎ、より高品質の
画像を形成できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも2色以上の画像形成が可能な
第1の画像形成部10および第2の画像形成部20と、
中間転写ベルト1とを有する画像形成装置に対し、中間
転写ベルト1の表面上に所定の位置を示すマーク3を設
ける一方、マーク3を検出するベルトマークセンサ5を
設ける。そして、画像形成のタイミングを第1の画像形
成部10、第2の画像形成部20に指示するタイミング
指示信号を、マーク3がベルトマークセンサ5を検出す
るたびに初期化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にか
かり、特に中間転写体を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像を形成できる画像形成装置で
あるカラープリンタなどには、感光体上に形成されたト
ナー像を予め中間転写体に転写した後に用紙などに転写
する、中間転写体方式を採用したものがある。
【0003】図20は、中間転写体を備えたカラープリ
ンタの構成を示した図で、ベルト形状の中間転写体であ
る中間転写ベルトBを採用している。図示した構成は、
二つのローラRに巻き回され、図中aの方向に進む中間
転写ベルトBと、中間転写ベルトBに沿って設けられた
画像形成部F1、F2とを有している。
【0004】上記した構成のうち、中間転写ベルトBの
表面の一点にはマーカMが設けられていて、中間転写ベ
ルトBの上方には、このマーカMを検出するためのベル
トマークセンサSが設けられている。このようなマーカ
MとベルトマークセンサSとは、中間転写ベルトBの回
転周期を観測するためのものである。
【0005】一方、画像形成部F1、F2は、距離d隔
てられていて、それぞれ、感光体ドラムD1、D2と、
感光体ドラムD1、D2に静電潜像を書き込む露光部E
1、E2と、書き込まれた静電潜像を現像してトナー像
とする現像部d1、d2とを有している。この現像部d
1は、A色とC色、現像部d2は、B色とD色のトナー
をそれぞれ備えている。
【0006】以上の構成を有するカラープリンタでは、
現像部d1、d2でそれぞれA、B、C、Dの各色のト
ナー像を順つぎ形成し、これを転写ベルトB上に重ねて
転写する。このとき、各色のトナー像は、カラープリン
タ内部で発生する同期信号に基づいて転写されるように
なっている。そして、4色すべてのトナー像の転写が終
了した後、このトナー像を一度にプリント用紙に転写し
て4色のカラー画像を完成する。
【0007】このようなカラープリンタでは、中間転写
ベルトBの回転周期が、この同期信号の周期の整数倍に
なるように設計されていて、一定の周期の同期信号に応
じてトナー像を中間転写ベルトBに転写するようにし
て、常に中間転写ベルト上の一定の位置からトナー像の
転写が開始できるようにしている。このことによって、
図示したカラープリンタは、中間転写ベルト上で各色の
トナー像が位置ずれすることを防ぎ、ひいては、完成し
た画像が色ずれすることを防いでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
カラープリンタでは、中間転写ベルトBの経時的な劣化
やローラRの偏心等による回転ムラが発生することがあ
る。中間転写ベルトBに回転ムラが発生すると、中間転
写ベルトBの回転周期が回転のたびに相違する。このた
め、中間転写ベルトBの回転と画像形成部F1、F2と
が非同期のカラープリンタでは、画像形成部F1、F2
が、一定の周期の同期信号に応じてトナー像を中間転写
ベルトBに転写しても、転写のたびに転写開始位置がず
れてしまうことになる。
【0009】このような転写開始位置のずれは、A、
B、C、D各色のトナー像の色ずれとなり、カラープリ
ンタで形成される画像の品質を低下させることにもなり
得る。本発明は、上記の点に鑑みて行われたものであ
り、画像の転写位置のずれを防ぎ、より高品質の画像を
形成できる画像形成装置を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の手
段によって解決される。すなわち、請求項1に記載の画
像形成装置は、表面上に所定の位置を示すマークを備え
る中間転写体と、前記中間転写体上の前記マークを検出
するマーク検出手段と、前記中間転写体上に少なくとも
2色以上の画像形成が可能な画像形成手段と、前記画像
形成手段に対して、画像形成のタイミングを指示する信
号であるタイミング指示信号を発生するタイミング指示
信号発生手段とを有してなり、前記タイミング指示信号
は、前記マーク検出手段が前記マークを検出するたびに
初期化されることを特徴とするものである。
【0011】また、請求項2に記載の画像形成装置は、
前記タイミング指示信号発生手段と、前記タイミング指
示信号発生手段に対応してタイミング指示信号を初期化
する前記マークとをそれぞれ複数備え、前記画像形成手
段は、連続して複数の画像を形成する場合、複数の画像
のそれぞれを前記タイミング指示信号発生手段のうちの
いずれか一つと対応させ、各画像を、対応する前記タイ
ミング指示信号発生手段が発生するタイミング指示信号
にしたがって形成することを特徴とするものである。
【0012】また、請求項3に記載の画像形成装置は、
中間転写体を備えた画像形成装置であって、非走査型の
露光光源を有する複数の画像形成手段と、複数の前記画
像形成手段のそれぞれに画像形成のタイミングを指示す
る画像形成タイミング指示手段とを有してなり、前記画
像形成タイミング指示手段は、前記画像形成手段が画像
を形成するタイミングを必要に応じて調整することが可
能であることを特徴とするものである。
【0013】また、請求項4に記載の画像形成装置は、
前記画像形成タイミング指示手段は、前記画像形成手段
のうち、少なくとも一つの画像形成手段が画像を形成す
るタイミングに応じて他の画像形成手段が画像を形成す
るタイミングを調整することを特徴とするものである。
【0014】また、請求項5に記載の画像形成装置は、
前記画像形成タイミング指示手段は、前記画像形成手段
の画像形成のタイミングを調整するタイミング調整手段
を独立に有することを特徴とするものである。
【0015】また、請求項6に記載の画像形成装置は、
前記画像形成手段によって形成される画像のデータを蓄
積する画像データ蓄積手段をさらに有し、前記画像形成
タイミング指示手段は、前記画像データ蓄積手段に蓄積
された画像データに応じて前記画像形成手段が画像を形
成するタイミングを調整することを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1ない
し実施の形態4について説明する。本発明で用いられる
画像の形成プロセスは、一般の静電気記録方式に準じた
ものである。すなわち、暗中において帯電器によって一
様に帯電された感光体上に対し、書き込み手段によって
ある色に対応した静電潜像を書き込む。この静電潜像
は、現像手段によって可視像化され、中間転写ベルトに
転写される。
【0017】この現像手段は、画像形成装置が備える第
1の画像形成部、第2の画像形成部に備えられている。
そして、それぞれ異なる2色のトナーによる可視像化機
能を有するもので、合計4色のトナー像による可視像化
機能を有している。なお、この4色とは、三原色(シア
ン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y))にブラッ
ク(K)を加えたものである。4色の各色による可視像
化機能を各現像手段に2色ずつ分担させることにより、
本発明の画像形成装置は、フルカラー画像を形成するこ
とができる。
【0018】このような画像形成装置では、中間転写ベ
ルトのうちの同一の画像転写領域が2つの画像形成部間
を通過する間に、この転写領域にトナー像が1色ずつ順
つぎ各画像形成部によって形成される。そして、この中
間転写ベルトを再度各画像形成部間を通過させ、同一の
転写領域に前回とは異なる色のトナー像を1色ずつ順つ
ぎ各画像形成部で形成するようにする。このような動作
によれば、同一の複写領域が2つの画像形成部をそれぞ
れ2回通過した時点でこの転写領域にフルカラートナー
像が形成されることになる。
【0019】そして、このフルカラートナー像をプリン
ト用紙に転写すれば、フルカラーの画像がプリント用紙
上に形成できる。プリント用紙上に形成されたフルカラ
ー画像は、さらに定着手段によってプリント用紙に定着
される。以上の処理により、この画像形成装置によって
最終的に形成される画像が完成する。
【0020】以下に、以上の画像形成プロセスを用いて
画像を形成する、本発明の実施の形態の画像形成装置全
体の構成およびその通常の動作について説明する。な
お、以下に説明する画像形成装置全体構成および通常の
動作は、後述する実施の形態1〜4に共通のものであ
る。したがって、後述する実施の形態1〜4では、この
画像形成装置の全体構成および通常の動作についての説
明を略し、以下に説明する画像形成装置と相違する点に
ついて詳述するものとする。
【0021】A 画像形成装置全体の構成 図1は、本発明の画像形成装置において、画像形成を実
行する実行部の全体の構成を説明するための図である。
図示した画像形成装置は、像坦持体としてドラム状の感
光体(感光体ドラム)を用い、この感光体ドラムの周り
に帯電器、書き込み手段、現像手段、クリーニング手段
などを配置して第1の画像形成部10、第2の画像形成
部20を構成している。第1の画像形成部10、第2の
画像形成部20は、中間転写ベルト1の同一移動面に沿
って、かつ所定の間隔を隔てて配置されている。
【0022】第1の画像形成部10、第2の画像形成部
20の上方には、中間転写ベルトユニット300が設け
られている。中間転写ベルトユニット300は、駆動ロ
ーラ2aおよび従動ローラ2bと、この駆動ローラ2
a、従動ローラ2b間に掛け渡される中間転写ベルト1
を有している。中間転写ベルト1は、駆動ローラ2aに
よって矢印aの向きに走行するように駆動される。第1
の画像形成部10、第2の画像形成部20は、このよう
な中間転写ベルト1の下側走行面に沿って設けられるも
のである。
【0023】また、中間転写ベルト1には、テンション
ローラ60によって最適な張力が与えられている。な
お、中間転写ベルト1の長さは、本発明の実施の形態の
画像形成装置で使用可能な最大サイズのプリント用紙の
搬送方向の長さよりも非画像領域分だけ長く設定されて
いる。
【0024】第1の画像形成部10、第2の画像形成部
20は、同様の構成を有しており、同様の姿勢で画像形
成装置本体に着脱自在に装着されている。すなわち、第
1の画像形成部10は、第1の感光体ドラム14と、第
1の感光体ドラム14表面を一様に帯電するブラシ状の
第1の帯電器13と、第1の帯電器13によって帯電し
た第1の感光体ドラム14に対し、所定の色に応じた静
電潜像を書き込む第1の書き込み手段11と、この静電
潜像を現像する第1の現像装置12とを有している。な
お、この第1の現像装置12は、A色現像器12aと、
C色現像器12bとで構成されている。そして、第1の
感光体ドラム14には、第1の感光体ドラム14をクリ
ーニングするクリーニング手段221が備えられてい
る。
【0025】一方、第2の画像形成部20は、第2の感
光体ドラム24と、第2の感光体ドラム24表面を一様
に帯電するブラシ状の第2の帯電器23と、第2の帯電
器23によって帯電した第2の感光体ドラム24に対
し、所定の色に応じた静電潜像を書き込む第2の書き込
み手段21と、この静電潜像を現像する第2の現像装置
22とを有している。なお、この第2の現像装置22
は、B色現像器22aと、D色現像器22bとで構成さ
れている。そして、第2の感光体ドラム24には、第2
の感光体ドラム24をクリーニングするクリーニング手
段231が備えられている。
【0026】第1の画像形成部10、第2の画像形成部
20に設けられた第1の感光体ドラム14、第2の感光
体ドラム24は、中間転写ベルト1の回転に同期して回
転するように制御されていて、その周速は、中間転写ベ
ルト1の走行速度と厳密に一致する。また、第1の帯電
器13、第2の帯電器23に代えて、コロナ放電器やロ
ーラ式の帯電手段を採用することも可能である。
【0027】さらに、第1の現像装置12、第2の現像
装置22では、2成分現像剤を使用するものとし、各現
像器12a、12b、22a、22bには、いずれも各
色のトナーとキャリア(両者を合わせて現像剤と記す)
とが収容されている。
【0028】このような第1の現像装置12、第2の現
像装置22は、第1の帯電器13、第2の帯電器23お
よび第1の書き込み手段11、第2の書き込み手段21
によって第1の感光体ドラム14、第2の感光体ドラム
24上に形成された静電潜像を各々が備える現像ローラ
232、233、234、235を用いて現像する。こ
の現像ローラ232、233、234、235は、各々
が現像手段として機能する。本発明の実施の形態では、
このような現像ローラ232、233、234、235
として、固定磁石の周りを非磁性のスリーブを回転させ
る、いわゆる、磁気ブラシ現像形式のものを採用してい
る。
【0029】さらに、4個の現像器12a、12b、2
2a、22bは、それぞれ現像剤攪拌器であるパドル2
02M、202C、202Y、202Bやトナーの補給
器である搬送スクリュー204M、204C、204
Y、204Bなどを備えている。パドル202M、20
2C、202Y、202Bは、現像剤の攪拌と搬送のた
め、螺旋状の羽1Cと、8枚の放射状の板を有してい
る。また、搬送スクリュー204M、204C、204
Y、204Bでは、各羽が螺旋状に巻かれたように配置
されている。
【0030】現像器12aを例にして説明すると、パド
ル202Mと搬送スクリュー204Mとは、回転する
際、この回転軸の構成から現像剤を互いに反対の方向に
搬送する。この結果、現像剤は、現像ローラ232の軸
長手方向に均等に分布することになる。なお、以上述べ
た現像器としては、たとえば、特開平8−160697
号公報に記載された周知のカラー現像器を採用すること
ができる。
【0031】また、第1の感光体ドラム14には、転写
用のバイアス電圧が印加される転写ブラシ241が、第
2の感光体ドラム24には、転写用のバイアス電圧が印
加される転写ブラシ242が、中間転写ベルト1を挟ん
でそれぞれ接離自在に設けられている。また、従動ロー
ラ2bには、転写用のバイアス電圧が印加される転写ロ
ーラ211が中間転写ベルト1を介して接離自在に設け
られている。
【0032】第1の感光体ドラム14、第2の感光体ド
ラム24は、転写を行わないときには中間転写ベルト1
の下方において中間転写ベルト1からわずかに離れてい
る。そして、第1の感光体ドラム14、第2の感光体ド
ラム24上のトナー画像を中間転写ベルト1に転写する
転写工程において、転写ブラシ241および転写ブラシ
242が、第1の感光体ドラム14、第2の感光体ドラ
ム24と中間転写ベルト1とを接触させる。
【0033】ここで、転写ブラシ241、242および
その周囲の構成について、より詳細に説明する。転写ブ
ラシ241は、揺動体237に固定されており、揺動体
237は、不動部材に支持された軸238を支点にして
揺動する。転写ブラシ241は、このような揺動体23
7の自由端側に位置している。揺動体237の自由端に
は、さらに転写ローラ239が設けられている。
【0034】以上の構成においては、転写ブラシ241
と中間転写ベルト1とが常時接触するように構成するこ
とも可能である。ただし、本発明の実施の形態では、第
1の感光体ドラム14上のトナー像を中間転写ベルト1
に転写する転写工程でのみ転写ブラシ241と中間転写
ベルト1とが接触するように揺動体237の揺動角を制
御している。このような制御により、転写工程以外では
転写ブラシ241、転写ローラ239が中間転写ベルト
1と離れるようになり、転写ブラシ241が中間転写ベ
ルト1と接触することによって摩耗することを避けるこ
とができる。
【0035】転写ブラシ242およびその周囲の構成
は、揺動体237’、軸238’、転写ローラ239’
によって構成されている。このような構成は、先に述べ
た転写ブラシ241およびその周囲と同様のものである
から、これ以上の説明を略すものとする。転写ブラシ2
41と転写ブラシ242とは、中間転写ベルト1に対す
る離接のタイミングを異にする。図1には、転写ブラシ
241および転写ローラ239が中間転写ベルト1から
離れ、転写ブラシ242および転写ローラ239’が中
間転写ベルト1に接触している状態が示されている。
【0036】図示したように、転写ブラシ242と転写
ローラ239’とが間隔をおいて中間転写ベルト1を介
して第2の感光体ドラム24に接触することにより、中
間転写ベルト1を所定のニップ幅を持って第2の感光体
ドラム24に接触させ、第2の感光体ドラム24におけ
る転写性を高めることができる。また、転写ブラシ24
1および転写ローラ239も、同様に、第1の感光体ド
ラム14における転写性を高めることができる。
【0037】なお、以上述べた転写ローラ239、転写
ローラ239’、転写ブラシ241、242、さらにこ
れらの付帯部材をも含む構成が、図1の紙面に垂直な方
向に中間転写ベルト1の幅に合わせた奥行きを有してい
ることはもちろんである。また、本発明の画像形成装置
としては、このような転写ブラシ241、242に代え
て転写ローラまたはコロナ放電器を使用することも可能
である。
【0038】また、従動ローラ2bと転写ローラ211
とにより、転写部245が構成されている。なお、本発
明の画像形成装置では、この転写ローラ211に代えて
コロナ放電器または転写ブラシとして構成された転写手
段を用いることも可能である。
【0039】一方、従動ローラ2bには、クリーニング
装置61が接離自在に設けられ、中間転写ベルト1の表
面に残存するトナーを除去している。なお、クリーニン
グ装置61の従動ローラ2bに対する接離の動作は、図
示しない中間転写体用クリーニング装置の接離駆動手段
によって行われる。
【0040】ここで、クリーニング装置61の構成につ
いて、より具体的に説明する。クリーニング装置61
は、中間転写ベルト1に接離自在なブレード61aと、
ブレード61aを支持する揺動体61cと、揺動体61
cを支持している軸61dと、ブレード61aが中間転
写ベルト1に押しつけられる方向に揺動体61cを付勢
するバネからなる弾性部材61b、ブレード61aによ
り掻き取られたトナーや紙粉などを下方に案内するガイ
ド61i、ガイド61iの下部に設けられた卍形の回転
体61g、回転体61gにその自由端が接するように設
けられた板バネ61e、板バネ61eを挟んで回転体6
1gの反対側に設けられた収容箱61fを有している。
【0041】以上の構成のうち、回転体61gは、その
中心軸61hを中心に回転駆動する。また、板バネ61
eの基端側はフレーム92に支持されている。さらに、
軸61dは、図示しない駆動手段に連結され、この駆動
手段を制御する。このことにより、揺動体61cは、ブ
レード61aを弾性部材61bの付勢力に抗して中間転
写ベルト1から離れた状態になるように回動し、その状
態に保つことができる。また、図示したように、この回
動力を解除してブレード61aを弾性部材61bの付勢
力により中間転写ベルト1に当接した状態にすることが
できる。
【0042】ブレード61aには、中間転写ベルト1上
のトナー像を乱さないことが要求される。このため、ブ
レード61aは、通常は中間転写ベルト1から離れてい
て、転写ローラ211においてプリント用紙Pに対する
転写を終了した中間転写ベルト1に対して所定のタイミ
ングでのみ当接し、付着した残留トナーや紙粉などを掻
き取る。掻き取られた残留トナーおよび紙粉は、自重で
ガイド61iに沿って回転体61gまで混合廃剤として
送られる。回転体61gは、その回転状態に応じて板バ
ネ61eを間欠的にたわませ、混合廃剤を収容箱61f
に送り出す。なお、以上のブレード61a、ガイド61
i、回転体61g、収容箱61fおよびこれらの付帯部
材をも含めた構成が、図1の紙面に垂直な方向に中間転
写ベルト1の幅に合わせた奥行きを有していることはも
ちろんである。
【0043】また、転写工程の終了後、第1の感光体ド
ラム14、第2の感光体ドラム24も、それぞれクリー
ニング手段221、クリーニング手段231によってク
リーニングされる。クリーニング手段221は、第1の
感光体ドラム14の回転軸方向の長さ(幅)を有するク
リーニングブレード221aおよび、断面がU字形状を
持つ軸支持部64とを有している。そして、クリーニン
グブレード221aによって掻き取られた残留トナー
は、軸支持部64内に回収され、さらにオーガ270の
回転によって図示しない箱状の残留トナー取り出し部
(図示せず)に送り出されて回収される。
【0044】また、クリーニング手段231も、第2の
感光体ドラム24の回転軸方向の長さ(幅)を有するク
リーニングブレード、断面がU字形状を持つ軸支持部を
有している。このようなクリーニング手段231は、先
に述べたクリーニング手段221と同様に構成されたも
のであるから、ここでは説明を省くものとする。
【0045】また、第1の画像形成部10、第2の画像
形成部20の下方には、積載されたプリント用紙Pを図
中の右方向に一枚ずつ送り出す給紙装置255が設けら
れている。給紙装置255から送り出されたプリント用
紙Pは、給紙コロ91、一対のレジストローラ44によ
って転写部245に供給される。給紙コロ91は、不動
部材(図示せず)に軸支されながら駆動系(図示せず)
に連結され、給紙に際して回転する構成である。積載さ
れたプリント用紙P(以下、用紙束という)は、図示し
ないガイドによって整列されて底板上に置かれ、用紙束
の上にあるプリント用紙Pから順に給紙コロ91によっ
て送り出される。
【0046】用紙束が置かれた底板は、プリント用紙P
が給紙コロ91により送り出されることによって用紙束
の高さが減少すると、この減少分だけ上昇するように公
知の手段によって制御されている。この制御により、用
紙束の最上位にあるプリント用紙Pは、給紙コロ91に
対して常に適当な圧接力で接触する。なお、本発明の実
施の形態の画像形成装置では、送りローラ対などを必要
に応じて設けることも可能である。
【0047】転写部245の斜め上方には、矢印bの方
向に回転する加熱ローラ247と、加熱ローラ247に
圧接しながら回転する加圧ローラ48とからなる定着装
置250が設けられている。また、加熱ローラ247に
は、その表面にオフセット防止液を塗布する塗布ローラ
251が必要に応じて当接する。さらに、加熱ローラ2
47の表面にはプリント用紙Pを剥離するための剥離用
爪52も接触している。
【0048】また、本発明の実施の形態の画像形成装置
では、この画像形成装置を構成する各構成物が所要な構
成単位のグループで区画される、あるいはユニット化さ
れている。たとえば、前記した給紙装置255は、この
画像形成装置の最下部に位置していて、第1の画像形成
部10、第2の画像形成部20との間を仕切り板98に
よって仕切られている。仕切り板98の直上には、第1
の現像装置12や第2の現像装置22があって、これら
の現像装置からは現像装置で扱われるトナーが落下して
くる虞がある。しかし、図示した構成によれば、仕切り
板98がプリント用紙Pを覆っていることから、落下し
たトナーがプリント用紙Pを汚染することを防ぐことが
できる。
【0049】仕切り板98と中間転写ベルト1とで囲ま
れた空間内には、第1の書き込み手段11および第2の
書き込み手段21、第1の現像装置12および第2の現
像装置22、第1の感光体ドラム14と第1の感光体ド
ラム14の周辺の第1の帯電器13やクリーニング手段
221(このような構成はユニット化されており、感光
体ユニットともいう)、第2の感光体ドラム24と第2
の感光体ドラム24の周辺の第2の帯電器23やクリー
ニング手段231(このような構成はユニット化されて
おり、感光体ユニットともいう)などが収容されてい
る。
【0050】以上の構成のうち、前記したように、第1
の書き込み手段11、第2の書き込み手段21と感光体
ユニットとは装置本体に着脱自在に取り付けられてい
る。また、A色現像器12a、C色現像器12b、B色
現像器22a、D色現像器22b内において、それぞれ
符号120M、120C、120Y、120Bを付して
示した円は、各現像器内にトナーを補給するための補給
開口である。各色のトナーは、この補給開口から各現像
器内に補給される。
【0051】定着装置250の下流側には、定着装置2
50から送り出されるプリント用紙Pを排紙トレイ53
上に送り出す排紙ローラ対54が設けられている。さら
に排紙トレイ53の図中左には廃熱用の排気ファン55
があって、排紙トレイ53の下方に収納されている電装
部品が定着装置250が発生する熱によって加熱される
ことを防いでいる。
【0052】また、以上述べた本発明の実施の形態の画
像形成装置では、第1の画像形成部10の第1の感光体
ドラム14と第2の画像形成部20の第2の感光体ドラ
ム24とが、形状、大きさ、材質などにおいて全く同じ
に構成されている。また、このような第1の感光体ドラ
ム14と第2の感光体ドラム24とは、同じ線速度で回
転する必要がある。このため、図示した画像形成装置で
は、第1の感光体ドラム14と同軸、かつ一体的なウォ
ーム歯車からなるギヤ(図示せず)、および第2の感光
体ドラム24と同軸、かつ一体的なウォーム歯車からな
るギヤ(図示せず)を設けている。
【0053】そして、第1の感光体ドラム14のギヤに
はウォームを、また、第2の感光体ドラム24のギヤに
は共通のウォーム軸に設けられた2つのウォームをそれ
ぞれかみ合わせ、この共通のウォーム軸をモータによっ
て駆動している。このような構成により、このウォーム
軸を駆動するモータの回転速度を制御することによって
第1の感光体ドラム14、第2の感光体ドラム24の線
速度を共に中間転写ベルト1の線速度に合わせることが
できる。
【0054】さらに、中間転写ベルト1およびその付属
物である駆動ローラ2a、従動ローラ2b、転写ローラ
211、転写ブラシ241、242、転写ローラ23
9、239’、クリーニング装置61などは、フレーム
92、プリント用紙のガイドを兼ねるフレーム93、ガ
イド61i、ガイド94などを骨組みとした箱状のケー
スに収納され、中間転写ベルトユニット300を構成し
ている。この中間転写ベルトユニット300は、仕切り
板95の下に設けられた図示しないガイドに支持されて
おり、画像形成装置の本体に対して着脱自在に取り付け
られている。
【0055】駆動ローラ2aの上方には、中間転写ベル
ト1に付されたマークを検出するベルトマークセンサ5
が設けられている。このベルトマークセンサ5は、中間
転写ベルト1における駆動ローラ2aの回転軸の長さ
(幅)方向の端部に設けられたマークを検知するための
センサである。ベルトマークセンサ5の読み取り情報か
らは、中間転写ベルト1の回転回数をも算出することが
できる。画像形成装置の画像形成プロセスにおける諸タ
イミングは、このベルトマークセンサ5の読み取り情報
に基づいて決定される。なお、本願発明の要部は、この
ベルトマークセンサ5に基づくタイミング決定にかかる
ものであり、この点については、後に詳述するものとす
る。
【0056】このようなベルトマークセンサ5は、電装
基板96に直接、あるいはソケットを介して取り付けら
れている。電装基板96の上の空間97には、図示した
画像形成装置を駆動、制御する電装系が搭載されてい
る。この電装系から発生した熱で熱せられた空気は、排
気ファン55を介して排出される。
【0057】なお、以上述べた画像形成装置は、中間転
写ベルト1の回転に同期して高速にプリント用紙上に画
像を出力することができ、像坦持体としての感光ドラ
ム、書き込み手段としてLEDおよび集光性光電送体と
を組み合わせたものを用いている。ただし、本発明の画
像形成装置は、以上述べた構成に限定されるものではな
い。たとえば、このような画像形成装置の変形例とし
て、像坦持体に無端ベルト状のものを使用しても良い。
また、書き込み手段としてレーザを光源とするものを用
いても良い。さらに、像坦持体は、感光体に限られるも
のでなく、光以外の作用だけで潜像を形成し得る部材で
あっても良い。なお、このような部材を用いる場合に
は、この像坦持体に光以外の作用によって電磁的な変化
を与え得る書き込み手段が使用される。
【0058】B 画像形成プロセス つぎに、以上説明した画像形成装置で行われる画像形成
のプロセスについて説明する。以下に説明する画像形成
プロセスの例は、感光体ドラムや感光体ベルトといった
像坦持体に対し、少なくともA色、B色、C色の三原色
のトナーでトナー画像を形成し、これを中間転写体とな
る中間転写ベルト1上に重ねて転写するものである。そ
して、転写手段を用い、中間転写ベルト1上のトナー画
像をプリント用紙に転写する画像形成方法によってカラ
ー画像を得るものである。
【0059】図2および図3は、このような画像形成の
プロセスを説明するための図であって、図1中の中間転
写ベルトユニット300にかかる構成をより簡略化して
示したものである。このうち、図2の(a)ないし
(f)は、中間転写ベルト1の全長をL、プリント用紙
Pの転写時の移動量に相当する長さをmとしたとき、全
長Lが、L=m+αと表されるときの動作を説明する図
である。また、図3(a)ないし(h)は、全長LがL
=2(m+α)(すなわち、中間転写ベルトが図2に示
した中間転写ベルトの2倍の長さを持つ)と表されると
きの動作を説明する図である。
【0060】なお、上記した式中のαは、中間転写ベル
ト1上にある非画像領域(画像が形成されない領域)の
移動方向に沿う長さであり、図2、図3では、α<mで
あるものとする。ただし、αの長さは、中間転写ベルト
1の画像領域(画像が形成される領域)の長さ、あるい
は使用されるプリント用紙の長さによっても変化する。
このため、このような条件によっては、α>mといった
場合も存在し得る。
【0061】図2で説明する動作によれば、 (a)先ず、第1の画像形成部10が、中間転写ベルト
1にA色トナー画像を転写する。
【0062】(b)つぎに、第2の画像形成部20は、
A色トナー画像に重なるようにB色トナー画像を中間転
写ベルト1上に転写する。そして、第1の画像形成部1
0は、さらに、A、B色トナー画像にC色トナー画像を
重ねて転写し、A、B、C色トナー画像を中間転写ベル
ト1上に転写する。なお、中間転写ベルト1は、この時
点で略1回転している。
【0063】(c)つぎに、第2の画像形成部20は、
図2(b)で説明した工程で得られたA、B、C色トナ
ー画像にD色(黒色)トナー画像を重ねて転写する。以
上の動作により、A、B、C、D色(フルカラー)トナ
ー画像が完成する。このフルカラートナー画像は、転写
ローラ211によってプリント用紙P(1枚目)に転写
される。このプリント用紙Pへの転写は、中間転写ベル
ト1の2回目の回転中に行われる。
【0064】(d)以上述べた画像形成プロセスでさら
に複数枚のフルカラープリントを得る場合には、前記し
た(c)の工程における第2の画像形成部20によるD
色トナー画像の転写と同時に第1の画像形成部10で中
間転写ベルト1にA色トナー画像を転写する。そして、
さらにこのA色トナー画像に第2の画像形成部20でB
色トナー画像を重ねて転写し、A、B色トナー画像を形
成する。
【0065】(e)つぎに、第2の画像形成部20は、
(d)で説明した工程で形成されたA、B色トナー画像
に対してC色トナー画像を転写する。そして、さらに第
1の画像形成部10が、A、B、C色トナー画像に対し
てD色トナー画像を転写する。以上の工程で得られたフ
ルカラートナー画像は、プリント用紙P(2枚目)に転
写される。2枚目のプリント用紙Pへの転写は、中間転
写ベルト1の4回目の回転中に行われる。
【0066】(f)3枚目以降のプリント用紙へのフル
カラートナー画像の転写は、(c)で説明した工程を繰
り返すことにより、中間転写ベルト1の6回目以降の回
転で得られる。
【0067】つぎに、図3に示したL=2(m+α)、
すなわち、中間転写ベルトが図2に示した中間転写ベル
トの2倍の長さを持つときの動作を説明する。図3で説
明する動作によれば、 (a)先ず、第1の画像形成部10が、中間転写ベルト
1にA色トナー画像を転写する。
【0068】(b)第1の画像形成部10は、さらに中
間転写ベルト1に後続のA色トナー画像を転写する。こ
のとき、第2の画像形成部20は、先行して転写された
A色トナー画像に重ねてB色トナー画像を転写する。こ
の動作により、先行して転写されたトナー画像は、A、
B色トナー画像となる。中間転写ベルト1は、この時点
で略1回転することになる。
【0069】(c)つぎに、第1の画像形成部10は、
(b)で説明した工程で得られたA、B色トナー画像に
重ねてC色トナー画像を転写する。そして、第2の画像
形成部20は、このようにして得られたA、B、C色ト
ナー画像に重ねてD色トナー画像を転写する。この結
果、先行して転写されたトナー画像は、フルカラートナ
ー画像となる。このフルカラートナー画像は、転写ロー
ラ211によってプリント用紙P(1枚目)に転写され
る。この1枚目のプリント用紙に対する転写は、中間転
写ベルト1の略1.5回転目から開始される。
【0070】(d)以上述べた画像形成プロセスでさら
に複数枚のフルカラープリントを得る場合には、(c)
で説明した工程において、第1の画像形成部10で後続
のA、B、C色トナー画像を転写する。そして、この
後、第1の画像形成部10でさらに後続のA色トナー画
像を転写しながら第2の画像形成部20でA、B、C色
トナー画像に重ねてD色トナー画像を転写し、中間転写
ベルト1上にフルカラートナー画像を形成する。このフ
ルカラートナー画像は、プリント用紙P(2枚目)に転
写される。この転写は、中間転写ベルト1の略2.5回
転目に開始される。
【0071】(e)つぎに、第2の画像形成部20は、
(d)で説明した工程において、第1の画像形成部10
によって転写されたA色トナー画像にB色トナー画像を
重ねて転写する。
【0072】(f)そして、第2の画像形成部20は、
第1の画像形成部が中間転写ベルト1に後続のA色トナ
ー画像を転写している間、(d)で説明した工程で転写
されたA色トナー画像にB色トナー画像を転写し、中間
転写ベルト1にA、B色トナー画像を形成する。
【0073】(g)つぎに、第1の画像形成部10は、
(d)で説明した工程で得られたA、B色トナー画像に
重ねてC色トナー画像を転写し、A、B、C色トナー画
像を中間転写ベルト1上に形成する。第2の画像形成部
20は、このA、B、C色トナー画像に重ねてD色トナ
ー画像を転写して中間転写ベルト1上にフルカラートナ
ー画像を形成する。このフルカラートナー画像は、プリ
ント用紙P(3枚目)に転写される。3枚目のプリント
用紙に対する転写は、中間転写ベルト1の略3.5回転
目から開始される。
【0074】(h)さらに、第1の画像形成部10は、
中間転写ベルト1にさらに後続のA色トナー画像を転写
する。この間、第2の画像形成部20は、(f)で説明
した工程で得られたA、B、C色トナー画像にD色トナ
ー画像を転写してフルカラートナー画像を中間転写ベル
ト1上に形成する。このフルカラートナー画像は、プリ
ント用紙P(4枚目)に転写される。4枚目のプリント
用紙に対する転写は、中間転写ベルト1の略4.5回転
目から開始される。
【0075】以上説明したように、中間転写ベルト1が
プリント用紙Pの2倍以上の長さを持つ場合、フルカラ
ー画像が転写された1枚目のプリント用紙Pは、中間転
写ベルト1が2回回転することによって得られる。ま
た、フルカラー画像が転写された2枚目のプリント用紙
Pは、中間転写ベルト1の3回転で、3枚目のプリント
用紙Pは、中間転写ベルト1の4回転で、4枚目のプリ
ント用紙Pは、中間転写ベルト1の5回転でそれぞれ得
られる。すなわち、フルカラー画像が転写された各プリ
ント用紙Pは、プリントされる順番に0.5を加えた数
値に等しい数の分だけ中間転写ベルト1が回転した時点
で開始し、プリントされる順番に1を加えた数値に等し
い数の分だけ中間転写ベルト1が回転した時点で得られ
ることになる。
【0076】つぎに、図面を参照し、本発明の要部に係
る構成を詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形
態は、いずれも本発明の画像形成装置をカラープリンタ
(以下、単にプリンタとも記す)として構成したもので
ある。
【0077】(実施の形態1)図4は、本発明の実施の
形態1を説明するための図である。また、図5および図
6は、実施の形態1のプリンタで授受される信号を説明
する図で、いずれも縦軸に信号の出力を、横軸には時間
を示してある。
【0078】図4に示した構成は、画像形成を実行する
実行部100と、実行部100を制御する制御部200
に大別される。実行部100は、ベルト型の中間転写体
である中間転写ベルト1を備えている。この中間転写ベ
ルト1は、図示しないモータと接続される一対の駆動ロ
ーラ2a、従動ローラ2bに巻き回され、図中、aで示
す方向に回転する。中間転写ベルト1の表面には、所定
の位置を示すマーク3が設けられていて、さらに中間転
写ベルト1の上方には、マーク3を検出するためのベル
トマークセンサ5が設けられており、マーク3を検出す
るたびに検出信号を出力する。なお、このような図4
は、先に説明した図1の画像形成装置のうち、その一部
を模式的に示したものである。
【0079】また、この中間転写ベルト1の表面に沿う
ように第1の画像形成部10と第2の画像形成部20と
が距離dを隔てて設けられている。このうち、第1の画
像形成部10は、第1の感光体ドラム14と、第1の感
光体ドラム14を帯電させる第1の帯電器13と、第1
の感光体ドラム14に静電潜像を書き込む第1の書込み
手段11と、書き込まれた静電潜像を現像してトナー像
とする第1の現像装置12とを有している。なお、第1
の現像装置12は、A色およびC色のトナーを備え、A
色のトナー像とC色のトナー像とを形成するものであ
る。
【0080】また、第2の画像形成部20は、第1の画
像形成部10と同様の構成を有しており、すなわち、第
2の感光体ドラム24と、第2の帯電器23と、第2の
書込み手段21と、第2の現像装置22とを有してい
る。ただし、第2の現像装置22は、B色およびD色の
トナーを備え、B色のトナー像とD色のトナー像とを形
成する点が、第1の画像形成部10と相違する。
【0081】以上述べた構成では、第1の感光体ドラム
14、第2の感光体ドラム24の回転と、中間転写ベル
ト1の走行とは同期していて、第1の感光体ドラム1
4、第2の感光体ドラム24の回転速度と中間転写ベル
ト1の走行速度とは、一致するように設定されている。
また、第1の感光体ドラム14、第2の感光体ドラム2
4とは、通常中間転写ベルト1とわずかに離れており、
第1の感光体ドラム14、第2の感光体ドラム24が、
中間転写ベルト1に対して画像を転写する工程にだけ中
間転写ベルト1と接触するよう構成されている。
【0082】一方、制御部200は、前述した第1の画
像形成部10および第2の画像形成部20に対して、画
像形成のタイミングを指示するタイミング指示信号であ
る同期信号を発生する信号発生部17と、信号発生部1
7が発生する同期信号に基づいて第1の画像形成部1
0、第2の画像形成部20を制御する画像形成制御部1
5とを有している。
【0083】信号発生部17には、プリンタに内蔵され
ている図示しないシステムクロックのクロック信号と、
ベルトマークセンサ5から出力される検出信号とが入力
されている。信号発生部17は、このクロック信号をカ
ウントし、このカウント値が所定の値に達すると同期信
号を発生する。このとき、実施の形態1の信号発生部1
7では、検出信号が入力されるたびにクロック信号のカ
ウント値を初期化、すなわち0にもどすようにイニシャ
ライズしている。
【0084】すなわち、図5で示すように、信号発生部
17には、検出信号Smと、クロック信号Scとが入力
する。クロック信号Scは、一定のパルス幅を持ち、常
に一定の周期で発生する。信号発生部17は、クロック
信号Scをカウントし、検出信号Smが入力されない限
り、このカウント値が、たとえば6に達するたびに時間
t0が経過したとして同期信号LSyncを出力してい
る。そして、検出信号Smが入力すると、カウント値に
関わりなくこれをイニシャライズし、つぎに入力したク
ロック信号Scを1とカウントして再びカウント値が6
に達すると同期信号LSyncを出力する。
【0085】また、画像形成制御部15は、図6に示す
ように同期信号LSyncを入力し、この入力のタイミ
ングから時間t1が経過した時点で第1の画像形成部1
0、第2の画像形成部20に露光の開始タイミングを指
示する露光信号LEDEnを出力する。この露光信号L
EDEnは、第1の書込み手段11、第2の書込み手段
21の動作タイミングを指示するもので、パルス幅Lw
は、形成する画像の濃度に応じて予め設定されている。
なお、図4に示したように、クロック信号Scが画像形
成制御部15にも入力していることから、画像形成制御
部15では、時間t1の経過をこれに相当するだけクロ
ック信号Scをカウントすることによって判定してい
る。
【0086】さらに画像形成制御部15では、露光信号
LEDEnに応じて第1の感光体ドラム14、第2の感
光体ドラム24に対して露光を行い静電潜像を形成した
後、以降、所定のタイミングで現像、転写を指示する信
号を、第1の画像形成部10、第2の画像形成部20に
出力し、カラー画像の形成を制御する。図4のプリンタ
で、A色、B色、C色、D色を使用するカラー画像を形
成する場合には、上述した露光、現像、転写を合計4回
繰り返し、各色のトナー像を形成しては中間転写ベルト
1に重ね合わせて転写する。
【0087】すなわち、以上述べたように実施の形態1
では、マーク3が検出される度に同期信号LSyncが
イニシャライズされることになる。このため、中間転写
ベルト1の回転ムラなどによってマーク3の検出周期が
変化しても、同期信号LSyncは、常にマーク3の検
出と同期して発生することになる。言い換えれば、同期
信号LSyncは、中間転写ベルト1が、常に一定の走
行位置にあるときに発生することになる。
【0088】したがって、この同期信号LSyncと同
期してトナー像の形成、転写を行えば、常にトナー像が
中間転写ベルト1の所定の位置に転写され、A色、B
色、C色、D色のすべてのトナー像が、位置ずれするこ
となく中間転写ベルト1上で重ね合わされることにな
る。そして、中間転写ベルト1上で重ね合わされた各色
のトナー像を一度にプリント用紙に転写することによ
り、位置ずれのない高品質のカラー画像が形成できる。
【0089】ところで、中間転写ベルト1の長さが変化
した場合にもカラー画像の色ずれを防ぐための他の構成
として、たとえば、中間転写ベルト上にマークを設け、
このマークを検出することによって中間転写ベルトが1
回転するのにかかる時間を求め、この時間が、当所設定
された時間に合うように中間転写ベルトの走行速度を調
整するものが考えられる。しかしながら、このような構
成によれば、感光体ドラムから中間転写ベルトへの転写
のプロセスにも影響を及ぼすことになる。このため、高
精度で当初の転写条件を維持するためには、中間転写ベ
ルトの走行速度と共に転写のプロセス条件をも変更する
ことが必要になる。
【0090】これに対して実施の形態1は、同期信号L
Syncのイニシャライズという簡易な処理だけで中間
転写ベルト1と第1の画像形成部10、第2の画像形成
部20とを同期させることができる。したがって、実施
の形態1は、上述した構成よりも簡易に実施でき、ま
た、カラー画像の色ずれを抑えながらもプリンタの当初
の転写条件を維持して設計された通りの画質を実現する
ことができるものであると言える。
【0091】つぎに、以上述べた実施の形態1のプリン
タで4色のカラー画像を形成する処理を説明する。図7
は、実施の形態1で行う、カラー画像形成の一連の処理
を説明するフローチャートである。なお、ここでは、形
成されたカラー画像が転写されるプリント用紙の長さを
1とした場合、中間転写ベルト1の全長Lが、L=2
(1+α)で求められる、すなわち、中間転写ベルト1
の全長Lが、プリント用紙の2倍以上であるものとす
る。
【0092】図示したフローチャートは、たとえば、操
作者がプリンタのスタートボタンをオンし、プリンタに
プリント動作の指示を与えた時点でスタートする。この
場合、プリント動作を開始したプリンタでは、中間転写
ベルト1の走行が開始され、プリンタ内部のシステムク
ロックも同時にオンしてクロック信号Scの出力を開始
する。クロック信号Scは、信号発生部17に入力し、
同期信号LSyncを発生する。この処理により、マー
ク3の検出が開始できるようになる。
【0093】また、このようなクロック信号Scの出力
開始から同期信号LSyncを発生までの処理には、プ
ログラム処理を用いることもできる。このプログラム処
理のフローチャートを、図8として例示する。図8のフ
ローチャートでは、信号発生部17は、クロック信号S
cが入力すると(S21:Yes)これをカウントし
(S22)、このカウント値が所定の数Cに達すると
(S23:Yes)、同期信号LSyncを出力するよ
うにしている(S24)。
【0094】以上の処理の後、中間転写ベルト1の走行
が安定し、マーク3がベルトマークセンサ5に検出され
ると(S1)、信号発生部17の同期信号LSyncを
発生するためのカウント値がイニシャライズされる(S
2)。このイニシャライズは、具体的には、図8に示し
たフローチャートに対してカウント値を0に戻すよう指
示する割り込み信号を発生することによって行われる。
【0095】このイニシャライズから再度クロック信号
Scがカウントされ、信号発生部17から同期信号LS
yncが出力される。画像形成制御部15では、この同
期信号LSyncが出力したか否か判断し(S3)、同
期信号LSyncを所定数カウントした後、副走査方向
の書込み信号であるFGateの期間、同期信号LSy
ncが出力したと判断した場合には、この同期信号LS
yncに基づいて露光信号LEDEnを出力して第1の
画像形成部10にA色のトナー像の形成を指示する。露
光信号LEDEnを入力した第1の画像形成部10は、
第1の帯電器13と書込み手段11とを用いて第1の感
光体ドラム14上に静電潜像を形成する。この静電潜像
は、A色のトナーで現像されてA色のトナー像となり、
中間転写ベルト1上に転写される(S4)。
【0096】続いて信号発生部17は、A色のトナー像
が第2の画像形成部20に近づく間に第2の画像形成部
20にもFGateの期間露光信号LEDEnを出力す
る。この露光信号LEDEnは、ステップS3で述べた
同期信号LSyncに基づく第1の画像形成部10のF
Gate信号発生から、A色のトナー像が距離d搬送さ
れてくるのにかかる時間に相当するLSync信号がカ
ウントされた時点で発生するものである。第2の画像形
成部20では、この露光信号LEDEnを入力してステ
ップS4で説明したのと同様に、第2の帯電器23と書
込み手段21とを用いて第2の感光体ドラム24上にB
色のトナー像を形成し、中間転写ベルト1上に先に形成
されたA色のトナー像に重ねて転写する(S5)。
【0097】中間転写ベルト1が一回転し、再度マーク
3がベルトマークセンサ5に検出されると(S6:Ye
s)、再度同期信号LSyncがイニシャライズされる
(S7)。この後に同期信号LSyncが出力したと判
断されると(S8:Yes)、第1の画像形成部10で
C色のトナー像が第1の感光体ドラム14上に形成さ
れ、同期信号LSyncを所定数カウントして所定時間
経過後に第1の画像形成部10でC色のトナー像が第1
の感光体ドラム14上に形成され、中間転写ベルト1上
のA色、B色のトナー像の上に重ねて転写される(S
9)。
【0098】中間転写ベルト1上に重ねて転写されたト
ナー像が、中間転写ベルト1が走行することによって第
2の画像形成部20に近づく間、第2の画像形成部20
では、第2の感光体ドラム24上にD色のトナー像が形
成される。このトナー像は、中間転写ベルト1上のA
色、B色、C色のトナー像の上にさらに重ねて転写され
る(S10)。以上の処理により、中間転写ベルト1上
でのトナー像の形成が完了する。
【0099】また、ステップS10でD色のトナー像が
中間転写ベルト1に転写されるのとほぼ同時に、プリン
タの図示しない給紙装置からプリント用紙が送出され
る。重ねられたA色、B色、C色、D色のトナー像は、
このプリント用紙に一度の転写で転写され(S11)、
続いて図示しない定着部で定着される。プリント用紙へ
のトナー像定着後、中間転写ベルト1は、図示しないク
リーニング装置で残存するトナーを除去される。
【0100】そして、プリント処理がすべて終了したか
判断し(S12)、つぎのプリント用紙に対してカラー
画像をプリントする場合には、ステップS1にもどって
以上述べた処理を繰り返す(S12:No)。また、プ
リントが終了した場合には、すべての処理を終了する
(S12:Yes)。
【0101】なお、以上述べた書込み手段の露光光源
は、非走査型のLEDアレイである。また、本発明は、
以上述べた実施の形態1に限定されるものではない。た
とえば、実施の形態1では、本発明の画像形成装置をカ
ラープリンタとして構成した例を示したが、本発明の画
像形成装置は、たとえば、カラーコピー機などの他の画
像形成装置にも適用することが可能である。
【0102】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2について説明する。図9は、実施の形態2のプリ
ンタの構成を説明するための図である。また、図10
は、図9のプリンタで授受される信号を説明する図であ
る。なお、実施の形態2のプリンタは、実施の形態1で
説明したマークと、マークによってイニシャライズされ
る信号発生部とをそれぞれ複数設けた点だけが実施の形
態1のプリンタと相違する。このため、図9に示したプ
リンタのうち、図4に示したプリンタと同様の構成につ
いては同じ符号を付し、説明を一部略すものとする。
【0103】図9のプリンタは、画像形成を実行する実
行部101と、実行部101を制御する制御部201に
大別される。実行部101は、第1のマーク3と第2の
マーク30の二つのマークが設けられた中間転写ベルト
4を有している。中間転写ベルト4の上方には第1のマ
ーク3および第2のマーク30を検出するためのベルト
マークセンサ5が設けられている。ベルトマークセンサ
5は、第1のマーク3、第2のマーク30を検出するた
びに検出信号を出力する。
【0104】また、この中間転写ベルト4の表面に沿う
ように第1の画像形成部10と第2の画像形成部20と
が距離dを隔てて設けられている。この第1の画像形成
部10、第2の画像形成部20は、実施の形態1で説明
した構成と同様のもので、第1の画像形成部10では、
A色のトナー像とC色のトナー像とが形成される。ま
た、第2の画像形成部20では、B色のトナー像とD色
のトナー像とが形成される。
【0105】制御部201は、二つの信号発生部、すな
わち第1の信号発生部17と第2の信号発生部27とを
有している。第1の信号発生部17は、第1のマーク3
が検出される度にイニシャライズされ、第2の信号発生
部27は、第2のマーク30が検出される度にイニシャ
ライズされるものである。さらに制御部201には、第
1の信号発生部17、第2の信号発生部27が発生する
同期信号に基づいて第1の画像形成部10、第2の画像
形成部20を制御する画像形成制御部15を有してい
る。
【0106】第1の信号発生部17、第2の信号発生部
27には、プリンタに内蔵されている図示しないシステ
ムクロックのクロック信号と、ベルトマークセンサ5か
ら出力される第1のマーク3、第2のマーク30の検出
信号Smとが入力されている。なお、実施の形態2のプ
リンタでは、さらに第1のマーク3の検出信号Sm、第
2のマーク30の検出信号Smを分別する分別手段18
を有していて、第1のマーク3の検出信号Smが第1の
信号発生部17に、また、第2のマーク30の検出信号
Smが第2の信号発生部27に出力されるようにしてい
る。
【0107】つぎに、図10を用いて実施の形態2のプ
リンタで授受される、同期信号LSync、書込み期間
信号FGateについて説明する。図10中aないしg
では、縦軸に信号の出力を示し、横軸に時間を示してい
る。このうち、aは、検出信号Smを説明するための図
で、第1のマーク3が検出されたことを示す検出信号S
である信号M1、第2のマーク30が検出されたことを
示す検出信号Sである信号M2が出力されるタイミング
を示している。また、bは、信号M1にイニシャライズ
される第1の信号発生部17の同期信号LSync1、
cは、信号M2にイニシャライズされる第2の信号発生
部27の同期信号LSync2を示すものである。な
お、当然のことながら、中間転写ベルト4上の第1のマ
ーク3と第2のマーク30との間隔は、トナーを他の色
のものに切り替える時間などを考慮して設定されてい
る。
【0108】さらに、dは、同期信号LSync1に基
づいて第1の画像形成部10に向けて出力される書込み
期間信号FGate1.1、eは、同期信号LSync
1に基づいて第2の画像形成部20に向けて出力される
書込み期間信号FGate2.1を示している。また、
fは、同期信号LSync2に基づいて第1の画像形成
部10に向けて出力される書込み期間信号FGate
1.2、gは、同期信号LSync2に基づいて第2の
画像形成部20に向けて出力される書込み期間信号FG
ate2.2を示すものである。
【0109】実施の形態2では、システムクロックから
発生するクロック信号(実施の形態2では図示せず)を
第1の信号発生部17、第2の信号発生部27で所定の
数カウントとしてはbの同期信号LSync1とcの同
期信号LSync2とを発生する。同期信号LSync
1は、aに示した検出信号Smのうち、第1のマーク3
の検出信号である信号M1の入力によってイニシャライ
ズされ、同期信号LSync2は、第2のマーク30の
検出信号である信号M2の入力によってイニシャライズ
される。
【0110】また、同期信号LSync1、同期信号L
Sync2を入力する画像形成制御部15では、イニシ
ャライズされた同期信号LSync1に基づいて書込み
期間信号FGate1.1を第1の画像形成部10に出
力する。そして、同期信号LSync1のイニシャライ
ズから時間tosに相当する数をカウントし、書込み期間
信号FGate2.1を第2の画像形成部20に出力す
る。
【0111】また、画像形成制御部15では、イニシャ
ライズされた同期信号LSync2に基づいて書込み期
間信号FGate1.2を第2の画像形成部20に出力
する。そして、同期信号LSync2の時間tosに相当
する数をカウントし、書込み期間信号FGate2.2
を第2の画像形成部20に出力する。
【0112】以上述べた実施の形態2は、中間転写ベル
ト4に二つのマークを設けている。このため、1回の露
光動作が終了した後、短時間でつぎのマークが検出さ
れ、短時間でつぎの露光動作に入ることができる。した
がって、より高速度でカラー画像をプリントするプリン
タを提供することができる。
【0113】つぎに、以上述べた実施の形態2のプリン
タで4色のカラー画像を形成する処理を説明する。図1
1および図12は、実施の形態2で行う、カラー画像形
成の一連の処理を説明するフローチャートである。な
お、図11、図12のフローチャートでも、形成された
カラー画像が転写されるプリント用紙の長さを1とした
場合、中間転写ベルト1の全長Lが、L=2(1+α)
で求められる、すなわち、中間転写ベルト1の全長L
が、プリント用紙の2倍以上であるものとする。
【0114】図示したフローチャートは、たとえば、操
作者がプリンタのスタートボタンをオンし、プリンタに
プリント動作の指示を与えた時点でスタートする。プリ
ント動作を開始したプリンタでは、中間転写ベルト4の
走行を開始すると共に、プリントの処理枚数nを1とす
る(S31)。この処理は、連続して複数のプリント用
紙に対してカラー画像を形成するために必要な処理であ
る。なお、本フローチャートでは、このプリント用紙の
総枚数をNで表し、nは、総枚数Nのうち、何枚目のプ
リント用紙に対して行われた処理であるかを表すものと
する。
【0115】また、このとき、プリンタ内部のシステム
クロックも同時にオンしてクロック信号の出力を開始す
る。クロック信号は第1の信号発生部17、第2の信号
発生部27に入力してカウントされると共に、第1の信
号発生部17からは同期信号LSync1、第2の信号
発生部27からは同期信号LSync2が出力される。
【0116】中間転写ベルト1の走行が安定し、第1の
マーク3がベルトマークセンサ5に検出されると(S3
2)、第1の信号発生部17で同期信号LSync1が
イニシャライズされる(S33)。画像形成制御部15
は、イニシャライズされた同期信号LSync1に基づ
いて第1の画像形成部10に書込み期間信号FGate
1.1を出力する。書込み期間信号FGate1.1を
入力した第1の画像形成部10は、第1の感光体ドラム
14上にA色のトナー像を形成し、形成されたトナー像
が、中間転写ベルト4上の転写開始位置に到達したとこ
ろで中間転写ベルト4上に転写する(S34)。
【0117】続いて、画像形成制御部15は、A色のト
ナー像が第2の画像形成部20に近づく間に第2の画像
形成部20にも書込み期間信号FGate2.1を出力
する。この書込み期間信号FGate2.1は、第1の
マーク3の検出と同時に出力された書込み期間信号FG
ate1.1から、A色のトナー像が距離d搬送されて
くるのにかかる時間に相当する数のLSync信号がカ
ウントされた時点で発生するものである。第2の画像形
成部20では、この書込み期間信号FGate2.1を
入力し、第2の感光体ドラム24上にB色のトナー像を
形成する。そして、中間転写ベルト4上に先に形成され
たA色のトナー像に重ねて転写する(S35)。
【0118】つぎに、実施の形態2では、今回プリント
されるプリント用紙の枚数nと、プリントすべきプリン
ト用紙の総枚数Nとを比較し、両者が等しいか否かを判
断する(S36)。この結果、nとNとが異なる場合に
は(S36:No)、第2のマーク30が検出されたか
否か判断し(S37)、第2のマークが検出された場合
には(S37:Yes)、第2の信号発生部27の同期
信号LSync2がイニシャライズされる(S38)。
【0119】第2の信号発生部27で同期信号LSyn
c2がイニシャライズされると、画像形成制御部15
は、イニシャライズされたLSync2に基づいたFG
ate1.2を出力する。この書込み期間信号FGat
e1.2は、第1の画像形成部10につぎのプリント用
紙にプリントされるカラー画像のA色のトナー像を形成
するように指示するものである。なお、以降、つぎのプ
リント用紙にプリントされるカラー画像のトナー像を、
n+1番目のトナー像というものとする。
【0120】書込み期間信号FGate1.2を入力し
た第1の画像形成部10は、第1の感光体ドラム14上
にA色のトナー像を形成し、これを中間転写ベルト4上
に転写する(S39)。続いて画像形成制御部15は、
n+1番目のA色のトナー像が第2の画像形成部20に
近づく間に第2の画像形成部20にも書込み期間信号F
Gate2.2を出力する。この書込み期間信号FGa
te2.2は、書込み期間信号FGate1.2から、
A色のトナー像が距離d搬送されてくるのにかかる時間
に相当する数のLSync信号がカウントされた時点で
発生するものである。第2の画像形成部20では、この
書込み期間信号FGate2.2を入力し、B色のトナ
ー像を形成して中間転写ベルト4上に先に形成されたA
色のトナー像に重ねて転写する(S40)。
【0121】また、ステップS36の判断で、nがNに
等しい、すなわち今回の処理でプリントが終了すると判
断された場合(S36:Yes)、以上述べたステップ
S37からステップS40の処理を省き、以降の処理に
進む。
【0122】つぎに、第1のマーク3が、再びベルトマ
ークセンサ5に検出されると(S41)、再び、第1の
信号発生部17で同期信号LSync1がイニシャライ
ズされる(S42)。そして、画像形成制御部15から
第1の画像形成部10に書込み期間信号FGate1.
1が出力される。書込み期間信号FGate1.1を入
力した第1の画像形成部10は、C色のトナー像を形成
して中間転写ベルト4上に先に形成されているA色、B
色のトナー像に重ねて転写する(S43)。
【0123】続いて、画像形成制御部15は、C色のト
ナー像が第2の画像形成部20に近づく間に第2の画像
形成部20にも書込み期間信号FGate2.1を出力
する。この書込み期間信号FGate2.1は、書込み
期間信号FGate1.1の出力から、C色のトナー像
が距離d搬送されてくるのにかかる時間に相当する数の
LSync信号がカウントされた時点で発生するもので
ある。書込み期間信号FGate2.1を入力した第2
の画像形成部20では、第2の感光体ドラム24上にD
色のトナー像を形成する。そして、中間転写ベルト4上
に先に形成されているA色、B色、C色のトナー像に重
ねて転写する(S44)。
【0124】そして、再びnがNと等しいか判断し(S
45)、この結果、nとNとが異なる場合には(S4
5:No)、第2のマーク30が検出されたか否か判断
し(S46)、第2のマークが検出された場合には(S
46:Yes)、第2の信号発生部27の同期信号LS
ync2をイニシャライズする(S47)。また、画像
形成制御部15では、イニシャライズされたLSync
2に基づいたFGate1.2を第1の画像形成部10
に出力する。書込み期間信号FGate1.2を入力し
た第1の画像形成部10は、n+1番目のC色のトナー
像を形成し、これを中間転写ベルト4上に先に形成され
ているA色、B色のトナー像に重ねて転写する(S4
8)。
【0125】続いて画像形成制御部15は、n+1番目
のC色のトナー像が第2の画像形成部20に近づく間に
第2の画像形成部20にも書込み期間信号FGate
2.2を出力する。第2の画像形成部20は、この書込
み期間信号FGate2.2を入力し、n+1番目のD
色のトナー像を形成して中間転写ベルト4上に先に形成
されているA色、B色、C色、のトナー像に重ねて転写
する(S49)。
【0126】この後、以上の処理によって中間転写ベル
ト4上に重ねて転写された、n+1番目のA色、B色、
C色、D色のトナー像を一度の処理でプリント用紙に転
写する(S50)。そして、nをn+2と置き換えた後
(S51)、再びこのnとNとでどちらが大きいか判断
し(S52)、この判断の結果、nがNよりも大きくな
い、すなわち、プリントすべきプリント用紙がまだある
場合には(S52:No)、ステップS32に戻って以
上の処理を繰り返す。
【0127】一方、ステップS52の判断で、nがNよ
りも大きい(S52:Yes)、すなわち、プリントす
べきプリント用紙がもう無い場合には、プリントの処理
が終了したと判断して処理を終了する。
【0128】また、ステップS45の判断で、nとNと
が等しいと判断された場合には、以上述べたステップS
46からステップS49の処理を省き、ステップS50
で中間転写ベルト4上に重ねて転写されたn番目のA
色、B色、C色、D色のトナー像を一度の処理でプリン
ト用紙に転写する(S50)。そして、この後、ステッ
プS51、ステップS52の判断に進むが、このとき、
ステップS52の判断で当然Yesと判断されることか
らすべての処理が終了される。
【0129】なお、本発明は、以上述べた実施の形態2
に限定されるものでない。すなわち、実施の形態2で
は、説明の簡単のために中間転写ベルト4上にマークを
二つ設け、この検出によってイニシャライズされる信号
発生部も二つ設けるようにしているが、マーク、信号発
生部は、必要に応じていくつ設けても良い。
【0130】(実施の形態3)以下に、本発明の実施の
形態3について説明する。実施の形態3は、非走査型の
露光光源を用いた複数の画像形成部と、この画像形成部
によってトナー像が転写される中間転写体とを有するカ
ラープリンタにおいて、画像形成部が画像を形成するタ
イミングを必要に応じて調整することができるようにし
たものである。また、この調整を行うタイミング調整部
を独立に設け、ユーザでも、プリンタの状態に応じてこ
の調整を簡易に行えるようにしたものである。
【0131】図13は、実施の形態3のプリンタの構成
を説明するための図である。また、図14ないし図17
は、図13のプリンタで授受される信号を説明する図で
ある。図4のプリンタとほぼ同様のものを用いているた
め、図13に示したプリンタのうち、図4に示したプリ
ンタと同様の構成については同じ符号を付し、説明を一
部略すものとする。
【0132】図13のプリンタは、画像形成を実行する
実行部102と、実行部102を制御する制御部202
に大別される。実行部102は、中間転写ベルト1と、
中間転写ベルト1の表面に沿うように設けられた第1の
画像形成部40と第2の画像形成部50と有している。
【0133】第1の画像形成部40は、実施の形態1の
画像形成部10と同様に、第1の感光体ドラム14と、
第1の感光体ドラム14を帯電させる第1の帯電器13
とを有している。そして、第1の感光体ドラム14に静
電潜像を書き込む露光光源としての第1のLEDアレイ
41と、書き込まれた静電潜像を現像してトナー像とす
る第1の現像装置12とを有している。なお、第1の現
像装置12は、A色およびC色のトナーを備え、A色の
トナー像とC色のトナー像とを形成するものである。
【0134】また、第2の画像形成部50は、第1の画
像形成部40と同様の構成を有しており、すなわち、第
2の感光体ドラム24と、第2の感光体ドラム24を帯
電させる第2の帯電器23とを有している。そして、第
2の感光体ドラム24に静電潜像を書き込む露光光源と
しての第2のLEDアレイ51と、書き込まれた静電潜
像を現像してトナー像とする第1の現像装置12とを有
している。ただし、第2の現像装置22は、B色および
D色のトナーを備え、B色のトナー像とD色のトナー像
とを形成する点が、第1の画像形成部40と相違する。
このような第1の画像形成部40と第2の画像形成部5
0とは、距離dを隔てて設けられていて、中間転写ベル
ト1は、図中、aで示す方向に走行しながら第1の感光
体ドラム14、第2の感光体ドラム24と接触する。
【0135】一方、制御部202は、前述した第1の画
像形成部40および第2の画像形成部50に対して、画
像形成のタイミングを指示する同期信号を発生する信号
発生部37と、信号発生部37が発生する同期信号に基
づいて第1の画像形成部40、第2の画像形成部50を
制御する画像形成制御部35とを有している。
【0136】信号発生部37は、実施の形態1の信号発
生部17と同様にクロック信号をカウントしては同期信
号LSyncを出力する。また、画像形成制御部35
も、信号発生部37が発生する同期信号LSyncに基
づいて、第1の画像形成部40、第2の画像形成部50
に露光信号を出力する点で実施の形態1の画像形成制御
部15と同様の構成のものである。
【0137】ただし、実施の形態3の画像形成制御部3
5では、第1の画像形成部40、第2の画像形成部50
を制御する制御プログラムのうち、この露光信号の出力
のタイミングを決定するプログラムだけをたとえば、R
AMなどの書き換え可能なタイミングメモリ36に記憶
させている。そして、さらに、このタイミングメモリ3
6の内容を書き換えることができる露光タイミング調整
部38を備えている。この露光タイミング調整部38
は、たとえば、プリンタの操作パネルに一体的に組み込
むよう構成された操作盤であって、ユーザが、プリンタ
の状態に応じて簡単に操作し、適宣にタイミングメモリ
36の内容のうち、第2の画像形成部50に対する露光
信号LEDEnのタイミングを変更することができるよ
うになっている。
【0138】また、実施の形態3では、前述したように
第1の画像形成部40、第2の画像形成部50の露光光
源として第1のLEDアレイ41、第2のLEDアレイ
51を採用している。このLEDアレイは、1ライン分
の画像データを一度に露光するものである。
【0139】このために図13のプリンタには、画像デ
ータを1ライン分蓄積する画像データメモリが必要であ
る。実施の形態3では、この画像データメモリ39を画
像形成制御部35に内蔵するよう構成している。そし
て、画像データを画像データメモリ39に蓄積し、1ラ
イン分ずつ第1の画像形成部40、第2の画像形成部5
0に転送するものとする。また、マーク3が検出される
たびに同期信号LSyncをイニシャライズするように
しても良い。なお、プリンタは、一般的に画像データを
蓄積するメモリを備えていることから、このメモリを画
像データメモリ39として使用することも可能である。
【0140】画像データが4色のカラー画像である場
合、画像データは、1ラインについて4色ずつあること
になる。図13のプリンタでは、4色の画像データのう
ち、先ず、第1のLEDアレイ41でA色の画像データ
を全ライン分トナー像として完成し、中間転写ベルト1
に転写する。つぎに、第2のLEDアレイ51でB色の
画像データを全ライン分トナー像として完成し、A色の
トナー像に重ねて中間転写ベルト1に転写する。以下、
同様に第1のLEDアレイ41でC色のトナー像を完成
してA色、B色のトナー像に重ねて転写し、第2のLE
Dアレイ51でD色のトナー像を完成してA色、B色、
C色のトナー像に重ねて転写して4色のカラー画像を形
成する。
【0141】つぎに、図14を用いて、実施の形態3の
プリンタで通常授受される、各信号について説明する。
図14中、aないしdでは、縦軸に信号の出力を示し、
横軸に時間を示している。そして、aは、同期信号LS
yncを説明するための図、bは、データクロック信号
Sdcを説明するための図、cは、LEDアレイに1ラ
イン分の画像データがすべて転送されたことを示すデー
タセット信号Sdsを説明するための図、dは、第1の
LEDアレイ41の露光タイミング、すなわち点灯時間
を示す露光信号LEDEnを説明するための図である。
なお、ここで、データクロック信号Sdcとは、画像形
成制御部35から、第1のLEDアレイ41に画像デー
タを転送する際のタイミングを示す信号で、クロック信
号に基づいて発生するものである。
【0142】先ず、信号発生部37は、クロック信号
(実施の形態3では図示せず)をカウントし、このカウ
ント値が所定の数に達するたびに同期信号LSyncを
画像形成制御部35に出力する。なお、ここでいう所定
数とは、図示したように時間t0に相当するクロック信
号の数である。図14の例では、1ライン分の画像デー
タが、同期信号LSyncの1周期の間に第1のLED
アレイ41に転送される。図14、aは、第n番目のラ
インの画像データが転送される周期と、第n+1番目の
ラインの画像データが転送される周期とを示すものであ
る。
【0143】このとき、第n番目のラインの画像デー
タ、第n+1番目のラインの画像データは、転送の最小
単位ずつ、主走査方向に配列された順番で第1のLED
アレイ41にあるヘッド部分のレジスタに転送される。
この転送のタイミングは、データクロック信号Sdcと
同期している。また、実施の形態3では、偶数番目に当
たるドットと奇数番目に当たるドットとを分けて転送し
ており、主走査方向の1ラインが、nドットで構成され
ている画像を、半分のn/2のクロック数で転送するこ
とができる。また、LEDアレイが多階調を有する場合
には、複数ビットのデータをパラレルで転送することが
できる。
【0144】また、画像形成制御部35は、第1のLE
Dアレイ41にデータセット信号Sdsを出力する。こ
のデータセット信号Sdsは、図示したように同期信号
LSyncと同期して発生しているから、1ライン分の
画像データが転送し終わったことを示す信号として利用
できる。そして、データセット信号Sds発生からクロ
ック信号を所定の数カウントし、第1のLEDアレイ4
1に向けて露光信号LEDEnを出力する。露光信号L
EDEnを受けた第1のLEDアレイ41は、露光信号
LEDEnのパルス幅Lwに相当する時間点灯し、画像
データを第1の感光体ドラム14に露光して静電潜像を
形成する。
【0145】このとき、第1のLEDアレイ41では、
直前に転送を完了したラインの画像データを露光するこ
とになる。したがって、図14、dでは、第n−1番目
のラインの画像データ、第n番目のラインの画像データ
が露光されるタイミングが示されている。
【0146】なお、データクロック信号Sdcをさらに
高速にすることが可能であれば、図15のようにして同
期信号LSyncの1周期の間に画像データの転送と露
光とを行うことも可能である。
【0147】また、以上説明した信号は、第1のLED
41に画像形成制御部35から出力されるものである。
したがって、連続して複数のカラー画像を形成する場
合、画像形成制御部35は、図14に示した信号を第1
のLEDアレイ41に出力すると共に、図14の同期信
号LSyncから、転写画像が距離d搬送される時間に
相当する数のクロック信号をカウントして、第1のLE
Dアレイ同様、第2のLEDアレイへの露光信号LED
Enを発生している。
【0148】実施の形態3では、前出の露光タイミング
調整部38を備えていることから、第1のLEDアレイ
41に同期信号LSyncが出力されてから、第2のL
EDアレイ51に露光信号LEDEnが出力されるまで
の時間を調整することが可能である。このような構成に
よって、ユーザは、プリントアウトされたカラー画像を
見て、この画像が色ずれしていた場合には、この色ずれ
が改善される方向に第2の画像形成部20の露光信号L
EDEnの出力されるタイミングを変更することができ
る。
【0149】図16、図17は、このような同期信号L
Syncの調整を具体的に説明する図であって、図16
は、第2の画像形成部50の画像形成が、第1の画像形
成部40で形成された画像に対して遅れたときの調整
を、また、図17は、第2の画像形成部の画像形成部5
0が、第1の画像形成部40で形成された画像に対して
進んだときの調整を示す図である。図16、図17は、
いずれも縦軸に信号の出力タイミングを、横軸に時間を
示していて、aに同期信号LSyncを、bに第1の画
像形成部40が画像を形成するときの露光信号LEDE
n1、cに第2の画像形成部50が画像を形成するとき
の露光信号LEDEn2を示したものである。
【0150】図16では、第1の画像形成部40が形成
した画像に対して第2の画像形成部50で形成された画
像が中間転写ベルト1の走行方向に対して遅れて転写さ
れた場合、cの露光信号LEDEn2の出力タイミング
をbの露光信号LEDEn1に対して早めることで色ず
れが解消されることがわかる。
【0151】また、反対に、図17では、第1の画像形
成部40が形成した画像に対して第2の画像形成部50
で形成された画像が中間転写ベルト1の走行方向に対し
て進んで転写された場合には、cの露光信号LEDEn
2の出力タイミングをbの露光信号LEDEn1に対し
て遅らせることで色ずれが解消されることがわかる。
【0152】以上述べた実施の形態3は、プリンタで形
成されたカラー画像の状態を見ながら、ユーザが、カラ
ー画像の色ずれを修正することができる。したがって、
よりプリンタの状態に即した色ずれの修正ができるよう
になる。
【0153】(実施の形態4)ところで、ビットマップ
フォントで画像を形成した場合、副走査方向に延びる線
があると、この線の輪郭にいわゆるジャギーと呼ばれる
ギザギザが生じることが知られている。実施の形態4
は、画像データを蓄積する画像データメモリをさらに有
し、ここに蓄積された画像データに応じて画像形成部が
画像を形成するタイミングを調整することができるよう
にし、このようなジャギーを緩和してより画像の品質を
高めるものである。
【0154】図18は、実施の形態4のプリンタの構成
を説明するための図である。また、図19は、図18の
プリンタで授受される信号を説明する図である。なお、
実施の形態4のプリンタは、実施の形態3で説明した図
13のプリンタとほぼ同様のものを用いている。このた
め、図18に示したプリンタのうち、図13に示したプ
リンタと同様の構成については同じ符号を付し、説明を
一部略すものとする。
【0155】図18のプリンタは、画像形成を実行する
実行部102と、実行部102を制御する制御部203
に大別される。実行部102は、中間転写ベルト1と、
中間転写ベルト1の表面に沿うように設けられた第1の
画像形成部40と第2の画像形成部50とを有してい
る。
【0156】一方、制御部203は、前述した第1の画
像形成部40および第2の画像形成部50に対して、画
像形成のタイミングを指示する同期信号LSyncを発
生する信号発生部47と、信号発生部47が発生する同
期信号LSyncに基づいて第1の画像形成部40、第
2の画像形成部50を制御する画像形成制御部45とを
有している。
【0157】このような実施の形態4の信号発生部47
は、画像データを蓄積する画像データメモリ70と接続
していて、画像データメモリ70に蓄積された画像デー
タを認識する。そして、この画像データに副走査方向に
延びる線がある場合、すなわち、副走査方向に連続して
同一のデータがある場合、連続するデータの開始端およ
び終了端で露光のタイミングを変化させている。なお、
プリンタは、一般的に画像データを蓄積するメモリを備
えていることから、このメモリを画像データメモリ70
として使用することも可能である。
【0158】このような処理を、図19でより具体的に
説明する。図19は、縦軸に信号の出力タイミングを、
横軸に時間を示しており、また、aは同期信号LSyn
c、bは露光信号LEDEnを示したものである。な
お、図19中に示したtmは、通常の露光信号LEDE
nを出力するときの同期信号LSyncからの経過時
間、tsは、開始端で露光の信号LEDEnを出力する
ときの同期信号LSyncからの経過時間、tfは、終
了端で露光の信号LEDEnを出力するときの同期信号
LSyncからの経過時間をそれぞれ示している。この
とき、tm、ts、tfの関係は、tf<tm<tsと
する。
【0159】すなわち、信号発生部47は、連続するデ
ータの開始端では、露光信号LEDEnを他の箇所より
も遅れて出力し、また、連続するデータの終了端では、
露光信号LEDEnを他の箇所よりも早く出力するよう
にする。このことによって副走査方向に延びる線の輪郭
では、画像を構成するビットが他の部分よりも近接して
配置されることになり、ジャギーの発生が緩和されるよ
うになる。
【0160】以上述べた実施の形態4は、ビットフォン
トマップで画像データを出力するとき、出力された画像
データの輪郭に発生するジャギーを緩和し、より高品質
の画像を形成することができる、いわゆるRET(Re
solution Enhancement Tech
nology)効果を得ることができる。
【0161】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、以下の
効果を有する。すなわち、請求項1にかかる画像形成装
置は、少なくとも2色以上の画像形成が可能な画像形成
手段に対して画像形成のタイミングを指示するタイミン
グ指示信号を、中間転写体の所定位置を示すマークが検
出するたびに初期化する。このため、タイミング指示信
号は、中間転写ベルトの所定の位置が所定の位置を通過
するたびに新たにカウントされることになる。したがっ
て、例え中間転写体の長さが設計時から変化したとして
も、この変化が画像形成のタイミングに与える影響が小
さくなる。このため、画像の転写位置のずれを防ぎ、よ
り高品質の画像を形成できる。
【0162】また、請求項2にかかる画像形成装置は、
タイミング指示信号発生手段と、マークとをそれぞれ複
数備え、連続して複数の画像を形成する場合、複数の画
像のそれぞれをタイミング指示信号発生手段のうちのい
ずれか一つと対応させ、対応する前記タイミング指示信
号発生手段が発生するタイミング指示信号にしたがって
各画像を形成する。このため、連続してカラー画像を形
成する場合にも、中間転写体の長さの変化が画像形成の
タイミングに与える影響を抑え、転写位置のずれが少な
い高品質の画像をより高速度で形成できる。
【0163】また、請求項3にかかる画像形成装置は、
非走査型の露光光源を有する複数の画像形成手段に画像
形成のタイミングを指示する画像形成タイミング指示手
段が、前記画像形成手段が画像を形成するタイミングを
必要に応じて調整することが可能である。このため、形
成されたカラー画像が色ずれしている場合、これを調整
しながら最適な画像形成のタイミングを設定することが
できる。したがって、画像形成装置の状態に即して画像
形成の条件を設定できる。
【0164】また、請求項4にかかる画像形成装置は、
画像形成タイミング指示手段は、画像形成手段のうちの
少なくとも一つの画像形成手段が画像を形成するタイミ
ングに応じて他の画像形成手段が画像を形成するタイミ
ングを調整することにより、複数の画像形成部間の重ね
転写の位置ずれを低減することができる。
【0165】また、請求項5にかかる画像形成装置は、
画像形成手段の画像形成のタイミングを調整するタイミ
ング調整手段を独立に備えたことにより、ユーザ側で簡
易に画像形成のタイミングを調整でき、より画像形成装
置の使い勝手を高めることができる。
【0166】また、請求項6にかかる画像形成装置は、
画像データを蓄積する画像データ蓄積手段をさらに有
し、ここに蓄積された画像データに応じて前記画像形成
手段が画像を形成するタイミングを調整する。このた
め、ビットマップフォントで画像を形成する場合、形成
される画像のジャギーを緩和するRET効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像形成装置において、
画像形成を実行する実行部の全体の構成を説明するため
の図である
【図2】図1に示した構成で行われる一般的な画像形成
プロセスを説明するための図である。
【図3】図1に示した画像形成装置で行われる一般的な
画像形成プロセスを説明するための他の図である。
【図4】本発明の実施の形態1の画像形成装置を説明す
るためのブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態1の画像形成装置で授受さ
れる信号を説明する図である。
【図6】本発明の実施の形態1の画像形成装置で授受さ
れる信号を説明する他の図である。
【図7】本発明の実施の形態1で行われる、カラー画像
形成の一連の処理を説明するフローチャートである。
【図8】図7に示したフローチャートを開始する際の同
期信号を発生する処理を例示するフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施の形態2の画像形成装置を説明す
るためのブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態2の画像形成装置で授受
される信号を説明する図である。
【図11】本発明の実施の形態2で行われる、カラー画
像形成の一連の処理を説明するフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態2で行われる、カラー画
像形成の一連の処理を説明するフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態3の画像形成装置を説明
するためのブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態3の画像形成装置で授受
される信号を説明する図である。
【図15】本発明の実施の形態3の画像形成装置で授受
される信号を説明する他の図である。
【図16】本発明の実施の形態3の画像形成装置で授受
される信号を説明する他の図である。
【図17】本発明の実施の形態3の画像形成装置で授受
される信号を説明する他の図である。
【図18】本発明の実施の形態4の画像形成装置を説明
するためのブロック図である。
【図19】本発明の実施の形態4の画像形成装置で授受
される信号を説明する図である。
【図20】中間転写体を備えたカラープリンタの一般的
な構成を示した図である。
【符号の説明】
1、4 中間転写ベルト 2a 駆動ローラ 2b 駆動ローラ 3、30 マーク 5 ベルトマークセンサ 10、40 第1の画像形成部 11 第1の書き込み手段 12 第1の現像装置 13 第1の帯電器 14 第1の感光体ドラム 15、35、45 画像形成制御部 17、27、37、47 信号発生部 18 分別手段 20、50 第2の画像形成部 21 第2の書き込み手段 22 第2の現像装置 23 第2の帯電器 24 第2の感光体ドラム 36 タイミングメモリ 38 露光タイミング調整部 39 画像データメモリ 41、51 アレイ 44 レジストローラ 48 加圧ローラ 52 剥離用爪 53 排紙トレイ 54 排紙ローラ対 55 排気ファン 60 テンションローラ 61 クリーニング装置 70 画像データメモリ 91 給紙コロ 96 電装基板 100 実行部 200、201、202、203 制御部 211、239、239’ 転写ローラ 221、231 クリーニング手段 232、233、234、235 現像ローラ 237 揺動体 241、242 転写ブラシ 245 転写部 247 加熱ローラ 250 定着装置 251 塗布ローラ 255 給紙装置 300 中間転写ベルトユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/16 G03G 15/16 Fターム(参考) 2C058 AB17 AC08 AC16 AE02 AE09 2C087 AA13 AA15 AC08 BA03 BA07 BC02 BC03 BD05 BD31 2H027 DA38 DE07 DE09 EB04 EC03 EC06 EC07 EC09 ED02 ED04 ED06 EE01 EE02 FD08 2H032 AA05 AA15 BA09 BA18 BA23 CA02 CA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面上に所定の位置を示すマークを備え
    る中間転写体と、 前記中間転写体上の前記マークを検出するマーク検出手
    段と、 前記中間転写体上に少なくとも2色以上の画像形成が可
    能な画像形成手段と、 前記画像形成手段に対して、画像形成のタイミングを指
    示する信号であるタイミング指示信号を発生するタイミ
    ング指示信号発生手段と、 を有してなり、 前記タイミング指示信号は、前記マーク検出手段が前記
    マークを検出するたびに初期化されることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記タイミング指示信号発生手段と、前
    記タイミング指示信号発生手段に対応してタイミング指
    示信号を初期化する前記マークとをそれぞれ複数備え、 前記画像形成手段は、連続して複数の画像を形成する場
    合、複数の画像のそれぞれを前記タイミング指示信号発
    生手段のうちのいずれか一つと対応させ、各画像を、対
    応する前記タイミング指示信号発生手段が発生するタイ
    ミング指示信号にしたがって形成することを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 中間転写体を備えた画像形成装置であっ
    て、 非走査型の露光光源を有する複数の画像形成手段と、 複数の前記画像形成手段のそれぞれに画像形成のタイミ
    ングを指示する画像形成タイミング指示手段と、 を有してなり、 前記画像形成タイミング指示手段は、前記画像形成手段
    が画像を形成するタイミングを必要に応じて調整するこ
    とが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成タイミング指示手段は、前
    記画像形成手段のうち、少なくとも一つの画像形成手段
    が画像を形成するタイミングに応じて他の画像形成手段
    が画像を形成するタイミングを調整することを特徴とす
    る請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成タイミング指示手段は、前
    記画像形成手段の画像形成のタイミングを調整するタイ
    ミング調整手段を独立に有することを特徴とする請求項
    3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段によって形成される画
    像のデータを蓄積する画像データ蓄積手段をさらに有
    し、 前記画像形成タイミング指示手段は、前記画像データ蓄
    積手段に蓄積された画像データに応じて前記画像形成手
    段が画像を形成するタイミングを調整することを特徴と
    する請求項3に記載の画像形成装置。
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